JP6255932B2 - ボイラシステム - Google Patents

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Description

本発明は、負荷機器から排出されるドレンを回収してボイラに供給するボイラシステムに関する。
従来、ボイラによって生成された蒸気を負荷機器に供給し、負荷機器において熱源として使用された蒸気が凝縮して発生するドレンを、ドレンタンクに回収して、再度ボイラに給水するドレン回収システムを備えたボイラシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−105442号公報
ところで、ドレン回収システムにおいては、ドレン供給ラインに配置されるバルブの弁体における異物の噛み込みや、バルブの開閉動作に係る電気信号のエラーにより、バルブの開閉動作に異常が生じる場合がある。この場合、ドレン供給ラインを介してボイラに供給されるドレンの給水が不足する。これを防ぐために、ドレンの給水を行うボイラシステムは、補給水をボイラに供給する補給水供給ラインを備えている。ボイラシステムは、ドレンタンク内の水位が設定水位を下回ったことを検知すると、ドレン回収システムのドレン供給ラインに配置されるバルブを閉じる。そして、ボイラシステムは、補給水供給ラインに配置されるバルブを開き、補給水を補給水供給ラインに流通させてボイラに供給する。しかし、ドレン回収システムのドレン供給ラインに配置されるバルブが閉じられてからボイラへの補給水の供給が開始されるまでの間、ボイラへのドレン及び補給水の供給は行われない。このとき、ボイラは、低水位状態となり、安全制御が働いて運転を停止することがある。その場合、ボイラから負荷機器への蒸気の供給が停止するという問題が発生する。
本発明は、ボイラへの給水が不足することを抑制するボイラシステムを提供することを目的とする。
本発明は、蒸気を生成し、生成された蒸気を負荷機器に供給するボイラと、前記負荷機器が蒸気を使用することによって凝縮して生じたドレンを回収するドレンタンクと、前記ドレンタンクと前記ボイラとを接続し、前記ドレンタンクに収容されたドレンを前記ボイラに供給するドレン供給ラインと、を備えるボイラシステムであって、前記ドレン供給ラインに配置され、前記ボイラに供給されるドレンの流量を検出するドレン流量検出部と、前記ドレン供給ラインに配置され、前記ボイラに供給されるドレンの流量を調整する第1の給水バルブと、前記ボイラへ補給水を供給する補給水供給ラインと、前記補給水供給ラインに配置され、前記補給水供給ラインを開くか又は閉じる第2の給水バルブと、前記ドレン流量検出部により検出されたドレンの流量に基づいて前記第1の給水バルブの開度を制御し、また、前記ドレン流量検出部により検出されたドレンの流量が低下したときに又は前記第1の給水バルブの異常を検知したときに前記第1の給水バルブを複数回開閉しても前記異常の検知が解除されない場合に、前記第1の給水バルブを閉じて前記第2の給水バルブを開く制御を行う制御部と、を備えるボイラシステムに関する。
本発明のボイラシステムによれば、ボイラへの給水が不足することを抑制するボイラシステムを提供することができる。
本発明の実施形態に係るボイラシステムの構成を示す図である。 ボイラシステムの第1実施形態に示す動作を説明するフローチャートである。 ボイラシステムの第2実施形態に示す動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明のボイラシステムの好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、図1により、ボイラシステム1の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るボイラシステム1の構成を示す図である。以下の説明において「ライン」とは、流路、経路、管路等の総称である。
図1に示すように、本実施形態のボイラシステム1は、ボイラ10と、蒸気ヘッダ11と、負荷機器12と、ドレンタンク20と、ドレン流量検出部としてのドレン流量計31と、補給水流量計32と、給水ポンプ40と、第1の逆止弁61と、第2の逆止弁62とを備える。
