JP5163852B2 - 電磁流量計とそのゼロ点測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁流量計における測定流体のゼロ点測定に関し、測定流体を静止させたときの流量値と前回のゼロ点測定値との差が所定の値の範囲内の場合、電磁流量計の出力電流を変更しないでゼロ点測定を行う電磁流量計に関するものである。
電磁流量計は、検出器の管内を流れる測定流体に対し磁界を与え、その磁界により測定流体中に発生する電気信号を検出し、その電気信号に基づき測定流体の流量を演算し出力するものである。そして、前記測定流体を静止させた状態において演算される流量値をゼロ点測定値として測定し、通常の状態での流量測定においてこのゼロ点測定値による誤差を除去するため、演算された流量値からゼロ点測定値を減じるゼロ点補正演算を行う。このとき、前記ゼロ点測定は、電磁流量計の出力電流値、励磁電流値および励磁方式を変更して実施する。このような電磁流量計について、図11を用いて説明する。
電磁流量計28は、検出器4、増幅回路8、AD変換部9、絶縁回路10、DC−DC変換回路12、演算制御部21、励磁回路22、電流出力回路23などから構成される。
電磁流量計28の一対の出力端子の一方は、直流電源26の正極端子(+)に接続され、他方の出力端子は抵抗25を介し直流電源26の負極端子(−)に接続される。直流電源26は、直流電圧および演算された流量値に対応する電流(例えば4から20ミリアンペアの範囲内)を、電磁流量計28に供給する。抵抗25の両端に接続されたコントローラ27は、電磁流量計28から出力された電流を抵抗25を介して測定し、その測定値を流量値に換算してプロセス制御(例えば流量制御)を行う。
直流電源26の正極端子(+)に接続された出力端子は、第1電源ラインL1に接続される。演算制御部21、励磁回路22、電流出力回路23、DC−DC変換回路12の入力側(SW制御回路11)の電源端子は、第1電源ラインL1に接続される。
電流出力回路23と出力電流検出抵抗24の接続部は、第1コモンラインL2に接続される。演算制御部21、励磁回路22、電流出力回路23、DC−DC変換回路12の入力側(SW制御回路11)のコモン(基準電位)端子は、第1コモンラインL2に接続される。そして、演算制御部21、励磁回路22、電流出力回路23、DC−DC変換回路12は、第1電源ラインL1から電力の供給を受ける。
DC−DC変換回路12の出力側の電源端子は、第2電源ラインL3に接続される。増幅回路8、AD変換部9、絶縁回路10の電源端子は、第2電源ラインL3に接続される。
DC−DC変換回路12の出力側のコモン(基準電位)端子は、第2コモンラインL4に接続される。増幅回路8、AD変換部9、絶縁回路10のコモン(基準電位)端子は、第2コモンラインL4に接続される。そして、増幅回路8、AD変換部9、絶縁回路10は、DC−DC変換回路12の出力(第2電源ラインL3)から電力の供給を受ける。
励磁回路22は、励磁回路制御部20と励磁コイル1に接続される。励磁回路22は、励磁回路制御部20の制御信号に基づき、励磁コイル1に励磁電流を流す。励磁コイル1は検出器4の管内に磁界を発生し、管内の測定流体に磁界を与えることにより、その磁界の磁束密度および測定流体の流速に比例した電気信号(起電力)が、管内を流れる測定流体に発生する。検出器4は、励磁コイル1、電極2、3、測定流体を流す管(図示しない)などから構成され、前記電気信号は、管内に配置された電極2、3によって検出される。
増幅回路8は、バッファ(ボルテージフォロワ)5、6、差動増幅器7から構成される。バッファ5、6の入力はそれぞれ電極2、3に接続され、バッファ5、6の出力は差動増幅器7の入力に接続される。増幅回路8は、電極2、3によって検出された電気信号の差信号を生成し、AD変換部9に出力する。この差信号は、測定流体の流速に比例する。
AD変換部9は、前記差信号をデジタルデータにAD変換し、そのデータを絶縁回路10を介して流量演算部13に出力する。絶縁回路10は、基準電位(第1コモンラインL2と第2コモンラインL4)が異なる回路間で、信号を送受信できるように信号変換するインターフェイス機能を有する。
DC−DC変換回路12は、インバータ方式の絶縁型の直流電圧変換回路である。DC−DC変換回路12は、第1電源ラインL1の直流電圧をSW制御回路11によって交流電圧に変換し、トランスで昇圧または降圧した後にダイオードおよびキャパシターによって整流して、第2電源ラインL3の直流電圧に変換する。これにより、第1電源ラインL1および第1コモンラインL2に接続される回路群、並びに第2電源ラインL3および第2コモンラインL4に接続される回路群は、電気的に絶縁される。
演算制御部21は、流量演算部13、ゼロ点測定部14、記憶部15、ゼロ点測定制御部16、ゼロ点補正部17、スケーリング部18、PWM信号変換部19、励磁回路制御部20から構成され、電磁流量計28の動作制御や信号処理を行う。
流量演算部13は、絶縁回路10から受け取る測定流体の流速に比例する差信号のデジタルデータに、検出器4の管内の内径を乗算するなどを行い、測定流体の流量値を演算する。ゼロ点測定部14は、測定流体を静止させた状態における流量値(以下、「ゼロ点測定値」という)を流量演算部13から取得し、記憶部15に記憶する。
