JP5000909B2 - ボイラ装置の運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ボイラ装置の運転方法に関し、特に蒸気の質を監視しながらその結果に応じてボイラ装置の適切な運転を行なうボイラ装置の運転方法に関するものである。
ボイラ給水中の不純物は、ボイラ水中に留まり、これに蓄積されるが、一部は蒸気とともにボイラ装置外へ運ばれる。したがって、ボイラ給水中の不純物は、ボイラ装置内の配管や加熱管だけでなく、ボイラ装置外の熱交換器や配管等に対しても、スケールを生じさせ、かつ、腐食原因を生じさせる。同様に、ボイラ給水中の溶存酸素は、ボイラ装置内において腐食を促進させるだけでなく、蒸気を介してボイラ装置外においても腐食を促進させる。また、ボイラ給水等のpH値に関しても、これが所定の範囲からずれると、同様に、ボイラ装置内外で腐食を生じさせやすくなる。
このため、ボイラ装置では、ボイラ水のブローダウンを行ったり、ボイラ給水等に必要な薬液を注入し、種々の箇所における腐食やスケールの発生を防止している。
しかしながら、従来のボイラ装置では、ボイラ装置内のボイラ給水やボイラ水に関する水管理は充分になされているが、ボイラ装置から他の設備に供給されるスチーム自体の品質管理は、ボイラ給水やボイラ水に関する水管理に依存したものとなっており、充分になされているとは言えなかった。
とくに、食品工場や医薬品工場等では、取り扱い物への蒸気の混入又は蒸気の混入のおそれを考慮し、不純物に関する蒸気の品質が重要視されるが、かかる工場において、蒸気の品質を直接監視することは行なわれていない。このため、こうした工場では、脱酸素剤等のボイラ薬品に安全性の高い薬品を使用したり、又は、ボイラ薬品を全く使用しないことにより対応しており、ボイラ装置の運転が効率的かつ安定的になされているとは言えなかった。
この発明は、以上の点に鑑み、蒸気の品質を確保しつつ、ボイラ装置を効率的かつ安定的に運転できるボイラ装置の運転方法を提供することを目的とする。
この発明の請求項1記載の発明は、取り扱い物への蒸気の混入に際して、この蒸気中の不純物である全有機炭素及び/又はスケール原因物質の量に関する蒸気の品質が重要視される場合の、ボイラ装置の運転方法であって、ボイラ装置から供給される蒸気中の前記不純物の量を常時又は一定時間間隔で計測する計測工程と、前記計測工程で計測された前記不純物の量が、この不純物について予め定めた設定値を超えている場合には、前記供給用蒸気中の前記不純物の量が前記設定値以内に減少するまで、前記不純物量を減少させるように運転条件を変更して、前記ボイラ装置の変更運転を行う変更運転工程と、前記変更運転工程において、前記供給用蒸気中の前記不純物の量が前記設定値以内に減少すると、前記ボイラ装置を前記変更運転工程前の状態で運転する通常運転工程とを有することを特徴とする。
この発明では、供給用蒸気中の不純物量(全有機炭素量やスケール原因物質量)が設定値を超えると、ボイラ装置の運転が、この不純物量を設定値以内に減少させるような運転に変更される。このため、この発明では、供給用蒸気中の不純物量は、設定値内に抑えられ、この不純物に関して供給用蒸気の品質を確保することができる。すなわち、不純物が全有機炭素の場合、供給用蒸気中の全有機炭素量が設定値を超えると、ボイラ装置の運転が、この全有機炭素量を減少させるような運転に変更され、この全有機炭素量に関して供給用蒸気の品質が確保される。また、不純物がスケール原因物質の場合おいても、不純物が全有機炭素の場合と同様な運転がなされ、供給用蒸気中のスケール原因物質量に関して、供給用蒸気の品質が確保される。この場合、供給用蒸気中の不純物量を減少させるような運転は、一般的なボイラ装置の運転手法によって可能であるので、ボイラ装置の運転も効率的かつ安定的になすことができる。
