JP2020115606A - 通信装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、外部装置から所定の情報を受信した際の処理の実行について、当該データを受信した際の装置の状態に応じて当該処理の実行の可否を切り替える通信装置、その制御方法及びプログラムを提供する。【解決手段】通信装置(MFP)は、外部装置(モバイル端末)から所定の情報を受信し、受信した所定の情報に基づく操作画面の画面遷移の実行可否を、現在の通信装置の処理状況に応じて判定する。また、実行が可能と判定されると、受信した所定の情報に基づく操作画面の画面遷移を実行する。その後、実行が可能と判定された場合には実行結果を、実行が不可能と判定された場合にはエラーを、外部装置に通知する。【選択図】図9

Description

本発明は、通信装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
近年、MFPとモバイル端末を連携させる機能が登場している。例えば、特許文献1には、MFPが受信待ち画面を表示している際に、モバイル端末に記憶されている送信ジョブ情報が送信され、当該情報を受信したMFPで当該情報を設定に反映したジョブを生成することが提案されている。ここで、送信ジョブ情報とは、例えばメールアドレス、件名、本文等である。これにより、モバイル端末に登録されている宛先情報をMFPで通信先に設定したい場合に、ユーザがモバイル端末に表示される宛先情報を見ながらMFPの通信先設定にそれを打ち込む必要がなくなり、ユーザの操作負担が軽減される。一方、MFPが受信待ち画面を表示していない場合は、他のユーザがMFPを操作中であるため、操作を妨げないようジョブの生成は行われない。
また、特許文献2には、開発された多種多様なアプリケーション(以下、単に「アプリ」と称する。)を、MFPにインストールすることで、MFPに新たな機能を追加する技術を提案している。MFPでは、アプリが起動されると、当該アプリで実行可能なジョブを受け付けることが可能となる。また、特許文献3には、比較的廉価な画像形成装置においても、画面の描画に関わる複雑な画面管理処理(ウィンドウマネージャ)を備えることなく、ファームウェア上で任意のアプリケーションを動作させる技術が提案されている。
特開2016−201802号公報 特開2005−153218号公報 特開2018−079674号公報
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。例えば、MFPにおいて受信待ち画面を表示している状態で、他の画面の表示を行うアプリが実行されている場合、他のユーザがMFPを操作中の状態となる。このような状態で、モバイル端末から受信した設定に従ってジョブを生成すると、画面遷移により不都合を生じる可能性があるため、当該ジョブを生成するべきではない。しかし、MFPが上記アプリによる画面表示が行われていることを知らなければ、受信待ち画面が表示されていると判断し、ジョブ生成を行ってしまうという問題がある。ただし、ユーザ操作を必要としないアプリなど、アプリによってはジョブ生成を行ってもよい場合もあり、このような場合には利便性を考慮してジョブ生成を行うべきである。このように、外部端末から受信したデータに従ってジョブ生成を行うか否かについては、当該データを受信した際のMFPの状態に依存する。
本発明は、上述の問題の少なくとも一つに鑑みて成されたものであり、外部装置から所定の情報を受信した際の処理の実行について、当該データを受信した際の装置の状態に応じて当該処理の実行の可否を切り替える仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、例えば、通信装置であって、操作画面を表示する表示手段と、外部装置から所定の情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移の実行可否を、現在の通信装置の処理状況に応じて判定する判定手段と、前記判定手段によって実行が可能と判定されると、受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移を実行する実行手段と、前記判定手段によって実行が可能と判定された場合には前記実行手段による実行結果を、又は、前記判定手段によって実行が不可能と判定された場合にはエラーを、前記外部装置に通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、外部装置から所定の情報を受信した際の処理の実行について、当該データを受信した際の装置の状態に応じて当該処理の実行の可否を切り替えることができる。
一実施形態に係るネットワーク構成を示す図。 一実施形態に係るMFPの構成を示す図。 一実施形態に係るMFPの操作パネルの構成を示す図。 一実施形態に係る操作パネル上の操作画面遷移図。 一実施形態に係るMFPのソフトウェア構成を示す図。 一実施形態に係るモバイル端末の構成を示す図。 一実施形態に係るモバイル端末の操作画面図。 一実施形態に係るモバイル端末の送信設定送信処理に関するフローチャート。 一実施形態に係るデータ受信処理に関するフローチャート。 一実施形態に係る受信した送信設定を設定可能か判断する処理に関するフローチャート。 一実施形態に係るMFPの設定データ受付可能な待機画面の一覧を示す図。 一実施形態に係る受信した送信設定を設定可能か判断する処理に関するフローチャート。 一実施形態に係るアプリ登録画面を示す図。 一実施形態に係るMFPの操作パネルに表示されるアプリ画面を示す図。 一実施形態に係るアプリ情報テーブルを示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
本実施形態の通信装置は、例えば、印刷装置(プリンタ)、複写機、複合機(MFP)、及びファクシミリ装置等の、電子写真方式でシートに画像を形成する画像形成装置、或いは、画像処理装置や、情報処理装置として適用可能である。なお、複合機とは、例えば、プリント(印刷)機能、スキャン機能、複写機能及びファクシミリ機能を含む複数種類の機能のうち、少なくとも2つ以上の複数の機能を有する装置である。ここでは、通信装置が、複合機(MFP)である場合について説明する。
<第1の実施形態>
<ネットワーク構成>
以下では、本発明の第1の実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係るネットワーク構成について説明する。
