JP2006283775A - 密封装置 - Google Patents

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Takashi Umeki
隆 梅木
Masaki Muneda
雅樹 宗田
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Arai Seisakusho Co Ltd
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Abstract

【課題】
ダストの侵入を確実に防止することができ、構成も簡単であり、必ずしもダストリップを設ける必要のない密封装置を提供すること。
【解決手段】
回転軸SとハウジングHとの間に装着されるように形成されている密封装置21において、前記回転軸Sの外周面にダストを大気側に排出する空気流を形成する凹凸部28を形成するとともに、前記回転軸Sの凹凸部28が形成されている部分と前記密封装置21との間隙を前記空気流によってダストを排出可能とする大きさに形成したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、密封流体の漏洩を防止する密封装置に係り、特に、回転体の回転により密封流体の漏洩を非接触で防止することのできる密封装置に関する。
一般に、流体の漏れを防ぐ密封装置の一つとして、回転軸の軸受部の密封流体の漏洩を防止することのできる回転用の密封装置が知られている。
図5に示すように、従来の密封装置1は、回転軸SとハウジングHとの間に装着されるように形成されている。この密封装置1は、金属などにより断面ほぼL字状に形成された環状の補強環2に、ゴム様弾性体により形成されたシール本体3が一体に焼き付けられて形成されている。そして、シール本体3には、補強環2の内周部から密封側OSに向かって徐々に縮径するように形成されて回転軸Sと接触してシールを行う環状のシールリップ4が形成されている。また、シール本体3のリップ先端5の背面側には、ガータースプリング6装着されている。このシールリップ4より大気側ASにはダストの侵入を防ぐためのダストリップ7が形成されている。このダストリップ7と回転軸Sとは、接触若しくは非接触に形成されることが多い。
このダストリップ7と回転軸Sとが接触していると、回転軸Sを回転させるためのトルクが増大してしまう問題点があり、非接触であると微小ダストが侵入してしまう問題点があった。
そこで、ダストリップ7を回転軸Sと非接触にするとともに、ダストリップ7の内周面に大気側に向けて空気流を発生させる複数の突起若しくは溝を形成して、ダストの侵入を防止することが提案されている(特許文献1参照)。
実開平06−073545号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の従来例においては、ダストリップ7の内周面に突起若しくは溝を形成することは困難であり、これらの突起等を形成したダストリップ7を有していない密封装置においてはダストの侵入を防止することができないという不都合があった。
更に、図6に示す従来の他の密封装置11においては、回転軸Sに固着したスリーブ12にシール本体3のシールリップ4のリップ先端5を接触させ、ダストリップに代えてシール本体3にダスト防止用フェルト13を固着して、当該ダスト防止用フェルト13を回転軸Sに接触させて、ダストの侵入を防止することも提案されていた。しかしながら、この場合には、ダスト防止用フェルト13と回転軸Sとが接触していると、回転軸Sを回転させるためのトルクが増大してしまったり、フェルトに汚れが発生してダストがこびり付いたり、更に、部品点数が多いという問題点があった。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ダストの侵入を確実に防止することができ、構成も簡単であり、必ずしもダストリップを設ける必要のない密封装置を提供することを目的とする。
本発明者等は鋭意研究し、回転軸の外周面に複数の溝を平行で、軸心に対して大気側に軸回転と逆方向に傾けて刻設することにより凹凸部を形成し、この回転軸を所定回転数をもって回転させておき、その回転軸の外周面よりある間隙を離した位置に保持したダストを軸方向に移動させて回転している凹凸部に次第に近接させて行って、ダストの挙動を観察すると、前記の間隙が一定値以下になるといずれも前記凹凸部によって形成される空気流によってダストが大気側に排出されることを発見して、本発明を完成させた。具体的には、直径74mmの回転軸の外周面に、傾斜角45度で、ピッチ1.5mm、深さ0.15mm、幅0.6mm、軸方向長さ3.5mmの溝を刻設し、3000rpmで回転させて、JIS8種粉のダストを間隙を変化させながら近接させると、間隔が2.5mm以下となると、溝によって形成される空気流によってダストが大気側に排出された。
