JP5164702B2 - 加熱料理の製造方法及び調理方法 - Google Patents
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Description
粘度が10Pa・s以下である調味液がパウチの最大密封充填容積の10〜40%となるように充填された容器内に、澱粉及び/又は穀粉をまぶした生肉を投入し、内容物の合計300gあたり600W×3分相当以上の調味液が沸騰する加熱条件で、電子レンジで加熱調理する加熱料理の製造方法及び調理方法を提供する。
(1)調味液の製造
表1に示す配合原料を用意した。次に、これらの配合原料を鍋に投入し、撹拌しながら加熱し、一定温度(90℃)に達温させることにより調味液を得た。調味液の粘度は、粘度(60℃)は0.2Pa・sであった。
次に、得られた調味液150gを弱化シール部と切欠とからなる蒸気抜き機構を有するジッパー付きスタンドパウチ(パウチサイズ:縦220mm×横140mm×折込(マチ)40mm、材質:(パウチ)ポリエステル/ポリアミド/無延伸ポリプロピレン、(ジッパー部)ポリプロピレン、最大密封充填可能容量:820mL)に充填密封し、パウチ内に調味液(150mL)が充填されている容器詰め調味液を得た。
パウチ内に加える具材として、タラ(厚みが2cmの生の切り身2切れ)150gを用意した。バットに澱粉(生馬鈴薯澱粉)を入れ、その澱粉の中にタラを入れて取り出し、手ではたいて余分な澱粉を落とすようにして、タラの表面全体に澱粉をまぶしつけた。タラにまぶしつけた澱粉の量は、タラ100質量部に対して5質量部であった。続いて、(2)の容器詰め調味液のジッパーを開封し、澱粉をまぶしつけたタラを入れ、再度ジッパーを閉じ、電子レンジで加熱調理をした(600W×7分間)。加熱調理後、ジッパー部を開封して内容物を大皿にあけた。なお、電子レンジ加熱中の調味液は、沸騰しても液面上に泡が沸き上がらなかった。
実施例1において、澱粉に代えて小麦粉をタラにまぶしつけた外は同様にしてタラの煮付けを得た。なお、タラにまぶしつけた小麦粉の量はタラ100質量部に対して6質量部であった。また、電子レンジ加熱中の調味液は、沸騰して液面上に泡が沸きあがっていたが、泡が沸きあがっている高さは、液面から20mm以下であり問題のない範囲であった。
実施例2において、タラに小麦粉をまぶしつけない他は同様にしてタラの煮付けを得た。
実施例1(2)で製造した容器詰め調味液のジッパーを開封した後、実施例1で用いたタラ150gと、小麦粉9gを容器内に順次投入し、再度ジッパーを閉じて電子レンジで加熱調理をし(600W×7分間)、タラの煮付けを得た。
実施例1〜2及び比較例1〜2において、電子レンジで加熱調理した際の電子レンジ加熱中の調味液の状態について下記評価基準で評価した。結果を表2に示す。A又はBランクと評価されたものが実用上問題のないレベルである。
評価ランク 内容
A: 沸騰しているが、液面上に泡が沸き上がっていない。
B: 沸騰して液面上に泡が沸きあがっており、泡が沸きあがっている高さは、液面から20mm以下である。
C: 沸騰して液面上に泡が沸きあがっており、泡が沸きあがっている高さは、液面から20mmを越える高さである。
D: 沸騰して液面上に泡が沸きあがり、パウチ内のヘッドスペースの大部分に泡が充満し、最終的にパウチの蒸気抜きのための開口部からふきこぼれた(なお、泡が沸きあがっている高さは、液面から20mmを越える高さである)。
(1)調味液の製造
表3に示す配合原料を用意した。まず、これらの配合原料をミキサーで撹拌混合して原料混合液を得た。次に、加熱した二重釜に、得られた原料混合液を投入し撹拌しながら品温90℃になるまで加熱することによりクリームソースを得た。クリームソースの粘度は、粘度(60℃)は3Pa・sであった。
続いて、得られたクリームソースを、実施例1と同様にジッパー付きスタンドパウチに充填密封し、パウチ内にクリームソース(150mL)が充填されている容器詰め調味液を得た。
パウチ内に加える具材として、一口大(約3cm角)にカットした生鶏むね肉150gを用意した。バットに澱粉(コーンスターチ)を入れ、その澱粉の中に鶏肉を入れて取り出し、手ではたいて余分な澱粉を落とすようにして、鶏肉の表面全体に澱粉をまぶしつけた。鶏肉にまぶしつけた澱粉の量は、鶏肉100質量部に対して4質量部であった。続いて、(2)の容器詰め調味液のジッパーを開封し、澱粉をまぶしつけた鶏肉を入れ、再度ジッパーを閉じ、電子レンジで加熱調理をした(600W×7分間)。加熱調理後、ジッパー部を開封して内容物を大皿にあけた。なお、電子レンジ加熱中の調味液は、沸騰しても液面上に泡が沸き上がらなかった。
Claims (2)
- 粘度が10Pa・s以下である調味液がパウチの最大密封充填容積の10〜40%となるように充填された容器内に、澱粉及び/又は穀粉をまぶした生肉を投入し、内容物の合計300gあたり600W×3分相当以上の調味液が沸騰する加熱条件で、電子レンジで加熱調理することを特徴とする加熱料理の製造方法。
- 粘度が10Pa・s以下である調味液がパウチの最大密封充填容積の10〜40%となるように充填された容器内に、澱粉及び/又は穀粉をまぶした生肉を投入し、内容物の合計300gあたり600W×3分相当以上の調味液が沸騰する加熱条件で、電子レンジで加熱調理することを特徴とする加熱料理の料理方法。
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