JP5160584B2 - 感知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水晶振動子等の圧電振動子の固有振動数に基づいて、試料液に含まれる感知対象物を感知するための感知装置に関する。
試料液に含まれる微量物質を感知し、測定する感知装置としては水晶振動子を利用した水晶センサーを用いるものが知られている。水晶センサーは、水晶片に設けた金属電極(励振電極)の表面に、特定の感知対象物と反応を生じる生体物質膜等からなる吸着層が形成されている。この吸着層が試料溶液中に存在する感知対象物と反応し、感知対象物を吸着することによる質量変化に応じて水晶振動子の固有振動数が変化し、この作用を用いて感知対象物の濃度が測定される。
感知装置は例えば特許文献1に開示されているように、試料液を流しながら、測定する通流タイプのものが知られている。この通流タイプの感知装置は、水晶センサーと、水晶片を発振させるための発振回路と、発振周波数を測定する周波数測定部とを備えている。水晶センサーは、図10に示すように水晶振動子10を孔部11aを塞ぐように配線基板11に載置して、当該水晶振動子10は水晶押さえ部材12により押圧されている。また、前記孔部11aは下方より封止部材13により、塞がれているため、水晶振動子10の裏面側は気密雰囲気に晒されるように構成される。
前記感知装置は、ケース体14の底部に水晶センサーを装着した状態において、水晶センサーの水晶振動子10の表面に臨む領域を囲むように反応用流路15が形成されている。この反応用流路15の両側には液供給路14aと液排出路14bとが接続され、試料液が供給路14aから反応用流路15を介して液排出路14bへ流れ、このとき試料液中の感知対象物が水晶振動子10の吸着層に吸着される。反応用流路15には試料液を流す前に緩衝液を流し、このときの水晶振動子10の周波数変化を計測することで試料液中の感知対象物の濃度が推定される。
このような感知装置では、臨床の分野や環境の分野において、微量な感知対象物の測定をできるだけ高感度、高精度に行うことが要求されており、このため水晶振動子10、測定系及び構造部分について種々の検討がされている。このような背景から、本発明者は既述の反応用流路15の高さ(水晶振動子10の表面からケース体14内の対向面までの距離H)に着目した。即ち、本発明者が開発している反応用流路15の高さHは感知対象物の測定を迅速に行うために、例えば1.0mmに設定している。
ところで、感知対象物が例えば抗原である場合、試料液が反応用流路15内を層状に流れたときに、水晶振動子10から離れている個所の液流中の抗原も水晶振動子10の抗体に引き寄せられるが、水晶振動子10から離れるに従って、その程度が小さくなる。このため反応用流路15の高さが1mmもの小さな寸法であっても、対向面側の液流中の抗原が抗体と反応する水晶振動子10側の液流中の抗原の同割合よりも小さい。このため反応流路15の高さHが1.0mmである場合には、供給した試料液中に含まれる感知対象物のうち、吸着層に吸着される感知対象物の割合が少ない。従って、感度と精度の両方の観点から有利とは言うことはできない。
特開2008−58086(段落[0008]、図11及び図13)
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は試料液を流しながら感知対象物の測定を行う感知装置において、高い精度で感知対象物を感知することができる感知装置を提供することにある。
本発明は、圧電片に設けられた振動領域を形成する励振電極上に吸着層を形成してなる圧電センサーを用い、この圧電センサーに試料液を流しながら供給することにより前記吸着層に試料液中の感知対象物を吸着させ、前記圧電片の固有振動数の変化に基づいて前記感知対象物を感知する装置において、
前記圧電センサーの一面側に臨むように設けられると共に、前記圧電センサーの一面側の励振電極の投影領域を囲むように反応用流路をなす第1の凹部が形成され、当該第1の凹部の天井面が励振電極と対向する流路形成部材と、
