JP5158417B2 - 脱酸素剤注入量の制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、ボイラ給水中に脱酸素剤を注入して、発生した蒸気中に含まれる酸素量をゼロに近づける脱酸素剤注入量の制御方法に関するものである。
ボイラ給水中に含まれる溶存酸素は、ボイラの缶体や、このボイラから供給された蒸気の復水系に腐食を引き起こす。このため、一般には、一定量の脱酸素剤を、ボイラ給水中に連続的に注入(定量注入)して、ボイラ給水やボイラ水から溶存酸素をなくすことが行われている。
ところが、ボイラ給水中の溶存酸素濃度は、季節によるボイラ給水の水質変動や、工場の操業状態の違いによる蒸気復水の回収率の違いによって大きく変動する。このため、上記定量注入に当たっては、ボイラ給水中の最も高い際の溶存酸素濃度値を考慮して、安全サイドとなるように(多めに)脱酸素剤の注入がなされることになり、脱酸素剤の適量注入がなされていなかった。
そこで、ボイラ給水中の溶存酸素濃度を、ボイラ給水の温度において飽和する溶存酸素濃度とみなして、ボイラ給水の温度によって、脱酸素剤の注入量を増減させる注入方法(特許文献1)や、ボイラで発生した蒸気の凝縮水の溶存酸素濃度を測定し、この凝縮水中の溶存酸素濃度の高低によって、脱酸素剤の注入量を増減させる注入方法(特許文献2)が提案されている。
特開平01−163510号公報 特許第3896587号公報
しかしながら、特許文献1に記載された、ボイラ給水の温度によって脱酸素剤の注入量を増減させる方法では、脱酸素剤の注入等に関して異常(脱酸素剤に劣化による脱酸素能力の低下や、注入装置からの薬液漏れ等)が生じている場合に、脱酸素剤の注入量不足が生じ、ボイラ給水中の溶存酸素を充分に除去できないという問題があった。
また、特許文献2に記載された、凝縮水中の溶存酸素濃度の高低によって脱酸素剤の注入量を増減させる方法では、脱酸素機能の他に清缶機能や蒸気復水系のpH調整機能を有するマルチ薬品を用いる場合に、このマルチ薬品中の脱酸素機能薬品に劣化による脱酸素能力の低下が生じていると、マルチ薬品中の清缶機能薬品や蒸気復水系のpH調整機能薬品の異常な過剰注入が生じてしまう。このため、この方法では、蒸気復水系において過剰なpH値の上昇による銅配管の腐食を生じさせたり、ボイラ水のブロー率のアップを生じさせて、ボイラ効率の低下を招いてしまうという問題があった。また、この方法では、何らかの原因で、脱酸素剤の過剰な注入が生じてしまった場合に、この過剰注入の状態を充分に修正できず、脱酸素剤の適量注入ができないという問題もあった。
この発明は、以上の点に鑑み、脱酸素剤の適量注入を確実に行わせることができるとともに、脱酸素剤の注入等に関して何らかの異常が生じている場合でも、適切な対策を容易に取らせることができる脱酸素剤注入量の制御方法を提供することを目的とする。
この発明の請求項1記載の発明は、ボイラ給水中の給水溶存酸素濃度の値と、発生した蒸気の凝縮水中の凝縮水溶存酸素濃度の値と、ボイラ給水中への脱酸素剤の注入量の値とに基づいて、前記ボイラ給水中への前記脱酸素剤の注入量を制御し、前記蒸気中に含まれる酸素量を無くすようにする脱酸素剤注入量の制御方法であって、前記脱酸素剤の注入量の値から、溶存酸素除去量を算出する算出ステップと、前記給水溶存酸素濃度の値がA、前記凝縮水溶存酸素濃度の値がB、前記算出ステップで算出された溶存酸素除去量の値がCである場合に、一定の誤差範囲内において、A=B+Cの関係を満たすか否かを判定する第1判定ステップと、前記第1判定ステップにおいて、前記3つの値A、B、Cが、前記A=B+Cの関係を満たしていると判定された場合に、前記溶存酸素除去量の値が、前記給水溶存酸素濃度の値Aとなるように、前記脱酸素剤の注入量を増加させる注入量増加ステップと、前記第1判定ステップにおいて、前記3つの値A、B、Cが、前記A=B+Cの関係を満たしていないと判定された場合に、前記凝縮水溶存酸素濃度の値Bが、一定の誤差範囲内において、ゼロに等しいか否かを判定する第2判定ステップと、前記第2判定ステップにおいて、前記値Bがゼロに等しいと判定された場合に、前記溶存酸素除去量の値が、前記給水溶存酸素濃度の値Aとなるように、前記脱酸素剤の注入量を減少させる注入量減少ステップと、前記第2判定ステップにおいて、前記値Bがゼロに等しくないと判定された場合に、警報を発生させるアラームステップとを有することを特徴とする。