図1に示すように、ネットワーク110上において、MFP101と、メールサーバ103と、アクセスポイント104とが互いに通信可能に接続されている。また、公衆回線網107上には、MFP101とFAX108とが互いに通信可能に接続されている。さらに、MFP101に対して外部装置であるモバイル端末102は、アクセスポイント104と無線通信(無線105)で接続され、ネットワーク110を経由してメールサーバ103及びMFP101と互いに通信可能に接続されている。なお、MFP101は、無線機能も備えており、Wi−Fiダイレクト等の直接無線106でモバイル端末102やアクセスポイント104と接続することもできる。
MFP101は、スキャンした原稿の画像データを電子メールの添付ファイルとして送信することができる。この場合、MFP101は、送信先のメールアドレスを送信宛先に指定して、メールサーバ103に電子メールを送信する。メールサーバ103は、受信した電子メールを受信するための電子メールとしてストレージ(不図示)に設けたメールボックスに格納したり、外部のメールサーバに転送したりする。なお、図1に示すネットワーク構成は一例であって、本発明を限定する意図はない。例えば、他の種別のサーバ装置やクライアント装置が含まれてもよく、さらに多くの数の装置が含まれてもよい。また、通信についても限定する意図はなく、有線接続での形態も無線接続に対して代替的に又は追加的に適用することができる。
<通信装置の構成>
次に、図2を参照して、本実施形態に係る通信装置であるMFP101の構成の一例を説明する。MFP101は、CPU111、ROM112、RAM113、表示コントローラ114、表示部115、操作コントローラ116、及び操作部117を備える。また、MFP101は、eMMCホストコントローラ118、eMMC119、読取コントローラ120、読取部121、記録コントローラ122、及び記録部123を備える。さらに、MFP101は、USBホストコントローラ124、モデム125、網制御ユニット(NCU)126、ネットワークインタフェースカード(NIC)127、及び無線コントローラ129、及び無線通信部130を備える。
CPU111は、システムバス128に接続される各デバイスを統括的に制御する。CPU111は、電源が供給されると、ROM112に記憶されたブートプログラムを実行する。通常、ブートプログラムは、ストレージに保存されているメインプログラムをRAM113にロードして、ロードされたメインプログラムの先頭にジャンプして実行される。RAM113は、メインプログラムのロード場所としてだけでなく、メインプログラムのワークエリアなどとして機能する。
表示コントローラ114は、表示部115に対する描画を制御する。表示部115は、WVGAサイズのフルビットマップLCDである。一方、操作コントローラ116は、MFP101に装備された操作部117からの入力を制御する。操作部117は、表示部115に重畳されたタッチパネルからなる。また、操作部117は、別途、ハードウェアキーを備えてもよい。
読取部121は、原稿の読み取りを行う。読取部121には、オプションとしてオートドキュメントフィーダ(不図示)が装着されており、複数枚の原稿を自動的に読み取ることができる。読取部121は読取コントローラ120に接続されており、CPU111は読取コントローラ120を介して読取部121とやり取りする。
また、記録部123は、電子写真方式で記録紙に画像形成を行う。記録部123は記録コントローラ122に接続されており、CPU111は記録コントローラ122を介して記録部123とやり取りする。USBホストコントローラ124は、USBのプロトコル制御を受け持ち、USBメモリ(不図示)などUSBデバイスに対するアクセスを仲介する。
モデム125は、ファクシミリ通信に必要な信号の変調・復調を行う。また、モデム125はNCU126に接続されている。モデム125で変調された信号は、NCU126を介して公衆回線網(PSTN)へ送出される。NIC127は、LANを介して、メールやファイルのサーバなどと双方向にデータのやり取りを行う。無線通信部130は、無線106経由で外部の無線機器(ここではモバイル端末102)と接続する。CPU111は無線コントローラ129を介して無線通信部130とやり取りする。
本実施形態のMFP101は、ストレージとしてeMMC119を備える。CPU111は、eMMCホストコントローラ118を介してeMMC119にアクセスする。
<操作部>
次に、図3を参照して、一実施形態に係る操作部117の詳細構成について説明する。操作部117は、操作画面を表示するタッチパネル301、LED310、及びLED311を含んで構成される。
タッチパネル301は、タッチパネルとしてユーザからの指示を受け付ける受付部としても機能する。ユーザは、タッチパネル301上に表示される画面を指やスタイラス等のオブジェクトで直接タッチし、表示された画面に基づく各機能の実行を指示することができる。
図3に示すタッチパネル301の画面は、ホーム画面308を表示している。ホーム画面308は、MFP101の各機能の実行を指示するための最初の画面である。詳細には、ホーム画面308は、コピー、ファクス、スキャン、メディアプリント、及びインストールアプリなどMFP101が実行する各機能のための各種設定を行う画面表示を選択するための画面である。例えば、図3に示すように、ホーム画面308には、各機能を選択するための各種キー302、303、304、312等や、状況確認305が含まれる。
状況確認305は、MFP101の状態を確認する画面(状況確認画面)を表示するためのキーである。状況確認画面より送信履歴を表示することが可能となる。なお、ここでキーとして説明しているが、タッチパネルにおけるキーは、表示エリアの区切られた領域をタッチすることで押下されたことを検出することを意味する。
ファクス302は、MFP101のファクシミリ送信設定画面(不図示)を表示するキーである。MFP101は、ファクシミリ送信画面より、電話番号又はアドレス帳などから宛先を指定して相手先に読取部121で読み込んだ画像データをファクシミリ送信(ファクス)することができる。
スキャン303は、MFP101からスキャン選択画面(不図示)を表示するキーである。スキャン選択画面は、電子メール送信(Eメール)、SMB及びFTPによるファイル送信、インターネットファクス(Iファクス)送信などの送信手法の選択表示を行う。表示された選択表示画面にタッチすることで各送信設定画面が表示される。
