JP2004318427A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な設定動作で、プリンタのステータスや各種ガイダンスをユーザーに適した言語で表示できるようにすること。
【解決手段】クライアントPC(10)は、プリンタ(2)側で表示されるメッセージの言語モードを指定し(S2)、その言語モードをプリントジョブに含めてプリンタ(2)に送信する(S4)。そのプリントジョブを受信したプリンタ(2)は、そのプリントジョブから言語モードを抽出し(S7)、その言語モードによる言語でステータスを表示する(S10)。
【選択図】 図5
【解決手段】クライアントPC(10)は、プリンタ(2)側で表示されるメッセージの言語モードを指定し(S2)、その言語モードをプリントジョブに含めてプリンタ(2)に送信する(S4)。そのプリントジョブを受信したプリンタ(2)は、そのプリントジョブから言語モードを抽出し(S7)、その言語モードによる言語でステータスを表示する(S10)。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置における各種情報の表示技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタによっては、表示装置に表示される言語をさまざまな国の言語に変更することができるものや、プリンタを設定を国毎の習慣に合わせた状態に自動的に行なうような仕組みが従来から知られている。例えば、特開平4−324871号公報(特許文献1)によれば、仕向け国で用いられる言語をユーザが選択すると、仕向け国に合致した長さの単位や用紙のサイズなどが基本モードとして設定される。また、特開平5−127475号公報(特許文献2)によれば、逆に、用紙サイズの設定や電源電圧に応じて仕向け国の言語が自動選択される。さらに、特開2000−293353号公報(特許文献3)によれば、入力された音声に対応する言語に切り替えられる。
【0003】
ところで、液晶パネルを表示装置に用いるプリンタでは、液晶表示のコントラストや視野角を調整する機能を有するものが知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開平4−324871号公報
【特許文献2】
特開平5−127475号公報
【特許文献3】
特開2000−293353号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の特許文献1に開示された技術によれば、仕向け国で用いられる言語と慣習とを関連づけているので、通常ありえない組合せを選択してしまう単純ミスは防げるが、どの言語体系を用いるのかを入力しなければならない手間は残っている。例えば、通常との言語設定とは異なる言語を所望するユーザにとっては、警告やジャム処理などのガイドとして表示される不慣れな言語の解釈を強いられることになる。また、言語の設定を変更しようとしても手間がかかる。
【0007】
また、特許文献2に開示された技術によれば、複数の電源電圧に対応できる電源ユニットを用いる場合、接続された電源の電圧を検知する手段が別途必要となり、このような手段を単に言語表示を設定するためだけに用いるのはコストがかかりすぎる。さらに、仕向け国別電源を備えるのであれば、表示させる言語を選択するトリガーが電源ユニットにも必要となる。結局、仕向け国別のデフォルト言語を設定する手間が省けるだけである。いずれにせよ、工場出荷時もしくはユーザー先での設置時に表示言語が決まってしまい、通常の運用時には働かない構成である。
【0008】
対して、特許文献3は、通常の運用時においても、利用しようとするユーザーの発する言語をトリガーとして適切な表示言語を選択できる点で有効な構成である。しかしながら、(1)記憶しているパターンとの一致を条件とするため、特定の言葉をしゃべらなくてはならず、ユーザーに毎回装置の前でしゃべることを強いるのは非現実的である。(2)また、「特定の言葉」を忘れてしまえばそもそも表示言語の選択ができなくなってしまう。(3)また、同文献には言語認識のアルゴリズムについて詳しくは述べられていないが、同音異義語をはじめ日本語でよく用いられる「コピー」と英語の「COPY」等をどう識別するのかが不明である。(4)さらに、認識できなかった場合や、あいまいな判定時の対策として、ユーザーに表示切替の同意を求める仕様とするのであれば、はじめから言語選択ボタン等を設けた方が得策である。
【0009】
また、上記したような従来の液晶表示のコントラストや視野角を調整する機能を有するプリンタについては、コントラスト調整にしても視野角調整にしても、プリンタ側であらかじめ設定された値に固定されている。さらには、コントラストが不用意に変わってしまわないように、管理者しか調整できないようにされたものもある。しかし、実際にはコントラストの調整は輝度の調整によって対応しているため、たとえば白内障などの人にはかえって見づらくなってしまうという問題がある。つまり、各ユーザがプリンタを使用する毎に容易にステータスや各種ガイダンスの表示態様を設定できることが望ましい。
【0011】
そこで、本発明は、簡単な設定動作で、プリンタのステータスや各種ガイダンスをユーザーに適した表示態様で表示できるようにすることを目的とする。
【0011】
また、本発明は、簡単な設定動作で、プリンタのステータスや各種ガイダンスをユーザーに適した言語で表示できるようにすることを目的とする。
【0012】
また、本発明は、簡単な設定動作で、プリンタのステータスや各種ガイダンスの表示態様をユーザーに適したものに変更可能にすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面によれば、表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置であって、プリントジョブとともに入力された言語指定に利用される言語指定情報を抽出する抽出手段と、前記表示部に表示するメッセージを、その言語指定情報に応じた言語で表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0014】
本発明の別の側面によれば、表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置を制御するための情報処理装置であって、前記画像形成装置の表示部に表示されるメッセージの言語を指定する指定手段と、前記指定手段による指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする情報処理装置が提供される。
【0015】
本発明のさらに別の側面によれば、表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置と、当該画像形成装置を制御するための情報処理装置とを含む画像形成システムであって、前記情報処理装置は、前記画像形成装置の前記表示部に表示されるメッセージの言語を指定する指定手段と、前記指定手段による指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信する送信手段と、を有し、前記画像形成装置は、前記指定手段による指定結果を抽出する抽出手段と、前記表示部に表示するメッセージを、その指定結果に応じた言語で表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする画像形成システムが提供される。
【0015】
本発明のさらに別の側面によれば、表示部におけるメッセージの表示態様を切り換え可能に構成された画像形成装置であって、プリントジョブとともに入力された表示態様指定情報を抽出する抽出手段と、その表示態様指定情報に応じた表示態様で、前記表示部にメッセージを表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0015】
本発明のさらに別の側面によれば、表示部におけるメッセージの表示態様を切り換え可能に構成された画像形成装置を制御するための情報処理装置であって、前記画像形成装置の表示部におけるメッセージの表示態様を指定する指定手段と、前記指定手段による指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする情報処理装置が提供される。
【0015】
本発明のさらに別の側面によれば、表示部におけるメッセージの表示態様を切り換え可能に構成された画像形成装置と、当該画像形成装置を制御するための情報処理装置とを含む画像形成システムであって、前記情報処理装置は、前記画像形成装置の表示部におけるメッセージの表示態様を指定する指定手段と、前記指定手段による指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信する送信手段と、を有し、前記画像形成装置は、前記指定手段による指定結果を抽出する抽出手段と、その指定結果に応じた表示態様で、前記表示部にメッセージを表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする画像形成システムが提供される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0024】
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態における画像形成システムの構成を示す図である。
【0025】
同図において、2および8は画像形成装置としてのプリンタ、9はプリントジョブのキュー(Cue)を管理するプリントサーバ、10〜14は情報処理装置としてのクライアント・パーソナルコンピュータ(クライアントPC)である。これらの各ノードはネットワーク6に接続され、(例えばTCP/IPに基づき)相互に通信が可能である。そして、各クライアントPCはネットワーク6およびプリントサーバ9を介して、プリンタ2もしくはプリンタ8に印刷出力させることが可能であり、プリンタ2および8はクライアントPC10〜14に対する共有プリンタとして機能する。なお、ネットワーク6に接続されるプリンタならびにクライアントPCの数は一例にすぎない。以下では、代表例としてクライアントPC10からネットワーク6介してプリンタ2に印刷動作を行わせる場面について説明する。また、プリンタとしては電子写真方式を採用したレーザービームプリンタや、インクジェット方式を採用したインクジェットプリンタやなど様々なものが適用可能であることはいうまでもない。
【0026】
図2は、クライアントPC10およびプリンタ2のハードウェア構成を示す図である。
【0027】
クライアントPC10は、同図に示すように、装置全体の制御をつかさどるCPU101、主記憶装置として機能するRAM102、ブートプログラムなどを記憶しているROM102をはじめ、以下の構成を備える。
【0028】
HDD104は、ハードディスク装置であって、ここにOS、各種アプリケーションプログラム、プリンタ2および/または8が解釈可能なページ記述言語を作成したり、プリンタの各種状態を制御するためのプリンタドライバなどが格納されている。VRAM105は、表示しようとするイメージデータを展開するメモリであり、ここにイメージデータ等を展開することでCRT106に表示させることができる。107および108はそれぞれ、各種設定を行うためのキーボードおよびマウスである。また、109はネットワークインタフェースである。
【0029】