この発明では、給水溶存酸素濃度の値Aと、凝縮水溶存酸素濃度の値Bと、溶存酸素除去量の値Cとが、測定誤差等によって厳密には、A=B+Cの関係を満たしていなくても、一定範囲の誤差を考慮すれば、実質的に、A=B+Cの関係を満たしている場合には、凝縮水溶存酸素濃度の値Bがゼロでなければ、蒸気中には酸素が含まれているので、脱酸素剤の注入量不足が生じていると考えられる。したがって、この場合には、溶存酸素除去量の値が、給水溶存酸素濃度の値Aとなるように、ボイラ給水への脱酸素剤の注入量を増加させる。また、3つの値A、B、Cが、実質的に、A=B+Cの関係を満たしていない場合には、脱酸素剤の過剰注入が行われているか、又は、何らかの異常が生じているかの、2つの原因が考えられる。この場合、凝縮水溶存酸素濃度の値Bが、測定誤差等によって厳密にはゼロとなっていなくても、一定範囲の誤差を考慮すれば、実質的にゼロに等しい場合には、蒸気中には酸素は含まれていないので、脱酸素剤の注入過剰が生じていることとなる。したがって、この場合には、溶存酸素除去量の値が、給水溶存酸素濃度の値Aとなるように、ボイラ給水への脱酸素剤の注入量を減少させる。
さらに、3つの値A、B、Cが、A=B+Cの関係を実質的に満たしておらず、かつ、凝縮水溶存酸素濃度の値Bが、実質的にはゼロに等しくない場合には、脱酸素剤が充分に注入されているにもかかわらず、蒸気中に酸素が含まれていることとなり、何らかの異常(脱酸素剤の劣化による脱酸素能力の低下や、注入装置等からの薬液漏れ、溶存酸素計の校正不良)が生じていることとなる。この場合には、警報が発せられることとなり、作業者に注意が喚起される。
この発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の場合において、P1、P2を許容値とした場合に、前記注入量増加ステップの前に、前記凝縮水溶存酸素濃度の値Bが、P1≧B≧0の条件を満たすか否かを判定する第3判定ステップを設けて、前記値Bが、前記P1≧B≧0の条件を満たす場合には、前記溶存酸素除去量の値が、前記給水溶存酸素濃度の値Aと見なされて、前記脱酸素剤の注入量を現状維持とし、前記値Bが、前記P1≧B≧0の条件を満たさない場合には、前記注入量増加ステップに進ませ、かつ、前記注入量減少ステップの前に、前記給水溶存酸素濃度の値Aと前記溶存酸素除去量の値Cとが、P2≧(C−A)≧0の条件を満たすか否かを判定する第4判定ステップを設けて、前記2つの値A、Cが、前記P2≧(C−A)≧0の条件を満たす場合には、前記溶存酸素除去量の値が、前記給水溶存酸素濃度の値Aと見なされて、前記脱酸素剤の注入量を現状維持とし、前記2つの値A、Cが、前記P2≧(C−A)≧0の条件を満たさない場合には、前記注入量減少ステップに進ませることを特徴とする。
この発明では、許容値P1,P2の考えを導入して、凝縮水溶存酸素濃度の値Bが、P1≧B≧0の条件を満たすか否かを判定する第3判定ステップを設け、3つの値A、B、Cが、実質的に、A=B+Cの関係を満たしていて、脱酸素剤の注入量不足が生じていても、凝縮水溶存酸素濃度の値Bが許容できる程度に小さければ(P1≧B≧0ならば)、脱酸素剤の注入量の増加を行わないこととする。また、この発明では、給水溶存酸素濃度の値Aと溶存酸素除去量の値Cとが、P2≧(C−A)≧0の条件を満たすか否かを判定する第4判定ステップを設け、3つの値A、B、Cが、実質的に、A=B+Cの関係を満たさず、かつ、凝縮水溶存酸素濃度の値Bが、実質的にゼロに等しく、脱酸素剤の注入過剰が生じていても、2つの値A、Cの差が許容できる程度に小さければ(P2≧(C−A)≧0ならば)、脱酸素剤の注入量減少を行わないこととした。
