JP4384944B2 - 雨水利用システム - Google Patents

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Description

本発明は、ビルの屋上や庭などに降った雨水を、芝生を濾過材として濾過し、これを水洗トイレの中水として利用する雨水利用システムに関するものである。
雨水を有効利用する方法として、建物の屋根に降った雨水を貯水タンクに貯めて、これを水洗トイレの水(中水)として利用することが行なわれている(例えば特許文献1)。しかしながら、従来の方法は雨水をそのまま貯めて利用するだけで、濾過していないので、配管にゴミが詰まったり、細菌が増殖して水が腐敗する問題があった。
特開平9−67838
本発明は上記問題を改善し、芝生を天然の濾過材として利用することにより、ビルの屋上や、庭などに降った雨水を濾過して貯水し、この濾過した清浄な水を水洗トイレの中水として再利用すると共に、地下貯水槽と上部濾過層との間を水を循環させて濾過して水の腐敗を防止した雨水利用システムを提供するものである。
本発明の請求項1記載の雨水利用システムは、ビルの屋上に上部貯水槽を設け、この上部貯水槽の上に、砂や石を敷き詰めた第2の上部濾過層を形成し、この内部に上部散水管を配管し、第2の上部濾過層の上に芝生を張った第1の上部濾過層を形成し、前記上部貯水槽をビル内の水洗トイレのタンクに給水管を介して接続し、更に駐車場などビル敷地内の地中に地下貯水槽を設け、この地下貯水槽の水を戻し管を通して、前記第2の上部濾過層内に配管した上部散水管に給水するポンプを設けると共に、前記上部貯水槽に設けたオーバーフロー管を地下貯水槽に接続して、屋上に降った雨水を、前記第1および第2の上部濾過層で順次濾過して上部貯水槽に貯め、この上部貯水槽に貯った水を水洗トイレの中水として利用すると共に、上部貯水槽から溢れた水をオーバーフロー管を通して地下貯水槽に貯め、この地下貯水槽に貯った水を前記戻し管と上部散水管およびオーバーフロー管に順次通して循環濾過することを特徴とするものである。
本発明の請求項2記載の雨水利用システムは、ビルの屋上に上部貯水槽を設け、この上部貯水槽の上に、砂や石を敷き詰めた第2の上部濾過層を形成し、この内部に上部散水管を配管し、第2の上部濾過層の上に芝生を張った第1の上部濾過層を形成し、前記上部貯水槽をビル内の水洗トイレのタンクに給水管を介して接続し、更に庭や運動場などビル敷地内の地中に地下貯水槽を設け、この上部に砂や石を敷き詰めた第2の地中濾過層を形成すると共に、この内側に地中散水管を配管し、第2の地中濾過層の上に芝生を張った第1の地中濾過層を形成し、前記地下貯水槽の水を戻し管を通して、前記第2の上部濾過層内に配管した上部散水管に給水するポンプを設けると共に、前記上部貯水槽に設けたオーバーフロー管を地散水管に接続して、屋上に降った雨水を、前記第1および第2の上部濾過層で順次濾過して上部貯水槽に貯め、この上部貯水槽の水を水洗トイレの中水として利用すると共に、ビル敷地内の芝生に降った雨水を、前記第1および第2の地中濾過層で順次濾過して地下貯水槽に貯め、この地下貯水槽に貯った水を前記戻し管と上部散水管、オーバーフロー管および地中散水管に順次通して循環濾過することを特徴とするものである。
本発明の請求項3記載の雨水利用システムは、請求項1において、上部散水管が、長手方向に沿った外周に多数の流水孔を開孔した外側パイプの内側に、長手方向に沿って所定の間隔で流水孔を開孔した内側パイプを挿着した二重管構造で形成されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項4記載の雨水利用システムは、請求項1または2において、更に戻し管に水道管を接続して、この戻し管に分岐管を設けてその先端を、上部貯水槽またはこれに接続する貯水タンクに接続し、分岐管の先端にボールタップを取付けて、上部貯水槽または貯水タンクの水位が所定の水位より下がった時に水道水を供給するようにしたことを特徴とするものである。
本発明の請求項5記載の雨水利用システムは、請求項1または2において、更に上部貯水槽に貯めた水を水洗トイレの中水として供給する給水管に分岐して、屋外給水栓を接続したことを特徴とする
