JP2006300238A - 軸シール材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軸への装着が容易で、軸の外周面に及す力も調整が可能な軸シール材を提供する。
【解決手段】 軸シール材1は、ゴム弾性材を用いて、シール対象物を処理する軸からシール対象物が漏れないようにシールする。軸シール材1は、軸の外周面に対向する内周側が蛇腹状の蛇腹部2であり、使用状態で軸線方向に圧縮されると、蛇腹状の内周側の先端2aが軸の外周面と接触する。使用状態で軸線方向に圧縮されると、蛇腹状の内周側が軸の外周面と接触するので、圧縮前は内周側が軸の外周面には接触しないようにすることができ、軸への装着を容易に行うことができる。軸線方向への圧縮状態を調整すると、内周側の軸の外周面への接触状態を調整することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、軸の外周面に接触して、軸線方向のシールを行う軸シール材に関する。
従来から、電子写真方式を用いる複写機や印刷機では、トナーと呼ばれる微粒子着色粉を現像剤として使用している。トナーは、装置に対して着脱可能なカートリッジ等に充填して補給される。カートリッジ等に貯蔵されているトナーを現像に使用するために、トナーの供給経路には、各種のローラが設けられる。各種のローラは、回転軸の軸線まわりに回転する。回転軸の端部は、回転可能に支持される。回転可能な支持では、微小な隙間が生じることは避けられず、微粒子であるトナーがカートリッジ等の外部に洩れるおそれがある。
軸シールでは、Oリングなどと呼ばれるシールリングが広く使用されている。Oリングは、日本工業規格のJIS B 2401などで標準化されている。本件発明者らは、トナーなどの粉体のシール材として、外周側と内周側とにリップ状の突起を設けた異形断面形状のシールリングを開示している(たとえば、特許文献1参照)。回転軸を密封するためには、潤滑油などの漏れを防ぐためのオイルシールが代表的に使用されている。オイルシールについては、たとえば日本工業規格のJIS B 2402などで標準化されている。真空ポンプや空気圧縮機などの回転軸の密封には、グランドパッキンが使用されている。グランドパッキンは、軸線方向に圧縮して、径方向に回転軸を押圧するように用いられる。
特開2002−213619号公報
シールリングやオイルシールでは、軸の外径よりも内径が小さいシール材を装着する必要があるので、トナーカートリッジのように、交換が必要な用途では、再装着の作業性が悪い。また、シール時に作用する力は、シール材の弾性変形に基づく。この弾性変形の程度は、シール材の内径と軸の外径との関係による。したがって、シール時にシール材が軸の外周面に及す力は、シール材の形状や材質で決定され、調整は困難となる。
また、トナーなどをシールする目的では、軸の外周面に及す力はあまり大きい必要はない。この力が大きくなると、軸の回転などに対する負荷が大きくなり、大きな駆動力を要するようになるからである。軸の外周面に及す力を弱くするためには、軸シール材として使用するゴム材料の硬度を低くする必要がある。しかし、硬度が低い軟質のゴム材料では、表面に粘着性を生じ、トナーなどが付着してしまうようになる。
本発明の目的は、軸への装着が容易で、軸の外周面に及す力も調整が可能な軸シール材を提供することである。
本発明は、ゴム弾性材を用いて、シール対象物を処理する軸からシール対象物が漏れないようにシールする軸シール材において、
軸の外周面に対向する内周側が蛇腹状であり、
蛇腹状の段数が少なくとも一段以上であり、
圧縮時の反発弾性が0.285N〜4.9Nとなる弾力を有し、
使用状態でシール方向となる軸線方向に圧縮されると、軸のシール材支持面との密着力が増すように、かつ圧縮により蛇腹状の内周側が軸の外周面と接触するようにしたことを特徴とする軸シール材である。
本発明に従えば、軸シール材は、ゴム弾性材を用いて、シール対象物を処理する軸からシール対象物が漏れないようにシールする。軸シール材の軸の外周面に対向する内周側は蛇腹状である。蛇腹状の段数が少なくとも一段以上であり、圧縮時の反発弾性が0.285N(30gf)〜4.9N(500gf)となる弾力を有するので、シール方向となる軸線方向に圧縮すると、蛇腹の内周側の腹の部分が径方向に縮小する。使用状態で軸線方向に圧縮されると、蛇腹状の内周側が軸の外周面と接触して密着力が増すので、圧縮前は内周側が軸の外周面には接触しないようにすることができ、軸への装着を容易に行うことができる。軸線方向への圧縮状態を調整すると、内周側の軸の外周面への接触状態を調整することができる。
また本発明で、前記蛇腹状の内周側は、螺旋形状を有することを特徴とする。
本発明に従えば、蛇腹状の内周側は、螺旋形状を有するので、使用状態で軸線方向に圧縮すると、螺旋形状の部分が軸の外周面に接触し、軸が回転するときに、螺旋の方向に応じて、軸の外周面への付着物を、軸線方向のいずれか一方に押して移動させることができる。
本発明によれば、軸シール材は、軸線方向に圧縮すると、蛇腹状の内周側が軸の外周面と接触するので、圧縮前は内周側が軸の外周面には接触しないようにすることができ、軸への装着を容易に行うことができる。軸線方向への圧縮状態を調整すると、内周側の軸の外周面への接触状態を調整することができる。
