JP2012087510A - 給水システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 水位センサが故障しても送水ポンプを焼損することなく、かつ給水タンクのオーバーフローを生ずることなく、システムの運転を継続して行えるようにすること。
【解決手段】 給水装置1と、給水装置1による給水を貯留する給水タンク2と、給水タンク2と接続される水使用装置4と、給水タンク2内の給水を水使用装置4へ送水する送水ポンプ3と、給水タンク2内の水位を検出する水位センサ12の検出水位に応じて給水装置1から給水タンク2への給水量を制御するとともに、水使用装置4の水使用時に送水ポンプ3を駆動する制御器6とを備える給水システムであって、制御器6は、水位センサ12の故障判定時、給水タンク2への給水量が、水使用装置4の水使用量と同量となるように、給水装置1を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】 給水装置1と、給水装置1による給水を貯留する給水タンク2と、給水タンク2と接続される水使用装置4と、給水タンク2内の給水を水使用装置4へ送水する送水ポンプ3と、給水タンク2内の水位を検出する水位センサ12の検出水位に応じて給水装置1から給水タンク2への給水量を制御するとともに、水使用装置4の水使用時に送水ポンプ3を駆動する制御器6とを備える給水システムであって、制御器6は、水位センサ12の故障判定時、給水タンク2への給水量が、水使用装置4の水使用量と同量となるように、給水装置1を制御する。
【選択図】図1
Description
この発明は、給水装置と、給水装置による給水を貯留する給水タンクと、給水タンクと接続される水使用装置と、給水タンク内の給水を水使用装置へ送水する送水ポンプとを備える給水システムに関する。
この種の給水システムは、特許文献1などにて知られている。この特許文献1の給水システムは、給水装置(給水弁,軟水器,脱気装置など)と、給水装置による給水を貯留する給水タンクと、給水タンクと接続される水使用装置(ボイラ)と、給水タンク内の給水を水使用装置へ送水する送水ポンプとを備え、給水タンク内の水位を検出する水位センサ(水位検出器)の検出水位に応じて給水装置から給水タンクへの給水量を制御するとともに、水使用装置の水使用時に送水ポンプを駆動するように構成している。
こうした給水システムにおいては、給水タンクが空になると送水ポンプが空転して送水ポンプを焼損するおそれがある。このため水位センサが故障して水位が不明になると、送水ポンプによる水使用装置への送水を停止しなければならず、そうすると水処理システムの運転ができなくなる。システムの運転を継続するためには、給水装置を無条件で運転させることも考えられるが、そうすると給水タンクがオーバーフローして不経済となる。
この発明が解決しようとする課題は、水位センサが故障しても送水ポンプを焼損することなく、かつ給水タンクのオーバーフローを生ずることなく、システムの運転を継続して行えるようにすることである。
この発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、
給水装置と、前記給水装置による給水を貯留する給水タンクと、前記給水タンクと接続される水使用装置と、前記給水タンク内の給水を前記水使用装置へ送水する送水ポンプと、前記給水タンク内の水位を検出する水位センサの検出水位に応じて前記給水装置から前記給水タンクへの給水量を制御するとともに、前記水使用装置の水使用時に前記送水ポンプを駆動する制御器とを備える給水システムであって、
前記制御器は、前記水位センサの故障判定時、前記給水タンクへの給水量が、前記水使用装置の水使用量と同量となるように、前記給水装置を制御することを特徴としている。
給水装置と、前記給水装置による給水を貯留する給水タンクと、前記給水タンクと接続される水使用装置と、前記給水タンク内の給水を前記水使用装置へ送水する送水ポンプと、前記給水タンク内の水位を検出する水位センサの検出水位に応じて前記給水装置から前記給水タンクへの給水量を制御するとともに、前記水使用装置の水使用時に前記送水ポンプを駆動する制御器とを備える給水システムであって、
