JP5157276B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
少なくともソース領域222とドリフト領域226を分離している範囲内のボディ領域225の表面140aに、ゲート絶縁膜228が形成されている。また、ゲート絶縁膜228を介して前記した範囲内のボディ領域225に対向しているゲート電極229が形成されている。
第1区画領域200に形成されているパワーMOSFET102は、第1導電型のソース領域222−第2導電型のボディ領域225−第1導電型のドリフト領域226の順に配置されている領域構造を備えており、第2導電型のボディ領域225に第1導電型のチャンネルが形成されて導通するユニポーラ型の半導体素子である。
第2区画領域300に形成されているトランジスタ103は、第1導電型のエミッタ領域343−第2導電型のベース領域346−第1導電型の埋め込みコレクタ領域347の順に配置されている領域構造を備えているバイポーラ型の半導体素子である。
例えば、図19の場合、p型の不純物イオンを注入することによって、半導体素子102のボディ領域225と、半導体素子103のベース領域346を同時に形成することができる。また、n型の不純物イオンを注入することによって、半導体素子102のソース領域222と、半導体素子102のドレイン領域224と、半導体素子103のエミッタ領域343と、半導体素子103のコレクタ領域342を同時に形成することができる。さらに、p型の不純物イオンを注入することによって、半導体素子102のボディコンタクト領域223と、半導体素子103のベースコンタクト領域344を同時に形成することができる。1回の不純物イオンの注入によって複数個の領域を同時に製造することができれば、半導体装置100の製造工程数を低減することができる。
半導体素子103の埋め込みコレクタ層347を形成するために、第2区画領域300の活性層140の深部にn型の不純物イオンを注入する必要がある。この際に、第1区画領域200の活性層140の深部にまでn型の不純物イオンが注入されても問題はない。
例えば、第2区画領域300に、図20に例示するバーティカルタイプのpnpトランジスタ(以降、半導体素子104という)を形成する場合について考察する。半導体素子104は、半導体素子103とは導電型が反対である。
この場合、ユニポーラ型半導体素子102のボディ領域225の導電型(図19の場合はp型)と、バイポーラ型半導体素子104のベース領域445の導電型(図20の場合はn型)が反対である。この場合、半導体素子104の埋め込みコレクタ領域447はp型である必要がある。しかるに、図19の半導体素子102の構造では、活性層140の深部をp型の半導体領域とすると、そのp型の半導体領域が周囲から絶縁されるために電位が不安定となり、半導体素子102の動作が不安定となる。半導体素子102の動作を安定させるためには、第1区画領域200の活性層140の深部をp型とすることができない。そこで、第2区画領域300にp型の埋め込みコレクタ領域447を形成する際に、第1区画領域200の表面にマスクを形成し、第1区画領域200にp型不純物イオンが注入されないようにしておく必要がある。このために、半導体装置の製造工程数が多くなる。
本発明は、上記の問題点を解決するために創案された。本発明では、ボディ領域の導電型とベース領域の導電型が異なるユニポーラ型半導体素子とバーティカルタイプのバイポーラ型半導体素子を、同一の半導体基板に簡単に作り込むことができる技術を提供する。一般的にいえば、第1導電型領域−第2導電型領域−第1導電型領域の順に配置されている領域構造(すなわちボディ領域が第2導電型である)を有するユニポーラ型半導体素子と、第2導電型領域−第1導電型領域−第2導電型領域の順に配置されている領域構造(すなわちベース領域が第1導電型である)を有するバーティカルタイプのバイポーラ型半導体素子の双方が形成されている半導体装置を、同一の半導体基板に簡単に作り込むことができる技術を提供する。
本発明で実現された半導体装置は、活性層の浅い部分に形成されている第1導電型の浅層と、活性層の深い部分に形成されている第2導電型の深層と、活性層の表面から活性層を貫通して埋め込み絶縁層に達するまで伸びており、活性層を第1区画領域と第2区画領域に分離する分離帯を備えている。本発明で実現された半導体装置では、第1区画領域に、第1導電型の浅層をドリフト領域とするとともに第2導電型の深層をリサーフ領域とするユニポーラ型半導体素子が形成されている。第2区画領域に、第1導電型の浅層をベース領域とするとともに第2導電型の深層を埋め込みコレクタ領域とするバイポーラ型半導体素子が形成されている。