プリンタ2は、例えばレーザビームプリンタであり、同図に示すように、プリンタ2の動作制御を行うためのプリンタコントローラ20、印刷機構を有するプリンタエンジン21、プリンタの環境設定を行うとともにステータスや各種ガイダンスの表示を行う操作パネル22により構成される。プリンタエンジン21は、レーザ・ユニットからのレーザビームを回転ミラーを介して感光体ドラムに照射する光学系ユニット、静電潜像を作成する電子写真プロセス、ならびに給紙搬送系を有する作像/給紙搬送系ユニットなどを備えるものであるが、それらの具体的構成は公知のものであるので説明は省略する。
【0030】
プリンタコントローラ20は、プリンタコントローラ20全体の制御をつかさどるCPU201、主記憶装置として機能するほか、画像メモリとしてイメージデータを記憶するRAM202、印刷動作を制御するための制御プログラムやデータなどを記憶するROM203、ネットワークインタフェース204、プリンタエンジン21と通信するためのエンジンインタフェース205、RAM202とは別にイメージデータなどを記憶するハードディスク装置(HDD)206、そして操作パネル22の表示制御をするパネルコントローラ207を備える。尚、パネルコントローラ207に対して各種指示を行うCPU201を表示制御手段と呼ぶこともある。
【0030】
ここで、ハードディスク装置(HDD)206には、後述する図5のフローチャートに従い表示部に表示される各種言語(日本語、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、韓国語など)を表示するための表示情報が格納されている。後述する図3や図4のプリンタドライバUIを介してユーザにより指示された言語とプリンタの状態とに基づきCPU201は対応する言語の表示情報をハードディスク装置(HDD)206から読み出し、表示用メモリ展開した後、該表示用メモリに展開されたデータは操作パネル22に表示される。表示用メモリはパネルコントローラ207に含めるようにすればよい。表示情報おとしてはアウトラインフォントデータで有っても良いし、ビットマップフォントデータであっても良い。
【0031】
図3は、プリンタドライバによってCRT106に表示されるユーザインタフェース(UI)画面の一例を示す図である。
【0032】
この例は、印刷ジョブを送るプリンタに、どのようなオプションデバイスが装備されているのかを設定するフェーズを示している。具体的には例えば、給紙容量を拡大するための「2000枚ペーパーデッキ」や、両面印刷を可能とするための「両面ユニット」などを追加オプションとして設定することが可能である。もっとも、周知のようにプリンタドライバから提供されるUI画面からはその他プリンタに関するさまざまな項目を設定することができる。
【0033】
さて、このUI画面においては、クライアントPC及び画像形成装置における表示態様を設定することが可能であり、表示態様の1つである表示言語はデフォルトとして日本語で表記されているが、「表示言語」をプルダウンして任意の言語を選択することで、このUI画面の表記言語を所望の言語に切り換えることができる。図4は、「表示言語」から「英語(English)」が選択されたときのUI画面表示例である。
【0034】
本実施形態では、この「表示言語」の設定値が言語指定情報としてプリントジョブに含められてプリンタ2に送られる。そうすると、後述するように、プリントジョブを受け取ったプリンタ2は、設定された「表示言語」でステータスや各種ガイダンスを操作パネル22に表示する。ステータスには「消耗品切れ」、「紙無し」、「インタフェースエラー」、「印刷中」、「紙ジャム発生」など、画像形成装置の各種状態が含まれている。また、各種ガイダンスには、トナー切れが発生したような場合に、「トナーを新しいものに交換してください!!」などのガイダンスが含まれる。
【0035】
従来はプリンタ側の設定によってのみ表示言語の切り換えが行われていたが、本実施形態によれば、プリンタにおけるステータスや各種ガイダンスの表示の言語を、プリントジョブ単位で自動的に切り換えることができる。また、ユーザはプリンタドライバのUI画面において自分がプリンタドライバにおいて表示させたい言語を指定することに連動して、プリンタにおける取り扱い言語を変更することができ、プリンタの言語設定をユーザの手間無く且つ効率的に行なうことができる。
【0036】
もちろん、UI画面において、そのUI画面の表示言語とは独立に、プリンタの操作パネルの表示言語を選択できるようにしてもよい。その場合、プリントドライバのUI画面の表示言語にかかわらず、プリンタの操作パネルに表示させる言語を設定することができる。たとえば、使用しているプリンタドライバが日本語版であっても、プリンタの操作パネルにはステータスや各種ガイダンスをドイツ語で表示させることが可能となる。
【0037】
図5は、本実施形態における印刷システム(クライアントPC10とプリンタ2に係る)の印刷動作を示すフローチャートであり、画像形成装置の表示部におけるメッセージの表示態様を指定する指定手段を備え、指定結果をプリントジョブに含めて画像形成装置に送信するクライアントPCと、クライアントPCから受信した、プリントジョブから言語指定情報を抽出し、表示部に表示するメッセージを、その言語指定情報に応じた言語で表示させ、所定のタイミングでデフォルトの言語による表示に戻すよう制御する画像形成装置との処理に対応する。
【0038】
まず、クライアントPC10において、アプリケーションによって印刷対象となる文書ファイルが作成され(ステップS1)、文書ファイルはOSを介して描画関数としてプリンタドライバに引き渡される。プリンタドライバは、上記したとおり、言語モードの選択として、図3、図4に示したようなUIを介したユーザからの指示を受付て「表示言語」を設定する(ステップS2)。さらに、プリンタドライバは、OSから引き渡された描画関数をプリンタが解釈できる所定のフォーマットのデータに変換を行う。所定のフォーマットとしては例えばPDL(ページ記述言語ファイル)やイメージビットマップなどが挙げられる。以後、所定のフォーマットとしてPDLを例に説明を行う。すなわち、ステップS3では、受け取った描画関数に基づきプリントデータとしてのPDLファイルが作成される。ここで、PDLファイルにはステップS2で設定された「表示言語」の設定値(言語モード)が言語指定情報として含められる。なお、言語指定情報はPDLファイルの任意箇所に含めるようにすることができ、PDLファイルと関連付けられているならばPDLファイルとは別ファイルとするようにしても良い。
【0039】
なお、上記の例は、ステップS3では、PDLファイルに言語指定情報を自動的に含めるようにしたが、図3、4のUIにプリンタドライバUIにおける表示態様(言語)はユーザの指示に基づくものに変更するが、プリンタにおける表示はデフォルトのままにするように、PDLファイルに言語指定情報を含めない、或は、プリンタドライバUIにおける言語とは異なる言語指定情報をPDLファイルに含めるようにしても良い。例えば、リモートプリントで別の建物に設置されたプリンタに出力させるような場合に有用であり、これは、デォルトの言語に慣れた第三者宛に、前記第三者が通常利用するプリンタに出力させる場面などにおいて想定される。
【0039】
変換されたPDLファイルはプリンタの出力ポートとして設定されたネットワークインターフェース109へ渡され、プリントジョブとしてネットワーク6を介してプリンタ2に送信される(ステップS4)。具体的には、クライアントPC10のネットワークインターフェース109は、PDLファイルを所定のネットワーク通信プロトコル(例えばTCP/IP)に基づき所定のIP(Internet Protocol)アドレスに設定されたプリンタ2に送り出す。これら相手先プリンタを特定する為のIPアドレスなどの情報は出力ポートに対応付けられて予め設定されているものとする。
【0040】
プリンタ2は、ネットワークインターフェース204によってプリントジョブとしてのPDLファイルを受信し(ステップS5)、プリンタコントローラ20に引き渡される。プリンタコントローラ20では通常のPDL展開によるRIP(Raster Image Process)を行い、プリンタが印字可能な状態にデータ変換する(ステップS6)。それと同時にPDLファイルから言語モードの設定値であるところの言語指定情報を抽出する(ステップS7)。なお、「同時に」とは、厳密にはCPU201によるタイムシェアリング内のことを意味するが、ここでは簡略化のために「同時」の言葉を用いて説明を行う。
【0041】
そして、ステップS6でRIPが行われると、それに応じて電子写真プロセスが実行されることで、プリントジョブ(印刷データ)に基づく記録媒体への記録を含む画像形成処理が行われる(ステップS8)。その一方で、ステップS7で抽出された言語モード(言語指定情報)を、デフォルトの言語モード(初期設定されている言語モード(例えば日本語モード))に照らして、操作パネル22に表示するステータスや各種ガイダンスの表示言語を言語指定情報に基づくものに変更し(ステップS9)、その言語でステータスや各種ガイダンスを表示する(ステップS10)。例えば、英語(English)モードが言語指定情報として抽出されると、表示部であるところの操作パネルでは英語の言語に基づく表示が行なわれ、例えば、日本語に基づけば「ジャム」であるところを英語で「jam」と表示する。
【0042】
また、ステップS8の電子写真プロセスによるジョブが終了すると(ステップS11)、所定時間をカウントするタイマーが作動し(ステップS12)、その所定時間がカウントされると、ステップS9で変更された可能性のある言語モードがデフォルトの言語モードに戻される(ステップS13)。つまり、デフォルトの言語による表示から言語指定情報(言語モード)に応じた言語による表示に切り換えたときは、所定のタイミングでデフォルトの言語による表示に戻すよう制御される。
【0043】
なお、上記の例は、ステップS11におけるジョブ終了の検知をトリガとしてステップS12でタイマーを作動するものであったが、タイマーを作動させるタイミングはこれに限るものではない。例えば、タイマーがカウントする時間を妥当な長さに設定することを条件として、ジョブ開始もしくはジョブ実行中の所定時点の検知をトリガにタイマーを作動させてもよい。要するに、「所定のタイミング」は、プリントジョブに対する画像形成処理に基づいたタイミングとすることができる。
【0043】
また、上記の例は、ステップS7において抽出された言語指定情報に基づきステップS9で表示言語を変更するようにしたが、プリントジョブ(印刷データ)にユーザ情報を含ませておき、画像形成装置が抽出したユーザ情報に応じた言語でステップS9の表示を行なわせるようにしても良い。その場合には、ユーザ情報と言語との関係を予め画像形成装置のハードディスク装置(HDD)206に設定しておく必要があるが、ユーザが印刷出力を行なわせるたびに言語を指定する必要がなくユーザ操作を簡易にするという効果を得ることができる。
【0043】
さらに、ステップS9では、ステップS7で抽出された言語指定情報に従う言語に基づく表示を行なうようにしたが、ステップS7で抽出された言語指定情報に基づく表示情報が画像形成装置に保持されていないような場合が想定される。そこで、言語指定情報に応じた言語に基づく表示部への表示を行なう表示情報がない場合に、デフォルトの言語或は英語に基づく表示を行なうようにすれば、よりユーザが理解できるであろう言語に基づく表示を行なうことができるようになる。また、画像形成装置に保持されている複数言語の表示情報をプリンタドライバに通信回線を介して取得させるようにし、取得された言語に基づく選択候補を図3の301に表示させるように制限すれば、ユーザの指示通りに画像形成装置にて対応できないような言語の指定を未然に防ぐことができる。
【0044】
以上の動作によって印刷物が出力される(ステップS14)。
【0045】