本発明に係る請求項1記載の雨水利用システムによれば、ビルの屋上に降った雨を効率よく捕集し、屋上の芝生にしみ込んだ雨水を、第1の上部濾過層となる芝生の葉や根で濾過し、更に砂や石で形成された第2の上部濾過層を通過して濾過し、上部貯水槽に貯水する。この上部貯水槽に貯水された雨水は、給水管を通って落差を利用して水洗トイレのタンクに自動的に給水される。また上部貯水槽から溢れた雨水はオーバーフロー管から地下貯水槽に流れて貯められ、更にポンプにより戻し管から第2の上部濾過層内に配管した上部散水管に送られて、ここから散水されて再度濾過されるループを繰り返して、水を清浄化すると共に腐敗を防止するようにしたものである。
また請求項2記載の雨水利用システムによれば、ビルの屋上と庭に降った雨水を効率よく捕集して、芝生で形成した第1の濾過層と砂や石で形成された第2の濾過層を通して濾過して、上部貯水槽と地下貯水槽に貯水する。この地下貯水槽と上部貯水槽の間を戻し管とオーバーフロー管を通して水を循環するループを繰り返すことにより、第2の濾過層で繰り返し濾過することにより、水は流動しながら浄化され腐敗を防止することができる。また庭に降った雨水を有効に利用することができる。
また請求項3記載の雨水利用システムによれば、上部散水管が、流水孔をそれぞれ開孔した外側パイプと内側パイプとの二重管構造で形成されているので、内側パイプから直接、水が外部に流出せず、一旦外側パイプの内側に沿って流れるので、長手方向に沿ってほぼ均一に散水することができる。また内側パイプの流水孔から圧力の強い水が噴射されても、外側パイプで遮られるので、濾過層内の濾材がすくわれて空洞化するのを防止できる。
また請求項4記載の雨水利用システムによれば、上部貯水槽や貯水タンクに水道管を接続して、この先端にボールタップを取付けて、上部貯水槽や貯水タンクの水位が所定の水位より下がった時に水道水を供給するようにしたので、水が不足しても水洗トイレの使用に差し支えがない。
また請求項5記載の雨水利用システムによれば、水洗トイレの中水としてだけでなく、屋外給水栓から濾過された雨水を使用することができるので、地震の発生などのライフラインが停止した災害時や火災時に、浄化された雨水が上部貯水槽に貯水され、落差により自動的に給水されるので、飲料水や防火用水として利用することもできる。このためビルの密集した都市部では都市型ダムとしての役割を果たすこともできる。
4階建ビルに適用して雨水を濾過して水洗トイレの中水として効率よく利用することができる雨水利用システムを実現した。
以下本発明の実施例を図1ないし図4を参照して詳細に説明する。図1は4階建ビル1に雨水利用システムを取付けたものである。ビル1の各階には水洗トイレ2が設置されていると共にエアコン3が取付けられている。
屋上4の上には上部貯水槽5が設けられ、この内側には図2に示すように、発泡した軽量コンクリート板を連続して山形に組み合わせた支持部6が設けられている。更にこの支持部6の上には、通水孔を開孔したパンチングメタルやメッシュ7が取付けられている。
このメッシュ7の上には第2の上部濾過層10が形成されている。これは上層部が川砂11で、中間部が細かい川石12で、下層部が火山石13で構成されている。この第2の上部濾過層10の上には、更に芝生14を張った第1の上部濾過層16が形成されている。この第2の上部濾過層10の内側には上部散水管18が配管されている。また屋上4には各階に設置したエアコン3に接続したヒートポンプ式のエアコン屋外機20が設置され、この温風排出側に、前記上部散水管18から分岐したエアコン散水管21がバルブ22を介して取付けられている。
また前記上部貯水槽5の底部には、集水桝23が形成され、更にこの下方に密閉式の貯水タンク24が設けられ、更にこの底部に給水管25が接続されている。この給水管25は図1に示すように、各階に設置したトイレ2のタンク26に接続している。また給水管25には分岐管27が接続され、その先端はビル1の壁面に設けた屋外給水栓28に接続されている。
また第2の上部濾過層10の内側に配管した前記上部散水管18は図4に示すように、外側パイプ30に内側パイプ31を挿着した二重管構造となっており、この内側パイプ31にはその長手方向に沿って所定の間隔で流水孔32が開孔され、更に外側パイプ30には周方向に沿って多数の流水孔32が形成され、散水管18の長手方向に沿ってほぼ均一に雨水9を散水できるようになっている。