この発明の請求項1記載の発明によれば、給水溶存酸素濃度の値Aと、凝縮水溶存酸素濃度の値Bと、溶存酸素除去量の値Cとが、A=B+Cの関係を満たすか否かと、凝縮水溶存酸素濃度の値Bがゼロか否かによって、脱酸素剤注入量を増加させるか減少させるかを適格に定めているので、脱酸素剤の適量注入を確実に行わせることができるとともに、脱酸素剤等に異常が生じていても、この異常を警報によって作業者に伝えることできるので、異常に対する適切な対策を容易に取らせることができる。
この発明の請求項2記載の発明によれば、凝縮水溶存酸素濃度の値Bが、P1≧B≧0の条件を満たす場合や、給水溶存酸素濃度の値Aと溶存酸素除去量の値Cとが、P2≧C−A≧0の条件を満たす場合には、脱酸素剤の注入量の増減を行わせないようにしているので、脱酸素剤の注入量の僅かな違いで、脱酸素剤の注入量を増減しなければならないといった、ハンチング現象の発生を効果的に防止することができる。
以下、この発明の最良の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1はこの発明の一実施の形態に係る脱酸素剤注入量の制御方法を説明するためのボイラ装置を示している。
ボイラ装置1は、図1で示されるように、蒸気発生手段であるボイラ10と、ボイラ10からの蒸気Sを受ける蒸気ヘッダ11と、蒸気ヘッダ11からの蒸気Sの一部を冷却して凝縮水Gとする熱交換器12と、凝縮水G中の溶存酸素濃度を計測する溶存酸素計13と、ボイラ10にボイラ給水Wを供給する給水ライン14と、給水ライン14に脱酸素剤Dを注入する薬注装置15と、脱酸素剤Dの注入前のボイラ給水W中の溶存酸素濃度を計測する溶存酸素計16と、脱酸素剤注入量制御装置17と、警報器18等とから構成されている。
薬注装置15は、脱酸素剤Dを液にして一定量保有する薬注タンク30と、薬注タンク30内の脱酸素剤Dを所定流量で吐出する薬注ポンプ31と、薬注ポンプ31から給水ライン14までの薬注配管32と、脱酸素剤注入量制御装置17からの脱酸素剤Dの注入量増減信号X1に基づいて、薬注ポンプ31の流量を制御するとともに、現在の脱酸素剤Dの注入量を注入量信号X2として脱酸素剤注入量制御装置17に伝える制御部33とから構成されている。ここで、薬注ポンプ31は、例えばストロークが可変なレシプロタイプのポンプであり、流量が制御可能となっている。また、制御部33は、注入量信号X2を、数秒〜数分おきの一定周期で脱酸素剤注入量制御装置17に発するものとする。なお、薬注ポンプ31は、制御部33により、ボイラ給水Wの流量の増減によっても流量制御される。
脱酸素剤注入量制御装置17は、溶存酸素濃度計16から、酸素濃度信号Y1を介して、伝えられるボイラ給水W中の溶存酸素濃度の値A(以下給水溶存酸素濃度値Aという)と、溶存酸素濃度計13から、酸素濃度信号Y2を介して、伝えられる蒸気Sの凝縮水G中の溶存酸素濃度の値B(以下凝縮水溶存酸素濃度値Bという)と、薬注装置15(詳しくは、制御部33)から、注入量信号X2を介して、伝えられる脱酸素剤Dの注入量の値とに基づいて、蒸気S中の酸素、すなわち、凝縮水G中の溶存酸素濃度をゼロにするように、薬注装置15からの脱酸素剤Dの注入量を制御するものである。ここで、溶存酸素計13,16は、計測濃度信号Y1,Y2を、数秒〜数分おきの一定周期で脱酸素剤注入量制御装置17に発するものとする。
この脱酸素剤注入量制御装置17は、図2で示されるように、記憶手段20と、除去量算出手段21と、増減量算出手段22と、第1判定手段23と、第2判定手段24と、第3判定手段25と、第4判定手段26と、カウンタ設定手段27と、タイマ設定手段28と、情報入出力手段29とを有する。なお、以下に説明する、給水溶存酸素濃度値Aや、凝縮水溶存酸素濃度値Bや、除去できる溶存酸素量や、脱酸素剤Dの注入量及び増減量は、すべて、水(ボイラ給水Wや凝縮水G)1リッター(L)当たりを基準とするものである。
