JP4923611B2 - 電子レンジ調理用食品包装体 - Google Patents

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本発明は、生の食材と調味液とを分離して1つの袋に収納し、家庭用の電子レンジで所定時間加熱することにより、食材の湯通しが完了し、その後に調味液が食材と接触し、家庭で調理した場合と遜色のない各種煮物を簡易に提供することができる電子レンジ調理用食品包装体に関する。
近年、家族構成が変化し、一人又は二人の小人数家庭が増加しつつある。小人数家庭にあっては、少量の煮炊きは材料の無駄が多く、手間は大人数用の調理とほとんど変わらないという問題がある。そのため、個食用フリーズドライ食品やレトルト食品が普及している。更に、飲食に際して電子レンジで加熱するのみで食することのできる加工、半加工、未加工の食品が種々販売されている。
一般に、野菜類は先ず湯通ししてから味付けすることが多い。これは、湯通しにより細胞壁を破壊し、調味液を吸収し易い状態にした後、調味液を加える方法である。野菜の煮物は先ず湯通しして、調理した直後が最も美味しく、煮なおしや冷めた後加温したものは味が落ちる。
野菜や魚の煮物は、上記の困難性があるため、個食用商品が最も普及し難い商品であった。特許文献1及び特許文献2には、ポリアミドやポリエステルの基材層に穿孔を設け、これにポリエチレン等を積層した袋内に食材と調味液の袋を収納し、電子レンジで加熱することにより味付け調理食品が得られる技術が開示されている。この技術においては、加熱により袋の内圧が高まったとき、基材層の欠落部位が破れ、水蒸気を放出しながら煮込むものである。調味液も別の袋内に収納され、適切なタイミングで破れて調味液が食材を味付けするものである。
本発明者らは、この技術を種々検討したが、破袋した調味液袋が出来上がった煮物と共存し、この調味液袋の存在は消費者に異物感を与える欠点があった。更に、調味液袋が破れた後も内部の調味液が全部放出されず、充分に味付けできない短所があった。特許文献2では、調味液袋の開口する部位を下にし、調味液袋に圧力が加わって調味液が放出し易いようにされている。しかしながら、調味液袋の下面全体に圧力が加わるため調味液袋の下面から放出した調味液が外袋全体に広がる通路が塞がれ、確実に排出させることができない欠点があった。しかも、この場合には外袋の破袋の前に、内袋が破袋するという条件を加えて、調味液を可及的に放出しようとするものである。
特許文献3には、調味液を易剥離性仮融着部を有する内袋に収納し、易剥離性仮融着部に対向する部位を外袋と共に融着する技術が開示されている。この技術によれば、内袋の異物感の問題は解決するが、内袋中の調味液の全量が排出しない問題が残る。調味液は食材が適正に調味される分量を予め装入しているので、全部排出しない場合には食材が充分に味付けされない問題が残る。排出されずに残る調味液の割合が一定であれば、その分余分に調味液を装入することもできるが、調味液の排出のされ方は包装袋を電子レンジで調理する毎に変動する。
特許文献4には、開口部を有する袋の開口部と相対する辺に少なくとも2本の融着線を設け、該2本の融着線の互いに離れた部位に非融着部を残し、最内層の融着線の内側に不完全融着部を設けた脱気包装袋が開示されている。この方法は、袋内に食品、医療器具等を装入し、開口部を密封後、電子レンジ加熱する。内圧が一定値以上に高まると不完全融着部が破れ、水蒸気が2本の融着線間の間隙を通じて放出され、加熱終了後は間隙内に残った水分によりフィルム同士が密着して内部を脱気状態に保持することができるものである。
しかしながら、特許文献4は食品を加熱して脱気包装するのみで、食品と調味液を同封して調理するという技術思想がなく、まして、同一袋内に食材と調味液とを分離して収納するという発想はない。
特開平11−301749号公報 特開2006−21820号公報 特開2005−350109号公報 特開平9−255043号公報
野菜、魚等の煮物は手間がかかり、小人数分を各種調理するのは核家族にとって無駄の多い作業であった。しかも、一般には、各種の煮物を少量ずつ食べたい傾向がある。食材を混ぜて煮た場合には味が混ざり、それぞれの食材の風味を生かすことができない。このような場合に、一人分或いは小人数分の、生又は半加工の調理用に断裁した食材を、調味液と分離して同一のプラスチック袋内に収納し、必要時、電子レンジ加熱することにより出来立ての煮物が得られる技術が求められていた。
