JP5155750B2 - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のフロントウィンドウ等を払拭する車両用ワイパ装置に関する。
従来、車両用ワイパ装置としては、例えば、次のものがある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。例えば、特許文献1に記載の対向払拭型ワイパ装置では、モータの出力軸に、クランクアームが連結されており、このクランクアームには、連結ロッドを介して中間リンクが連結されている。中間リンクは、その長手方向中間部が支点とされており、その長手方向両端側に一対の駆動ロッドが連結されている。各駆動ロッドには、駆動レバーが連結されており、各駆動レバーには、ワイパアームが固定されている。
そして、モータの出力軸が一方向に連続回転されて、この回転力がクランクアーム及び連結ロッドを介して中間リンクに伝達されて中間リンクが往復回動され、この中間リンクの往復回動に伴い一対の駆動ロッドが往復移動され、各駆動レバーと共にワイパアームがそれぞれ往復回動される。
また、特許文献2に記載の車両用ワイパ装置では、ワイパモータの出力軸に、クランクアームが連結されており、このクランクアームには、リンクを介してピボットレバーが連結されている。ピボットレバーには、ピボット軸が設けられており、このピボット軸には、一方のワイパアームが固定されている。また、ピボットレバーには、リンクを介して4節リンクが連結されており、この4節リンクには、他方のワイパアームが固定されている。
そして、ワイパモータの出力軸が一方向に連続回転されて、この回転力がクランクアーム及びリンクを介してピボットレバー及び4節リンクに伝達されてピボットレバー及び4節リンクの各レバーが往復回動され、このピボットレバー及び4節リンクの各レバーの往復回動に伴いワイパアームがそれぞれ往復回動される。
実開平7−5999号公報(図2) 特開2005−82027号公報(図1)
しかしながら、上記特許文献1に記載の対向払拭型ワイパ装置では、両ワイパアームを互いに反対方向に回動させるために中間リンクを必要とし、その中間リンクを往復回動させるためには、モータと中間リンクとの間にクランクアームと連結ロッドが必要となる。従って、部品点数を減らしてコストを低減するためには改善の余地がある。
また、特許文献2に記載の車両用ワイパ装置では、一対のワイパアームの一方側に4節リンクが設けられている。このため、この一対のワイパアームの払拭方向を同じとするためには、一方のワイパアーム側の4節リンクを構成するメインレバーと他方のワイパアーム側のピボットレバーとを互いに反対方向に回動させる必要があると共に、この4節リンクを構成するメインレバー及びサブレバーとピボットレバーとを装置奥行き方向の逆向きに配置(前後逆にしてレイアウト)する必要がある。つまり、4節リンクを構成するメインレバー及びサブレバーは、ピボット軸に対し車両搭載時における後側に配置されており、他方のワイパアーム側のピボットレバーは、ピボット軸に対し車両搭載時における前側に配置されている。ところが、この場合、ピボットレバー及び4節リンクを合わせた装置全体の装置奥行き方向(車載搭載時における車両前後方向)の寸法が大きくなる。従って、装置全体を装置奥行き方向に小型化するためには改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、部品点数を減らしてコストを低減できる車両用ワイパ装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、装置全体を小型化できる車両用ワイパ装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の車両用ワイパ装置は、180°より小さい角度で正逆回転される出力軸を有するワイパモータと、前記出力軸に一体回動可能に固定されたクランクアームと、前記クランクアームの前記出力軸との固定部を挟んだ両側にそれぞれ回動可能に連結され、前記クランクアームの正回転及び逆回転に伴い往復移動される一対の連結ロッドと、前記一対の連結ロッドの一方と一対のワイパアームの一方との間に設けられ、前記一方の連結ロッドの往復移動に伴って前記一方のワイパアームを車体に対し往復回動させる第一レバー手段と、前記一対の連結ロッドの他方と一対のワイパアームの他方との間に設けられ、前記他方の連結ロッドの往復移動に伴って前記他方のワイパアームを車体に対し往復回動させる第二レバー手段と、を備え、前記一方の連結ロッド及び前記クランクアームの連結点が、前記ワイパモータによる前記クランクアームの往復回動範囲において、前記一方の連結ロッド及び前記第一レバー手段の連結点と前記出力軸とを通る第一仮想直線を横切らないように設定され、及び/又は、前記他方の連結ロッド及び前記クランクアームの連結点が、前記ワイパモータによる前記クランクアームの往復回動範囲において、前記他方の連結ロッド及び前記第二レバー手段の連結点と前記出力軸とを通る第二仮想直線を横切らないように設定されている構成である。
請求項1に記載の車両用ワイパ装置では、ワイパモータの出力軸が正回転及び逆回転される。そして、これに伴い、クランクアームが正回転及び逆回転され、一対の連結ロッドは、出力軸を挟んで径方向両側でそのクランクアームに連結されているので、それぞれ互いに反対方向に往復移動(互いに反対方向に往復揺動)される。また、一対の連結ロッドがそれぞれ往復移動されると、第一レバー手段及び第二レバー手段がそれぞれ作動し、一対のワイパアームが往復回動される。そして、この一対のワイパアームの往復回動によって払拭面を払拭できる。
ここで、請求項1に記載の車両用ワイパ装置では、正逆回転される出力軸を有するワイパモータが用いられ、このワイパモータの出力軸とクランクアームが直接的に固定されることで、クランクアームを正回転及び逆回転させることが可能となっている。従って、クランクアームを180°よりも小さな角度の所定の回動範囲で往復回動させることで、簡単な構成にて一対の連結ロッドをそれぞれ互いに反対方向に往復移動させることができる。そのため、ワイパモータとクランクアームとの間に中間リンクや他の連結ロッド等が不要である。これにより、部品点数を減らしてコストを低減することができる。
ところで、例えば、一方の連結ロッド及びクランクアームの連結点が、ワイパモータによるクランクアームの往復回動範囲において、一方の連結ロッド及び第一レバー手段の連結点と出力軸とを通る第一仮想直線を横切るように設定された場合、次の不具合がある。
すなわち、例えば、クランクアームが正回転する場合に、一方の連結ロッド及びクランクアームの連結点が上述の第一仮想直線を通過する前と後とで一方の連結ロッドの移動方向が反対になり、一方の連結ロッドが振動することになる。そして、この場合には、この一方の連結ロッドの振動が第一レバー手段を介して一方のワイパアームに伝達され、この一方のワイパアームが振動することになる。このことは、クランクアームが逆回転する場合についても同様である。またさらに、これらのことは、他方の連結ロッド、第二レバー手段、他方のワイパアームについても同様である。
この点、請求項1に記載の車両用ワイパ装置では、一方の連結ロッド及びクランクアームの連結点が、ワイパモータによるクランクアームの180°よりも小さな角度の往復回動範囲において、一方の連結ロッド及び前記第一レバー手段の連結点と出力軸とを通る第一仮想直線を横切らないように設定され、及び/又は、他方の連結ロッド及びクランクアームの連結点が、ワイパモータによるクランクアームの往復回動範囲において、他方の連結ロッド及び第二レバー手段の連結点と出力軸とを通る第二仮想直線を横切らないように設定されている。