前記目的を達成するために本発明の密封装置は、回転軸とハウジングとの間に装着されるように形成されている密封装置において、前記回転軸の外周面にダストを大気側に排出する空気流を形成する凹凸部を形成するとともに、前記回転軸の凹凸部が形成されている部分と前記密封装置との間隙を前記空気流によってダストを排出可能とする大きさに形成したことを特徴とする。これにより、回転軸が回転すると共に回転する凹凸部によりダストを大気側に排出する空気流が形成されて、ダストの内部への侵入が確実に阻止される。また、必ずしもダストリップを設ける必要もなく、構成も簡単となり、コストも低廉となる。
また、前記凹凸部は、複数の溝によって形成するとよく、これらの前記複数の溝は、平行で、軸心に対して大気側に軸回転と逆方向に傾いて形成するとよい。これにより回転軸に対して簡単に凹凸部を形成することができるとともに、より一層確実にダストの侵入を防止することができる。
また、前記回転軸の凹凸部が形成されている部分と前記密封装置との間隙を2.5mm以下の大きさとするとよい。これにより回転軸の外周面に形成された凹凸部によって発生される空気流によりダストが確実に大気側に排出させられることなり、より一層確実にダストの侵入を防止することができる。
このように本発明の密封装置は構成され作用するものであるから、ダストの侵入を確実に防止することができ、構成も簡単であり、必ずしもダストリップを設けなくとも密封機能を発揮することができるという優れた効果を奏する。
具体的には、回転軸が回転すると一緒に回転する凹凸部によりダストを大気側に排出する空気流が形成されて、ダストの内部への侵入が確実に阻止される。
また、凹凸部を形成する複数の溝であって、平行で、軸心に対して大気側に軸回転と逆方向に傾いてることにより、回転軸に対して簡単に凹凸部を形成することができるとともに、より一層確実にダストの侵入を防止することができる。
次に、本発明の実施の形態を図1から図4ついて説明する。
図1は本発明の密封装置の第1実施形態を示している。
本実施形態の密封装置21は、図1に示すように、回転軸SとハウジングHとの間に装着されるように形成されている。この密封装置21は、金属などにより断面ほぼL字状に形成された環状の補強環22に、ゴム様弾性体により形成されたシール本体23が一体に焼き付けられて形成されている。そして、シール本体23には、補強環22の内周部から密封側OSに向かって徐々に縮径するように形成されて回転軸Sと接触してシールを行う環状のシールリップ24が形成されている。また、シール本体23のリップ先端25の背面側には、ガータースプリング26装着されている。このシールリップ24より大気側ASにはダストの侵入を防ぐためのダストリップ27が形成されている。そして、回転軸Sの外周面には、ダストを大気側に排出する空気流を形成する凹凸部28として、複数の溝29を平行で、軸心に対して大気側に軸回転と逆方向に傾けて形成してある。更に、凹凸部28が形成されている回転軸Sの外周面とダストリップ27の内周端面との間隙Aを、凹凸部28によって形成される空気流によってダストを排出できる大きさに設定している。
次に、本実施例の作用を説明する。
まず、回転軸Sが回転すると、一緒に回転する凹凸部28によりダストを大気側に排出する空気流が形成されて、前記間隙Aを通して侵入しようとするダストの内部への侵入が確実に阻止される。
図2は本発明の密封装置の第2実施形態を示している。
本実施形態の密封装置32は、第1実施形態の密封装置21のダストリップ27を省略したものであり、間隙Aを凹凸部28によって形成される空気流によってダストを排出できる大きさに設定している。第1実施形態と同一部分には同一符号を付してある。
本第2実施形態の密封装置31においても、第1実施形態と同様に、回転軸Sが回転すると、一緒に回転する凹凸部28によりダストを大気側に排出する空気流が形成されて、前記間隙Aを通して侵入しようとするダストの内部への侵入が確実に阻止される。従って、本発明においては、必ずしもダストリップを設けなくとも十分なダストの侵入防止を図ることができる。