前記制御器は、前記水位センサの故障判定時、前記給水タンクへの給水量が、前記水使用装置の水使用量と同量となるように、前記給水装置を制御することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、前記水位センサの故障時の前記給水装置による給水量が前記水使用装置による水使用量と同量となるように制御されるので、前記水位センサが故障しても、前記給水タンクが空になることがなく、前記送水ポンプの焼損を生ずることなく、かつ前記給水タンクのオーバーフローを生ずることなく、システムの運転を継続することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記給水装置が第一水処理装置であり、前記給水タンクが前記第一水処理装置による処理水を貯留する第一処理水タンクであり、
前記水使用装置が前記第一処理水タンクと接続される処理水使用装置であることを特徴としている。
前記水使用装置が前記第一処理水タンクと接続される処理水使用装置であることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明による効果に加えて、前記給水タンクへの給水量を前記第一水処理装置の処理水量から簡易に求めることができるという効果を奏する。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記処理水使用装置が第二水処理装置であり、前記処理水使用装置の処理水使用量が、前記第二水処理装置から処理水使用機器への第二給水量と、前記第二水処理装置からの流出水量とを合計した値であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明による効果に加えて、前記処理水使用量を前記第二給水量と、前記第二水処理装置からの流出水量ととから簡易に求めることができるという効果を奏する。
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項1において、前記水使用装置がボイラであり、前記水使用量が前記ボイラの蒸気または温水の供給量とブロー水量とを合計した値であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明による効果に加えて、前記水使用量を前記ボイラの蒸気または温水の供給量とブロー水量とから簡易に求めることができるという効果を奏する。
この発明によれば、水位センサが故障しても送水ポンプを焼損することなく、かつ給水タンクのオーバーフローを生ずることなく、システムの運転を継続して行えるという効果を奏する。
つぎに、この発明の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、第一水処理装置による処理水を送水ポンプにより第二水処理装置へ送水して処理する純水製造装置などの給水システムに好適に実施される。
この実施の形態の給水システムは、給水装置と、前記給水装置による給水を貯留する給水タンクと、前記給水タンクと接続される水使用装置と、前記給水タンク内の給水を前記水使用装置へ送水する送水ポンプと、前記給水タンク内の水位を検出する水位センサの検出水位に応じて前記給水装置から前記給水タンクへの給水量を制御するとともに、前記水使用装置の水使用時に前記送水ポンプを駆動する制御器とを備えている。
この実施の形態の特徴部分は、前記水位センサの故障(以下、単にセンサ故障という。)判定時の前記給水量の制御にある。すなわち、前記制御器は、前記水位センサの故障判定時、前記給水タンクへの給水量が、前記水使用装置の水使用量と同量となるように、前記給水装置を制御するところにある。
ここで、前記給水量,前記水使用量,後記の第一給水量,第二給水量,第一流出水量は、特に断らない限り、流量の積算値(L:リットル)を意味する。そして、「同量」とは、前記給水タンクへの流入量(前記給水量)と、前記給水タンクからの流出水量(前記第二水処理装置の水使用量)とが、瞬時的にずれていても、ある期間中の総量(積算値)が同量であることを含むものである。
センサ故障判定時の給水量制御は、好ましくは、前記水使用装置の作動開始を検出すると直ちに前記給水装置を作動させるが、若干遅れて、前記給水装置を作動させるように構成することができる。また、単位時間当たりの前記給水装置の給水量と、単位時間当たりの前記水使用装置の水使用量とが等しくなるように構成するか、前記給水量が前記水使用量より大きくなるように構成することができる。
前記センサ故障判定時は、前記給水制御が不可能な状態であるが、前記給水量が前記水使用装置の水使用量と同量となるように、前記水位センサからの信号に基づくことなく、前記給水制御(以下、センサ故障判定時給水制御という。)が行われる。