ゼロ点補正部17は、ゼロ点測定値による誤差を除去するため、流量演算部13において演算された流量値から、記憶部15に記憶されたゼロ点測定値を減じて、ゼロ点補正された流量値を演算する。
スケーリング部18は、ゼロ点補正された流量値を受け取り、その値を所定の流量値に対しスケーリング(正規化)を行う(例えば0から1の範囲)。PWM信号変換部19は、スケーリングされた値を受け取り、その値に比例する電流(例えば、0のとき4ミリアンペア、1のとき20ミリアンペア)を出力するためのデューティーを有するPWM信号(パルス幅変調信号)を、電流出力回路23に出力する。
励磁コイル1に対する励磁は、電流出力回路23から出力される出力電流値が小さいときには、励磁電流値を小さくした励磁方式による励磁を行い、出力電流値が大きいときには、励磁電流値を大きくした励磁方式による励磁を行い、電極2、3により検出される電気信号のS/N比を良好にする。そのため、励磁回路制御部20は、励磁回路22に対し、出力電流値の大きさによって励磁電流値と励磁方式を変更する制御を行う。このとき、励磁回路制御部20は、スケーリング部18から、出力電流値に比例したスケーリング値を受け取り、前記制御を行う。
前記それぞれの励磁電流値と励磁方式において行われるゼロ点測定値は異なるため、ゼロ点測定部14は、それぞれの励磁電流値と励磁方式において、ゼロ点測定値の測定を行う。ゼロ点測定制御部16は、出力電流を小さくするため、スケーリング部18に例えば0のデータを送る。そして、スケーリング部18は0を出力することにより、出力電流値は4mAになり、それに対応した励磁が行われる。この状態で、ゼロ点測定部14は、ゼロ点測定値を演算し記憶部15に記憶する。つぎに、ゼロ点測定制御部16は、出力電流を大きくするため、スケーリング部18に例えば0.5のデータを送る。そして、スケーリング部18は0.5を出力することにより、出力電流値は12mAになり、それに対応した励磁が行われる。この状態で、ゼロ点測定部14は、ゼロ点測定値を演算し記憶部15に記憶する。通常の流量演算において、ゼロ点補正部17は、それぞれの励磁電流値と励磁方式に対応したゼロ点測定値を記憶部15から取得し、補正演算を行う。
特開2002−340638号公報
検出器4の管内の付着物や測定流体の導電率などの影響により、ゼロ点測定値が変化することがある。そのため、演算された流量値の誤差を小さくするため、定期的または必要に応じてゼロ点の測定が行なわれる。
電磁流量計28、コントローラ27、制御弁(図示しない)から構成される流量制御システムにおいて、ゼロ点測定は、制御弁を強制的に閉じて測定流体を静止させた状態で行われる。このとき、電磁流量計28の出力電流値は約4ミリアンペアである。そして、ゼロ点測定が行われる数分の間、出力電流値は12ミリアンペアと大きくなるため、電磁流量計28の出力と制御弁の開度は一致しない。そのため、その不一致による異常をコントローラ27が発生することがある。また、この異常の発生を防止するため、コントローラ27をオフライン状態にした後にゼロ点測定が行われることにより、その間流量制御が一時的に中断される。
一方、出力電流値を4ミリアンペアと小さくして、ゼロ点測定を行ったとき、そのゼロ点測定値と前回測定されたゼロ点測定値との差が所定の値の範囲内であれば、測定流体のゼロ点測定値の変化はほとんど生じていない。そのような場合、出力電流値を12ミリアンペアと大きくして、ゼロ点測定を行わなくてもよい。
本発明の目的は、電磁流量計における流体のゼロ点測定に関し、今回測定されたゼロ点測定値と前回測定されたゼロ点測定値との差が所定の値の範囲内の場合、電磁流量計の出力電流を変更しないでゼロ点測定を行う電磁流量計を提供することである。なお、前記の差が所定の値の範囲外の場合、測定流体のゼロ点測定値は変化しているため、出力電流を変更してゼロ点測定を行う。
このような目的を達成するために、請求項1の発明は、
測定流体に磁界を与える励磁コイルに励磁電流を供給し、前記磁界により前記測定流体中に発生する電気信号を検出して、前記電気信号に基づく流量値を演算する電磁流量計において、
ゼロ点測定の実行を開始するための開始信号を受け取った各回毎に、前記測定流体のゼロ点を測定するゼロ点測定部と、
その測定されたゼロ点測定値を記憶する記憶部と、
前記開始信号を受け取った各回毎に測定された前記ゼロ点測定値のうち、前記記憶部に記憶された前回のゼロ点測定値と今回測定されたゼロ点測定値との差が、所定の値の範囲外であるかどうかを判別する判別部と、
その判別部により、前記所定の値の範囲外であると判別されたとき、その判別結果を伝送する伝送部または表示する表示部の少なくともいずれか一方を備え
前記伝送または表示された判別結果の少なくともいずれか一方に基づき、前記測定流体のゼロ点をさらに測定する要求信号を取得する取得部を備え、
その取得した信号に基づき、前記電磁流量計の出力電流、前記励磁電流および励磁方式を変更した後、前記ゼロ点測定部によりゼロ点を測定し、そのゼロ点測定値を前記記憶部に記憶する、
ことを特徴とする。
請求項2の発明は、
測定流体に磁界を与える励磁コイルに励磁電流を供給し、前記磁界により前記測定流体中に発生する電気信号を検出して、前記電気信号に基づく流量値を演算する電磁流量計において、