図3は本発明の密封装置の第3実施形態を示している。
本第3実施形態の密封装置41はラビリンスシール状に形成されており、回転軸Sに装着される回転部材42と、ハウジングHに回転部材42と対向するように装着される固定部材43と、浮動リング44とを有している。回転部材42にはゴム様弾性体で形成された回転部材用弾性シール45が焼き付けられて一体に形成されている。回転部材42の外周面には、ダストを大気側に排出する空気流を形成する凹凸部28として、複数の溝29を平行で、軸心に対して大気側に軸回転と逆方向に傾けて形成してある。前記固定部材42は、金属あるいは樹脂などにより形成された環状の固定部材用環体46に、ゴム様弾性体で形成された固定部材用弾性シール47が焼き付けられて一体に形成されている。更に、凹凸部28が形成されている回転部材42の外周面と固定部材用環体46の内周端面との間隙Aを、凹凸部28によって形成される空気流によってダストを排出できる大きさに設定している。
本第3実施形態の密封装置41においても、第2実施形態と同様に、回転軸Sが回転すると、一緒に回転する凹凸部28によりダストを大気側に排出する空気流が形成されて、前記間隙Aを通して侵入しようとするダストの内部への侵入が確実に阻止される。従って、本発明においては、必ずしもダストリップを設けなくとも十分なダストの侵入防止を図ることができる。
図4は本発明の密封装置の第4実施形態を示している。
本第4実施形態の密封装置51は、端面シール状に形成されており、回転軸Sに装着されるスリーブ52と、ハウジングHに装着される固定部材53とを有している。スリーブ52の外周面には、ダストを大気側に排出する空気流を形成する凹凸部28として、複数の溝29を平行で、軸心に対して大気側に軸回転と逆方向に傾けて形成してある。前記固定部材52は、金属あるいは樹脂などにより形成された環状の固定部材用環体54に、ゴム様弾性体で形成された固定部材用弾性シール本体55が焼き付けられて一体に形成されており、固定部材用弾性シール本体55にはスリーブ52に接触してシールを行うシールリップ56が連続して形成されている。更に、凹凸部28が形成されているスリーブ52の外周面と固定部材用弾性シール本体55の内周端面との間隙Aを、凹凸部28によって形成される空気流によってダストを排出できる大きさに設定している。
本第4実施形態の密封装置51においても、第2実施形態と同様に、回転軸Sが回転すると、一緒に回転する凹凸部28によりダストを大気側に排出する空気流が形成されて、前記間隙Aを通して侵入しようとするダストの内部への侵入が確実に阻止される。従って、本発明においては、必ずしもダストリップを設けなくとも十分なダストの侵入防止を図ることができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて変更することができる。例えば、凹凸部としては網目ローレットを形成してもよい。
本発明の密封装置の第1実施形態を示す断面図 本発明の密封装置の第2実施形態を示す断面図 本発明の密封装置の第3実施形態を示す断面図 本発明の密封装置の第4実施形態を示す断面図 従来の密封装置の1例を示す断面図 従来の密封装置の他の例を示す断面図
符号の説明
21、31、41、51 密封装置
24、45、56 シールリップ
28 凹凸部
29 溝
S 回転軸
H ハウジング

Claims (4)

  1. 回転軸とハウジングとの間に装着されるように形成されている密封装置において、前記回転軸の外周面にダストを大気側に排出する空気流を形成する凹凸部を形成するとともに、前記回転軸の凹凸部が形成されている部分と前記密封装置との間隙を前記空気流によってダストを排出可能とする大きさに形成したことを特徴とする密封装置。
  2. 前記凹凸部は、複数の溝によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
  3. 前記複数の溝は、平行であり、軸心に対して大気側に軸回転と逆方向に傾いて形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の密封装置。
  4. 前記回転軸の凹凸部が形成されている部分と前記密封装置との間隙を2.5mm以下の大きさとすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の密封装置。
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