JP5150847B2 - 軸シール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、軸シール構造に関し、特に、潤滑剤を封止した多数のカプセルを内蔵したシール部材を用いることにより、従来よりも摩擦力を低減させ、装置の小型化を達成するための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のカメラスタビライザ(空間安定装置)等に採用されている軸シール構造としては、社内製作のみで特許出願を行っていないため、特許文献等は開示していないが、図3の構成を挙げることができる。
すなわち、図3において符号1で示されるものは固定は位置の固定部材であり、前記固定部材1の内面1aにはシール部材2を介して回転部材3が回転自在に設けられている。
前記シール部材2は、断面凹状をなす輪状シリコンラバー4と、この輪状シリコンラバー4の凹部5内に設けられ断面V型をなす輪状V型バネ6と、前記輪状シリコンラバー4の一面4aと他面4bに塗布されたテフロン(商標名)からなる減摩剤7と、から構成されている。
従って、前述の図3の従来構成において、前記輪状V型バネ6の拡開するバネ力により、輪状シリコンラバー4が矢印の方向に拡開され、減摩剤7を介して固定部材1と回転部材3に圧接するため、固定部材1に対して回転部材3が回転しつつ、シール部材2によるシール作用が行われる。
従来、用いられていた軸シール構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、輪状V型バネ、シリコンラバー及びテフロン等の減摩剤を用いていたため、輪状バネのヘタリ等によるシール作用の低下、水の侵入、減摩剤の減摩作用の低下等により、軸シール構造のメンテナンスに多大の労力とコストとを必要としていた。
本発明による軸シール構造は、固定部材に対して回転部材を回転自在とし、前記固定部材の一面と前記回転部材との間に輪状シール部材を設け、前記輪状シール部材は、潤滑剤を封止した粒状のカプセルを多数内蔵し、前記カプセルは前記回転部材と接することにより破壊される構成において、前記固定部材の一面に形成された輪状凹部と、前記輪状凹部内に設けられた輪状皿バネと、を備え、前記輪状シール部材の基部は前記輪状凹部内に保持され、前記輪状シール部材の先端は前記回転部材の他面に曲折した状態で接している構成である。
本発明による軸シール構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、固定部材に対して回転部材を回転自在とし、前記固定部材の一面と前記回転部材との間に輪状シール部材を設け、前記輪状シール部材は、潤滑剤を封止した粒状のカプセルを多数内蔵し、前記カプセルは前記回転部材と接することにより破壊される構成において、前記固定部材の一面に形成された輪状凹部と、前記輪状凹部内に設けられた輪状皿バネと、を備え、前記輪状シール部材の基部は前記輪状凹部内に保持され、前記輪状シール部材の先端は前記回転部材の他面に曲折した状態で接している構成である。
本発明は、潤滑剤を封止した多数のカプセルを内蔵したシール部材を用いることにより、従来よりも摩擦力を低減させ、装置の小型化を達成するようにした軸シール構造を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明による軸シール構造の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用いて説明する。
図1において符号1で示されるものは固定装置の固定部材であり、この固定部材1に対して、回転軸としての回転部材3が回転自在に設けられている。
前記固定部材1と回転部材3との間には、軸方向に直径を有すると共に輪状に形成された輪状シール部材2が設けられている。
前記輪状シール部材2は、図に示されているように、シリコンゴム等の柔軟性の高い材料で形成され、その基部2Aは、前記固定部材1の一面1aに形成された一個の輪状凹部10内に保持されている。
前記輪状凹部10内には、輪状皿バネ11が設けられ、前記輪状シール部材2の基部2Aは前記輪状皿バネ11によって回転部材3側へ付勢され、この輪状シール部材2の先端2Bは回転部材3の他面3aは当接して曲折した状態で接触している。
前記輪状シール部材2は、図2にも示されているように、シリコンゴム等の柔軟材料で形成されていると共に、このシリコンゴム等の内部に、周知のように、潤滑剤を内部に封止した粒状のカプセル15を多数内蔵し、この輪状シール部材2が前記他面3aと接触することにより、このカプセル15が機械的に破壊され、内部の潤滑剤が膜16となって前記輪状シール部材2と他面3aとの間に常に形成される。
前述の構成で、固定部材1に対して回転部材3を回転させると、前記輪状皿バネ11、輪状シール部材2及び膜16によって前記固定部材1と回転部材3間の回転時のシール状態が維持され、外部からの水等の侵入を防止し、外部に設置されたカメラを有するスタビライザ(空間安定装置)等に適用すると、極めて利便性を高めることができる。
本発明による軸シール構造を示す断面図である。 図1のA部の拡大図である。 従来構成を示す断面図である。
1 固定部材
2 輪状シール部材
2A 基部
2B 先端
1a 一面
3a 他面
10 輪状凹部
11 輪状皿バネ

Claims (1)

  1. 固定部材(1)に対して回転部材(3)を回転自在とし、前記固定部材(1)の一面(1a)と前記回転部材(3)との間に輪状シール部材(2)を設け、
    前記輪状シール部材(2)は、潤滑剤を封止した粒状のカプセル(15)を多数内蔵し、前記カプセル(15)は前記回転部材(3)と接することにより破壊される構成からなる軸シール構造において、前記固定部材(1)の一面(1a)に形成された輪状凹部(10)と、前記輪状凹部(10)内に設けられた輪状皿バネ(11)と、を備え、前記輪状シール部材(2)の基部(2A)は前記輪状凹部(10)内に保持され、前記輪状シール部材(2)の先端(2B)は前記回転部材(3)の他面(3a)に曲折した状態で接していることを特徴とする軸シール構造。
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