JPH07209050A - 2線式電磁流量計 - Google Patents
2線式電磁流量計Info
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- JPH07209050A JPH07209050A JP2188494A JP2188494A JPH07209050A JP H07209050 A JPH07209050 A JP H07209050A JP 2188494 A JP2188494 A JP 2188494A JP 2188494 A JP2188494 A JP 2188494A JP H07209050 A JPH07209050 A JP H07209050A
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- Japan
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- transmission line
- current
- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種影響変動に対しても安定したループチェ
ック動作を実現できる2線式電磁流量計を提供する。 【構成】 ループチェックのための電流出力開始指示に
応じて、CPU14から交流増幅回路12に対して入力
信号の切り離し指示を出力し、交流増幅回路12はこの
入力信号の切り離し指示に応じて、切替スイッチSWを
制御して交流増幅回路12内の増幅器への入力を切り離
し短絡する。
ック動作を実現できる2線式電磁流量計を提供する。 【構成】 ループチェックのための電流出力開始指示に
応じて、CPU14から交流増幅回路12に対して入力
信号の切り離し指示を出力し、交流増幅回路12はこの
入力信号の切り離し指示に応じて、切替スイッチSWを
制御して交流増幅回路12内の増幅器への入力を切り離
し短絡する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2線式電磁流量計に関
し、特に2線式伝送路のループチェックとして所定の定
電流を出力する2線式電磁流量計に関するものである。
し、特に2線式伝送路のループチェックとして所定の定
電流を出力する2線式電磁流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、2線式電磁流量計では、プロセ
ス制御装置からの直流電流を出力電流として、例えば4
〜20mAの間で変化させることによりプロセス計測値
をプロセス制御装置に伝送するとともに、この出力電流
を動作電源とするため、常に出力電流より小さい消費電
流、例えば最大4mA以下の消費電流で動作する必要が
あり、所定の出力電流を出力するための信号処理回路や
制御回路などによる消費電流もこの出力電流により制限
されるものとなる。また、この種の2線式電磁流量計で
は、計測した流量を示す電流からなるプロセス信号が2
線式の伝送路を介して正確にプロセス制御装置に伝送さ
れているかどうかを試験するために、ループチェックと
して、計測された流量に関わらず所定の定電流を一定期
間にわたって2線式伝送路に出力する機能を有してい
る。
ス制御装置からの直流電流を出力電流として、例えば4
〜20mAの間で変化させることによりプロセス計測値
をプロセス制御装置に伝送するとともに、この出力電流
を動作電源とするため、常に出力電流より小さい消費電
流、例えば最大4mA以下の消費電流で動作する必要が
あり、所定の出力電流を出力するための信号処理回路や
制御回路などによる消費電流もこの出力電流により制限
されるものとなる。また、この種の2線式電磁流量計で
は、計測した流量を示す電流からなるプロセス信号が2
線式の伝送路を介して正確にプロセス制御装置に伝送さ
れているかどうかを試験するために、ループチェックと
して、計測された流量に関わらず所定の定電流を一定期
間にわたって2線式伝送路に出力する機能を有してい
る。
【0003】図2は、従来の2線式電磁流量計のブロッ
ク図であり、同図において、1はプロセス信号が伝送さ
れる2線の伝送路、2および3はプロセス制御装置側に
設けられた伝送路1に直流電流を供給する直流電源、お
よびプロセス信号を検出するための抵抗である。6は2
線式電磁流量計であり、流量を測定する管27から流量
に比例した信号起電力を検出する検出器26と、検出さ