外袋内に調味液を分離して収納する場合には、調味液の全部を確実に排出させ、食材を充分に味付けすることを要する。従来技術には調味液を確実に排出させる手段が開示されていない。特許文献2には、調味液袋の開口部を下にして調味液の全部が排出するよう図っているが、排出した調味液の通路を充分に確保していない。調味液が不完全に排出した時点で外袋が破袋すると、内袋に残った調味液はそれ以上排出されずに残る。
更に、植物性の食品は硬い細胞壁を有するため、一般の料理用語として使用される湯通しを行って細胞壁を破壊してから調味液を加えることにより味がよく浸透する。動物性の食品においても、味付けに先立って細胞膜を破壊することは深みのある味付けに欠かせない工程である。野菜や魚、肉類であっても特有のアクや臭みを有することがあり、湯通しによりこれを除去することができる。電子レンジ調理食品においても湯通しの工程を含ませると、一層美味しい電子レンジ調理用食品を得ることができる。
本発明は上記課題を解決することを目的とし、その構成は、内面熱融着性層からなるプラスチック製密封袋に、表裏のフィルムを弱融着する第1の弱融着線により食材収納部と調味液収納部が形成され、該調味液収納部に調味液が収納され、食材収納部に調理用に断裁した食材が収納されていると共に、食材収納部の、調味液収納部と接触しないいずれかの辺に、間隙を維持した少なくとも2本の融着線が設けられ、該少なくとも2本の融着線の可及的に相互に離れた部位に、それぞれ開口部を有し、且つ、該少なくとも2本の融着線の中で、最内部に位置する融着線の内方に、第2の弱融着線が設けられ、好ましくは第1の弱融着線の剥離強度が、最内部に位置する融着線の内方に設けた第2の弱融着線の剥離強度と同等以上であることを特徴とする。
本発明は、間隔を保って配置された少なくとも2本の融着線を有する外袋を使用する。この融着線には可及的に互いに離れた部位に開口部を設ける。食品が電子レンジで加熱されたときには、自身の水分を放出し、水蒸気が最内部の開口部を通過し、融着線と融着線との間隙を通過し、他の融着線の開口部から放出される。この際、食材は加熱され、アクや臭みが放出され、細胞壁或いは細胞膜の破壊が生じ、味付けに好都合な状態になる。外袋から水蒸気を放出させる前に充分に加熱したい場合には、最内部の融着線の内側に、流通過程では密封性を有し、包装袋の内圧が高まった場合に開通する第2の弱融着線を設ける。その結果、充分な圧力と熱とを加えて食材の下ごしらえができる。
本発明の包装袋は第1の弱融着線を設けて、表裏のフィルムを弱く融着して2室に分離してある。調味液はその1室に収納されているため、流通過程では食材と調味液は接触しない。電子レンジで加熱され、食材の実質的湯通しが終了した時点で包装袋の調味液収納部の内圧も上昇し、第1の弱融着線が剥離して食材が味付けされる。この時点では調味液は全部放出していないが、加熱を終了すると袋内の水蒸気が凝縮して水に戻り、包装袋内部が減圧になる。2本以上の融着線間の間隙を通過して放出していた水蒸気も凝縮し、2本以上の融着線間の細い間隙では水分が接着剤として作用し、表裏のフィルムを密着させる。そのため、内部は極度の減圧となり、残った調味液の全部が吸い出され、食材に調味液の全部がいきわたる。
本発明により、内袋を設けず単に弱融着線で分離するのみで調味液を、食材と同一袋内に分離して収納することができる。更に、食材収納部の一辺に、間隙を保った2本以上の融着線を設け、この融着線の可及的に相互に離れた部位に開口部を設けることにより、加熱された包装袋から水蒸気を嫌な臭いと共に放出することができる。加熱終了後、2本の融着線間の間隙は凝結した水蒸気により表裏のフィルムが密着し、内部を減圧状態に維持され、調味液の全部を食材収納部に吸引し調味液はすべての食材に満遍なくいきわたる。その結果、美味しい調理食品を単に電子レンジで加熱するのみで得ることができる。
本発明に使用される食材は特に限定がなく野菜、魚類、肉類が使用できる。野菜としては、かぼちゃ、人参、薩摩芋、きゃべつ、大根、馬鈴薯、なす、白菜等を挙げることができる。魚類としては、かれい、さば、ぶり等の切り身、いわし、わかさぎ等を1尾或いは2尾以上使用することができる。肉類としては、鶏肉、豚肉、牛肉、羊肉等を挙げることができる。これら食材は料理として通用するように均一の大きさに切断して使用する。
1袋に収納する食材は100〜300gが一般的である。300g以上の場合には、食材収納部に平滑に並べるようにする。
収納する食材は1種に限定するものではなく、例えば、ぶりと大根等、2種以上を用いることができる。硬い食材と柔らかい食材を共存させる場合には、硬い食材を小さく切断し、柔らかい食材を大きく切断し、両者が同時に煮えるように調整する。
