JP5152760B2 - エレベータのロープ給油装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータのメインロープに対してオイルを供給するためのロープ給油装置に関する。
エレベータの一般的な構成を図14に示してある。エレベータ昇降路1の上部には機械室2が設けられ、この機械室2に巻上機(図示せず)により駆動されるトラクションシーブ4が設置され、このトラクションシーブ4にメインロープ5が複数本平行に引き揃えて巻き掛けられている。
これらメインロープ5の両端側は昇降路1内に引き落とされ、その一端側端部に乗りかご6が、他端側端部につり合い重り7がそれぞれ連結され、これら乗りかご6及びつり合い重り7がメインロープ5を介して昇降路1内に吊り下げられている。そして、トラクションシーブ4の回転で乗りかご6及びつり合い重り7が上下に昇降移動する。なお、8はそらせシーブ、9はコンペンロープ、10はコンペンシーブである。
11はメインロープ5にオイルを供給する給油器であり、この給油器11はオイルを収容したオイルタンク12と、このオイルタンク12内のオイル中に浸漬され、先端部がオイルタンク12の外部に導出された給油芯13とを備えている。給油芯13は、フェルトなどのオイル含浸性及び可撓性を有する材料からなる。
給油器11は、給油芯13の先端部がメインロープ5に接触するように機械室2内に設置されている。このような給油器11については、例えば特開2006−21873公報に開示されている。
給油器11は、給油芯13の先端側の縁部がメインロープ5に対して数ミリ押し付けられる状態で設置される。給油芯13にはオイルタンク12内のオイルがしみ込み、メインロープ5の走行に伴って給油芯13の先端側の縁部に半円状の溝が生じ、その溝の接触面を通じて給油芯13からメインロープ5にオイルが供給される。なお、給油芯13が摩耗し、メインロープ5との間に隙間が生じても、その隙間の距離が2mm程度までなら給油が可能である。
このような給油器11は、給油芯13が複数本のメインロープ5に均等的に接触して各メインロープ5に満遍なく均等的にオイルを供給できるように、メインロープ5が平行に横一列に配列する位置、例えば図14におけるトラクションシーブ4とそらせシーブ8との間の区間部分に設置されるのが通常である。
ところで、複数本のメインロープ5は、図15(A)に示すように、トラクションシーブ4に巻き掛けられた部分においては平行に引き揃えられて横一列に並ぶ状態にあるが、乗りかご6との連結部分においては図15(B)に示すように横二列に並ぶように配置され、その各メインロープ5がシャックルロッド15を介して乗りかご6のヒッチ部16に連結されるのが一般的である。そして、各メインロープ5を乗りかご6のヒッチ部16に連結するシャックルロッド15の外径はメインロープ5の外径より大きく、このため各メインロープ5の並びのピッチはトラクションシーブ4の部分の並びのピッチより大きくなる。
したがって、トラクションシーブ4から乗りかご6に至る部分のメインロープ5は、垂直線に対して傾斜する傾き角をもって垂れ下がる。乗りかご6が最下階にあるときにはその傾き角は小さいが、乗りかご6が最上階に移動するに従ってその傾き角が大きくなる。そして図14のA−A線に沿うレベル位置において、各メインロープ5の水平面内での位置を考えると、乗りかご6が最下階に位置する状態から乗りかご6が最上階に移動すると、前記傾き角の変化で各メインロープ5が水平方向に変位するロープドローが生じる。特に配列の端に位置するメインロープ5の変位が大きくなる。
このため、A−A線の部分に給油器11が配置された場合、乗りかご6が最下階にあるときに各メインロープ5が給油芯13に均等的に接触するように設定されていても、乗りかご6の上昇移動でロープドローが生じたときに幾つかのメインロープ5が給油芯13から離れてしまい、各メインロープ5に均等的にオイルを供給することができず、給油不足が生じることになる。このようなことは、そらせシーブ8とつり合い重り7との間に給油器11を設置する場合においても同様である。
このようなことから、給油器11は例えば特開2006−290485公報に見られるように、メインロープ5の配列位置が変動することのないトラクションシーブ4とそらせシーブ8との間の部分に設置されるのが一般的となっている。
特開2006− 21873公報 特開2006−290485公報
