JP5169429B2 - 画像処理装置 - Google Patents

Description

本発明は、画像処理装置に関する。

印刷機能などを備えた画像処理装置が知られている。特に、印刷機能に加えてスキャナ機能やＦＡＸ機能などの多くの機能を兼ね揃えた複合型の装置は、オフィス内に限らず店内などにも設置されて広く普及している。

従来の複合型の画像処理装置において、コントロールパネルに「言語（Ｌａｎｇｕａｇｅ）」等の表示を持つ言語切替ボタンを設けておき、操作者がこれを押下してユーザインタフェイス（ＵＩ）画面上の表示言語を切り替える機能が知られている。表示言語切替指定は、例えば、コントロールパネルが何らかのトリガによって初期状態に復帰するまで保持される。

また、複合型の画像処理装置において、ネットワーク等を介して外部のコンピュータなどから印刷などのジョブを受け付ける装置も知られている。従来においては、画像処理装置の前に立ってコントロールパネルを使用するローカル操作者はスキャンやＦＡＸやコピー等の画像入力部（スキャナ部分）を利用するユーザであり、ネットワークプリント等はリモートから投げ込まれ、画像処理装置の前に人がいるか否かに関わらずバックグラウンドで処理されて出力されるものであった。このためバックグラウンドで実行中のプリント等のジョブに起因するエラーメッセージが、その時にコントロールパネルから指定された表示言語で表示されても特に問題視されることもなかった。

しかし、出力した用紙の置き忘れによる情報漏洩防止等を目的としたＩＣカード認証プリントが近年導入されるようになったことに伴い、ネットワークプリント等もコントロールパネルを使用するローカル操作を伴って実行されるようになった。これにより、スキャン（ＩＩＴ）とプリント（ＩＯＴ）の様に画像処理装置の異なるリソースを利用する機能の並列処理／並列ローカル操作や、先に述べたプリントジョブ処理中の認証状態の変化などにより、エラー等の発生時点で画像処理装置に設定されている表示言語と、そのエラー発生ジョブのオーナーが期待する表示言語がその場にいるにも関わらずずれる事態が生じるような状況変化が生じている。

また、従来はジョブ毎にそのオーナーである個人を特定するという考え方そのものがそれほど一般的ではなく、磁気カードにしろ個人認証にしろせいぜい画像処理装置の機能を使えるか否かの切り分けに使われていた。中には課金等の特別な目的のためにジョブ毎にそのオーナー個人を特定するよう構成されたシステムも存在するが、そのようなケースではエラー制御を簡便にするためにマルチタスク機能（並列処理）を停止するのが通常のやり方であった。

ちなみに、特許文献１には、利用者ごとに言語が異なる場合の切り替え操作を簡単にするために、暗証コードと言語を関連づけて登録しておき暗証コードの入力により複数の言語から１つの言語を選択的に表示する旨の技術が記載されている。また、特許文献２には、利用者ごとに言語が異なる場合の切り替え操作が煩雑なので、所定時間毎に異なる言語で表示を繰り返し切り替える旨の技術が記載されている。

しかし、特許文献１に記載された技術では、エラー等の発生時点で画像処理装置に設定されている表示言語とそのエラー発生ジョブのオーナーが期待する表示言語とが必ずしも一致するとは限らず、また、特許文献２に記載された技術では、ユーザが理解できる言語が表示されるまで待ち続けなければならないという問題がある。

特開２００２−７０２４号公報 特開２００２−７３２４１号公報

上記のように、画像処理装置の表示言語に関する技術がいくつか提案されている状況において、本願発明者は、画像処理装置の表示言語に関する改良技術について研究開発を重ねてきた。

本発明は、その研究開発の過程において成されたものであり、その目的は、各ジョブに関する表示情報をそのジョブの言語情報に対応した言語で表示させる技術を提供することにある。