また、この発明では、供給用蒸気中の不純物量が設定値より減少すると、ボイラ装置の運転が、変更前の通常運転に戻されるので、供給用蒸気中の不純物量が過剰に減少してしまうことはない。変更運転自体や運転の切り替えは、制御機器を用いて自動的に行ってもよいし、オペレータが手動で行ってもよい。
この発明の請求項2記載の発明は、取り扱い物への蒸気の混入に際して、この蒸気の凝縮水に電気伝導度を生じさせる原因物質の量に関する蒸気の品質が重要視され場合の、ボイラ装置の運転方法であって、ボイラ装置から供給される蒸気を凝縮させた凝縮水の電気伝導度を常時又は一定時間間隔で計測する計測工程と、前記計測工程で計測された前記電気伝導度値が、予め定めた設定値を超えている場合には、前記供給用蒸気の凝縮水の前記電気伝導度値が前記設定値以内に減少するまで、前記電気伝導度値を前記設定値以内に減少させるように運転条件を変更して、前記ボイラ装置の変更運転を行う変更運転工程と、前記変更運転工程において、前記凝縮水の前記電気伝導度値が前記設定値以内に減少すると、前記ボイラ装置を前記変更運転工程前の状態で運転する通常運転工程とを有することを特徴とする。
この発明では、供給用蒸気の凝縮水の電気伝導度値が設定値を超えると、ボイラ装置の運転が、電気伝導度値を減少させる運転に変更され、電気伝導度を生じさせる原因物質、すなわち無機系不純物の量が抑えられて、この無機系不純物に関して供給用蒸気の品質が確保される。また、この発明では、供給用蒸気の凝縮水の電気伝導度値が設定値より減少すると、ボイラ装置の運転が、変更前の通常運転に戻されるので、供給用蒸気の凝縮水の電気伝導度値を過剰に低下させてしまうことはない。なお、変更運転自体や運転の切り替えは、制御機器を用いて自動的に行ってもよいし、オペレータが手動で行ってもよい。
この発明の請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の場合に、前記変更運転工程における運転条件の変更は、ボイラ水のブローダウン率を上昇させることであることを特徴とする。
この発明の請求項1記載の発明によれば、供給用蒸気中の不純物量(全有機炭素量やスケール原因物質量)を設定値より増加させてしまうことはないので、不純物量に関する蒸気の品質が確保され、かかる不純物量に関して蒸気の品質が重要視される食品工場や医薬品工場等においても、かかるボイラ装置からの蒸気を容易に利用することができる。したがって、このような工場において、特殊な運転をしなくてもボイラ装置の運転が可能となり、効率的かつ安定的なボイラ運転が達成できる。
また、この発明によれば、供給用蒸気中の不純物量を設定値より増加させてしまうことはないので、不純物に起因して、この蒸気が用いられる熱交換器や配管等に生じる弊害(腐食やスケールの付着)を確実に防止できるとともに、この蒸気の復水をボイラ給水として使用した場合に、このボイラ給水中の不純物量を低減できる。
この発明の請求項2記載の発明によれば、電気伝導度を生じさせる供給用蒸気中の無機系不純物の量を設定値より増加させてしまうことはないので、この無機系不純物に関する蒸気の品質が確保され、かかる無機系不純物に関して蒸気の品質が重要視される食品工場や医薬品工場等においても、かかるボイラ装置からの蒸気を利用することができる。したがって、このような工場において、特殊な運転をしなくてもボイラ装置の運転が可能となり、効率的かつ安定的なボイラ運転が達成できる。また、この発明によれば、無機系不純物にはスケール原因物質も含まれるため、スケールの付着防止に関して、請求項1記載の発明と同様な効果を得ることができる。
この発明の請求項3記載の発明によれば、比較的容易に、供給用蒸気中の電気伝導度を生じさせる原因物質、すなわち無機系不純物を減少させることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
実施形態1.