前記流路形成部材の前記第1の凹部の一端側の側壁にその一端側が開口すると共に前記第1の凹部の他端側とは反対側に伸び、前記第1の凹部に液体を供給するための液体供給路と、
前記液体供給路における上流端の天井部にその下流端が開口する、液体を供給するための供給用の外部側流路と、
前記流路形成部材の前記第1の凹部の他端側の側壁にその一端側が開口すると共に前記第1の凹部の一端側とは反対側に伸び、前記第1の凹部から液体を排出するための液体排出路と、
前記液体排出路における下流端の天井部にその上流端が開口する、液体を供給するための排出用の外部側流路と、
前記圧電センサーの他面側をその一面側にて支持し、当該他面側における励振電極が臨む領域に気密空間を形成する第2の凹部を有する部材と
前記圧電片を発振させるための発振回路と、
この発振回路の発振周波数を測定する周波数測定部と、を備え、
前記液体供給路は、第1の凹部の一端側と他端側との中間部の幅よりもその幅が狭く形成され、
前記圧電センサーの一面側の振動領域に臨む前記反応用流路の高さは0.2mm以下であることを特徴とする感知装置。


前記感知装置は以下の構成を取っても良い。
1. 前記反応用流路は、前記対向面と前記振動領域の上方領域の周囲を囲む内周面とを含み、
前記液体供給路は、下流端が前記内周面の一部に開口すると共に上流端が前記反応用流路の外側における前記圧電片の表面上に位置する内部側流路と、この内部側流路の上流端に液体を流入させるための外部側流路と、を含み、
前記液体排出路は、上流端が前記内周面の一部に開口すると共に下流端が前記反応用流路の外側における前記圧電片の表面上に位置する内部側流路と、この内部側流路の下流端から液体を流出するための外部側流路と、を含む構成。
2.前記圧電センサーは、配線基板の一端側に取り付けられた圧電片と、前記配線基板の他端側に設けられ、前記発振回路に圧電片の電極を電気的に接続するための接続端子と、配線基板に設けられ、前記電極と接続端子とを接続する導電路と、を備え、
前記圧電片には、互に離間し、独立して振動する第1の振動領域及び第2の振動領域を夫々形成するように2対の電極が形成され、
この2対の電極の一方の電極対に対応する一方の導電路のインピーダンスと、他方の電極対に対応する他方の導電路のインピーダンスとが互に揃うように、両導電路のうち、電極との接続部位が前記接続端子に近い方の導電路を蛇行させる形状とした構成。
本発明によれば、圧電センサーの表面と対向面とまでの距離、即ち反応流路の高さを0.2mm以下に設定しているため、供給した試料液のうち圧電片の吸着層に接触するかあるいはその近傍を流れる試料液の割合が多くなる。従って、試料液に含有される感知対象物の吸着層に吸着される量が増大し、吸着されずに排出される感知対象物の量が少なくなる。この結果、感知対象物の測定感度及び精度が向上することとなる。
また、圧電センサー内に供給された液体は供給側の外部側流路、内部側流路の順に流れ、反応用流路に到達し、排出側の内部側流路、外部側流路を通って圧電センサーの外部へ流出される。このため上方側から圧電片に液が到達する部位(供給点)及び圧電片から上方側へ液が流出する部位(排出点)が吸着層より遠く離れているため、供給点及び排出点における液圧の変化が吸着層の形成されている部位の液流に及ぼす影響を低減することができ、振動領域における液体の流れが安定する。従って、感知装置の感知対象物の測定を安定して行うことができ、高い信頼性が得られる。
本発明に係る圧電センサーを備えたセンサーユニットを示す分解斜視図である。 前記センサーユニットを示す縦断面図である。 前記センサーユニットを拡大して示す縦断面図である。 前記センサーユニットの一部を構成する流路形成部材の裏面を示す斜視図である。 前記圧電センサーの一部を構成する水晶振動子を示す表面図及び裏面図である。 前記センサーユニットの一部を構成する配線基板の上面図である。 前記水晶振動子を発振させる発振回路のレイアウトである。 前記センサーユニットが組み込まれた感知装置の全体を示す構成図である。 前記感知装置の一部を構成する水晶振動子、測定回路部及び測定器本体との接続を説明するブロック図である。 従来の圧電センサーを示す縦断面図である。
