JP5166851B2 - 雨水貯溜装置及び基礎継手並びに雨水貯溜装置付き家屋 - Google Patents

雨水貯溜装置及び基礎継手並びに雨水貯溜装置付き家屋 Download PDF

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Description

本発明は、家屋外壁体の内側等に簡単に設置でき、貯溜タンクの増設も容易に行うことができる雨水貯溜装置、及び、これに用いる基礎継手、並びに、この雨水貯溜装置付き家屋に関する。
近年、宅地内に雨水貯溜タンクを設置して雨樋から雨水を導入し、このタンクに貯溜した雨水を、庭木や草花への水撒き、テラスや外壁への打ち水、壁面緑化などに利用することが多くなってきた。
けれども、これまでの雨水貯溜タンクは、その大半が大きい直径を有する円形容器状のものであり、それに見合うだけの広い設置スペースを必要とするため、宅地が狭小化する傾向にある昨今では、家屋のレイアウトとの関係で、雨水貯溜タンクの設置が困難になることがあった。しかも、これまでの雨水貯溜タンクは補助タンク等を連結できるように設計されていないため、貯水量を増やしたい場合には、雨水貯溜タンクをもう一基追加して設置し、他の雨樋から雨水を導入しなければならないという問題もあった。
これに対し、住宅の屋根の軒先と基礎地盤との間に、縦型の雨水貯溜タンクを複数本並列に配置し、これらのタンクを連通管で連通させると共に、これらのタンクのうちの一つのタンクの上端開口部に、屋根の樋からの雨水を案内する雨水案内樋を設け、他のタンクへは上記の連通管を介して雨水を案内するように構成し、必要以上に貯溜された雨水を地中浸透マスや浸透パイプを介して地中に浸透させるようにした複数連式雨水貯溜タンクが提案されている(特許文献1)。
この複数連式雨水貯溜タンクは、複数の縦型の雨水貯溜タンクを家屋外壁等に沿わせて設置できるので、あまり大きい設置スペースを必要とせず、しかも、連通させる雨水貯溜タンクの数によって貯水量を増減できるという利点を備えたものである。
特開平11−241374号公報
しかしながら、上記特許文献1の複数連式雨水貯溜タンクは、雨水貯溜タンクの底壁に接続口を設け、2本の縦管と2つの90度エルボと1本の横管をU字状に接続して連通管を形成しながら、このU字状の連通管を上記接続口に下方から接続して雨水貯溜タンク同士を連通させるため、これらの接続作業が面倒で施工性が良くないという問題があった。
また、この複数連式雨水貯溜タンクは、一つの雨水貯溜タンクの上端開口部に雨水案内樋を設けて雨水を上端開口部から導入するため、雨水貯溜タンクの内部にオーバーフロー管を設けて雨水がタンクの上端開口部から溢れ出さないようにする必要があり、オーバーフロー管を設ける分だけ部品点数や施工の手間が増えるという問題もあった。
また、この複数連式雨水貯溜タンクは、雨水貯溜タンクの底壁から雨水取出パイプを引き出して、この雨水取出パイプに給水調節コックや止水コック等を設けており、雨水貯溜タンクの下部側面に蛇口を簡単に取付けることができないという問題もあった。
本発明は上記事情の下になされたもので、その解決しようとする課題は、家屋外壁体の内側等の小さなスペースに簡単に設置でき、オーバーフロー管が不要で、貯溜タンクの増設や蛇口の取付けを容易に行え、濁りのない雨水を取り出せる、施工性に優れた雨水貯溜装置を提供すること、及び、この雨水貯溜装置に好適に用いられる基礎継手を提供すること、並びに、この雨水貯溜装置を設置して雨水を有効利用できるようにした雨水貯溜装置付き家屋を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る雨水貯溜装置は、上部接続口と複数の側部接続口と底部接続口を少なくとも備えた基礎継手の該上部接続口に縦パイプを接続し、縦パイプの上端開口を蓋体で閉塞して貯溜タンクを形成すると共に、縦パイプの上端寄りの側面に設けた導水管接続口に家屋の雨樋から雨水を導入する導水管を接続し、基礎継手の一つの側部接続口に取水部材を設け、他の側部接続口に閉塞部材を脱着自在に取付け、底部接続口又は更に他の側部接続口に泥溜め管を接続したことを特徴とするものである。
上記の雨水貯溜装置においては、基礎継手として側部接続口の数が一つのものを使用し、この側部接続口に取水部材を設けてもよい。
また、本発明の雨水貯溜装置においては、上記貯溜タンクを複数形成し、互いに隣接する貯溜タンクの基礎継手の側部接続口に連通管の両端を接続して貯溜タンク同士を連通させると共に、いずれか一つの貯溜タンクの縦パイプの上端寄りの側面に設けた導水管接続口に導水管を接続し、いずれか一つの貯溜タンクの基礎継手における一つの側部接続口に取水部材を設け、連通管を接続した側部接続口および取水部材を設けた側部接続口を除く他の全ての側部接続口に閉塞部材を脱着自在に取付けることが好ましい。その場合、互いに連通させた上記貯溜タンクのうち、末端に位置する全て又は一部の貯溜タンクの基礎継手として、側部接続口の数が一つである基礎継手を使用し、この一つの側部接続口と、隣接する貯溜タンクの基礎継手の側部接続口とに両端を接続した連通管によって、上記の末端に位置する全て又は一部の貯溜タンクと、これに隣接する貯溜タンクを連通させてもよい。