れた信号起電力を信号処理し流量を示すプロセス信号を
伝送路1に出力する変換器20とから構成され、さらに
検出器26は、管27の内側に設けられた一対の電極2
8と、電極28の中点電圧を検出する接地電極29と、
流体に対して所定の磁束密度の磁界を発生させる励磁コ
イル(図示せず)から構成されている。
ク図であり、同図において、1はプロセス信号が伝送さ
れる2線の伝送路、2および3はプロセス制御装置側に
設けられた伝送路1に直流電流を供給する直流電源、お
よびプロセス信号を検出するための抵抗である。6は2
線式電磁流量計であり、流量を測定する管27から流量
に比例した信号起電力を検出する検出器26と、検出さ
れた信号起電力を信号処理し流量を示すプロセス信号を
伝送路1に出力する変換器20とから構成され、さらに
検出器26は、管27の内側に設けられた一対の電極2
8と、電極28の中点電圧を検出する接地電極29と、
流体に対して所定の磁束密度の磁界を発生させる励磁コ
イル(図示せず)から構成されている。
【0004】また、変換器20において、21は伝送路
1を介して直流電源2から供給された直流電流に基づき
定電圧を供給出力する定電圧回路、22は電極28から
検出された信号起電力を増幅する交流増幅回路、23は
交流増幅回路22からの出力をディジタル量に変換する
アナログ/ディジタル変換回路(以下、A/D変換回路
という)、24はA/D変換回路23からの出力に応じ
て流量を算出するほか変換器20の各部を制御するCP
U、25は算出された流量に基づきアナログの電流信号
を出力するディジタル/アナログ変換回路(以下、D/
A変換回路)である。
1を介して直流電源2から供給された直流電流に基づき
定電圧を供給出力する定電圧回路、22は電極28から
検出された信号起電力を増幅する交流増幅回路、23は
交流増幅回路22からの出力をディジタル量に変換する
アナログ/ディジタル変換回路(以下、A/D変換回路
という)、24はA/D変換回路23からの出力に応じ
て流量を算出するほか変換器20の各部を制御するCP
U、25は算出された流量に基づきアナログの電流信号
を出力するディジタル/アナログ変換回路(以下、D/
A変換回路)である。
【0005】今、この2線式電磁流量計6により2線式
伝送路1のループチェックを実施する場合、変換器20
のキー部(図示せず)の所定の操作により所望の出力電
流値が設定され、これに応じてCPU24から伝送路1
に出力させる所望の出力電流値を示すデータが出力さ
れ、D/A変換回路25からこれに対応する出力電流と
して定電流が出力される。ここで、この2線式電磁流量
計6の各部で消費される電流は、伝送路1にD/A変換
回路25と直列接続されている定電圧回路21から供給
されるものとなっているため、これら消費電流はD/A
変換回路25から出力される定電流値よりも小さく抑え
る必要がある。
伝送路1のループチェックを実施する場合、変換器20
のキー部(図示せず)の所定の操作により所望の出力電
流値が設定され、これに応じてCPU24から伝送路1
に出力させる所望の出力電流値を示すデータが出力さ
れ、D/A変換回路25からこれに対応する出力電流と
して定電流が出力される。ここで、この2線式電磁流量
計6の各部で消費される電流は、伝送路1にD/A変換
回路25と直列接続されている定電圧回路21から供給
されるものとなっているため、これら消費電流はD/A
変換回路25から出力される定電流値よりも小さく抑え
る必要がある。
【0006】図3は、2線式電磁流量計6における消費
電流と伝送路1に出力される出力電流との関係を示す説
明図であり、(a),(b)は2線式電磁流量計6の回
路動作が安定している場合の消費電流および出力電流の
変化を示すグラフであり、31はループチェック時に設
定された定電流値,32は2線式電磁流量計6の各部で
消費される消費電流、33はループチェック時にD/A
変換回路25から伝送路1へ出力される出力電流であ
る。図3(a)では、2線式電磁流量計6で消費される
消費電流32が、ループチェック時に設定された定電流
値31以下となっており、図3(b)に示されているよ
うに、D/A変換回路25から実際にループチェックの
ための定電流として、定電流値31と同一電流値の安定
した出力電流33が伝送路1に出力されている。
電流と伝送路1に出力される出力電流との関係を示す説
明図であり、(a),(b)は2線式電磁流量計6の回
路動作が安定している場合の消費電流および出力電流の