従って、例えば、一方の連結ロッド及びクランクアームの連結点が、ワイパモータによるクランクアームの往復回動範囲において、上述の第一仮想直線を横切らないように設定された場合、クランクアームが正回転するときには、一方の連結ロッドの移動方向を一定の方向に維持できるので、一方の連結ロッドが振動すること、ひいては、一方のワイパアームが振動することを抑制することができる。また同様に、クランクアームが逆回転するときにも、一方の連結ロッドの移動方向を一定の方向(上述のクランクアームが正回転するときの方向と反対方向)に維持できるので、一方の連結ロッドが振動すること、ひいては、一方のワイパアームが振動することを抑制することができる。
また、例えば、他方の連結ロッド及びクランクアームの連結点が、ワイパモータによるクランクアームの往復回動範囲において、上述の第二仮想直線を横切らないように設定された場合、クランクアームが正回転するときには、他方の連結ロッドの移動方向を一定の方向に維持できるので、他方の連結ロッドが振動すること、ひいては、他方のワイパアームが振動することを抑制することができる。また同様に、クランクアームが逆回転するときにも、他方の連結ロッドの移動方向を一定の方向(上述のクランクアームが正回転するときの方向と反対方向)に維持できるので、他方の連結ロッドが振動すること、ひいては、他方のワイパアームが振動することを抑制することができる。
なお、一方の連結ロッド及びクランクアームの連結点が、ワイパモータによるクランクアームの往復回動範囲において、上述の第一仮想直線を横切らないように設定され、及び、他方の連結ロッド及びクランクアームの連結点が、ワイパモータによるクランクアームの往復回動範囲において、上述の第二仮想直線を横切らないように設定されていると、一方のワイパアーム及び他方のワイパアームの振動を抑制することができるのでより好適である。
請求項2に記載の車両用ワイパ装置は、請求項1に記載の車両用ワイパ装置において、前記第一レバー手段が、車体に対し回動可能に支持され、前記一方のワイパアームが一体回動可能に固定されるピボット軸と、前記ピボット軸に一体回動可能に固定されると共に、前記ピボット軸に対し、前記ピボット軸の軸方向視における前記一対の連結ロッドの往復移動方向と直交方向の一方側に配置され、前記一方の連結ロッドに回動可能に連結されたピボットレバーと、を有し、前記第二レバー手段が、第一回動軸によって車体に対して回動可能に支持されると共に、前記第一回動軸に対し前記直交方向の一方側に配置され、前記他方の連結ロッドと回動可能に連結されたメインレバーと、前記第一回動軸と離間配置された第二回動軸によって車体に対し回動可能に支持されると共に、前記第二回動軸に対し前記直交方向の一方側に配置されたサブレバーと、離間した二箇所の位置で前記メインレバーの回動端側と前記サブレバーの回動端側とに回動可能に連結され、前記他方のワイパアームが接続される連結レバーと、を有する構成である。
請求項2に記載の車両用ワイパ装置では、クランクアームの正回転及び逆回転に伴って一対の連結ロッドがそれぞれ互いに反対方向に往復移動されると、ピボットレバーとメインレバーとが互いに反対方向に往復回動される。
つまり、クランクアームの出力軸との固定部を挟んだ両側にそれぞれ回動可能に連結された一対の連結ロッドは、クランクアームの正回転及び逆回転に伴って互いに反対方向に往復移動される。従って、この一対の連結ロッドに連結されると共に、いずれもピボット軸及び第一回動軸に対し、ピボット軸の軸方向視における一対の連結ロッドの往復移動方向と直交方向(つまり、換言すれば、装置奥行き方向であり、以後、装置奥行き方向と称する)の一方側に配置されたピボットレバーとメインレバーも、互いに反対方向に往復回動される。
ここで、他方のワイパアームを往復回動させるためのメインレバー、サブレバー及び連結レバーは、所謂、4節リンクを構成するので、上述の如く、メインレバーが一方のワイパアームを往復回動させるためのピボットレバーと互いに反対方向に往復回動されることで、一対のワイパアームを同じ払拭方向に往復回動させることができる。
また、一方のワイパアームを往復回動させるためのピボットレバーと、他方のワイパアームを往復回動させるためのメインレバー及びサブレバーとは、いずれもピボット軸、第一回動軸、第二回動軸に対し装置奥行き方向一方側に配置されている。従って、装置全体の装置奥行き方向の寸法を小さくでき、装置全体を小型化することができる。
このように、請求項2に記載の車両用ワイパ装置によれば、他方のワイパアームを往復回動させるために4節リンクを用いた場合でも、クランクアームを正回転及び逆回転させることで、ピボットレバーとメインレバー及びサブレバーとを装置奥行き方向の逆向きに配置させる必要が無く、これらをいずれもピボット軸、第一回動軸、第二回動軸に対し装置奥行き方向一方側に配置した構成とすることができる。これにより、装置全体を小型化することができる。
請求項3に記載の車両用ワイパ装置は、請求項2に記載の車両用ワイパ装置において、前記メインレバーが、前記他方の連結ロッドに回動可能に連結された第一レバー部と、前記連結レバーに回動可能に連結されると共に前記第一レバー部に対し前記第一回動軸の軸方向にずれて配置された第二レバー部と、を有する構成である。
請求項3に記載の車両用ワイパ装置によれば、メインレバーは、他方の連結ロッドに回動可能に連結された第一レバー部と、連結レバーに回動可能に連結された第二レバー部とを有し、第二レバー部は、第一レバー部に対し第一回動軸の軸方向にずれて配置されている。従って、クランクアームの正回転及び逆回転に伴いメインレバーが往復回動された場合でも、例えば、第一レバー部に連結された他方の連結ロッドと、第二レバー部に連結レバーを介して連結されたサブレバーとの干渉を防止できる。
請求項4に記載の車両用ワイパ装置は、請求項2又は請求項3に記載の車両用ワイパ装置において、前記連結レバーは、前記メインレバー及び前記サブレバーと連結されたレバー本体部と、前記レバー本体部から延設され、前記他方のワイパアームが一体回動可能に固定される延設部と、を有することを特徴とする。
請求項4に記載の車両用ワイパ装置によれば、4節リンクを構成する連結レバーでは、メインレバー及びサブレバーと連結されたレバー本体部から延設部が延設されており、この延設部に他方のワイパアームが一体回動可能に固定されるようになっている。
ここで、例えば、車両仕様の変更により他方のワイパアームの払拭範囲を変更する場合には、延設部の長さや角度等を変えるだけで良く、メインレバー及びサブレバーを変更する必要が無い(つまり、連結レバーを変更するだけで良い)。また、車両仕様の変更により他方のワイパアーム自体を変更する場合には、ワイパアーム自体を変更すれば良く、メインレバー、サブレバー、連結レバーを変更する必要が無い。これにより、構成部材の変更を必要最小限に抑えつつ、他方のワイパアームの払拭範囲及びワイパアーム自体を車両仕様の変更に応じて容易に変更することができる。
請求項5に記載の車両用ワイパ装置は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の車両用ワイパ装置において、前記一対の連結ロッドが、前記クランクアームに対する前記出力軸の軸方向一方側で前記クランクアームと連結されると共に、少なくとも一方に前記クランクアームの正回転及び逆回転に伴う互いの干渉を防止するための曲部を有し、前記曲部が、前記出力軸の軸方向と直交する方向に曲がっている構成である。