アドレス帳304は、MFP101のアドレス帳画面(不図示)を表示するためのキーである。LED310及びLED311は、MFP101の状態をユーザに通知するものである。LED310は電子メールや印刷ジョブの受信中や実行中に点灯し、LED311はMFP101に何らかのエラーが発生した際に点灯する。
ストップ306は、各種操作のキャンセルを実行するときに押下するキーであり、操作部117では、常時表示される常駐キーである。ホーム307は、ホーム画面308を表示するために押下するキーであり、操作部117では、常時表示される常駐キーである。定型文書プリント309は、インストールされた拡張アプリケーションである定型文書プリントアプリを実行するキーである。メニュー312は使用言語などの環境設定や各機能の設定を行うための画面を表示するキーである。
<画面遷移>
次に、図4を参照して、本実施形態に係るモバイル端末102から設定データとしてEメールの送信宛先のデータを受信した際に、タッチパネル301に表示される画面表示の遷移について説明する。
画面401は、ホーム画面308と同様のホーム画面を示している。ホーム画面401は、その表示中において、後述するようにモバイル端末102等の外部端末からの設定データを受信することが可能な画面である。CPU111は、ホーム画面401の表示中に、モバイル端末102から設定データを受信し、設定データの内容が正常であれば、ポップアップ画面402を表示する。ここで、ポップアップとは、ホーム画面401に重畳した画面であり、元画面の操作はガードされる。ここでは、ホーム画面401の状況確認や各種機能への操作ができなくなる。
ポップアップ画面402は、モバイル端末102より無線106又はネットワーク110経由でEメール宛先や送信設定などの設定データを受信したことをユーザに知らせるための表示である。なお、ポップアップ画面402は、モバイル端末102より受信した設定データの内容(Eメールアドレス、ファイル名、本文、件名など)など、他の内容を表示してもよい。また、ポップアップ画面402に設定データの詳細を確認するための確認ボタンを表示し、確認ボタン押下後、モバイル端末102から受信した設定データの内容を詳細表示画面にて表示してもよい。
設定データの内容は、Eメールの宛先であるEメールアドレス、Eメールの件名、本文、及び添付される画像ファイルのファイル名など、Eメール送信時に指定される各種設定である。Eメールアドレスは、モバイル端末102上のアプリケーションにおいて、モバイル端末102のアドレス帳から取得して設定されるか、又はユーザによる直接入力で設定されてもよい。
ポップアップ画面402は、ポップアップ表示を閉じるためのボタンとして、閉じるボタン403を含んで表示される。閉じるボタン403が押下されると、受信した設定データを次のEメール送信画面404に反映して遷移する。
Eメール送信画面404は、Eメールを送信するための設定画面である。本実施形態では、Eメールの宛先を1件受信した例として宛先確認405の宛先件数に1を表示する。複数の宛先を受信した場合は、宛先確認405の件数は、受信した宛先数が表示される。宛先確認の画面を押下すると、Eメール宛先確認画面(Eメール宛先確認406)を表示する。なお、Eメール送信画面404にて、リセット408を押下した場合、設定された情報をクリアする。このとき、受信した宛先情報はクリアされ、送信したモバイル端末102との通信もリセットされる。また、Eメール送信画面404にて、白黒スタート409とカラースタート410を押下した場合、Eメール送信を開始する。このときも、受信した宛先情報はクリアされ、送信したモバイル端末102との通信もリセットされる。
ここで、MFP101と外部装置であるモバイル端末との通信のリセット方法について説明する。MFP101は、モバイル端末との通信をHTTPプロトコルで行い、HTTPプロトコルのセッションIDで接続状態を管理する。セッションIDは、HTTPの通信プロトコルにて端末側に送信されるIDである。MFP101は、MFP101にログインしたモバイル端末に対してセッションIDを生成して送信し、さらにセッションIDをRAM113に保存する。モバイル端末は、ログイン時に受信したセッションIDを用いてMFP101に接続する。MFP101は、ログイン時と同じモバイル端末であることを、受信したセッションIDと保存されているセッションIDを比較して判断する。MFP101は、セッションIDが等しければ、同じモバイル端末であると判断し、異なっていれば、異なるモバイル端末であると判断する。モバイル端末との通信のリセットとは、RAM113に保存されているセッションIDを消去し、通信中のモバイル端末は無いという状態に遷移することである。この状態に遷移すると、新規のログイン要求を受付可能になる。
Eメール宛先確認画面(Eメール宛先確認406)は、Eメール送信画面404の宛先確認405を押下したときに表示される画面である。宛先データ407(To:email_address@conon.co.jp)は、モバイル端末102から受信した設定データ(Eメールアドレス)である。ユーザはモバイル端末102から受信した情報(Eメールアドレス)を確認することができる。
<ソフトウェア構成>
次に、図5を参照して、本実施形態におけるMFP101のソフトウェア構成を説明する。図5において実線で示した各部は、例えばCPU111が前述したブートプログラムでRAM113にロードされたメインプログラムを実行することにより実現されるソフトウェアモジュールである。
メインプログラムは、OS(Operating System)501によって後述するそれぞれのモジュールの実行が管理・制御されている。OS501には、デバイスドライバ508が組み合わされている。デバイスドライバ508は、表示コントローラ114、操作コントローラ116、及び読取コントローラ120などのハードウェアデバイスとのやり取りを仲介する。UI(User Interface)部502は、表示部115及び操作部117を介して各種情報をユーザに提供するとともに、ユーザからの各種指示を受け付ける。ジョブコントローラ503は、コピーやプリント、ファックスなどのジョブを受け付け、受け付けたジョブの実行を制御する。
ストレージ部506は、例えばファクシミリ送受信する画像やユーザ設定などのデータを、物理的にeMMC119へ格納して管理するソフトウェアモジュールである。Scan部507は、ジョブコントローラ503によってファックスジョブを受け付けると、そのジョブ要求を受けて読取部121を制御して原稿をスキャンする。そして、Scan部507は、スキャンしたファクシミリ画像データをストレージ部506へ格納する。