その結果、前記センサの故障時でも、前記給水水タンクを空にすることがないので、前記送水ポンプの焼損を生ずることがない。また、必要以上に前記給水装置を駆動することによる前記給水タンクのオーバーフローを生ずることがなくなる。こうして、給水システムの運転を継続することができる。
なお、前記水使用量と前記給水量とは、厳密には一致するわけではないので、長期的には前記給水タンクの水位が変動する。このため、確実に前記給水タンクの水位を管理するためには、前記水位センサが必須となる。前記水使用量と前記給水量とによる前記給水タンクの水位制御は、前記センサ故障時のバックアップ制御である。
この実施の形態においては、前記給水装置は、前記給水タンクへの給水装置としての機能に加えて、濾過や脱気や軟水化などの水処理をなす第一水処理装置とした水処理システムとすることができる。この場合、前記給水装置の給水量(第一給水量)は、前記第一水処理装置からの信号,すなわち前記第一水処理装置による第一処理水流量から演算することができる。この第一処理水流量は、好ましくは、前記第一水処理装置に内蔵された、処理水量を検出する第一流量計の検出信号から得る。また、第一処理水流量は、簡易的には第一水処理装置の積算運転時間からを演算することができる。
また、前記給水装置は、給水ポンプや給水制御弁を備え、単に給水機能のみをなす給水装置とすることもできる。この場合、前記給水装置の給水量は、好ましくは、前記給水装置に内蔵された、前記給水装置の給水量を検出する流量計から得るが、簡易的には給水装置に内蔵された給水ポンプの積算運転時間または給水制御弁の積算開放時間から演算することができる。
さらに、この実施の形態においては、前記水使用装置は、濾過や脱気や軟水化などの水処理をなす第二水処理装置とした水処理システムとすることができる。この場合、前記水使用装置の水使用量は、前記第二水処理装置からの信号,すなわち前記第二水処理装置による処理水量(第二給水量)と前記第二水処理装置からの流出水量とから演算することが
できる。
できる。
具体的には、前記第二給水量は、好ましくは、前記第二水処理装置に内蔵の処理水の流量計の検出信号(第二処理水流量の信号)により得ることができる。なお、第二処理水流量は、簡易的には第二水処理装置の積算運転時間からを演算することができる。また、前記流出水量は、前記第二処理水流量と所定の関係があるものとして、前記第二処理水流量から演算することができる。
また、この実施の形態においては、前記水使用装置は、蒸気または温水を生成するボイラとすることができる。この場合、前記水使用装置の水使用量は、前記ボイラからの信号,すなわち前記ボイラの蒸気または温水の供給量(第二給水量)とブロー水量(流出水量)とから演算することができる。前記第二給水量は、蒸気または温水の供給配管に温水流量計または蒸気流量計を備える場合、この温水流量計または蒸気流量計の信号から直接的に求めることができる。前記流量計を備えない場合には、前記ボイラの積算燃焼量から求めることができる。前記ブロー水量は、ブロー水の流量計を備える場合は、この流量計の信号を利用するが、流量計を備えない場合は、前記ボイラの積算燃焼量と予め定めたブロー率とから求めることができる。
この実施の形態においては、前記給水装置を前記第一水処理装置とし、前記給水タンクを第一処理水タンクとし、前記水使用装置を前記第二水処理装置とした水処理システム(給水システム)において、前記第二水処理装置による処理水を貯留する第二水処理タンクをさらに備え、前記第二給水制御を、前記第二水処理タンク内の水位を検出する第二水位センサの検出水位に応じて行う前記第二水処理装置から前記第二処理水タンクへの第二給水量の制御とすることができる。
ここで、この実施の形態の構成要素を説明する。前記第一水処理装置および前記第二水処理装置は、濾過や脱気や軟水化などの水処理をなすものであれば、特定の水処理装置に限定されない。前記送水ポンプは、前記第二水処理装置内にポンプを内蔵している場合には、前記第一処理水タンクと前記第二水処理装置との間に別個に送水ポンプを設ける必要が無い。しかしながら、内蔵ポンプの能力が低い場合には、好ましくは、装置外に内蔵ポンプと別個に送水ポンプを設ける。また、前記第一水処理装置および第二水処理装置は、内部に送水ポンプを含んでも含まなくてもよい。たとえば、水処理システムを純水製造装置とした場合、第一水処理装置および第二水処理装置は、濾過機能をなす逆浸透膜装置とされ、内部に送水ポンプを備えている。
前記第一処理水タンクおよび第二処理水タンクは、所定量の処理水を貯留することができればよく、特定の構造のものに限定されない。前記第一水位センサおよび前記第二水位センサは、それぞれ前記第一処理水タンク,前記第二処理水タンクの水位を段階的にまたは連続的に検出するものとする。