図1はこの発明の一実施の形態に係るボイラ装置周りの主要機器配置を示している。
ボイラ装置Aは、図1の鎖線で示されるように、給水タンク10と、蒸気発生器としてのボイラ20と、スチームヘッダ30と、薬液注入装置40と、ブローダウン装置50と、蒸気品質管理装置60とを有している。また、このボイラ装置Aの外側には、図1で示されるように、ボイラ装置外設備として、原水タンク100と、蒸気使用設備110とが設けられている。
ここで、ボイラ装置Aは、供給用蒸気の品質を確保するという観点から、その範囲が定められており、この実施形態1のボイラ装置Aでは、例えば、給水タンク10はボイラ装置外設備であってもよい。また、ボイラ20は、比較的低圧の水管ボイラを前提としているが、丸ボイラ、貫流ボイラ、その他特殊ボイラであってもよいし、圧力も低圧、中圧、高圧の何れであってもよい。
原水タンク100に貯留された原水W0は、必要により水処理された後、配管L1を通って給水タンク10に供給される。給水タンク10内のボイラ給水W1は、不図示の給水ポンプで加圧された後、配管L2を通って、ボイラ20に供給される。ボイラ20で発生した蒸気S1は、必要により過熱された後、配管L3を通って、ボイラ装置出口に設けられたスチームヘッダ30に送られる。スチームヘッダ30中の供給用蒸気S2は、配管L10,L11,L12を通って、例えば熱交換器のような蒸気使用設備(この実施形態では蒸気使用設備110のみ示す)に供給され、その復水が、配管L13,L14,L15を通って、給水タンク10に回収される。
薬液注入装置40は、薬液タンク41と、薬注ポンプ42と、これらと配管L2とを連結する配管L4とから構成されている。薬液タンク41には、亜硫酸ナトリウムやヒドラジン等といった脱酸素剤を水に溶かした薬液が充填されている。薬注ポンプ42は、例えば、ストロークが調整可能なプランジャポンプであり、薬注タンク41内の薬液を、配管L4を通って、ボイラ給水ライン(配管L2中)に注入する。
ブローダウン装置50は、流量調整弁51と、ブローダウンタンク52と、これらとボイラ20(詳しくはボイラ20の缶体)とを連結する配管L5とから構成されている。ボイラ20中のボイラ水W2は、流量調整弁51を通って、例えば、一定量ずつブローダウンドラム52内に連続ブローされ、ブローダウンドラム52中で水と蒸気に分けられた後、ボイラ装置A内で利用されるか又は利用されずに排出される。
蒸気品質管理装置60は、供給用蒸気S2の凝縮水W3の水質(この実施形態では、全有機炭素(TOC)と電気伝導度)を分析し、所定の信号を発するものである。この蒸気品質管理装置60は、冷却器61と、水質分析用のTOC計62及び電気伝導度計63と、スチームヘッダ30の圧力計31用配管L6と冷却器61とを連結する配管L7と、冷却器61で冷却された供給用蒸気S2の凝縮水W3を流す配管L8とから構成される。TOC計62と電気伝導度計63とは、配管L8に接続され、供給用蒸気S2の凝縮水W3についてのTOC値と電気伝導度値とを、常時計測している。
ここで、計測されたTOC値は、蒸気中の有機系不純物の量を示すものであり、このTOCが金属部材の腐食原因ともなるものであるので、これが多ければ、蒸気やその復水と接する金属部材に腐食を生じさせる。また、電気伝導度値は、蒸気中の無機系不純物の量を示す値であり、この無機系不純物には、例えば、Ca2+、Mg2+、Fe2+、Na+、Cl-、SO4 2-、SiO2といったスケール原因物質が含まれる。したがって、電気伝導度値が大きく無機系不純物が多ければ、蒸気やその復水と接する部材にスケールが形成される。
TOC計62は、薬注ポンプ42のストロークを自動的に制御できるように、薬液注入装置40と配線により電気的に接続されている。TOC計62には、薬液注入装置40との関連で、ボイラ装置Aに変更運転を行わせるコントローラ62aが設けられている。このコントローラ63aは、計測された供給用蒸気S2中のTOC値が予め定めた設定値(例えば、50mS/m)を超えると、このTOC値が設定値内に減少するまで、通常運転の場合より、薬注ポンプ42のストロークを所定量だけ小さくして、給水ラインへの薬注量を減少(場合によっては無くす)させるような運転(変更運転)を行わせる。