ゼロ点測定の実行を開始するための開始信号を受け取った各回毎に、前記測定流体のゼロ点を測定するゼロ点測定部と、
その測定されたゼロ点測定値を記憶する記憶部と、
前記開始信号を受け取った各回毎に測定された前記ゼロ点測定値のうち、前記記憶部に記憶された前回のゼロ点測定値と今回測定されたゼロ点測定値との差が、所定の値の範囲外であるかどうかを判別する判別部と、
その判別部により、前記所定の値の範囲外であると判別されたとき、その判別結果を伝送する伝送部または表示する表示部の少なくともいずれか一方を備え、
前記判別部により、前記所定の値の範囲外であると判別されたとき、さらに前記電磁流量計の出力電流、前記励磁電流および励磁方式を変更した後、前記ゼロ点測定部によりゼロ点を測定し、そのゼロ点測定値を前記記憶部に記憶する、
ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の発明において、
前記電磁流量計は、その出力電流を伝送する伝送線から電力の供給を受ける2線式電磁流量計である、
ことを特徴とする。
請求項4の発明は、
測定流体に磁界を与える励磁コイルに励磁電流を供給し、前記磁界により前記測定流体中に発生する電気信号を検出して、前記電気信号に基づく流量値を演算する電磁流量計のゼロ点測定方法において、
ゼロ点測定の実行を開始するための開始信号を受け取った各回毎に、前記測定流体のゼロ点を測定するステップと、
その測定されたゼロ点測定値を記憶するステップと、
前記開始信号を受け取った各回毎に測定された前記ゼロ点測定値のうち、前記記憶された前回のゼロ点測定値と今回測定されたゼロ点測定値との差が、所定の値の範囲外であるかどうかを判別するステップと、
その判別するステップにより、前記所定の値の範囲外であると判別されたとき、その判別結果を伝送するステップまたは表示するステップの少なくともいずれか一方を備え、
前記伝送または表示された判別結果の少なくともいずれか一方に基づき、前記測定流体のゼロ点をさらに測定する要求信号を取得するステップと、
その取得した信号に基づき、前記電磁流量計の出力電流、前記励磁電流および励磁方式を変更した後、前記ゼロ点を測定するステップによりゼロ点を測定し、そのゼロ点測定値を記憶するステップと、を備えた、
ことを特徴とする。
請求項5の発明は、
測定流体に磁界を与える励磁コイルに励磁電流を供給し、前記磁界により前記測定流体中に発生する電気信号を検出して、前記電気信号に基づく流量値を演算する電磁流量計のゼロ点測定方法において、
ゼロ点測定の実行を開始するための開始信号を受け取った各回毎に、前記測定流体のゼロ点を測定するステップと、
その測定されたゼロ点測定値を記憶するステップと、
前記開始信号を受け取った各回毎に測定された前記ゼロ点測定値のうち、前記記憶された前回のゼロ点測定値と今回測定されたゼロ点測定値との差が、所定の値の範囲外であるかどうかを判別するステップと、
その判別するステップにより、前記所定の値の範囲外であると判別されたとき、その判別結果を伝送するステップまたは表示するステップの少なくともいずれか一方を備え、
前記判別するステップにより、前記所定の値の範囲外であると判別されたとき、さらに前記電磁流量計の出力電流、前記励磁電流および励磁方式を変更した後、前記ゼロ点を測定するステップによりゼロ点を測定し、そのゼロ点測定値を記憶するステップを備えた、
ことを特徴とする。
本発明によれば、電磁流量計における流体のゼロ点測定に関し、今回測定されたゼロ点測定値と前回測定されたゼロ点測定値との差が所定の値の範囲内の場合、電磁流量計の出力電流を変更しないでゼロ点測定を行う。それにより、コントローラによる異常の発生を防止し、コントローラをオンライン状態にしてゼロ点測定を行うことを実現できる。
[第1の実施例]
第1の実施例を図1を用いて説明する。図1は、本発明を適用した電磁流量計のブロック図であり、図11と同一のものは同一符号を付し説明を省略する。本実施例は、今回測定されたゼロ点測定値と前回測定されたゼロ点測定値との差が所定の値の範囲内であるかどうかを判別し、範囲外であれば判別結果を伝送、表示するものである。
電磁流量計32は、検出器4、増幅回路8、AD変換部9、絶縁回路10、DC−DC変換回路12、演算制御部21、伝送部30、表示部31、励磁回路22、電流出力回路23などから構成される。なお、伝送部30と表示部31は、少なくともいずれか一方を備えていればよい。
電磁流量計32の一対の出力端子の一方は、直流電源26の正極端子(+)に接続され、他方の出力端子は、抵抗25を介し直流電源26の負極端子(−)に接続される。直流電源26は、直流電圧および演算された流量値に対応する電流(例えば4から20ミリアンペアの範囲内)を、電磁流量計32に供給する。抵抗25の両端に接続されたコントローラ27は、電磁流量計32から出力された電流を抵抗25の両端に発生した電圧より測定し、その測定値を流量値に換算してプロセス制御(例えば流量制御)を行う。流量制御システムは、電磁流量計32、コントローラ27、制御弁(図示しない)から構成され、コントローラ27は、電磁流量計32の出力(流量値)を取得し、目標の流量値となるように制御弁の開度を制御する。