更に、本発明の雨水貯溜装置においては、上記縦パイプの上端寄りの上下分割部に、上向きの接続口と下向きの接続口と横向きの接続口を備えたチーズ継手を介在させて接続し、チーズ継手の横向きの接続口を導水管接続口として、この接続口に導水管を接続することが好ましい。そして、上記閉塞部材が、キャップ本体の奥端内面周縁部にシールパッキンを有すると共に、キャップ本体の内周面に雌ネジを形成した止水キャップであり、この止水キャップの雌ネジと螺合する雄ネジが基礎継手の側部接続口の外周面に形成されていることが好ましい。
また、本発明の雨水貯溜装置においては、上記基礎継手の側部接続口又は泥溜め管に透明管を接続して真上に立上げ、透明管の内部にフロートを収容して水位計を構成することが好ましく、更に、上記貯溜タンクの縦パイプを固定具で家屋の一部に固定することも好ましい。
本発明の基礎継手は、上記の雨水貯溜装置に使用される基礎継手であって、縦パイプを接続する上部接続口と、取水部材、閉塞部材、連通管、泥溜め管又は透明管のいずれかを接続する単数又は複数の側部接続口と、泥溜め管を接続する底部接続口を少なくとも備えたことを特徴とするものである。
そして、本発明の雨水貯溜装置付き家屋は、上記の雨水貯溜装置を、家屋外壁体の内側、家屋外壁体の凹部、バルコニーの内側、のいずれか一箇所又は二箇所以上に設置したことを特徴とし、或いは、上記の雨水貯溜装置を、家屋本体又は太陽光遮蔽材によって直射日光による熱の影響を受けない位置に設置したことを特徴とするものである。
本発明の雨水貯溜装置のように、上部接続口と複数の側部接続口と底部接続口を少なくとも備えた基礎継手の該上部接続口に縦パイプを接続し、縦パイプの上端開口を蓋体で閉塞して貯溜タンクを形成すると、基礎継手の一つの側部接続口に蛇口などの取水部材を設けることができ、また、貯水量を増やすために前記のように貯溜タンクを複数形成して貯溜タンク同士を連通させる場合には、基礎継手の他の側部接続口の閉塞部材を除去して、この側部接続口と、隣接する貯溜タンクの基礎継手の側部接続口とに連通管の両端を接続するだけで、極く簡単に貯溜タンク同士を連通させて増設することができる。しかも、貯溜タンクは基礎継手の上部接続口に縦パイプを接続した細長いタンクであるから、家屋外壁の内側や凹部などの小さいスペースに容易に設置することができる。また、本発明の雨水貯溜装置のように、底部接続口又は更に他の側部接続口に泥溜め管が接続されていると、貯溜タンク内の雨水に含まれる土埃などの固形物が沈降、分離されて泥溜め管に溜められるため、取水部材から濁りのない雨水を取り出すことができる。
また、本発明の雨水貯溜装置のように、縦パイプの上端寄りの側面に設けた導水管接続口に家屋の雨樋から雨水を導入する導水管が接続されていると、導水管の雨樋との接続端部の高さを、縦パイプの導水管接続口より高い位置、好ましくは縦パイプの導水管接続口と上端開口との間の高さに設定することによって、オーバーフロー管を設けなくても、貯溜タンク内の最高水位を縦パイプの導水管接続口と上端開口との間に維持できるようになる。従って、オーバーフロー管を貯溜タンクの内部に設ける必要がなくなり、オーバーフロー管を省略できる分だけ部品点数が減少して施工性が向上する。
本発明の雨水貯溜装置において、貯溜タンクを増設する必要がない場合は、前記のように、側部接続口の数が一つである基礎継手を使用し、この側部接続口に取水部材を設けるようにすればよい。
そして、貯溜タンクを増設して貯水量を増やす場合は、前記のように貯溜タンクを複数形成し、互いに隣接する貯溜タンクの基礎継手の側部接続口に連通管の両端を接続して貯溜タンク同士を連通させると共に、いずれか一つの貯溜タンクの縦パイプの上端寄りの側面に設けた導水管接続口に導水管を接続し、いずれか一つの貯溜タンクの基礎継手における一つの側部接続口に取水部材を設け、連通管を接続した側部接続口及び取水部材を設けた側部接続口を除く他の全ての側部接続口に閉塞部材を脱着自在に取付けることによって、貯溜タンクを幾つでも簡単に増設することができる。その場合、前述したように、末端に位置する全て又は一部の貯溜タンクの基礎継手として、側部接続口の数が一つである基礎継手を使用してもよい。
