JP2006002514A - 雨水利用システム - Google Patents
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Abstract
【課題】芝生を天然の濾過材として利用することにより、バルコニーや屋根、庭などに降った雨水を濾過して貯水し、清浄な水を水洗トイレの中水として再利用すると共に、自然の落差を利用して、水洗トイレに供給して省エネルギー化を図った簡易な雨水利用システムを提供するものである。
【解決手段】水洗トイレ4のタンク8より高い位置に設置されているバルコニー2に上部貯水槽5を設け、この上部貯水槽5の上に、砂や石を敷き詰めた第2の上部濾過層10を形成し、更にこの上層に芝生14を張った第1の上部濾過層16を形成し、前記上部貯水槽5を前記水洗トイレ4のタンク8に給水管24を介して接続し、バルコニー2や屋根18に降った雨水9を、前記第1および第2の上部濾過層16、10で順次濾過して、上部貯水槽5に貯めた雨水9を水洗トイレ4の中水として利用するものである。
【選択図】 図1
【解決手段】水洗トイレ4のタンク8より高い位置に設置されているバルコニー2に上部貯水槽5を設け、この上部貯水槽5の上に、砂や石を敷き詰めた第2の上部濾過層10を形成し、更にこの上層に芝生14を張った第1の上部濾過層16を形成し、前記上部貯水槽5を前記水洗トイレ4のタンク8に給水管24を介して接続し、バルコニー2や屋根18に降った雨水9を、前記第1および第2の上部濾過層16、10で順次濾過して、上部貯水槽5に貯めた雨水9を水洗トイレ4の中水として利用するものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、住宅などの建物や庭などに降った雨水を、芝生を濾過材として濾過し、これを水洗トイレの中水として利用する雨水利用システムに関するものである。
雨水を有効利用する方法として、建物の屋根に降った雨水を貯水タンクに貯めて、これを水洗トイレの水(中水)として利用することが行なわれている(例えば特許文献1)。しかしながら、従来の方法は雨水をそのまま貯めて利用するだけで、濾過していないので、水が腐敗したり、また貯水タンクに貯めた雨水を水洗トイレのタンクに供給するのにポンプが必要であった。
本発明は上記問題を改善し、芝生を天然の濾過材として利用することにより、バルコニーや屋根、庭などに降った雨水を濾過して貯水し、清浄な水を水洗トイレの中水として再利用すると共に、自然の落差を利用して、水洗トイレに供給して省エネルギー化を図った簡易な雨水利用システムを提供するものである。
本発明の請求項1記載の雨水利用システムは、水洗トイレのタンクより高い位置に設置されているバルコニーに上部貯水槽を設け、この上部貯水槽の上に、砂や石を敷き詰めた第2の上部濾過層を形成し、更にこの上層に芝生を張った第1の上部濾過層を形成し、前記上部貯水槽を前記水洗トイレのタンクに給水管を介して接続し、バルコニーや屋根に降った雨水を、前記第1および第2の上部濾過層で順次濾過して、上部貯水槽に貯めた水を水洗トイレの中水として利用することを特徴とするものである。
本発明の請求項2記載の雨水利用システムは、請求項1記載の雨水利用システムに、更に第2の上部濾過層内に上部散水管を配管し、庭などの地中に地下貯水槽を設け、この上部に砂や石を敷き詰めた第2の地中濾過層を形成すると共にこの内側に地中散水管を配管し、この上層に芝生を張った第1の地中濾過層を形成し、前記地下貯水槽の水を戻し管を通して、前記第2の上部濾過層内に配管した上部散水管に給水するポンプを設け、上部貯水槽のオーバーフロー管を第2の地中濾過層内に配管した地中散水管に接続して、前記地下貯水槽と上部貯水槽との間を戻し管とオーバーフロー管を通して水を循環させて濾過すると共に、上部貯水槽に貯めた水を水洗トイレの中水として利用することを特徴とするものである。
本発明の請求項3記載の雨水利用システムは、上部散水管と地中散水管が、長手方向に沿った外周に多数の流水孔を開孔した外側パイプの内側に、長手方向に沿って所定の間隔で流水孔が開孔され内側パイプを挿着した二重管構造で形成したことを特徴とするものである。
本発明の請求項4記載の雨水利用システムは、傾斜した屋根の下部に取付けられた雨樋に縦樋を接続し、この縦樋の下部を、芝生を張った第1の上部濾過層の上に導いて、屋根に降った雨水を集水して濾過するようにしたことを特徴とするものである。