直流電源26の正極端子(+)に接続された出力端子は、第1電源ラインL1に接続される。演算制御部21、励磁回路22、電流出力回路23、DC−DC変換回路12の入力側(SW制御回路11)、伝送部30、表示部31の電源端子は、第1電源ラインL1に接続される。
電流出力回路23と出力電流検出抵抗24の接続部は、第1コモンラインL2に接続される。演算制御部21、励磁回路22、電流出力回路23、DC−DC変換回路12の入力側(SW制御回路11)、伝送部30、表示部31のコモン(基準電位)端子は、第1コモンラインL2に接続される。そして、演算制御部21、励磁回路22、電流出力回路23、DC−DC変換回路12、伝送部30、表示部31は、第1電源ラインL1から電力の供給を受ける。
DC−DC変換回路12の出力側の電源端子は、第2電源ラインL3に接続される。増幅回路8、AD変換部9、絶縁回路10の電源端子は、第2電源ラインL3に接続される。
DC−DC変換回路12の出力側のコモン(基準電位)端子は、第2コモンラインL4に接続される。増幅回路8、AD変換部9、絶縁回路10のコモン(基準電位)端子は、第2コモンラインL4に接続される。そして、増幅回路8、AD変換部9、絶縁回路10は、DC−DC変換回路12の出力(第2電源ラインL3)から電力の供給を受ける。
励磁回路22は、励磁回路制御部20と励磁コイル1に接続される。励磁回路22は、励磁回路制御部20の制御信号に基づき、励磁コイル1に励磁電流を流す。励磁コイル1は検出器4の管内に磁界を発生し、管内の測定流体に磁界を与えることにより、その磁界の磁束密度および測定流体の流速に比例した電気信号(起電力)が、管内を流れる測定流体に発生する。検出器4は、励磁コイル1、電極2、3、測定流体を流す管(図示しない)などから構成され、前記電気信号は、管内に配置された電極2、3によって検出される。
増幅回路8は、バッファ(ボルテージフォロワ)5、6、差動増幅器7から構成される。バッファ5、6の入力はそれぞれ電極2、3に接続され、バッファ5、6の出力は差動増幅器7の入力に接続される。バッファ5、6は、電極2、3によって検出された電気信号をインピーダンス変換し、差動増幅器7は、バッファ5、6の出力の差信号を生成し、AD変換部9に出力する。この差信号は、測定流体の流速に比例する。
AD変換部9は、前記差信号をデジタルデータにAD変換し、そのデータを絶縁回路10を介して流量演算部13に出力する。絶縁回路10は、基準電位(第1コモンラインL2と第2コモンラインL4)が異なる回路間で、信号を送受信できるように信号変換するインターフェイス機能を有する。なお、絶縁回路10は、例えばフォトカプラなどの光伝送素子やトランスを用いる。
DC−DC変換回路12は、インバータ方式の絶縁型の直流電圧変換回路である。DC−DC変換回路12の入力側は、SW(スイッチング)制御回路とそれに接続されたトランスの一方の巻き線から構成される。出力側は、トランスの他方の巻き線とそれに接続されたダイオード、およびそのダイオードに接続されたキャパシターから構成される。DC−DC変換回路12は、第1電源ラインL1の直流電圧をSW制御回路11によって交流電圧に変換し、トランスで昇圧または降圧した後にダイオードおよびキャパシターによって整流して、第2電源ラインL3の直流電圧に変換する。これにより、第1電源ラインL1および第1コモンラインL2に接続される回路群、並びに第2電源ラインL3および第2コモンラインL4に接続される回路群は、電気的に絶縁される。
演算制御部21は、流量演算部13、ゼロ点測定部14、記憶部15、ゼロ点測定制御部16、ゼロ点補正部17、判定部29、スケーリング部18、PWM信号変換部19、励磁回路制御部20から構成され、電磁流量計32の動作制御や信号処理を行う。
流量演算部13は、絶縁回路10から入力される測定流体の流速に比例する差信号のデジタルデータに、検出器4の管内の内径を乗算するなどを行い、測定流体の流量値を演算する。ゼロ点測定部14は、測定流体を静止させた状態における流量値(以下、「ゼロ点測定値」という)を流量演算部13から取得し、記憶部15に記憶する。
ゼロ点補正部17は、ゼロ点測定値による誤差を除去するために、流量演算部13において演算された流量値から、記憶部15に記憶されたゼロ点測定値を減じて、ゼロ点補正された流量値を演算する。なお、測定流体を静止させた状態における流速をゼロ点測定値として記憶し、流量演算部13において演算された流速からゼロ点測定値(流速)を減じた後、流量値を演算してもよい。
スケーリング部18は、ゼロ点補正された流量値を受け取り、その値を所定の流量値に対しスケーリング(正規化)を行う(例えば0から1の範囲に対し、所定の流量値を1にする)。PWM信号変換部19は、スケーリングされた値を受け取り、その値に比例する電流(例えば、0のとき4ミリアンペア、1のとき20ミリアンペア)を出力するためのデューティーを有するPWM信号(パルス幅変調信号)を、電流出力回路23に出力する。
励磁コイル1に対する励磁は、電流出力回路23から出力される出力電流値が小さいときには励磁電流値を小さくした励磁方式による励磁を行い、出力電流値が大きいときには励磁電流値を大きくした励磁方式による励磁を行う。励磁電流値を大きくすることによって、電極2、3により検出される電気信号が大きくなるため、S/N比を向上させることができる。