また、前記制御器は、前記第一水処理装置などの給水装置および前記第二水処理装置などの水使用装置にそれぞれ備えた個別制御器と、これらの個別制御器からの信号に基づき、予め記憶した前記センサ故障判定時給水制御が含む処理手順に基づき前記個別制御器に制御信号を送るよう統括制御器とから構成することができる。しかしながら、前記制御器は、前記個別制御器をなくして、前記統括制御器のみとして前記処理手順を実行するように構成するか、または前記統括制御器をなくして、相互の通信が可能な前記各個別制御器にて前記処理手順を実行するように構成することができる。
この発明の実施例1の水処理システム(給水システム)を図面に従い説明する。図1は
、この発明の実施例1の水処理システムの概略構成図であり、図2は、同実施例1の第一給水制御の制御手順を説明するフローチャート図であり、図3は、同実施例1の第二給水制御の制御手順を説明するフローチャート図である。
、この発明の実施例1の水処理システムの概略構成図であり、図2は、同実施例1の第一給水制御の制御手順を説明するフローチャート図であり、図3は、同実施例1の第二給水制御の制御手順を説明するフローチャート図である。
(実施例1の構成)
この実施例1の水処理システムは、本願発明の給水装置としての第一水処理装置1と、第一水処理装置1による処理水を貯留する本願発明の給水タンクとしての第一処理水タンク2と、第一処理水タンク2と送水ポンプ3を介して接続される本願発明の水使用装置としての第二水処理装置4と、第二水処理装置4による処理水を貯留する第二処理水タンク5と、制御器6とを主要部として備えている。
この実施例1の水処理システムは、本願発明の給水装置としての第一水処理装置1と、第一水処理装置1による処理水を貯留する本願発明の給水タンクとしての第一処理水タンク2と、第一処理水タンク2と送水ポンプ3を介して接続される本願発明の水使用装置としての第二水処理装置4と、第二水処理装置4による処理水を貯留する第二処理水タンク5と、制御器6とを主要部として備えている。
第一水処理装置1には、被処理水が供給される第一配管7が接続されている。第一水処理装置1および第一処理水タンク2の間,第一処理水タンク2および第二水処理装置4の間,第二水処理装置4および第二処理水タンク5の間は、それぞれ第二配管8,第三配管9,第四配管10で接続されている。第二処理水タンク5には、処理水使用機器(図示省略)へ処理水(純水)を供給する第五配管11が接続されている。
この実施1の水処理システムは、純水を生成する純水製造装置であり、第一水処理装置1および第二水処理装置4を、濾過機能をなす逆浸透膜装置としている。各水処理装置の内部に送水ポンプ(図示省略)を備えている。また、第一配管の上流側には、軟水装置(図示省略)などを接続することができる。
この実施例1の制御器6は、統括制御器としての第一制御器61と、第一水処理装置1,第二水処理装置4にそれぞれ備えた個別制御器としての第二制御器62,第三制御器63とから構成されている。この制御器6は、予め記憶した制御手順に基づき、第一給水制御と第二給水制御とを行う。第一給水制御には、通常時制御と、異常時制御とが含まれる。この制御手順のうち、第一給水制御を図2に、第二給水制御を図3にそれぞれ示している。
第一給水制御は、第一処理水タンク2内の水位を検出する第一水位センサ12の検出水位に応じて第一水処理装置1から第一処理水タンク2への第一給水量Q1(L:リットル)を制御する制御である。
この第一給水制御は、この実施例1では、第一制御器61は、第一水位センサ12からの信号を直接受けて第一水処理装置1を制御し、第一処理水タンク2内の水位が設定範囲に収まるように第一給水量Q1を制御するように構成している。
第一制御器61による第一水位センサ12の故障(以下、単にセンサ故障という。)時制御は、センサ故障と判定した時の第一給水量Q1の制御である。具体的には、センサ故障判定時、第一給水量Q1が、第二給水量Q2(L)と、第二給水制御時の第二処理水タンク5以外への流出水量Q3(L)とを合計した値,すなわち第二水処理装置4の水使用量Q4(L)と同量となるように、第一給水量Q1を制御する。この実施例1では、第二水処理装置4を逆浸透膜装置としているので、流出水量Q3は、この逆浸透膜装置からの第六配管16を通しての排水量となる。なお、第一水処理装置1の排水用の配管は、図示省略している。
