JP2006300237A - 軸シール材および粉体の軸シール方法 - Google Patents

軸シール材および粉体の軸シール方法 Download PDF

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Kazuo Fukui
和郎 福井
Susumu Shoji
進 庄司
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Shoji Susumu
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Abstract

【課題】 シール対象物を軸線方向に押し戻すことができる軸シール材および粉体の軸シール方法を提供する。
【解決手段】 軸シール材1は、ゴム弾性材を用いて、シール対象物であるトナー4を処理する回転軸3からシール対象物が漏れないようにシールする。回転軸3の外周面と接する内周側に螺旋状の凸条2が設けられている。螺旋状の凸条2は、回転軸の外周面と接するので、軸シール材1は静止していても、回転軸3が回転すると、軸シール材1は回転軸3の回転方向とは相対的に逆方向に回転することになる。回転軸3の外周面に接する螺旋状の凸条2は、ねじ山のように、回転軸3の外周面上に付着しているシール対象物であるトナー4に作用するので、回転軸3の回転方向に合わせて凸条2の螺旋の方向を適切に選択すれば、外周面に付着しているシール対象物であるトナー4を凸条2で押し戻すことができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、回転軸のシールを行う軸シール材および粉体の軸シール方法に関する。
従来から、電子写真方式を用いる複写機や印刷機では、トナーと呼ばれる微粒子着色粉を現像剤として使用している。トナーは、装置に対して着脱可能なカートリッジ等に充填して補給される。カートリッジ等に貯蔵されているトナーを現像に使用するために、トナーの供給経路には、各種のローラが設けられる。各種のローラは、回転軸の軸線まわりに回転する。回転軸の端部は、回転可能に支持される。回転可能な支持では、微小な隙間が生じることは避けられず、微粒子であるトナーがカートリッジ等の外部に洩れるおそれがある。
軸シールでは、Oリングなどと呼ばれるシールリングが広く使用されている。Oリングは、日本工業規格のJIS B 2401などで標準化されている。本件発明者らは、トナーなどの粉体のシール材として、外周側と内周側とにリップ状の突起を設けた異形断面形状のシールリングを開示している(たとえば、特許文献1参照)。回転軸を密封するためには、潤滑油などの漏れを防ぐためのオイルシールが代表的に使用されている。オイルシールについては、たとえば日本工業規格のJIS B 2402などで標準化されている。
特開2002−213619号公報
シールリングやオイルシールなどの軸シール材では、回転軸の外周面に接触する部分で、シール対象物の軸線方向への移動を阻止する。しかしながら、軸シール材が回転軸の外周面と接触している部分は、回転軸のまわりを一周するけれども、シール対象物を軸線方向に押し戻すような機能は有していない。
本発明の目的は、シール対象物を軸線方向に押し戻すことができる軸シール材および粉体の軸シール方法を提供することである。
本発明は、ゴム弾性材を用いて、シール対象物を処理する回転軸からシール対象物が漏れないようにシールする軸シール材において、
回転軸の外周面と接する内周側に螺旋状の凸条が設けられていることを特徴とする軸シール材である。
本発明に従えば、軸シール材は、ゴム弾性材を用いて、シール対象物を処理する回転軸からシール対象物が漏れないようにシールするために用いられる。軸シール材の内周側には、螺旋状の凸条が設けられて、回転軸の外周面と接する。軸シール材は静止していても、回転軸が回転すると、軸シール材は回転軸の回転方向とは相対的に逆方向に回転することになる。回転軸の外周面に接する螺旋状の凸条は、ねじ山のように、回転軸の外周面上に付着しているシール対象物に作用するので、回転軸の回転方向に合わせて凸条の螺旋の方向を適切に選択すれば、外周面に付着しているシール対象物を凸条で押し戻すことができる。
さらに本発明は、粉体の貯蔵部に貯蔵される粉体を処理するために予め定める方向に回転する回転軸に対して、粉体が貯蔵部から漏れないようにシールする粉体の軸シール方法において、
前述の軸シール材を回転軸のシール部分に使用し、
前記凸条の螺旋の方向を、回転軸の外周面に付着する粉体が貯蔵部側に押し戻される方向とすることを特徴とする粉体の軸シール方法である。