そのため、励磁回路制御部20は、励磁回路22に対し、出力電流値の大きさによって励磁電流値と励磁方式を変更する制御を行う。励磁回路制御部20は、スケーリング部18から、出力電流値に比例したスケーリング値を受け取り、前記制御を行う。詳しくは、図6(b)において、出力電流値が小さいとき(例えば12ミリアンペア未満)、励磁電流値を小さくして(例えば、最大電流は数ミリアンペア)、3値励磁を行う。また、出力電流値が大きいとき(例えば12ミリアンペア以上)、励磁電流値を大きくして(例えば最大電流は数十ミリアンペア)、2周波励磁または2値励磁を行う。
励磁回路22の動作を図5、図6を用いて説明する。図5は励磁回路22の回路ブロック図、図6は励磁制御のパターンを表す。励磁回路制御部20は、励磁回路22に励磁PWM信号L10を出力して励磁電流値を制御し、タイミング信号L6からL9を出力して励磁電流を流す方向と時間を制御する。
励磁回路22は、励磁電流方向切換回路46、定電流制御回路47、ローパスフィルタ48から構成される。励磁電流方向切換回路46、定電流制御回路47は、第1電源ラインL1と第1コモンラインL2の間に直列に接続される。励磁コイル1の両端はそれぞれ、励磁電流方向切換回路46のトランジスタQ1およびQ3の接続部、トランジスタQ2およびQ4の接続部に接続される。トランジスタQ1からQ4はFET(電界効果トランジスタ)であってもよい。
ローパスフィルタ48は、抵抗R2、キャパシターC1、演算増幅器A1から構成され、定電流制御回路47は、抵抗R1、トランジスタQ5、演算増幅器A2から構成される。
励磁PWM信号L10は、励磁回路制御部20からローパスフィルタ48に入力し、抵抗R2とキャパシターC1によって平滑される。その平滑された電圧は、演算増幅器A1によってバッファされ、定電流制御回路47に入力される。定電流制御回路47は、励磁コイル1に流れる励磁電流を抵抗R1で検出した検出電圧と演算増幅器A1の出力とが一致するように動作して、励磁コイル1に一定の励磁電流を流す。そのため、励磁PWM信号L10の有するデューティーに対応した一定の励磁電流が、第1電源ラインL1からトランジスタQ1(またはQ2)、励磁コイル1、トランジスタQ4(またはQ3)、トランジスタQ5、抵抗R1を経由して、第1コモンラインL2に流れる。図6(b)において、励磁PWM信号L10のデューティーを小さくすることにより、小さな励磁電流を流し、デューティーを大きくすることにより、大きな励磁電流を流す。
励磁電流方向切換回路46は、図6(a)に示された信号パターンにより、励磁電流の流れる方向および時間を制御する。信号パターンAにおいて、トランジスタQ1とQ4は、励磁回路制御部20から出力されるタイミング信号L7とL9に基づきオンされ、トランジスタQ2とQ3は、励磁回路制御部20から出力されるタイミング信号L6とL8に基づきオフされることによって、第1電源ラインL1からトランジスタQ1、励磁コイル1、トランジスタQ4、トランジスタQ5、抵抗R1を経由して、第1コモンラインL2に流れる。この励磁電流によって励磁コイル1が発生する磁界の方向を正方向とする。
信号パターンBにおいて、トランジスタQ1とQ4は、励磁回路制御部20から出力されるタイミング信号L7とL9に基づきオフされ、トランジスタQ2とQ3は、励磁回路制御部20から出力されるタイミング信号L6とL8に基づきオンされることによって、第1電源ラインL1からトランジスタQ2、励磁コイル1、トランジスタQ3、トランジスタQ5、抵抗R1を経由して、第1コモンラインL2に流れる。この励磁電流によって励磁コイル1が発生する磁界の方向を逆方向とする。
信号パターンCにおいて、トランジスタQ1からQ4は、励磁回路制御部20から出力されるタイミング信号L6からL9に基づきオフされることによって、励磁電流は流れず、励磁コイル1は磁界を発生しない。なお、タイミング信号L6からL9は、絶縁回路42から45を経由して、トランジスタQ1からQ4に入力される。
3値励磁は、信号パターンA、C、B、C、A、Cを繰り返して行う。2値励磁は、信号パターンA、B、A、Bを繰り返して行う。2周波励磁は、繰り返し周波数の高い2値励磁(例えば数十Hz)と繰り返し周波数の低い2値励磁(例えば数Hz)を組み合わせて行う。
電流出力回路23の動作を図7を用いて説明する。電流出力回路23は、ローパスフィルタ49、加算器50、出力電流制御回路51、出力電流検出抵抗24から構成される。直流電源26の正極端子(+)と負極端子(−)の間に、第1電源ラインL1、抵抗R9、トランジスタQ6、出力電流検出抵抗24、抵抗25が直列に接続される。第1コモンラインL2は、トランジスタQ6と出力電流検出抵抗24の接続部に接続される。
ローパスフィルタ49は、抵抗R3、キャパシターC2、演算増幅器A3から構成され、加算器50は、抵抗R4、R5、演算増幅器A4から構成され、出力電流制御回路51は、
抵抗R6からR9、トランジスタQ6、演算増幅器A5から構成される。
PWM信号変換部19から出力されたPWM信号は、ローパスフィルタ49に入力され、抵抗R3とキャパシターC2によって平滑される。その平滑された電圧は、演算増幅器A3によってバッファされ、加算器50に入力される。