本発明の請求項5記載の雨水利用システムは、上部貯水槽に、水道管を接続して、この先端にボールタップを取付けて、上部貯水槽の水位が所定の水位より下がった時に水道水を供給するようにしたことを特徴とするものである。更に請求項6記載の雨水利用システムは、上部貯水槽に貯めた水を水洗トイレの中水として供給する給水管に分岐して、屋外散水栓を接続したことを特徴とするものである。
本発明に係る請求項1記載の雨水利用システムによれば、バルコニーや屋根に降った雨がバルコニーの芝生にしみ込み、第1の上部濾過層となる芝生の葉や根で、透水速度が遅くなり、絡み合った根で、細かい土や砂、ごみなどが濾過される。更に砂や石で形成された第2の上部濾過層を通過して濾過され、上部貯水槽に流れ込む。上部貯水槽に貯水された雨水は、給水管を通って落差を利用して水洗トイレのタンクに自動的に給水される。従って雨水を有効利用できると共に、濾過して貯水するので、水の腐敗が防止でき、しかも落差を利用するのでポンプが不要で省エネルギー化を図ることができると共に、構造も簡単で施工費を安くすることができる。
また請求項2記載の雨水利用システムによれば、バルコニーや屋根、庭に降った雨水を効率よく捕集して有効に利用できると共に、地下貯水槽と上部貯水槽の間を戻し管とオーバーフロー管を通して水を循環するループを繰り返すことにより、第2の上部濾過層と第2の地中濾過層を通して繰り返し濾過することにより、水は常時、流動しながら浄化され腐敗することがない。
また請求項3記載の雨水利用システムによれば、上部散水管と地中散水管が、流水孔をそれぞれ開孔した外側パイプと内側パイプとの二重管構造で形成されているので、内側パイプから直接、水が外部に流出せず、一旦外側パイプの内側に沿って流れるので、長手方向に沿ってほぼ均一に散水することができる。また内側パイプの流水孔から圧力の強い水が噴射されても、外側パイプで遮られるので、濾過層内の濾材がすくわれて空洞化するのを防止できる。
また請求項4記載の雨水利用システムによれば、屋根に降った雨を効率よく集水して、芝生を張った第1の上部濾過層の上に導いて、濾過することができる。
また請求項5記載の雨水利用システムによれば、上部貯水槽に水道管を接続して、この先端にボールタップを取付けて、上部貯水槽の水位が所定の水位より下がった時に水道水を供給するようにしたので、貯水槽の水が不足しても水洗トイレの使用に差し支えがない。
また請求項6記載の雨水利用システムによれば、水洗トイレの中水としてだけでなく庭に散水する場合にも、屋外散水栓から濾過された雨水を使用することができる。更に地震の発生などのライフラインが停止した災害時に、浄化された雨水が上部貯水槽に貯水され、落差により自動的に給水されるので、飲料水として利用することもできる。
2階建住宅に適用して雨水を濾過して水洗トイレの中水として効率よく利用することができる雨水利用システムを実現した。
以下本発明の実施例を図1および図2を参照して詳細に説明する。図1は2階建住宅1に雨水利用システムを取付けたものである。住宅1の2階にバルコニー2が取付けられアルミニュウムパイプやステンレスパイプで形成された支柱パイプ3で支持されている。住宅1の1階には水洗トイレ4が設置されている。
バルコニー2の上には上部貯水槽5が設けられ、これは1階の水洗トイレ4のタンク8より上方に位置している。上部貯水槽5の内側には図2に示すように、発泡した軽量コンクリート板を連続して山形に組み合わせた支持部6が設けられている。更にこの支持部6の上には、通水孔を開孔したパンチングメタルやメッシュ7が取付けられている。
このメッシュ7の上には第2の上部濾過層10が形成されている。これは上層部が川砂11で、中間部が細かい川石12で、下層部が火山石13で構成されている。この第2の上部濾過層10の上には、更に芝生14を張った第1の上部濾過層16が形成されている。
また図1に示すように、傾斜した2階の屋根18の軒下には雨樋19が取付けられ、左右の雨樋19は横樋20で連結され、ここに接続した縦樋21の下部は、芝生14を張った第1の上部濾過層16の上に導かれている。また前記上部貯水槽5の底部には図2に示すように、集水桝23が形成され、この底部は給水管24を介して、1階の水洗トイレ4のタンク8に接続されている。また集水桝23の上部側には支柱パイプ3を通して水道管25が導かれ、この先端にボールタップ26を取付けて、集水桝23の水位が所定の水位より下がった時に水道水を供給するようになっている。
更に前記上部貯水槽5の上部にはオーバーフロー管27が取付けられ、これは支柱パイプ3を通して、下部が側溝28に導かれている。また上部貯水槽5から1階の水洗トイレ4のタンク8に接続された給水管24は途中で分岐して庭29に設けた屋外散水栓30に接続されている。