また、本発明の雨水貯溜装置において、縦パイプの上端寄りの上下分割部に、上向きの接続口と下向きの接続口と横向きの接続口を備えたチーズ継手を介在させて接続し、チーズ継手の横向きの接続口を導水管接続口として、この接続口に導水管を接続したものは、縦パイプの上端寄りの側面に導水管接続口を特別に設ける必要がなくなるため、施工性が一層向上するようになる。そして、閉塞部材が、キャップ本体の奥端内面周縁部にシールパッキンを有すると共に、キャップ本体の内周面に雌ネジを形成した止水キャップであり、この止水キャップの雌ネジと螺合する雄ネジが基礎継手の側部接続口の外周面に形成されていると、止水キャップの雌ネジを、連通管が接続された側部接続口及び取水部材が設けられた側部接続口を除く他の全ての側部接続口の雄ネジに螺合して締めつけることにより、該側部接続口を水密的に簡単かつ確実に閉塞することができる。
更に、本発明の雨水貯溜装置において、基礎継手の側部接続口又は泥溜め管に透明管を接続して真上に立上げ、透明管の内部にフロートを収容して水位計を構成したものは、水位計のフロートの高さで貯溜タンク内の雨水の水位(水量)を知ることができ、また、貯溜タンクの縦パイプを固定具で家屋の一部に固定したものは、強風や地震で貯溜タンクが簡単に倒壊する心配を解消することができる。
また、本発明の基礎継手は、その上部接続口に縦パイプを接続し、側部接続口に取水部材、閉塞部材、連通管、泥溜め管又は透明管を接続し、底部接続口に泥溜め管を接続することによって、本発明の雨水貯溜装置を簡単かつ効率良く施工することができる。
そして、本発明の雨水貯溜装置付き家屋は、家屋外壁体の内側、家屋外壁体の凹部、バルコニーの内側、のいずれか一箇所又は二箇所以上に設置された本発明の雨水貯溜装置から雨水を取出し、庭木や草花への水撒き、テラスや外壁への打ち水、壁面緑化などに有効利用することができる。特に、雨水貯溜装置を、家屋本体又は太陽光遮蔽材によって直射日光による熱の影響を受けない位置に設置した家屋は、雨水貯溜装置に貯溜された雨水の直射日光による温度上昇がなく、外気温とほぼ同じ温度に保たれるため、水撒きや打ち水等によって大きい冷却効果を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
図1は本発明の一実施形態に係る雨水貯溜装置の正面図、図2は同装置の平面図、図3は図2のX−X線断面図、図4は同装置に用いる基礎継手の平面図、図5は同基礎継手の正面図、図6は図4のY−Y線断面図、図7の(a)(b)は同装置に用いる偏芯ブッシングの正面図及び断面図、図8は同装置に用いる止水キャップの断面図、図9は同装置に用いる雨水分取器の断面図、図10の(a)(b)(c)は貯溜タンクの異なる連結態様を例示した平面図である。
この雨水貯溜装置は、第一の貯溜タンクT1と第二の貯溜タンクT2を連通させて、家屋外壁体101のコーナー部の内側に設置したものを例示している。
これらの貯溜タンクT1,T2は、図4〜図6に示す基礎継手1、即ち、上部接続口1aと、周側壁から左右両側および前側に突き出す3つの側部接続口1b,1c,1dと、底壁から下方に突き出す底部接続口1eとを備えた合成樹脂製の基礎継手1を使用し、この基礎継手1の上部接続口1aに合成樹脂製の縦パイプ2を接続すると共に、縦パイプ2の上端開口を蓋体3で閉塞して形成したものである。これらの貯溜タンクT1,T2は、強風や地震で簡単に倒れることがないように、その縦パイプ2,2が固定バンド4(固定具)で家屋外壁体101に固定されている。
縦パイプ2としては、基礎継手1の上部接続口1aに溶剤型接着剤で水密的に接続できる硬質塩化ビニル樹脂製のパイプが好ましく使用され、同様の理由から、基礎継手1も硬質塩化ビニル樹脂製の一体成形品が好ましく使用される。硬質塩化ビニル樹脂製のパイプとしては既存のVPパイプやVUパイプが使用される。縦パイプ2の直径や高さは特に限定されないが、直径が75〜350mm程度(より好ましくは150〜300mm程度)、高さが1〜4m程度の縦パイプを使用すると、充分な貯水量を確保できる利点がある。また、透明な合成樹脂製の縦パイプ2を用いてもよく、その場合は、貯溜タンクT1,T1内の水位の高さを目で見て貯水量を確認できる利点がある。
また、蓋体3は、硬質合成樹脂製もしくはレジンコンクリート製の蓋体が使用される。特に、この蓋体3として、裏面の環状凸部の外周に止水パッキンを取付け、上面に取手を付けた、水密的に着脱自在な蓋体を用いると、必要なときにタンク内を点検・清掃することができるので好ましい。この蓋体3には空気抜き孔を形成し、貯溜タンクT1,T2内の水位が上昇する際に、タンク内の空気が自然に抜けて内部空気圧が上昇しないようにすることが好ましい。