本発明の実施の形態に係る感知装置は、後述の図8に示すように圧電センサーが装着されるセンサーユニット2と、センサーユニット2に液を供給する供給系と、センサーユニット2から液を排出する排出系と、発振回路30と、測定部81と、を備えている。
先ず圧電センサーである水晶センサーについて図1を参照して説明すると、水晶センサー3は圧電振動子である水晶振動子20と配線基板40とを備えている。水晶振動子2は、圧電片である例えば直径が円形状の水晶片20aの表面にU字形状の共通電極21が形成され、また裏面に検出用の励振電極22aと参照用の励振電極22bとが離間して、夫々共通電極21に対向する位置に設けられている。前記共通電極21の一部は、水晶片20aの外縁へ引き伸ばされ、裏面側へ回し込まれている。この回し込まれた部分が後述する配線基板4の導電路42bと例えば導電性接着材により接続される部分となる。
また前記励振電極22a、22bの一部は、水晶片20aの外縁へ引き伸ばされ、これら引き伸ばされた部分が夫々配線基板40の導電路42c、42aと接続する。前記共通電極21及び励振電極22a、22bの等価厚みは、例えば0.2μmであり、電極材料としては例えば金あるいは銀等が用いられている。
水晶片20における共通電極21と励振電極22bとの間の領域は、第1の振動領域を形成し、また共通電極21と励振電極22aとの間の領域は、第2の振動領域を形成している。共通電極21と励振電極22bにより第1の振動領域が振動し、共通電極21と励振電極22aにより第2の振動領域が振動する。
図5に示すように共通電極21の表面における、励振電極22aの投影領域には吸着層26が形成されている。この吸着層26は、例えば抗原である感知対象物を吸着する抗体からなり、抗原抗体反応により抗原を吸着する。この吸着による質量負荷効果により第2の振動領域の発振周波数が低下する。一方、共通電極21の表面における励振電極22bの投影領域は、電極表面が剥き出しとなっていて吸着層26が設けられていないため、第1の振動領域からは温度等の外乱の影響に対応する発振周波数が取り出される。また共通電極21において第1の振動領域を形成する領域の電極表面は剥き出しとせずに、例えば感知対象物と反応しない例えばタンパク質からなるブロッキング層を形成してもよい。
前記配線基板40は、図1に示すように例えばプリント基板により構成され、その一端側には水晶振動子20の裏面側が臨む気密空間をなす凹部を形成するための貫通孔41が形成されている。また、図1及び図6に示すように配線基板40の他端側には、発振回路に接続するための端子部42a、42b及び42cが設けられている。また、配線基板40には、その一端側から他端側に亘って導電路43a、43b及び43cが形成され、これら導電路43a、43b、43cは端子部42a、42b及び42cに夫々接続されている。従って、配線基板40に水晶振動子20が載置され、共通電極と導電路とが例えば導電性接着剤で接着されることにより共通電極21及び励振電極22a、22bは各導電路43b、43c、43aを介して端子部42b、42c、42aと夫々接続されることになる。
ここで導電路に関して述べておく、この例では第1の振動領域における電極22bの引き出し位置と第2の振動領域における電極22aの引き出し位置とは、配線基板40の幅方向中央部に沿って伸びる直線上にあり、水晶振動子の直径分だけ互いに離れている。引き出し位置とは、水晶振動子20から導電路が外へ引き出される位置である。即ち配線基板40の端子部から見ると、前者の引き出し位置の方が後者の引き出し位置よりも水晶振動子20の直径分だけ遠いことになる。このため導電路43aは導電路43cよりも長くなり、両者のインピーダンスが異なってしまう。このため発振回路から見た第1の振動領域及び第2の振動領域の電気的特性(CI値等)が互いに異なったものとなってしまい、短期安定度及び長期安定度に関して特性が異なってしまう。そこで、この実施の形態では導電路43cを蛇行させることによりその長さを確保し、これによって両導電路43a、43cの長さを揃えて、互いのインピーダンスを等しくあるいは概ね等しくしている。