以上説明した第1の実施形態によれば、異なる言語を扱う人たちが同じ共有プリンタを利用している場合、通常動作時は問題ないが、ジャムやトナー交換など異常時には、クライアントPCにおいてユーザーが指定した言語でメッセージを操作パネルに表示できるため、プリンタが発するメッセージを適切にユーザーへ伝えることができる。また、デフォルトの言語設定に、ユーザの手間を煩わせることなく、変更された言語から戻すことができる。
【0046】
従来は、仕向け国に応じた言語に設定可能なことでもある程度のユーザビリティを得ることができたが、グローバル社会になり同じフロアで働く人の母国語が異なることは常識となりつつある。実際に共通のタスクをこなすためには、扱う言語も共通なことが多いがやはり各人が一番扱いやすい言語を用いることが仕事をスムーズに進める有効な手段となる。プリンタのトラブル処理においても同様である。通常は印刷命令を出して所望の印刷物を手に入れれば問題ないが、万が一ジャムが生じた場合、どこで紙が詰まり、どう処理すればよいのか表示されていても不得手な言語であるため理解できず、復帰に手間取り余計な時間を浪費することもあった。しかし、本実施形態によれば、各人がクライアントPCからプリントジョブごとにプリンタの操作パネルに表示させる言語を指定できるので、そのような復帰にかかる時間の浪費を減らすことができる。また、変更された言語からデフォルトの言語設定に適切なタイミングで戻すようにするので、他のユーザに迷惑をかけることもなくなる。
【0047】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、言語の設定の仕組みを備えるクライアントPCとプリンタとからなる印刷システムについて説明してきた。第2の実施形態では、更に、クライアントPCからプリントジョブごとにプリンタの操作パネルにおけるステータスや各種ガイダンスの表示態様を指定できる機能をもえた印刷システムについて説明する。
【0048】
本実施形態における印刷システムの構成およびハードウェア構成はそれぞれ図1および図2に示したものと同様であるので、以下でも同一の参照番号を用いて説明する。
【0049】
図6は、プリンタ2における操作パネル22の配置例を示す図である。
【0050】
中央にステータスや警告や各種ガイダンスを示す表示パネル221があり、液晶やEL(Electro Luminescence)などが用いられている。その下部には表示パネル221の内容を補助するランプがあり、印刷可能状態[Ready]222、データ受信状態[Data]223、エラー警告[Attention]224などがある。また、表示パネル221の左右にはプリンタの設定などを行うためのキーが配置されており、左右端にはプリントジョブのキャンセルボタン225、再開ボタン226が設けられている。
【0051】
通常、表示パネル221は読みやすくするため液晶パネルの場合はバックライトで、ELパネルは自身の発光で輝度によるコントラストをつけている。一般には、図示の如く、白もしくは白に近い青など輝度の高い背景に黒い文字で表記されるが、本実施形態では、後述する「ハイコントラストモード」の設定により、図7に示すように、背景と文字の輝度を反転させ、文字のスタイルを太字にして表示させることができる。この「ハイコントラストモード」では更に文字サイズを拡大することが望ましいであろう。
【0052】
図8は、本実施形態における、プリンタドライバ設定画面の起動に伴いCRT106に表示されるUI画面の一例を示す図である。なお、表示言語に関する設定については第1の実施形態と同様に行なうことができるが、ここでは説明を省略する。
【0053】
この表示態様は図3に示した表示態様とほぼ同様であるが、ユーザーオプションとして「ハイコントラストモード」の選択肢が追加されている点が異なる。本実施形態では、この「ハイコントラストモード」の設定値がプリントジョブに含められてプリンタ2に送られる。そうすると、後述するように、プリントジョブを受け取ったプリンタ2は、操作パネル22の表示表示態様を「ハイコントラストモード」の設定値に応じて変更する。
【0054】
図9は、本実施形態における印刷システム(クライアントPC10とプリンタ2に係る)の印刷動作を示すフローチャートである。
【0055】
まず、クライアントPC10において、アプリケーションによって印刷対象となる文書ファイルが作成され(ステップS21)、文書ファイルはOSを介して描画関数としてプリンタドライバに引き渡される。プリンタドライバは、上記したとおり、図8に示したようなUIを介して「ハイコントラストモード」のON/OFFを設定する(ステップS22)。さらに、プリンタドライバは、OSから引き渡された描画関数に基づきPDLファイルが作成される(ステップS23)。ここで、PDLファイルにはステップS22で設定された「ハイコントラストモード」の設定値が含められる。
【0056】
変換されたPDLファイルはネットワークインターフェース109へ渡され、印刷ジョブとしてネットワーク6を介してプリンタ2に送信される(ステップS24)。具体的には、クライアントPC10のネットワークインターフェース109は、PDLファイルを所定のネットワーク通信プロトコル(例えばTCP/IP)に基づき所定のIP(Internet Protocol)アドレスに設定されたプリンタ2に送り出す。
【0057】
プリンタ2においては、ネットワークインターフェース204によってPDLファイルが受け取られ(ステップS25)、プリンタコントローラ20に引き渡される。プリンタコントローラ20では通常のPDL展開によるRIP(Raster Image Process)を行い、プリンタが印字可能な状態にデータ変換する(ステップS26)。それと同時に(厳密にはCPU201によるタイムシェアリング内のことを意味する)PDLファイルからハイコントラストモードの設定値を抽出する(ステップS27)。
【0058】
そして、ステップS26でRIPが行われると、それに応じて電子写真プロセスが実行される(ステップS28)。その一方で、パネルコントローラ207は、ステップS27で抽出されたハイコントラストモードの設定値がONかどうかを判断し(ステップS29)、ハイコントラストモードがONであれば、操作パネル22に、ステータスや各種ガイダンスを図7に示したようなハイコントラストで表示し(ステップS30)、OFFであれば、図6に示したような通常の態様で表示する(ステップS31)。
【0058】
また、ステップS30において、表示態様をノーマル表示からハイコントラスト表示に変更し、さらにジョブ終了の検知をトリガとしてタイマーを作動させ表示態様をデフォルトのノーマル表示にするようにすれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、タイマーを動作させるタイミングについても第1の実施形態と同様にジョブの終了の検知をトリガとするものに限定されるものではない。
【0059】
以上の動作によって印刷物が出力される(ステップS32)。
【0060】
従来、例えば白内障にかかった人にとって背景が白く光った画面は眩しく見難いものとなり、眼鏡などの視力矯正では状況改善できなかったが、以上説明した第2の実施形態によれば、各人がクライアントPCからプリントジョブごとにプリンタの操作パネルにおけるステータスや各種ガイダンスの表示態様を指定することができ、「ハイコントラストモード」を指定した場合には、言語を指定できるディスプレイの明暗を反転させ背景の眩しさを無くした他、文字サイズの拡大や太文字による強調でコントラストを上げ、視力の弱い人でも見えやすくできる。
【0061】
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、言語の設定の仕組みを備えるクライアントPCとプリンタとからなる印刷システムについて説明してきた。第2の実施形態では、コントラストの設定の仕組みを備えるクライアントPCとプリンタとからなる印刷システムについて説明してきた。第3の実施形態では、第1及び第2の実施形態の機能に加えて、クライアントPCからプリントジョブごとに音声によるプリンタステータスや各種ガイダンスの音声出力を行なえる仕組みについて説明を行なう。
【0062】
本実施形態における印刷システムの構成は図1に示したものと同様であるので、以下でも同一の参照番号を用いて説明する。
【0063】
図10は、本実施形態におけるプリンタ2のハードウェア構成を示す図である。このプリンタ2のハードウェア構成は概ね図2に示したものと同様である(共通する構成要素には同一の参照番号を付した。)。図2と相違する点は、音声コントローラ208、D/Aコンバータ209、スピーカ23で構成される音声出力系が追加されている点と、ROM203にプリンタステータスや警告や各種ガイダンスを音声で知らせるための音声データが記憶されている点である。音声データは、例えば、想定されるステータスや各種ガイダンスや警告にそれぞれ対応した具体的な内容のメッセージがPCMの形式で保存されている。
【0064】
図11は、本実施形態における、プリンタドライバによってCRT106に表示されるUI画面の一例を示す図である。
【0065】
この表示態様は図3に示した表示態様とほぼ同様であるが、ユーザーオプションとして「音声モード」の選択肢が追加されている点が異なる。本実施形態では、この「音声モード」の設定値がプリントジョブに含められてプリンタ2に送られる。そうすると、後述するように、プリントジョブを受け取ったプリンタ2は、プリンタステータスや各種ガイダンスや警告の音声による報知を実行する/しないを、「音声モード」の設定値に応じて切り換える。
【0066】
図12は、本実施形態におけるクライアントPC10とプリンタ2に係る印刷動作を示すフローチャートである。
【0067】
まず、クライアントPC10において、アプリケーションによって印刷対象となる文書ファイルが作成され(ステップS41)、文書ファイルはOSを介して描画関数としてプリンタドライバに引き渡される。プリンタドライバは、上記したとおり、図10に示したようなUIを介して「音声モード」のON/OFFを設定する(ステップS42)。さらに、プリンタドライバは、OSから引き渡された描画関数に基づきPDLファイルが作成される(ステップS43)。ここで、PDLファイルにはステップS42で設定された「音声モード」の設定値が含められる。
【0068】
変換されたPDLファイルはネットワークインターフェース109へ渡され、印刷ジョブとしてネットワーク6を介してプリンタ2に送信される(ステップS44)。具体的には、クライアントPC10のネットワークインターフェース109は、PDLファイルを所定のネットワーク通信プロトコル(例えばTCP/IP)に基づき所定のIP(Internet Protocol)アドレスに設定されたプリンタ2に送り出す。
【0069】
プリンタ2においては、ネットワークインターフェース204によってPDLファイルが受け取られ(ステップS45)、プリンタコントローラ20に引き渡される。プリンタコントローラ20では通常のPDL展開によるRIP(Raster Image Process)を行い、プリンタが印字可能な状態にデータ変換する(ステップS46)。それと同時に(厳密にはCPU201によるタイムシェアリング内のことを意味する)PDLファイルから音声モードの設定値を抽出する(ステップS47)。
【0070】