センサ故障判定時の第二給水量Q2および流出水量Q3は、第二水処理装置4からの信号に基づいて演算する。すなわち、第二給水量Q2は、第二水処理装置4内に処理水の流量を検出する第二流量計18を備え、第二流量計18の検出信号である第二処理水流量の信号により求める。また、流出水量Q3は、第二水処理装置4において設定した回収率と
第二処理水流量とから演算する。また、センサ故障判定時の第一給水量Q1も第一水処理装置1からの信号に基づいて演算する。すなわち、第一給水量Q1は、第一水処理装置1内に処理水の流量を検出する第一流量計17の検出信号である第一処理水流量の信号により求める。
第二処理水流量とから演算する。また、センサ故障判定時の第一給水量Q1も第一水処理装置1からの信号に基づいて演算する。すなわち、第一給水量Q1は、第一水処理装置1内に処理水の流量を検出する第一流量計17の検出信号である第一処理水流量の信号により求める。
また、第二給水制御は、第二処理水タンク5内の水位を検出する第二水位センサ13の検出水位に応じて第二水処理装置4から第二処理水タンク5への第二給水量Q2を制御する制御である。そして、この第二給水制御における第二処理水タンク5への給水時には、送水ポンプ3を駆動する制御を行うように構成している。
この第二給水制御は、この実施例1では、第一制御器61は、第二水位センサ13からの信号を直接受けて第二水処理装置4を制御し、第二処理水タンク5内の水位が設定範囲に収まるように第二給水量Q2を制御するように構成している。
(実施例1の動作)
つぎに、実施例1の動作を図面に基づき説明する。図2を参照して、制御器6は、処理ステップS1(以下、処理ステップSNは、単にSNと称する。)で、第一水位センサ12が故障(異常)かどうかを判定する。この故障判定は、第一水位センサ12の通常の出力範囲の上限値を超えるか、または前記出力範囲の下限値を下回ると故障と判定する。また、バックアップ用の水位センサ(図示省略)を備えている場合は、このセンサと第一水位センサ12の出力に矛盾が生じたときもセンサ故障と判定するように構成できる。
つぎに、実施例1の動作を図面に基づき説明する。図2を参照して、制御器6は、処理ステップS1(以下、処理ステップSNは、単にSNと称する。)で、第一水位センサ12が故障(異常)かどうかを判定する。この故障判定は、第一水位センサ12の通常の出力範囲の上限値を超えるか、または前記出力範囲の下限値を下回ると故障と判定する。また、バックアップ用の水位センサ(図示省略)を備えている場合は、このセンサと第一水位センサ12の出力に矛盾が生じたときもセンサ故障と判定するように構成できる。
S1でNOが判定されると、通常時制御が行われる。すなわち、S2へ移行して、第一処理水タンク2への給水が必要かどうかを判定する。第一処理水タンク2内の水位が設定範囲の下限値を下回ると、S2でYESが判定される。そして、S3へ移行して第一水処理装置1を作動させて、第一処理水タンク2への給水を開始する。前記設定範囲の上限値を超えると、S2でNOが判定され、S4へ移行して第一水処理装置1の作動を停止して、第一処理水タンク2への給水を停止する。
S1でYESが判定されると、センサ故障時制御が行われる。すなわち、S5へ移行して、作動中の第二水処理装置4の水使用量Q4(=Q2+Q3)を演算する。そして、S6へ移行して第一水処理装置1を作動させて、前記水使用量Q4と同量分だけ第一処理水タンク2へ給水を行う。
つぎに、第二給水制御を図3に基づき説明する。S7において、第二処理水タンク5への給水が必要かどうかを判定する。第二処理水タンク5内の水位が設定範囲の下限値を下回ると、YESが判定され、S8へ移行して、第二水処理装置4を作動させ、第二処理水タンク5への給水を開始する。第二処理水タンク5内の水位が設定範囲の上限値を超えると、NOが判定され、S9へ移行して、第二水処理装置4を作動停止し、第二処理水タンク5への給水を停止する。
以上のように構成される実施例1の効果を説明する。センサ故障が判定されると、本来は第一給水制御が不可能な状態であるが、この実施例1では、第二水処理装置4の水使用量Q4(=Q2+Q3)に基づき、第一水処理装置1の第一給水量Q1が水使用量Q4と同量となるように、第一給水制御が行われる。この第一給水制御は、第一水位センサ12からの信号に基づくことなく行われるバックアップ制御である。。
その結果、第一水位センサ12の故障時でも、第一処理水タンク2を空にすることを防止でき、送水ポンプ3の焼損を防止することができる。また、必要以上に第一水処理装置1を作動させないので、第一処理水タンク2のオーバーフローを防止することができる。