ストレージ部506に格納されたファクシミリ画像データはFax部504によって読み出され、モデム125及びNCU126を介して相手先にファクシミリ送信される。或いは、モデム125及びNCU126を介して相手先からファクシミリ受信した画像データは、Fax部504によって取り込まれ、ストレージ部506へ格納される。
本実施形態のMFP101では、ソフトウェア構成として、VM(Virtual Machine)/FW(Framework)部509を備える。拡張アプリケーション部510は、スクリプト言語で記述された任意のプログラム等から構成される。例えば、バイトコードを解釈して実行するインタープリタであるJava(登録商標)や、Luaなどの言語系を用いてもよい。
VM/FW部509は、スクリプト言語や所定の高級言語で記述された任意のプログラムを拡張アプリケーション部510へインストールする。或いは、VM/FW部509は、拡張アプリケーション部510からアンインストールする役割を受け持つ。また、VM/FW部509は、拡張アプリケーション部510にインストールされた任意のプログラムで実現される機能と既存機能との調停等も受け持つ。そして、VM/FW部509は記述されているスクリプト言語を解釈して実行する。また、VM/FW部509は拡張アプリケーション部510にインストールされた任意のプログラムに関連のあるイベント発生時に拡張アプリケーション部510に対してメッセージを送信する。ここで、イベントとは、例えばUI部502で検知されたキー入力やVM/FW部509が管理するタイマーの満了などである。VM/FW部509は拡張アプリケーション部510に送信したメッセージの応答がない場合など拡張アプリケーション部510にインストールされた任意のプログラムの異常を検知した場合、当該プログラムを強制終了する。
例えば、ネイティブアプリケーションであるコピー機能を操作部のスタートキー押下で実行する際は、操作部117から入力されたスタートキー押下の操作情報が操作コントローラ116を経由してデバイスドライバ508に通知される。ここで、ネイティブアプリケーションとは、MFP101に予め実装されているアプリケーションを示す。デバイスドライバ508がUIデバイスコントローラ511に操作情報を通知すると、UIデバイスコントローラ511はネイティブアプリケーションの実行中であることからUI202に操作情報を通知する。
UI部502はスタートキー押下であることを認識すると、コピー機能のスタートキー押下であると判断してジョブコントローラ503にコピー開始を通知してコピーを実行する。また拡張アプリケーションが起動している場合は、操作情報をVM/FW部509に通知する。例えば拡張アプリケーションである定型文書プリントを操作部117のスタートキー押下で実行する際は、操作部117から入力されたスタートキー押下の操作情報が操作コントローラ116を経由してデバイスドライバ508に通知される。デバイスドライバ508がUIデバイスコントローラ511に操作情報を通知すると、UIデバイスコントローラ511は拡張アプリケーションの実行中であることからVM/FW部509に操作情報を通知する。VM/FW部509はスタートキー押下であることを認識すると、拡張アプリケーション部510である定型文書プリントにスタートキー押下を通知する。拡張アプリケーション部510である定型文書プリントはスタートキー押下であると判断してVM/FW部509経由でジョブコントローラ503に定型文書プリント開始を通知して定型文書プリントを実行する。これらによって、本実施形態のMFP101は、機能の着脱性を維持しつつ、定型文書プリントなど任意の機能を容易に実現することができる。
UIデバイスコントローラ511は、UI部502及び拡張アプリケーション部510による表示部115への各種情報の出力や、操作部117によるユーザ操作のUI部502及び拡張アプリケーション部510への伝達を仲介する。
<モバイル端末のハードウェア構成>
次に、図6を参照して、モバイル端末102のハードウェア構成を説明する。なお、本実施形態のモバイル端末102はスマートフォンやタブレットPC等の装置を想定しているが、Wi−Fi通信が可能な情報処理装置であれば他の装置であってもよい。
モバイル端末102は、操作パネル601、カメラ604、CPU607、ROM608、RAM609、及びHDD610を備える。また、モバイル端末102は、NFC(Near Field Communication)I/F605、Bluetooth I/F606、及び無線LAN(local area network)I/F611を備える。
CPU607はROM608が記憶している制御プログラムを読み出して、モバイル端末102の動作を制御するための様々な処理を実行する。ROM608は、制御プログラムを記憶している。RAM609は、CPU607の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD610は、写真や電子文書等の様々なデータを記憶する。
操作パネル601は、ユーザのタッチ操作を検出可能なタッチパネル機能を備え、OSやEメール送信アプリケーションが提供する各種画面を表示する。ユーザは操作パネル601にタッチ操作を入力することで、モバイル端末102に所望の操作指示を入力することができる。
カメラ604はユーザの撮像指示に応じて撮像を行う。カメラ604で撮像された写真は、HDD610の所定の領域に記憶される。また、QRコード解析が可能なプログラムを用いて、カメラ604で読み取ったQRコードから情報を取得することも可能である。
モバイル端末102は、NFC I/F605、Bluetooth I/F606、及び無線LAN I/F611を介して各種周辺機器や外部装置とデータの授受を行うことができる。モバイル端末102のBluetoothに関してもBLEに対応した端末が普及し始めている。
<Eメール送信の設定>
次に、図7を参照して、本実施形態に係るモバイル端末102におけるEメール送信の設定に関して説明する。706は、モバイル端末102のEメール送信の設定画面を示す。