第1区画領域と第2区画領域の深層は第2導電型の半導体領域であり、双方の区画領域の深部に第2導電型の不純物イオンを注入することにより形成することができる。同様に第1区画領域と第2区画領域の浅層は第1導電型の半導体領域であり、双方の区画領域の浅部に第1導電型の不純物イオンを注入することにより形成することができる。
したがって、第2区画領域の埋め込みコレクタ領域を形成するために、第1区画領域にマスクを形成してから不純物イオンを注入する必要がない。第2区画領域のベース領域を形成するために、第1区画領域にマスクを形成してから不純物イオンを注入する必要がない。また、第1区画領域のリサーフ領域を形成するために、第2区画領域にマスクを形成してから不純物イオンを注入する必要がない。第1区画領域のドリフト領域を形成するために、第2区画領域にマスクを形成してから不純物イオンを注入する必要もない。第1区画領域と第2区画領域の双方に不純物イオンを注入して製造することができ、半導体領域を形成する工程数を低減化することができる。
この場合、ドレイン領域以外の浅層を第1導電型のドリフト領域とするLDMOS(Laterally Diffused MOS)が形成される。第2導電型の深層はリサーフ領域として機能する。深層が第2導電型であっても、LDMOSの動作が不安定となることがなく、耐圧性能が向上する。
この場合、エミッタ領域とベースコンタクト領域以外の浅層を第1導電型のベース領域とするバーティカルタイプのバイポーラトランジスタが形成される。
このバイポーラトランジスタは、ユニポーラトラ型半導体素子と多くの共通工程を経て製造することができる。ユニポーラ型半導体素子のボディ領域の導電型と、バイポーラ型半導体素子のベース領域の導電型とが、異なるユニポーラ型半導体素子とバイポーラ型半導体素子を同一の半導体基板に簡単に作り込むことができる。
場所P1での深さDにおける不純物イオンの注入密度をAとし、場所P2での深さDにおける不純物イオンの注入密度をBとしたときに、本発明の方法は、深さと不純物イオンの注入密度の関係から、深さDでの注入密度がBとなる注入エネルギーと注入量を選択する工程を備えている。本発明の方法は、そうして選択した注入エネルギーと注入量によるときの深さと不純物イオンの注入密度の関係を、深さDでの注入密度がAとなるだけ半導体基板の表面側にシフトさせるのに要するシフト量を選択する工程と、選択したシフト量を実現するフィールド酸化膜の厚みを選択する工程と、深さDにおける不純物イオンの注入密度をAとする範囲の半導体基板の表面に、選択された厚みのフィールド酸化膜を形成する工程を備えている。本発明の方法は、フィールド酸化膜を形成しておいて、前記工程で選択した注入エネルギーと注入量で不純物イオンを注入する工程を備えている。
上記方法によると、場所P1での深さDにおける不純物イオンの注入密度がAとなり、場所P2での深さDにおける不純物イオンの注入密度がBとなる。一度の不純物注入工程で、同一深さでの不純物イオンの注入密度が場所によって相違する不純物注入パターンを形成することができる。
なお、フィールド酸化膜は、層間絶縁膜等として活用してもよいし、イオン注入工程後に除去してもよい。
上記したイオン注入工程を同じ半導体基板に対して複数回にわたって実施してもよい。複数回にわたって実施する場合には、実施するたびに、所定深さDの値や、注入密度A,Bの値を変更してもよい。あるいは、実施するたびに、不純物イオンの導電型等を変更してもよい。
本発明は、一度の不純物注入工程で、不純物注入総量が場所によって相違する不純物注入パターンを形成することができる。
本発明の不純物イオンの注入方法では、活性層へ不純物イオンを多く注入したい場所P3での不純物注入総量をEとし、活性層へ不純物イオンを少なく注入したい場所P4での不純物注入総量をF(F<E)としたときに、活性層の深さと不純物イオンの注入密度の関係から、埋め込み絶縁層内にも不純物イオンが注入されて前記不純物注入総量がFとなる注入エネルギーと注入量を選択する工程を実施する。この場合、注入した不純物イオンの一部は活性層を貫通して埋め込み絶縁層に侵入する。活性層に留まる不純物イオンの量が減少する。
本方法では、そうして選択した注入エネルギーと注入量によるときの深さと不純物イオンの注入密度の関係を、不純物注入総量がEとなるだけ活性層の表面側にシフトさせるのに要するシフト量を選択する工程と、そのシフト量を実現するフィールド酸化膜の厚みを選択する工程と、不純物注入総量をEとしたい範囲の活性層の表面に、厚み選択工程で選択した厚みのフィールド酸化膜の形成する工程を備えている。フィールド酸化膜を形成してから、前記工程で選択した注入エネルギーと注入量で不純物イオンを注入すると、場所P3での不純物注入総量がEとなり、場所P4での不純物注入総量がFとなる。