また、ボイラシステム1は、これらの機器を接続してドレンW1又は補給水W2を流通させる複数のラインと、これら複数のラインを開閉し又はラインを流通するドレンW1の流量を調整する複数のバルブと、これら複数のバルブの動作を制御する制御部70と、を備える。具体的には、ボイラシステム1は、ラインとして、ドレン供給ラインL1と、補給水供給ラインL2と、蒸気供給ラインL3と、ドレンラインL4と、を備える。また、ボイラシステム1は、バルブとして、第1の給水バルブ51と、第2の給水バルブ52と、第3の給水バルブ53と、を備える。
ボイラ10は、缶体2、送風機3、ダクト4、排気筒5、セパレータ6及び水位検出器(図示せず)を備えている。ボイラ10では、燃焼用空気G1は送風機3から供給され、燃料ガス(図示せず)は、ダクト4において燃焼用空気G1と混合され、缶体2内で燃焼して、缶体2内の上部ヘッダと下部ヘッダとを連結する多数の水管を加熱する。燃焼後の排気ガスG2は、排気筒5から外部へ排出される。蒸気は、主蒸気弁9を開くことでセパレータ6から取り出され、蒸気供給ラインL3を流通して蒸気ヘッダ11に供給される。水位検出器(図示せず)は、ボイラ10の水位を検出するものであり、制御部70に電気的に接続されている。
蒸気供給ラインL3の一端部は、ボイラ10のセパレータ6に接続され、蒸気供給ラインL3の他端部は、負荷機器12に接続されている。また、蒸気供給ラインL3の途中には、主蒸気弁9及び蒸気ヘッダ11が設けられている。蒸気供給ラインL3は、水管で発生した蒸気W3を、蒸気ヘッダ11を介して負荷機器12へ供給するラインである。
ドレンラインL4の一端部は、負荷機器12に接続され、ドレンラインL4の他端部は、ドレンタンク20に接続されている。ドレンラインL4は、負荷機器12から排出されたドレンW1を、ドレンタンク20に送出するラインである。ドレンラインL4には、蒸気は流出させずドレンW1のみを排出するスチームトラップ(図示せず)が設けられている。
蒸気ヘッダ11は、ボイラ10から蒸気供給ラインL3を介して供給された蒸気W3を一時的に溜めて、蒸気W3を使用する負荷機器12へ供給する機器である。蒸気ヘッダ11は、蒸気供給ラインL3において、ボイラ10と負荷機器12との間に設けられている。
負荷機器12は、ボイラ10から供給された蒸気W3により動作する装置(例えば、熱交換器)である。負荷機器12において使用された蒸気W3は、熱を奪われて凝縮し、ドレンW1となって排出される。負荷機器12から排出されたドレンW1は、ドレンラインL4を介してドレンタンク20に回収される。
ドレンタンク20は、負荷機器において熱交換に用いられた蒸気の一部が凝集して生じるドレンW1を回収して収容する。このドレンタンク20は、耐圧性を有し密閉可能な圧力容器により構成される。
ドレン供給ラインL1の一端部は、ドレンタンク20に接続され、ドレン供給ラインL1の他端部は、ボイラ10の前記下部ヘッダに接続されている。ドレン供給ラインL1には、図1に示すように、上流側から順に、第3の給水バルブ53、ドレン流量計31、第1の給水バルブ51、第1の逆止弁61及び第2の逆止弁62が設けられている。
ドレンタンク20に収容されたドレンW1は、ドレン供給ラインL1を流通して、ボイラ10に供給される。
補給水供給ラインL2の一端部は、給水タンク(図示せず)に接続されている。補給水供給ラインL2の他端部は、ドレン供給ラインL1における第1の逆止弁61と第2の逆止弁62との間に設けられるライン接続部J1に接続されている。補給水W2は、給水ポンプ40で昇圧された後、補給水供給ラインL2を流通して、ライン接続部J1に向けて供給される。補給水供給ラインL2を流通した補給水W2は、ライン接続部J1からドレン供給ラインL1を流通して、ボイラ10に供給される。
ドレン流量検出部としてのドレン流量計31は、ドレンタンク20からドレン供給ラインL1を介してボイラ10に供給されるドレンW1の流量を検出する。ドレン流量計31は、検出したドレンW1の流量の情報信号を制御部70に出力する。
補給水流量計32は、補給水供給ラインL2を介してボイラ10に供給される補給水W2の流量を検出する。給水ポンプ40は、補給水供給ラインL2における補給水流量計32よりも上流側に設けられており、補給水W2を昇圧してボイラ10に供給する。給水ポンプ40の稼働及び停止は、制御部70により制御される。
第1の逆止弁61は、ドレン供給ラインL1におけるドレン流量計31とライン接続部J1との間に設けられ、ドレンW1の逆流を防ぐ。第2の逆止弁62は、ドレン供給ラインL1におけるライン接続部J1よりも下流側に設けられ、ドレンW1及び補給水W2の逆流を防ぐ。