記憶手段20は、図3で示されるような、例えば、ボイラ給水Wへの脱酸素剤Dの注入量(mg/L)を横軸に、この脱酸素剤Dによって除去できる溶存酸素除去量(mg/L)を縦軸にしたグラフを記憶している。このグラフにより、脱酸素剤Dの注入量に対する溶存酸素除去量が算出できるとともに、溶存酸素濃度(mg/L)を、所定量だけ変化させるに必要な脱酸素剤Dの増減量(mg/L)が算出できる。なお、このグラフは、理論的に除去できる溶存酸素量に対して、必要とされる脱酸素剤Dの注入量がやや多めになるように表わされている。
除去量算出手段21は、記憶手段20を参照して、薬注装置15から伝えられる脱酸素剤Dの注入量信号X2に基づいて、ボイラ給水Wに対する溶存酸素除去量の値C(mg/L)(以下溶存酸素除去量値Cという)を算出(推算)するものである。
増減量算出手段22は、溶存酸素除去量値Cと給水溶存酸素濃度値Aとの差の値と、記憶手段20中のグラフ値とから、溶存酸素除去量値が給水溶存酸素濃度値Aと等しくなるように、現在の脱酸素剤Dの注入量に対する増減量を算出するものである。この増減量算出手段22は、溶存酸素除去量値Cが給水溶存酸素濃度値Aより実質的に大きいと見なされる場合には、注入量の減少量を算出し、溶存酸素除去量値Cが給水溶存酸素濃度値Aより実質的に小さいと見なされる場合には、注入量の増加量を算出するが、溶存酸素除去量値Cが給水溶存酸素濃度値Aと実質的に等しいと見なされる場合には、注入量の増減は行わない。
第1判定手段23は、給水溶存酸素濃度値Aと、凝縮水溶存酸素濃度値Bと、溶存酸素除去量値Cとに対して、A=B+Cの関係が実質的に成立しているか否かを判定するものである。A=B+Cの関係が実質的に成立しておれば、凝縮水溶存酸素濃度値Bが許容値内でない限り、給水溶存酸素濃度値Aは溶存酸素除去量値Cより充分に大きいので、この凝縮水溶存酸素濃度値Bを減少させるように、脱酸素剤Dの注入量を増加させる必要がある。
ここで、給水溶存酸素濃度値Aや凝縮水溶存酸素濃度値Bは計測値であり、かつ、溶存酸素除去量値Cも、計測値である脱酸素剤Dの注入量を基にしたものであるので、これらの値A,B,Cには、計測等に伴う誤差を伴っている。このため、給水溶存酸素濃度値Aと凝縮水溶存酸素濃度値Bと溶存酸素除去量値Cとに対して、A=B+Cの関係が成り立っているか否かは、誤差を考慮して実質的に判定する必要がある。この判断の方法として、一定の誤差Q1(mg/L)を考え、A−(B+C)の絶対値(|(A−(B+C))|)が、Q1以下(Q1≧|(A−(B+C))|)の場合には、A=B+Cの関係が実質的に成立しているとしている。この場合、Q1の値としては、種々のもの(例えば、0.5,0.3等)が定められる。
第2判定手段24は、凝縮水溶存酸素濃度値Bが実質的にゼロ(B=0)か否かを判定するものである。この値Bが実質的にゼロであれば、蒸気S中には酸素は含まれていないことを意味する。したがって、A=B+Cの関係が実質的に成立せず、かつ、値Bが実質的にゼロであれば、ボイラ給水W中には過剰の脱酸素剤Dが注入されていることとなり、溶存酸素除去量値が給水溶存酸素濃度値Aとなるように、脱酸素剤Dの注入量を減少させる必要がある。また、A=B+Cの関係が実質的に成立せず、かつ、値Bも実質的にゼロでなければ、過剰の脱酸素剤Dが注入されているにもかかわらず、蒸気S中に一定量の酸素が存在していることとなるので、何らかの異常(脱酸素剤Dの劣化による脱酸素能力の低下や、薬注装置15の薬注ポンプ31や配管からの薬液の漏れだし等の異常)が発生していることとなり、警報器18への警報信号Z1が発せられる。
ここで、凝縮水溶存酸素濃度値Bは計測値であり、誤差を伴うので、この値Bがゼロであるか否かの判定に当たっては、誤差を考慮して実質的に判定する必要がある。この判断の方法として、一定の誤差Q2(mg/L)を考え、凝縮水溶存酸素濃度値BがQ2以下(Q2≧B≧0)の場合には、この値Bは実質的にゼロであるとしている。この場合、Q2の値としては、例えば0.1が定められる。