変化を示すグラフであり、31はループチェック時に設
定された定電流値,32は2線式電磁流量計6の各部で
消費される消費電流、33はループチェック時にD/A
変換回路25から伝送路1へ出力される出力電流であ
る。図3(a)では、2線式電磁流量計6で消費される
消費電流32が、ループチェック時に設定された定電流
値31以下となっており、図3(b)に示されているよ
うに、D/A変換回路25から実際にループチェックの
ための定電流として、定電流値31と同一電流値の安定
した出力電流33が伝送路1に出力されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、このような従
来の2線式電磁流量計では、回路設計により各部で消費
される消費電流の平均的な値をループチェック時に出力
される定電流値より低く抑えるものとなっているが、ル
ープチェック時の定電流値として出力電流範囲のうち最
も小さい電流値、例えば出力電流範囲が4〜20mAで
ある場合には4mAが選択された場合には、消費電流と
出力電流との差が最も小さくなり、回路構成部品のバラ
ツキ、動作環境温度、あるいはノイズなどにより消費電
流が変動し、瞬間的にはループチェック時の定電流値を
越えてしまい、安定した出力電流を供給できないという
問題点があった。
来の2線式電磁流量計では、回路設計により各部で消費
される消費電流の平均的な値をループチェック時に出力
される定電流値より低く抑えるものとなっているが、ル
ープチェック時の定電流値として出力電流範囲のうち最
も小さい電流値、例えば出力電流範囲が4〜20mAで
ある場合には4mAが選択された場合には、消費電流と
出力電流との差が最も小さくなり、回路構成部品のバラ
ツキ、動作環境温度、あるいはノイズなどにより消費電
流が変動し、瞬間的にはループチェック時の定電流値を
越えてしまい、安定した出力電流を供給できないという
問題点があった。
【0008】図4は、2線式電磁流量計6における消費
電流と伝送路1に出力される出力電流との関係を示す説
明図であり、(a),(b)は2線式電磁流量計6の急
激な温度変化などにより回路動作が不安定な場合の消費
電流および出力電流の変化を示すグラフであり、41は
ループチェック時に設定された定電流値,42は2線式
電磁流量計6の各部で消費される消費電流、43はルー
プチェック時にD/A変換回路25から伝送路1へ出力
される出力電流である。図4(a)では、2線式電磁流
量計6で消費される消費電流42が、ループチェック時
に設定された定電流値41を瞬間的に上回っており、図
4(b)に示されているように、D/A変換回路25か
らは、瞬間的に定電流値41を越える電流リップルを含
む出力電流43が伝送路1に出力されるものとなり、正
確なループチェックを行うことが困難となる。
電流と伝送路1に出力される出力電流との関係を示す説
明図であり、(a),(b)は2線式電磁流量計6の急
激な温度変化などにより回路動作が不安定な場合の消費
電流および出力電流の変化を示すグラフであり、41は
ループチェック時に設定された定電流値,42は2線式
電磁流量計6の各部で消費される消費電流、43はルー
プチェック時にD/A変換回路25から伝送路1へ出力
される出力電流である。図4(a)では、2線式電磁流
量計6で消費される消費電流42が、ループチェック時
に設定された定電流値41を瞬間的に上回っており、図
4(b)に示されているように、D/A変換回路25か
らは、瞬間的に定電流値41を越える電流リップルを含
む出力電流43が伝送路1に出力されるものとなり、正
確なループチェックを行うことが困難となる。
【0009】本発明はこのような課題を解決するための
ものであり、ループチェック時に出力され得る電流値の
すべての範囲にわたって、安定した定電流を出力するこ
とが可能となり、回路構成部品のバラツキ、動作環境温
度およびノイズなどの影響変動に対しても安定したルー
プチェック動作を実現できる2線式電磁流量計を提供す
ることを目的としている。
ものであり、ループチェック時に出力され得る電流値の
すべての範囲にわたって、安定した定電流を出力するこ
とが可能となり、回路構成部品のバラツキ、動作環境温
度およびノイズなどの影響変動に対しても安定したルー
プチェック動作を実現できる2線式電磁流量計を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による2線式電磁流量計は、ループチ