本実施形態において、第1の給水バルブ51、第2の給水バルブ52及び第3の給水バルブ53は、モータバルブにより構成される。
第1の給水バルブ51は、過電流検出センサ(図示せず)を備えており、ドレン供給ラインL1におけるドレン流量計31と第1の逆止弁61との間に設けられている。第1の給水バルブ51は、弁体の開度を調整して、ドレンタンク20からボイラ10に供給されるドレンW1の流量を調整可能にする。第1の給水バルブ51は、制御部70に電気的に接続されている。第1の給水バルブ51の開度は、制御部70により制御される。
第2の給水バルブ52は、過電流検出センサ(図示せず)を備えており、補給水供給ラインL2における補給水流量計32とライン接続部J1との間に設けられている。第2の給水バルブ52は、制御部70に電気的に接続されている。第2の給水バルブ52は、給水ポンプ40で昇圧された補給水W2を補給水供給ラインL2に流通させてボイラ10に供給する開状態と、給水ポンプ40で昇圧された補給水W2を補給水供給ラインL2に流通させずにボイラ10に供給させない閉状態と、に切り替え可能に構成される。第2の給水バルブ52は、その開状態と閉状態とを、制御部70により切り替え制御される。
第3の給水バルブ53は、ドレン供給ラインL1におけるドレンタンク20とドレン流量計31との間に設けられている。第3の給水バルブ53は、ドレンタンク20に収容されたドレンW1をドレン供給ラインL1に流通させてボイラ10に供給する開状態と、ドレンタンク20に収容されたドレンW1をドレン供給ラインL1に流通させずにボイラ10に供給させない閉状態と、に切り替え可能に構成される。
制御部70は、第1の給水バルブ51と、第2の給水バルブ52と、第3の給水バルブ53と、給水ポンプ40とを制御可能に構成される。
制御部70は、ドレン流量計31により検出されたドレンW1の流量に基づいて、第1の給水バルブ51の弁体の開度を制御する。制御部70は、ドレン流量計31により検出されたドレンW1の流量が所定の閾値を下回っていることを検知した場合又は第1の給水バルブ51の過電流検出センサ(図示せず)が所定の閾値以上の電流を検知した場合、第1の給水バルブ51及び第3の給水バルブ53を閉じて第2の給水バルブ52を開く制御を行う。制御部70は、水位検出器(図示せず)により検出されたボイラ10の水位に基づいて、給水ポンプ40のオン/オフを切り替える。例えば、制御部70は、水位検出器(図示せず)により検出されたボイラ10の水位が第1水位以上であることを検知した場合には、給水ポンプ40をオフにする制御を行う。制御部70は、水位検出器(図示せず)により検出されたボイラ10の水位が第1水位よりも低い第2水位以下であることを検知した場合には、給水ポンプ40をオンにする制御を行う。
第1の給水バルブ51は、異物の噛み込みや、バルブの開閉動作に係る電気信号のエラーによって過電流を生じる。制御部70は、第1の給水バルブ51の過電流検出センサ(図示せず)が所定の閾値以上の電流を検知した場合、第1の給水バルブ51を複数回開閉する制御を行う。
また、制御部70は、第1の給水バルブ51の過電流検出センサ(図示せず)が所定の閾値以上の電流を検知したときに、第1の給水バルブ51を複数回開閉しても継続して第1の給水バルブ51における電流が所定の閾値以上であることを検知した場合、第1の給水バルブ51及び第3の給水バルブ53を閉じて第2の給水バルブ52を開く制御を行う。
以上の構成によるボイラシステム1は、以下の第1実施形態に示すように動作する。図2は、ボイラシステムの第1実施形態に示す動作を説明するフローチャートである。
第1実施形態において、まず、ステップS11において、ボイラシステム1は、運転開始の指示を受ける。ボイラシステム1におけるボイラ10は、燃焼用空気G1と燃料ガス(図示せず)とをダクト4で混合させ、缶体2内において燃焼を開始させる。ボイラシステム1における制御部70は、通常の運転状態になるように各部を制御する。制御部70は、例えば、第2の給水バルブ52を閉状態にして、ドレン供給ラインL1を流通するドレンW1についてのドレン流量計31で検出した流量の情報信号に基づいて、第1の給水バルブ51の弁体の開度を調整する。このとき、第3の給水バルブ53は開状態となっている。
続けて、ステップS12において、制御部70は、ドレンW1についてのドレン流量計31で検出した流量の情報信号に基づいて、ドレン供給ラインL1におけるドレンW1の流量が所定の閾値を下回っているか否かを検知する。
