JPH11153570A - 酸素センサ - Google Patents

酸素センサ

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JPH11153570A
JPH11153570A JP9336368A JP33636897A JPH11153570A JP H11153570 A JPH11153570 A JP H11153570A JP 9336368 A JP9336368 A JP 9336368A JP 33636897 A JP33636897 A JP 33636897A JP H11153570 A JPH11153570 A JP H11153570A
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JP
Japan
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casing
lead wire
connector
detection element
socket
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Application number
JP9336368A
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English (en)
Inventor
Atsushi Matsuda
篤士 松田
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸素センサの交換を、ケーシングと検出素子
との組立体を交換部品とし、ワイヤハーネスを非交換部
品としたから、交換作業の作業効率を高める。 【解決手段】 ケーシング11には、検出素子13、雄
ねじ12、端子ピン17A,18A等が設けられ、ワイ
ヤハーネス26を構成するリード線27A,27B,2
8の先端には、ソケット22と雌ねじキャップ34が設
けられている。端子ピン17A,18Aとソケット22
でコネクタ21を構成し、雄ねじ12と雌ねじキャップ
34で固定具33を構成する。そして、コネクタ21を
電気的に接続した上で、固定具33を締着することによ
り、検出素子13とリード線27A,27B,28とを
電気的に接続した状態を保持する。一方、雄ねじ12か
ら雌ねじキャップ34を取外すことにより、リード線2
7A,27B,28に対しケーシング11側を分離し、
交換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の排
気ガス中の酸素濃度を検出するのに用いて好適な酸素セ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等のエンジンでは、空燃
比を最適にフィードバック制御するため、排気管等に酸
素センサ(O2 センサ)を取付け、エンジンの運転中に
は、この酸素センサにより排気ガス中の酸素濃度を常時
検出している。
【0003】そこで、この種の従来技術による酸素セン
サを図4に基づいて説明する。1は酸素センサの本体を
構成するケーシングで、該ケーシング1は、先端側外周
側にはおねじ部2が形成され、該おねじ部2の基端側に
は大径な六角部3が形成され、基端側は有底筒状のカバ
ー4となっている。また、ケーシング1の先端には複数
個の窓部5Aを有するプロテクタ5が設けられ、該プロ
テクタ5は検出素子とセラミックスヒータ(いずれも図
示せず)を保護するものである。そして、ケーシング1
は検出素子を自動車用エンジンの排気管(図示せず)内
に突出すべく、おねじ部2を排気管に螺着している。
【0004】6はケーシング1に接続されたワイヤハー
ネスで、該ワイヤハーネス6は、セラミックスヒータに
外部から給電を行うプラス側の給電用リード線7A、マ
イナス側の給電用リード線7B(全体として給電用リー
ド線7という)と、検出素子からの検出信号を外部に伝
達する出力用リード線8と、該各リード線7,8を束ね
る結束チューブ9と、前記各リード線7,8の先端側に
位置して接続された接続プラグ10とから構成されてい
る。
【0005】従来技術によるヒータ付き酸素センサは、
上述した如き構成を有するもので、次に、当該酸素セン
サを車両に実装した場合の酸素濃度検出動作について説
明する。
【0006】まず、酸素センサのケーシング1はおねじ
部2によって車両の排気管等に螺着され、検出素子の先
端側を排気管内へと突出させた状態で固定される。そし
て、エンジンの駆動時に排気管内を排気ガスが流れ検出
素子の周囲に流入させると、排気ガスと大気との間に大
きな濃度差が生じるから、検出素子には起電力が発生
し、この起電力は検出信号として、ワイヤハーネス6の
出力用リード線8と接続プラグ10を経由して外部のコ