上記目的を達成するために、本発明の好適な態様の画像処理装置は、複数のジョブを並列的に処理する機能を備えた画像処理装置であって、各ジョブを処理するジョブ処理部と、各ジョブに関する言語情報を受け付ける言語情報受付部と、各ジョブとそのジョブに関する言語情報とを対応付けて複数のジョブを管理するジョブ管理部と、各ジョブに関する表示情報をそのジョブの言語情報に対応した言語で表示させる表示制御部と、を有することを特徴とする。

上記態様によれば、各ジョブに関する表示情報をそのジョブの言語情報に対応した言語で表示させることが可能になる。これにより、例えば、ジョブに関するエラーメッセージなどをそのジョブを指示したユーザが望む言語で表示することなどが可能になる。

望ましい態様において、前記言語情報受付部は、ユーザから前記言語情報を受け付ける操作パネルを含む、ことを特徴とする。

望ましい態様において、前記言語情報受付部は、外部の情報処理装置から前記言語情報を受け付ける通信制御部を含む、ことを特徴とする。

望ましい態様において、各ジョブが処理される前に認証サーバから取得されるユーザ情報を用いてそのジョブに関するユーザ認証を行う認証処理部をさらに有し、前記言語情報受付部は、各ジョブに関する言語情報として、認証サーバから取得されるユーザ情報に含まれる言語情報を受け付け、前記ジョブ管理部は、ユーザから各ジョブの処理を指示されてそのユーザのユーザ認証が行われる際に、そのユーザのユーザ情報に含まれる言語情報とそのユーザから指示されたジョブとを対応付けて管理する、ことを特徴とする。

望ましい態様において、前記表示制御部は、エラーが発生した場合に、エラーが発生したジョブに関するエラーメッセージをそのジョブに対応した言語で表示させる、ことを特徴とする。

望ましい態様において、前記表示制御部は、エラーが発生した場合に、エラーが発生したジョブに関するエラーメッセージをそのジョブに対応した言語で表示させるとともに、前記操作パネルを利用しているユーザに対応した言語でエラーメッセージを表示させる、ことを特徴とする。

望ましい態様において、前記表示制御部は、各ジョブに関する表示情報として、そのジョブに関する処理の経過表示画面をそのジョブに対応した言語で表示させる、ことを特徴とする。

また上記目的を達成するために、本発明の好適な態様のプログラムは、コンピュータを、各ジョブを処理するジョブ処理手段、各ジョブに関する言語情報を受け付ける言語情報受付手段、各ジョブとそのジョブに関する言語情報とを対応付けて複数のジョブを管理するジョブ管理手段、各ジョブに関する表示情報をそのジョブの言語情報に対応した言語で表示させる表示制御手段、として機能させることを特徴とする。

本発明により、各ジョブに関する表示情報をそのジョブの言語情報に対応した言語で表示させることが可能になる。例えば、本発明の好適な態様によれば、ジョブに関するエラーメッセージなどをそのジョブを指示したユーザが望む言語で表示することなどが可能になる。

以下、本発明の好適な実施形態を説明する。

図１には、本発明の画像処理装置の好適な実施形態が示されており、図１は、画像処理装置１０を含んだシステムの全体構成図である。画像処理装置１０は、例えば、印刷機能やコピー機能やスキャナ機能やファクス機能や画像データ処理機能などのうちの少なくとも一つの機能を備えている。特に、これら複数の機能のうちの多くの機能を兼ね揃えた複合型の装置は、画像処理装置１０の一つの好適な代表例である。

印刷やコピーやスキャンなどのジョブは、ジョブ処理部１４において処理される。ジョブ処理部１４は、例えば紙やフィルムなどの媒体に記録された原稿画像を光学的に読み取って得られる信号をデジタルデータに変換して画像データを取得する読取モジュールや、例えば読取モジュールによって取得された画像データに対応した画像を紙などの媒体に印刷して出力する印刷モジュールを備えている。そして、ジョブに応じて読取モジュールや印刷モジュールなどが適宜制御されて印刷機能やコピー機能などが実現される。