第3判定手段25は、給水溶存酸素濃度値Aと、凝縮水溶存酸素濃度値Bと、溶存酸素除去量値Cとに対して、A=B+Cの関係が実質的に成立している場合でも、凝縮水溶存酸素濃度値Bが許容値P1(mg/L)以内(P1≧B≧0)であれば、脱酸素剤Dの注入量は充分であるとして、その注入量を現状維持とするものである。この許容値P1には、例えば0.5が定められる。
第4判定手段26は、給水溶存酸素濃度値Aと、凝縮水溶存酸素濃度値Bと、溶存酸素除去量値Cとに対して、A=B+Cの関係が実質的に成立せず、かつ、凝縮水溶存酸素濃度値Bが実質的にゼロである場合でも、給水溶存酸素濃度値Aと、凝縮水溶存酸素濃度値Bとの差(C−A)が許容値P2(mg/L)以内(P2≧B≧0)であれば、脱酸素剤Dの注入量過剰は生じていないとして、脱酸素剤Dの注入量を現状維持とするものである。この許容値P2には、例えば0.5が定められる。
カウンタ設定手段27は、初期設定で0とされた、Na、Nb、Ncに、1づつを加えていったもの(Na=Na+1、Nb=Nb+1、Nc=Nc+1)が、所定の整数Kに達したか否かによって、一定の判断を行わせるものである。Naは、脱酸素剤Dの注入量を増加させようとする場合に1が加算されるように用いられ、Nbは、脱酸素剤Dの注入量を現状維持にさせようとする場合に1が加算されるように用いられ、Ncは、脱酸素剤Dの注入量を減少させようとする場合に、1が加算されるように用いられる。
タイマ設定手段28は、情報入出力手段29を介した、情報(濃度計測信号Y1,Y2や注入量信号X2)の取り込みを、溶存酸素計13,16や薬注装置15の制御部33からの情報の発信と同期させるものである。溶存酸素計13,16や薬注装置15の制御部33からの情報の発信が、例えば1分おきになされる場合は、タイマ設定手段28は、他の手段21〜27が1分おきに動作するように、この他の手段21〜27のその間の動作を中断させる。この場合、カウンタ設定手段27の整数Kを、例えば3としておけば、Na、Nb、Ncには、1分おきに1が加えられるので、Na、Nb、Ncの何れかは、最短3分で整数Kに達することとなる。
つぎに、図4のフローチャートを参照しつつ、脱酸素剤注入量制御装置17の動作、すなわち、脱酸素剤注入量の制御方法を説明する。なお、図4のフローチャートでは、誤差Q1には0.3、誤差Q2には0.1、許容値P1には0.5、許容値P2には0.5が与えられている。また、溶存酸素計13,16等からの情報の伝達は、1分ごとになされるものとし、したがって、タイマ設定手段28の設定タイマは1分とする。
まず、Na=0、Nb=0、Nc=0が定められた(ステップS1)後、溶存酸素濃度計16により計測されたボイラ給水W中の給水溶存酸素濃度値Aと、溶存酸素濃度計13により計測された蒸気Sの凝縮水G中の凝縮水溶存酸素濃度値Bと、薬注装置15の制御部33から発せられた現在の脱酸素剤Dの注入量の値とに関する情報の取り込みがなされる(ステップS2)。つづいて、脱酸素剤Dの注入量の値を基に、ボイラ給水W中から除去できる溶存酸素除去量値Cが算出される(ステップS3)。
つぎに、給水溶存酸素濃度値Aと、凝縮水溶存酸素濃度値Bと、溶存酸素除去量値Cとが、0.3≧|(A−(B+C))|の関係を満たしているか否か、すなわち値A,B,Cが、A=B+Cの関係を実質的に満たしているか否かが判断される(ステップS4)。ステップS4でYESとなって、値A,B,Cが、A=B+Cの関係を実質的に満たしている場合には、脱酸素剤Dの注入量不足が考えられるが、この場合、凝縮水溶存酸素濃度値Bが、0.5≧B≧0を満たしているか否かが判断される(ステップS5)。そして、ステップS5でYESとなって、凝縮水溶存酸素濃度値Bが0.5≧B≧0を満たしている場合には、この値Bは許容範囲内とされて、脱酸素剤Dの注入量を現状維持とすべく、Nbに1を加えて、Nb=1とした(ステップS6)後、NbがK(=3)に達しているか否かが判断される(ステップS7)。ステップS7でNOの場合には、ステップS2に戻され、YESの場合には、脱酸素剤Dの注入量の現状維持が決定される(ステップS8)。なお、ステップS2には、1分経過後に戻される。