ントロールユニット(図示せず)に出力される。そし
て、コントロールユニットでは、この検出信号に基づい
て空燃比をフィードバック制御する。
【0007】また、検出素子の内側にはセラミックスヒ
ータが設けられ、該セラミックスヒータにワイヤハーネ
ス6の給電用リード線7を経由して外部から通電するこ
とにより、該セラミックスヒータが発熱源となって検出
素子を内側から加熱し、該検出素子を例えば350℃程
度の温度まで昇温させて活性化し、正規の検出信号が検
出素子から出力されるのを補償している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による酸素センサでは、ワイヤハーネス6はケー
シング1に接続されているから、故障等により酸素セン
サを交換するときには、排気管のめねじ部からおねじ部
2を外してケーシング1を排気管から取外すと共に、ワ
イヤハーネス6の接続プラグ10をコントロールユニッ
ト側の接続プラグから取外さなければならず、その交換
作業が煩わしく、作業に時間を要するという問題があ
る。
【0009】また、酸素センサは、前述したような空燃
比制御のみでなく、排気管の途中に設けられた触媒の不
良検査に用いる場合があり、この場合には、酸素センサ
は自動車の床下に位置した排気管に接続される。このた
め、床下に配設された酸素センサを交換するときには、
小さい作業スペースしか確保することができず、より交
換作業の効率が低下してしまうという問題がある。
【0010】さらに、酸素センサの交換要因の殆どが、
ケーシング1側に設けた検出素子、セラミックスヒータ
等によるものであり、ワイヤハーネス6側の信号を伝達
するリード線7,8部分による交換は希である。しか
し、従来技術では、酸素センサを交換するときには、交
換作業が煩雑であるばかりでなく、センサ全部を交換し
なければならずコスト高になるという問題があった。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は交換作業の作業効率を高めるこ
とのできる酸素センサを提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明による酸素センサは、排気管に
着脱可能に取付けられたケーシングと、該ケーシングに
固定的に取付けられ、前記排気管内の酸素濃度の変化に
応じて検出信号を出力する検出素子と、該検出素子の基
端側とリード線の先端側との間に接続,離間可能に設け
られ、前記リード線に対して該検出素子を電気的に断続
するコネクタと、該コネクタによって前記検出素子とリ
ード線とを接続状態に保持するために、前記コネクタを
検出素子側とリード線側との間で分離可能に固定する固
定手段とから構成したことにある。
【0013】このような構成とすることにより、コネク
タによって検出素子の基端側とリード線の先端側との間
を接続し、固定手段によって検出素子とリード線とを電
気的に接続した状態で保持することができ、検出素子か
ら出力される検出信号は、コネクタとリード線を経由し
て外部に導出することができる。
【0014】しかも、固定手段を用いて、コネクタは検
出素子の基端側とリード線の先端側とに離間することが
でき、検出素子が損傷した場合、ケーシングと検出素子
との組立体を交換部品として、酸素センサの交換作業を
簡単に行うことができる。
【0015】請求項2の発明では、コネクタを、検出素
子の基端側に設けられた端子ピンと、該端子ピンと接
続,離間可能にリード線の先端側に設けられたソケット
とから構成したことにある。
【0016】このような構成とすることにより、リード
線の先端側に位置したソケットに対して検出素子の基端
側に位置した端子ピンを嵌着すると、コネクタを経由し
て検出素子とリード線を電気的に接続することができ
る。
【0017】請求項3の発明では、固定手段を、ケーシ
ング側に設けられた雄ねじと、コネクタのリード線側に
設けられ、該雄ねじに対し分離可能に締結される雌ねじ
キャップとから構成したことにある。
【0018】このような構成とすることにより、ケーシ
ング側の雄ねじに対してコネクタのリード線側の雌ねじ
キャップを締着すると、ケーシングとリード線を機械的
に固定することができ、このときコネクタを電気的に接
続することができる。
【0019】請求項4の発明では、コネクタを、検出素
子の基端側に設けられた端子ピンと、該端子ピンと接
続,離間可能に前記リード線の先端側に設けられたソケ
ットとから構成し、固定手段を、ケーシング側に設けら
れた雄ねじと、前記コネクタのソケット側に設けられ、
該雄ねじに対し分離可能に締結される雌ねじキャップと
から構成し、前記ソケットには前記検出素子の基端側端
面に当接するフランジを設け、前記雌ねじキャップの底
部には該雌ねじキャップをケーシングの雄ねじに締着し