またアスファルト舗装された駐車場34の地下には図3に示すように、コンクリートで形成された地下貯水槽35が設置され、この底部側にはバクテリアの住み家となるポーラスコンクリートなどで形成された濾過材36が設けられている。また濾過材36の横にはポンプ37が設置され、このポンプ37は戻し管39を介して、図2に示す屋上4の前記第2の上部濾過層10内に配管した上部散水管18に接続されている。更に上部貯水槽5の上部にはオーバーフロー管40が設けられ、この下端は前記に地下貯水槽35に導かれている。
また前記戻し管39の下部は、図3に示すように三方弁41を介して水道管42が接続されていると共に、上部側に図2に示すように分岐管44が設けられ、この先端が前記貯水タンク24内に導かれて、ここにボールタップ45が取付けられている。また屋上4にはルーフドレイン46が設けられ、これはオーバーフロー管40に接続されて、オーバーフローした雨水9と共に地下貯水槽35に流入するようになっている。なお図1において47は地下貯水槽35に取付けたマンホール、48は屋上4に設置したソーラーパネルで、ポンプ37の電源となっている。
次に上記構成の雨水利用システムの作用について説明する。雨が降ると屋上4に降った雨水9は芝生14に流れ込む。この屋上4の芝生14にしみ込んだ雨水9は図2に示すように、第1の上部濾過層16となる芝生14の葉や根で、透水速度が遅くなり、絡み合った根で、細かい土や砂がフィルターとなってごみなどが濾過される。
雨水9は、更に川砂11や川石12、火山石13で形成された第2の上部濾過層10を通過し、メッシュ7を通って上部貯水槽5に流れ込む。この第2の上部濾過層10を構成する最上層の川砂11で、雨水に含まれる大気中の粉塵などは濾過されて、この下層の透水作用のある川石12を通過し、更にこの下層の多孔質で透水性のある火山石13を通過し、この濾過過程で雨水はかなり浄化される。また芝生14の根菌はバクテリアの1種であるメタン菌も多く存在し、このメタン菌は大腸菌や一般細菌を死滅させる滅菌効果もある。
また上記雨水利用システムは、雨水9の浄化だけではなく、芝生14の繁殖にも適した構成となっている。つまり第2の上部濾過層10を構成する最上層の川砂11と、この下層の川石12はバクテリアを多く含むので、芝生14の生長を促進し、更に多孔質で透水性のある火山石13はバクテリアの住み家となってバクテリアが繁殖し、芝生14の生長が促進される。また貝化石などを使用すれば肥料となるミネラル分を補給することができる。
濾過された雨水9は、上部貯水槽5の底部に形成した集水桝23から密閉式の貯水タンク24に流れてここに貯められる。この貯水タンク24からは給水管25を通って落差を利用して各階の水洗トイレ2のタンク26に自動的に給水されトイレの中水として利用される。
また雨が降らず、貯水タンク24の水位が低下してきた時には図3に示すボールタップ41が開いて水道管42を通り、図2に示すように戻し管39、分岐管44を通って水道水が貯水タンク24に供給されるので、水洗トイレ2の使用には差し支えない。また大雨が降り続いて上部貯水槽5内の雨水9が溢れると、オーバーフロー管40を通して地下貯水槽35に流入する。また屋上4の芝生14以外の場所に降った雨水9はルーフドレイン46からオーバーフロー管40に流れ込んで地下貯水槽35に流入する。
また地下貯水槽35に貯水された雨水9は、図3に示すように底部に設けた濾過材36が、嫌気性バクテリアの住み家となっているので、ここで有機物が分解されて清浄な水となる。この水は、ソーラーパネル49で充電された電力を利用して駆動するポンプ37により戻し管39を通して屋上4の上部散水管18に送られ、ここから第2の上部濾過層10内に散水される。
上部散水管18は図4に示すように、周方向に沿って多数の流水孔32が形成された外側パイプ30の内側に、流水孔32を開孔した内側パイプ31を挿着した二重管構造となっているので、内側パイプ31から直接、水が外部に流出せず、一旦外側パイプ30の内側に沿って流れるので、長手方向に沿ってほぼ均一に散水することができる。また内側パイプ31の流水孔32から圧力の強い水が噴射されても、外側パイプ30で遮られるので、第2の上部濾過層10内の濾材がすくわれて空洞化するのを防止できる。