電気伝導度計63は、流量調整弁51の開度を自動的に制御できるように、ブローダウン装置50と配線により電気的に接続されている。電気伝導度計63には、ブローダウン装置50との関連で、ボイラ装置Aに変更運転を行わせるコントローラ63aが設けられている。このコントローラ63aは、計測された供給用蒸気S2の凝縮水W3の電気伝導度値が予め定めた設定値(例えば、3mS/m)を超えると、この電気伝導度値が設定値内に減少するまで、通常運転の場合より、流量調整弁51の開度を所定量だけ大きくして、ボイラ水W2のブローダウン量を増加させるような運転(変更運転)を行わせる。
つぎに、このボイラ装置Aの運転方法について説明する。
まず、通常運転について説明する。ここで、通常運転とは、供給用蒸気S2の使用目的や使用条件等によって予め定められたボイラ装置Aの定常運転をいうものとする。
給水タンク10中のボイラ給水W1は、給水ポンプによってボイラ20に供給されるが、ボイラ給水W1には、薬液注入装置40によって一定量ずつ脱酸素効果のある薬液が注入されるので、ボイラ給水W1中の酸素濃度は減少する。この場合、ボイラ給水W1のpH値は、規定で定められた6〜9程度に保持されている。ボイラ20には、pH調整剤が初期投与されているので、ボイラ20中のボイラ水W2のpH値も、規定で定められた11〜12程度に保持されている。
また、ボイラ20の缶体からは、ブローダウン装置50により、一定量(例えば、通常のボイラ給水量の3%)のボイラ水W2が連続的にブローダウンされているので、ボイラ給水W1によって持ち込まれたボイラ水W2中の不純物(有機系不純物や無機系不純物)量は、比較的低く抑えられている。したがって、ボイラ20の缶体(詳しくはスチームドラム)中では、キャリオーバ等はほとんど生じず、蒸発したスチームのみがスチームヘッダ30へ送られる。スチームヘッダ30を出た供給用蒸気S2は、蒸気使用設備110に送られ、この蒸気使用設備110の熱交換器等で使用された後、復水に戻されて給水タンク10に回収される。
スチームヘッダ30内の供給用蒸気S2は、蒸気品質管理装置60によって、その凝縮水W3のTOC値と電気伝導度値が計測されるが、これらの値は設定値内であり、TOC計62や電気伝導度計63のコントローラ62a,63aから、薬液注入装置40やブローダウン装置50に変更運転を指示する信号は発せられない。したがって、不純物に関する供給用蒸気S2の品質は、適正に確保され、蒸気使用設備110や配管L10〜L15において、腐食やスケールが発生することはほとんどない。
つぎに、このボイラ装置Aの変更運転について説明する。例えば、蒸気の使用量がある時間帯だけ多くなり、この間、ボイラ装置の負荷が上がった場合には、給水タンク10からボイラ20への給水流量が増加する。この場合、ボイラ給水W1によって持ち込まれる無機系不純物は増加するが、ボイラ20からブローダウン量は一定であるため、この不純物はボイラ20に蓄積され、ボイラ水W2の不純物濃度は上昇する。このため、ボイラ20中でキャリオーバ等が生じやすくなり、供給用蒸気S2中にボイラ水W2が多く混入する。
この場合、電気伝導度計63が、設定値を超える電気伝導度値を計測するため、コントローラ63aがブローダウン装置50に信号を送って、流量調整弁51の開度を現状より大きく開かせ、ボイラ20からのブローダウン量を増加させる。そして、コントローラ63aは、供給用蒸気S2の凝縮水W3の電気伝導度値が設定値より減少するまで、この変更運転を継続させる。供給用蒸気S2の凝縮水W3の電気伝導度値が設定値より減少すると、ブローダウン量を元に戻し、この変更運転を終了させて、ボイラ装置Aの運転を以前の通常運転に復帰させる。
また、例えば、何らかの理由で薬液注入装置40からボイラ給水W1に注入される薬液の量が増加すると、薬液自体又はその反応物がボイラ20に蓄積され、ボイラ水W2中のTOC値が増加する。このため、TOCに由来する有機系不純物が、例えばキャリオーバ等により供給用蒸気S2に混入し、TOC計62が設定値を超えるTOC値を計測する。この場合、コントローラ62aが薬液注入装置40に信号を送って、薬注ポンプ42のストロークを小さくし、薬液注入装置40からボイラ給水ラインへの薬液注入量を減少させる。そして、コントローラ62aは、供給用蒸気S2の凝縮水W3のTOC値が設定値より減少するまで、この変更運転を継続させ、供給用蒸気S2の凝縮水W3のTOC値が設定値より減少すると、この変更運転を終了させて、ボイラ装置Aの運転を以前の通常運転に復帰させる。