出力電流検出抵抗24には、抵抗R25に向かって、電磁流量計内部(回路など)に流れる電流が第1コモンラインL2を経由して流れ、さらに抵抗R9とトランジスタQ6を経由した電流が流れ、出力電流検出電圧L5が発生する。加算器50は、ローパスフィルタ49から入力された電圧と出力電流検出電圧L5とを加算して、加算電圧を出力電流制御回路51に出力する。出力電流制御回路51は、その加算電圧をほぼゼロ(第1コモンラインL2の電位)にするように、トランジスタQ6に流れる電流を調整する。そして、ローパスフィルタ49の出力電圧と出力電流検出電圧L5の絶対値が等しくなるため、出力電流検出抵抗24には、PWM信号変換部19から出力されたPWM信号のデューティーに比例した電流が流れる。そして、PWM信号のデューティーは、ゼロ点補正された流量値に比例するため、抵抗25には、ゼロ点補正された流量値に比例した出力電流が流れる。
つぎにゼロ点測定について、図8も用いて説明する。図8は、演算制御部21が行うゼロ点測定処理のフローチャートである。図6(b)に示した励磁電流値と励磁方式において測定されるゼロ点測定値はそれぞれ異なる。そのため、測定流体を静止させた後、ゼロ点測定部14は、図6(b)に示した励磁電流値と励磁方式において、ゼロ点測定値の測定を行う。なお、ゼロ点補正部17は、それぞれの励磁電流値と励磁方式に対応したゼロ点測定値を減じて補正演算を行う。
ゼロ点測定処理は、コントローラ27からのゼロ点測定実行コマンドを有する送信信号を、抵抗25、電流出力回路23、通信部(図示しない)を介して受け取ることによって、またはコントローラ27からのゼロ点測定実行するための接点入力信号(図示しない)を受け取ることによって開始される。
ゼロ点測定制御部16は、スケーリング部18に0のデータを送る。スケーリング部18は受け取ったデータの0を出力し、出力電流は4mAになり、小さくなる。そして、励磁回路制御部20からのタイミング信号L6からL10に基づき、励磁回路22は、励磁電流を小さくし3値励磁を行う(ステップS1)。ゼロ点測定制御部16の制御信号に基づきゼロ点測定部14は、演算された流量値を流量演算部13から取得する(ステップS2)。ここで、安定したゼロ点測定値を得るため、ゼロ点測定は数分間継続して行われる。そのため、取得した流量値を平均し(ステップS3)、前記ゼロ点測定時間(数分間)を経過していなければ(ステップS4)ステップS1から繰り返し、経過していればステップS5の処理を行う。ステップS3において平均された流量値をゼロ点測定値(以下、「今回のゼロ点測定値)という)として、記憶部15に記憶する(ステップS5)。
判定部29は、前回ゼロ点測定が行われ、記憶部15に記憶された前回のゼロ点測定値と今回のゼロ点測定値との差が所定の値の範囲外であるかどうかを判別する(ステップS6)。範囲内(例えば、100%の出力に対応する流量値の−1%から+1%の範囲内)であれば、測定流体のゼロ点測定値の変化はほとんどないため、出力電流と励磁電流を大きくし励磁方式を変更した状態でゼロ点測定を行わず、ゼロ点測定処理を終了する。一方、範囲外であれば、測定流体のゼロ点測定値は変化しているため、判定部29は、その判別結果を伝送部30、表示部31に出力する(ステップS7)。伝送部30は、判別結果を有する送信信号を、電流出力回路23を介しコントローラ27に送信したり、判別結果を表す接点信号をコントローラ27に出力する。表示部31は、液晶表示部などの表示機能を有し、判別結果を表示する。
本実施例によって、電磁流量計における流体のゼロ点測定に関し、今回測定されたゼロ点測定値と前回測定されたゼロ点測定値との差が所定の値の範囲内の場合、電磁流量計の出力電流を変更しないでゼロ点測定を行う。これにより、コントローラによる異常の発生を防止し、コントローラをオンライン状態にしてゼロ点測定を行うことを実現できる。また、範囲外であれば、その判別結果をコントローラに伝送したり、表示することによりユーザーに知らせることができる。
[第2の実施例]
第2の実施例を図2を用いて説明する。図2は、本発明を適用した電磁流量計のブロック図であり、図1と同一のものは同一符号を付し説明を省略する。本実施例は、今回測定されたゼロ点測定値と前回測定されたゼロ点測定値との差が所定の値の範囲範囲外のとき、ゼロ点測定要求信号に基づき、出力電流などを変更してゼロ点測定を行うものである。図2は、図1に対し取得部33が追加され、取得部33の電源端子は第1電源ラインL1に、コモン(基準電位)端子は第1コモンラインL2に接続される。
ゼロ点測定について、図9も用いて説明する。図9は、前記要求信号取得時の処理のフローチャートである。図8のゼロ点測定処理において、前回のゼロ点測定値と今回のゼロ点測定値との差が所定の値の範囲外であると判別し(ステップS6)、判別結果を伝送部30が伝送、表示部31が表示したとき(ステップS7)、測定流体のゼロ点測定値は変化しているため、出力電流と励磁電流を大きくし、励磁方式を変更した状態においてもゼロ点測定を行う。
前記判別結果を伝送されたコントローラ27は、さらにゼロ点測定を行う要求信号を送信し、取得部33は、その信号を抵抗25、電流出力回路23、通信部(図示しない)を介して受け取る。