このような工夫は、特に反応用流路の高さが0.2mm以下例えば0.1mmと小さい場合に有効である。この場合には後述するように反応用流路52(図3参照)から外れた部位に液の供給点及び外部への液の排出点を位置させることが得策である。そうすると、液の供給点から反応用流路52まで伸びる内側流路が形成される部位と、反応用流路52から液の排出点まで伸びる内側流路が形成される部位とには、液漏れを防ぐために水晶片が位置していることが望ましい。このため水晶片を大きくすることが得策であり、そうすることによって上記の2つの電極の引き出し位置の間で端子部までの距離の差が大きくなるのである。また、別の言い方をすれば、一方の導電路を平面から見て蛇行させることにより、上記の引き出し位置の設定に制限がなくなるため、電極のレイアウト設計について余計な制限が加わらなくなるので、例えば、水晶振動子20を配線基板40に接着するときに水晶片の向きを気にしなければならないようなレイアウトを回避できる。
次に、センサーユニット2について図3及び図4を用いて説明する。図3はセンサーユニット2の縦断面を拡大したものである。液路形成部材50の裏面側を図4に示す。液路形成部材50は弾性材料例えばシリコンゴムを用いて配線基板40の一端側に対応した形状に作成されている。液路形成部材50の裏面側の中央部には、円形の凹部52が形成されている。流路形成部材50と配線基板40とを重ね合わせて、凹部52を水晶振動子20に押し付けた状態においては、凹部が反応用流路になる。このため凹部及び反応用流路のいずれも符号52を用いることとする。この凹部52の直径は、水晶振動子20の前記第1の振動領域及び第2の振動領域を含む領域よりもやや大きく設定され、液路形成部材が配線基板40に当接することで、凹部52内に前記領域が収まる。前記凹部52の高さは、例えば0.2mm以下に設定され、この例では0.1mmに設定されている。
前記凹部52の天井面は、水晶振動子20の一面側である表面側における振動領域と隙間を介して対向する対向面であり、この対向面と水晶振動子20との間の領域、即ち水晶振動子20の振動領域に臨む領域に反応用流路が形成される。反応用流路は、前記対向面と前記振動領域の上方領域の周囲を囲む内周面とを備えている。
流路形成部材50には、図4に示すように凹部52を挟んで当該凹部52の直径方向に互いに対向するように、かつ各々凹部52の周縁から一直線状に伸びるように溝部52a、52bが形成されている。従って、そして、溝部52a、52bは水晶振動子20における振動領域から外れた部位と流路形成部材50とで囲まれた流路をなし、凹部即ち反応用流路52に連通している。また溝部及び流路のいずれも符号52a(52b)を用いることとする。これら流路52a(52b)は特許請求の範囲の内部側流路に相当する。
そして、流路形成部材50及びカバー体70を組み立てた構造体には、図2及び図3に示すように前記内部側流路52aにおける反応用流路52とは反対側の端部から上方に垂直に伸び更に斜め上方に伸びる流路51aが形成されている。この流路51aは供給側の外部側流路に相当するものであり、この外部側流路51aの上端には液供給管72が接続されている。また、前記構造体には、前記内部側流路52bにおける反応用流路52とは反対側の端部から上方に垂直に伸び更に斜め上方に伸びる流路51bが形成されている。この流路51bは排出側の外部側流路に相当するものであり、この外部側流路51bの上端には液排出管73が接続されている。前記内部側流路52a及び外部側流路51aは、液体供給路を構成し、内部側流路52b及び外部側流路51bは、液体排出路を構成する。