図1,図3に示すように、第一の貯溜タンクT1は、その縦パイプ2の上端寄りの部分が上下に分割されており、この上下分割部に、上向きの接続口6aと下向きの接続口6bと横向きの接続口6cを備えたチーズ継手6が介在されて、その上下の接続口6a,6bに、分割された縦パイプが接続されている。そして、家屋外壁体101の外側に配設された竪樋5の途中の雨水分取器7から雨水を導入する導水管8が、家屋外壁体101を貫通して、貯溜タンクT1の導水管接続口となるチーズ継手6の横向きの接続口6cに接続されている。なお、チーズ継手6は上向きの接続口を形成せず、その上端を縦パイプ2と同じ形状とし、下向きの接続口6bと横向きの接続口6cのみを備えたもの(不図示)としてもよい。この場合は、縦パイプ2と同じ形状の上記上端を、直接、蓋体3で閉塞する。
導水管8としては、適度に曲げながら容易に配設できる可撓性のホースが好ましく使用されるが、このようなホースの直径(外径)はチーズ継手6の横向きの接続口6cの内径よりも小さいので、図7に示すような偏芯ブッシング9を接続口6cに嵌着し、この偏芯ブッシング9の小径内筒部9aとホースの端部を連結することが好ましい。なお、チーズ継手6の横向きの接続口6cを、可撓性のホースと略同一の直径に形成すると、上記偏芯ブッシング9を省略できることは言うまでもない。
雨水分取器7は、図9に示すように、上側の竪樋5が差込み接続される上部接続口7aと、下側の竪樋5が差込み接続される下部接続口7bと、これらの接続口7a,7bに上下両端が連なる膨出筒状部7cと、この膨出筒状部7cの内側に設けられて膨出筒状部7cの内面に沿って流下する雨水を受ける環状溝部7dと、この膨出筒状部7cの外側に設けられて環状溝部7dと連通する取水口7eとを具備したものであって、この取水口7eには、導水管8として前記の可撓性ホースが接続されるようになっている。
このような雨水分取器7を竪樋5の途中に設けて導水管8を接続すると、通常の雨量の場合には、竪樋5を流下してきた雨水の大半が雨水分取器7の膨出筒状部7cの内面を伝って広がりながら環状溝部7dに受水されるため、雨水は取水口7eから導水管8を流れて貯溜タンクT1に効率良く導入される。けれども、豪雨のときには、竪樋5を勢い良く流下してきた雨水が雨水分取器7の膨出筒状部7cの内面に沿って広がることなく、大部分の雨水が直下に流落して環状溝部7dに殆ど受水されないため、雨水が取水口7eから導水管8を流れて貯溜タンクT1に導入され難くなり、貯溜タンクT1への雨水の過剰導入が防止される。
上記のように、導水管8の一端を竪樋5の雨水分取器7に接続し、導水管8の他端を貯溜タンクT1の縦パイプ2の側面に設けられた導水管接続口(チーズ継手6の横向きの接続口6c)に接続して、竪樋5から貯溜タンクT1に雨水を導入するように構成すると、互いに連通する貯溜タンクT1,T2に貯溜される雨水の最高水位は、雨水分取器7に接続された導水管8の一端の高さに応じて定まることになる。そこで、この雨水貯溜装置では、導水管8の一端の高さがチーズ継手6の横向きの接続口6cと縦パイプ2の上端との中間の高さになるように、雨水分取器7の高さを調整して竪樋5に取付け、最高水位をチーズ継手6の横向きの接続口6cと縦パイプ2の上端との中間に設定している。従って、いずれか一方の貯溜タンクT1又はT2の内部にオーバーフロー管を設けなくても、双方の貯溜タンクT1,T2の縦パイプ2,2の上端から雨水が溢れ出す心配はないので、オーバーフロー管を省略できる分だけ部品点数が減少し、施工性が向上する。
図1〜図3に示すように、第一の貯溜タンクT1と第二の貯溜タンクT2は、これらの基礎継手1,1の相対向する側部接続口1c,1bに連通管10の両端を接続することによって連通されている。このような手段で双方の貯溜タンクT1,T2を連通させると、従来の複数連式雨水貯溜タンクのように、雨水貯溜タンクの底壁に接続口を設け、2本の縦管と2つの90度エルボと1本の横管をU字状に接続して連通管を形成しながら、このU字状の連通管をタンク底壁の接続口に下方から接続して雨水貯溜タンク同士を連通させる場合に比べて、作業性が遥かに向上する利点がある。
図1,図2に示すように、第一の貯溜タンクT1の基礎継手1から前方へ突き出す側部接続口1dには、取水部材として市販の蛇口11が蛇口の取付部材を介して取付けられており、この蛇口11のハンドルを回すと、貯溜タンクT1,T2内の雨水を自由に取り出して利用できるようになっている。従来の複数連式雨水貯溜タンクは、タンクの下部側面に蛇口を簡単に取付けられる構造でなく、雨水取出パイプを配設する必要があるため、施工が面倒であったが、この雨水貯溜装置は、上記のように蛇口11を基礎継手1の側部接続口に簡単に取付けることができ、雨水取出パイプを配設する必要がないので、施工が遥かに簡単である。
また、第二の貯溜タンクT2の基礎継手1から右側へ突き出す側部接続口1cには、前記の偏芯ブッシングを介して細い透明管12aが接続されており、この透明管12aは家屋外壁体101の内側面沿いに真上に立上げられて、固定具12bで家屋外壁体101に固定されている。そして、この透明管12aにフロート(不図示)が収容されて、水位計12が構成されている。この水位計12は、連通管の原理によって貯溜タンクT1、貯溜タンクT2、透明管12aのそれぞれの水位が同じなることを利用し、透明管12aの水面に浮くフロートを見ることで貯溜タンクT1,T2内の水位を確認できるものである。