ェック時には入力信号切り離し指示を出力する制御手段
と、通常は流量に応じた入力信号を増幅するとともに入
力信号切り離し指示に応じて入力信号を切り離す切替手
段を有する交流増幅手段とを備えるものである。また、
ループチェック時には、入力信号切り離し指示を出力す
る制御手段と、出力信号の補正を目的として入力信号を
強制的に無信号とするゼロ補正手段を有し、通常は流量
に応じた入力信号をディジタル信号に変換するとともに
入力信号切り離し指示に応じてゼロ補正手段を起動する
ことにより入力信号を強制的に無信号とするアナログ/
ディジタル変換手段とを備えるものである。
るために、本発明による2線式電磁流量計は、ループチ
ェック時には入力信号切り離し指示を出力する制御手段
と、通常は流量に応じた入力信号を増幅するとともに入
力信号切り離し指示に応じて入力信号を切り離す切替手
段を有する交流増幅手段とを備えるものである。また、
ループチェック時には、入力信号切り離し指示を出力す
る制御手段と、出力信号の補正を目的として入力信号を
強制的に無信号とするゼロ補正手段を有し、通常は流量
に応じた入力信号をディジタル信号に変換するとともに
入力信号切り離し指示に応じてゼロ補正手段を起動する
ことにより入力信号を強制的に無信号とするアナログ/
ディジタル変換手段とを備えるものである。
【0011】
【作用】従って、ループチェック時に、制御手段により
交流増幅手段に対して入力信号切り離し指示が出力さ
れ、交流増幅手段の切替手段により入力信号切り離し指
示に応じて入力信号が切り離される。また、ループチェ
ック時に、制御手段により交流増幅手段に対して入力信
号切り離し指示が出力され、アナログ/ディジタル変換
のゼロ補正手段が入力信号切り離し指示に応じて起動さ
れ、入力信号が強制的に無信号に設定される。
交流増幅手段に対して入力信号切り離し指示が出力さ
れ、交流増幅手段の切替手段により入力信号切り離し指
示に応じて入力信号が切り離される。また、ループチェ
ック時に、制御手段により交流増幅手段に対して入力信
号切り離し指示が出力され、アナログ/ディジタル変換
のゼロ補正手段が入力信号切り離し指示に応じて起動さ
れ、入力信号が強制的に無信号に設定される。
【0012】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例である2線式電磁流量計の
ブロック図である。同図において、前述の説明(図2参
照)と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。
5は2線式電磁流量計であり、流量を測定する管17か
ら流量に比例した信号起電力を検出する検出器16と、
検出された信号起電力を信号処理し流量を示すプロセス
信号を伝送路1に出力する変換器10とから構成され、
さらに検出器16は、管17の内側に設けられた一対の
電極18と、電極18の中点電圧を検出する接地電極1
9と、流体に対して所定の磁束密度の磁界を発生させる
励磁コイル(図示せず)から構成されている。
る。図1は本発明の一実施例である2線式電磁流量計の
ブロック図である。同図において、前述の説明(図2参
照)と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。
5は2線式電磁流量計であり、流量を測定する管17か
ら流量に比例した信号起電力を検出する検出器16と、
検出された信号起電力を信号処理し流量を示すプロセス
信号を伝送路1に出力する変換器10とから構成され、
さらに検出器16は、管17の内側に設けられた一対の
電極18と、電極18の中点電圧を検出する接地電極1
9と、流体に対して所定の磁束密度の磁界を発生させる
励磁コイル(図示せず)から構成されている。
【0013】また、変換器10において、11は伝送路
1を介して直流電源2から供給された直流電流に基づき
定電圧を供給出力する定電圧回路、12は電極18から
検出された信号起電力を増幅するとともに入力信号を切
り離す切替スイッチSWを有する交流増幅回路、13は
交流増幅回路12からの出力をディジタル量に変換する
とともに入力信号を強制的に無信号(ゼロ)にするゼロ
補正手段を有する信号アナログ/ディジタル変換回路
(以下、A/D変換回路という)である。14はA/D
変換回路13からの出力に応じて流量を算出するととも
にループチェック時には交流増幅回路12およびA/D
変換回路13に対して入力信号の切り離し指示を出力す