たときに前記フランジに圧接されるシール部材を設けた
ことにある。
【0020】このような構成とすることにより、リード
線の先端側に位置したソケットに対して検出素子の基端
側に位置した端子ピンを嵌着すると、コネクタを経由し
て検出素子とリード線を電気的に接続することができ
る。また、ケーシング側の雄ねじに対してコネクタのソ
ケット側の雌ねじキャップを締着すると、ケーシングと
リード線を機械的に固定することができ、このときコネ
クタを電気的に接続することができる。さらに、ケーシ
ング側の雄ねじに対してソケット側の雌ねじキャップを
締着すると、検出素子の端面はフランジを挟んでシール
部材を圧接し、該シール部材によって、雌ねじキャップ
と検出素子との密閉性を高めることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態
を、図1ないし図3を参照しつつ詳細に説明する。な
お、本実施の形態では前述した従来技術と同一の構成要
素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0022】11は排気管(図示せず)に着脱可能に取
付けられるケーシングで、該ケーシング11は、例えば
ステンレス鋼等の金属材料により段付筒状に形成され、
先端側外周に排気管に螺着される取付用のおねじ部11
Aが形成され、その先端側には後述のプロテクタ20が
嵌合される小径筒部11Bが形成されている。また、基
端側外周には大径な六角部11Cが形成され、基端面に
は後述する検出素子13、セラミックスヒータ14、絶
縁筒体15等を順次挿嵌した状態でかしめ固定するかし
め部11Dが設けられている。さらに、先端側内周には
検出素子13が挿嵌する小径穴部11Eが形成され、該
小径穴部11Eの基端側には、該小径穴部11Eよりも
若干大径となって検出素子13の基端側が取付けられる
中径穴部11Fが形成され、基端側内周には後述する絶
縁筒体15が挿嵌される大径穴部11Gが形成され、小
径穴部11E、中径穴部11F、大径穴部11Gの間は
順次拡径している。そして、ケーシング11は検出素子
13を自動車等のエンジンの排気管(図示せず)内に突
出すべく、おねじ部11Aが排気管に螺着されている。
【0023】12はケーシング11の六角部11Cとか
しめ部11Dとの間に位置してケーシング11の外周側
に設けられた雄ねじで、該雄ねじ12は後述する固定具
33の一方の要素として構成され、該雄ねじ12には雌
ねじキャップ34の雌ねじ34Dが螺着される。
【0024】13は検出素子で、該検出素子13は基端
側がケーシング11の中径穴部11F内に取付けられ、
先端側が小径穴部11E内を挿通してケーシング11外
へと突出した状態でケーシング11に固定的に取付けら
れている。ここで、検出素子13は、酸化ジルコニウム
等のセラミックス材料によって有底筒状のジルコニアチ
ューブにより形成されている。また、検出素子13の
内,外面には内側電極と外側電極(いずれも図示せず)
が設けられ、内側電極は後述するコンタクトプレート1
8の環状部18Bに接続され、外側電極はワッシャを経
由してケーシング11等によりアースに接続されてい
る。そして、検出素子13は外側の排気ガスと内側の大
気との間で酸素濃度に差が生じると、この酸素濃度差に
基づき、内側電極と外側電極との間に検出信号となる起
電力が発生する。
【0025】14は後述する絶縁筒体15とヒータ支持
体16とによってケーシング11内に位置決めされ、先
端側が検出素子13内を軸方向に延びたセラミックスヒ
ータで、該セラミックスヒータ14は、例えばアルミナ
等のセラミックス材料により小径のロッド状に形成され
たヒータコアに曲面印刷等の手段でヒータパターンを形
成したものである。
【0026】15はケーシング11内に配設された絶縁
筒体で、該絶縁筒体15は例えばアルミナ等のセラミッ
クス材料によって底部15Aを有する段付の有底筒状に
形成され、ケーシング11の大径穴部11G内に挿嵌さ
れ、外周側にはディスクスプリング19に係合する環状
段部15Bが形成されている。そして、底部15Aには
例えば120度程度の角度間隔をもって後述する端子ピ
ン17A,18Aが挿通されるピン挿通孔15C(2個
のみ図示)が穿設されている。また、底部15Aは、セ
ラミックスヒータ14を軸方向に位置決めしている。
【0027】16はケーシング11の大径穴部11G内
に配設されたヒータ支持体で、該ヒータ支持体16は絶
縁筒体15と同様に例えばアルミナ等のセラミックス材
料によって形成され、絶縁筒体15に対するセラミック
スヒータ14の径方向への位置決めを行っている。
【0028】17,17は絶縁筒体15のピン挿通孔1
5Cを経由して挿通された一対のコンタクトスプリング
(一方のみ図示)で、該各コンタクトスプリング17は