請求項5に記載の車両用ワイパ装置によれば、一対の連結ロッドは、クランクアームに対する出力軸の軸方向一方側でクランクアームと連結されており、この一対の連結ロッドの少なくとも一方には、クランクアームの正回転及び逆回転に伴う互いの干渉を防止するための曲部が形成されている。従って、クランクアームの正回転及び逆回転に伴って一対の連結ロッドが往復移動される場合でも、クランクアームの正回転及び逆回転に伴う一対の連結ロッドの互いの干渉を防止できる。
しかも、この曲部は、出力軸の軸方向と直交する方向に曲がった構成とされている。従って、一対の連結ロッドの干渉を防止するために、例えば、一対の連結ロッドが出力軸の軸方向に重ねて配置された場合や、曲部が出力軸の軸方向に曲がった構成とされた場合に比して、出力軸の軸方向についても装置全体を小型化することができる。
さらに、一対の連結ロッドの少なくとも一方に曲部を形成することで、この曲部によりオフセットされた分、他の部材等のための配置スペースを確保することができる。
請求項6に記載の車両用ワイパ装置は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の車両用ワイパ装置において、前記クランクアームの前記一対の連結ロッドとの連結部のうち少なくとも一方が前記出力軸との固定部に対し前記出力軸の軸方向にずれている構成である。
請求項6に記載の車両用ワイパ装置によれば、クランクアームは、一対の連結ロッドとの連結部のうち少なくとも一方が出力軸との固定部に対し出力軸の軸方向にずれた構成とされている。従って、例えば、クランクアームから出力軸の先端が突出された構成において、クランクアームの正回転及び逆回転に伴って一対の連結ロッドが往復移動される場合でも、一対の連結ロッドの少なくとも一方とワイパモータの出力軸との干渉を防止できる。
請求項7に記載の車両用ワイパ装置は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の車両用ワイパ装置において、前記ワイパモータを支持するフレーム部材を備え、前記出力軸が、前記フレーム部材を貫通し、前記ワイパモータ及び前記クランクアームが、前記フレーム部材に対し前記出力軸の軸方向の互いに異なる側に配置された構成である。
請求項7に記載の車両用ワイパ装置によれば、ワイパモータの出力軸は、ワイパモータを支持するフレーム部材を貫通し、ワイパモータ及びクランクアームは、フレーム部材に対し出力軸の軸方向の互いに異なる側に配置されている。従って、出力軸の正回転及び逆回転に伴ってクランクアームが正回転及び逆回転される場合でも、クランクアームとワイパモータとの干渉を防止できる。
請求項8に記載の車両用ワイパ装置は、請求項7に記載の車両用ワイパ装置において、前記第一レバー手段が、車体に対し回動可能に支持され、前記一方のワイパアームが一体回動可能に固定されるピボット軸と、前記ピボット軸に一体回動可能に固定されると共に、前記ピボット軸に対し、前記ピボット軸の軸方向視における前記一対の連結ロッドの往復移動方向と直交方向の一方側に配置され、前記一方の連結ロッドに回動可能に連結されたピボットレバーと、を有し、前記フレーム部材が、前記ワイパモータを支持するフレーム本体部と、前記ピボット軸を回動可能に支持するピボットホルダとが一体に形成された構成とされたものである。
請求項8に記載の車両用ワイパ装置によれば、フレーム部材は、ワイパモータを支持するフレーム本体部と、第一レバー手段のピボット軸を回動可能に支持するピボットホルダとが一体に形成された構成とされているので、部品点数を削減できるだけでなく、ワイパモータの出力軸とピボット軸とを精度良く配置でき、しかも、ワイパモータの搭載を容易にできる。
請求項9に記載の車両用ワイパ装置は、請求項1に記載の車両用ワイパ装置において、前記第一レバー手段が、車体に対し回動可能に支持され、前記一方のワイパアームが一体回動可能に固定される第一ピボット軸と、前記第一ピボット軸に一体回動可能に固定されると共に、前記第一ピボット軸に対し、前記第一ピボット軸の軸方向視における前記一対の連結ロッドの往復移動方向と直交方向の一方側に配置され、前記一方の連結ロッドに回動可能に連結された第一ピボットレバーと、を有し、前記第二レバー手段が、車体に対し回動可能に支持され、前記他方のワイパアームが一体回動可能に固定される第二ピボット軸と、前記第二ピボット軸に一体回動可能に固定されると共に、前記第二ピボット軸に対し前記直交方向の一方側に配置され、前記他方の連結ロッドに回動可能に連結された第二ピボットレバーと、を有する構成である。
請求項9に記載の車両用ワイパ装置では、クランクアームの正回転及び逆回転に伴って一対の連結ロッドがそれぞれ互いに反対方向に往復移動されると、第一ピボットレバーと第二ピボットレバーとが互いに反対方向に往復回動される。そして、この第一ピボットレバー及び第二ピボットレバーの互いに反対方向への往復回動に伴い、一対のワイパアームをそれぞれ互いに反対方向へ往復回動させることができる。
このように、請求項9に記載の車両用ワイパ装置によれば、簡単な構成で対向式ワイパを構成することができる。
以下、図面に基づき、本発明の車両用ワイパ装置の一実施形態について説明する。
図1乃至図3には、本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置10が示されている。なお、図1,図2は、車両用ワイパ装置10を車両搭載時における車両前方上方から見た斜視図であり、図3は、車両用ワイパ装置10を車両搭載時における車両後方下方から見た斜視図である。また、図1,図3では、一対のワイパアーム38,82が下反転位置にあるときの車両用ワイパ装置10が示されており、図2では、一対のワイパアーム38,82が上反転位置にあるときの車両用ワイパ装置10が示されている。
これらの図に示される車両用ワイパ装置10は、例えば、車両のフロントウィンドウを払拭するためにフロントウィンドウの下縁側に搭載されるものであり、ワイパモータ12を備えている。ワイパモータ12は、例えば、減速機構付きモータ等により構成されており、180°よりも小さな角度で正逆回転される出力軸14を有している。このワイパモータ12は、この車両用ワイパ装置10の車両搭載時における運転席側(Dr側)に配置された第一フレーム部材16に固定具18により一体的に固定されている。
出力軸14は、第一フレーム部材16に貫通形成された貫通孔20に挿入されている。そして、この出力軸14の先端部には、長手状に構成されたクランクアーム22の長手方向中央部22Aが一体回動可能に固定されている。このクランクアーム22は、第一フレーム部材16に対し、出力軸14の軸方向におけるワイパモータ12と反対側(互いに異なる側)に配置されている。
また、クランクアーム22は、その長手方向中央部22A(固定部)に対し長手方向一端側22B(連結部)が出力軸14の軸方向一方側(すなわち車両搭載時における上側)にずれた構成とされている。そして、このクランクアーム22には、その長手方向一端側22Bに第一連結ロッド24(本発明における一方の連結ロッドに相当)の長手方向一端側が連結軸26を介して回動可能に連結され、その長手方向他端側22Cに第二連結ロッド28(本発明における他方の連結ロッドに相当)の長手方向一端側が連結軸30を介して回動可能に連結されている。