こうして、第一水位センサ12の故障時でも、水処理システムの運転を継続することができる。
こうして、第一水位センサ12の故障時でも、水処理システムの運転を継続することができる。
以上の実施例1において、図4に示すように、第一制御器61の制御下において、第一水処理装置1に備えた第二制御器62と第二水処理装置4に備えた第三制御器63とにより、実施例1と同様の制御を行うことができる。すなわち、第二制御器62は、第一制御器61の制御下において、第一水位センサ12からの信号を受けて、第一処理水タンク2内の水位が設定範囲に収まるように第一給水量Q1を制御し、第三制御器63は、第二水位センサ13からの信号を受けて、第二処理水タンク5内の水位が設定範囲に収まるように第二給水量Q2を制御する。
この発明は、前記実施例1に限定されないものであり、図5に示す第二水処理装置4が排水を行わない、すなわち実施例1の第六配管16が存在しない水処理装置を含む水処理システムにも適用される。排水無しの水処理装置としては、軟水器,脱気装置などがある。この実施例2では、センサ故障時の制御は、図6に示す制御手順のS7,S10,S11により行われる。
この実施例2においても、第一水位センサ12の故障判定時の異常時制御は、第一給水量Q1が、第二給水量Q2と同量となるように制御される。この実施例2では、単位時間当たりの第一給水量R1(L/H)と単位時間当たりの第二給水量R2(L/H)とをほぼ等しく設定しているので、異常時制御は、図4に示す制御手順のS7,S10,S11により行われる。以下、S7,S10,S11による制御を説明する。その他の構成は、実施例1と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
図6を参照して、S7でYESが判定されると、S10へ移行して、第一水処理装置1および第二水処理装置4が作動され、第一処理水タンク2へは、単位時間当たりの第一給水量R1(L/H)で、また第二処理水タンク5へは単位時間当たりの第二給水量R2(L/H)で給水が開始される。こうして、第一給水量Q1が、第二給水量Q2と同量となるセンサ故障時制御が行われる。
第二処理水タンク5の水位が前記設定範囲の上限値を超え、S7でNOが判定されると、S11へ移行して、第一水処理装置1および第二水処理装置4を停止する。その結果、第一処理水タンク2および第二処理水タンク5への給水が停止される。
つぎに、この発明の実施例3を図7に基づき説明する。この実施例3において、図1に示す実施例1と異なるのは、実施例1の第二処理水タンク5を省略した点である。その他は、実施例1と同様であるので、同じ符号を付してその説明を省略する。この実施例3では、処理水使用機器からの処理水要求信号を第一制御器61または第三制御器63が受けて第二水処理装置4を制御するように構成することができる。
つぎに、この発明の実施例4を図8に基づき説明する。この実施例4において、図7に示す実施例3と異なるのは、実施例3の水使用装置としての第二水処理装置4を蒸気ボイラ19に代えた点である。その他は、実施例3と同様であるので、同じ符号を付してその説明を省略する。
この実施例4では、蒸気ボイラ19の水使用量Q4は、蒸気の供給量(第二給水量)Q2とブロー水量(流出水量)Q3とから演算するように構成している。具体的には、第二
給水量Q2は、蒸気ボイラ19の積算燃焼量から求め、流出水量Q3は、蒸気ボイラ19の積算燃焼量と予め定めたブロー率とから求める。そして、センサ12故障時、制御器6は、第一給水量Q1が、演算した使用水量Q4と同量となるように、第一水処理装置1を制御する。
給水量Q2は、蒸気ボイラ19の積算燃焼量から求め、流出水量Q3は、蒸気ボイラ19の積算燃焼量と予め定めたブロー率とから求める。そして、センサ12故障時、制御器6は、第一給水量Q1が、演算した使用水量Q4と同量となるように、第一水処理装置1を制御する。
この発明は、前記実施例4において、給水装置としての第一水処理装置1を、給水ポンプ20および第三流量計22を備えた給水装置21に代えた図9に示す実施例5を含むものである。この実施例5において、給水装置21以外のその他構成は、実施例4と同様であるので、同じ符号を付してその説明を省略する。
この実施例5では、給水装置21による第一給水量Q1は、第一給水量Q1を検出する第三流量計22の信号から得る。そして、センサ12故障時、制御器6は、第一給水量Q1が、蒸気ボイラ19の使用水量Q4と同量となるように、給水装置21の給水ポンプ20を制御する。なお、第一給水量Q1は、簡易的には給水ポンプ20の積算運転時間から演算することができる。