一端側がコンタクトプレート18と共に絶縁筒体15の
底部15A内に、例えば120度程度の角度間隔をもっ
て配設され、その先端は後述するコネクタ21の一方の
要素を構成する端子ピン17Aとなって底部15Aから
突出している。また、各コンタクトスプリング17の基
端側は、絶縁筒体15内でセラミックスヒータ14の各
ターミナル部に当接している。そして、各コンタクトス
プリング17は、セラミックスヒータ14のヒータパタ
ーンに後述の給電用リード線27を経由して外部から通
電を行うことにより、セラミックスヒータ14を検出素
子13内で発熱させる。
【0029】18はコンタクトプレートで、該コンタク
トプレート18は、絶縁筒体15内に挿通され、その先
端は後述するコネクタ21の一方の要素を構成する端子
ピ18Aとなっている。そして、端子ピン18Aは、ピ
ン挿通孔15C内を挿通して底部15Aから突出し、基
端側が環状部18Bとなって検出素子13の端面に当接
している。また、コンタクトプレート18は、検出素子
13から出力される検出信号を出力用リード線28に導
出する。
【0030】19はケーシング11のかしめ部11Dと
絶縁筒体15の環状段部15Bとの間に配設されたディ
スクスプリングで、該ディスクスプリング19は絶縁筒
体15を軸方向に押圧することによって、コンタクトプ
レート18の環状部18Bを検出素子13の内側電極に
強く接触させると共に、絶縁筒体15と検出素子13等
をケーシング11に対して位置決めしている。
【0031】20はケーシング11から突出する検出素
子13の先端部分を保護すべくケーシング11に取付け
られた有蓋筒状のプロテクタで、該プロテクタ20には
長孔状の窓部20A,20A,…が形成され、該各窓部
20Aは排気管内を流れる排気ガスを検出素子13の周
囲に導くものである。
【0032】21は検出素子13の基端側とリード線2
7,28の先端側との間に接続,離間可能に設けられた
コネクタで、該コネクタ21は、検出素子13の基端側
に設けられた端子ピン17Aと、セラミックスヒータ1
4の基端側に設けられた端子ピン18Aと、該端子ピン
17A,18Aと接続,離間可能に前記リード線27,
28の先端側に設けられた後述するソケット22とから
構成されている。そして、該コネクタ21は、リード線
27に対して検出素子13を電気的に断続させ、リード
線28に対してセラミックスヒータ14を電気的に断続
させるものである。
【0033】22はコネクタ21の他方の要素をなすソ
ケットで、該ソケット22は、例えばアルミナ等のセラ
ミックス材料により円柱状に形成され、先端側に位置し
たフランジ23Aと軸方向に延びる3本の端子挿入孔2
3B(2個のみ図示)を有するソケット本体23と、該
ソケット本体23の各端子挿入孔23B内にそれぞれ挿
入された略円筒状の端子部材24,25とから大略構成
されている。
【0034】26はワイヤハーネスで、該ワイヤハーネ
ス26は、セラミックスヒータ14に外部から給電を行
うプラス側の給電用リード線27A、マイナス側の給電
用リード線27B(全体として給電用リード線27とい
う)と、検出素子13からの検出信号を外部に伝達する
出力用リード線28と、該各リード線27,28を束ね
る結束チューブ29と、前記各リード線27,28の基
端側に位置して接続された接続プラグ30とから大略構
成されている。また、給電用リード線27の先端側には
かしめ等の手段によりソケット22の端子部材24が接
続され、出力用リード線28の先端側にはかしめ等の手
段によりソケット22の端子部材25が接続されてい
る。
【0035】31はソケット22のフランジ23Aから
結束チューブ29近傍に掛けて形成された外側チューブ
で、該外側チューブ31は一側がソケット22のフラン
ジ23Aの側面に固着され、他側が各リード線27,2
8の途中に位置した円板状のゴムシール32に固着さ
れ、該ゴムシール32に形成した3個のリード線挿嵌孔
32A内にはそれぞれリード線27,28が挿嵌されて
いる。また、外側チューブ31の一側にはソケット22
が設けられ、他側にはゴムシール32が設けられている
から、外側チューブ31内に雨水等が浸入するのを防止
している。
【0036】33は固定手段としての固定具で、該固定
具33は、ケーシング11側に設けられた雄ねじ12
と、コネクタ21のソケット22側に設けられ、該雄ね
じ12に対し分離可能に締結される後述の雌ねじキャッ
プ34とから構成されている。そして、固定具33は、
コネクタ21を検出素子13側とリード線27,28側
との間で分離可能に固定するものである。
【0037】34は段付の有底筒状に形成され、前記固
定具33の他方の要素を構成する雌ねじキャップで、該
雌ねじキャップ34は、外周には六角部34Aが形成さ