るほか変換器10の各部を制御するCPU、15は算出
された流量に基づきアナログの電流信号を出力するディ
ジタル/アナログ変換回路(以下、D/A変換回路)で
ある。
1を介して直流電源2から供給された直流電流に基づき
定電圧を供給出力する定電圧回路、12は電極18から
検出された信号起電力を増幅するとともに入力信号を切
り離す切替スイッチSWを有する交流増幅回路、13は
交流増幅回路12からの出力をディジタル量に変換する
とともに入力信号を強制的に無信号(ゼロ)にするゼロ
補正手段を有する信号アナログ/ディジタル変換回路
(以下、A/D変換回路という)である。14はA/D
変換回路13からの出力に応じて流量を算出するととも
にループチェック時には交流増幅回路12およびA/D
変換回路13に対して入力信号の切り離し指示を出力す
るほか変換器10の各部を制御するCPU、15は算出
された流量に基づきアナログの電流信号を出力するディ
ジタル/アナログ変換回路(以下、D/A変換回路)で
ある。
【0014】次に本発明の動作を図1を参照して説明す
る。まず、この2線式電磁流量計5により2線式伝送路
1のループチェックを実施する場合、変換器10のキー
部(図示せず)の所定の操作により所望の出力電流値が
設定され、電流出力開始が指示される。これに応じてC
PU14は、まず交流増幅回路12に対して入力信号の
切り離し指示を出力し、交流増幅回路12は、切替スイ
ッチSWを制御して交流増幅回路12内の増幅器への入
力を短絡し、これにより切替スイッチSWからCPU1
4までの間に設けられた増幅器やA/D変換回路13な
どの各種信号処理回路は入力が無信号となり安定動作す
るとともに、これら信号処理回路における消費電流は低
減するものとなる。
る。まず、この2線式電磁流量計5により2線式伝送路
1のループチェックを実施する場合、変換器10のキー
部(図示せず)の所定の操作により所望の出力電流値が
設定され、電流出力開始が指示される。これに応じてC
PU14は、まず交流増幅回路12に対して入力信号の
切り離し指示を出力し、交流増幅回路12は、切替スイ
ッチSWを制御して交流増幅回路12内の増幅器への入
力を短絡し、これにより切替スイッチSWからCPU1
4までの間に設けられた増幅器やA/D変換回路13な
どの各種信号処理回路は入力が無信号となり安定動作す
るとともに、これら信号処理回路における消費電流は低
減するものとなる。
【0015】次にCPU14は、伝送路1に出力させる
所望の出力電流値を示すプロセス信号情報を出力し、こ
れに応じてD/A変換回路15から出力電流として定電
流が出力される。従って、ループチェック開始時にCP
U14から出力された入力信号切り離し指示に基づき、
交流増幅回路12の切替SWにより入力信号が切り離さ
れるため、この切り離しスイッチ以降に設けられている
各種信号処理回路における動作が安定するとともに消費
電流が低減され、ループチェックのための安定した定電
流が出力されることになる。
所望の出力電流値を示すプロセス信号情報を出力し、こ
れに応じてD/A変換回路15から出力電流として定電
流が出力される。従って、ループチェック開始時にCP
U14から出力された入力信号切り離し指示に基づき、
交流増幅回路12の切替SWにより入力信号が切り離さ
れるため、この切り離しスイッチ以降に設けられている
各種信号処理回路における動作が安定するとともに消費
電流が低減され、ループチェックのための安定した定電
流が出力されることになる。
【0016】また本発明の他の実施例として、A/D変
換回路13により入力信号を無信号とする場合について
説明する。一般に、A/D変換回路には、定期的な出力
信号の補正を目的として、所定の信号入力に応じて入力
信号を強制的に無信号すなわちゼロに設定するゼロ補正
手段が設けられている。
換回路13により入力信号を無信号とする場合について
説明する。一般に、A/D変換回路には、定期的な出力
信号の補正を目的として、所定の信号入力に応じて入力
信号を強制的に無信号すなわちゼロに設定するゼロ補正
手段が設けられている。
【0017】CPU14は、ループチェックの電流出力
指示に応じてA/D変換回路13に対して入力信号の切
り離し指示を出力し、A/D変換回路13は、この指示
に応じてゼロ補正手段を起動して入力信号を強制的に無
信号とし、A/D変換回路13からCPU14の間に設
けられた各種信号処理回路が安定動作するとともに、こ
れらの消費電流は低減するものとなり、ループチェック