画像処理装置１０は、画像入力部や印刷出力部などの処理機能を行う装置部分が重複しない複数のジョブを並列的に処理するマルチタスク機能を備えている。例えば、スキャン画像入力を実行している最中にネットワークを介して印刷出力ジョブを受け付けて印刷出力部から印刷ジョブを実行する機能や、画像入力部でスキャンした画像を印刷出力部で出力するコピージョブにおいて、一つのコピージョブのスキャン画像入力したコピージョブの印刷出力処理中に画像入力部の処理が完了している場合に次のコピージョブのスキャン画像入力処理を実行する機能などを備えている。そして、本実施形態においては、並列的に処理される複数のジョブについて、各ジョブごとにそのジョブに関する言語が対応付けられて、複数のジョブが管理される。

本実施形態の画像処理装置１０は、図１に示すように、ネットワーク５０を介してクライアントＰＣ２０やプリントサーバ３０や認証サーバ４０などに接続され、システムの一員として利用することができる。但し、画像処理装置１０は、当該装置単体で利用することも可能である。画像処理装置１０が単体で利用される場合には、図１の構成のうち、クライアントＰＣ２０やプリントサーバ３０や認証サーバ４０やネットワーク５０が省略されてもよい。さらに、画像処理装置１０内の通信制御部１７が省略されてもよい。

画像処理装置１０が単体で利用される場合、ユーザはコントロールパネル１１から印刷やコピーやスキャンのなどの機能の指示を入力する。コントロールパネル１１には、ユーザインタフェイス画面（ＵＩ画面）が表示され、そのＵＩ画面内に形成されるボタン表示などがユーザの指などにより操作されるタッチパネル機能が設けられている。ユーザは、ＵＩ画面に表示される印刷やコピーやスキャンなどの機能に対応したボタンを操作して目的のジョブを選択する。

本実施形態において、ユーザは、各ジョブごとに言語を選択する。例えば、コントロールパネル１１に表示されるＵＩ画面内に言語切替ボタンが設けられ、ユーザがその言語切替ボタンを操作することにより、コントロールパネル１１に言語リストが表示される。ユーザは、表示された言語リストの中から所望の言語を選択する。例えば、ユーザが日本語を理解できるのであれば日本語が選択され、ユーザが英語を望むのであれば英語が選択される。そして、ユーザからジョブの開始指示が入力されると、例えば、ジョブスタートボタンが操作されると、そのジョブに関する言語が確定する。

ジョブ管理部１２は、コントロールパネル１１を介してユーザから指示されたジョブを管理する。先に説明したように、画像処理装置１０は、コピーや印刷、スキャンなどの複数のジョブを並列的に処理するマルチタスク機能を実現する。そのため、ジョブ管理部１２は、並列的に処理される複数のジョブを管理する。さらに、本実施形態において、ジョブ管理部１２は、各ジョブとそのジョブに関する言語情報とを対応付けて複数のジョブを管理する。例えば、コントロールパネル１１を介した操作によりジョブに関する言語が確定すると、ジョブ管理部１２は、確定された言語とジョブとを対応付けてジョブリストを形成し、データ記憶部１３に記憶する。

図２は、ジョブ管理部１２によって形成されてデータ記憶部１３に記憶されるジョブリスト６０を説明するための図である。ジョブリスト６０には、画像処理装置１０によって現時点において並列的に処理されているジョブ（アクティブジョブ）の一覧が示されている。

「ジョブ番号」はジョブごとに付された番号であり、「ジョブ種」はジョブの種類を示している。また、「ユーザ名」はジョブを指示したユーザを示しており、「言語」はジョブに対応付けられた言語を示している。例えば、ジョブ番号００２のジョブは、ユーザＢによって指示されたスキャンジョブであり、このジョブには英語が対応付けられている。なお、図２においては、ジョブ番号００１〜００３までの３つのジョブを示しているが、アクティブジョブは４つ以上であってもよいし２つ以下であってもよい。