次に上記構成の雨水利用システムの作用について説明する。雨が降ると2階の屋根18に降った雨水は雨樋19で集水され更に横樋20、縦樋21を通ってバルコニー2の上の芝生14に流れ込む。またバルコニー2に降った雨水も芝生14にしみ込む。
このバルコニー2の芝生14にしみ込んだ雨水9は図2に示すように、第1の上部濾過層16となる芝生14の葉や根で、透水速度が遅くなり、絡み合った根で、細かい土や砂がフィルターとなってごみなどが濾過される。雨水は、更に川砂11や川石12、火山石13で形成された第2の上部濾過層10を通過し、メッシュ7を通って上部貯水槽5に流れ込む。この第2の上部濾過層10を構成する最上層の川砂11で、雨水に含まれる大気中の粉塵などは濾過されて、この下層の透水作用のある川石12を通過し、更にこの下層の多孔質で透水性のある火山石13を通過し、この濾過過程で雨水はかなり浄化される。また芝生14の根菌はバクテリアの1種であるメタン菌も多く存在し、このメタン菌は大腸菌や一般細菌を死滅させる滅菌効果もある。
また上記雨水利用システムは、雨水9の浄化だけではなく、芝生14の繁殖にも適した構成となっている。つまり第2の上部濾過層10を構成する最上層の川砂11と、この下層の川石12はバクテリアを多く含むので、芝生14の成長を促進し、更に多孔質で透水性のある火山石13はバクテリアの住む家となってバクテリアが繁殖し芝生14の成長が促進される。また貝化石などを使用すれば肥料となるミネラル分を補給することができる。
上部貯水槽5に貯水された雨水9は中水として、この底部に形成した集水桝23から給水管24を通って落差を利用して1階の水洗トイレ4のタンク8に自動的に給水される。また雨が降らず、集水桝23の水位が低下してきた時にはボールタップ26が開いて、水道管25から水道水が集水桝23に供給されるので、水洗トイレ4の使用には差し支えない。また大雨が降り続いて上部貯水槽5内の雨水9が溢れると、オーバーフロー管27を通して庭29の側溝28に流れるようになっている。
また水洗トイレ4だけでなく庭29に散水する場合には、給水管24に分岐して接続された屋外散水栓30から、濾過された雨水9を使用することができる。更に地震の発生などのライフラインが停止した災害時に、浄化された雨水9が上部貯水槽5に貯水され、落差により自動的に給水されるので、飲料水として利用することもできる。
図3ないし図6は本発明の他の実施例を示すもので、図3に示すようにバルコニー2と庭29にそれぞれ濾過層と貯水槽を形成し、これを連通したものである。2階にバルコニー2に設けられた上部貯水槽5と第1の上部濾過層16、第2の上部濾過層10の構成は図4に示すように、第2の上部濾過層10内に上部散水管32が配管され、これに戻し管33を接続した点で、図2の構成と異なるだけであり、同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。
バルコニー2の下の庭29には図5に示すように、コンクリートで形成された地下貯水槽35が設けられ、この上面に通水孔36が開孔されている。この地下貯水槽35の上部に第2の地中濾過層37が形成され、この内側に地中散水管38が配管されている。更にこの第2の地中濾過層37の上層には芝生14を張った第1の地中濾過層39が形成されている。第2の地中濾過層37は図2に示すように、前記第2の上部濾過層10と同様に、上層部が川砂11で、中間部が細かい川石12で、下層部が火山石13で構成されている。
また地下貯水槽35の底部側にはバクテリアの住み家となる濾過材40が設けられている。また濾過材40の横にはポンプ42が設置され、このポンプ42は支柱パイプ3内を貫通させた戻し管33でバルコニー2の前記第2の上部濾過層10内に配管した上部散水管32に接続されている。また第2の地中濾過層37内に配管した地中散水管38は、上部貯水槽5の上部から導かれるオーバーフロー管27に接続されている。
また上部散水管32と地中散水管38は図6に示すように、外側パイプ43に内側パイプ44を挿着した二重管構造となっており、この内側パイプ44にはその長手方向に沿って所定の間隔で流水孔45が開孔され、更に外側パイプ43には周方向に沿って多数の流水孔46が形成され、散水管32、38の長手方向に沿ってほぼ均一に散水できるようになっている。なお図3に示すように2階の屋根18の上にはソーラーパネル47が取付けられ、これはポンプ42を駆動させる電源となっている。