しかしながら、図16に示すように、そらせシーブがないエレベータもあり、このようなエレベータにあっては、トラクションシーブ4と乗りかご6との間のトラクションシーブ4の近傍の位置に給油器11を設置せざるを得ない。
この場合、乗りかご6が最下階近くに位置するときには、各メインロープ5にほぼ均等的に給油することが可能であっても、前述したように乗りかご6が上方に移動すると、ロープドローによりメインロープ5が給油器11の給油芯13から離れる方向に変位する動きが生じて各メインロープ5に均等的に給油することができなくなり、給油不足が起きてしまう。また、メインロープ5は給油芯13の幅方向にも変位し、この変位で給油芯13が摩耗し、ますます給油量に差が生じてしまう。
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、メインロープがロープドローで水平方向に変位する部分に給油器を設置する場合であっても、各メインロープに均等的にオイルを供給して給油不足を防止することができるエレベータのロープ給油装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、請求項1の発明は、巻上機のトラクションシーブに巻き掛けられた複数本のメインロープを介して昇降路内に乗りかごが吊り下げられ、その複数本のメインロープにオイルを供給するための給油器を備え、前記給油器は、オイルを収容したオイルタンクと、このオイルタンクに支持部を介して支持され、一端部が前記オイルタンク内のオイル中に浸漬され、他端部の縁部が前記支持部から導出して前記メインロープに接触することで前記メインロープにオイルを供給する給油芯とを具備し、前記給油器の近傍には、前記複数本のメインロープを前記給油芯の他端部の縁部に沿う一方向に並んで配列する状態に整列させるロープ整列機構が設けられていることを特徴としている。
請求項2の発明は、巻上機のトラクションシーブに巻き掛けられた複数本のメインロープを介して昇降路内に乗りかごが吊り下げられ、その複数本のメインロープにオイルを供給するための給油器を備え、前記給油器は、オイルを収容したオイルタンクと、このオイルタンクに支持部を介して支持され、一端部が前記オイルタンク内のオイル中に浸漬され、他端部の縁部が前記支持部から導出して前記メインロープに接触することで前記メインロープにオイルを供給するフェルトからなる給油芯とを具備し、前記給油芯の他端部の縁部には、前記各メインロープに対応するU字溝が形成され、その各U字溝は奥行長さが前記メインロープの半径より大きく、U字部の円弧の半径が前記メインロープの半径より小さい状態にあり、これらU字溝内に前記各メインロープが挿入されていることを特徴としている。
この発明によれば、メインロープがロープドローで水平方向に変位する部分に給油器を設置する場合であっても、各メインロープに均等的にオイルを供給して給油不足を防止することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、従来と対応する構成部分いついては図中に同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図1乃至図4には第1の実施形態を示してある。この実施形態では、図1に示すように給油器20がトラクションシーブ4と乗りかご6との間のトラクションシーブ4に近接する位置に配置されている。
図2には給油器20の斜視図を、図3には給油器20の平面図を、図4には給油器20の側面図をそれぞれ示してある。給油器20は、上面が開口する箱形状のオイルタンク21を備え、このオイルタンク21はエレベータの昇降路あるいは機械室内に設けられた取付台22の上に配置され、ボルト23を介して固定されている。
オイルタンク21内にはオイルが収容され、またオイルタンク21の上面には異物侵入防止用のカバー26が脱着可能に取り付けられている。オイルタンク21の前部上端縁には、その前方に水平に突出する支持板27が一体に形成され、またカバー26の前端部にはガイド板28が設けられ、このガイド板28が支持板27と対向し、このガイド板28と支持板27とで給油芯30を挟んで支持する支持部29が構成されている。
給油芯30は、フェルトなどの含油性部材からなる可撓変形が可能な材料からなり、一部がオイルタンク21内のオイル中に浸漬され、先端側部分が支持部29を通してオイルタンク21の前方側に水平に導出され、その導出側縁部が各メインロープ5に押し当てられている。給油芯30は支持板27とガイド板28とで若干圧縮される程度の圧力でその支持板27とガイド板28との間に挟まれている。