また、ステップS5でNOとなって、凝縮水溶存酸素濃度値Bが、0.5≧B≧0を満たしていない場合には、脱酸素剤Dの注入量の増加をなすべく、Naに1を加えて、Na=1とした(ステップS9)後、NaがK(=3)に達しているか否かが判断される(ステップS10)。ステップS10でNOの場合には、ステップS2に戻され、YESの場合には、脱酸素剤Dの注入量の増加が決定され(ステップS11)、溶存酸素除去量値が、給水溶存酸素濃度値Aとなるように、注入量の増加分が算出される。なお、ステップS2には、1分経過後に戻される。
ステップS4でNOとなって、給水溶存酸素濃度値Aと、凝縮水溶存酸素濃度値Bと、溶存酸素除去量値Cとが、A=B+Cの関係を実質的に満たしていない場合には、凝縮水溶存酸素濃度値Bが、0.1≧B≧0を満たしているか否かが判断される(ステップS12)。ステップS12でYESとなって、凝縮水溶存酸素濃度値Bが、0.1≧B≧0を満たしている場合には、値Bは実質的にゼロで、蒸気S中には酸素はなく、脱酸素剤Dの注入量の過剰が考えられるが、この場合、給水溶存酸素濃度値Aと溶存酸素除去量値Cとの差の値が、0.5≧(C−A)≧0を満たしているか否かが判断される(ステップS13)。そして、ステップS13でYESとなって、値A,Cの差の値が、0.5≧(C−A)≧0を満たしている(許容範囲内である)場合には、脱酸素剤Dの注入量を、現状維持とすべく、Nbに1を加えて、Nb=1とした(ステップS6)後、NbがK(=3)に達しているか否かが判断される(ステップS7)。その後は前述の場合と同様であるので、省略する。
また、ステップS13でNOとなって、値A,Cの差の値が、0.5≧(C−A)≧0を満たしていない場合には、脱酸素剤Dの注入量は減少すべく、Ncに1を加えて、Nc=1とした(ステップS14)後、NcがK(=3)に達しているか否かが判断される(ステップS15)。ステップS15でNOの場合には、ステップS2に戻され、YESの場合には、脱酸素剤Dの注入量の減少が決定され(ステップS16)、溶存酸素除去量値が、給水溶存酸素濃度値Aとなるように、注入量の減少分が算出される。なお、ステップS2には、1分経過後に戻される。
ステップS8,S11,S16からの脱酸素剤Dの注入量の増減等の情報は、注入量増減信号X1として、薬注装置15の制御部33に伝えられ(スッテップS17)、その後、1分経過後ステップS1に戻され、上述の動作が繰り返される。そして、薬注装置15の制御部33は、薬注ポンプ31のピストンストロークの伸縮を図り、薬注ポンプ31からの脱酸素剤Dの注入量の増減を行う。
また、ステップS12でNOとなり、凝縮水溶存酸素濃度値Bが、0.1≧B≧0を満たしていない場合には、脱酸素剤Dは充分に注入されているにもかかわらず、蒸気S中には酸素が存在することとなり、異常な状態が生じていることとなるので、警報信号が発せられ(ステップS18)、警報器18から警報が発せられる。警報の原因としては、脱酸素剤Dの劣化による脱酸素能力の低下、薬液(脱酸素剤D)の薬注ポンプ31や薬注配管32からの漏れ出し、溶存酸素濃度の計測値計13,16の校正不良等が考えられるので、作業者は直ちにボイラ装置1を点検し、対策をとる必要がある。
ここで、ステップS5やステップS13は必ずしも設けなくてもよい。ステップS5を設けない場合には、給水溶存酸素濃度値Aと溶存酸素除去量値Cとが、C>Aの関係を生じないように、A=B+Cの関係式に対する誤差Q1は小さくしなければならない。また、ステップS5を設けた場合でも、給水溶存酸素濃度値Bの対する許容値P1を小さくとれば同様のことがいえる。ステップS13を設けない場合には、給水溶存酸素濃度値Aと溶存酸素除去量値Cとが、C<Aの関係を生じないように、凝縮水溶存酸素濃度値Bの誤差Q2は小さくしなければならない。また、ステップS13を設けた場合でも、給水溶存酸素濃度値Aと溶存酸素除去量値Cとの差の値に対する許容値P2を小さくとれば同様のことがいえる。