上部散水管18から散水された雨水9は、第2の上部濾過層10を通過して再度濾過されて上部貯水槽5に流入する。水洗トイレ2が使用されていないと上部貯水槽5から雨水9が溢れて、オーバーフロー管40を通って駐車場34の地下に設けた地下貯水槽35に戻される。このように地下貯水槽35と上部貯水槽5との間を、戻し管39と上部散水管18およびオーバーフロー管40を通して水を循環させるループを繰り返すことにより雨水9は更に清浄化されると共に、流動しているので腐敗することがない。
また上部散水管18は、芝生14の根が生長している部分に配管されているので、雨が長期間降らなくても、芝生14への水の供給が維持され、生長が促進される。また地下貯水槽35は地中に埋設されているので、年間を通して水温の変動が少なく、更に芝生14は断熱材として作用するので冬期間でも水温は10℃以上に保持される。このためバクテリアの活動が活発に維持され、バクテリアによる有機物の分解作用が冬期間でも行なわれるので浄化能力が低下することがない。
また、ポンプ37は1日に2時間程度運転すれば良いので、電力の使用量も少なく、更にソーラーパネル49による自然エネルギーを利用して、電力料金の低減を図ることができる。また充電不足により、ポンプ37による雨水利用システムを数日間停止させても、水質の劣化は少ない。
またエアコン3の冷房を使用する夏期には図2に示すように、バルブ22を開放して上部散水管18から分岐したエアコン散水管21に通水して、ヒートポンプ式のエアコン屋外機20の排気側にシャワー状に散水することにより、温度の高い排気を冷却して、気温の上昇を少なくすることができる。また屋上4に芝生14を植えて屋上緑化され、更に上部貯水槽5が設けられているので、4階部分の室温の上昇を押えることができる。
また給水管24には屋外給水栓28が接続されているので、火災の発生時には防火用水としての役割を果すことができる。更に地震の発生などのライフラインが停止した災害時に、水道や電気の供給が停止された場合にも、繰り返し浄化された水が上部貯水槽5に貯水され、落差により自動的に給水されるので、飲料水として利用することもできる。
図5および図6は本発明の他の実施例を示すもので、屋上4と庭50にそれぞれ濾過層と貯水槽を形成し、これを連通したものである。庭50には図6に示すように、芝生14が植えられ、この下方にコンクリートで形成された地下貯水槽35が設けられ、この上面に通水孔51が開孔されている。この地下貯水槽35の上部には、第2の地中濾過層52が形成され、この内側に地中散水管53が配管されている。この地中散水管53は、上部貯水槽5の上部から導かれるオーバーフロー管40に接続されている。またこの地中散水管53は、図4と同様に外側パイプ30と内側パイプ31の二重管構造となっている。
更にこの第2の地中濾過層52の上層には芝生14を張った第1の地中濾過層54が形成されている。第2の地中濾過層52は、前記第2の上部濾過層10と同様に、上層部が川砂11で、中間部が細かい川石12で、下層部が火山石13で構成されている。
次に上記構成の雨水利用システムの作用について説明する。屋上4に降った雨水9は前記実施例と同様に、芝生14で形成された第1の上部濾過層16から第2の上部濾過層10を通って濾過されて、これが上部貯水槽5に貯水される。また庭50の芝生14に降った雨は、第1の地中濾過層54、第2の地中濾過層52を通過して濾過され、更に通水孔51から地下貯水槽35に流入して貯水される。
この地下貯水槽35に貯水された雨水9は、底部に設けた濾過材36で清浄化されポンプ37により戻し管39を通して屋上4の上部散水管18に送られ、ここから第2の上部濾過層10内に散水される。
第2の上部濾過層10を通過して再度濾過された雨水9は上部貯水槽5に流入する。水洗トイレ2が使用されていないと上部貯水槽5から雨水9が溢れて、オーバーフロー管40を通って庭50の第2の地中濾過層52に配管した地中散水管53に戻される。この地中散水管53から第2の地中濾過層52内に散水された雨水9は、ここを通過して再度濾過されて地下貯水槽35に貯められる。
このように、地下貯水槽35と上部貯水槽5との間を、戻し管39と上部散水管18、オーバーフロー管40、地中散水管53を順次通して水を循環させるループを繰り返して濾過することにより雨水9は更に清浄化されると共に、流動しているので腐敗することがない。
なお上記説明ではビル1に適用した場合について示したが、このビル1としてはオフィスビルや、学校の校舎、マンションなどにも適用することができる。また庭に限らず運動場に設置しても良い。また第2の上部濾過層10や第2の地中濾過層52の構成は上記説明に限らず他の砂や石の組合せでも良い。