取付台22の側面にはアーム32がボルト33を介して取り付けられ、このアーム32の先端部に一対のローラ軸34が平行に取り付けられ、これらローラ軸34にローラ35がそれぞれ回転自在に取り付けられている。ローラ軸34及びローラ35は、給油芯30の下方の位置において、給油芯30の縁部の幅方向に沿って水平方向に延びるように支持され、その互いに平行に並ぶ一対のローラ35間にメインロープ5が通されている。すなわち、一対のローラ35は、メインロープ5を所定の圧力で挟んでそのメインロープ5を横一列に配列させるロープ整列機構として機能し、メインロープ5の走行に応じて各ローラ35が回転するようになっている。
このような構成においては、乗りかご6の上下の移動に応じて各メインロープ5が水平方向に変位しようとするロープドローの力が加わっても、各メインロープ5の水平方向の変位がロープ整列機構としての一対のローラ35で規制され、したがって各メインロープ5は乗りかご6の上下の移動に伴うロープドローの発生に拘わらずローラ35の軸方向に沿う横一列に並ぶ状態が常時保持される。このため、給油芯30と各メインロープ5との接触状態が均一に保たれ、各メインロープ5に均等的にかつ安定してオイルが供給することができる。
さらに述べれば、給油芯30の先端面には、走行する各メインロープ5との擦れによる摩耗で各メインロープ5に対応する半円状の溝が形成されるが、その各メインロープ5と各溝との接触面積が各溝に渡って等しくなり、このため各メインロープ5に対して同量のオイルを供給することができ、給油不足を防ぐことができる。
図5には第2の実施形態を示してある。この実施形態では、前記第1の実施形態におけるローラ35は設けられていない。これに代わって、給油芯30の先端側の縁部に予め各メインロープ5に対応するU字溝36が横に一列に並んで形成されている。なお、他の部分の構成は、前記第1の実施形態の場合と同様である。
給油芯30の各U字溝36は、図6に示すように、その深さ(奥行長さ)Lがメインロープ5の半径よりも大きく、円弧状に湾曲するU字部の半径Rがメインロープ5の半径よりも小さいU字形の形状となっている。そして、各メインロープ5が給油芯30の各U字溝36内に通されている。
この実施形態の場合には、U字溝36のU字部の半径Rがメインロープ5の半径よりも小さいからメインロープ5はU字溝36のU字部に圧入され、そのU字部がメインロープ5により弾性的に拡張された状態にある。
そして、乗りかご6の上下の移動でロープドローが生じると、メインロープ5が給油芯30を押し付ける方向や離れる方向に斜めに動く。特に配列の端のメインロープ5ほど給油芯30の幅方向に対する動きが大きくなる。
図7(A−1)には、乗りかご6が最下階に位置するときのメインロープ5に対する給油可能範囲(斜線部分)を、図7(A−2)には、乗りかご6が上方に移動してメインロープ5が給油芯30の幅方向と長手方向とにそれぞれ1.5mmだけ動いたときのメインロープ5に対する給油可能範囲(斜線部分)をそれぞれ示してある。なお、この場合、メインロープ5の直径は20mm、U字溝36の深さは21mm、U字部の半径は8mmである。
メインロープ5に対して給油が可能となるのは、前述したようにメインロープ5と給油芯30との距離が2mm以内の範囲の部分となるが、図7(A−1)の場合はその範囲の角度が261°で、図7(A−2)の場合はその角度が250°となり、11°減少する。
図7(B−1)は比較例の図で、この図7(B−1)に示すU字溝36においては、その深さ(奥行長さ)がメインロープ5の半径よりも大きいが、円弧状に湾曲するU字部の半径がメインロープ5の半径と同じとなっている。
そして、図7(B−1)には、乗りかご6が最下階に位置するときのメインロープ5に対する給油可能範囲(斜線部分)を、図7(B−2)には、乗りかご6が上方に移動してメインロープ5が給油芯30の幅方向と長手方向とにそれぞれ1.5mmだけ動いたときのメインロープ5に対する給油可能範囲(斜線部分)をそれぞれ示してある。
この比較例の場合、メインロープ5に対して給油が可能となるのは、メインロープ5と給油芯30との距離が2mm以内の範囲の部分であるが、図7(B−1)の場合はその範囲の角度が245°で、図7(B−2)の場合はその範囲の角度が213°となり、32°減少する。