設定画面706では、Eメール送信に必要な情報を入力することができる。Eメールアドレスフィールド701は、モバイル端末102に保存されているアドレス帳の中のアドレスを選択して入力することができる。またEメールアドレスフィールド701、件名フィールド702、本文フィールド703、及びファイル名フィールド704は、モバイル端末102のソフトキーボードを用いて、ユーザが任意の文字列を入力することもできる。これらフィールドはソフトキーボードだけでなく、音声認識等での入力であってもよい。或いは、モバイル端末102に設定してあるメールアドレスをデフォルトで表示してもよい。送信ボタン705が押下されると、モバイル端末102は、Eメール送信設定をMFP101に送信する。
<モバイル端末の設定送信処理>
次に、図8を参照して、本実施形態に係るモバイル端末102の設定送信処理の処理手順を説明する。以下で説明する処理は、例えばCPU607がROM608やHDD610に格納された制御プログラムをRAM609に読み出して実行することにより実現される。
まずS801で、CPU607は、アドレス帳やソフトキーボードを介して、操作パネル601にてEメールアドレスフィールド701、及び件名等のメール情報入力フィールド(702、703、704)の入力を受け付ける。さらに、CPU607は、入力されたデータを保存する。S802で、CPU607は、操作パネル601において送信ボタン705が押下されたことを検知する。
次に、S803で、CPU607は、MFP101にアクセスして、MFP101の能力情報とセッションIDの取得を行う。続いて、S804で、CPU607は、MFP101にログインする必要があるかの情報取得を行う。S805で、CPU607は、S804で取得した情報に基づいて、MFP101にログインする必要があるか否か判定し、ログインする必要があればS806に遷移し、ログインする必要がなければS807に遷移する。
S806で、CPU607は、S803で取得したセッションIDと、不図示のアプリケーション設定にて設定されているユーザ認証情報をMFP101に送信し、S807に進む。
S807で、CPU607は、S803で取得したセッションIDと、S801で入力された設定をMFP101に送信する。その後、S808で、CPU607は、MFP101から送信結果を受信する。続いて、S809で、CPU607は、ユーザに送信結果を通知し、処理を終了する。MFP101からの送信結果についての詳細は後述する。
<MFPのデータ処理手順>
次に、図9を参照して、本実施形態に係るMFP101がモバイル端末102から受信したデータを処理する処理手順を説明する。以下で説明する処理は、例えばCPU111がROM112に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出して実行することにより実現される。
まずS901で、CPU111は、NIC127又は無線通信部130を介して、モバイル端末102から送信されたデータを受信する。続いて、S902で、CPU111は、S901で受信したデータが送信設定データ(所定の情報)であるか否かを判定する。送信設定データでなければS903に遷移し、送信設定データであればS904に遷移する。ここでは、プロトコル(http)、URLで送信設定に関するデータであるかを判定し、本文で送信設定データであるかを判定する。例えばS803で送信される能力情報とセッションIDの取得要求はプロトコル、URLで送信設定に関するデータであると判定されるが、本文で送信設定データではないと判定される。
S903で、CPU111は、受信した情報に基づく処理(流し込み処理による画面遷移)を実行し、処理を終了する。例えばS803で送信される能力情報とセッションIDの取得要求の場合、CPU111は、セッションIDを生成しRAM113に保存する。さらに、CPU111は、生成したセッションID及び能力情報を、モバイル端末102に送信する。また、S806で送信される認証情報の場合、CPU111は、受信したセッションIDと保存されているセッションIDが等しければユーザ認証情報でログイン処理を実行する。
一方、S904で、CPU111は、受信した送信設定を反映することが可能か否かを後述する図10のフローチャートに示す判定処理で判定する。反映できないと判定した場合はS905に遷移し、反映できると判定した場合はS906に遷移する。S905で、CPU111は、モバイル端末102に設定反映失敗(エラー)を通知し、処理を終了する。
一方、S906で、CPU111は、モバイル端末102へ送信設定の反映が成功したこと(実行結果)を通知する。続いて、S907で、CPU111は、設定を反映した送信画面に遷移する。S908で、CPU111は、設定完了のポップアップ画面を表示し、処理を終了する。
<判定処理>
次に、図10を参照して、本実施形態に係るMFP101がモバイル端末102から受信したデータを設定することが可能かを否か判定するS904の詳細な手順について説明する。以下で説明する処理は、例えばCPU111がROM112に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出して実行することにより実現される。
S1001で、CPU111は、MFP101の本体設定において、モバイル端末102からのデータ受信を許可しているか否かを判定する。許可していればS1002に遷移し、許可していなければS1009に遷移する。
S1002で、CPU111は、現在の装置の処理状況、例えば特定種類の拡張アプリを実行中か否かを判断する。特定種類の拡張アプリを実行中でなければS1003に遷移し、実行中であればS1009に遷移する。ここで特定種類とは、ログイン、ジェネリック、スクリーンセーバー、及びドライバーといった種別をアプリごとに割り付けて判断する。例えば、CPU111は、ログインアプリや、ジェネリックアプリはユーザ操作が必要な画面をアプリが表示することから画面を切り替えるべきでないため、特定種類のアプリと判断する。また、スクリーンセーバーや、ドライバーアプリといったユーザ操作が無く、画面を切り替えても問題ないアプリについては、CPU111は、特定種類のアプリでないと判断する。そのため、定型文書プリントはユーザ操作によりジョブを実行するアプリであるため、特定種類の拡張アプリと判断され、スクリーンセーバーアプリは特定種類の拡張アプリではないと判断される。
また、図14に示すような表示する画面でアプリの種類を分けてもよい。例えば、1401のユーザが選択する画面、1403のログイン画面、1405のユーザが設定を行う画面では画面を切り替えるべきでないため、CPU111は、特定種類のアプリと判断する。1402のスクリーンセーバー画面、1404のポップアップ画面、及び1406の確認画面では、画面を切り替えても問題ないため、CPU111は、特定種類のアプリでないと判断する。なお、これらの画面の切り分けについては、本発明を限定する意図はなく、装置の性能や仕様、或いはユーザ設定に応じて変更可能である。