次に上記構成の雨水利用システムの作用について説明する。2階の屋根18とバルコニー2に降った雨水は前記実施例と同様に、芝生14で形成された第1の上部濾過層16から第2の上部濾過層10を通って濾過されて、これが上部貯水槽5に貯水される。また庭29の芝生14に降った雨は、第1の地中濾過層39、第2の地中濾過層37を通過して濾過され、更に通水孔36から地下貯水槽35に流入して貯水される。
上部貯水槽5に貯水された雨水9は、この底部に形成した集水桝23から給水管24を通って落差を利用して1階の水洗トイレ4のタンク8に自動的に給水される。また地下貯水槽35に貯水された雨水9は、底部に設けた濾過材40が、嫌気性バクテリアの住み家となっているので、ここに触れて有機物が分解されて、清浄な水となる。この水は、ソーラーパネル47で充電された電力を利用して駆動するポンプ42により戻し管33を通してバルコニー2の上部散水管32に送られここから第2の上部濾過層10内に散水される。
上部散水管32は図6に示すように、周方向に沿って多数の流水孔46が形成された外側パイプ43の内側に、流水孔45を開孔した内側パイプ44を挿着した二重管構造となっているので、内側パイプ44から直接、水が外部に流出せず、一旦外側パイプ43の内側に沿って流れるので、長手方向に沿ってほぼ均一に散水することができる。また内側パイプ44の流水孔45から圧力の強い水が噴射されても、外側パイプ43で遮られるので、第2の上部濾過層10内の濾材がすくわれて空洞化するのを防止できる。
第2の上部濾過層10を通過して再度濾過された雨水9は上部貯水槽5に流入する。水洗トイレ4が使用されていないと上部貯水槽5から雨水9が溢れて、オーバーフロー管27を通って庭29の第2の地中濾過層37に配管した地中散水管38に戻される。この地中散水管38から第2の地中濾過層37内に散水された雨水9は、ここを通過して再度濾過されて地下貯水槽35に貯められる。このように、地下貯水槽35と上部貯水槽5との間を、戻し管33とオーバーフロー管27を通して水を循環あせるループを繰り返して濾過することにより雨水9は更に清浄化されると共に、流動しているので腐敗することがない。
また、水洗トイレ4の水の使用量が多く、地下貯水槽35と上部貯水槽5との雨水9だけでは不足すると、集水桝23の水位が低下してボールタップ26が開き、水道管25から水道水が集水桝23に供給される。
また上部散水管32と地中散水管38は、芝生14の根が生長している部分に配管されているので、雨が長期間降らなくても、芝生14への水の供給が維持され、生長が促進される。また地下貯水槽35は地中に埋設されているので、年間を通して水温の変動が少なく、更に芝生14は断熱材として作用するので冬期間でも水温は10℃以上に保持される。このためバクテリアの活動が活発に維持され、バクテリアによる有機物の分解作用が冬期間でも行なわれるので浄化能力が低下することがない。
また、ポンプ42は1日に2時間程度運転すれば良いので、電力の使用量も少なく、更にソーラーパネル47による自然エネルギーを利用して、電力料金の低減を図ることができる。また充電不足により、ポンプ42による雨水利用システムを数日間停止させても、水質の劣化は少ない。また給水管24には屋外散水栓30が接続されているので、火災の発生時には防火用水としての役割を果すことができる。更に地震の発生などのライフラインが停止した災害時に、水道や電気の供給が停止された場合にも、繰り返し浄化された水が上部貯水槽5に貯水され、落差により自動的に給水されるので、飲料水として利用することもできる。
なお上記説明では2階建住宅1に適用板場合について示したが3階建以上の住宅に適用しても良く、この場合、下層の水洗トイレに給水することができる。また上記説明では住宅に適用した場合について示したが、事務所や倉庫、車庫などにも適用でき、この屋根に降った雨も集水して利用することができる。また第2の上部濾過層10や第2の地中濾過層37の構成は上記説明に限らず他の砂や石の組合せでも良い。
1 住宅
2 バルコニー
3 支柱パイプ
4 水洗トイレ
5 上部貯水槽
6 支持部
7 メッシュ
8 タンク
9 雨水
10 第2の上部濾過層
11 川砂
12 川石
13 火山石
14 芝生
16 第1の上部濾過層
18 の屋根
19 雨樋
21 縦樋
23 集水桝
24 給水管
25 水道管
26 ボールタップ
27 オーバーフロー管
28 側溝
29 庭
30 屋外散水栓
32 上部散水管
33 戻し管
35 地下貯水槽
36 通水孔
37 第2の地中濾過層