ここで、埋め込み絶縁層内に注入された不純物イオンは、製造後の半導体装置の性能に影響しないとみることができる。場所P4では、埋め込み絶縁層内に所定量の不純物イオンが注入されるように、不純物イオンの注入エネルギーと注入量を設定する。場所P3では、上記所定量よりも少ない量(ゼロの場合も含む)の不純物イオンが埋め込み絶縁層に注入されるように、場所P3を含む領域の表面にフィールド酸化膜を形成する。
本発明の半導体装置の製造方法によると、一度の不純物注入工程で、フィールド酸化膜が表面に形成されている範囲(場所P3を含む)と、形成されていない範囲(場所P4を含む)とで、不純物注入総量が相違している注入パターンを半導体基板に形成することができる。
なお、フィールド酸化膜は、層間絶縁膜等として活用してもよいし、イオン注入工程後に除去してもよい。
上記したイオン注入工程を同じ活性層に対して複数回にわたって実施してもよい。複数回にわたって実施する場合には、実施するたびに、不純物注入総量E,Fの値や、不純物イオンの導電型等を適宜変更してもよい。
(第1特徴)p型ボディ領域にnチャネルが形成されるユニポーラ型半導体素子と、バーティカルタイプのpnpトランジスタが混載されている半導体装置を形成する。
(第2特徴)n型ボディ領域にpチャネルが形成されるユニポーラ型半導体素子と、バーティカルタイプのnpnトランジスタが混載されている半導体装置を形成する。
(第3特徴)半導体基板の単位表面積当たりの不純物イオンの注入量を半導体基板の深さ方向に累積した不純物注入総量が、場所によって変化している注入パターンを形成する。その注入方法は、以下の工程を実施する。
(1)半導体基板へ不純物イオンを多く注入したい場所での不純物注入総量をPとし、半導体基板へ不純物イオンを少なく注入した場所での不純物注入総量をQ(Q<P)としたときに、半導体基板の深さと不純物イオンの注入密度の関係から、不純物注入総量がPとなる注入エネルギーと注入量を選択する工程;
(2)前記の注入エネルギーと注入量によるときの半導体基板の深さと不純物イオンの注入密度の関係を、フィールド酸化膜内にも不純物イオンが留まって前記不純物注入総量がQとなるだけ活性層の表面側にシフトさせるのに要するシフト量を選択する工程;
(3)そのシフト量を実現するフィールド酸化膜の厚みを選択する工程;
(4)前記不純物注入総量をQとしたい範囲の半導体基板の表面に、前記厚み選択工程で選択された厚みのフィールド酸化膜を形成する工程;
(5)前記(1)の工程で選択された注入エネルギーと注入量で不純物イオンを注入する工程。(図18参照)
本発明を具現化した半導体装置とその製造方法の第1実施例を、図1〜図8を参照して説明する。本実施例は本発明を、P型のボディ領域にnチャネルが形成されるLDMOS(Laterally Diffused MOS)と、バーティカルタイプのpnpバイポーラトランジスタを混載している半導体装置に適用したものである。
図1は、半導体装置10の要部断面図である。図2〜図8は、半導体装置10の製造方法を説明する図である。
半導体装置10は、ユニポーラ型半導体素子2と、バイポーラ型半導体素子4の双方を備えている複合半導体装置である。半導体装置10は、基板11と、埋め込み絶縁層12と、活性層14が積層されているSOI基板21から形成されている。加工前の活性層14はn型である。
活性層14の深い部分には、p型の半導体層(以降、深層7aという)が形成されている。活性層14の浅い部分には、n型の半導体層(以降、浅層6aという)が形成されている。活性層14の表面14aから活性層14を貫通して埋め込み絶縁層12の表面に達している分離帯16が形成されている。分離帯16により、SOI基板21は、第1区画領域20と第2区画領域40に区画されている。第1区画領域20の活性層14には、ユニポーラ型半導体素子であるnチャネルのLDMOS(以降、半導体素子2という)が形成されている。第2区画領域40の活性層14には、バイポーラ型半導体素子であるバーティカルタイプのnpnトランジスタ(以降、半導体素子4という)が形成されている。後記するように、半導体素子2のボディ領域25はp型であり、半導体素子4のベース領域46はp型であり、反対導電型である。
半導体素子2は、2個のp型のボディ領域25を備えている。各ボディ領域25は、活性層14の表面14aに露出しているとともに、浅層6aを貫通して深層7aにまで達している。本実施例では、各ボディ領域25が、深層7aを貫通して埋め込み絶縁層12に達している。各ボディ領域25の表面に臨む位置にn型のソース領域22が形成されている。各ソース領域22は、活性層14の表面14aに露出している。また、各ボディ領域25の表面に臨む位置にp型のボディコンタクト領域23が形成されている。各ボディコンタクト領域23は、活性層14の表面14aに露出しているとともに、各ソース領域22と隣接している。また、ドリフト層として機能する浅層6aの表面に臨む位置に、n型のドレイン領域24が形成されている。ドレイン領域24は、2個のソース領域22の中間付近で、活性層14の表面14aに露出している。なお、ボディ領域25は、ソース領域22とボディコンタクト領域23を取り囲んでおり、ソース領域22とドリフト領域26を分離している。また、ドリフト領域26は、ボディ領域25とドレイン領域24を分離している。ドレイン領域24以外の浅層6aはドリフト領域26として機能する。深層7aは、ボディ領域25と同電位に維持され、リサーフ領域27として機能する。