そして、ステップS26でRIPが行われると、それに応じて電子写真プロセスが実行される(ステップS48)。その一方で、パネルコントローラ207は操作パネル22にステータスや各種ガイダンスの表示を行うことになるのだが、これに加えて、音声コントローラ208が、ステップS47で抽出された音声モードの設定値がONかどうかを判断し(ステップS49)、音声モードがONであれば、ステータスや各種ガイダンスの音声出力を実行し(ステップS50)、OFFであれば、ステータスや各種ガイダンスの音声出力は実行しない(ステップS51)。ステータスや各種ガイダンスの音声出力は、具体的には、現在のステータスや各種ガイダンスに対応する音声データをROM203から読み出し、D/Aコンバータ209を介してスピーカ23から放音されることで実現される。なお、ステップS50において音声出力を行なった後に、ジョブが終了し、次に新たな別のジョブが投入された場合には、音声出力の設定がジョブに含まれていなければ音声出力は行なわれない。
【0071】
以上の動作によって印刷物が出力される(ステップS52)。
【0072】
以上説明した第3の実施形態によれば、各人がクライアントPCからプリントジョブごとに「音声モード」のON/OFFを設定することができ、これにより、プリンタステータスや各種ガイダンスや警告の音声による報知を実行する/しないを切り換えることができる。そのため、たとえばジャム処理やトナー補給の操作が不慣れであったり、視力が弱く細かい操作の困難なユーザーがプリンタを使用中にジャムやトナー切れが生じたとき、音声モードがONに設定されていると、容易に周りにいる人に援助を求めることができる。
【0073】
また、従来のように音声モードの設定はプリンタ側でしか設定できず、常時音声モードにした場合には、かえって出力される音声メッセージが煩わしく、単なる騒音となりかねない場合もある。これに対し、本実施形態によれば、クライアントPCからプリントジョブごとに「音声モード」のON/OFFを設定することができるので、たとえば操作の不慣れな人、ハンディキャップのある人は「音声モード」を使用し、それ以外の人は「音声モード」を使用しない、という使い方ができるようになる。
【0074】
なお、本実施形態では、プリンタドライバによるUI画面で音声モードのON/OFFを設定し、その設定結果に応じてプリンタステータスや各種ガイダンスの音声による報知の実行を制御するようにしたが、UI画面にこのような設定欄を特別に設けずに、音声による報知の実行を制御させることも可能である。たとえば、ユーザーがプリンタを初めて使用するときに、あらかじめ各種ユーザー情報をプリンタやプリンタドライバに登録(保持)させるようにし、このユーザー情報に「音声モード」のON/OFFの設定を含ませておく。そして、このユーザー情報として登録された音声モードの設定値を、PDLデータに含めて、または、PDLデータとは別に、プリンタに送信するようにしてもよいであろう。この場合、プリンタドライバUIは従来通りのものを利用でき、新たに開発したりインストールする必要がなくなり、また、ユーザーは設定を一度だけ行えばよいという利点を有する。
【0075】
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は、例えばシステム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。
【0076】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータがその供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、その形態はプログラムである必要はない。
【0077】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、そのコンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の特許請求の範囲には、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0078】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0079】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0080】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、そのホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
【0081】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0082】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0083】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0084】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な設定動作で、プリンタのステータスや各種ガイダンスをユーザーに適した言語で表示できるようにすることができる。
【0085】
また、本発明によれば、簡単な設定動作で、プリンタや各種ガイダンスのステータスの表示態様をユーザーに適したものに変更することができる。
【0086】
さらに、本発明によれば、ユーザーがプリンタの表示パネルを見ることのできない位置にいても、そのプリンタのステータスや各種ガイダンスの内容を把握できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における印刷システムの構成を示す図である。
【図2】クライアントPCおよびプリンタのハードウェア構成を示す図である。
【図3】第1の実施形態におけるUI画面の表示例を示す図である。
【図4】第1の実施形態におけるUI画面の他の言語による表示例を示す図である。
【図5】第1の実施形態における印刷システムの印刷動作を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施形態におけるステータスの表示態様を示す図である。
【図7】第2の実施形態におけるステータスの別の表示態様を示す図である。
【図8】第2の実施形態におけるUI画面の表示例を示す図である。
【図9】第2の実施形態における印刷システムの印刷動作を示すフローチャートである。
【図10】第3の実施形態におけるプリンタのハードウェア構成を示す図である。
【図11】第3の実施形態におけるUI画面の表示例を示す図である。
【図12】第3の実施形態における印刷システムの印刷動作を示すフローチャートである。
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置における各種情報の表示技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタによっては、表示装置に表示される言語をさまざまな国の言語に変更することができるものや、プリンタを設定を国毎の習慣に合わせた状態に自動的に行なうような仕組みが従来から知られている。例えば、特開平4−324871号公報(特許文献1)によれば、仕向け国で用いられる言語をユーザが選択すると、仕向け国に合致した長さの単位や用紙のサイズなどが基本モードとして設定される。また、特開平5−127475号公報(特許文献2)によれば、逆に、用紙サイズの設定や電源電圧に応じて仕向け国の言語が自動選択される。さらに、特開2000−293353号公報(特許文献3)によれば、入力された音声に対応する言語に切り替えられる。
【0003】
ところで、液晶パネルを表示装置に用いるプリンタでは、液晶表示のコントラストや視野角を調整する機能を有するものが知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開平4−324871号公報
【特許文献2】
特開平5−127475号公報
【特許文献3】
特開2000−293353号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の特許文献1に開示された技術によれば、仕向け国で用いられる言語と慣習とを関連づけているので、通常ありえない組合せを選択してしまう単純ミスは防げるが、どの言語体系を用いるのかを入力しなければならない手間は残っている。例えば、通常との言語設定とは異なる言語を所望するユーザにとっては、警告やジャム処理などのガイドとして表示される不慣れな言語の解釈を強いられることになる。また、言語の設定を変更しようとしても手間がかかる。
【0007】
また、特許文献2に開示された技術によれば、複数の電源電圧に対応できる電源ユニットを用いる場合、接続された電源の電圧を検知する手段が別途必要となり、このような手段を単に言語表示を設定するためだけに用いるのはコストがかかりすぎる。さらに、仕向け国別電源を備えるのであれば、表示させる言語を選択するトリガーが電源ユニットにも必要となる。結局、仕向け国別のデフォルト言語を設定する手間が省けるだけである。いずれにせよ、工場出荷時もしくはユーザー先での設置時に表示言語が決まってしまい、通常の運用時には働かない構成である。
【0008】
対して、特許文献3は、通常の運用時においても、利用しようとするユーザーの発する言語をトリガーとして適切な表示言語を選択できる点で有効な構成である。しかしながら、(1)記憶しているパターンとの一致を条件とするため、特定の言葉をしゃべらなくてはならず、ユーザーに毎回装置の前でしゃべることを強いるのは非現実的である。(2)また、「特定の言葉」を忘れてしまえばそもそも表示言語の選択ができなくなってしまう。(3)また、同文献には言語認識のアルゴリズムについて詳しくは述べられていないが、同音異義語をはじめ日本語でよく用いられる「コピー」と英語の「COPY」等をどう識別するのかが不明である。(4)さらに、認識できなかった場合や、あいまいな判定時の対策として、ユーザーに表示切替の同意を求める仕様とするのであれば、はじめから言語選択ボタン等を設けた方が得策である。
【0009】
また、上記したような従来の液晶表示のコントラストや視野角を調整する機能を有するプリンタについては、コントラスト調整にしても視野角調整にしても、プリンタ側であらかじめ設定された値に固定されている。さらには、コントラストが不用意に変わってしまわないように、管理者しか調整できないようにされたものもある。しかし、実際にはコントラストの調整は輝度の調整によって対応しているため、たとえば白内障などの人にはかえって見づらくなってしまうという問題がある。つまり、各ユーザがプリンタを使用する毎に容易にステータスや各種ガイダンスの表示態様を設定できることが望ましい。
【0011】
そこで、本発明は、簡単な設定動作で、プリンタのステータスや各種ガイダンスをユーザーに適した表示態様で表示できるようにすることを目的とする。
【0011】
また、本発明は、簡単な設定動作で、プリンタのステータスや各種ガイダンスをユーザーに適した言語で表示できるようにすることを目的とする。
【0012】
また、本発明は、簡単な設定動作で、プリンタのステータスや各種ガイダンスの表示態様をユーザーに適したものに変更可能にすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面によれば、表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置であって、プリントジョブとともに入力された言語指定に利用される言語指定情報を抽出する抽出手段と、前記表示部に表示するメッセージを、その言語指定情報に応じた言語で表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0014】