制御部70は、ドレン供給ラインL1におけるドレンW1の流量が所定の閾値を下回っていることを検知した場合(ステップS12:YES)、処理をステップS13に進める。また、制御部70は、ドレン供給ラインL1におけるドレンW1の流量が所定の閾値を下回っていることを検知しない場合(ステップS12:NO)、処理をステップS12に戻す。
次いで、ステップS13において、制御部70は、第1の給水バルブ51及び第3の給水バルブ53を閉状態にさせ、第2の給水バルブ52を開状態にさせ、補給水W2をボイラ10へ供給可能な状態に切替える。
続けて、ステップS14において、制御部70は、ボイラ10の水位検出器(図示せず)で検出したボイラ10の水位についての情報信号に基づいて、ボイラ10の水位が第1水位よりも低い第2水位以下であるか否かを検知する。
制御部70は、ボイラ10の水位が第2水位以下であることを検知した場合(ステップS14:YES)、処理をステップS15に進める。また、制御部70は、ボイラ10の水位が第2水位以下であることを検知しない場合(ステップS14:NO)、処理をステップS14に戻す。
次いで、ステップS15において、制御部70は、給水ポンプ40をオンにして、給水ポンプ40を稼働させる。これにより、補給水W2は、給水ポンプ40で昇圧され、補給水供給ラインL2を流通して、ライン接続部J1に供給される。補給水供給ラインL2を流通した補給水W2は、ライン接続部J1からドレン供給ラインL1を流通して、ボイラ10に供給される。
続けて、ステップS16において、制御部70は、ボイラ10の水位検出器(図示せず)で検出したボイラ10の水位についての情報信号に基づいて、ボイラ10の水位が第1水位以上であるか否かを検知する。
制御部70は、ボイラ10の水位が第1水位以上であることを検知した場合(ステップS16:YES)、処理をステップS17に進める。また、制御部70は、ボイラ10の水位が第1水位以上であることを検知しない場合(ステップS16:NO)、処理をステップS16に戻す。
次いで、ステップS17において、制御部70は、給水ポンプ40をオフにして、ボイラ10への補給水W2の供給を停止させる。
続けて、ステップS18において、制御部70は、運転停止の指示を受けているかを確認する。
制御部70は、運転停止の指示を受けていない場合(ステップS18:NO)、処理をステップS14に戻す。また、制御部70は、運転停止の指示を受けている場合(ステップS18:YES)、ボイラシステム1の運転を停止するように各部を制御する。
また、ボイラシステム1は、以下の第2実施形態に示すように動作する。図3は、ボイラシステムの第2実施形態に示す動作を説明するフローチャートである。
第2実施形態におけるボイラシステム1の構成については、第1実施形態と同一であるため、同一の符号で図示し、説明を省略する。
第2実施形態において、まず、ステップS21において、ボイラシステム1は、運転開始の指示を受ける。
続けて、ステップS22において、制御部70は、第1の給水バルブ51の過電流検出センサ(図示せず)で検出した第1の給水バルブ51の開閉動作についての電気信号に基づいて、第1の給水バルブ51に過電流が流れているか否かを検知する。
制御部70は、第1の給水バルブ51に過電流が流れていることを検知した場合(ステップS22:YES)、処理をステップS23に進める。また、制御部70は、第1の給水バルブ51に過電流が流れていることを検知しない場合(ステップS22:NO)、処理をステップS25に進める。
次いで、ステップS23において、制御部70は、第1の給水バルブ51を複数回開閉させる。
続けて、ステップS24において、第1の給水バルブ51の過電流検出センサ(図示せず)で検出した第1の給水バルブ51の開閉動作についての電気信号に基づいて、第1の給水バルブ51に過電流が流れているか否かを検知する。
制御部70は、第1の給水バルブ51に過電流が流れていることを検知した場合(ステップS24:YES)、処理を第1実施形態におけるステップS13に進める。ステップS13以降の処理は、第1実施形態と同じである。また、制御部70は、第1の給水バルブ51に過電流が流れていることを検知しない場合(ステップS24:NO)、処理をステップS25に進める。