れ、底部34Bの中心には外側チューブ31が挿通され
る挿通穴34Cが穿設され、開口部の内周面には雌ねじ
34Dが形成され、底部34B側には小径段部34Eが
形成されている。
【0038】35は雌ねじキャップ34の小径段部34
E内に収容されたシール部材で、該シール部材35は弾
性材料により環状に形成され、該シール部材35は、雌
ねじキャップ34の雌ねじ34Dをケーシング11の雄
ねじ12に螺着したとき、ソケット22のフランジ23
Aによって小径段部34Eとの間で圧接されるものであ
る。
【0039】このように構成される酸素センサにおいて
も、従来技術による酸素センサと同様に、接続プラグ3
0をコントロールユニット側の接続プラグに接続するこ
とにより、排気管内の酸素濃度の変化を検出信号として
コントロールユニットに出力することができ、該コント
ロールユニットでは、この検出信号に基づいて空燃比を
フィードバック制御している。
【0040】然るに、本実施の形態による酸素センサで
は、検出素子13の基端側に位置した端子ピン17A,
18Aと、リード線27,28の先端側に位置したソケ
ット22によってコネクタ21を構成しているから、端
子ピン17A,18Aをソケット22の端子部材24,
25に嵌着することにより、リード線28と検出素子1
3、リード線27とセラミックスヒータ14とをそれぞ
れ電気的に接続することができる。
【0041】また、ケーシング11の雄ねじ12と、コ
ネクタ21のソケット22側に設けた雌ねじキャップ3
4とによって固定具33を構成しているから、雄ねじ1
2に対して雌ねじキャップ34を締着することにより、
コネクタ21は検出素子13とリード線28、セラミッ
クスヒータ14とリード線27とをそれぞれ接続した状
態で保持することができる。
【0042】この結果、検出素子13は、コンタクトプ
レート18、端子ピン18A、端子部材25、出力用リ
ード線28を経由して接続プラグ30に接続することが
できる。また、セラミックスヒータ14は、コンタクト
スプリング17、端子ピン17A、端子部材24、給電
用リード線27を経由して接続プラグ30に接続するこ
とができる。
【0043】このとき、検出素子13の端面に位置した
絶縁筒体15の底部15Aが、ソケット22のフランジ
23Aに当接し、雌ねじキャップ34の小径段部34E
に収容したシール部材35は、ソケット22のフランジ
23Aによって圧接され、密閉性を高めることができ
る。これにより、雌ねじキャップ34の挿通穴34Cと
外側チューブ31との隙間から雌ねじキャップ34内に
雨水等が浸入するのを防止できる。
【0044】さらに、本実施の形態による酸素センサ
は、ケーシング11の雄ねじ12に対して雌ねじキャッ
プ34を分離可能に構成しているから、排気管に取付け
られるケーシング11と検出素子13との組立体を交換
部品とし、ワイヤハーネス26側を非交換部品とするこ
とができる。
【0045】これにより、酸素センサを交換するときに
は、ケーシング11の雄ねじ12から雌ねじキャップ3
4を取外した後に、コネクタ21の端子ピン17A,1
8Aからソケット22を離間させ、ケーシング11に対
してソケット22(ワイヤハーネス26側)を取外すこ
とができる。これにより、この酸素センサでは、ケーシ
ング11と検出素子13との組立体のみを排気管から簡
単に交換でき、作業時間の短縮を図り、作業効率を高め
ることができる。
【0046】一方、酸素センサが車両の床下に位置した
排気管に接続されている場合でも、前述したように、本
実施の形態による酸素センサは、ケーシング11と検出
素子13との組立体のみの交換で済むから、小さな作業
スペースであっても交換作業を行うことができる。
【0047】また、本実施の形態による酸素センサで
は、ケーシング11と検出素子13との組立体のみを交
換部品とし、ワイヤハーネス26側は非交換部品とした
から、該ワイヤハーネス26を共通部品として使用で
き、従来技術による酸素センサに比べてコスト低減を図
ることができる。
【0048】なお、実施の形態では、酸素センサにセラ
ミックスヒータ14を備えたヒータ付き酸素センサにつ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、セラミックスヒ
ータ14を備えていない酸素センサに用いてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の本発明に
よれば、検出素子の基端側とリード線の先端側との間に
は、リード線に対して検出素子を電気的に断続するコネ
クタを設け、該コネクタによって検出素子と信号線とを
接続状態に保持するために、コネクタを検出素子側とリ
ード線側との間で分離可能に固定する固定手段を設けた
から、固定手段とコネクタによって、検出素子とリード
線を電気的に接続した状態で保持することができ、検出