前記支持体60には、配線基板40及び流路形成部材50を嵌合し、保持するための凹部61が形成されている。従って、前記凹部61に配線基板40を嵌合した状態で、流路形成部材50を配線基板40に押し付けることにより、流路形成部材50の下面が水晶振動子20を配線基板40に押圧して、固着される。さらに、支持体60は上方よりカバー体70により覆われる。
更にまた、感知装置は、図8に示すように発振回路ユニット30、測定回路部81、測定器本体82、試料液供給部83、緩衝液供給部84、供給液切替部85、廃液貯留部86を備えている。
発振回路ユニット30は、センサーユニット2に差し込まれることにより、前記配線基板40の接続端子部である電極42a、42b、42cと発振回路30a、30bとが電気的に接続される。図7は発振回路30と水晶振動子20とを示す回路図である。この図に示すように、前記励振電極22bに対応する第1の振動領域が発振回路30aに接続されると共に励振電極22aに対応する第2の振動領域が発振回路30bに接続されている。
図8及び図9に示すように、発振回路ユニット30の後段には、測定回路部81及びデータ処理部82が設けられている。前記測定回部部81は、例えば入力信号である周波数信号をディジタル処理して、発振周波数を計測する機能を有する。なお、測定回路部81は周波数カウンターであってもよく、測定方式を適宜選定することができる。また測定回路部81の前段には、各発振回路30a、30bからの出力信号を時分割して取り込むためのスイッチ部81aが設けられている。このスイッチ部81aは、各発振回路30a、30bからの周波数信号を時分割して取り込むことができる。データ処理部82は、計測された周波数の時系列データを記憶したり、その時分割データを表示したりする部位であり例えばパーソナルコンピュータからなる。
試料液供給部83及び緩衝液供給部84は、各々配管83a、83bを介して供給液切替部85に接続されている。供給液切替部85は、液供給管72に接続され、配管83aと83bとの間で液供給管72に対して切り替え接続する役割を持つ。前記廃液貯留部86は、液排出管73を介してセンサーユニット2に接続されている。前記供給液切替部85は、例えばデータ処理部82内のプログラムに基づいて出力する信号により液の流路の切り替えが行われるが、マニュアルで行うようにしてもよい。
次に、このように構成された感知装置8の作用について説明する。先ず、例えばセンサーユニット2を上側に開き、水晶センサー3を支持台60上に置き、センサーユニット2を閉じて流路形成部材50で水晶センサー3の表面を押し付けることにより、水晶センサー3がセンサーユニット2に装着される。次に緩衝液例えばリン酸バッファを緩衝液供給部84からバルブ85を介してセンサーユニット2内に供給する。センサーユニット2内への緩衝液の流入に関して述べると、緩衝液はセンサーユニット2内にて斜めに伸びて更に垂直に伸びる外部側流路51aを通って、内部側流路52aの上流端に達し、ここから当該内部側流路52aに沿って水平に流れて、反応用流路52に流入する。更に、緩衝液は反応用流路52を排出側の内部側流路52bの入り口に向かって流れ、当該内部側流路52bに沿って水平に流れた後、上に向かって外部側流路51bを流れ、図示しない排液路に排出される。
一方、水晶センサーの第1の振動領域及び第2の振動領域は夫々発振回路30a、30bにより発振し、その発振周波数がスイッチ部81aの切り替えにより時分割で測定回路部81に取り込まれる。