尚、蛇口11や水位計12の透明管12aは、使い勝手の良さや配管のし易さなどを考慮し、上記と異なる側部接続口を選択して接続してもよいことは言うまでもない。また、水位計12は、貯溜タンクT1,T2の縦パイプ2,2として透明な合成樹脂製のパイプを使用する場合は、不要である。
上記の連通管10、蛇口11、透明管12が接続されていない側部接続口、即ち、第一の貯溜タンクT1の基礎継手1から左側へ突き出す側部接続口や、第二の貯溜タンクT2の基礎継手1から前方へ突き出す側部接続口には、閉塞部材として図8に示すような止水キャップ13が脱着可能に取付けられて閉塞されており、この止水キャップ13を外せば、更に連通管10を接続して貯溜タンクを増設したり、蛇口11を増設することができるようになっている。
上記の止水キャップ13は、図8に示すように、合成樹脂製のキャップ本体13aの奥端内面周縁部に形成された環状溝13bにリング状のシールパッキン13cを取付け、キャップ本体13aの内周面に雌ネジ13dを形成したものであって、図4〜図6に示すように、基礎継手1の側部接続口1b,1c,1dの外周面には、上記の雌ネジ13dと螺合する雄ネジ1fが形成されている。従って、この止水キャップ13をいずれの側部接続口に被せて雌ネジ13dと雄ネジ1fを螺合させても、側部接続口の先端がシールパッキン13bに圧接して、止水できるようになっている。尚、本実施形態では、側部接続口1b,1c,1dに雄ネジ1fを形成し、底部接続口1eには雄ネジを形成していない基礎継手1について説明しているが、底部接続口1eにも雄ネジを形成してもよいことは言うまでもない。更に、本実施態様では、基礎継手の各接続口の外周面に形成した雄ネジと、止水キャップの内周面に形成した雌ネジとの組み合わせで螺合させる形態を示したが、基礎継手の各接続口の先端の内周面に、連結管の外径と干渉しないネジ内径の雌ネジを形成し、止水キャップの外周面には上記雌ネジと螺合する雄ネジを形成する形態を採用することもできる(不図示)。
尚、連通管10、蛇口11、透明管12が接続されていない側部接続口を上記の止水キャップ13で脱着自在に閉塞する代わりに、連通管10より少し長い管を側部接続口に接着剤で水密的に接続し、この管の先端に単なる閉塞キャップを水密的に接着して閉塞してもよい。このような手段で閉塞しても、貯溜タンクの増設が必要になった場合には、管の先端の閉塞キャップを切除し、この管を連通管10として利用して新しい貯溜タンクを簡単に増設することができる。
図4〜図6に示すように、基礎継手1の底部には、下方へ突き出す底部接続口1eが形成されており、図1,図3に示すように、貯溜タンクT1,T2の基礎継手1,1の底部接続口1e,1eには共通の泥溜め管14が接続されている。そして、この泥溜め管14の一端にはドレンコック14aが取付けられており、他端は閉塞部材14bで閉塞されている。従って、ドレンコック14aを開くと、双方の貯溜タンクT1,T2の雨水から泥溜め管14に沈降した泥(固形物)が排出されるようになっている。閉塞部材14bとしては、前記の止水キャップ13を用いてもよいし、単なる閉塞キャップを用いて泥溜め管他端に接着してもよい。尚、図4に示したように、本実施態様では、底部接続口1eの中心点と上部接続口1aの中心点が同一、つまり底部接続口1eと上部接続口1aの配置の関係は同心円状となっている。しなかしながら、上部接続口1aの中心点に対して底部接続口1eの中心点をずらせて形成しておくことも好ましい。図4ように、3つの側部接続口1b,1c,1dを持つ基礎継手1を例にすると、側部接続口のない方向(図4では上方)に底部接続口1eの中心点をずらせておく(不図示)。このような基礎継手を用いた貯タンクでは、底部接続口1eに泥溜め管14を接続しても、側部接続口1b,1c,1dから、泥溜め管14が遠い位置にあることになり、蛇口11や連結管10を接続する作業や、蛇口11から雨水を取り出す作業を行うときに邪魔にならない。
上記の連通管10や泥溜め管14としては、溶剤型接着剤で水密的に接続できる硬質塩化ビニル樹脂製の既存のVPパイプやVUパイプが好適であり、特に、直径が10〜100mm程度のパイプが好ましく使用される。また、透明な合成樹脂製のパイプも使用され、その場合は、泥(固形物)の溜まり具合などが一目で分かる利点がある。
尚、この泥溜め管14は、基礎継手1の余っている側部接続口に接続してもよく、また、泥溜め管14の一端にドレンコック14aを設けないで泥溜め管14の一端を下方の浸透桝まで延長し、泥の混じった雨水を地中に浸透させるように構成してもよい。また、前記水位計12の透明管12aは、この泥溜め管14に接続してもよい。