この第一連結ロッド24及び第二連結ロッド28は、クランクアーム22に対し出力軸14の軸方向一方側(すなわち車両搭載時における上側)でクランクアーム22と連結されている。また、第二連結ロッド28は、その長手方向中間部にクランクアーム22の正回転及び逆回転に伴う第一連結ロッド24との干渉を防止するための曲部32を有して構成されている。
この曲部32は、出力軸14の軸方向と直交する方向(矢印D2側で車両搭載時における前側)に曲がった構成とされている。つまり、曲部32は、その頂点32Aが第二連結ロッド28の長手方向両端側に位置される連結軸30,66に対し出力軸14の軸方向と直交する方向(矢印D2側で車両搭載時における前側)に位置されるように曲がった構成とされている。
第一フレーム部材16は、ワイパモータ12を支持するフレーム本体部17と、第一ピボット軸36(本発明におけるピボット軸に相当)を回動可能に支持する第一ピボットホルダ34(本発明におけるピボットホルダに相当)とが一体に形成された構成とされている。そして、第一ピボット軸36には、一方(車両搭載時における運転席側(Dr側))のワイパアーム38の基端側が一体回動可能に固定される。
また、この第一ピボット軸36には、ピボットレバー40の基端側が一体回動可能に固定されている。このピボットレバー40は、第一ピボット軸36に対して、第一ピボット軸36の軸方向視における第一連結ロッド24及び第二連結ロッド28の往復移動方向(車載搭載時における車両幅方向)と直交方向(車載搭載時における車両前後方向であって、換言すれば、装置奥行き方向であり、以後、装置奥行き方向と称する)の一方側(矢印D1側で車両搭載時における後側)に配置されている。そして、このピボットレバー40の回動端側には、上述の第一連結ロッド24の長手方向他端側が連結軸42を介して回動可能に連結されている。
一方、この車両用ワイパ装置10の車両搭載時における助手席側(Pa側)には、第二フレーム部材44が配置されている。この第二フレーム部材44は、上述の第一フレーム部材16と連結フレーム46を介して一体的に取り付けられている。
また、この第二フレーム部材44には、所謂、4節リンク48を構成するメインレバー50、サブレバー52、連結レバー54が一体的に設けられている。つまり、第二フレーム部材44には、第二ピボットホルダ56が一体的に形成されており、この第二ピボットホルダ56には、第二ピボット軸58(本発明における第一回動軸に相当)が回動可能に支持されている。
メインレバー50は、この第二ピボット軸58に対し、装置奥行き方向一方側(矢印D1側で車両搭載時における後側)に配置されており、略平行に延在する第一レバー部60及び第二レバー部62と、これらを連結する連結レバー部64とを有する平面視概略U字状に構成されている。
そして、第一レバー部60の回動端側には、上述の第二連結ロッド28の長手方向他端側が連結軸66を介して回動可能に連結されており、第二レバー部62の基端側は、上述の第二ピボット軸58に一体回動可能に固定されている。この第二レバー部62は、第一レバー部60に対し第二ピボット軸58の軸方向一方側(すなわち車両搭載時における上側)にずれて配置されている。
また、第二フレーム部材44における第二ピボットホルダ56に対する第一ピボット軸36と反対側(車両搭載時における助手席側(Pa側)の外側)には、従動軸ホルダ68が一体的に形成されている。そして、この従動軸ホルダ68には、従動軸70(本発明における第二回動軸に相当)が回動可能に支持されている。そして、上述のサブレバー52は、この従動軸70に対し、装置奥行き方向一方側(矢印D1側で車両搭載時における後側)に配置されており、その基端側が従動軸70に一体回動可能に固定されている。
連結レバー54は、長手状のレバー本体部72と、このレバー本体部72の長手方向一端側から延設された延設部74とを有して構成されている。レバー本体部72の長手方向両端側は、上述の第二レバー部62の回動端側及びサブレバー52の回動端側とそれぞれ連結軸76,78を介して回動可能に連結されている。一方、延設部74の延設端側には、連結軸80を介して他方(車両搭載時における助手席側(Pa側))のワイパアーム82が一体に固定される。
そして、この上記各構成からなる車両用ワイパ装置10は、第一フレーム部材16及び第二フレーム部材44にそれぞれ設けられた固定部84,86,88(図1〜図3参照)を介して車両の車体に取り付けられる。
なお、本実施形態では、上述の第一ピボット軸36及びピボットレバー40によって本発明における第一レバー手段が構成されており、上述のメインレバー50、サブレバー52、連結レバー54、第二ピボット軸58、従動軸70及び連結軸76,78によって本発明における第二レバー手段が構成されている。
また、上記車両用ワイパ装置10は、より詳細には、次の構成とされている。
ここで、図4(A)には、上述の車両用ワイパ装置10が模式的に示されており、図4(B)には、図4(A)の要部拡大図が示されている。また、図5(A)には、上述の車両用ワイパ装置10のクランクアーム22から第一ピボット軸36側(車両搭載時における運転席側(Dr側))が示されており、図5(B)には、上述の車両用ワイパ装置10のクランクアーム22から第二ピボット軸58側(車両搭載時における助手席側(Pa側))が示されている。
図4(A),図4(B)に示されるように、出力軸14は、ワイパモータ12(図1参照)によって、180°より小さい角度(この場合、角度θ(θ1=θ2))で正逆回転される。
また、図5(A)に示されるように、第一連結ロッド24及びクランクアーム22の連結点である連結軸26は、上述のワイパモータ12によるクランクアーム22の往復回動範囲(つまり、連結軸26が一方の反転位置A1と他方の反転位置B1との間を180°よりも小さな角度θ1で往復移動する範囲Ar1)において、第一連結ロッド24及びピボットレバー40の連結点である連結軸42と出力軸14とを通る第一仮想直線L1を横切らないように設定されている。
同様に、図5(B)に示されるように、第二連結ロッド28及びクランクアーム22の連結点である連結軸30は、上述のワイパモータ12によるクランクアーム22の往復回動範囲(つまり、連結軸30が一方の反転位置A2と他方の反転位置B2との間を180°よりも小さな角度θ2で往復移動する範囲Ar2(Ar2=Ar1))において、第二連結ロッド28及びメインレバー50(第一レバー部60)の連結点である連結軸66と出力軸14とを通る第二仮想直線L2を横切らないように設定されている。
そして、上記構成からなる車両用ワイパ装置10によれば、以下の特有な効果を奏する。以下、本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置10の動作と併せてその効果について説明する。
すなわち、図1,図2に示されるように、本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置10では、ワイパモータ12の出力軸14が矢印R1方向に正回転及び矢印R2方向に逆回転される。そして、これに伴い、クランクアーム22が正回転及び逆回転され、第一連結ロッド24及び第二連結ロッド28は、出力軸14を挟んで径方向両側でそのクランクアーム22に連結されているので、それぞれ互いに反対方向に往復移動(第一ピボット軸36及び第二ピボット軸58を結ぶ方向であって車両搭載時における車両幅方向に沿って互いに反対方向に往復移動)される。また、第一連結ロッド24及び第二連結ロッド28がそれぞれ互いに反対方向に往復移動されると、ピボットレバー40とメインレバー50とが互いに反対方向に往復回動される。