そして、測定回路部81により得られた周波数信号の周波数が安定した後、自動あるいは手動で液切替部85を切り替え、既にカラム87内に収容されている試料液例えば血清や血液を緩衝液により送り出し、同様に反応用流路52内を通過させる。このとき試料液中の感知対象物である抗原はその濃度に応じて水晶センサー3の吸着層26に吸着される。即ち、抗原抗体反応により、抗原が抗体に捕捉され、これにより水晶センサー3の第2の振動領域の発振周波数が低下する。従って、データ処理部82では、第2の振動領域における周波数の低下分Δf1(緩衝液を流したときの周波数から試料液を流したときの周波数の差分)を取得する。これに対して第1の振動領域には吸着層26が形成されていないので、周波数に変化がないはずであるが、温度変化等の外乱があった場合にはその周波数が変化する。この変化分をΔf2とするとデータ処理部はΔf2からΔf1を差し引くことにより、外乱による周波数の変化分がキャンセルされ、抗原の量に応じた周波数の変化分が高い精度で求められることになる。なお、緩衝液は、既述のように試料液を反応用流路52内に通過させる前に比較用の液体として用いられ、またカラム87内の試料液を送り出す作業用の液体として用いられる。しかし比較用の液体及び作業用の液体は、緩衝液に限らず純水などであってもよい。
上述の実施の形態によれば、水晶振動子20の表面と流路形成部材50の対向面までの距離、即ち反応用流路52の高さを0.2mm以下、好ましくは0.1mm以下としているため、供給した試料液の総量のうち吸着層26に接触するかあるいはその近傍を流れる試料液の割合が多くなる。従って、吸着層26に吸着される感知対象物の量が増大し、吸着されずに排出される感知対象物の量が少なくなる。この結果、感知装置の測定感度及び精度が向上することとなる。
また、センサーユニット2内に供給された液体は、供給側の外部側流路51a、内部側流路52aの順に流れ、反応用流路52に到達し、排出側の内部側流路52b、外部側流路51bを通過して外部へ排出される。このため上方側から水晶片に液が到達する部位(供給点)及び水晶片から上方側へ液が流出する部位(排出点)が吸着層26より遠く離れているため、供給点及び排出点における液圧の変化が、吸着層26の形成されている部位の液流に及ぼす影響を低減できると共に反応用流路26をその直径を狭くして構成することができる。従って、感知装置8の感知対象物の測定を安定して行うことができ、高い信頼性を得ることができる。
更にまた、2対の電極(第1の振動領域及び第2の振動領域)に水晶片20aからの夫々引き出し位置のうち、水晶センサー3の接続端子から近い側の引き出し位置から伸びる導電路43cを蛇行させることにより、接続端子から遠い側の導電路43aの長さと揃えているため、互いのインピーダンスを揃えている。従って既述のように発振回路30から見て第1の振動領域、第2の振動領域の電気的特性が概ね等しくなり、測定の信頼性の向上に寄与する。
ここで本発明者は、反応用流路52の高さが1.0mmに比べて0.1mmの方が、測定感度、精度の上から優れている裏付けとして、次の事実を把握している。
100μg/mlのAnti−CRPの物理吸着の反応を例にとると、反応量は、反応用流路52の高さが1.0mmのタイプの水晶センサーが約1400Hzであるのに対し、反応用流路52の高さが0.1mmのタイプの水晶センサーが1850Hzであり、約1.3倍になる。なお水晶センサーの周波数の測定は、カラム内の試料液を緩衝液により押し出して水晶センサー上を通過させることにより行われるが、試料液の通過前後における、緩衝液が水晶センサー上を流れているときの周波数の測定値の差分が反応量に相当する。従って反応流路52の高さが1.0mmのタイプの水晶センサーの方が、測定感度に優れていることが言える。ここでCRP(C反応性蛋白、C−reactive protein)とは、体内で炎症反応や組織の破壊が起きているときに血中に現れるタンパク質で、C反応性蛋白は細菌の凝集に関与し、補体の古典的経路を活性化する作用を有する。前記Anti−CRPは、CRPと免疫反応するタンパク(抗体)である。
また、精度に関しては、反応流路52が1.0mmのタイプと0.1mmのタイプの水晶センサーをそれぞれ3つずつ用意して3回測定したときの標準偏差(S−D値)で比較すると1.0mmのタイプでは、40であるのに対し、0.1mmのタイプでは、5.6と向上している。