素子から出力される検出信号は、コネクタとリード線を
経由して外部に導出することができる。
【0050】しかも、酸素センサを交換するときには、
固定手段を用いて、検出素子側とリード線側とを分離す
ることにより、リード線側を非交換部品とし、排気管に
取付けられたケーシングと検出素子との組立体を交換部
品とし、ケーシングと検出素子との組立体を交換するこ
とができ、酸素センサの交換作業を簡単に行うことがで
きる。
【0051】請求項2の発明では、コネクタを、検出素
子の基端側に設けられた端子ピンと、該端子ピンと接
続,離間可能にリード線の先端側に設けられたソケット
とから構成したから、リード線側のソケットに対して検
出素子側の端子ピンを嵌着することにより、コネクタを
経由して検出素子とリード線を電気的に接続することが
できる。
【0052】請求項3の発明では、固定手段を、ケーシ
ング側に設けられた雄ねじと、コネクタのリード線側に
設けられ、該雄ねじに対して分離可能に締結される雌ね
じキャップとから構成したから、ケーシング側の雄ねじ
に対してリード線側の雌ねじキャップを螺着すると、ケ
ーシングとリード線を機械的に固定することができる。
このとき、コネクタの端子ピンはソケットに嵌着され、
検出素子とリード線はコネクタを経由して電気的に接続
することができる。
【0053】請求項4の発明では、コネクタを端子ピン
とソケットとから構成し、固定手段を雄ねじと雌ねじキ
ャップとから構成し、ソケットには検出素子の端面に当
接するフランジを設け、雌ねじキャップの底部には該雌
ねじキャップをケーシングの雄ねじに螺着したときに前
記フランジに圧接するシール部材を設けたから、固定手
段によって、ケーシング側の雄ねじに雌ねじキャップを
螺着すると、検出素子の端面はフランジを挟んでシール
部材を圧接し、該シール部材によって、雌ねじキャップ
と検出素子との密閉性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態による酸素センサを示
す外観図である。
【図2】実施の形態による酸素センサを示す縦断面図で
ある。
【図3】ケーシングにワイヤハーネスを接続する前の状
態を示す縦断面図である。
【図4】従来技術による酸素センサを示す外観図であ
る。
【符号の説明】
11 ケーシング 12 雄ねじ 13 検出素子 14 セラミックスヒータ 17 コンタクトスプリング 17A,18A 端子ピン 18 コンタクトプレート 21 コネクタ 22 ソケット 23A フランジ 24,25 端子部材 27 給電用リード線 28 出力用リード線 33 固定具(固定手段) 34 雌ねじキャップ 35 シール部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気管に着脱可能に取付けられたケーシ
    ングと、該ケーシングに固定的に取付けられ、前記排気
    管内の酸素濃度の変化に応じて検出信号を出力する検出
    素子と、該検出素子の基端側とリード線の先端側との間
    に接続,離間可能に設けられ、前記リード線に対して該
    検出素子を電気的に断続するコネクタと、該コネクタに
    よって前記検出素子とリード線とを接続状態に保持する
    ために、前記コネクタを検出素子側とリード線側との間
    で分離可能に固定する固定手段とから構成してなる酸素
    センサ。
  2. 【請求項2】 前記コネクタは、前記検出素子の基端側
    に設けられた端子ピンと、該端子ピンと接続,離間可能
    に前記リード線の先端側に設けられたソケットとから構
    成してなる請求項1記載の酸素センサ。
  3. 【請求項3】 前記固定手段は、前記ケーシング側に設
    けられた雄ねじと、前記コネクタのリード線側に設けら
    れ、該雄ねじに対し分離可能に締結される雌ねじキャッ
    プとから構成してなる請求項1または2記載の酸素セン
    サ。
  4. 【請求項4】 前記コネクタは、前記検出素子の基端側
    に設けられた端子ピンと、該端子ピンと接続,離間可能
    に前記リード線の先端側に設けられたソケットとから構
    成し、前記固定手段は、前記ケーシング側に設けられた
    雄ねじと、前記コネクタのソケット側に設けられ、該雄
    ねじに対し分離可能に締結される雌ねじキャップとから
    構成し、前記ソケットには前記検出素子の基端側端面に
    当接するフランジを設け、前記雌ねじキャップの底部に
    は該雌ねじキャップをケーシングの雄ねじに締着したと
    きに前記フランジに圧接されるシール部材を設けてなる
    請求項1記載の酸素センサ。
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