図１に戻り、ジョブ管理部１２は、ジョブリスト６０（図２）に基づいて、ジョブ処理部１４を適宜制御して、複数のアクティブジョブを並列的に処理させるマルチタスク機能を実現する。そして、本実施形態においては、各ジョブの処理にあたって、各ジョブに関する表示情報をそのジョブに対応した言語で表示させることができる。

例えば、図２のジョブリスト６０において、ジョブ番号００１のプリントジョブが印刷出力部である図１のジョブ処理部１４の印刷モジュールにおいて処理されており、それと並行して、ジョブ番号００２のスキャンジョブが画像入力部であるジョブ処理部１４の読取モジュールにおいて処理されている状況を想定する。

この状況で、ジョブ処理部１４の印刷モジュールにおいて何らかのエラーが発生した場合、つまりジョブ番号００１のプリントジョブに関するエラーが発生した場合、図１の表示処理部１５は、ジョブ番号００１のプリントジョブに対応付けられた言語で、つまり日本語でエラーメッセージを形成する。そして、形成されたエラーメッセージがコントロールパネル１１に表示される。なお、画像入力部でスキャン機能実行中に原稿のジャムが発生する等によりジョブ番号００２のスキャンジョブに関するエラーが発生した場合には、ジョブ番号００２のスキャンジョブに対応付けられた英語でエラーメッセージが形成される。さらに、図１の通信制御部１７において機械的な障害が発生した場合、この障害により影響を受けるジョブとしては、通信制御部１７を介して印刷ジョブを受け取るジョブ番号００１のプリントジョブと、通信制御部１７を介してＦＡＸを送信するジョブ番号００３のＦＡＸ印刷ジョブとであり、この場合、ジョブ番号００１とジョブ番号００３に対応づけられた言語である日本語と中国語とで同一内容のエラーメッセージが形成される。

このように、本実施形態においては、マルチタスク処理されている複数のジョブに含まれる各ジョブにエラーが発生した場合に、そのジョブに対応した言語で、つまり、そのジョブを指示したユーザが所望する言語でエラーメッセージを表示することができる。そのため、例えば、仮にエラーが発生した時点で画像処理装置１０に別の言語が設定されている場合においても、エラーメッセージについてはそのエラーを引き起こしたジョブに対応した言語で表示される。

なお、エラーメッセージに換えて、あるいはエラーメッセージに加えて、ジョブに関する処理の経過表示画面を形成してもよい。その場合においても、あるジョブに関する経過表示画面内の言語は、そのジョブに対応する言語で表示される。

以上のとおり、画像処理装置１０は単体で利用することができる。さらに、本実施形態において、画像処理装置１０は、ネットワーク５０を介してクライアントＰＣ２０やプリントサーバ３０や認証サーバ４０などに接続され、システムの一員として利用することができる。

図１に示すシステムにおいて、ユーザは、クライアントＰＣ２０を介して、画像処理装置１０に対して印刷やＦＡＸなどの処理を指示することができる。さらに、クライアントＰＣ２０から画像処理装置１０に対して印刷などの処理を指示する際には、置き忘れによる情報漏洩防止等を目的として、認証サーバ４０を利用したユーザ認証が行われる。

例えば、ユーザがクライアントＰＣ２０を利用して画像処理装置１０に対して印刷（プリント）ジョブの処理を指示すると、その印刷ジョブがプリントサーバ３０に送られてプリントサーバ３０に保留される。つまり、画像処理装置１０に直ちに印刷を処理させずに、印刷ジョブがいったんプリントサーバ３０に保留される。

プリントサーバ３０に保留された印刷ジョブを画像処理装置１０に実行させる場合、ユーザは、画像処理装置１０の設置場所に移動し、ユーザ認証用のＩＣカード等を用いて、また、画像処理装置１０のコントロールパネル１１を適宜利用して、ユーザ認証を行う。