すなわち、クランクアーム22の長手方向両端側にそれぞれ回動可能に連結された第一連結ロッド24及び第二連結ロッド28は、クランクアーム22の正回転及び逆回転に伴って互いに反対方向に往復移動される。従って、この第一連結ロッド24及び第二連結ロッド28に連結されると共にいずれも装置奥行き方向一方側(矢印D1側で車両搭載時における後側)に配置されたピボットレバー40とメインレバー50も、互いに反対方向に往復回動される。つまり、例えば、ピボットレバー40が一方側(矢印R3側)へ回動されるときには、メインレバー50が他方側(矢印R4側)へ回動され、ピボットレバー40が他方側(矢印R5側)へ回動されるときには、メインレバー50が一方側(矢印R6側)へ回動される。
ここで、他方のワイパアーム82を往復回動させるためのメインレバー50、サブレバー52及び連結レバー54は、所謂、4節リンク48を構成するので、上述の如く、メインレバー50が一方のワイパアーム38を往復回動させるためのピボットレバー40と互いに反対方向に往復回動されることで、一対のワイパアーム38,82を同じ払拭方向に往復回動させることができる。そして、この一対のワイパアーム38,82の往復回動によって車両のフロントウィンドウ等を払拭できる。また、このときには、4節リンク48の作用により、他方のワイパアーム82の払拭範囲を拡大できる。
さらに、車両搭載時における助手席側(Pa側)のワイパアーム82が固定された連結軸80を、払拭動作に伴って第一連結ロッド24及び第二連結ロッド28の往復移動方向(車両搭載時における車両幅方向)に往復移動させることができる。また、図1に示されるように、この連結軸80をワイパアーム82の下反転位置での停止時に第二ピボット軸58に対する第一ピボット軸36側(車両搭載時における車両幅方向内側)に位置するように設定することで、ワイパアーム82の先端に連結された不図示のワイパブレード先端がフロントウィンドウ枠であるAピラーに干渉することを防止できる。
また、一方のワイパアーム38を往復回動させるためのピボットレバー40と、他方のワイパアーム82を往復回動させるためのメインレバー50及びサブレバー52とは、いずれも第一ピボット軸36、第二ピボット軸58、従動軸70に対し装置奥行き方向一方側(矢印D1側で車両搭載時における後側)に配置されている。従って、装置全体の装置奥行き方向の寸法を小さくでき、装置全体を装置奥行き方向に小型化することができる。
このように、本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置10によれば、他方のワイパアーム82を往復回動させるために4節リンク48を用いた場合でも、クランクアーム22を正回転及び逆回転させることで、ピボットレバー40とメインレバー50及びサブレバー52とを装置奥行き方向の逆向きに配置させる必要が無く、これらをいずれも第一ピボット軸36、第二ピボット軸58、従動軸70に対し装置奥行き方向一方側(矢印D1側で車両搭載時における後側)に配置した構成とすることができる。これにより、装置全体を装置奥行き方向に小型化することができる。
また、本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置10では、正逆回転される出力軸14を有するワイパモータ12が用いられ、このワイパモータ12の出力軸14とクランクアーム22が直接的に固定されることで、クランクアーム22を正回転及び逆回転させることが可能となっている。従って、クランクアーム22を180°よりも小さな角度の所定の回動範囲で往復回動させることで、簡単な構成にて第一連結ロッド24及び第二連結ロッド28をそれぞれ互いに反対方向に往復移動させることができる。そのため、ワイパモータ12とクランクアーム22との間に中間リンクや他の連結ロッド等が不要である。これにより、部品点数を減らしてコストを低減することができる。
ところで、例えば、図5(A)に示されるように、第一連結ロッド24及びクランクアーム22の連結点である連結軸26の一方の反転位置がA1ではなくC1に設定され、この連結軸26が、ワイパモータ12によるクランクアーム22の往復回動範囲において、第一連結ロッド24及びピボットレバー40の連結点である連結軸42と出力軸14とを通る第一仮想直線L1を横切るように設定された場合、次の不具合がある。
すなわち、例えば、クランクアーム22が矢印R1方向に正回転する場合に、連結軸26が上述の第一仮想直線L1を通過する前と後とで第一連結ロッド24の移動方向が反対になり、第一連結ロッド24が振動することになる。つまり、クランクアーム22が矢印R1方向に正回転する場合に、連結軸26が上述の第一仮想直線L1を通過する前では、第一連結ロッド24の移動方向が矢印α1方向になり、連結軸26が上述の第一仮想直線L1を通過した後では、第一連結ロッド24の移動方向が矢印β1方向になる。
そして、この場合には、この第一連結ロッド24の振動がピボットレバー40及び第一ピボット軸36を介して一方のワイパアーム38(図1,図2参照)に伝達され、この一方のワイパアーム38が振動することになる。このことは、クランクアーム22が矢印R2方向に逆回転する場合についても同様である。
また同様に、例えば、図5(B)に示されるように、第二連結ロッド28及びクランクアーム22の連結点である連結軸30の一方の反転位置がA2ではなくC2に設定され、この連結軸30が、ワイパモータ12によるクランクアーム22の往復回動範囲において、第二連結ロッド28及びメインレバー50(第一レバー部60)の連結点である連結軸66と出力軸14とを通る第二仮想直線L2を横切るように設定された場合、次の不具合がある。
すなわち、例えば、クランクアーム22が矢印R1方向に正回転する場合に、連結軸30が上述の第二仮想直線L2を通過する前と後とで第二連結ロッド28の移動方向が反対になり、第二連結ロッド28が振動することになる。つまり、クランクアーム22が矢印R1方向に正回転する場合に、連結軸30が上述の第二仮想直線L2を通過する前では、第二連結ロッド28の移動方向が矢印α2方向になり、連結軸30が上述の第二仮想直線L2を通過した後では、第二連結ロッド28の移動方向が矢印β2方向になる。
そして、この場合には、この第二連結ロッド28の振動が4節リンク48を介して他方のワイパアーム82(図1,図2参照)に伝達され、この他方のワイパアーム82が振動することになる。このことは、クランクアーム22が矢印R2方向に逆回転する場合についても同様である。
この点、本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置10によれば、連結軸26は、上述のワイパモータ12によるクランクアーム22の180°よりも小さな角度の往復回動範囲において、上述の第一仮想直線L1を横切らないように設定されている(つまり、連結軸26の一方の反転位置がC1ではなくA1に設定されている)。従って、クランクアーム22が矢印R1方向に正回転するときには、第一連結ロッド24の移動方向を一定の方向(α1方向)に維持できるので、第一連結ロッド24が振動すること、ひいては、一方のワイパアーム38(図1,図2参照)が振動すること(ドライバ及び搭乗者にとって目障りなワイパアーム及びブレードの挙動が発生すること)を抑制することができる。
また同様に、クランクアーム22が矢印R2方向に逆回転するときにも、第一連結ロッド24の移動方向を一定の方向(α1方向と反対方向であるβ1方向)に維持できるので、第一連結ロッド24が振動すること、ひいては、一方のワイパアーム38(図1,図2参照)が振動することを抑制することができる。