また、給水溶存酸素濃度値A、凝縮水溶存酸素濃度値B、溶存酸素除去量値Cには、計測誤差等を最小限にするため、例えば数秒おきに計測された複数のものを平均して用いるようにしてもよい。このことは、溶存酸素計13,16側や薬注装置15の制御部33側でやってもよいし、脱酸素剤注入量制御装置17側でやってもよい。
以上のように、この脱酸素剤注入量の制御方法では、給水溶存酸素濃度値Aと、凝縮水溶存酸素濃度値Bと、溶存酸素除去量値Cとが、実質的に、A=B+Cの関係を満たしているか否かの判定をし、満たしている場合には脱酸素剤Dの注入量を増加させ、満たしていない場合には、凝縮水溶存酸素濃度値Bが実質的にB=0か否かを判定し、これを満たしている場合には脱酸素剤Dの注入量を減少させているので、脱酸素剤Dの注入不足だけでなく注入過剰に対しても対処でき、脱酸素剤Dの適量注入を行わせることができる。上記値A,B,Cが、実質的にA=B+Cの関係を満たさず、かつ、溶存酸素濃度の計測値Bも実質的にゼロでない場合は、脱酸素剤Dは充分に注入されているにもかかわらず、蒸気S中には酸素が存在する異常な状態となるが、この脱酸素剤注入量の制御方法では、この異常な状態に対しても、アラームを発生させているので、異常な状態に対する対処も直ちになすことができる。
また、この脱酸素剤注入量の制御方法では、給水溶存酸素濃度値Aと、凝縮水溶存酸素濃度値Bと、溶存酸素除去量値Cとが、A=B+Cの関係を実質的に満たしている場合に、凝縮水溶存酸素濃度値Bが許容値P1以下(P1≧B≧0)であるか判定し、これが許容値P1以下の場合には、脱酸素剤Dの注入量を現状維持としている。また、上記値A,B,Cが、A=B+Cの関係を実質的に満たさず、かつ、凝縮水溶存酸素濃度値Bも実質的にゼロでない場合に、給水溶存酸素濃度値Aと溶存酸素除去量値Cとの差の値が、許容値P2以下(P2≧(C−A)≧0)であるか否かを判定し、これが許容値P2以下の場合には、脱酸素剤Dの注入量を現状維持としている。このため、この脱酸素剤注入量の制御方法では、脱酸素剤Dの注入量の僅かな違いによって、脱酸素剤Dの注入量を増減させるといった、動作のハンチング現象を、有効に防止することができる。
つぎに、脱酸素剤注入量の制御方法につき、具体的に数字を挙げた実施例について説明する。
薬注装置15からの脱酸素剤D(植物系素材使用)の注入量の値は150(mg/L)であり、この値から算出した溶存酸素除去量値Cは、6.0(mg/L)となる。また、、溶存酸素計13からの給水溶存酸素濃度値Aが6.0(mg/L) 、溶存酸素計16からの凝縮水溶存酸素濃度値Bが0.1(mg/L)であった。この場合、誤差Q1を考慮すれば、実質的に、A=B+Cの関係が満たされており、かつ、凝縮水溶存酸素濃度値Bは、許容値P1内にあるので、脱酸素剤Dの注入量は現状維持とされる。
実施例1の状態で、脱酸素力が低下した脱酸素剤Dが注入された場合、凝縮水溶存酸素濃度値Bは、2.5(mg/L)となり、他の値A,Cには変化はなかった。この場合、誤差Q1を考慮しても、実質的に、A=B+Cの関係は満たさず、かつ、凝縮水溶存酸素濃度値Bも、誤差Q2を考慮しても、実質的にゼロとはならない。そして、この状態が3分間継続され、突発的な計測異常等ではないと考えられるので、異常として警報が発せられる。
実施例1の状態(溶存酸素除去量値Cは6.0(mg/L)のまま)で、蒸気Sの復水の回収率が増加し、給水溶存酸素濃度値Aが2.8(mg/L)で、凝縮水溶存酸素濃度値Bが0.1(mg/L)の状態が3分間継続した。この場合、実質的に、A=B+Cの関係が満たされておらず、かつ、凝縮水溶存酸素濃度値Bが、実質的にゼロとなるので、脱酸素剤Dの過剰注入が生じており、その過剰分、(2.8−6)×150/6=−80(mg/L)だけ、脱酸素剤Dの注入量が減少される。