本実施形態の場合は、その減少分が11°で比較例の場合の32°より21°分だけ少なくなり、したがってロープドローによる給油不足を防ぐことができる。
図8には第3の実施形態を示してある。この実施形態においては、給油芯30の先端側の縁部がメインロープ5の本数に対応する数の分割片37に分割されている。そして各分割片37の先端部に切込み38が形成され、その各切込み38の内側にそれぞれメインロープ5が挿入されている。
各切込み38は、各分割片37の長手方向に沿うようにその先端縁から基端側に延びるように形成され、その切込み38内にメインロープ5が挿入されることで切込み38の内面が変形し給油芯30の材料がメインロープ5のほぼ全周に接触する状態となっている。なお、他の部分の構成は、前記第2の実施形態の場合と同様である。
この実施形態の場合には、給油芯30が複数に分割されていると共に、その各分割片37の材料で各メインロープ5のほぼ全周が囲まれており、このためロープドローで各メインロープ5が変位したときに、その変位に追従するように各分割片37が撓んで各メインロープ5と一体的に変位する。したがって、メインロープ5が給油芯30の材料から離れるようなことがなく、各メインロープ5が給油芯30と常時良好に接触し、このためメインロープ5に対する給油不足を防ぐことができる。
図9及び図10には第4の実施形態を示してある。この実施形態においては、前記第3の実施形態の場合と同様に、給油芯30が複数の分割片37に分割され、その各分割片37の先端部の切込み38の内側にそれぞれメインロープ5が挿入されている。
そしてこの実施形態では、給油芯30と支持板27との間、及び給油芯30とガイド板28との間にスライド機構として機能する複数ずつのローラ40が設けられている。各ローラ40は給油芯30の幅方向に沿うように延びて給油芯30の長手方向に並列し、これらローラ40の転動で給油芯30がその長手方向に沿って水平にスライドすることができるようになっている。
ところで、仮に給油芯30が支持板27やガイド板28に固定されていると、ロープドローが生じ、メインロープ5が給油芯30の分割片37を水平方向に押し付けるように変位したときに、その分割片37が図10に鎖線で示すように反るように変形し、この変形で分割片37がメインロープ5と直角に接触せずに傾き、この傾きで給油芯30の材料が削られ、給油不足の原因となる可能性がある。
ところが本実施形態では、メインロープ5が給油芯30の切込み38内に挿入されていると共に、その給油芯30がローラ40を介して水平方向にスライド可能となっており、このためメインロープ5が給油芯30から離れることがないと共に、給油芯30がメインロープ5により水平方向に押し付けられた際に、その給油芯30が水平方向にスライドして反り返るようなことがなく、このためメインロープ5への給油不足をより確実に防止することができる。
なお、前記第3及び第4の実施形態においては、給油芯30の先端部の縁部を複数に分割して各メインロープ5に対応する数の分割片37としたが、給油芯30の長手方向の全長区間に渡る部分を幅方向に切り離して複数の分割片とするような場合であってもよい。
図11及び図12には第5の実施形態を示してある。この実施形態においては、メインロープ5を挟むようにその水平方向の一方側と他方側とに給油器20a,20bが互いに対称的に向き合うように設けられている。これら給油器20a,20bは、第1の実施形態における給油器20と同様の構成であり、図には同一の符号を付してある。
一方の給油器20aは取付台22の上に設置され、他方の給油器20bはその取付台22にボルト44を介して取り付けられたブラケット46の上に設置され、ボルト47を介して固定されている。
この第5の実施形態では、各メインロープ5が一方の給油器20aの給油芯30と他方の給油器20bの給油芯30とで挟まれた状態にある。このため、ロープドローによりメインロープ5が一方の給油器20aの給油芯30から離れる方向に動こうとしたときにはそのメインロープ5が他方の給油器20bの給油芯30に強く接触し、逆に他方の給油器20bの給油芯30から離れる方向に動こうとしたときには一方の給油器20aの給油芯30に強く接触する。すなわち、メインロープ5はロープドローに拘わらず常にいずれかの給油器20a,20bの給油芯30と良好に接触し、このため各メインロープ5に対して均等的に給油でき、給油不足を防ぐことができる。