ソース領域22とボディコンタクト領域23に接続しているソース電極Sが形成されている。ドレイン領域24に接続しているドレイン電極Dが形成されている。またゲート電極Gは、ゲート電圧調整回路に接続されている。
例えば、ソース電極Sを接地し、ドレイン電極Dに正電圧を印加した状態で、ゲート電極Gに印加するゲート電圧をオン・オフする。これにより、ソース領域22とドレイン領域24間を流れる電流がオン・オフする。
ゲート電極Gに閾値以上のゲート電圧を印加すると、ゲート電極Gにゲート絶縁膜28を介して対向しているp型のボディ領域25がn型に反転し、チャネル領域が形成される。形成されるチャネル領域は、ソース領域22とドリフト領域26の両者に達する。これにより、n+型のソース領域22から流出した電子が、チャネル領域を介してドリフト領域26に注入される。電子は、ドリフト領域26からドレイン領域24を介してドレイン電極Dへと排出される。これにより、半導体素子2がオン状態となる。
ゲート電極Gに印加する電圧が閾値未満になると、ボディ領域25に形成されていたチャネル領域が消失する。そして、半導体素子2はオフ状態に移行する。ボディ領域25とドリフト領域26との間のpn接合面から空乏層が広く形成される。また、ドリフト領域26とリサーフ領域27との間のpn接合面からも空乏層が広く形成される。空乏層が大きく広がるために、高い耐圧特性が得られる。
半導体素子4は、p型のコレクタ導通領域45を備えている。コレクタ導通領域45は、活性層14の表面14aから浅層6aを貫通して深層7aに達している。コレクタ導通領域45の表面に臨む位置にp型のコレクタ領域42が形成されている。半導体素子4は、p型のエミッタ領域43を備えている。エミッタ領域43は、活性層14の表面14aに露出している。半導体素子4は、n型のベースコンタクト領域44を備えている。ベースコンタクト領域44は、活性層14の表面14aに露出している。本実施例では、図1に示す左側から、コレクタ領域42とエミッタ領域43とベースコンタクト領域44の順に、活性層14の表面14aに形成されている。エミッタ領域43とベースコンタクト領域44以外の浅層6aは、n型のベース領域46として機能する。深層7aは、コレクタ導通領域45によってコレクタ領域42と接続され、埋め込みコレクタ領域47として機能する。
コレクタ領域42に接続しているコレクタ電極Cが形成されている。エミッタ領域43に接続しているエミッタ電極Eが形成されている。ベースコンタクト領域44に接続しているベース電極Bが形成されている。
エミッタ電極Eを接地し、ベース電極Bとエミッタ電極Eの間に電源を接続する。これにより、ベースコンタクト領域44とエミッタ領域43の間に微少なベース電流を流す。これにより、エミッタ領域43から流出するホールが、ベース領域46を介して埋め込みコレクタ領域47に注入される。ホールは、埋め込みコレクタ領域47を横方向(図1では、右から左に向かう方向)に移動し、コレクタ導通領域45とコレクタ領域42を介してコレクタ電極Cへと排出される。これにより、コレクタ電極Cとエミッタ電極E間にコレクタ電流が流れる。コレクタ電流の量は、ベース電流の量の数十倍から数百倍に増幅される。
図2に示すように、支持基板11(請求項中の「基板」)と埋め込み絶縁層12と活性層14が積層されているSOI半導体基板21を形成する。
このために、まず、基板J1を1200℃で2時間に亘りウエット酸化する。これにより、表面に約1μmのシリコン酸化膜が形成される。このシリコン酸化膜が埋め込み絶縁層12となる。次にn型半導体基板J2を、埋め込み絶縁層12が形成されている基板J1の表面に貼り合せる。そして、1000℃で1時間に亘る熱処理を行なう。これにより、基板J1とn型半導体基板J2が完全に密着する。その後、n型半導体基板J2を、その厚さが1.4μm程度となるように研磨する。この1.4μm程度のn型半導体領域が活性層14となる。
次に図4に示すように、マスクR1の開孔から異方性エッチングを行う。表面14aから埋め込み絶縁層12の表面に至るまで伸びるトレンチTを形成する。次に、マスクR1を除去する。