のための安定した定電流が出力されることになる。従っ
て、特別な手段を設けることなく入力信号を切り離すこ
とが可能となり、2線式電磁流量計5の回路構成部品を
増やすことなく、ループチェック時における安定動作を
実現することが可能となる。
指示に応じてA/D変換回路13に対して入力信号の切
り離し指示を出力し、A/D変換回路13は、この指示
に応じてゼロ補正手段を起動して入力信号を強制的に無
信号とし、A/D変換回路13からCPU14の間に設
けられた各種信号処理回路が安定動作するとともに、こ
れらの消費電流は低減するものとなり、ループチェック
のための安定した定電流が出力されることになる。従っ
て、特別な手段を設けることなく入力信号を切り離すこ
とが可能となり、2線式電磁流量計5の回路構成部品を
増やすことなく、ループチェック時における安定動作を
実現することが可能となる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、通常は
流量に応じた入力信号を増幅するとともに入力信号切り
離し指示に応じて入力信号を切り離す切替手段を有する
交流増幅手段を設けて、ループチェック時には制御手段
により交流増幅手段に対して入力信号切り離し指示を出
力するようにしたので、この切替手段により入力信号が
切り離されるため、切替手段以降に設けられている各種
信号処理回路における動作が安定するとともに消費電流
が低減され、ループチェックのための安定した出力電流
を出力することが可能となる。
流量に応じた入力信号を増幅するとともに入力信号切り
離し指示に応じて入力信号を切り離す切替手段を有する
交流増幅手段を設けて、ループチェック時には制御手段
により交流増幅手段に対して入力信号切り離し指示を出
力するようにしたので、この切替手段により入力信号が
切り離されるため、切替手段以降に設けられている各種
信号処理回路における動作が安定するとともに消費電流
が低減され、ループチェックのための安定した出力電流
を出力することが可能となる。
【0019】また、出力信号の補正を目的として入力信
号を強制的に無信号とするゼロ補正手段を有し、通常は
流量に応じた入力信号をディジタル信号に変換するとと
もに入力信号切り離し指示に応じてゼロ補正手段を起動
することにより入力信号を強制的に無信号とするアナロ
グ/ディジタル変換手段を設けて、ループチェック時に
は、制御手段により交流増幅手段に対して入力信号切り
離し指示を出力するようにしたので、特別な手段を設け
ることなく入力信号を切り離すことが可能となり、回路
構成部品を増やすことなく、ループチェック時における
安定動作を実現することが可能となる。
号を強制的に無信号とするゼロ補正手段を有し、通常は
流量に応じた入力信号をディジタル信号に変換するとと
もに入力信号切り離し指示に応じてゼロ補正手段を起動
することにより入力信号を強制的に無信号とするアナロ
グ/ディジタル変換手段を設けて、ループチェック時に
は、制御手段により交流増幅手段に対して入力信号切り
離し指示を出力するようにしたので、特別な手段を設け
ることなく入力信号を切り離すことが可能となり、回路
構成部品を増やすことなく、ループチェック時における
安定動作を実現することが可能となる。
【図1】本発明の一実施例による2線式電磁流量計のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】従来の2線式電磁流量計のブロック図である。
【図3】ループチェック時(安定動作時)における消費
電流と出力電流の関係を示す説明図である。
電流と出力電流の関係を示す説明図である。
【図4】ループチェック時(不安定動作時)における消
費電流と出力電流の関係を示す説明図である。
費電流と出力電流の関係を示す説明図である。
1 伝送路 2 直流電源 3 抵抗 5 2線式電磁流量計 10 変換器 11 定電圧回路 12 交流増幅回路 13 A/D変換回路 14 CPU 15 D/A変換回路 16 検出器 17 管 18 電極 19 接地電極
Claims (2)
- 【請求項1】 2線式の伝送路に接続され、前記伝送路
に流れる電流を動作電源とするとともに、通常は計測し
た流量を示す電流を前記伝送路に出力し、ループチェッ
ク時には所定の定電流を前記伝送路に出力する2線式電
磁流量計において、 ループチェック時には、入力信号切り離し指示を出力す
る制御手段と、 通常は流量に応じた入力信号を増幅するとともに前記入