本発明の別の側面によれば、表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置を制御するための情報処理装置であって、前記画像形成装置の表示部に表示されるメッセージの言語を指定する指定手段と、前記指定手段による指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする情報処理装置が提供される。
【0015】
本発明のさらに別の側面によれば、表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置と、当該画像形成装置を制御するための情報処理装置とを含む画像形成システムであって、前記情報処理装置は、前記画像形成装置の前記表示部に表示されるメッセージの言語を指定する指定手段と、前記指定手段による指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信する送信手段と、を有し、前記画像形成装置は、前記指定手段による指定結果を抽出する抽出手段と、前記表示部に表示するメッセージを、その指定結果に応じた言語で表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする画像形成システムが提供される。
【0015】
本発明のさらに別の側面によれば、表示部におけるメッセージの表示態様を切り換え可能に構成された画像形成装置であって、プリントジョブとともに入力された表示態様指定情報を抽出する抽出手段と、その表示態様指定情報に応じた表示態様で、前記表示部にメッセージを表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0015】
本発明のさらに別の側面によれば、表示部におけるメッセージの表示態様を切り換え可能に構成された画像形成装置を制御するための情報処理装置であって、前記画像形成装置の表示部におけるメッセージの表示態様を指定する指定手段と、前記指定手段による指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする情報処理装置が提供される。
【0015】
本発明のさらに別の側面によれば、表示部におけるメッセージの表示態様を切り換え可能に構成された画像形成装置と、当該画像形成装置を制御するための情報処理装置とを含む画像形成システムであって、前記情報処理装置は、前記画像形成装置の表示部におけるメッセージの表示態様を指定する指定手段と、前記指定手段による指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信する送信手段と、を有し、前記画像形成装置は、前記指定手段による指定結果を抽出する抽出手段と、その指定結果に応じた表示態様で、前記表示部にメッセージを表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする画像形成システムが提供される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0024】
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態における画像形成システムの構成を示す図である。
【0025】
同図において、2および8は画像形成装置としてのプリンタ、9はプリントジョブのキュー(Cue)を管理するプリントサーバ、10〜14は情報処理装置としてのクライアント・パーソナルコンピュータ(クライアントPC)である。これらの各ノードはネットワーク6に接続され、(例えばTCP/IPに基づき)相互に通信が可能である。そして、各クライアントPCはネットワーク6およびプリントサーバ9を介して、プリンタ2もしくはプリンタ8に印刷出力させることが可能であり、プリンタ2および8はクライアントPC10〜14に対する共有プリンタとして機能する。なお、ネットワーク6に接続されるプリンタならびにクライアントPCの数は一例にすぎない。以下では、代表例としてクライアントPC10からネットワーク6介してプリンタ2に印刷動作を行わせる場面について説明する。また、プリンタとしては電子写真方式を採用したレーザービームプリンタや、インクジェット方式を採用したインクジェットプリンタやなど様々なものが適用可能であることはいうまでもない。
【0026】
図2は、クライアントPC10およびプリンタ2のハードウェア構成を示す図である。
【0027】
クライアントPC10は、同図に示すように、装置全体の制御をつかさどるCPU101、主記憶装置として機能するRAM102、ブートプログラムなどを記憶しているROM102をはじめ、以下の構成を備える。
【0028】
HDD104は、ハードディスク装置であって、ここにOS、各種アプリケーションプログラム、プリンタ2および/または8が解釈可能なページ記述言語を作成したり、プリンタの各種状態を制御するためのプリンタドライバなどが格納されている。VRAM105は、表示しようとするイメージデータを展開するメモリであり、ここにイメージデータ等を展開することでCRT106に表示させることができる。107および108はそれぞれ、各種設定を行うためのキーボードおよびマウスである。また、109はネットワークインタフェースである。
【0029】
プリンタ2は、例えばレーザビームプリンタであり、同図に示すように、プリンタ2の動作制御を行うためのプリンタコントローラ20、印刷機構を有するプリンタエンジン21、プリンタの環境設定を行うとともにステータスや各種ガイダンスの表示を行う操作パネル22により構成される。プリンタエンジン21は、レーザ・ユニットからのレーザビームを回転ミラーを介して感光体ドラムに照射する光学系ユニット、静電潜像を作成する電子写真プロセス、ならびに給紙搬送系を有する作像/給紙搬送系ユニットなどを備えるものであるが、それらの具体的構成は公知のものであるので説明は省略する。
【0030】
プリンタコントローラ20は、プリンタコントローラ20全体の制御をつかさどるCPU201、主記憶装置として機能するほか、画像メモリとしてイメージデータを記憶するRAM202、印刷動作を制御するための制御プログラムやデータなどを記憶するROM203、ネットワークインタフェース204、プリンタエンジン21と通信するためのエンジンインタフェース205、RAM202とは別にイメージデータなどを記憶するハードディスク装置(HDD)206、そして操作パネル22の表示制御をするパネルコントローラ207を備える。尚、パネルコントローラ207に対して各種指示を行うCPU201を表示制御手段と呼ぶこともある。
【0030】
ここで、ハードディスク装置(HDD)206には、後述する図5のフローチャートに従い表示部に表示される各種言語(日本語、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、韓国語など)を表示するための表示情報が格納されている。後述する図3や図4のプリンタドライバUIを介してユーザにより指示された言語とプリンタの状態とに基づきCPU201は対応する言語の表示情報をハードディスク装置(HDD)206から読み出し、表示用メモリ展開した後、該表示用メモリに展開されたデータは操作パネル22に表示される。表示用メモリはパネルコントローラ207に含めるようにすればよい。表示情報おとしてはアウトラインフォントデータで有っても良いし、ビットマップフォントデータであっても良い。
【0031】
図3は、プリンタドライバによってCRT106に表示されるユーザインタフェース(UI)画面の一例を示す図である。
【0032】
この例は、印刷ジョブを送るプリンタに、どのようなオプションデバイスが装備されているのかを設定するフェーズを示している。具体的には例えば、給紙容量を拡大するための「2000枚ペーパーデッキ」や、両面印刷を可能とするための「両面ユニット」などを追加オプションとして設定することが可能である。もっとも、周知のようにプリンタドライバから提供されるUI画面からはその他プリンタに関するさまざまな項目を設定することができる。
【0033】
さて、このUI画面においては、クライアントPC及び画像形成装置における表示態様を設定することが可能であり、表示態様の1つである表示言語はデフォルトとして日本語で表記されているが、「表示言語」をプルダウンして任意の言語を選択することで、このUI画面の表記言語を所望の言語に切り換えることができる。図4は、「表示言語」から「英語(English)」が選択されたときのUI画面表示例である。
【0034】
本実施形態では、この「表示言語」の設定値が言語指定情報としてプリントジョブに含められてプリンタ2に送られる。そうすると、後述するように、プリントジョブを受け取ったプリンタ2は、設定された「表示言語」でステータスや各種ガイダンスを操作パネル22に表示する。ステータスには「消耗品切れ」、「紙無し」、「インタフェースエラー」、「印刷中」、「紙ジャム発生」など、画像形成装置の各種状態が含まれている。また、各種ガイダンスには、トナー切れが発生したような場合に、「トナーを新しいものに交換してください!!」などのガイダンスが含まれる。
【0035】
従来はプリンタ側の設定によってのみ表示言語の切り換えが行われていたが、本実施形態によれば、プリンタにおけるステータスや各種ガイダンスの表示の言語を、プリントジョブ単位で自動的に切り換えることができる。また、ユーザはプリンタドライバのUI画面において自分がプリンタドライバにおいて表示させたい言語を指定することに連動して、プリンタにおける取り扱い言語を変更することができ、プリンタの言語設定をユーザの手間無く且つ効率的に行なうことができる。
【0036】
もちろん、UI画面において、そのUI画面の表示言語とは独立に、プリンタの操作パネルの表示言語を選択できるようにしてもよい。その場合、プリントドライバのUI画面の表示言語にかかわらず、プリンタの操作パネルに表示させる言語を設定することができる。たとえば、使用しているプリンタドライバが日本語版であっても、プリンタの操作パネルにはステータスや各種ガイダンスをドイツ語で表示させることが可能となる。
【0037】
図5は、本実施形態における印刷システム(クライアントPC10とプリンタ2に係る)の印刷動作を示すフローチャートであり、画像形成装置の表示部におけるメッセージの表示態様を指定する指定手段を備え、指定結果をプリントジョブに含めて画像形成装置に送信するクライアントPCと、クライアントPCから受信した、プリントジョブから言語指定情報を抽出し、表示部に表示するメッセージを、その言語指定情報に応じた言語で表示させ、所定のタイミングでデフォルトの言語による表示に戻すよう制御する画像形成装置との処理に対応する。
【0038】
まず、クライアントPC10において、アプリケーションによって印刷対象となる文書ファイルが作成され(ステップS1)、文書ファイルはOSを介して描画関数としてプリンタドライバに引き渡される。プリンタドライバは、上記したとおり、言語モードの選択として、図3、図4に示したようなUIを介したユーザからの指示を受付て「表示言語」を設定する(ステップS2)。さらに、プリンタドライバは、OSから引き渡された描画関数をプリンタが解釈できる所定のフォーマットのデータに変換を行う。所定のフォーマットとしては例えばPDL(ページ記述言語ファイル)やイメージビットマップなどが挙げられる。以後、所定のフォーマットとしてPDLを例に説明を行う。すなわち、ステップS3では、受け取った描画関数に基づきプリントデータとしてのPDLファイルが作成される。ここで、PDLファイルにはステップS2で設定された「表示言語」の設定値(言語モード)が言語指定情報として含められる。なお、言語指定情報はPDLファイルの任意箇所に含めるようにすることができ、PDLファイルと関連付けられているならばPDLファイルとは別ファイルとするようにしても良い。
【0039】