実施例1の状態(溶存酸素除去量値Cは6.0(mg/L)のまま)で、蒸気Sの復水の回収率が減少し、給水溶存酸素濃度値Aが7.2(mg/L)、凝縮水溶存酸素濃度値Bが1.2(mg/L)に変わって、この状態が3分間継続した。この場合、実質的に、A=B+Cの関係が満たされており、かつ、凝縮水溶存酸素濃度値Bが、許容値P1より大きいので、脱酸素剤Dの注入不足が生じており、その不足分、(7.2−6)×150/6=30(mg/L)だけ、脱酸素剤Dの注入量が増加される。
ボイラ装置における、蒸気、水、信号、薬液等の流れを示す流れ図である。 脱酸素剤注入量制御装置の説明用ブロック図である。 脱酸素剤注入量と溶存酸素除去量との関係を示すグラフである。 この発明の一実施の形態を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
S3 算出ステップ
S4 第1判定ステップ
S5 第3判定ステップ
S11 注入量増加ステップ
S12 第2判定ステップ
S13 第4判定ステップ
S16 注入量減少ステップ
S18 アラームステップ
D 脱酸素剤
G 凝縮水
P1,P2 許容値
Q1,Q2 誤差
S 蒸気
W ボイラ給水

Claims (2)

  1. ボイラ給水中の給水溶存酸素濃度の値と、発生した蒸気の凝縮水中の凝縮水溶存酸素濃度の値と、ボイラ給水中への脱酸素剤の注入量の値とに基づいて、前記ボイラ給水中への前記脱酸素剤の注入量を制御し、前記蒸気中に含まれる酸素量を無くすようにする脱酸素剤注入量の制御方法であって、
    前記脱酸素剤の注入量の値から、溶存酸素除去量を算出する算出ステップと、
    前記給水溶存酸素濃度の値がA、前記凝縮水溶存酸素濃度の値がB、前記算出ステップで算出された溶存酸素除去量の値がCである場合に、一定の誤差範囲内において、A=B+Cの関係を満たすか否かを判定する第1判定ステップと、
    前記第1判定ステップにおいて、前記3つの値A、B、Cが、前記A=B+Cの関係を満たしていると判定された場合に、前記溶存酸素除去量の値が、前記給水溶存酸素濃度の値Aとなるように、前記脱酸素剤の注入量を増加させる注入量増加ステップと、
    前記第1判定ステップにおいて、前記3つの値A、B、Cが、前記A=B+Cの関係を満たしていないと判定された場合に、前記凝縮水溶存酸素濃度の値Bが、一定の誤差範囲内において、ゼロに等しいか否かを判定する第2判定ステップと、
    前記第2判定ステップにおいて、前記値Bがゼロに等しいと判定された場合に、前記溶存酸素除去量の値が、前記給水溶存酸素濃度の値Aとなるように、前記脱酸素剤の注入量を減少させる注入量減少ステップと、
    前記第2判定ステップにおいて、前記値Bがゼロに等しくないと判定された場合に、警報を発生させるアラームステップとを有することを特徴とする脱酸素剤注入量の制御方法。
  2. P1、P2を許容値とした場合に、
    前記注入量増加ステップの前に、前記凝縮水溶存酸素濃度の値Bが、P1≧B≧0の条件を満たすか否かを判定する第3判定ステップを設けて、前記値Bが、前記P1≧B≧0の条件を満たす場合には、前記溶存酸素除去量の値が、前記給水溶存酸素濃度の値Aと見なされて、前記脱酸素剤の注入量を現状維持とし、前記値Bが、前記P1≧B≧0の条件を満たさない場合には、前記注入量増加ステップに進ませ、
    かつ、前記注入量減少ステップの前に、前記給水溶存酸素濃度の値Aと前記溶存酸素除去量の値Cとが、P2≧(C−A)≧0の条件を満たすか否かを判定する第4判定ステップを設けて、前記2つの値A、Cが、前記P2≧(C−A)≧0の条件を満たす場合には、前記溶存酸素除去量の値が、前記給水溶存酸素濃度の値Aと見なされて、前記脱酸素剤の注入量を現状維持とし、前記2つの値A、Cが、前記P2≧(C−A)≧0の条件を満たさない場合には、前記注入量減少ステップに進ませることを特徴とする請求項1記載の脱酸素剤注入量の制御方法。
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