図13には第6の実施形態を示してある。この実施形態においては、給油器20が第1の給油芯30aと第2の給油芯30bとを備え、これら一対の給油芯30a,30bがそれぞれオイルタンク21内に挿入されている。第1の給油芯30aは、支持部29から導出されら部分がコ字状のコ字状部48となっており、第2の給油芯30bの先端側の縁部が第1の給油芯30aにおけるコ字状部48の内側に配置されている。
第1の給油芯30aにおけるコ字状部48の内側の縁部と第2の給油芯30bにおける先端側の縁部は互いに向き合うように対向し、その対向間に各メインロープ5が挿入され、その各メインロープ5が第1の給油芯30aと第2の給油芯30bとで挟まれている。
この第6の実施形態の場合においても、前記第5の実施形態と同様に、各メインロープ5が一方の第1の給油芯30aと他方の第2の給油芯30bとで挟まれた状態にあるため、ロープドローによりメインロープ5が一方の給油芯30aから離れる方向に動こうとしたときにはそのメインロープ5が他方の給油芯30bに強く接触し、逆に他方の給油芯30bから離れる方向に動こうとしたときには一方の給油芯30aに強く接触し、したがって各メインロープ5はロープドローに拘わらず常にいずれかの給油芯30a,30bと良好に接触し、このため各メインロープ5に対して均等的に給油でき、給油不足を防ぐことができる。
この発明の第1の実施形態を示す側面図。 その第1の実施形態における給油器を示す斜視図。 その第1の実施形態における給油器を示す平面図。 その第1の実施形態における給油器を示す側面図。 この発明の第2の実施形態を示す平面図。 その第2の実施形態におけるメインロープと給油芯との関係を示す説明図。 その第2の実施形態における作用を説明するための説明図。 この発明の第3の実施形態を示す平面図。 この発明の第4の実施形態を示す平面図。 この発明の第4の実施形態を示す側面図。 この発明の第5の実施形態を示す平面図。 この発明の第5の実施形態を示す側面図。 この発明の第6の実施形態を示す平面図。 一般的なエレベータの全体の構成を示す構成図。 そのエレベータにおけるメインロープの配置関係を説明するための説明図。 そらせシーブをもたないエレベータの構成を示す構成図。
符号の説明
1…昇降路、2…機械室、4…トラクションシーブ、5…メインロープ、8…シーブ、11…給油器、12…オイルタンク、13…給油芯、15…シャックルロッド、16…ヒッチ部、20.20a.20b…給油器、21…オイルタンク、22…取付台、23…ボルト、26…カバー、27…支持板、28…ガイド板、29…支持部、30.30a.30b…給油芯、32…アーム、33…ボルト、34…ローラ軸、35…ローラ、36…U字溝、37…分割片、40…ローラ、44…ボルト、46…ブラケット、47…ボルト、48…コ字状部。

Claims (2)

  1. 巻上機のトラクションシーブに巻き掛けられた複数本のメインロープを介して昇降路内に乗りかごが吊り下げられ、その複数本のメインロープにオイルを供給するための給油器を備え、
    前記給油器は、オイルを収容したオイルタンクと、このオイルタンクに支持部を介して支持され、一端部が前記オイルタンク内のオイル中に浸漬され、他端部の縁部が前記支持部から導出して前記メインロープに接触することで前記メインロープにオイルを供給する給油芯とを具備し、
    前記給油器の近傍には、前記複数本のメインロープを前記給油芯の他端部の縁部に沿う一方向に並んで配列する状態に整列させるロープ整列機構が設けられていることを特徴とするエレベータのロープ給油装置。
  2. 巻上機のトラクションシーブに巻き掛けられた複数本のメインロープを介して昇降路内に乗りかごが吊り下げられ、その複数本のメインロープにオイルを供給するための給油器を備え、
    前記給油器は、オイルを収容したオイルタンクと、このオイルタンクに支持部を介して支持され、一端部が前記オイルタンク内のオイル中に浸漬され、他端部の縁部が前記支持部から導出して前記メインロープに接触することで前記メインロープにオイルを供給するフェルトからなる給油芯とを具備し、
    前記給油芯の他端部の縁部には、前記各メインロープに対応するU字溝が形成され、その各U字溝は奥行長さが前記メインロープの半径より大きく、U字部の円弧の半径が前記メインロープの半径より小さい状態にあり、これらU字溝内に前記各メインロープが挿入されていることを特徴とするエレベータのロープ給油装置。
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