例えば、画像処理装置１０の図示しないＩＣ読み取りデバイスがＩＣカードの内容を読み取り、そのＩＣカードを所有するユーザのユーザＩＤなどを確認する。画像処理装置１０の認証処理部１６は、通信制御部１７とネットワーク５０を介して、認証サーバ４０から、ユーザＩＤに対応したユーザ情報を取得し、正規に登録されたユーザのものか否かを確認する。そして、正規に登録されたユーザであることが確認されると、そのユーザが認証ログインされ、そのユーザの操作に応じてプリントサーバ３０に保留された印刷ジョブが画像処理装置１０において実行される。同じユーザに関する複数の印刷ジョブがプリントサーバ３０に保留されている場合には、それら複数の印刷ジョブのリストが画像処理装置１０のコントロールパネル１１に表示され、ユーザが必要な印刷ジョブを選択するようにしてもよい。

上記のようにユーザ認証を行ってから印刷ジョブを実行する態様において、画像処理装置１０は、認証サーバ４０から取得されるユーザ情報に含まれる言語情報を用いて各ジョブと言語との対応付けを行う。例えば、認証サーバ４０に正規のユーザのユーザ情報を登録する際に、そのユーザが所望する言語の言語情報をユーザ情報に含めて登録しておく。認証処理部１６は、認証サーバ４０から、ユーザＩＤに対応したユーザ情報を取得して正規に登録されたユーザのものか否かを確認する際に、ユーザ情報に含まれる言語情報も確認する。そして、認証されたユーザからの操作に応じて印刷ジョブが選択されると、ジョブ管理部１２は、その印刷ジョブとそのユーザのユーザ情報に含まれていた言語とを対応付けて、図２と同様なジョブリスト６０を形成する。ユーザ情報に含まれる言語情報を利用して各ジョブと言語とを対応付けることにより、言語を選択するためのユーザ操作を省略することが可能になる。

装置単体の場合と同様に、ユーザ認証を行ってから印刷ジョブなどを実行する態様においても、マルチタスク処理されている複数のジョブに含まれる各ジョブにエラーが発生した場合に、そのジョブに対応した言語で、つまり、そのジョブを指示したユーザが所望する言語でエラーメッセージを表示する。

なお、異なる言語に対応した複数のジョブがマルチタスク処理されている状態で、複数のジョブのうちの１つのジョブにエラーが発生した場合には、その時にアクティブジョブとなっている複数のジョブに関する全ての言語でエラーメッセージを表示してもよい。さらに、エラー発生時点において画像処理装置１０に認証ログインしているユーザに対応する言語や、画像処理装置１０のコントロールパネルを操作しているユーザが設定した言語や、画像処理装置１０にデフォルト設定されている言語でエラーメッセージを表示するとともに、エラー処理が発生したジョブに対応した言語もエラーメッセージを表示してもよい。これにより、仮にエラーを起こしたジョブのユーザ以外の人が表示を見つけたときでも、その内容が理解できるようになる。同時並行ジョブは通常の利用状態では２〜３程度であり認証ログインしているユーザ数も限られるため、画像処理装置１０が持つ全ての言語でメッセージを表示する場合に比べて、不必要な言語の表示を減らすことができる。

また、クライアントＰＣ２０から印刷ジョブやＦＡＸジョブを出力する際に、クライアントＰＣ２０のプリンタドライバなどで言語指定を行い、その言語指定に応じて画像処理装置１０において各ジョブと言語とを対応付けてもよい。さらに、クライアントＰＣ２０のＯＳ情報（日本語ＯＳ、英語ＯＳ等）を利用して画像処理装置１０において各ジョブと言語とを対応付けてもよいし、ユーザが任意に指定するフィールドを設けて言語指定するようにしてもよい。これにより、仮に認証サーバ４０のユーザ情報に言語情報が含まれていない場合においても、ユーザによるコントロールパネル１１を利用した言語切替操作を省略することが可能になる。