また、本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置10によれば、連結軸30についても、上述のワイパモータ12によるクランクアーム22の往復回動範囲において、上述の第二仮想直線L2を横切らないように設定されている(つまり、連結軸30の一方の反転位置がC2ではなくA2に設定されている)。従って、クランクアーム22が矢印R1方向に正回転するときには、第二連結ロッド28の移動方向を一定の方向(α2方向)に維持できるので、第二連結ロッド28が振動すること、ひいては、他方のワイパアーム82(図1,図2参照)が振動することを抑制することができる。
また同様に、クランクアーム22が矢印R2方向に逆回転するときにも、第二連結ロッド28の移動方向を一定の方向(α2方向と反対方向であるβ2方向)に維持できるので、第二連結ロッド28が振動すること、ひいては、他方のワイパアーム82(図1,図2参照)が振動することを抑制することができる。
しかも、図1,図2に示されるように、本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置10において、ワイパモータ12の出力軸14は、ワイパモータ12を支持する第一フレーム部材16を貫通し、ワイパモータ12及びクランクアーム22は、第一フレーム部材16に対し出力軸14の軸方向の互いに異なる側(すなわち車両搭載時における下側と上側)に配置されている。従って、出力軸14の正回転及び逆回転に伴ってクランクアーム22が正回転及び逆回転される場合でも、クランクアーム22とワイパモータ12との干渉を防止できる。
また、クランクアーム22は、第一連結ロッド24との連結部である長手方向一端側22Bが出力軸14との固定部である長手方向中央部22Aに対し出力軸14の軸方向一方側(すなわち車両搭載時における上側)にずれた構成とされている。従って、本実施形態のように、クランクアーム22から出力軸14の先端が突出された構成において、クランクアーム22の正回転及び逆回転に伴って第一連結ロッド24及び第二連結ロッド28が往復移動される場合、特に、図1に示される如く、一対のワイパアームが下反転位置に位置される場合でも、第一連結ロッド24と出力軸14との干渉を防止できる。
また、第一連結ロッド24及び第二連結ロッド28は、クランクアーム22に対する出力軸14の軸方向一方側(すなわち車両搭載時における上側)でクランクアーム22と連結されており、第二連結ロッド28は、その長手方向中間部に曲部32を有して構成されている。従って、クランクアーム22の正回転及び逆回転に伴って第一連結ロッド24及び第二連結ロッド28が往復移動される場合、特に、図1に示される如く、一対のワイパアーム38,82が下反転位置に位置される場合でも、クランクアーム22の正回転及び逆回転に伴う第一連結ロッド24及び第二連結ロッド28の互いの干渉を防止できる。
しかも、この曲部32は、出力軸14の軸方向と直交する方向(すなわち、装置奥行き方向他方側(矢印D2側)で車両搭載時における前側)に曲がった構成とされている。従って、第一連結ロッド24及び第二連結ロッド28の干渉を防止するために、例えば、第一連結ロッド24及び第二連結ロッド28が出力軸14の軸方向に重ねて配置された場合や、曲部32が出力軸14の軸方向一方側(すなわち、車両搭載時における上側)に曲がった構成とされた場合に比して、出力軸14の軸方向についても装置全体を小型化することができる。
さらに、第二連結ロッド28に曲部32を形成することで、この曲部32によってオフセットされた分、第一連結ロッド24及び第二連結ロッドの往復移動方向(第一ピボット軸36及び第二ピボット軸58を結ぶ方向であって車両搭載時における車両幅方向)の中央部に他の部材等のための配置スペースSを確保することができる。
また、4節リンク48を構成するメインレバー50において、連結レバー54と回動可能に連結された第二レバー部62は、第二連結ロッド28と回動可能に連結された第一レバー部60に対し出力軸14の軸方向一方側(すなわち車両搭載時における上側)にずれて配置されている。従って、上述の如くクランクアーム22の正回転及び逆回転に伴いメインレバー50が往復回動された場合、特に、図2に示される如く、一対のワイパアームが上反転位置に位置される場合でも、第一レバー部60に連結された第二連結ロッド28と、第二レバー部62に連結レバー54を介して連結されたサブレバー52との干渉を防止できる。
また、本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置10によれば、4節リンク48を構成する連結レバー54では、メインレバー50及びサブレバー52と連結されたレバー本体部72から延設部74が延設されており、この延設部74に他方のワイパアーム82が一体回動可能に固定されるようになっている。
ここで、例えば、車両仕様の変更により他方のワイパアーム82の払拭範囲を変更する場合には、延設部74の長さや角度等を変えるだけで良く、メインレバー50及びサブレバー52を変更する必要が無い(つまり、連結レバー54を変更するだけで良い)。また、車両仕様の変更により他方のワイパアーム82自体を変更する場合には、ワイパアーム82自体を変更すれば良く、メインレバー50、サブレバー52、連結レバー54を変更する必要が無い。これにより、構成部材の変更を必要最小限に抑えつつ、他方のワイパアーム82の払拭範囲及びワイパアーム82自体を車両仕様の変更に応じて容易に変更することができる。
また、本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置10によれば、第一フレーム部材16は、ワイパモータ12を支持するフレーム本体部17と、第一ピボット軸36を回動可能に支持する第一ピボットホルダ34とが一体に形成された構成とされているので、部品点数を削減できるだけでなく、ワイパモータ12の出力軸14と第一ピボット軸36(ドライバ側のピボット軸)とを互いに精度良く配置でき、しかも、ワイパモータ12の搭載を容易にできる。
なお、図6には、本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置10と、比較例に係る車両用ワイパ装置110,210との比較が示されている。つまり、図6(A)には、本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置10が模式的に示されており、図6(B)及び図6(C)には、比較例に係る車両用ワイパ装置110,210が模式的に示されている。
先ず、比較例について説明すると、図6(B)に示される車両用ワイパ装置110では、ワイパモータ112の出力軸114(この出力軸114は一方向に連続回転される)にクランクアーム122の長手方向一端側が一体回動可能に固定されており、このクランクアーム122の長手方向他端側には、第一連結ロッド124及び第二連結ロッド128の長手方向一端側がそれぞれ回動可能に連結されている(つまり、両振りタイプ)。
第一連結ロッド124の長手方向他端側は、第一ピボット軸136と一体回動可能に固定された第一ピボットレバー140の回動端側に回動可能に連結されており、第二連結ロッド128の長手方向他端側は、第二ピボット軸158と一体回動可能に固定された第二ピボットレバー160の回動端側に回動可能に連結されている。なお、第二ピボット軸158には、第二ピボットレバー160の他に、サブレバー152及び連結レバー154とで4節リンク148を構成するメインレバー162が一体回動可能に固定されている。