なお、上記の例は、ステップS3では、PDLファイルに言語指定情報を自動的に含めるようにしたが、図3、4のUIにプリンタドライバUIにおける表示態様(言語)はユーザの指示に基づくものに変更するが、プリンタにおける表示はデフォルトのままにするように、PDLファイルに言語指定情報を含めない、或は、プリンタドライバUIにおける言語とは異なる言語指定情報をPDLファイルに含めるようにしても良い。例えば、リモートプリントで別の建物に設置されたプリンタに出力させるような場合に有用であり、これは、デォルトの言語に慣れた第三者宛に、前記第三者が通常利用するプリンタに出力させる場面などにおいて想定される。
【0039】
変換されたPDLファイルはプリンタの出力ポートとして設定されたネットワークインターフェース109へ渡され、プリントジョブとしてネットワーク6を介してプリンタ2に送信される(ステップS4)。具体的には、クライアントPC10のネットワークインターフェース109は、PDLファイルを所定のネットワーク通信プロトコル(例えばTCP/IP)に基づき所定のIP(Internet Protocol)アドレスに設定されたプリンタ2に送り出す。これら相手先プリンタを特定する為のIPアドレスなどの情報は出力ポートに対応付けられて予め設定されているものとする。
【0040】
プリンタ2は、ネットワークインターフェース204によってプリントジョブとしてのPDLファイルを受信し(ステップS5)、プリンタコントローラ20に引き渡される。プリンタコントローラ20では通常のPDL展開によるRIP(Raster Image Process)を行い、プリンタが印字可能な状態にデータ変換する(ステップS6)。それと同時にPDLファイルから言語モードの設定値であるところの言語指定情報を抽出する(ステップS7)。なお、「同時に」とは、厳密にはCPU201によるタイムシェアリング内のことを意味するが、ここでは簡略化のために「同時」の言葉を用いて説明を行う。
【0041】
そして、ステップS6でRIPが行われると、それに応じて電子写真プロセスが実行されることで、プリントジョブ(印刷データ)に基づく記録媒体への記録を含む画像形成処理が行われる(ステップS8)。その一方で、ステップS7で抽出された言語モード(言語指定情報)を、デフォルトの言語モード(初期設定されている言語モード(例えば日本語モード))に照らして、操作パネル22に表示するステータスや各種ガイダンスの表示言語を言語指定情報に基づくものに変更し(ステップS9)、その言語でステータスや各種ガイダンスを表示する(ステップS10)。例えば、英語(English)モードが言語指定情報として抽出されると、表示部であるところの操作パネルでは英語の言語に基づく表示が行なわれ、例えば、日本語に基づけば「ジャム」であるところを英語で「jam」と表示する。
【0042】
また、ステップS8の電子写真プロセスによるジョブが終了すると(ステップS11)、所定時間をカウントするタイマーが作動し(ステップS12)、その所定時間がカウントされると、ステップS9で変更された可能性のある言語モードがデフォルトの言語モードに戻される(ステップS13)。つまり、デフォルトの言語による表示から言語指定情報(言語モード)に応じた言語による表示に切り換えたときは、所定のタイミングでデフォルトの言語による表示に戻すよう制御される。
【0043】
なお、上記の例は、ステップS11におけるジョブ終了の検知をトリガとしてステップS12でタイマーを作動するものであったが、タイマーを作動させるタイミングはこれに限るものではない。例えば、タイマーがカウントする時間を妥当な長さに設定することを条件として、ジョブ開始もしくはジョブ実行中の所定時点の検知をトリガにタイマーを作動させてもよい。要するに、「所定のタイミング」は、プリントジョブに対する画像形成処理に基づいたタイミングとすることができる。
【0043】
また、上記の例は、ステップS7において抽出された言語指定情報に基づきステップS9で表示言語を変更するようにしたが、プリントジョブ(印刷データ)にユーザ情報を含ませておき、画像形成装置が抽出したユーザ情報に応じた言語でステップS9の表示を行なわせるようにしても良い。その場合には、ユーザ情報と言語との関係を予め画像形成装置のハードディスク装置(HDD)206に設定しておく必要があるが、ユーザが印刷出力を行なわせるたびに言語を指定する必要がなくユーザ操作を簡易にするという効果を得ることができる。
【0043】
さらに、ステップS9では、ステップS7で抽出された言語指定情報に従う言語に基づく表示を行なうようにしたが、ステップS7で抽出された言語指定情報に基づく表示情報が画像形成装置に保持されていないような場合が想定される。そこで、言語指定情報に応じた言語に基づく表示部への表示を行なう表示情報がない場合に、デフォルトの言語或は英語に基づく表示を行なうようにすれば、よりユーザが理解できるであろう言語に基づく表示を行なうことができるようになる。また、画像形成装置に保持されている複数言語の表示情報をプリンタドライバに通信回線を介して取得させるようにし、取得された言語に基づく選択候補を図3の301に表示させるように制限すれば、ユーザの指示通りに画像形成装置にて対応できないような言語の指定を未然に防ぐことができる。
【0044】
以上の動作によって印刷物が出力される(ステップS14)。
【0045】
以上説明した第1の実施形態によれば、異なる言語を扱う人たちが同じ共有プリンタを利用している場合、通常動作時は問題ないが、ジャムやトナー交換など異常時には、クライアントPCにおいてユーザーが指定した言語でメッセージを操作パネルに表示できるため、プリンタが発するメッセージを適切にユーザーへ伝えることができる。また、デフォルトの言語設定に、ユーザの手間を煩わせることなく、変更された言語から戻すことができる。
【0046】
従来は、仕向け国に応じた言語に設定可能なことでもある程度のユーザビリティを得ることができたが、グローバル社会になり同じフロアで働く人の母国語が異なることは常識となりつつある。実際に共通のタスクをこなすためには、扱う言語も共通なことが多いがやはり各人が一番扱いやすい言語を用いることが仕事をスムーズに進める有効な手段となる。プリンタのトラブル処理においても同様である。通常は印刷命令を出して所望の印刷物を手に入れれば問題ないが、万が一ジャムが生じた場合、どこで紙が詰まり、どう処理すればよいのか表示されていても不得手な言語であるため理解できず、復帰に手間取り余計な時間を浪費することもあった。しかし、本実施形態によれば、各人がクライアントPCからプリントジョブごとにプリンタの操作パネルに表示させる言語を指定できるので、そのような復帰にかかる時間の浪費を減らすことができる。また、変更された言語からデフォルトの言語設定に適切なタイミングで戻すようにするので、他のユーザに迷惑をかけることもなくなる。
【0047】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、言語の設定の仕組みを備えるクライアントPCとプリンタとからなる印刷システムについて説明してきた。第2の実施形態では、更に、クライアントPCからプリントジョブごとにプリンタの操作パネルにおけるステータスや各種ガイダンスの表示態様を指定できる機能をもえた印刷システムについて説明する。
【0048】
本実施形態における印刷システムの構成およびハードウェア構成はそれぞれ図1および図2に示したものと同様であるので、以下でも同一の参照番号を用いて説明する。
【0049】
図6は、プリンタ2における操作パネル22の配置例を示す図である。
【0050】
中央にステータスや警告や各種ガイダンスを示す表示パネル221があり、液晶やEL(Electro Luminescence)などが用いられている。その下部には表示パネル221の内容を補助するランプがあり、印刷可能状態[Ready]222、データ受信状態[Data]223、エラー警告[Attention]224などがある。また、表示パネル221の左右にはプリンタの設定などを行うためのキーが配置されており、左右端にはプリントジョブのキャンセルボタン225、再開ボタン226が設けられている。
【0051】
通常、表示パネル221は読みやすくするため液晶パネルの場合はバックライトで、ELパネルは自身の発光で輝度によるコントラストをつけている。一般には、図示の如く、白もしくは白に近い青など輝度の高い背景に黒い文字で表記されるが、本実施形態では、後述する「ハイコントラストモード」の設定により、図7に示すように、背景と文字の輝度を反転させ、文字のスタイルを太字にして表示させることができる。この「ハイコントラストモード」では更に文字サイズを拡大することが望ましいであろう。
【0052】
図8は、本実施形態における、プリンタドライバ設定画面の起動に伴いCRT106に表示されるUI画面の一例を示す図である。なお、表示言語に関する設定については第1の実施形態と同様に行なうことができるが、ここでは説明を省略する。
【0053】
この表示態様は図3に示した表示態様とほぼ同様であるが、ユーザーオプションとして「ハイコントラストモード」の選択肢が追加されている点が異なる。本実施形態では、この「ハイコントラストモード」の設定値がプリントジョブに含められてプリンタ2に送られる。そうすると、後述するように、プリントジョブを受け取ったプリンタ2は、操作パネル22の表示表示態様を「ハイコントラストモード」の設定値に応じて変更する。
【0054】
図9は、本実施形態における印刷システム(クライアントPC10とプリンタ2に係る)の印刷動作を示すフローチャートである。
【0055】
まず、クライアントPC10において、アプリケーションによって印刷対象となる文書ファイルが作成され(ステップS21)、文書ファイルはOSを介して描画関数としてプリンタドライバに引き渡される。プリンタドライバは、上記したとおり、図8に示したようなUIを介して「ハイコントラストモード」のON/OFFを設定する(ステップS22)。さらに、プリンタドライバは、OSから引き渡された描画関数に基づきPDLファイルが作成される(ステップS23)。ここで、PDLファイルにはステップS22で設定された「ハイコントラストモード」の設定値が含められる。
【0056】
変換されたPDLファイルはネットワークインターフェース109へ渡され、印刷ジョブとしてネットワーク6を介してプリンタ2に送信される(ステップS24)。具体的には、クライアントPC10のネットワークインターフェース109は、PDLファイルを所定のネットワーク通信プロトコル(例えばTCP/IP)に基づき所定のIP(Internet Protocol)アドレスに設定されたプリンタ2に送り出す。
【0057】
プリンタ2においては、ネットワークインターフェース204によってPDLファイルが受け取られ(ステップS25)、プリンタコントローラ20に引き渡される。プリンタコントローラ20では通常のPDL展開によるRIP(Raster Image Process)を行い、プリンタが印字可能な状態にデータ変換する(ステップS26)。それと同時に(厳密にはCPU201によるタイムシェアリング内のことを意味する)PDLファイルからハイコントラストモードの設定値を抽出する(ステップS27)。
【0058】
そして、ステップS26でRIPが行われると、それに応じて電子写真プロセスが実行される(ステップS28)。その一方で、パネルコントローラ207は、ステップS27で抽出されたハイコントラストモードの設定値がONかどうかを判断し(ステップS29)、ハイコントラストモードがONであれば、操作パネル22に、ステータスや各種ガイダンスを図7に示したようなハイコントラストで表示し(ステップS30)、OFFであれば、図6に示したような通常の態様で表示する(ステップS31)。