ちなみに、図１の画像処理装置１０は、ＣＰＵ、メモリ、ハードディスクなどのコンピュータのハードウェア構成を備えている。そして、これらのハードウェア構成と、画像処理装置１０の機能を実現するためのソフトウェア（プログラム）とが協働することによって、図１に示すコントロールパネル１１、ジョブ管理部１２、データ記憶部１３、ジョブ処理部１４、表示処理部１５、認証処理部１６、通信制御部１７の各機能を実現する。例えばプログラムに従って動作するＣＰＵがメモリなどを利用することにより、ジョブ管理部１２、ジョブ処理部１４、表示処理部１５、認証処理部１６、通信制御部１７などの機能が実現され、また例えばハードディスクやメモリがデータ記憶部１３として機能する。

なお、画像処理装置１０の機能を実現するためのプログラムは、例えば、光ディスクなどの記憶媒体に記憶されてその記憶媒体を介して画像処理装置１０に読み取られてもよいし、ネットワーク５０などを介して画像処理装置１０に提供されてもよい。

以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、上述した実施形態は、あらゆる点で単なる例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。本発明は、その本質を逸脱しない範囲で各種の変形形態を包含する。

本発明に係る画像処理装置を含んだシステムの全体構成図である。 ジョブリストを説明するための図である。

符号の説明

１０ 画像処理装置、１１ コントロールパネル、１２ ジョブ管理部、１３ データ記憶部、１４ ジョブ処理部、１５ 表示処理部、１６ 認証処理部、１７ 通信制御部、２０ クライアントＰＣ、３０ プリントサーバ、４０ 認証サーバ、５０ ネットワーク、６０ ジョブリスト。

Claims (8)