本発明に使用するプラスチックフィルム素材は内面熱融着性であればよい。熱融着性フィルムとしてはポリエチレン、ポリプロピレン等があり、特に線状低密度ポリエチレンは好ましい素材である。フィルムは1層でもよいが、更にフィルムに張りや強度を持たせるため、外層にポリアミドやポリエステル層を積層して使用する。
図1は本発明の食品包装体の平面説明図である。
1は食材収納部であり、この部位にほぼ同一の大きさに切断した食材を収納する。2は調味液収納部であり、食材収納部1と調味液収納部2とは第1の弱融着線3により分画されている。第1の弱融着線3は食品包装体の表面フィルムと裏面フィルムとを、流通保管過程では剥離せず、袋の内圧が高まったときに剥離する程度に線状に弱融着する。その剥離強度は、食品包装体の流通、保管過程では剥離せず、電子レンジによる加熱、及びそれに伴う内部水蒸気圧の上昇により剥離する程度である。すなわち、JIS Z 1707に準拠して測定して0.7〜3.0kg/15mm幅、好ましくは0.9〜2.4kg/15mm幅、より好ましくは1.0〜1.8kg/15mm幅である。
4は食品包装体のタテ融着線であり、5はヨコ融着線である。ヨコ融着線5は袋底を形成するが、現実には調味液収納部のみの袋底となっている。6、7は融着線であり、それぞれ開口部8、9を有する。タテ融着線4、ヨコ融着線5及び融着線6、7は食品包装体内部が高圧になっても剥離しないように強固に融着する。開口部の幅は5〜20mm、好ましくは8〜15mmである。融着線6及び7の間に形成される間隙10の幅は、5〜20mm、好ましくは7〜15mmである。間隙10の幅が5mm以下では、発生した水蒸気が充分に放出されず、20mmを超えると加熱終了後に凝縮した水蒸気による間隙10の閉塞が確実に行われないおそれがある。
図1においては、2本の融着線を示したが、上記機能を有する限り、融着線は3本以上であってもよい。
11は第2の弱融着線であり、その剥離強度は第1の弱融着線3と同程度でもよいが、やや弱いことが好ましい。食品包装体を電子レンジに装入して加熱を開始すると、食材から水蒸気が発生して食材を加熱し、食材収納部1、調味液収納部2共に膨れあがる。食材によってはアクと呼ばれる特有のくせ味を有するものがある。このアクは食材を加熱した初期に水蒸気と共に放出される。加熱により食材収納部内の内圧が高まると、第2の弱融着線11が剥離し、水蒸気が図1の仮想線の矢印で示すように、開口部8を通過して、間隙10、次いで開口部9を通過して放出される。アクの成分も水蒸気と共に放出される。更に加熱が進行することにより食材の細胞壁や細胞膜が破砕され、湯通しした場合と同様の状態になっている。
湯通しが終了したとき、調味液収納部2内の内圧も上昇し、第1の弱融着線3が剥離して調味液が食材に浸透し、食材は味付けされる。加熱を終了すると食品包装体内の水蒸気が凝縮して水に戻るため、内部が減圧になる。水蒸気の凝縮は仮想線で示した水蒸気放出路内でも生じる。開口部8及び開口部9間の扁平で細長い間隙10内に残存する水蒸気が凝縮した水は、袋素材の剛性により袋の表裏のフィルムを密着させた状態に維持する。その結果、袋内部が減圧になっても外部から空気が侵入することができない。第1の弱融着線3は加熱により剥離するが、一部でも剥離すれば、調味液は食材収納部1へ移動するために全部が剥離することはない。したがって、このままでは調味液の全部を食材収納部に移動させることはできない。しかし、加熱を終了すると、食品包装体全体が減圧になるので、調味液が完全に放出されて食材に浸透する。
図2は本発明の他の実施形態を示す平面説明図である。現実の製造工程を考慮すると図2の形態が好都合である。食品包装用袋は前もって図2に示すように製袋する。
両脇のタテ融着線4に挟まれ、第1の弱融着線3と直交する一方の辺を開口して食材装入口及び調味液装入口とする。食材装入口から食材を装入し調味液装入口から調味液を装入した後、図2の破線で示す袋口を完全に融着密封する。食品包装体は第2の弱融着線11により密封され、そのまま流通に供することができる。
第2の融着線11の剥離強度は第1の融着線3の剥離強度と等しいか、よりであることが好ましい。第2の融着線が剥離して食材の細胞膜や細胞壁が破壊された後に、調味液を加えた方が味が深く浸透し、美味しい煮物ができる。更に、湯通しする食材の場合には臭みが食材から発生する水蒸気と共に放散した後に、調味液を加えることとなり、煮物の味が洗練されてくる。