そして、図示しない一対のワイパアームの払拭方向を同じとするために、第二ピボットレバー160は、第一ピボット軸136に対し装置奥行き方向一方側(矢印D1側)に配置されたピボットレバー140と装置奥行き方向の逆向きに配置されている(つまり、第二ピボット軸158に対し装置奥行き方向他方側(矢印D2側)に配置されている)。
ところが、この場合、第一ピボットレバー140、第二ピボットレバー160及び4節リンク148を合わせた装置全体の装置奥行き方向の寸法d2が大きくなる。
一方、図6(C)に示される車両用ワイパ装置210では、ワイパモータ212の出力軸214(この出力軸214は一方向に連続回転される)にクランクアーム222の長手方向一端側が一体回動可能に固定されており、このクランクアーム222の長手方向他端側には、第一連結ロッド224の長手方向一端側が回動可能に連結されている。
また、第一連結ロッド224の長手方向他端側は、第一ピボット軸236と一体回動可能に固定された第一ピボットレバー240の回動端側に回動可能に連結されており、この第一ピボットレバー240の回動端側には、第二連結ロッド228の長手方向一端側が回動可能に連結されている。そして、この第二連結ロッド228の長手方向他端側は、第二ピボット軸258と一体回動可能に固定された第二ピボットレバー260の回動端側に回動可能に連結されている(つまり、折り返しタイプ)。なお、第二ピボット軸258には、第二ピボットレバー260の他に、サブレバー252及び連結レバー254とで4節リンク248を構成するメインレバー262が一体回動可能に固定されている。
そして、図示しない一対のワイパアームの払拭方向を同じとするために、第二ピボットレバー260は、第一ピボット軸236に対し装置奥行き方向一方側(矢印D1側)に配置された第一ピボットレバー240と装置奥行き方向の逆向きに配置されている(つまり、第二ピボット軸258に対し装置奥行き方向他方側(矢印D2側)に配置されている)。
ところが、この場合も、第一ピボットレバー240、第二ピボットレバー260及び4節リンク248を合わせた装置全体の装置奥行き方向の寸法d3が大きくなる。
これに対し、本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置10では、ピボットレバー40と、メインレバー50における第一レバー部60とを装置奥行き方向の逆向きに配置させる必要が無く、これらをいずれも第一ピボット軸36及び第二ピボット軸58に対する装置奥行き方向一方側(矢印D1側)に配置した構成とすることができる。これにより、装置全体を装置奥行き方向に小型化することができる(d1<d2,d3)。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、他方のワイパアーム82を往復回動させるために4節リンク48が用いられ、一対のワイパアーム38,82の払拭方向が同一(つまり、タンデム式ワイパ)となるように構成されていたが、例えば、次のように構成されていても良い。
すなわち、4節リンク48の代わりに、図7に示されるように、ピボットレバー90(この場合、ピボットレバー40が本発明における第一ピボットレバーに相当し、ピボットレバー90が本発明における第二ピボットレバーに相当する)が用いられ、一対のワイパアーム38,82の払拭方向が互いに異なる(つまり、対向式ワイパ)ように構成されていても良い。
また、上記実施形態では、他方のワイパアーム82と連結レバー54とが別部材で構成され、他方のワイパアーム82が連結レバー54を介してメインレバー50とサブレバー52とに連結されていたが、例えば、次のように構成されていても良い。
すなわち、他方のワイパアーム82に連結レバー54が一体的に構成され(つまり、ワイパアーム82の基端側のアームヘッドが連結レバー54を兼ねる構成)、この他方のワイパアーム82と一体的に構成された連結レバー54がメインレバー50とサブレバー52とに連結されるように構成されていても良い。
また、上記実施形態では、連結レバー54において、延設部74は、レバー本体部72の長手方向一端側から延設されていたが、例えば、他方のワイパアーム82の払拭範囲等に合わせて、レバー本体部72の長手方向中間部から延設されていても良い。
また、上記実施形態では、第二連結ロッド28のみに曲部32が形成されていたが、例えば、第一連結ロッド24の長手方向における連結軸26側が第二連結ロッド28との干渉を防止するために装置奥行き方向一方側(矢印D1側)に位置されるように第一連結ロッド24の長手方向中間部に曲部が形成されていても良い。また、第一連結ロッド24及び第二連結ロッド28の両方に曲部が形成されていても良い。
また、上記実施形態において、クランクアーム22は、その長手方向中央部22Aに対し長手方向一端側22Bが出力軸14の軸方向一方側(すなわち車両搭載時における上側)にずれた構成とされていたが、これに加えて、その長手方向中央部22Aに対し長手方向他端側22Cが出力軸14の軸方向一方側(すなわち車両搭載時における上側)にずれた構成とされていても良い。
また、上記実施形態において、連結軸26は、上述のワイパモータ12によるクランクアーム22の往復回動範囲において、上述の第一仮想直線L1から外れた位置で往復移動されるように設定されていたが、第一仮想直線L1を横切らなければ、第一仮想直線L1上に一方の反転位置が位置されるように設定されていても良い。
同様に、連結軸30は、上述のワイパモータ12によるクランクアーム22の往復回動範囲において、上述の第二仮想直線L2から外れた位置で往復移動されるように設定されていたが、第二仮想直線L2を横切らなければ、第二仮想直線L2上に一方の反転位置が位置されるように設定されていても良い。
本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置を車両搭載時における車両前方上方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置を車両搭載時における車両前方上方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置を車両搭載時における車両後方下方から見た斜視図である。 (A)は本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置を模式的に示した図、(B)は(A)の要部拡大図である。 (A)は本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置のクランクアームから第一ピボット軸側を示す図、(B)は本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置のクランクアームから第二ピボット軸側を示す図である。 (A)は本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置を模式的に示した図、(B),(C)は比較例に係る車両用ワイパ装置を模式的に示した図である。 本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置の変形例を示す図である。
符号の説明