1. 複数のジョブを並列的に処理する機能を備えた画像処理装置であって、
   各ジョブを処理するジョブ処理部と、
   各ジョブに関する言語情報を受け付ける言語情報受付部と、
   各ジョブとそのジョブに関する言語情報とを対応付けて複数のジョブを管理するジョブ管理部と、
   各ジョブに関する表示情報をそのジョブの言語情報に対応した言語で表示させる表示制御部と、
   を有し、
   前記言語情報受付部は、ユーザから前記言語情報を受け付ける操作パネルを含み、
   前記表示制御部は、
   並列的に処理されている複数のジョブのいずれかにエラーが発生した場合に、エラーが発生したジョブに関するエラーメッセージをそのジョブに対応した言語で表示させるとともに、
   前記並列的に処理されている複数のジョブのいずれかが前記操作パネルを利用しているユーザのジョブであり、前記操作パネルを利用しているユーザのジョブに対応した言語でエラーメッセージを表示させる、
   ことを特徴とする画像処理装置。
2. 複数のジョブを並列的に処理する機能を備えた画像処理装置であって、
   各ジョブを処理するジョブ処理部と、
   各ジョブが処理される前に認証サーバから取得されるユーザ情報を用いてそのジョブに関するユーザ認証を行う認証処理部と、
   前記認証サーバから取得されるユーザ情報に含まれる言語情報を受け付ける言語情報受付部と、
   各ジョブと前記言語情報受付部で受け付けたそのジョブに関する言語情報とを対応付けて複数のジョブを管理するジョブ管理部と、
   各ジョブに関する表示情報をそのジョブの言語情報に対応した言語で表示させる表示制御部と、
   を有し、
   前記表示制御部は、
   並列的に処理されている複数のジョブのいずれかにエラーが発生した場合に、エラーが発生したジョブに関するエラーメッセージをそのジョブに対応した言語で表示させるとともに、
   前記並列的に処理されている複数のジョブのいずれかが、前記エラーが発生した時点において、前記ユーザ認証により正規に登録されていることが確認されて認証ログインしているユーザのジョブであり、前記エラーが発生した時点において、前記ユーザ認証により正規に登録されていることが確認されて認証ログインしているユーザに対応した言語でエラーメッセージを表示させる、
   ことを特徴とする画像処理装置。
3. 請求項１または２に記載の画像処理装置において、
   前記言語情報受付部は、外部の情報処理装置から前記言語情報を受け付ける通信制御部を含む、
   ことを特徴とする画像処理装置。
4. 請求項１に記載の画像処理装置において、
   各ジョブが処理される前に認証サーバから取得されるユーザ情報を用いてそのジョブに関するユーザ認証を行う認証処理部をさらに有し、
   前記言語情報受付部は、各ジョブに関する言語情報として、認証サーバから取得されるユーザ情報に含まれる言語情報を受け付け、
   前記ジョブ管理部は、ユーザから各ジョブの処理を指示されてそのユーザのユーザ認証が行われる際に、そのユーザのユーザ情報に含まれる言語情報とそのユーザから指示されたジョブとを対応付けて管理する、
   ことを特徴とする画像処理装置。
5. 請求項２に記載の画像処理装置において、
   前記言語情報受付部は、各ジョブに関する言語情報として、認証サーバから取得されるユーザ情報に含まれる言語情報を受け付け、
   前記ジョブ管理部は、ユーザから各ジョブの処理を指示されてそのユーザのユーザ認証が行われる際に、そのユーザのユーザ情報に含まれる言語情報とそのユーザから指示されたジョブとを対応付けて管理する、
   ことを特徴とする画像処理装置。
6. 請求項１から５のいずれか１項に記載の画像処理装置において、
   前記表示制御部は、各ジョブに関する表示情報として、そのジョブに関する処理の経過表示画面をそのジョブに対応した言語で表示させる、
   ことを特徴とする画像処理装置。
7. コンピュータを、
   各ジョブを処理するジョブ処理手段、
   各ジョブに関する言語情報を受け付ける言語情報受付手段、
   各ジョブとそのジョブに関する言語情報とを対応付けて複数のジョブを管理するジョブ管理手段、
   各ジョブに関する表示情報をそのジョブの言語情報に対応した言語で表示させる表示制御手段、
   として機能させるためのプログラムであって、
   前記言語情報受付手段は、操作パネルを介してユーザから前記言語情報を受け付け、
   前記表示制御手段は、
   並列的に処理されている複数のジョブのいずれかにエラーが発生した場合に、エラーが発生したジョブに関するエラーメッセージをそのジョブに対応した言語で表示させるとともに、
   前記並列的に処理されている複数のジョブのいずれかが前記操作パネルを利用しているユーザのジョブであり、前記操作パネルを利用しているユーザのジョブに対応した言語でエラーメッセージを表示させる、
   ことを特徴とするプログラム。
8. コンピュータを、
   各ジョブを処理するジョブ処理手段、
   各ジョブが処理される前に認証サーバから取得されるユーザ情報を用いてそのジョブに関するユーザ認証を行う認証処理手段、
   前記認証サーバから取得されるユーザ情報に含まれる言語情報を受け付ける言語情報受付手段、
   各ジョブと前記言語情報受付手段で受け付けたそのジョブに関する言語情報とを対応付けて複数のジョブを管理するジョブ管理手段、
   各ジョブに関する表示情報をそのジョブの言語情報に対応した言語で表示させる表示制御手段、
   として機能させるためのプログラムであって、
   前記表示制御手段は、
   並列的に処理されている複数のジョブのいずれかにエラーが発生した場合に、エラーが発生したジョブに関するエラーメッセージをそのジョブに対応した言語で表示させるとともに、
   前記並列的に処理されている複数のジョブのいずれかが、前記エラーが発生した時点において、前記ユーザ認証により正規に登録されていることが確認されて認証ログインしているユーザのジョブであり、前記エラーが発生した時点において、前記ユーザ認証により正規に登録されていることが確認されて認証ログインしているユーザに対応した言語でエラーメッセージを表示させる、
   ことを特徴とするプログラム。

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