従って、反応用流路52の高さを0.1mmとすることにより格別の効果が得られるが、この効果は0.2mmであっても1.0mmに比べて十分有効に得られると考えられる。一方、反応用流路52の高さの下限については、0.1mmよりも狭くすると、試料液を流すのに時間がかかることから、製作の困難性が克服でき、長時間の測定という点が問題にならなければ、0.1mmよりも狭くてもよいが、言い換えると高さの下限についてはゼロでなければよいが、実際の感知装置としては、略0.1mm程度になるであろうと考えられる。
また、上述の実施の形態では、電極対を2つ(2対)設けて、2つの振動領域を形成したタイプのいわばツインセンサーを対称としているが、電極対が1対のいわばシングルセンサーであっても反応用流路52の高さを0.2mm以下にする効果は得られる。従って、本発明はシングルセンサーに対しても適用できる。
2 センサーユニット
20 水晶振動子
21 共通電極
22a、b 励振電極
26 吸着層
30a、b 発振回路
40 配線基板
43a、b、c
導電路
50 流路形成部材
51a、b 外部側流路
52 反応用流路
52a、b 内部側流路
8 感知装置

Claims (3)

  1. 圧電片に設けられた振動領域を形成する励振電極上に吸着層を形成してなる圧電センサーを用い、この圧電センサーに試料液を流しながら供給することにより前記吸着層に試料液中の感知対象物を吸着させ、前記圧電片の固有振動数の変化に基づいて前記感知対象物を感知する装置において、
    前記圧電センサーの一面側に臨むように設けられると共に、前記圧電センサーの一面側の励振電極の投影領域を囲むように反応用流路をなす第1の凹部が形成され、当該第1の凹部の天井面が励振電極と対向する流路形成部材と、
    前記流路形成部材の前記第1の凹部の一端側の側壁にその一端側が開口すると共に前記第1の凹部の他端側とは反対側に伸び、前記第1の凹部に液体を供給するための液体供給路と、
    前記液体供給路における上流端の天井部にその下流端が開口する、液体を供給するための供給用の外部側流路と、
    前記流路形成部材の前記第1の凹部の他端側の側壁にその一端側が開口すると共に前記第1の凹部の一端側とは反対側に伸び、前記第1の凹部から液体を排出するための液体排出路と、
    前記液体排出路における下流端の天井部にその上流端が開口する、液体を供給するための排出用の外部側流路と、
    前記圧電センサーの他面側をその一面側にて支持し、当該他面側における励振電極が臨む領域に気密空間を形成する第2の凹部を有する部材と
    前記圧電片を発振させるための発振回路と、
    この発振回路の発振周波数を測定する周波数測定部と、を備え、
    前記液体供給路は、第1の凹部の一端側と他端側との中間部の幅よりもその幅が狭く形成され、
    前記圧電センサーの一面側の振動領域に臨む前記反応用流路の高さは0.2mm以下であることを特徴とする感知装置。
  2. 前記液体排出路は、第1の凹部の一端側と他端側との中間部の幅よりもその幅が狭く形成されていることを特徴とする請求項1記載の感知装置。
  3. 圧電センサーは、配線基板の一端側に取り付けられた圧電片と、前記配線基板の他端側に設けられ、前記発振回路に圧電片の電極を電気的に接続するための接続端子と、配線基板に設けられ、前記電極と接続端子とを接続する導電路と、を備え、
    前記圧電片には、互に離間し、独立して振動する第1の振動領域及び第2の振動領域を夫々形成するように2対の電極が形成され、
    この2対の電極の一方の電極対に対応する一方の導電路のインピーダンスと、他方の電極対に対応する他方の導電路のインピーダンスとが互に揃うように、両導電路のうち、電極との接続部位が前記接続端子に近い方の導電路を蛇行させる形状としたことを特徴とする請求項1または2記載の感知装置。
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