取得部33から前記要求信号を受け取ったゼロ点測定制御部16は、スケーリング部18に0.5のデータを送る。スケーリング部18は受け取ったデータの0.5を出力し、出力電流は12mAになり、大きくなる。そして、励磁回路制御部20からのタイミング信号L6からL10に基づき、励磁回路22は、励磁電流を大きくし2周波励磁または2値励磁を行う(ステップS8)。ゼロ点測定制御部16の制御信号に基づきゼロ点測定部14は、演算された流量値を流量演算部13から取得する(ステップS9)。ここで、安定したゼロ点測定値を得るため、ゼロ点測定は数分間継続して行われる。そのため、取得した流量値を平均し(ステップS10)、前記ゼロ点測定時間(数分間)を経過していなければ(ステップS11)ステップS9から繰り返し、経過していればステップS10において平均された流量値をゼロ点測定値(以下、「今回のゼロ点測定値)という)として、記憶部15に記憶する(ステップS12)。なお、コントローラ27は、前記要求信号を接点信号として取得部33に出力してもよい。また、ユーザーが、表示部31に表示される判別結果を確認して、コントローラ27を介して要求信号を送ってもよい。
また、図10において、ゼロ点測定制御部16は、前記要求信号に関係なく、前回のゼロ点測定値と今回のゼロ点測定値との差が所定の値の範囲外であると判別したとき(ステップS13からステップS18)、出力電流と励磁電流を大きくし励磁方式を変更してゼロ点測定を行い(ステップS19からステップS24)、一方、範囲内であると判別したときには行わない。図10は、このゼロ点測定処理のフローチャートであり、ステップS13からS19は、図8のS1からS7と同様であり、ステップS20からS24は、図9のS8からS12と同様である。
本実施例によって、今回測定されたゼロ点測定値と前回測定されたゼロ点測定値との差が所定の値の範囲外の場合、電磁流量計の出力電流を変更してゼロ点測定を行い、ゼロ点測定値の変化による電磁流量計の出力の誤差を除去することを実現できる。
[第3の実施例]
第3の実施例を図3を用いて説明する。図3は、本発明を適用した電磁流量計のブロック図であり、図2と同一のものは同一符号を付し説明を省略する。本実施例は、演算された流量値をパルス数に変換して出力を行うものである。
図3は、図2に対しパルス変換部35とパルス出力回路37が追加される。パルス出力回路37は、トランジスタ36と抵抗から構成され、パルス数変換部35の出力が、抵抗を介してトランジスタ36のベースに入力される。トランジスタ36のベースとエミッタとの間に抵抗が接続され、エミッタに第1コモンラインL2が接続される。トランジスタ36のコレクタとエミッタがそれぞれ、一対の出力端子を介してコントローラ27に接続される。
パルス数変換部35は、スケーリング部18でスケーリングされた値を受け取り、その値に所定のパルス数に換算する係数を乗算して、パルス数を演算する。パルス数変換部35は、演算されたパルス数に相当するパルス信号をパルス出力回路37に出力する。パルス出力回路37は、トランジスタ36をオン、オフすることによって、そのパルス信号をコントローラ27に伝達する。なお、演算制御部21はマイクロプロセッサを用いて行ってもよい。
本実施例によって、ゼロ点補正された流量値に対応したパルスをコントローラに出力することにより、コントローラは、流量値をデジタル値(カウント値)で取得し、流量制御することを実現できる。
また、図4は、本発明を適用した電磁流量計のブロック図であり、商用周波数(例えば50Hzまたは60Hz)を有する商用電源(例えば100V)から、電力の供給を受ける電磁流量計である。なお、図3と同一のものは同一符号を付し説明を省略する。
商用電源40は一対の端子を介して、電源回路39に接続される。電源回路39は、商用電源40から入力された交流電圧を直流電圧に変換して、その直流電圧を第1電源ラインL1に供給する。これによって、商用電源から電力の供給を受ける電磁流量計においても、同様のゼロ点測定処理を実現できる。
また、電磁流量計の出力は、4から20ミリアンペアの範囲の電流信号について説明したが、フィールドバス通信(ファウンデーションフィールドバス、プロフィーバスなど)を行う電磁流量計でもよい。
本発明を適用した電磁流量計のブロック図の例である。 本発明を適用した電磁流量計のブロック図の他の例である。 本発明を適用した電磁流量計のブロック図の他の例である。 本発明を適用した商用電源から電力供給を受ける電磁流量計のブロック図の例である。 励磁回路22のブロック図の例である。 励磁回路22の励磁電流、励磁方式、トランジスタQ1からQ4の動作の組合せを示す表の例である。 電流出力回路23のブロック図の例である。 本発明を適用したゼロ点測定処理の動作フローチャートの例である。 本発明を適用した要求信号取得時の動作フローチャートの例である。 本発明を適用したゼロ点測定処理の動作フローチャートの他の例である。 従来の電磁流量計のブロック図である。
符号の説明
1 励磁コイル
2、3 電極
4 検出器
5、6 バッファ
7 差動増幅器
8 増幅回路
9 AD変換部
10 絶縁回路
11 SW制御回路
12 DC−DC変換回路
13 流量演算部
14 ゼロ点測定部
15 記憶部
16 ゼロ点測定制御部
17 ゼロ点補正部
18 スケーリング部
19 PWM信号変換部
20 励磁回路制御部
21 演算制御部
22 励磁回路
23 電流出力回路
24 出力電流検出抵抗
32 電磁流量計
L1 第1電源ライン