また本発明によれ、蛇腹状の内周側は、螺旋形状を有するので、使用状態で軸が回転するときに、螺旋の方向に応じて、軸の外周面への付着物を、軸線方向のいずれか一方に押して移動させることができる。
図1は、本発明の実施の一形態である軸シール材1の概略的な構成を示す。図1(a)は軸線を含む断面構成を示し、図1(b)は軸線方向から見た側面構成を示す。軸シール材1は、中間に蛇腹部2を有する。蛇腹部2は、「V」字状の断面形状を有し、先端2aが径方向の内方に突出する。軸シール材1は、ゴム材料を使用し、比較的硬度が高くても、小さい軸方向の圧縮力で蛇腹部2の先端2aを径方向の内方に縮めることができる。軸シール材1の外径D、内径d、厚さtは、たとえば、それぞれ、D=10mm、d=6mm、t=6mm程度である。蛇腹状の段数は、一段以上とする。
図2は、図1の軸シール材1を、軸線方向に圧縮する際の形状変化を示す。図2(a)は圧縮前の形状を示し、図2(b)は圧縮後の形状を示す。シール方向となる軸線方向の圧縮によって、蛇腹部2は軸線方向に縮み、蛇腹部2の先端2aは径方向の内方に突出する。圧縮地の反発弾性は、0.285N(30gf)から4.9N(500gf)まで程度の弾力を有するようにしておくことが好ましい。
図3は、回転軸5がトナーカートリッジ6内に設けられる回転体から延長され、軸受部7で回転自在に支持される部分に、軸シール材1を設けてシールを行う状態を示す。軸受部7の部分で回転軸5の端部には、軸シール材1が装着される。軸シール材1を軸線方向に圧縮させるために、キャップ8がさらに装着される。軸シール材1は、圧縮前であり、蛇腹部2の先端2aの径を回転軸5の外径よりも大きくしておけば、容易に回転軸5に装着することができる。
図4は、図3に示す軸受部7に、軸シール材1およびキャップ8を組み付けた状態を示す。キャップ8は、軸受部7に螺着する。キャップ8を組み付けた状態では、軸シール材1は軸線方向に圧縮され、蛇腹部2の先端2aは回転軸5の外周面に接触して、図2(b)に示すような状態となる。
なお、軸シール材1は、回転軸5の軸シールを行うようにしているけれども、シールの対象となる軸は、回転に限らず、交互に異なる方向に角変位を繰返す回動軸や、軸線方向への変位を行う摺動軸などであっても同様にシールをおこなうことができる。いずれの場合でも、軸シール材1は、ゴム弾性材を用いて、シール対象物を処理する軸からシール対象物が漏れないようにシールする。軸シール材1は、軸の外周面に対向する内周側が蛇腹状の蛇腹部2であり、使用状態で軸線方向に圧縮されると、蛇腹状の内周側の先端2aが軸の外周面と接触する。使用状態で軸線方向に圧縮されると、蛇腹状の内周側が軸の外周面と接触するので、圧縮前は内周側が軸の外周面には接触しないようにすることができ、軸への装着を容易に行うことができる。軸線方向への圧縮状態を調整すると、内周側の軸の外周面への接触状態を調整することができる。
図5は、本発明の実施の他の形態である軸シール材11の概略的な構成を示す。図5(a)は軸線を含む断面構成を示し、図5(b)は軸線方向から見た側面構成を示す。軸シール材11は、中間に蛇腹部12を有する。蛇腹部12は、螺旋状の断面形状を有し、軸線方向に圧縮されるときに、螺旋状の凸部13が回転軸15の外周面に接触する。回転軸15の外周面に付着しているトナーなどは、回転軸15の回転方向と、凸部13の螺旋の方向とで定る軸線方向の一方へ凸部13によって案内される。すなわち、軸シール材11の蛇腹状の内周側は、螺旋形状を有するので、使用状態で軸線方向に圧縮すると、螺旋形状の凸部13が回転軸15の外周面に接触し、回転軸15が回転するときに、螺旋の方向に応じて、回転軸15の外周面への付着物を、軸線方向のいずれか一方に押して移動させることができる。
本発明の実施の一形態である軸シール材1の概略的な構成を示す正面断面図および右側面図である。 図1の軸シール材1を、軸線方向に圧縮する際の形状変化を示す正面断面図である。 図1の軸シール材で、シールを行う組合せを示す分解断面図である。 図3に示す軸受部7に、軸シール材1およびキャップ8を組み付けた状態を示す断面図である。 本発明の実施の他の形態である軸シール材11の概略的な構成を示す正面断面図である。
符号の説明
1,11 軸シール材
2,12 蛇腹部
2a 先端
5,15 回転軸
6 トナーカートリッジ
7 軸受部
13 凸部

Claims (2)

  1. ゴム弾性材を用いて、シール対象物を処理する軸からシール対象物が漏れないようにシールする軸シール材において、
    軸の外周面に対向する内周側が蛇腹状であり、
    蛇腹状の段数が少なくとも一段以上であり、
    圧縮時の反発弾性が0.285N〜4.9Nとなる弾力を有し、
    使用状態でシール方向となる軸線方向に圧縮されると、軸のシール材支持面との密着力が増すように、かつ圧縮により蛇腹状の内周側が軸の外周面と接触するようにしたことを特徴とする軸シール材。
  2. 前記蛇腹状の内周側は、螺旋形状を有することを特徴とする請求項1記載の軸シール材。
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