この発明は、前記実施例1〜5に限定されないものであり、例えば、実施例1および実施例3の第一水処理装置1を実施例5の給水装置21に代えることができる。
1 第一水処理装置
2 第一処理水タンク
3 送水ポンプ
4 第二水処理装置
5 第二処理水タンク
6 制御器
12 第一水位センサ
13 第二水位センサ
2 第一処理水タンク
3 送水ポンプ
4 第二水処理装置
5 第二処理水タンク
6 制御器
12 第一水位センサ
13 第二水位センサ
Claims (4)
- 給水装置と、前記給水装置による給水を貯留する給水タンクと、前記給水タンクと接続される水使用装置と、前記給水タンク内の給水を前記水使用装置へ送水する送水ポンプと、前記給水タンク内の水位を検出する水位センサの検出水位に応じて前記給水装置から前記給水タンクへの給水量を制御するとともに、前記水使用装置の水使用時に前記送水ポンプを駆動する制御器とを備える給水システムであって、
前記制御器は、前記水位センサの故障判定時、前記給水タンクへの給水量が、前記水使用装置の水使用量と同量となるように、前記給水装置を制御する
ことを特徴とする給水システム。 - 前記給水装置が第一水処理装置であり、
前記給水タンクが前記第一水処理装置による処理水を貯留する処理水タンクであり、
前記水使用装置が前記処理水タンクと接続される処理水使用装置であることを特徴とする請求項1に記載の給水システム。 - 前記処理水使用装置が第二水処理装置であり、
前記処理水使用装置の処理水使用量が、前記第二水処理装置から処理水使用機器への第二給水量と、前記第二水処理装置からの流出水量とを合計した値であることを特徴とする請求項2に記載の給水システム。 - 前記水使用装置がボイラであり、
前記水使用量が前記ボイラの蒸気または温水の供給量とブロー水量とを合計した値であることを特徴とする請求項1に記載の給水システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010234187A JP2012087510A (ja) | 2010-10-19 | 2010-10-19 | 給水システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010234187A JP2012087510A (ja) | 2010-10-19 | 2010-10-19 | 給水システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012087510A true JP2012087510A (ja) | 2012-05-10 |
Family
ID=46259426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010234187A Pending JP2012087510A (ja) | 2010-10-19 | 2010-10-19 | 給水システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2012087510A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105484324A (zh) * | 2016-01-04 | 2016-04-13 | 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 | 一种与冷却循环水池结合的单向稳压塔装置 |
CN107938764A (zh) * | 2017-11-22 | 2018-04-20 | 天津大禹净水有限公司 | 一种智能节能供水系统 |
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2010
- 2010-10-19 JP JP2010234187A patent/JP2012087510A/ja active Pending
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CN105484324A (zh) * | 2016-01-04 | 2016-04-13 | 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 | 一种与冷却循环水池结合的单向稳压塔装置 |
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