一方、ステップS25において、制御部70は、ドレンW1についてのドレン流量計31で検出した流量の情報信号に基づいて、ドレン供給ラインL1におけるドレンW1の流量が所定の閾値を下回っているか否かを検知する。
制御部70は、ドレン供給ラインL1におけるドレンW1の流量が所定の閾値を下回っていることを検知した場合(ステップS25:YES)、処理を第1実施形態におけるステップS13に進める。また、制御部70は、ドレン供給ラインL1におけるドレンW1の流量が所定の閾値を下回っていることを検知しない場合(ステップS25:NO)、処理をステップS22に戻す。
以上のような構成を有する本実施形態に係るボイラシステム1によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態におけるボイラシステム1は、蒸気を生成し、生成された蒸気を負荷機器12に供給するボイラ10と、負荷機器12が蒸気を使用することによって凝縮して生じたドレンW1を回収するドレンタンク20と、ドレンタンク20とボイラ10とを接続し、ドレンタンク20に収容されたドレンW1をボイラ10に供給するドレン供給ラインL1と、ドレン供給ラインL1に配置され、ボイラ10に供給されるドレンW1の流量を検出するドレン流量計31と、ドレン供給ラインL1に配置され、ボイラ10に供給されるドレンW1の流量を調整する第1の給水バルブ51と、ボイラ10へ補給水W2を供給する補給水供給ラインL2と、補給水供給ラインL2に配置され、補給水供給ラインL2を開くか又は閉じる第2の給水バルブ52と、を備えている。また、ボイラシステム1は、ドレン流量計31により検出されたドレンW1の流量に基づいて第1の給水バルブ51の弁体の開度を制御し、また、ドレン流量計31により検出されたドレンW1の流量が低下したときに又は第1の給水バルブ51の異常を検知したときに、第1の給水バルブ51及び第3の給水バルブ53を閉じて第2の給水バルブ52を開く制御を行う制御部70と、を備えている。
このため、ボイラシステム1は、ボイラ10の稼働中における第1の給水バルブ51の異物の噛み込みや、第1の給水バルブ51の開閉動作に係る電気信号のエラーによって、制御部70が第1の給水バルブ51の開閉動作の異常を検知することで、ボイラ10への補給水W2の供給を、速やかに開始することができる。また、ボイラシステム1は、ボイラ10の稼働中において、制御部70がドレンW1の流量の低下を検知することで、ボイラ10への補給水W2の供給を、速やかに開始することができる。このため、ボイラシステム1は、ドレンW1の供給から補給水W2の供給に切替わる際の時間の経過により発生するボイラ10への給水の停止を防止できる。ボイラシステム1は、第1の給水バルブ51において開閉動作の異常が発生した場合でも、ボイラ10に継続的な給水を行うことができ、ボイラの低水位の発生によるボイラの運転の停止を未然に防止して、負荷機器への継続的な蒸気の供給を行うことができる。つまり、ボイラシステム1は、ボイラ10への給水が不足することを抑制する。
また、本実施形態におけるボイラシステム1において、制御部70は、第1の給水バルブ51の異常を検知したときに、第1の給水バルブ51を複数回開閉する制御を行う。
このため、ボイラシステム1は、第1の給水バルブ51において異物の噛み込みが発生した場合でも、制御部70が第1の給水バルブ51を複数回開閉させることで、第1の給水バルブ51における異物の噛み込みを解消することができる。また、ボイラシステム1は、第1の給水バルブ51の開閉動作に係る電気信号のエラーが発生したとき、制御部70が第1の給水バルブ51を複数回開閉させることで、前記電気信号のエラーを解消できる場合がある。これらにより、ボイラシステム1は、ボイラ10に継続的にドレンW1の供給を行うことができる。
また、本実施形態におけるボイラシステム1において、制御部70は、第1の給水バルブ51の異常を検知したときに、第1の給水バルブ51を複数回開閉しても異常の検知が解除されない場合、第1の給水バルブ51及び第3の給水バルブ53を閉じて第2の給水バルブ52を開く制御を行う。
このため、ボイラシステム1は、第1の給水バルブ51において異物の噛み込みや、第1の給水バルブ51の開閉動作に係る電気信号のエラーが発生し、制御部70が第1の給水バルブ51を複数回開閉させても第1の給水バルブ51におけるこれらの異常を解消することが出来ない場合でも、ボイラ10への補給水W2の供給を速やかに開始して、ボイラ10に継続的に給水を行うことができる。