もちろん、TOC計62のコントローラ62aと電気伝導度計63のコントローラ63aとが、同時に作動し、薬液注入装置40とブローダウン装置50との運転が同時に変更される変更運転も生じ得る。
図2は、このボイラ装置Aの運転方法を分かりやすく示すフローチャートである。すなわち、このボイラ装置Aの運転方法では、供給用蒸気S2の不純物(有機系又は無機系不純物)量を計測する計測工程H1の後に、この計測値が設定値以下であるか否かを判断する判断工程H2が設けられ、この判断工程H2の後に、計測値が設定値以下なら通常運転を行う通常運転工程H3と、計測値が設定値を超えていると、変更した運転条件でボイラ装置Aを運転する変更運転工程H4とが設けられる。その後計測工程H1に戻り、以下同様な工程が繰り返される。
以上のように、このボイラ装置Aの運転方法では、供給用蒸気S2中のTOC値(有機系不純物量)や電気伝導度値(無機系不純物量)が設定値を超えると、ボイラ装置の運転が、これらの不純物量を設定値以内に減少させるような運転に変更されるため、供給用蒸気S2中の有機系不純物量又は無機系不純物量又はこれらを合わせた全体の不純物量を、設定値内に抑えることができ、これらの不純物に関して供給用蒸気S2の品質を確保することができる。したがって、不純物量に関して蒸気の品質が重要視される食品工場や医薬品工場等においても、かかる運転がなされるボイラ装置Aからの蒸気を容易に利用することができ、このような工場において、安全性の高い特殊な薬液を用いた、非効率的なボイラ装置の運転をしたり、薬液を使用しない非安定的なボイラ装置の運転を行う必要はなくなる。
また、このボイラ装置Aの運転方法では、供給用蒸気S2中の各不純物量が設定値より減少すると、ボイラ装置の運転が、変更前の通常運転に戻されるので、供給用蒸気S2中の各不純物量を過剰(必要以上)に減少させてしまうことはない。
さらに、このボイラ装置Aの運転方法では、供給用蒸気S2中の有機系不純物量を設定値より増加させてしまうことはないので、有機系不純物に起因して、この蒸気が用いられる蒸気使用設備110や配管L10〜L15に生じる腐食を確実に防止できる。
また、このボイラ装置Aの運転方法では、供給用蒸気S2中の無機系不純物量を設定値より増加させてしまうことはないので、、無機系不純物に起因して、この蒸気が用いられる蒸気使用設備110や配管L10〜L15に生じるスケールの形成を確実に防止でき、熱交換効率の低下抑制による省エネルギー効果を達成できる。
さらに、このボイラ装置Aの運転方法では、供給用蒸気S2中の有機系不純物量や無機系不純物量をそれぞれ設定値より増加させてしまうことはないので、、供給用蒸気S2の復水の清浄化が図られ、この復水をボイラ給水W1として利用する場合に、ボイラ水W2中の不純物濃度を小さく維持できる。このことにより、このボイラ装置Aでは、ボイラ水W2のブローダウン率を低く維持でき、節水効果を得ることができるとともに、ボイラ20中で生じるキャリオーバを低減でき、その分、ボイラ20の運転を安定させることができる。
なお、蒸気品質管理装置60に、TOC計62又は電気伝導度計63の何れかのみを設け、TOC計62のコントローラ62aで薬液注入装置40を制御するか、又は電気伝導度計63のコントローラ63aでブローダウン装置50を制御するようにしてもよい。
また、通常運転において、薬液注入装置40からの薬液注入量や、ブローダウン装置50によるボイラ水W2のブローダウン量を、ボイラ20へ供給されるボイラ給水W1の流量に比例させるようにしてもよい。この場合、供給用蒸気S2の凝縮水W3の電気伝導度値を上昇させる原因としては、何らかの理由によるボイラ給水W1中の無機系不純物の増加が考えられる。
さらに、TOC計62や電気伝導度計63に、コントローラ62a,63aに替えて警報機を設け、TOC値や電気伝導度値が設定値を超えた場合に警報機から警報を発し、薬液注入装置40やブローダウン装置50を人手で操作するようにしてもよい。
実施形態2.