図10の説明に戻る。S1003で、CPU111は、データ受付可能画面であるか否かを判定する。データ受付可能画面であると判定された場合S1004に遷移し、データ受付可能画面でないと判定された場合S1009に遷移する。ここで、データ受付可能画面とは図11に示す画面である。また、操作部117が消灯されている場合は、CPU111は、受付可能画面と判定してもよい。
S1004で、CPU111は、MFP101の本体設定で送信機能制限がかかっていないかを判定する。送信機能制限がかかっていないと判定された場合S1005に遷移し、送信機能制限がかかっていると判定された場合S1009に遷移する。ここで、送信機能制限とは管理者によりEmail、SMB、FTP、IFAX、FAXなどの送信機能が使用不可能に設定されていることを意味する。
S1005で、CPU111は、MFP101の本体設定で新規宛先制限がかかっていないかを判定する。新規宛先制限がかかっていないと判定された場合S1006に遷移し、新規宛先制限がかかっていると判定された場合S1009に遷移する。ここで、新規宛先制限とはMFP本体のアドレス帳に登録されている宛先以外への送信を制限する機能である。
S1006で、CPU111は、S806で受信したログイン情報によるログインが成功しているかを判定する。成功している場合S1007に遷移し、失敗している場合S1009に遷移する。また、ログインの必要がなくログイン情報を受け取っていない場合もS1007に遷移する。
S1007で、CPU111は、S807で受信したセッションIDと保存されているセッションIDが等しいかを判定する。等しい場合S1008に遷移し、等しくない場合S1009に遷移する。
S1008で、CPU111は、設定可能と判断し、処理を終了する。一方、S1009で、CPU111は、設定不可能と判断し、処理を終了する。
<受付可能画面>
次に、図11を参照して、本実施形態に係るモバイル端末102からの設定データの受信を受け付ける受付可能画面について説明する。受付可能画面は、当該画面を表示中において外部端末からの設定データ等を受付けて、受け付けた情報に基づいて処理を実行可能画面である。例えば、本実施形態によれば、ホーム画面1101、Eメール送信画面1102、モバイルポータル画面1103、及びファクス送信画面1106が受付可能画面に該当する。このように、モバイル端末102から設定データを受信できる画面を限定することで、それ以外の画面を操作しているユーザにとって、設定データの受信により表示されるポップアップ表示による操作の中断を防止することができる。
ホーム画面1101は、MFP101のデフォルト待機画面である。この状態においては、MFP101で他のジョブ等の処理は実行されておらず、外部装置からの設定データ等の受信に基づく処理(流し込み処理による画面遷移)を実行することが可能である。
Eメール送信画面1102は、Eメール送信を行うときに表示される画面であり、上記流し込み処理により設定を行うことが可能な画面である。モバイル端末102から受信した設定データは、ポップアップ表示後、閉じるボタン403の押下で、Eメール送信設定に設定される。なお、設定データの受信時、MFP101は、Eメールアドレスを受信した場合、Eメール送信宛先を追加で設定し、件名、本文、ファイル名などの設定データを受信した場合、上書きで設定する。
モバイルポータル画面1103は、モバイル端末102とMFP101を接続するための設定画面であり、上記流し込み処理により設定を行うことができる。表示されているSSID及びネットワークキーをモバイル端末102側に設定し、開始ボタン1104を押下することで、ダイレクト接続による無線通信が開始される。QRコードボタン1105を押下した場合、無線接続設定をQRコードで表示し、モバイル端末102はQRコードを撮影することで無線通信の開始を実行可能にする。通信開始後、EメールアドレスやEメールの件名、本文などの設定データの送信操作がモバイル端末102で行われると、図4に示したポップアップ画面402を表示し、閉じるボタン403押下後、受信した設定データがEメール送信画面1102の画面に反映される。
ファクス送信画面1106は、ファクス送信を行うときに表示される画面であり、上記流し込み処理により設定を行うことができる。モバイル端末102から受信した設定データは、ポップアップ表示後、閉じるボタン403の押下で、ファクス送信設定に設定される。なお、設定データの受信し際に、MFP101は、ファクス番号を受信した場合は、ファクス送信宛先を追加で設定することができる。
このように、MFP101は、モバイル端末102からの設定データを受け付けるための画面を特定することで、他の画面で操作中にポップアップ画面402が表示されることを抑制する。つまり、MFP101は、現在表示されている画面に応じて、外部装置からの設定データ等の受信に基づく処理を実行するか否かを切り替えることができる。例えば、他のユーザが操作中の可能性が高い画面の表示中においては、受信したデータに基づく処理を実行することによるポップアップの表示を防止することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る通信装置は、外部装置から所定の情報を受信し、受信した所定の情報に基づく操作画面の画面遷移処理の実行可否を、現在の通信装置の処理状況に応じて判定する。また、本通信装置は、実行が可能と判定されると、受信した所定の情報に基づく操作画面の画面遷移を実行する。その後、本通信装置は、実行が可能と判定された場合には実行結果を、又は、実行が不可能と判定された場合にはエラーを、外部装置に通知する。このように、本実施形態によれば、所定の情報を受信した際に、現在の装置の処理状況(アプリケーションの実行状況)に応じて、受信した情報に基づいた処理を実行するか否かを切り替えることができる。また、本実施形態によれば、現在の表示画面がMFPの描画部以外(拡張アプリ)で画面描画が実行されていても、モバイル端末102から受信した情報に基づく操作画面の画面遷移の実行可否を正しく判定することが可能になる。ここで、MFPの描画部とは例えば、MFPに予めインストールされているネイティブアプリケーション等を示す。即ち、現在表示されている画面がMFPによって管理されているか否かに基づく。