以上、本発明のボイラシステム1の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、補給水供給ラインL2の他端部は、ドレン供給ラインL1における第1の逆止弁61と第2の逆止弁62との間に設けられるライン接続部J1に接続されている。しかし、これに限定されず、補給水供給ラインL2の他端部は、ボイラ10に直接接続されていてもよい。この場合、給水タンク(図示せず)に収容された補給水W2は、ボイラ10に直接供給される。
また、本実施形態のボイラシステム1において、制御部70は、第1の給水バルブ51の過電流検出センサ(図示せず)が所定の閾値以上の電流を検知した場合、第1の給水バルブ51を複数回開閉する制御を行う。しかし、これに限定されず、制御部70は、第2の給水バルブ52の過電流検出センサ(図示せず)が所定の閾値以上の電流を検知した場合に、第2の給水バルブ52を複数回開閉する制御を行ってもよい。これにより、第2の給水バルブ52において所定の閾値以上の電流を検知した場合、制御部70は、第2の給水バルブ52を複数回開閉する制御を行う。従って、第2の給水バルブ52は、第2の給水バルブ52における異物の噛み込みや、第2の給水バルブ52の開閉動作に係る電気信号のエラーを解消することができる。
また、本実施形態のボイラシステム1において、第3の給水バルブ53は、過電流検出センサを備え、制御部70に制御されるように構成されていてもよい。これにより、第3の給水バルブ53において所定の閾値以上の電流を検知した場合、制御部70は、第3の給水バルブ53を複数回開閉する制御を行う。従って、第3の給水バルブ53は、第3の給水バルブ53における異物の噛み込みや、第3の給水バルブ53の開閉動作に係る電気信号のエラーを解消することができる。
また、本実施形態のボイラシステム1において、制御部70は、第1の給水バルブ51の過電流検出センサが所定の閾値以上の電流を検知したときに、第1の給水バルブ51を複数回開閉しても第1の給水バルブ51における電流が所定の閾値以上であることを検知すると、第1の給水バルブ51及び第3の給水バルブ53を閉じて第2の給水バルブ52を開くように制御している。しかし、これに限定されず、制御部70は、第1の給水バルブ51の開閉動作が所定時間行われた後に、第1の給水バルブ51における電流が所定の閾値以上であることを検知することで、第1の給水バルブ51及び第3の給水バルブ53を閉じて第2の給水バルブ52を開くように制御してもよい。
また、本実施形態のボイラシステム1において、ドレン供給ラインL1には、第1の給水バルブ51及び第3の給水バルブ53が設けられている。しかし、これに限定されず、ドレン供給ラインL1には、第1の給水バルブ51のみが設けられていてもよい。
1 ボイラシステム
10 ボイラ
12 負荷機器
20 ドレンタンク
31 ドレン流量計(ドレン流量検出部)
51 第1の給水バルブ
52 第2の給水バルブ
70 制御部
L1 ドレン供給ライン
L2 補給水供給ライン
W1 ドレン
W2 補給水

Claims (1)

  1. 蒸気を生成し、生成された蒸気を負荷機器に供給するボイラと、
    前記負荷機器が蒸気を使用することによって凝縮して生じたドレンを回収するドレンタンクと、
    前記ドレンタンクと前記ボイラとを接続し、前記ドレンタンクに収容されたドレンを前記ボイラに供給するドレン供給ラインと、を備えるボイラシステムであって、
    前記ドレン供給ラインに配置され、前記ボイラに供給されるドレンの流量を検出するドレン流量検出部と、
    前記ドレン供給ラインに配置され、前記ボイラに供給されるドレンの流量を調整する第1の給水バルブと、
    前記ボイラへ補給水を供給する補給水供給ラインと、
    前記補給水供給ラインに配置され、前記補給水供給ラインを開くか又は閉じる第2の給水バルブと、
    前記ドレン流量検出部により検出されたドレンの流量に基づいて前記第1の給水バルブの開度を制御し、また、前記ドレン流量検出部により検出されたドレンの流量が低下したときに又は前記第1の給水バルブの異常を検知したときに前記第1の給水バルブを複数回開閉しても前記異常の検知が解除されない場合に、前記第1の給水バルブを閉じて前記第2の給水バルブを開く制御を行う制御部と、を備えるボイラシステム。
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