以上のような雨水貯溜装置は基台15に設置固定され、既述したように、双方の貯溜タンクT1,T2の縦パイプ2,2が倒れないように固定バンド4,4で家屋外壁体101に固定される。そして、水位計12の透明管12aも固定具12bで家屋外壁体101に固定される。
上記実施形態の雨水貯溜装置は、第一の貯溜タンクT1と第二の貯溜タンクT2を連通して貯水量を増大させたものであるが、貯水量が少なくてもよい場合は、第二の貯溜タンクT2を省略してもよい。その場合は、第一の貯溜タンクT1の基礎継手1として側部接続口の数が一つのものを使用し、この側部接続口に取水部材として蛇口11を取付ければよい。また、水位計12を取付けたい場合には、側部接続口の数が二つの基礎継手1を使用し、その一つの側部接続口に蛇口11を取付け、他の側部接続口に水位計12の透明管12aを接続すればよい。更に、将来、貯溜タンクを増設したり、水位計12を取付けたりする可能性がある場合は、側部接続口の数が二つ又は三つ以上の基礎継手を使用し、その一つの側部接続口に蛇口11を取付け、他の側部接続口は前記の脱着自在な止水キャップ13で閉塞するのがよい。このようにすれば、必要なときに止水キャップ13を取り外して、側部接続口に水位計の透明管12aを接続したり、連通管10を接続して貯溜タンクを増設することができる。
本発明の雨水貯溜装置は、新しい貯溜タンクを次々に立設し、互いに隣接する貯溜タンクの基礎継手の側部接続口に連通管10の両端を接続して貯溜タンク同士を連通させることにより、貯溜タンクを幾つでも増設することができる。その場合、いずれか一つの貯溜タンクの縦パイプに導水管接続口を設けて導水管8を接続すれば、全ての貯溜タンクに雨水を貯溜することができる。例えば、図10に示すように、三つの貯溜タンクT1,T2,T3を連通させる場合、図10の(a)(c)に示すように、左側端の貯溜タンクT1に導水管接続口6c(チーズ継手6の横向きの接続口6c)を設けて導水管8を接続してもよいし、図10の(b)に示すように、中央の貯溜タンクT2に導水管接続口6cを設けて導水管8を接続してもよいし、図示はしていないが右側端の貯溜タンクT3に導水管接続口を設けて導水管を接続してもよい。
また、蛇口11も、いずれか一つの貯溜タンクの基礎継手の側部接続口を選択して取付ければよく、例えば、図10の(a)(c)に示すように、左側端の貯溜タンクT1の基礎継手1の側部接続口1dに蛇口11を取付けてもよいし、図10の(b)に示すように、中央の貯溜タンクT2の基礎継手1の側部接続口1dに蛇口11を取付けてもよいし、図示はしていないが右側端の貯溜タンクT3の基礎継手の側部接続口に蛇口を取付けてもよい。要するに、連通管10が接続されている側部接続口以外のどの側部接続口に蛇口を取付けてもよいのであり、場合によっては、二以上の側部接続口を選択して二つ以上の蛇口を取付けることもできるのである。同様に、水位計12も、いずれか一つの貯溜タンクの基礎継手の側部接続口を選択して透明管12aを取付ければよいのである。
そして、連通管10、蛇口11、水位計12の透明管12aを接続した側部接続口を除く他の全ての側部接続口は、前記の脱着自在な止水キャップ13で閉塞すればよく、このように脱着自在な止水キャップ13で閉塞しておくと、将来、貯溜タンクの増設が必要になったときに、止水キャップ13を取り外して連通管10を接続することにより、簡単に貯溜タンクを増設できるのである。
貯溜タンクの基礎継手1としては、側部接続口の数が複数のもの、特に好ましくは図4に示すように側部接続口の数が三つのものが使用されるが、末端に位置する全て又は一部の貯溜タンクの基礎継手は、側部接続口の数が一つのものを使用してもよい。例えば、図10に示すように三つの貯溜タンクT1,T2,T3を連通させる場合、図10の(b)に示すように、末端に位置する全ての貯溜タンクT1,T3について、側部接続口の数が一つの基礎継手1,1を使用してもよいし、図10の(a)に示すように、末端に位置する一部の貯溜タンクT3についてのみ、側部接続口の数が一つの基礎継手1を使用してもよい。そして、図10の(c)に示すように、末端に位置する貯溜タンクT1,T3について、側部接続口の数が複数の基礎継手1を使用しても勿論よい。
中間に位置する貯溜タンクの基礎継手1は、少なくとも二つの側部接続口を有するものを使用する必要があるが、五つ以上の側部接続口を有する基礎継手は実際には不要であり、四つの側部接続口を有する基礎継手は、家屋外壁体101に沿って大きい隙間が生じないように設置することが難しいという不都合があるので、二つ又は三つの側部接続口を有する基礎継手を使用することが好ましい。特に、三つの側部接続口を有する基礎継手1は、貯溜タンクを直線的に連結したり、直角に連結したり、T字状に連結することができ、蛇口や水位計を接続することもできるので、最適である。