図7以降を参照して、各種拡散層を形成する工程を説明する。最初に、半導体素子2のボディ領域25と半導体素子4のコレクタ導通領域45を形成する位置(図1参照)で開孔するマスクを、表面14aに形成する。その後、p型不純物であるボロンを注入エネルギーを変えながら複数回(4回程度)に亘って注入し、活性層14の表面から深部にまで伸びるp型不純物イオンの導入領域を形成する。p型不純物イオンの導入領域は埋め込み絶縁層12にまで達している。注入エネルギーを変えながら複数回(4回程度)に亘ってボロンを注入することによって、深さ方向の不純物濃度の変化が少ない不純物イオンの導入領域を形成することができる。次にマスクを除去する。この工程で注入されたp型不純物イオンが、後の工程で熱拡散されて活性化され、図7に示すように、表面14aから埋め込み絶縁層12の表面まで伸びるp型拡散領域となる。第1区画領域20の活性層14に形成されたp型拡散領域は、半導体素子2のボディ領域25として利用される。また、第2区画領域40の活性層14に形成されたp型拡散領域は、半導体素子4のコレクタ導通領域45として利用される。なお、上記した不純物イオンの注入は、多段階のイオン注入でなくてもよい。
注入エネルギーを変えながら複数回に亘ってボロンを注入してもよい。同様に、注入エネルギーを変えながら複数回に亘ってリンを注入してもよい。それぞれの注入回数を1回としてもい。また、活性層14が元からn型であるので、p型の不純物イオンを1回注入することによって深層7aを形成し、残りの活性層14を浅層6aとしてもよい。
次に、半導体素子2のボディコンタクト領域23と、半導体素子4のコレクタ領域42と、半導体素子4のエミッタ領域43を形成する領域で開孔しているマスクを形成する。開孔から犠牲酸化膜越しにp型不純物イオンを表面近傍に注入する。上記マスクを除去する。
次に、半導体基板を850度で熱処理し、注入した不純物を活性化する。
その後、既知の方法で、半導体素子2のソース電極Sやドレイン電極Dを形成する。また、半導体素子4のコレクタ電極Cやエミッタ電極Eやベース電極Bを形成する。
第1区画領域20と第2区画領域40の深層7aはp型の半導体領域であり、双方の区画領域の深部にp型の不純物イオンを注入することにより形成することができる。同様に第1区画領域20と第2区画領域40の浅層6aはn型の半導体領域であり、双方の区画領域の浅部にn型の不純物イオンを注入することにより形成することができる。
したがって、第2区画領域40の埋め込みコレクタ領域47を形成するために、第1区画領域20にマスクを形成してからp型の不純物イオンを注入する必要がない。第2区画領域20のベース領域46を形成するために、第1区画領域20にマスクを形成してからn型の不純物イオンを注入する必要がない。また、第1区画領域20のリサーフ領域27を形成するために、第2区画領域40にマスクを形成してから不純物イオンを注入する必要がない。第1区画領域20のドリフト領域26を形成するために、第2区画領域40にマスクを形成してから不純物イオンを注入する必要もない。第1区画領域20と第2区画領域40に不純物イオンを注入して製造することができ、半導体領域を形成する工程数を低減化することができる。
半導体装置10の半導体素子2と半導体素子4は、多くの共通工程を経て製造することができる。ボディ領域25の導電型とベース領域46の導電型が異なるユニポーラトランジスタとバイポーラトランジスタを同一の半導体基板に簡単に作り込むことができる。
本実施例の半導体装置10は、浅層6aがn型半導体層であり、深層7aがp型半導体層である場合について説明した。図9に示すように、第3区画領域60にpチャネルのLDMOS(半導体素子6)が形成され、第4区画領域80にバーティカルタイプのnpnトランジスタ(半導体素子8)が形成されている半導体装置10aを製造する場合には、浅層6bをp型半導体層とし、深層7bをn型半導体層とするとよい。
図9に示すように、半導体素子6は、図1に示す半導体素子2とは導電型が反対の同型のLDMOSである。半導体素子8は、図1に示す半導体素子4とは導電型が反対の同型のバイポーラトランジスタである。
図9に示す半導体素子6の各半導体領域は、図1に示す半導体素子2の各半導体領域に対応しているものを、半導体素子2の符号の十の位を6に変更して示している(例えば、半導体素子2のp型のボディ領域25は、半導体素子6のn型のボディ領域65)。図9に示す半導体素子8は、図1に示す半導体素子4の各半導体領域に対応しているものを、半導体素子8の符号の十の位を8に変更して示している(例えば、半導体素子4のn型のベース領域46は、半導体素子8のp型のベース領域86)。半導体装置10aは、各半導体素子の導電型が反対であることを除き、その他の構成は半導体装置10と同様である。
このような構成の半導体装置10aであっても、半導体素子6と半導体素子8は、多くの共通工程を経て製造することができる。ボディ領域25の導電型とベース領域46の導電型が異なるユニポーラトランジスタとバイポーラトランジスタを同一の半導体基板に簡単に作り込むことができる。