38 地中散水管
39 第1の地中濾過層
40 濾過材
42 ポンプ
43 外側パイプ
44 内側パイプ
45 流水孔
46 流水孔
47 ソーラーパネル
2 バルコニー
3 支柱パイプ
4 水洗トイレ
5 上部貯水槽
6 支持部
7 メッシュ
8 タンク
9 雨水
10 第2の上部濾過層
11 川砂
12 川石
13 火山石
14 芝生
16 第1の上部濾過層
18 の屋根
19 雨樋
21 縦樋
23 集水桝
24 給水管
25 水道管
26 ボールタップ
27 オーバーフロー管
28 側溝
29 庭
30 屋外散水栓
32 上部散水管
33 戻し管
35 地下貯水槽
36 通水孔
37 第2の地中濾過層
38 地中散水管
39 第1の地中濾過層
40 濾過材
42 ポンプ
43 外側パイプ
44 内側パイプ
45 流水孔
46 流水孔
47 ソーラーパネル
Claims (6)
- 水洗トイレのタンクより高い位置に設置されているバルコニーに上部貯水槽を設け、この上部貯水槽の上に、砂や石を敷き詰めた第2の上部濾過層を形成し、更にこの上層に芝生を張った第1の上部濾過層を形成し、前記上部貯水槽を前記水洗トイレのタンクに給水管を介して接続し、バルコニーや屋根に降った雨水を、前記第1および第2の上部濾過層で順次濾過して、上部貯水槽に貯めた水を水洗トイレの中水として利用することを特徴とする雨水利用システム。
- 請求項1記載の雨水利用システムに、更に第2の上部濾過層内に上部散水管を配管し、庭などの地中に地下貯水槽を設け、この上部に砂や石を敷き詰めた第2の地中濾過層を形成すると共にこの内側に地中散水管を配管し、この上層に芝生を張った第1の地中濾過層を形成し、前記地下貯水槽の水を戻し管を通して、前記第2の上部濾過層内に配管した上部散水管に給水するポンプを設け、上部貯水槽のオーバーフロー管を第2の地中濾過層内に配管した地中散水管に接続して、前記地下貯水槽と上部貯水槽との間を戻し管とオーバーフロー管を通して水を循環させて濾過すると共に、上部貯水槽に貯めた水を水洗トイレの中水として利用することを特徴とする雨水利用システム。
- 上部散水管と地中散水管が、長手方向に沿った外周に多数の流水孔を開孔した外側パイプの内側に、長手方向に沿って所定の間隔で流水孔が開孔され内側パイプを挿着した二重管構造で形成されていることを特徴とする請求項2記載の雨水利用システム。
- 傾斜した屋根の下部に取付けられた雨樋に縦樋を接続し、この縦樋の下部を、芝生を張った第1の上部濾過層の上に導いて、屋根に降った雨水を集水して濾過するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の雨水利用システム。
- 上部貯水槽に、水道管を接続して、この先端にボールタップを取付けて、上部貯水槽の水位が所定の水位より下がった時に水道水を供給するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の雨水利用システム。
- 上部貯水槽に貯めた水を水洗トイレの中水として供給する給水管に分岐して、屋外散水栓を接続したことを特徴とする請求項1または2記載の雨水利用システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004182062A JP2006002514A (ja) | 2004-06-21 | 2004-06-21 | 雨水利用システム |
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JP2004182062A JP2006002514A (ja) | 2004-06-21 | 2004-06-21 | 雨水利用システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006002514A true JP2006002514A (ja) | 2006-01-05 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004182062A Pending JP2006002514A (ja) | 2004-06-21 | 2004-06-21 | 雨水利用システム |
Country Status (1)
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2004
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