10…車両用ワイパ装置、12…ワイパモータ、14…出力軸、16…第一フレーム部材(フレーム部材)、17・・・フレーム本体部、18…固定具、20…貫通孔、22…クランクアーム、22A・・・長手方向中央部(出力軸との固定部)、22B・・・長手方向一端側(一方の連結ロッドとの連結部)、22C・・・長手方向他端側(他方の連結ロッドとの連結部)、24…第一連結ロッド(一方の連結ロッド)、26・・・連結軸(一方の連結ロッド及びクランクアームの連結点)、28…第二連結ロッド(他方の連結ロッド)、30・・・連結軸(他方の連結ロッド及びクランクアームの連結点)、32…曲部、34…第一ピボットホルダ(ピボットホルダ)、36…第一ピボット軸(第一レバー手段の一部、ピボット軸)、38…ワイパアーム(一方のワイパアーム)、40…ピボットレバー(第一レバー手段の一部、第一ピボットレバー)、42・・・連結軸(一方の連結ロッド及び第一レバー手段の連結点)、44…第二フレーム部材、46…連結フレーム、48…4節リンク、50…メインレバー(第二レバー手段の一部)、52…サブレバー(第二レバー手段の一部)、54…連結レバー(第二レバー手段の一部)、56…第二ピボットホルダ、58…第二ピボット軸(第二レバー手段の一部、第一回動軸)、60…第一レバー部、62…第二レバー部、64…連結レバー部、66・・・連結軸(他方の連結ロッド及び第二レバー手段の連結点)、68…従動軸ホルダ、70…従動軸(第二レバー手段の一部、第二回動軸)、72…レバー本体部、74…延設部、76,78・・・連結軸(第二レバー手段の一部)、82…ワイパアーム(他方のワイパアーム)、84,86,88…固定部、90…ピボットレバー(第二レバー手段の一部、第二ピボットレバー)

Claims (9)

  1. 180°より小さい角度で正逆回転される出力軸を有するワイパモータと、
    前記出力軸に一体回動可能に固定されたクランクアームと、
    前記クランクアームの前記出力軸との固定部を挟んだ両側にそれぞれ回動可能に連結され、前記クランクアームの正回転及び逆回転に伴い往復移動される一対の連結ロッドと、
    前記一対の連結ロッドの一方と一対のワイパアームの一方との間に設けられ、前記一方の連結ロッドの往復移動に伴って前記一方のワイパアームを車体に対し往復回動させる第一レバー手段と、
    前記一対の連結ロッドの他方と一対のワイパアームの他方との間に設けられ、前記他方の連結ロッドの往復移動に伴って前記他方のワイパアームを車体に対し往復回動させる第二レバー手段と、
    を備え、
    前記一方の連結ロッド及び前記クランクアームの連結点が、前記ワイパモータによる前記クランクアームの往復回動範囲において、前記一方の連結ロッド及び前記第一レバー手段の連結点と前記出力軸とを通る第一仮想直線を横切らないように設定され、及び/又は、前記他方の連結ロッド及び前記クランクアームの連結点が、前記ワイパモータによる前記クランクアームの往復回動範囲において、前記他方の連結ロッド及び前記第二レバー手段の連結点と前記出力軸とを通る第二仮想直線を横切らないように設定されている車両用ワイパ装置。
  2. 前記第一レバー手段は、
    車体に対し回動可能に支持され、前記一方のワイパアームが一体回動可能に固定されるピボット軸と、
    前記ピボット軸に一体回動可能に固定されると共に、前記ピボット軸に対し、前記ピボット軸の軸方向視における前記一対の連結ロッドの往復移動方向と直交方向の一方側に配置され、前記一方の連結ロッドに回動可能に連結されたピボットレバーと、
    を有し、
    前記第二レバー手段は、
    第一回動軸によって車体に対して回動可能に支持されると共に、前記第一回動軸に対し前記直交方向の一方側に配置され、前記他方の連結ロッドと回動可能に連結されたメインレバーと、
    前記第一回動軸と離間配置された第二回動軸によって車体に対し回動可能に支持されると共に、前記第二回動軸に対し前記直交方向の一方側に配置されたサブレバーと、
    離間した二箇所の位置で前記メインレバーの回動端側と前記サブレバーの回動端側とに回動可能に連結され、前記他方のワイパアームが接続される連結レバーと、
    を有する、
    請求項1に記載の車両用ワイパ装置。
  3. 前記メインレバーは、
    前記他方の連結ロッドに回動可能に連結された第一レバー部と、
    前記連結レバーに回動可能に連結されると共に前記第一レバー部に対し前記第一回動軸の軸方向にずれて配置された第二レバー部と、
    を有する、
    請求項2に記載の車両用ワイパ装置。
  4. 前記連結レバーは、
    前記メインレバー及び前記サブレバーと連結されたレバー本体部と、
    前記レバー本体部から延設され、前記他方のワイパアームが一体回動可能に固定される延設部と、
    を有する、
    請求項2又は請求項3に記載の車両用ワイパ装置。
  5. 前記一対の連結ロッドは、前記クランクアームに対する前記出力軸の軸方向一方側で前記クランクアームと連結されると共に、少なくとも一方に前記クランクアームの正回転及び逆回転に伴う互いの干渉を防止するための曲部を有し、
    前記曲部は、前記出力軸の軸方向と直交する方向に曲がった構成とされている、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の車両用ワイパ装置。
  6. 前記クランクアームは、前記一対の連結ロッドとの連結部のうち少なくとも一方が前記出力軸との固定部に対し前記出力軸の軸方向にずれた構成とされている、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の車両用ワイパ装置。
  7. 前記ワイパモータを支持するフレーム部材を備え、
    前記出力軸は、前記フレーム部材を貫通し、
    前記ワイパモータ及び前記クランクアームは、前記フレーム部材に対し前記出力軸の軸方向の互いに異なる側に配置されている、
    請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の車両用ワイパ装置。
  8. 前記第一レバー手段は、
    車体に対し回動可能に支持され、前記一方のワイパアームが一体回動可能に固定されるピボット軸と、
    前記ピボット軸に一体回動可能に固定されると共に、前記ピボット軸に対し、前記ピボット軸の軸方向視における前記一対の連結ロッドの往復移動方向と直交方向の一方側に配置され、前記一方の連結ロッドに回動可能に連結されたピボットレバーと、
    を有し、
    前記フレーム部材は、前記ワイパモータを支持するフレーム本体部と、前記ピボット軸を回動可能に支持するピボットホルダとが一体に形成された構成とされている、
    請求項7に記載の車両用ワイパ装置。
  9. 前記第一レバー手段は、
    車体に対し回動可能に支持され、前記一方のワイパアームが一体回動可能に固定される第一ピボット軸と、
    前記第一ピボット軸に一体回動可能に固定されると共に、前記第一ピボット軸に対し、前記第一ピボット軸の軸方向視における前記一対の連結ロッドの往復移動方向と直交方向の一方側に配置され、前記一方の連結ロッドに回動可能に連結された第一ピボットレバーと、
    を有し、
    前記第二レバー手段は、
    車体に対し回動可能に支持され、前記他方のワイパアームが一体回動可能に固定される第二ピボット軸と、
    前記第二ピボット軸に一体回動可能に固定されると共に、前記第二ピボット軸に対し前記直交方向の一方側に配置され、前記他方の連結ロッドに回動可能に連結された第二ピボットレバーと、
    を有する、
    請求項1に記載の車両用ワイパ装置。
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