第1実施例では、第1区画領域20と第2区画領域40の間で、同一深さにおける浅層6aのn型の不純物濃度が同じであり、同一深さにおける深層7aのp型の不純物濃度が同じである場合について説明した。
第1区画領域20と第2区画領域40の間で、同一深さにおける浅層6aのn型の不純物濃度が相違し、同一深さにおける深層7aのp型の不純物濃度が相違していもよい。同一深さにおける不純物濃度を相違させることによって、半導体素子2と半導体素子4の双方の特性を改善することができる。後記する方法を採用することによって、ボディ領域25の導電型とベース領域46の導電型が異なるLDMOSとバイポーラトランジスタであって、同一深さにおける不純物濃度が相違しているLDMOSとバイポーラトランジスタを同一半導体基板内に製造することができる。
上述したように、同一深さでの不純物濃度(注入密度)が、場所によって相違することが好ましいことがある。同一深さでの不純物濃度が場所によって相違する注入パターンを一度の不純物注入工程によって形成する方法を、図10〜図14を参照して説明する。
本実施例の不純物イオンの注入方法では、図13に示すように、半導体層74の表面に形成するフィールド酸化膜90の厚みを利用して、同一深さd1の不純物濃度が相違する半導体層74を形成する。
この場合、下記が要請されているとする。すなわち、この半導体層74の不純物濃度Xを、領域A1(請求項の場所P1を含む)の深さd1(請求項の「深さD」の実施例)で濃くしてAとしたい。一方、領域A2(請求項の場所P2を含む)の深さd1では薄くしてB(B<A)としたい。
このために、図10のステップS10,S12,S14,S16,S18,S19を実施する。
まず、ステップS10では、領域A1の深さd1での不純物濃度Xが、所望の不純物濃度であるAに設定される。
ステップS12では、領域A2の深さd1での不純物濃度Xが、所望の不純物濃度であるB(B<A)に設定される。
ステップS19では、「イオン注入工程」が実施される。ステップS19では、ステップS14で選択された注入エネルギーY1と注入量Z1で不純物イオンが半導体層74に注入される。
その後、注入された不純物イオンは前述した設定条件下で熱拡散される。すると図13に示すように、領域A1の不純物拡散領域K3は、領域A2の不純物拡散領域K1と比較して、h1だけ表面側にシフトしている。これにより、領域A1の深さd1で不純物濃度がAであり、領域A2の深さd1で不純物濃度がBである半導体層74を簡単に製造することができる。
フィールド酸化膜90は、その後除去してもよいし、この半導体層74に形成される半導体装置で絶縁膜として用いてもよい。
以下に、図10のステップS14で、領域A2に不純物拡散領域K2を形成することを選択した場合について説明する。この場合も同様にして、ステップS16で、図12の領域A1に点線で示すように、2つの候補(不純物拡散領域K3と不純物拡散領域K4)が抽出される。ここで、領域A1に不純物拡散領域K3を形成することを選択すると、図14に示すように、領域A1では、領域A2の不純物拡散領域K2を半導体層74の裏面側にシフトすることとなる。これでは、領域A1の半導体層74の表面70にフィールド酸化膜90を形成して不純物を注入することによって、領域A1の深さd1で不純物濃度XがAとなるとともに、領域A2の深さd1で不純物濃度XがBとなる半導体層74を形成することができない。
上記したように、ステップS16で、領域A2の不純物拡散領域を半導体層74の裏面側にシフトすることが選択された場合には(ステップS14で選択された注入エネルギーY1よりも高い注入エネルギーYが、ステップS16で選択された場合には)、図10には記載していないが、以下の処理を実行する。
すなわち、ステップS14に戻って、不純物濃度XがBとなるための不純物イオンの注入エネルギーYと不純物イオンの注入量Zを算出しなおす。そして、ステップS16に進む。ステップS16で選択される注入エネルギーYの値が、ステップS14で選択された注入エネルギーYの値よりも小さい値になるまで、ステップS14の処理とステップS16の処理を繰り返す。ステップS14とステップS16を繰り返して実行しても、ステップS16で選択される注入エネルギーYの値が、ステップS14で選択された注入エネルギーYの値よりも小さい値にならない場合には、この注入パターンは不可能であることが決定される。
図16に示すように、基板76と埋め込み絶縁層72と活性層78の積層基板であるSOI基板7から半導体装置を製造することがある。なお、本明細書では、単位面積を断面積として活性層78の表面70から埋め込み絶縁層72まで伸びる仮想的柱状形状に含まれる不純物の総量を「不純物注入総量」という。不純物注入総量が場所によって変化している注入パターンを、一度の不純物注入工程によって形成する方法を、図15と図16を参照して説明する。