このような雨水貯溜装置に用いる本発明の基礎継手は、以上の説明から理解できるように、縦パイプ2を接続する上部接続口1aと、取水部材(蛇口)11、閉塞部材(止水キャップ)13、連通管10、泥溜め管14又は透明管12aのいずれかを接続する単数又は複数の側部接続口と、泥溜め管14を接続する底部から下方へ突き出した底部接続口1eを少なくとも備えた合成樹脂製の基礎継手であって、好ましくは、図4〜図6に示す実施形態の基礎継手1のように、周側壁から左右に突き出す側部接続口1b,1cと前方に突き出す側部接続口1dの三つの側部接続口を備え、その外周面に止水キャップ13の雌ネジ13dと螺合する雄ネジ1fを形成したものである。
この基礎継手1の材料樹脂としては、前述したように溶剤型接着剤で縦パイプ2や連通管10と水密的に接着できる硬質塩化ビニル樹脂が好ましく使用され、また、継手内部が透視できる透明な合成樹脂、例えば透明な硬質塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂なども好ましく使用される。
基礎継手1の上部接続口1aの口径は、縦パイプ2の直径と実質的に同一にする必要があり、既述したように縦パイプ2は75〜350mm程度(より好ましくは150〜300mm程度)のものが好ましく使用されるので、それに対応して上部接続口1aの口径も150〜300mm程度にすることが好ましい。一方、側部接続口1b,1c,1dには、連通管10、蛇口11、水位計12の透明管12aなど、直径の異なるものが接続されるので、全ての側部接続口の口径を、直径が最も大きい連通管10の直径と実質的に同一にし、直径の小さい蛇口11の取付管や水位計の透明管12aは、前述の偏芯ブッシュ9を用いて側部接続口に接続することが好ましい。連通管10としては50〜100mm程度のパイプが多用されるので、こにれ対応して側部接続口1b,1c,1dの口径は50〜100mm程度にすることが好ましい。また、底部接続口1eの口径も、側部接続口と同様に50〜100mm程度にすることが好ましい。
基礎継手1の上部接続口1aの口径は、縦パイプ2の直径と実質的に同一にする必要があり、既述したように縦パイプ2は150〜300mm程度のものが好ましく使用されるので、それに対応して上部接続口1aの口径も150〜300mm程度にすることが好ましい。一方、側部接続口1b,1c,1dには、連通管10、蛇口11、水位計12の透明管12aなど、直径の異なるものが接続されるので、全ての側部接続口の口径を、直径が最も大きい連通管10の直径と実質的に同一にし、直径の小さい蛇口11の取付管や水位計の透明管12aは、前述の偏心ブッシュ9を用いて側部接続口に接続することが好ましい。連通管10としては50〜100mm程度のパイプが多用されるので、こにれ対応して側部接続口1b,1c,1dの口径は50〜100mm程度にすることが好ましい。また、底部接続口1eの口径も、側部接続口と同様に50〜100mm程度にすることが好ましい。
図11は本発明の雨水貯溜装置付き家屋の一実施形態を示すもので、(a)は屋内を省略した一階の見取り図、(b)は屋内を省略した二階の見取り図である。
この雨水貯溜装置付き家屋は、複数の貯溜タンクTを連通させた前記の雨水貯溜装置を、家屋外壁体101の内側、家屋外壁体101の凹部101a、バルコニー102の内側、のいずれか一箇所又は二箇所以上に設置し、貯溜タンクTに貯溜された雨水を、庭木や草花などの植栽103への水撒き、テラス104や外壁体101への打ち水、壁面緑化物105や屋水緑化物106への給水などに利用できるようにしたものである。
直射日光による水温上昇を防止し、打ち水などによる充分な冷却効果を得るためには、雨水貯溜装置の貯溜タンクTを、家屋本体又は太陽光遮蔽材によって直射日光による熱の影響を受けない箇所に設置した雨水貯溜装置付き家屋とすることが重要である。直射日光による熱の影響を受けない箇所は、家屋本体や外壁体101、バルコニー側壁などの太陽光遮蔽材によって、貯溜タンクTの上方が覆われると共に、貯溜タンクTの四方、或いは、東方と南方と西方の三方が囲まれて直射日光が全く又は殆ど当たらない箇所であり、その代表例は、上述した家屋外壁体101の内側、家屋外壁体101の凹部101a、バルコニー102の側壁内側などである。
本発明の一実施形態に係る雨水貯溜装置の正面図で有る。 基台と泥溜め管を省略した同装置の平面図である。 図2のX−X線断面図である。 同装置に用いる基礎継手の平面図である。 同基礎継手の正面図である。 図4のY−Y線断面図である。 (a)は同装置に用いる偏芯ブッシュの正面図、(b)はその断面図である。 同装置に用いる止水キャップの断面図である。 同装置に用いる雨水分取器の断面図である。 (a),(b),(c)はそれぞれ貯溜タンクの異なる連結態様を例示した平面図である。 本発明の一実施形態に係る雨水貯溜装置付き家屋を示すもので、(a)は屋内を省略した一階の見取り図、(b)は屋内を省略した二階の見取り図である。