本発明は上記実施形態に限らず様々な変形が可能である。上記実施形態では、MFPが外部装置から設定データ等を受信した際に、当該受信データに基づく操作画面の画面遷移を実行するか否かを実行中のアプリケーション(S1002)に応じて判定する例について説明した。また他の条件として、表示中の画面(S1003)や、その他の条件(S1001、S1004乃至S1007)に応じて判定する例について説明した。しかしながら、これらの他の判定条件は一例であり、それらの少なくとも1つの条件を適用してもよく、或いは、さらに、その他の判定条件が適用されてもよい。例えば、本実施形態では、アプリケーションの種類に応じて判定したが、アプリケーションの優先度を設け、受信した情報の優先度と、実行中のアプリケーションの優先度を比較して、受信した情報の優先度が高ければ所定の処理を実行するように制御してもよい。
また、上記実施形態では、受信データ(所定の情報)に基づく操作画面の画面遷移を実行すると、画面遷移が発生する例について説明したが、本発明を限定する意図はない。例えば、上記処理を実行した際に、現在実行しているアプリケーションによる処理に関連するパラメータが強制的に変更されるなど、現在実行している処理に何らかの影響が発生する場合に、処理を実行しないように制御すればよい。つまり、本発明は、所定の情報を受信した際に、上述したような設定情報の流し込みにより悪影響を受ける処理状況であれば、当該処理の実行を行わず、外部装置に対してエラー通知を行うものである。
<第2の実施形態>
以下では、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、外部装置から設定データ等を受信した際に、当該受信データに基づく操作画面の画面遷移を実行可能か否かを判定する際に、特定種類の拡張アプリが実行されている場合に所定のテーブルに定義されているアプリか否か(可否情報)に基づいて判定する。当該所定のテーブルに登録されているアプリやデータ受付(流し込み処理)の可否情報については、ユーザ入力に従って予め登録されているものである。つまり、本実施形態では、ユーザの意図に応じて流し込み処理の実行可否を切り替える仕組みについて説明する。
<判定処理>
次に、図12を参照して、本実施形態に係るMFP101がモバイル端末102から受信したデータを設定することが可能かを否か判定するS904の詳細な手順について説明する。以下で説明する処理は、例えばCPU111がROM112に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出して実行することにより実現される。なお、上記第1の実施形態で説明した図10のフローチャートと同様の処理については同一のステップ番号を付し、説明を省略する。
S1002で、CPU111は、特定種類の拡張アプリを実行中か判断する。特定種類の拡張アプリを実行中と判断した場合S1201に遷移し、実行中でないと判断した場合S1003に遷移する。S1201で、CPU111は、実行中のアプリについて、外部装置からのデータ受付が許可されているかを、図15のテーブル1501のようにアプリケーションごとに情報を保持し確認する。テーブル1501は、アプリケーションの種類ごとに、その種別、概要、開発元、及び流し込み処理の可否情報1502が定義される。アプリケーションの種別には、ジェネリック、スクリーンセーバー、ログインなどの情報が定義される。概要には、当該アプリケーションの機能概要が定義される。可否情報1502には、外部装置から設定データ等を受信した際に実行する処理(流し込み処理)を実行可能か否かの情報(例えば、OK、NG)が定義される。当該可否情報については一例であり、可否を示す情報であればどのような情報であってもよい。当該可否情報に基づいて、許可されている場合(ここではOKの場合)はS103に遷移し、許可されていない場合(ここではNGの場合)は1009に遷移する。その後の処理については図10と同様であるため、説明を省略する。
このように、本実施形態によれば、上記第1の実施形態における判定処理に加えて、アプリケーションの情報が登録されたテーブルを用いて上記流し込み処理の可否を判定することができる。なお、上記テーブル1501への登録についての詳細は図13用いて後述する。
<新規アプリの登録>
図13を参照して、上記テーブル1501に情報を追加するための新規アプリ登録画面について説明する。新規アプリ登録画面1301はアプリ登録時に端末からのデータ受付設定を行うリモートUI画面の一例である。
新規アプリ登録画面1301には、アプリで設定可能な項目が表示され、それぞれの項目に対し設定が可能となっている。端末からのデータ受付設定1304で、ドロップダウンリストから許可(OK)、不許可(NG)を指定することができる。表示されている設定項目の設定完了後、OKボタン1302を押下するとデバイスにアプリがインストールされ、ホーム画面308にアプリ実行ボタンが追加される。キャンセルボタン1303を押下するとアプリの登録が中止され不図示の遷移前の画面に戻る。
以上説明したように、本実施形態によれば、受信した所定の情報に基づく操作画面の画面遷移の実行可否をアプリケーションごとに登録しておき、登録された可否情報に従って、受信した所定の情報に基づく操作画面の画面遷移の実行可否を判定する。これにより、上記第1の実施形態に加えて、さらに、ユーザの意図に従った切替制御を行うことができる。
本発明は上記実施形態に限らず様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では特定種類のアプリ実行中の場合、端末からのデータ受付許可設定を確認し、可否情報で許可されている場合データ受付可能画面かを判断した。しかしながら、テーブル1501に登録されている他の情報、例えば、アプリケーションの種別、機能、開発元等に基づいて判断を行ってもよい。また、このようなテーブルに基づく判断処理をスキップすることもできる。当該スキップについてもユーザ設定に応じて行われることが望ましい。つまり、ユーザが登録した受付設定を有効にするか無効にするかをユーザ入力によりさらに設定可能とする。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101:MFP、102:モバイル端末、103:メールサーバ、104:アクセスポイント、105、106:無線、107:公衆回線網、108:FAX、110:ネットワーク、111:CPU、112:ROM、113:RAM、114:表示コントローラ、115:表示部、116:操作コントローラ、117:操作部、118:eMMCホストコントローラ、119:eMMC、120:読取コントローラ、121:読取部、122:記録コントローラ、123:記録部、124:USBホストコントローラ、125:モデム、126:NCU、127:NIC、128:システムバス、129:無線コントローラ、130:無線通信部