【0058】
また、ステップS30において、表示態様をノーマル表示からハイコントラスト表示に変更し、さらにジョブ終了の検知をトリガとしてタイマーを作動させ表示態様をデフォルトのノーマル表示にするようにすれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、タイマーを動作させるタイミングについても第1の実施形態と同様にジョブの終了の検知をトリガとするものに限定されるものではない。
【0059】
以上の動作によって印刷物が出力される(ステップS32)。
【0060】
従来、例えば白内障にかかった人にとって背景が白く光った画面は眩しく見難いものとなり、眼鏡などの視力矯正では状況改善できなかったが、以上説明した第2の実施形態によれば、各人がクライアントPCからプリントジョブごとにプリンタの操作パネルにおけるステータスや各種ガイダンスの表示態様を指定することができ、「ハイコントラストモード」を指定した場合には、言語を指定できるディスプレイの明暗を反転させ背景の眩しさを無くした他、文字サイズの拡大や太文字による強調でコントラストを上げ、視力の弱い人でも見えやすくできる。
【0061】
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、言語の設定の仕組みを備えるクライアントPCとプリンタとからなる印刷システムについて説明してきた。第2の実施形態では、コントラストの設定の仕組みを備えるクライアントPCとプリンタとからなる印刷システムについて説明してきた。第3の実施形態では、第1及び第2の実施形態の機能に加えて、クライアントPCからプリントジョブごとに音声によるプリンタステータスや各種ガイダンスの音声出力を行なえる仕組みについて説明を行なう。
【0062】
本実施形態における印刷システムの構成は図1に示したものと同様であるので、以下でも同一の参照番号を用いて説明する。
【0063】
図10は、本実施形態におけるプリンタ2のハードウェア構成を示す図である。このプリンタ2のハードウェア構成は概ね図2に示したものと同様である(共通する構成要素には同一の参照番号を付した。)。図2と相違する点は、音声コントローラ208、D/Aコンバータ209、スピーカ23で構成される音声出力系が追加されている点と、ROM203にプリンタステータスや警告や各種ガイダンスを音声で知らせるための音声データが記憶されている点である。音声データは、例えば、想定されるステータスや各種ガイダンスや警告にそれぞれ対応した具体的な内容のメッセージがPCMの形式で保存されている。
【0064】
図11は、本実施形態における、プリンタドライバによってCRT106に表示されるUI画面の一例を示す図である。
【0065】
この表示態様は図3に示した表示態様とほぼ同様であるが、ユーザーオプションとして「音声モード」の選択肢が追加されている点が異なる。本実施形態では、この「音声モード」の設定値がプリントジョブに含められてプリンタ2に送られる。そうすると、後述するように、プリントジョブを受け取ったプリンタ2は、プリンタステータスや各種ガイダンスや警告の音声による報知を実行する/しないを、「音声モード」の設定値に応じて切り換える。
【0066】
図12は、本実施形態におけるクライアントPC10とプリンタ2に係る印刷動作を示すフローチャートである。
【0067】
まず、クライアントPC10において、アプリケーションによって印刷対象となる文書ファイルが作成され(ステップS41)、文書ファイルはOSを介して描画関数としてプリンタドライバに引き渡される。プリンタドライバは、上記したとおり、図10に示したようなUIを介して「音声モード」のON/OFFを設定する(ステップS42)。さらに、プリンタドライバは、OSから引き渡された描画関数に基づきPDLファイルが作成される(ステップS43)。ここで、PDLファイルにはステップS42で設定された「音声モード」の設定値が含められる。
【0068】
変換されたPDLファイルはネットワークインターフェース109へ渡され、印刷ジョブとしてネットワーク6を介してプリンタ2に送信される(ステップS44)。具体的には、クライアントPC10のネットワークインターフェース109は、PDLファイルを所定のネットワーク通信プロトコル(例えばTCP/IP)に基づき所定のIP(Internet Protocol)アドレスに設定されたプリンタ2に送り出す。
【0069】
プリンタ2においては、ネットワークインターフェース204によってPDLファイルが受け取られ(ステップS45)、プリンタコントローラ20に引き渡される。プリンタコントローラ20では通常のPDL展開によるRIP(Raster Image Process)を行い、プリンタが印字可能な状態にデータ変換する(ステップS46)。それと同時に(厳密にはCPU201によるタイムシェアリング内のことを意味する)PDLファイルから音声モードの設定値を抽出する(ステップS47)。
【0070】
そして、ステップS26でRIPが行われると、それに応じて電子写真プロセスが実行される(ステップS48)。その一方で、パネルコントローラ207は操作パネル22にステータスや各種ガイダンスの表示を行うことになるのだが、これに加えて、音声コントローラ208が、ステップS47で抽出された音声モードの設定値がONかどうかを判断し(ステップS49)、音声モードがONであれば、ステータスや各種ガイダンスの音声出力を実行し(ステップS50)、OFFであれば、ステータスや各種ガイダンスの音声出力は実行しない(ステップS51)。ステータスや各種ガイダンスの音声出力は、具体的には、現在のステータスや各種ガイダンスに対応する音声データをROM203から読み出し、D/Aコンバータ209を介してスピーカ23から放音されることで実現される。なお、ステップS50において音声出力を行なった後に、ジョブが終了し、次に新たな別のジョブが投入された場合には、音声出力の設定がジョブに含まれていなければ音声出力は行なわれない。
【0071】
以上の動作によって印刷物が出力される(ステップS52)。
【0072】
以上説明した第3の実施形態によれば、各人がクライアントPCからプリントジョブごとに「音声モード」のON/OFFを設定することができ、これにより、プリンタステータスや各種ガイダンスや警告の音声による報知を実行する/しないを切り換えることができる。そのため、たとえばジャム処理やトナー補給の操作が不慣れであったり、視力が弱く細かい操作の困難なユーザーがプリンタを使用中にジャムやトナー切れが生じたとき、音声モードがONに設定されていると、容易に周りにいる人に援助を求めることができる。
【0073】
また、従来のように音声モードの設定はプリンタ側でしか設定できず、常時音声モードにした場合には、かえって出力される音声メッセージが煩わしく、単なる騒音となりかねない場合もある。これに対し、本実施形態によれば、クライアントPCからプリントジョブごとに「音声モード」のON/OFFを設定することができるので、たとえば操作の不慣れな人、ハンディキャップのある人は「音声モード」を使用し、それ以外の人は「音声モード」を使用しない、という使い方ができるようになる。
【0074】
なお、本実施形態では、プリンタドライバによるUI画面で音声モードのON/OFFを設定し、その設定結果に応じてプリンタステータスや各種ガイダンスの音声による報知の実行を制御するようにしたが、UI画面にこのような設定欄を特別に設けずに、音声による報知の実行を制御させることも可能である。たとえば、ユーザーがプリンタを初めて使用するときに、あらかじめ各種ユーザー情報をプリンタやプリンタドライバに登録(保持)させるようにし、このユーザー情報に「音声モード」のON/OFFの設定を含ませておく。そして、このユーザー情報として登録された音声モードの設定値を、PDLデータに含めて、または、PDLデータとは別に、プリンタに送信するようにしてもよいであろう。この場合、プリンタドライバUIは従来通りのものを利用でき、新たに開発したりインストールする必要がなくなり、また、ユーザーは設定を一度だけ行えばよいという利点を有する。
【0075】
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は、例えばシステム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。
【0076】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータがその供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、その形態はプログラムである必要はない。
【0077】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、そのコンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の特許請求の範囲には、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0078】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0079】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0080】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、そのホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
【0081】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0082】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0083】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0084】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な設定動作で、プリンタのステータスや各種ガイダンスをユーザーに適した言語で表示できるようにすることができる。
【0085】
また、本発明によれば、簡単な設定動作で、プリンタや各種ガイダンスのステータスの表示態様をユーザーに適したものに変更することができる。
【0086】
さらに、本発明によれば、ユーザーがプリンタの表示パネルを見ることのできない位置にいても、そのプリンタのステータスや各種ガイダンスの内容を把握できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における印刷システムの構成を示す図である。
【図2】クライアントPCおよびプリンタのハードウェア構成を示す図である。
【図3】第1の実施形態におけるUI画面の表示例を示す図である。
【図4】第1の実施形態におけるUI画面の他の言語による表示例を示す図である。
【図5】第1の実施形態における印刷システムの印刷動作を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施形態におけるステータスの表示態様を示す図である。
【図7】第2の実施形態におけるステータスの別の表示態様を示す図である。
【図8】第2の実施形態におけるUI画面の表示例を示す図である。
【図9】第2の実施形態における印刷システムの印刷動作を示すフローチャートである。
【図10】第3の実施形態におけるプリンタのハードウェア構成を示す図である。
【図11】第3の実施形態におけるUI画面の表示例を示す図である。