符号の説明
T,T1,T2,T3 貯溜タンク
1 基礎継手
1a 上部接続口
1b,1c,1d 側部接続口
1e 底部接続口
1f 雄ネジ
2 縦パイプ
3 蓋体
4 固定バンド(固定具)
5 竪樋(雨樋)
6 チーズ継手
6a 上向きの接続口
6b 下向きの接続口
6c 横向きの接続口(導水管接続口)
7 雨水分取器
8 導水管
9 偏芯ブッシング
10 連通管
11 蛇口(取水部材)
12 水位計
12a 透明管
13 止水キャップ(閉塞部材)
14 泥溜め管
15 基台
101 外壁体
101a 凹部
102 バルコニー

Claims (11)

  1. 上部接続口と複数の側部接続口と底部接続口を少なくとも備えた基礎継手の該上部接続口に縦パイプを接続し、縦パイプの上端開口を蓋体で閉塞して貯溜タンクを形成すると共に、縦パイプの上端寄りの側面に設けた導水管接続口に家屋の雨樋から雨水を導入する導水管を接続し、基礎継手の一つの側部接続口に取水部材を設け、他の側部接続口に閉塞部材を脱着自在に取付け、底部接続口又は更に他の側部接続口に泥溜め管を接続したことを特徴とする雨水貯溜装置。
  2. 基礎継手として側部接続口の数が一つのものを使用し、この側部接続口に取水部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の雨水貯溜装置。
  3. 上記貯溜タンクを複数形成し、互いに隣接する貯溜タンクの基礎継手の側部接続口に連通管の両端を接続して貯溜タンク同士を連通させると共に、いずれか一つの貯溜タンクの縦パイプの上端寄りの側面に設けた導水管接続口に導水管を接続し、いずれか一つの貯溜タンクの基礎継手における一つの側部接続口に取水部材を設け、連通管を接続した側部接続口および取水部材を設けた側部接続口を除く他の全ての側部接続口に閉塞部材を脱着自在に取付けたことを特徴とする請求項1に記載の雨水貯溜装置。
  4. 複数形成して互いに連通させた上記貯溜タンクのうち、末端に位置する全て又は一部の貯溜タンクは、その基礎継手の側部接続口の数が一つであり、この一つの側部接続口と、隣接する貯溜タンクの基礎継手の側部接続口とに両端を接続した連通管によって、上記の末端に位置する全て又は一部の貯溜タンクと、これに隣接する貯溜タンクを連通させたことを特徴とする請求項3に記載の雨水貯溜装置。
  5. 上記縦パイプの上端寄りの上下分割部に、上向きの接続口と下向きの接続口と横向きの接続口を備えたチーズ継手を介在させて接続し、チーズ継手の横向きの接続口を導水管接続口として、この接続口に導水管を接続したことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の雨水貯溜装置。
  6. 上記閉塞部材が、キャップ本体の奥端内面周縁部にシールパッキンを有すると共に、キャップ本体の内周面に雌ネジを形成した止水キャップであり、この止水キャップの雌ネジと螺合する雄ネジを基礎継手の側部接続口の外周面に形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の雨水貯溜装置。
  7. 上記基礎継手の側部接続口又は泥溜め管に透明管を接続して真上に立上げ、透明管の内部にフロートを収容して水位計を構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の雨水貯溜装置。
  8. 上記貯溜タンクの縦パイプを、固定具で家屋の一部に固定したことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の雨水貯溜装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の雨水貯溜装置に使用される基礎継手であって、縦パイプを接続する上部接続口と、取水部材、閉塞部材、連通管、泥溜め管又は透明管のいずれかを接続する単数又は複数の側部接続口と、泥溜め管を接続する底部接続口を少なくとも備えたことを特徴とする基礎継手。
  10. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の雨水貯溜装置を、家屋外壁体の内側、家屋外壁体の凹部、バルコニーの内側、のいずれか一箇所又は二箇所以上に設置したことを特徴とする雨水貯溜装置付き家屋。
  11. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の雨水貯溜装置を、家屋本体又は太陽光遮蔽材によって直射日光による熱の影響を受けない位置に設置したことを特徴とする雨水貯溜装置付き家屋。
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