Claims (12)

  1. 通信装置であって、
    操作画面を表示する表示手段と、
    外部装置から所定の情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移の実行可否を、現在の通信装置の処理状況に応じて判定する判定手段と、
    前記判定手段によって実行が可能と判定されると、受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移を実行する実行手段と、
    前記判定手段によって実行が可能と判定された場合には前記実行手段による実行結果を、又は、前記判定手段によって実行が不可能と判定された場合にはエラーを、前記外部装置に通知する通知手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記現在の通信装置の処理状況とは、現在実行しているアプリケーションの種類により判断され、
    前記判定手段は、
    受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移が実行されることによって画面遷移が発生しても可能な前記アプリケーションの種類であれば、受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移の実行を可能と判定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記現在の通信装置の処理状況とは、さらに、前記表示手段に表示されている画面の種類により判断され、
    前記判定手段は、
    受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移が実行されることによって画面遷移が発生しても可能な前記アプリケーションの種類かつ画面の種類であれば、受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移の実行を可能と判定することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移の実行可否をアプリケーションごとに登録する登録手段をさらに備え、
    前記判定手段は、さらに、前記登録手段に登録された可否情報に従って、受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移の実行可否を判定することを特徴とする請求項2又は3に記載の通信装置。
  5. 前記登録手段は、拡張アプリケーションを前記通信装置にインストールする際に登録画面を介したユーザ入力に従って、前記可否情報を登録することを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記画面遷移とは、受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移の実行を行ったことを通知する画面を表示することを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の通信装置。
  7. 受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移の実行を行ったことを通知する画面は、現在表示されている画面に重畳して表示されるポップアップ画面であることを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記所定の情報とは、前記通信装置で実行されるアプリケーションの送信設定に関する情報であることを特徴とする請求項2乃至7の何れか1項に記載の通信装置。
  9. 前記送信設定には、送信する情報の宛先、件名、本文、及び添付するファイル名の少なくとも1つであることを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
  10. 前記表示手段は、前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移が実行されると、受信した送信設定を表示画面に反映することを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
  11. 通信装置の制御方法であって、
    表示手段が、操作画面を表示する表示工程と、
    受信手段が、外部装置から所定の情報を受信する受信工程と、
    判定手段が、前記受信工程で受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移の実行可否を、現在の通信装置の処理状況に応じて判定する判定工程と、
    実行手段が、前記判定工程で実行が可能と判定されると、受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移を実行する実行工程と、
    通知手段が、前記判定工程で実行が可能と判定された場合には前記実行工程での実行結果を、又は、前記判定工程で実行が不可能と判定された場合にはエラーを、前記外部装置に通知する通知工程と
    を含むことを特徴とする通信装置の制御方法。
  12. 通信装置の制御方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記制御方法は、
    表示手段が、操作画面を表示する表示工程と、
    受信手段が、外部装置から所定の情報を受信する受信工程と、
    判定手段が、前記受信工程で受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移の実行可否を、現在の通信装置の処理状況に応じて判定する判定工程と、
    実行手段が、前記判定工程で実行が可能と判定されると、受信した前記所定の情報に基づく前記操作画面の画面遷移を実行する実行工程と、
    通知手段が、前記判定工程で実行が可能と判定された場合には前記実行工程での実行結果を、又は、前記判定工程で実行が不可能と判定された場合にはエラーを、前記外部装置に通知する通知工程と
    を含むことを特徴とするプログラム。
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