L2 第1コモンライン
L3 第2電源ライン
L4 第2コモンライン
L5 出力電流検出電圧

Claims (5)

  1. 測定流体に磁界を与える励磁コイルに励磁電流を供給し、前記磁界により前記測定流体中に発生する電気信号を検出して、前記電気信号に基づく流量値を演算する電磁流量計において、
    ゼロ点測定の実行を開始するための開始信号を受け取った各回毎に、前記測定流体のゼロ点を測定するゼロ点測定部と、
    その測定されたゼロ点測定値を記憶する記憶部と、
    前記開始信号を受け取った各回毎に測定された前記ゼロ点測定値のうち、前記記憶部に記憶された前回のゼロ点測定値と今回測定されたゼロ点測定値との差が、所定の値の範囲外であるかどうかを判別する判別部と、
    その判別部により、前記所定の値の範囲外であると判別されたとき、その判別結果を伝送する伝送部または表示する表示部の少なくともいずれか一方を備え
    前記伝送または表示された判別結果の少なくともいずれか一方に基づき、前記測定流体のゼロ点をさらに測定する要求信号を取得する取得部を備え、
    その取得した信号に基づき、前記電磁流量計の出力電流、前記励磁電流および励磁方式を変更した後、前記ゼロ点測定部によりゼロ点を測定し、そのゼロ点測定値を前記記憶部に記憶する、
    ことを特徴とする電磁流量計。
  2. 測定流体に磁界を与える励磁コイルに励磁電流を供給し、前記磁界により前記測定流体中に発生する電気信号を検出して、前記電気信号に基づく流量値を演算する電磁流量計において、
    ゼロ点測定の実行を開始するための開始信号を受け取った各回毎に、前記測定流体のゼロ点を測定するゼロ点測定部と、
    その測定されたゼロ点測定値を記憶する記憶部と、
    前記開始信号を受け取った各回毎に測定された前記ゼロ点測定値のうち、前記記憶部に記憶された前回のゼロ点測定値と今回測定されたゼロ点測定値との差が、所定の値の範囲外であるかどうかを判別する判別部と、
    その判別部により、前記所定の値の範囲外であると判別されたとき、その判別結果を伝送する伝送部または表示する表示部の少なくともいずれか一方を備え、
    前記判別部により、前記所定の値の範囲外であると判別されたとき、さらに前記電磁流量計の出力電流、前記励磁電流および励磁方式を変更した後、前記ゼロ点測定部によりゼロ点を測定し、そのゼロ点測定値を前記記憶部に記憶する、
    ことを特徴とする電磁流量計。
  3. 前記電磁流量計は、その出力電流を伝送する伝送線から電力の供給を受ける2線式電磁流量計である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電磁流量計。
  4. 測定流体に磁界を与える励磁コイルに励磁電流を供給し、前記磁界により前記測定流体中に発生する電気信号を検出して、前記電気信号に基づく流量値を演算する電磁流量計のゼロ点測定方法において、
    ゼロ点測定の実行を開始するための開始信号を受け取った各回毎に、前記測定流体のゼロ点を測定するステップと、
    その測定されたゼロ点測定値を記憶するステップと、
    前記開始信号を受け取った各回毎に測定された前記ゼロ点測定値のうち、前記記憶された前回のゼロ点測定値と今回測定されたゼロ点測定値との差が、所定の値の範囲外であるかどうかを判別するステップと、
    その判別するステップにより、前記所定の値の範囲外であると判別されたとき、その判別結果を伝送するステップまたは表示するステップの少なくともいずれか一方を備え、
    前記伝送または表示された判別結果の少なくともいずれか一方に基づき、前記測定流体のゼロ点をさらに測定する要求信号を取得するステップと、
    その取得した信号に基づき、前記電磁流量計の出力電流、前記励磁電流および励磁方式を変更した後、前記ゼロ点を測定するステップによりゼロ点を測定し、そのゼロ点測定値を記憶するステップと、を備えた、
    ことを特徴とする電磁流量計のゼロ点測定方法。
  5. 測定流体に磁界を与える励磁コイルに励磁電流を供給し、前記磁界により前記測定流体中に発生する電気信号を検出して、前記電気信号に基づく流量値を演算する電磁流量計のゼロ点測定方法において、
    ゼロ点測定の実行を開始するための開始信号を受け取った各回毎に、前記測定流体のゼロ点を測定するステップと、
    その測定されたゼロ点測定値を記憶するステップと、
    前記開始信号を受け取った各回毎に測定された前記ゼロ点測定値のうち、前記記憶された前回のゼロ点測定値と今回測定されたゼロ点測定値との差が、所定の値の範囲外であるかどうかを判別するステップと、
    その判別するステップにより、前記所定の値の範囲外であると判別されたとき、その判別結果を伝送するステップまたは表示するステップの少なくともいずれか一方を備え、
    前記判別するステップにより、前記所定の値の範囲外であると判別されたとき、さらに前記電磁流量計の出力電流、前記励磁電流および励磁方式を変更した後、前記ゼロ点を測定するステップによりゼロ点を測定し、そのゼロ点測定値を記憶するステップを備えた、
    ことを特徴とする電磁流量計のゼロ点測定方法。
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