【図12】第3の実施形態における印刷システムの印刷動作を示すフローチャートである。
Claims (29)
- 表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置であって、
プリントジョブとともに入力された言語指定に利用される言語指定情報を抽出する抽出手段と、
前記表示部に表示するメッセージを、その言語指定情報に応じた言語で表示させる表示制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記表示制御手段は、デフォルトの言語による表示から前記言語指定情報に応じた言語による表示に切り換えたときは、所定のタイミングで前記デフォルトの言語による表示に戻すよう制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記所定のタイミングは、前記プリントジョブに対する画像形成処理に基づいたタイミングとすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記言語指定情報は、前記プリントジョブを生成するプリンタドライバの設定画面を介して設定されたものであることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記言語指定情報は、前記プリントジョブに対応する印刷データに含まれることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記言語指定情報は、ユーザ情報であることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記表示制御手段は、前記言語指定情報に応じた言語に基づく表示部への表示を行う表示情報がない場合に、デフォルトの言語または英語に基づく表示を行うよう制御することを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の画像形成装置。
- 表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置を制御するための情報処理装置であって、
前記画像形成装置の表示部に表示されるメッセージの言語を指定する指定手段と、
前記指定手段による指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信する送信手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置と、当該画像形成装置を制御するための情報処理装置とを含む画像形成システムであって、
前記情報処理装置は、
前記画像形成装置の前記表示部に表示されるメッセージの言語を指定する指定手段と、
前記指定手段による指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信する送信手段と、
を有し、
前記画像形成装置は、
前記指定手段による指定結果を抽出する抽出手段と、
前記表示部に表示するメッセージを、その指定結果に応じた言語で表示させる表示制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成システム。 - 表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置の制御方法であって、
プリントジョブとともに入力された言語指定に利用される言語指定情報を抽出するステップと、
前記表示部に表示するメッセージを、その言語指定情報に応じた言語で表示させるステップと、
を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置に接続された情報処理装置の制御方法であって、
前記画像形成装置の表示部に表示されるメッセージの言語を指定するステップと、
その指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信するステップと、
を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置と、当該画像形成装置に接続された情報処理装置とを含む画像形成システムの制御方法であって、
前記情報処理装置は、
前記画像形成装置の表示部に表示されるメッセージの言語を指定するステップと、
その指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信するステップと、
を有し、
前記画像形成装置は、
前記指定手段による指定結果を抽出するステップと、
前記表示部に表示するメッセージを、その指定結果に応じた言語で表示させるステップと、
を有することを特徴とする画像形成システムの制御方法。 - 表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置を制御するためのプログラムであって、
プリントジョブとともに入力された言語指定に利用される言語指定情報を抽出する抽出ステップと、
前記表示部に表示するメッセージを、その言語指定情報に応じた言語で表示させる表示制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - 前記表示制御ステップは、デフォルトの言語による表示から前記言語指定情報に応じた言語による表示に切り換えたときは、所定のタイミングで前記デフォルトの言語による表示に戻すよう制御することを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
- 前記所定のタイミングは、前記プリントジョブに対する画像形成処理に基づいたタイミングとすることを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
- 表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置に接続されたコンピュータに、
前記画像形成装置の表示部に表示されるメッセージの言語を指定するステップ、
その指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信するステップ、
を実行させるためのプログラム。 - 表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置を制御するためのプログラムを格納した記憶媒体であって、
プリントジョブとともに入力された言語指定に利用される言語指定情報を抽出する抽出ステップと、
前記表示部に表示するメッセージを、その言語指定情報に応じた言語で表示させる表示制御ステップと、
を実行させるためのプログラムを格納した記憶媒体。 - 表示部に表示するメッセージの言語を切り換え可能に構成された画像形成装置に接続されたコンピュータに、
前記画像形成装置の表示部に表示されるメッセージの言語を指定するステップ、
その指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信するステップ、
を実行させるためのプログラムを格納した記憶媒体。 - 表示部におけるメッセージの表示態様を切り換え可能に構成された画像形成装置であって、
プリントジョブとともに入力された表示態様指定情報を抽出する抽出手段と、
その表示態様指定情報に応じた表示態様で、前記表示部にメッセージを表示させる表示制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記表示制御手段は、前記表示態様指定情報に応じて、文字とその背景の輝度を反転させることを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
- 前記表示制御手段は、前記表示態様指定情報に応じて、さらに、文字のサイズを拡大させることを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
- 表示部におけるメッセージの表示態様を切り換え可能に構成された画像形成装置を制御するための情報処理装置であって、
前記画像形成装置の表示部におけるメッセージの表示態様を指定する指定手段と、
前記指定手段による指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信する送信手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 表示部におけるメッセージの表示態様を切り換え可能に構成された画像形成装置と、当該画像形成装置を制御するための情報処理装置とを含む画像形成システムであって、
前記情報処理装置は、
前記画像形成装置の表示部におけるメッセージの表示態様を指定する指定手段と、
前記指定手段による指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信する送信手段と、
を有し、
前記画像形成装置は、
前記指定手段による指定結果を抽出する抽出手段と、
その指定結果に応じた表示態様で、前記表示部にメッセージを表示させる表示制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成システム。 - 表示部におけるメッセージの表示態様を切り換え可能に構成された画像形成装置の制御方法であって、
プリントジョブとともに入力された表示態様指定情報を抽出するステップと、
その表示態様指定情報に応じた表示態様で、前記表示部にメッセージを表示させるステップと、
を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 表示部におけるメッセージの表示態様を切り換え可能に構成された画像形成装置に接続された情報処理装置の制御方法であって、
前記画像形成装置の表示部におけるメッセージの表示態様を指定するステップと、
その指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信するステップと、
を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 表示部におけるメッセージの表示態様を切り換え可能に構成された画像形成装置を制御するためのプログラムであって、
プリントジョブとともに入力された表示態様指定情報を抽出するステップと、
その表示態様指定情報に応じた表示態様で、前記表示部にメッセージを表示させるステップと、
を実行させるためのプログラム。 - 表示部におけるメッセージの表示態様を切り換え可能に構成された画像形成装置に接続されたコンピュータに、
前記画像形成装置の表示部におけるメッセージの表示態様を指定するステップ、
その指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信するステップ、
を実行させるためのプログラム。 - 表示部におけるメッセージの表示態様を切り換え可能に構成された画像形成装置を制御するためのプログラムを格納した記憶媒体であって、
プリントジョブとともに入力された表示態様指定情報を抽出するステップと、
その表示態様指定情報に応じた表示態様で、前記表示部にメッセージを表示させるステップと、
を実行させるためのプログラムを格納した記憶媒体。 - 表示部におけるメッセージの表示態様を切り換え可能に構成された画像形成装置に接続されたコンピュータに、
前記画像形成装置の表示部におけるメッセージの表示態様を指定するステップ、
その指定結果をプリントジョブとともに前記画像形成装置に送信するステップ、
を実行させるためのプログラムを格納した記憶媒体。
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