図3はこの発明の他の実施の形態に係るボイラ装置周りの主要機器配置示している。
実施形態2のボイラ装置Aの、実施形態1のボイラ装置Aとの違いは、給水タンク10に、ボイラ給水W1を加熱する給水加熱装置70を設けたことと、蒸気品質管理装置60に、TOC計62及び電気伝導度計63の替わりに、溶存酸素計64を設け、溶存酸素計64により計測された供給用蒸気S2の溶存酸素量によって、給水加熱装置70を制御するようにしたことである。
給水加熱装置70は、給水タンク10中に設けられる蒸気ヒータ71と、蒸気ヒータ71への蒸気量をON−OFF制御する制御弁72とから構成されており、制御弁72の制御によって、給水タンク10中のボイラ給水W1の温度がコントロールされる。なお、使用される加熱用蒸気には、ボイラ装置A内のもの(例えばブローダウンドラム52から排出されたもの)が使用される。
すなわち、溶存酸素計64は、制御弁72を自動的に制御できるように、この給水加熱装置70と配線により電気的に接続されているとともに、この溶存酸素計64には、給水加熱装置70との関連で、ボイラ装置Aの変更運転を行わせるコントローラ64aが設けられている。このコントローラ64aは、計測された供給用蒸気S2中の溶存酸素量が予め定めた設定値(1mg/Lが好ましく、0.5mg/Lが更に好ましい)を超えると、この溶存酸素量が設定値内に減少するまで、制御弁72を開いて給水タンク10内のボイラ給水W1の温度を上昇又は上昇後一定値に維持させる変更運転を行わせる。供給用蒸気S2中の溶存酸素量は、ボイラ給水W1中の溶存酸素量に比例すると考えられるので、給水タンク10内でボイラ給水W1の温度を上昇させることにより減少させることができる。
つぎに、このボイラ装置Aの運転方法について説明する。なお、通常運転の方法は、実施形態1のボイラ装置Aの運転方法と同じなので説明を省略する。
何らかの原因でボイラ給水W1中の溶存酸素量が上昇すると、これに伴い、供給用蒸気S2中の溶存酸素量も上昇する。この場合、溶存酸素計64が、設定値を超える溶存酸素量を計測するため、コントローラ64aが制御弁72を開かせ、蒸気ヒータ71に蒸気を送って給水タンク10中のボイラ給水W1の温度を上昇等させる。そして、コントローラ64aは、供給用蒸気S2中の溶存酸素量が設定値より減少するまで、この変更運転を継続させ、供給用蒸気S2中の溶存酸素量が設定値より減少すると、この変更運転を終了させて、ボイラ装置Aの運転を以前の通常運転に復帰させる。
以上のように、このボイラ装置Aの運転方法では、供給用蒸気S2中の溶存酸素量を設定値より増加させてしまうことはないので、溶存酸素に起因して、供給用蒸気S2が用いられる蒸気使用設備110や配管L10〜L15に生じる腐食を確実に防止できる。なお、このボイラ装置Aの運転方法では、供給用蒸気S2中の溶存酸素量が設定値より減少すると、ボイラ装置Aの運転が、変更前の通常運転に戻されるので、供給用蒸気S2中の溶存酸素量を過剰(必要以上)に減少させてしまうことはない。
また、このボイラ装置Aの運転方法では、供給用蒸気S2の復水をボイラ給水W1として使用した場合に、このボイラ給水W1中の溶存酸素量を低減できるとともに、腐食による水質悪化が抑えられる分、この復水を効果的にボイラ給水W1として利用することができる。
なお、溶存酸素計64に、コントローラ64aに替えて警報機を設け、供給用蒸気S2中の溶存酸素量が設定値を超えた場合に警報機から警報を発し、蒸気ヒータへの蒸気量をオペレータが手動弁にて操作するようにしてもよい。
また、溶存酸素の除去を化学的処理、例えば、脱酸素剤を使用する薬液注入装置40を用いて行なってもよい。この場合、コントローラ64aは、供給用蒸気S2の溶存酸素量が設定値を超えると、薬注ポンプ42のストロークを増加させて、ボイラ給水W1中に脱酸素剤を含む薬液を多めに注入させるとともに、溶存酸素量が設定値より減少すると、薬注ポンプ42のストロークを通常運転の状態に復帰させる。
さらに、溶存酸素の除去を機械的処理、例えば、窒素ガスを使用する窒素脱気器で行なってもよい。この場合、コントローラ64aは、供給用蒸気S2の溶存酸素量が設定値を超えると、ボイラ給水W1を窒素脱気器に導いて、ボイラ給水W1中の溶存酸素量を減少させ、溶存酸素量が設定値より減少すると、窒素脱気器をパイパスさせて、ボイラ給水W1をボイラ20に供給し、ボイラ装置Aの運転を通常運転に復帰させる。
実施形態3.