本実施例の不純物イオンの注入方法では、図16に示すように、領域B2では埋め込み絶縁層72にも相当量の不純物イオンを侵入させることにより、領域B1と領域B2とでは不純物注入総量が相違する活性層78を形成する
このために、図15のステップS20,S22,S24,S26,S28,S29を実施する。
まず、ステップS20では、領域B1の活性層78内の不純物注入総量が、所望の不純物注入総量であるEに設定される。
ステップS22では、領域B2の活性層78内の不純物注入総量が、所望の不純物注入総量であるF(F<E)に設定される。
なお、上記計算の際に、活性層78を貫通して埋め込み絶縁層72内に侵入する不純物イオン(図16の不純物拡散領域L内で、右下がりの斜線が記載されていない領域の不純物イオン)は、製造後の半導体装置の性能に影響がないとみることができる。埋め込み絶縁層72内に存在している不純物イオンは不純物イオンとしての働きをしないので、計算上は存在しないものとみることができる。したがって、不純物拡散領域Lが埋め込み絶縁層72内に達する場合には、埋め込み絶縁層72内に注入される不純物イオンの量を減じて注入エネルギーY2と注入量Z2を選択する。図16では、領域B2で、不純物拡散領域Lの半分程度が埋め込み絶縁層72内に広がるように、注入エネルギーY2と注入量Z2が選択されている。領域B2での不純物注入総量は、不純物拡散領域Lが全て活性層78内に存在する場合の半分程度となっている。
ステップS29では、「イオン注入工程」が実施される。ステップS29では、ステップS24で選択された注入エネルギーY2と注入量Z2で不純物イオンが活性層78に注入される。
その後、注入された不純物イオンは前述した設定条件下で熱拡散される。すると図16に示すように、領域B1の不純物拡散領域Lは、領域B2の不純物拡散領域Lと比較して、h2だけ表面側にシフトしている。図16では、領域B1の不純物拡散領域Lの方が、活性層78内に広がっている面積が広い。領域B1の活性層78内の不純物注入総量がEであり、領域B2の活性層78内の不純物注入総量がF(F<E)である活性層78を、一度の不純物イオンの注入によって簡単に製造することができる。
フィールド酸化膜90は、その後除去してもよいし、この活性層78により形成される半導体装置で、絶縁膜として用いてもよい。
本実施例の不純物イオンの注入方法では、同一深さでの好ましい不純物濃度が相違する領域E1と領域E2について、p型の不純物イオンとn型の不純物イオンの双方を注入している場合について説明する。
図17に示すように、活性層78の領域E1では、p型不純物イオンの濃度が高い領域を活性層78の中央付近の深さに形成し、活性層78の深部に相応の厚みのn型半導体領域を形成したい。領域E2では、p型不純物イオンの濃度が高い領域を活性層78の深部側に形成したい。また、領域E2では、活性層78の深部にn型半導体領域がなくてもよい。
領域E1の表面70に厚さh4のフィールド酸化膜90が形成されている。
図17に示す注入パターンで不純物イオンが注入されている活性層78を、一度のp型不純物イオンの注入と、一度のn型不純物イオンの注入によって形成することができる。
第3実施例と第4実施例では、埋め込み絶縁層72内に存在する不純物イオンは、製造後の半導体素子で不純物イオンとしての働きをすることがなく、計算上は存在しないとみることができることを利用した。フィールド酸化膜90内に存在する不純物イオンも、製造後の半導体素子で不純物イオンとしての働きをすることがなく、計算上は存在しないとみることができる。
本実施例の不純物イオンの注入方法では、図18に示すように、活性層14の表面に形成するフィールド酸化膜90にも不純物イオンを注入することによって、場所によって不純物注入総量が相違する活性層78を形成する。
この場合、下記が要請されている。すなわち、この活性層78の領域C1ではn型不純物の不純物注入総量を少なくM1としたい。一方、領域C2ではn型不純物注入総量を領域C1よりも多くM2(M2>M1)としたい。
活性層78に、第3実施例で説明した方法(図15参照)によってn型の不純物イオンを注入する。以下にその方法を説明する。
まず、領域C1の活性層78内のn型の不純物注入総量が、所望の不純物注入総量であるM1に設定される。次に、領域C2の活性層78内のn型の不純物注入総量が、領域C1よりも多い所望の不純物注入総量であるM2に設定される。
そして、深さDと不純物濃度Xの関係から、不純物注入総量がM2となる注入エネルギーと注入量を選択する。
選択した注入エネルギーと注入量によるときの活性層78の深さDと不純物濃度Xの関係を、不純物注入総量がM1となるだけ活性層78の表面70側にシフトさせるシフト量Hを選択する。n型の不純物イオンが領域C1の表面70に形成するフィールド酸化膜90内にも広がるシフト量Hであるh3が選択される。