力信号切り離し指示に応じて前記入力信号を切り離す切
替手段を有する交流増幅手段とを備えることを特徴とす
る2線式電磁流量計。 - 【請求項2】 2線式の伝送路に接続され、前記伝送路
に流れる電流を動作電源とするとともに、通常は計測し
た流量を示す電流を前記伝送路に出力し、ループチェッ
ク時には所定の定電流を前記伝送路に出力する2線式電
磁流量計において、 ループチェック時には、入力信号切り離し指示を出力す
る制御手段と、 出力信号の補正を目的として入力信号を強制的に無信号
とするゼロ補正手段を有し、通常は流量に応じた入力信
号をディジタル信号に変換するとともに前記入力信号切
り離し指示に応じて前記ゼロ補正手段を起動することに
より前記入力信号を強制的に無信号とするアナログ/デ
ィジタル変換手段とを備えることを特徴とする2線式電
磁流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2188494A JPH07209050A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | 2線式電磁流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2188494A JPH07209050A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | 2線式電磁流量計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07209050A true JPH07209050A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=12067550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2188494A Pending JPH07209050A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | 2線式電磁流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07209050A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012208694A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Azbil Corp | 機器監視ユニットおよび機器監視プログラム |
US8686886B2 (en) | 2011-03-29 | 2014-04-01 | Azbil Corporation | Field device controlling system |
US8724481B2 (en) | 2011-03-29 | 2014-05-13 | Azbil Corporation | Field device controlling system |
JP2014135020A (ja) * | 2013-01-11 | 2014-07-24 | Azbil Corp | フィールド機器管理システム |
-
1994
- 1994-01-24 JP JP2188494A patent/JPH07209050A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012208694A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Azbil Corp | 機器監視ユニットおよび機器監視プログラム |
US8686886B2 (en) | 2011-03-29 | 2014-04-01 | Azbil Corporation | Field device controlling system |
US8724481B2 (en) | 2011-03-29 | 2014-05-13 | Azbil Corporation | Field device controlling system |
JP2014135020A (ja) * | 2013-01-11 | 2014-07-24 | Azbil Corp | フィールド機器管理システム |
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