図4はこの発明の他の実施の形態に係るボイラ装置周りの主要機器配置示している。
この実施形態3のボイラ装置Aの、実施形態1のボイラ装置Aとの違いは、蒸気品質管理装置60に、TOC計62及び電気伝導度計63の替わりに、pH計65を設け、pH計65により計測された供給用蒸気S2中のpH値によって、ブローダウン装置50の流量調整弁51を制御するようにしたことである。
すなわち、pH計65は、流量調整弁51を自動的に制御できるように、ブローダウン装置50と配線により電気的に接続されているとともに、このpH計65には、ブローダウン装置50との関係で、ボイラ装置Aに変更運転を行わせるコントローラ65aが設けられている。このコントローラ65aは、計測された供給用蒸気S2中のpH値が予め定めた設定範囲5〜7を逸脱すると、このpH値が設定範囲内に収まるまで、流量調整弁51の開度を所定量だけ大きくして、ボイラ水W2のブローダウン量を増加させるような運転(変更運転)を行わせる。なお、通常、供給用蒸気S2中のpH値が5より小さくなることはあまりないので、ここでは、pH値が7を超える場合を想定して説明している。
つぎに、このボイラ装置Aの運転方法について説明する。なお、通常運転の方法は、実施形態1のボイラ装置Aの運転方法と同じなので説明を省略する。
例えば、ボイラ水W2中の不純物濃度が上昇すると、ボイラ20内でキャリオーバが生じやすくなり、pH値の高いボイラ水W2が蒸気S1に混入して、供給用蒸気S2のpH値が上昇する。この場合、pH計65が設定範囲を逸脱するpH値を計測するため、コントローラ65aがブローダウン装置50に信号を送って、流量調整弁51の開度を現状より大きく開かせ、ボイラ20からのブローダウン量を増加させる。そして、コントローラ65aは、供給用蒸気S2のpH値が設定範囲に収まるまで、この変更運転を継続させ、供給用蒸気S2のpH値が設定範囲に収まるると、この変更運転を終了させて、ボイラ装置Aの運転を以前の通常運転に復帰させる。
以上のように、このボイラ装置Aの運転方法では、供給用蒸気S2のpH値を設定範囲に納めるようにしているので、pH値に起因して、供給用蒸気S2が用いられる蒸気使用設備110や配管L10〜L15に生じる腐食を確実に防止できる。
また、このボイラ装置Aの運転方法では、供給用蒸気S2の復水をボイラ給水W1として使用した場合に、このボイラ給水W1のpH値を適正な範囲に維持できるとともに、腐食による水質悪化が抑えられる分、この復水を効果的にボイラ給水W1として利用することができる。
なお、ボイラ給水W1は、比較的pH値の高い復水と比較的pH値の低い原水W0とが給水タンク10中で混合されたものであるので、変更運転を、ボイラ20からのブローダウン量の増加とせず、ボイラ給水W1に対する原水W0の割合を増加させるような運転としてもよい。もちろん、変更運転を、ブローダウン量の増加と、ボイラ給水W1に対する原水W0の割合の増加とを組み合わせたものとしてもよい。
また、pH計65に、コントローラ64aに替えて警報機を設け、供給用蒸気S2のpH値が設定範囲を逸脱した場合に警報機から警報を発し、ブローダウン装置50を人手で操作するようにしてもよい。
さらに、実施形態1〜実施形態3のボイラ装置Aにおいて、TOC計62、電気伝導度計63、溶存酸素計64、及びpH計65による計測を、常時でなく、一定時間毎に所定時間だけ行い、その計測値に基づいて、コントローラ62a,63a,64a,65aが、薬液注入装置40、ブローダウン装置50、及び給水加熱装置70等を制御するようにしてもよい。