次に、領域C1の表面70に、厚みがh3のフィールド酸化膜を形成する。
先に選択した注入エネルギーと注入量でn型の不純物イオンを注入する。
その後、注入された不純物イオンは設定条件下で熱拡散される。図18に示すように、領域C1の不純物拡散領域は、領域C2の不純物拡散領域と比較して、h3だけ表面側にシフトしている。領域C1の不純物拡散領域は、その半分程度がフィールド酸化膜90内に留まっている。領域C2の不純物拡散領域の方が、活性層78内に広がっている面積が広い。領域C2の活性層78内の不純物注入総量がM2であり、領域C1の活性層78内の不純物注入総量がM1(M1<M2)である活性層78を、一度の不純物イオンの注入によって簡単に製造することができる。
本実施例は、基板と埋め込み絶縁層72と活性層78が積層されている積層基板の活性層78に不純物イオンを注入する場合について説明した。本実施例の不純物イオンの注入方法は、埋め込み絶縁層72が形成されていない半導体層にも適用することができる。
特に、複数種類の半導体素子が混載されている半導体装置では、場所によって、好ましい不純物濃度Xや不純物注入総量が相違することがある。第2実施例や第3実施例の不純物イオンの注入方法を採用して浅層6aや深層7aを形成することにより、各半導体素子での浅層6aや深層7aの不純物濃度を最適化することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
4;第2半導体素子
7;SOI基板
10;半導体装置
12;埋め込み絶縁層
14;活性層
14a;表面
16;分離帯
18;フィールド酸化膜
20;第1区画領域
21;半導体基板
22;エミッタ領域
23;ボディコンタクト領域
25;ボディ領域
26;ドリフト領域
27;リサーフ領域
28;ゲート絶縁膜
40;第2区画領域
42;コレクタ領域
43;エミッタ領域
44;ベースコンタクト領域
45;コレクタ導通領域
46;ベース領域
47;埋め込みコレクタ領域
70;表面
72;埋め込み絶縁層
74;半導体層
76;基板
78;活性層
90;フィールド酸化膜
K;不純物拡散領域
L;不純物拡散領域
R1;マスク
R2;マスク
T;トレンチ
Claims (4)
- 基板と埋め込み絶縁層と活性層が積層されている積層基板の活性層に、第1導電型−第2導電型−第1導電型の領域構造を有するユニポーラ型半導体素子と、第2導電型−第1導電型−第2導電型の領域構造を有するバイポーラ型半導体素子の双方が形成されている半導体装置であり、
活性層の浅い部分に形成されている第1導電型の浅層と、
活性層の深い部分に形成されている第2導電型の深層と、
活性層の表面から活性層を貫通して埋め込み絶縁層に達するまで伸びており、活性層を第1区画領域と第2区画領域に分離する分離帯を備えており、
第1区画領域に、第1導電型の浅層をドリフト領域とするとともに第2導電型の深層をリサーフ領域とするユニポーラ型半導体素子が形成されており、
第2区画領域に、第1導電型の浅層をベース領域とするとともに第2導電型の深層を埋め込みコレクタ領域とするバイポーラ型半導体素子が形成されていることを特徴とする半導体装置。 - 前記第1区画領域に、
活性層の表面から浅層を貫通して深層に達している第2導電型のボディ領域と、
ボディ領域の表面に露出しているとともに、ボディ領域によって浅層から分離されている第1導電型のソース領域と、
浅層の表面に露出している第1導電型のドレイン領域と、
少なくともソース領域と浅層を分離している範囲のボディ領域の表面に形成されているゲート絶縁膜と、
ゲート絶縁膜を介して前記範囲のボディ領域に対向しているゲート電極が形成されており、
ドレイン領域以外の浅層を第1導電型のドリフト領域とするLDMOSが形成されていることを特徴とする請求項1の半導体装置。 - 前記第2区画領域に、
活性層の表面から浅層を貫通して深層に達している第2導電型のコレクタ導通領域と、
浅層の表面に露出している第2導電型のエミッタ領域と、
浅層の表面に露出している第1導電型のベースコンタクト領域と、
コレクタ導通領域の表面に露出している第2導電型のコレクタ領域が形成されており、
エミッタ領域とベースコンタクト領域以外の浅層を第1導電型のベース領域とするバーティカルタイプのバイポーラトランジスタが形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。 - 前記第1区画領域と第2区画領域の間で、同一深さにおける浅層の第1導電型の不純物濃度が相違し、同一深さにおける深層の第2導電型の不純物濃度が相違することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体装置。
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