厚さ20μmのポリアミドフィルムに、厚さ50μmの線状低密度ポリエチレンを積層したフィルムを袋素材として使用した。内層を線状低密度ポリエチレンとし、縦20cm、横25cmの図2に示す形状の袋を製造した。融着線の太さは5mmとしタテ融着線から50mm離して弱融着線3を設けた。第1の弱融着線3の剥離強度は、JIS Z 1707に準拠して測定して1.5kg/15mm幅であった。融着線7の第1の弱融着線に接する端部を10mm融着せず、開口部9とした。融着線7と融着線6との間隙10は9mmとし、融着線6の調味料収納部と最も離れた端部の10mmを融着せずに開口部8とした。融着線6から5mm離れた内側に第2の弱融着線11を設けた。弱融着線11の剥離強度は1.1kg/15mmであった。
厚さ15mm、縦横約25mmに切り揃えた南瓜200gを食材装入口から均等に装入し、調味液50mlを調味液装入口から装入して図2の破線部分を確実に融着した。調味液としては水、だし汁、醤油、砂糖、味醂、料理酒よりなる調味液を用いた。
この食品包装体を2日間冷蔵保存し、高周波出力600Wの電子レンジに入れてタイマーを7分にセットした。食品包装体は第1の弱融着線3を境にして2つの大小の山状に膨れあがり、約2分経過後に第2の弱融着線11が剥離し、開口部9から水蒸気の放出が続いた。更に約1分経過後に第1の融着線3が剥離し、調味液が南瓜に浸透した。
加熱終了後、そのまま放置すると食品包装体は残存水蒸気の凝縮と共に収縮を始め、調味液の全体が南瓜に浸透し、南瓜煮物の真空包装体が得られた。
加熱終了後、なお3分放置して充分に蒸らした後、開封した。得られたかぼちゃ煮物は芯まで柔らかく、深く味が浸透していた。食したところ、人肌で温かく、深みのある味わいであった。
厚さ20μmのポリアミドフィルムに、厚さ35μmの線状低密度ポリエチレンを内層として積層したフィルムを用いて実施例1と同一形状に製袋した。
第1及び第2の弱融着線3及び11の剥離強度は実施例1とほぼ同一であった。
1袋あたり、一辺15mmに断裁した馬鈴薯120gと玉葱50gと、一辺7mmに断裁した人参15gとベーコン25gを用いた。各素材は全てさいころ状に切断し、食材装入口より装入し、水、ビーフコンソメ、醤油、食塩よりなる調味液40mlを調味液装入口から装入し、両装入口を確実に融着した。
この食品包装体を5日間冷蔵後、高周波出力600Wの電子レンジで5分間加熱した。
加熱中の袋内の食材、調味液、第1の弱融着線3、第2の弱融着線11の状況は実施例1と同様であった。また、加熱終了後も実施例1と同様に処理し、食したときの食感、調味液の浸透具合もきわめて好ましいものであった。
本発明の食品包装体の平面説明図である。 本発明の他の実施形態を示す平面説明図である。
符号の説明
1 食材収納部
2 調味液収納部
3 第1の弱融着線
4 タテ融着線
5 ヨコ融着部
6、7 融着線
8、9 開口部
10 間隙
11 第2の弱融着線

Claims (6)

  1. 内面熱融着性層からなるプラスチック製密封袋に、表裏のフィルムを弱融着する第1の弱融着線により食材収納部と調味液収納部が形成され、該調味液収納部に調味液が収納され、食材収納部に調理用に断裁した食材が収納されていると共に、食材収納部の、調味液収納部と接触しないいずれかの辺に、間隙を維持した少なくとも2本の融着線が設けられ、該少なくとも2本の融着線の可及的に相互に離れた部位に、それぞれ開口部を有し、且つ、該少なくとも2本の融着線の中で、最内部に位置する融着線の内方に、第2の弱融着線が設けられていることを特徴とする電子レンジ調理用食品包装体。
  2. プラスチック製密封袋が方形の食品包装袋であり、第1の弱融着線はその食品包装袋の一辺と直交するように設けられており、間隙を維持した少なくとも2本の融着線は該一辺と対向する辺に食材収納部と調味液収納部とを通じて設けられていることを特徴とする請求項1に記載する電子レンジ調理用食品包装体。
  3. 前記開口部は、食材収納部内であって各融着線の一方の端部に存在し、ここで、互いに隣接する2本の融着線に設けられた開口部同士は、互いに異なる端部に存在することを特徴とする請求項1又は2に記載する電子レンジ調理用食品包装体。
  4. 第1の弱融着線の剥離強度が、第2の弱融着線の剥離強度と同等以上であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載する電子レンジ調理用食品包装体。
  5. 第1の弱融着線の剥離強度が、第2の弱融着線の剥離強度より大であることを特徴とする請求項4に記載する電子レンジ調理用食品包装体。
  6. 開口部を有する少なくとも2本の融着線同士の間隙が5〜20mmであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載する電子レンジ調理用食品包装体。
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