また、実施形態1〜実施形態3のボイラ装置Aにおいて、コントローラ62a,65aによる薬注ポンプ42のストローク調整や、コントローラ63a,64aによる流量調整弁51や制御弁72の開度調整は、一度に行ってもよいし、所定値まで少しずつ変化させるようにしてもよいし、一度行った後、計測値に変化が生じない場合、追加して行ってもよい。
さらに、計測される、TOC値、電気伝導度値、溶存酸素値に、許容値と、これより小さい変更運転開始設定値を設け、これらの計測値が確実に許容値を超えないようにしてもよい。また、変更運転開始設定値より小さい通常運転復帰設定値を設け、変更運転と通常運転とが頻繁に繰り返されるのを防止してもよい。pH値の場合には、上下の変更運転開始設定値の間に通常運転復帰設定値をそれぞれ設ければよい。
また、実施形態1〜実施形態3で示した以外に、TOC、電気伝導度、溶存酸素濃度、pHの組合せを考え、組み合わされたものを同時に計測して、ボイラ装置Aの運転をするようにしてもよい。
さらに、変更運転は、実施形態1〜実施形態3で示したものを組み合わせてもよいし、他の運転であってもよい。
本発明は、各種工場内ボイラ、発電所用ボイラなど様々なボイラに適用することができる。
この発明の実施形態1に係るボイラ装置周りの主要機器配置と、水、蒸気、信号等の流れを示す図である。 図1で示されるボイラ装置の運転方法を示すフローチャートである。 この発明の実施形態2に係るボイラ装置周りの主要機器配置と、水、蒸気、信号等の流れを示す図である。 この発明の実施形態3に係るボイラ装置周りの主要機器配置と、水、蒸気、信号等の流れを示す図である。
20 ボイラ
40 薬液注入装置
50 ブローダウン装置
60 蒸気品質管理装置
62 TOC計
63 電気伝導度計
64 溶存酸素計
65 pH計
70 給水加熱装置
A ボイラ装置
H1 計測工程
H4 変更運転工程
S2 供給用蒸気

Claims (3)

  1. 取り扱い物への蒸気の混入に際して、この蒸気中の不純物である全有機炭素及び/又はスケール原因物質の量に関する蒸気の品質が重要視される場合の、ボイラ装置の運転方法であって、
    ボイラ装置から供給される蒸気中の前記不純物の量を常時又は一定時間間隔で計測する計測工程と、前記計測工程で計測された前記不純物の量が、この不純物について予め定めた設定値を超えている場合には、前記供給用蒸気中の前記不純物の量が前記設定値以内に減少するまで、前記不純物量を減少させるように運転条件を変更して、前記ボイラ装置の変更運転を行う変更運転工程と、前記変更運転工程において、前記供給用蒸気中の前記不純物の量が前記設定値以内に減少すると、前記ボイラ装置を前記変更運転工程前の状態で運転する通常運転工程とを有することを特徴とするボイラ装置の運転方法。
  2. 取り扱い物への蒸気の混入に際して、この蒸気の凝縮水に電気伝導度を生じさせる原因物質の量に関する蒸気の品質が重要視され場合の、ボイラ装置の運転方法であって、
    ボイラ装置から供給される蒸気を凝縮させた凝縮水の電気伝導度を常時又は一定時間間隔で計測する計測工程と、前記計測工程で計測された前記電気伝導度値が、予め定めた設定値を超えている場合には、前記供給用蒸気の凝縮水の前記電気伝導度値が前記設定値以内に減少するまで、前記電気伝導度値を前記設定値以内に減少させるように運転条件を変更して、前記ボイラ装置の変更運転を行う変更運転工程と、前記変更運転工程において、前記凝縮水の前記電気伝導度値が前記設定値以内に減少すると、前記ボイラ装置を前記変更運転工程前の状態で運転する通常運転工程とを有することを特徴とするボイラ装置の運転方法。
  3. 前記変更運転工程における運転条件の変更は、ボイラ水のブローダウン率を上昇させることであることを特徴とする請求項2に記載のボイラ装置の運転方法。
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