本発明の実施例による屋上に濾過層と上部貯水槽を設け、駐車場に地下貯水槽を設けた雨水利用システムの構成図である。 図1の屋上に設けた濾過層と上部貯水槽の断面図である。 図1の駐車場の地下に設けた地下貯水槽の断面図である。 上部散水管の断面図である。 本発明の他の実施例による屋上と庭に濾過層と貯水槽を設けた雨水利用システムの構成図である。 図5の庭に設けた濾過層と地下貯水槽の断面図である。
1 ビル
2 トイレ
3 エアコン
4 屋上
5 上部貯水槽
6 支持部
7 メッシュ
9 雨水
10 第2の上部濾過層
11 川砂
12 川石
13 火山石
14 芝生
16 第1の上部濾過層
18 上部散水管
20 エアコン屋外機
21 エアコン散水管
23 集水桝
24 貯水タンク
25 給水管
26 タンク
27 屋外給水栓
30 外側パイプ
31 内側パイプ
32 流水孔
34 駐車場
35 地下貯水槽
36 濾過材
37 ポンプ
39 戻し管
40 オーバーフロー管
42 水道管
44 分岐管
45 ボールタップ
46 ルーフドレイン
48 オーバーフロー管
49 ソーラーパネル
50 庭
51 通水孔
52 第2の地中濾過層
53 地中散水管
54 第1の地中濾過層

Claims (5)

  1. ビルの屋上に上部貯水槽を設け、この上部貯水槽の上に、砂や石を敷き詰めた第2の上部濾過層を形成し、この内部に上部散水管を配管し、第2の上部濾過層の上に芝生を張った第1の上部濾過層を形成し、前記上部貯水槽をビル内の水洗トイレのタンクに給水管を介して接続し、更に駐車場などビル敷地内の地中に地下貯水槽を設け、この地下貯水槽の水を戻し管を通して、前記第2の上部濾過層内に配管した上部散水管に給水するポンプを設けると共に、前記上部貯水槽に設けたオーバーフロー管を地下貯水槽に接続して、屋上に降った雨水を、前記第1および第2の上部濾過層で順次濾過して上部貯水槽に貯め、この上部貯水槽に貯った水を水洗トイレの中水として利用すると共に、上部貯水槽から溢れた水をオーバーフロー管を通して地下貯水槽に貯め、この地下貯水槽に貯った水を前記戻し管と上部散水管およびオーバーフロー管に順次通して循環濾過することを特徴とする雨水利用システム。
  2. ビルの屋上に上部貯水槽を設け、この上部貯水槽の上に、砂や石を敷き詰めた第2の上部濾過層を形成し、この内部に上部散水管を配管し、第2の上部濾過層の上に芝生を張った第1の上部濾過層を形成し、前記上部貯水槽をビル内の水洗トイレのタンクに給水管を介して接続し、更に庭や運動場などビル敷地内の地中に地下貯水槽を設け、この上部に砂や石を敷き詰めた第2の地中濾過層を形成すると共に、この内側に地中散水管を配管し、第2の地中濾過層の上に芝生を張った第1の地中濾過層を形成し、前記地下貯水槽の水を戻し管を通して、前記第2の上部濾過層内に配管した上部散水管に給水するポンプを設けると共に、前記上部貯水槽に設けたオーバーフロー管を地散水管に接続して、屋上に降った雨水を、前記第1および第2の上部濾過層で順次濾過して上部貯水槽に貯め、この上部貯水槽の水を水洗トイレの中水として利用すると共に、ビル敷地内の芝生に降った雨水を、前記第1および第2の地中濾過層で順次濾過して地下貯水槽に貯め、この地下貯水槽に貯った水を前記戻し管と上部散水管、オーバーフロー管および地中散水管に順次通して循環濾過することを特徴とする雨水利用システム。
  3. 上部散水管が、長手方向に沿った外周に多数の流水孔を開孔した外側パイプの内側に、長手方向に沿って所定の間隔で流水孔を開孔した内側パイプを挿着した二重管構造で形成されていることを特徴とする請求項記載の雨水利用システム。
  4. 請求項1または2記載の雨水利用システムにおいて、更に戻し管に水道管を接続して、この戻し管に分岐管を設けてその先端を、上部貯水槽またはこれに接続する貯水タンクに接続し、分岐管の先端にボールタップを取付けて、上部貯水槽または貯水タンクの水位が所定の水位より下がった時に水道水を供給するようにしたことを特徴とする雨水利用システム。
  5. 請求項1または2記載の雨水利用システムにおいて、更に上部貯水槽に貯めた水を水洗トイレの中水として供給する給水管に分岐して、屋外給水栓を接続したことを特徴とする雨水利用システム。
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