本発明に従えば、粉体が回転軸の外周面に付着しても、回転軸の回転で軸シール材が粉体を貯蔵部側に押し戻すことができる。
本発明によれば、軸シール材は、回転軸の外周面に接する螺旋状の凸条で、外周面に付着しているシール対象物を押し戻すことができる。軸シール材は、凸条が回転軸の外周面に接するので、接触面積を小さくし、回転軸の回転に対する負荷を軽くすることもできる。
さらに本発明は、粉体の貯蔵部に用いる回転軸に対し、粉体が回転軸の外周面に付着しても、回転軸の回転で軸シール材が粉体を貯蔵部側に押し戻すことができる。
図1は、本発明の実施の一形態である軸シール材1の概略的な構成を示す。図1(a)は軸線を含む断面構成を示し、図1(b)は軸線方向から見た側面構成を示す。軸シール材1は、大略的に、矩形に近い断面形状のリングである。ただし、リングの内周側には、螺旋状の凸条2が形成されている。リング状の軸シール材1は、ゴム製であり、硬さは、たとえば、日本工業規格のJIS K 6301に規定するゴム硬度で、50°±5°程度とする。
外形D、厚さt、および内径dとしては、たとえば、D=10mm、t=2.5mm、d=6mm程度とする。凸条2の幅wは、0.25mm、凸条2のピッチpは、1.5mm、凸条2の断面形状での山2aの高さhは、0.125mm程度とする。
図2は、図1の軸シール材1を用いて、外径6mm程度の回転軸3をシールしている状態を示す。回転軸3は、たとえばトナー4のカートリッジに設けられる回転ローラなどの回転体の回転軸である。このような回転体は、カートリッジ内でトナー4を攪拌したり、搬送したりするために広く用いられている。トナー4は、数μm程度の大きさである。なお、図では、説明の便宜のために、トナー4を実際の比率よりも大きく記載している。
図の右方にトナー4の貯蔵部がある場合を想定すると、図で回転軸3の上部が背面側、下部が正面側に角変位するように回転すると、相対的に凸条2は、上部が正面側、下部が背面側に角変位することになり、回転軸3の外周面条のトナー4に、矢符5に示すような右方への力を作用させることができる。矢符5の方向が回転軸3の軸線方向で、トナー4の貯蔵部の方向であれば、トナー4を貯蔵部に押し戻すことができる。回転軸3の回転方向や、凸条2の螺旋の方向は、必要に応じて適宜選択することができるのはもちろんである。
すなわち、軸シール材1は、ゴム弾性材を用いて、シール対象物であるトナー4を処理する回転軸3からシール対象物が漏れないようにシールする。回転軸3の外周面と接する内周側に螺旋状の凸条2が設けられている。螺旋状の凸条2は、回転軸の外周面と接するので、軸シール材1は静止していても、回転軸3が回転すると、軸シール材1は回転軸3の回転方向とは相対的に逆方向に回転することになる。回転軸3の外周面に接する螺旋状の凸条2は、ねじ山のように、回転軸3の外周面上に付着しているシール対象物であるトナー4に作用するので、回転軸3の回転方向に合わせて凸条2の螺旋の方向を適切に選択すれば、外周面に付着しているシール対象物であるトナー4を凸条2で押し戻すことができる。
このような軸シール材1の使用は、トナー4が粉体であるので、粉体の貯蔵部に貯蔵される粉体を処理するために予め定める方向に回転する回転軸3に対して、粉体が貯蔵部から漏れないようにシールする粉体の軸シール方法に該当する。この方法では、前述のような軸シール材1を回転軸3のシール部分に使用し、凸条2の螺旋の方向を、回転軸3の外周面に付着する粉体が貯蔵部側に押し戻される方向とする。粉体が回転軸3の外周面に付着しても、回転軸3の回転で軸シール材1が粉体を貯蔵部側に押し戻すことができる。
図3は、本発明の実施の他の形態である軸シール材11の概略的な構成を示す。図3(a)は軸線を含む断面構成を示し、図3(b)は軸線方向から見た側面構成を示す。軸シール材11は、大略的に、図1の軸シール材1と同等である。したがって、対応する部分には同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。軸シール材11では、リング部分に、側面間を貫通しない穴12を設け、軽量化を図っている。図では、内径が1mm、深さが1.5mm程度の穴12を12個設けているけれども、穴12の形状や数は、適宜変更することができる。非貫通であれば、両側面に設けることもできる。
図4は、本発明の実施のさらに他の形態である軸シール材21の概略的な構成を示す。図4(a)は軸線を含む断面構成を示し、図4(b)は軸線方向から見た側面構成を示す。軸シール材21は、大略的に、図1の軸シール材1と同等である。したがって、対応する部分には同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。軸シール材21では、リング部分に、側面間を貫通しない溝22を設け、図3の軸シール材11よりも低荷重化を図っている。図では、幅が1mm、深さが1.5mm程度の溝22を一周するように設けているけれども、溝22の形状は、適宜変更することができる。非貫通であれば、両側面に設けることもできる。
図5は、本発明の実施のさらに他の形態である軸シール材31の概略的な構成を示す。図5(a)は軸線を含む断面構成を示し、図5(b)は軸線方向から見た側面構成を示す。軸シール材31は、大略的に、図4の軸シール材21と同等である。したがって、対応する部分には同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。軸シール材31では、リング部分の外周に、リブ32を設け、外周面側でのシール性を向上させている。
図6は、(a)では図1の軸シール材1、(b)では図3の軸シール材11、(c)では図4の軸シール材21および(d)では図5の軸シール材31を、それぞれ回転軸3の端部をシールするために用いている状態を示す。回転軸3は、たとえば電子写真方式の画像形成装置で、静電潜像を現像するためのトナーを供給する現像ユニットの現像ローラなどの軸であり、軸受40で回転可能に支持される。軸受40は、ベアリングまたはブッシュであり、現像ユニットのハウジング41やトナー供給用のホッパなどによって支持される。軸シール材1,11,21,31は、トナーが軸受40側に移行しないようにシールする。
なお、図6(a)に示す軸シール材1は、リング部分に欠けている部分があく、大きな荷重を受けることができるので、高荷タイプと考えることができる。これに対して、図6(b)および(c)では、リング部分に穴12や溝22を設けている。リング部分に穴12や溝22を設けることによって、リング部分が径方向に変形しやすくなり、シール時の荷重を低減することができる。荷重の低減は、穴12のように周方向に断続するよりも、溝22のように周方向に連続している方が大きくなる。したがって、穴抜きタイプの軸シール材11は中荷重タイプ、軸シール材31は低荷重タイプにそれぞれ好適となる。
さらに、図6(d)に示す軸シール材41では、リング部分の外周側にもリブ42を設けているので、ハウジング41で軸受40を保持する部分、たとえば取付け内周面でのシール性を向上させることができる。
本発明の実施の一形態である軸シール材1の概略的な構成を示す正面断面図および右側面図である。 図1の軸シール材1を用いて、回転軸3をシールしている状態を示す模式的な断面図である。 本発明の実施の他の形態である軸シール材11の概略的な構成を示す正面断面図および右側面図である。 本発明の実施のさらに他の形態である軸シール材21の概略的な構成を示す正面断面図および右側面図である。 本発明の実施のさらに他の形態である軸シール材31の概略的な構成を示す正面断面図および右側面図である。 図1および図3〜図4の軸シール材1,11,21,31で回転軸3をシールしている状態を示す模式的な断面図である。
符号の説明
1,11,21,31 軸シール材
2 凸条
3 回転軸
4 トナー
12 穴
22 溝
32 リブ
40 軸受
41 ハウジング

Claims (2)

  1. ゴム弾性材を用いて、シール対象物を処理する回転軸からシール対象物が漏れないようにシールする軸シール材において、
    回転軸の外周面と接する内周側に螺旋状の凸条が設けられていることを特徴とする軸シール材。
  2. 粉体の貯蔵部に貯蔵される粉体を処理するために予め定める方向に回転する回転軸に対して、粉体が貯蔵部から漏れないようにシールする粉体の軸シール方法において、
    請求項1記載の軸シール材を回転軸のシール部分に使用し、
    前記凸条の螺旋の方向を、回転軸の外周面に付着する粉体が貯蔵部側に押し戻される方向とすることを特徴とする粉体の軸シール方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6389464U (ja) * 1986-12-01 1988-06-10
JP2001208206A (ja) * 2000-01-21 2001-08-03 Masuo Takeuchi 回転軸の粉末シール片
JP2002174346A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Nok Corp 密封装置

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