JP2009093079A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で,ハウジングの開口部のうち,現像ローラの軸方向端部の近傍からのトナーの漏れを確実に防止するとともに,トナーを軸方向中央部へと寄せることを可能とする現像装置を提供すること。
【解決手段】現像装置1は,ハウジング11に形成された曲面部16には,部分的に現像ローラに接触する柔軟性のサイドシール21が取り付けられ,サイドシール21には,現像ローラに円弧状に接触する壁部と,軸方向中央側に壁部から連続して設けられ,現像ローラに螺旋状に接触する山部と,現像ローラに接触しない谷部とが形成されており,山部の螺旋状の傾斜の向きが,現像ローラの軸方向中央に近づくほど現像ローラの回転方向に下流側となる向きであり,谷部の現像ローラに対面する面が,現像ローラの軸方向中央に近づくほど現像ローラから離れているものである。
【選択図】図2

Description

本発明は,電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装置に関する。さらに詳細には,現像装置のハウジングから外部へのトナーの漏れを防止した現像装置に関するものである。
従来より,電子写真方式の画像形成装置では,感光体にトナーを供給して静電潜像を現像するための現像装置を有している。そして,現像装置のハウジングにはトナーが収容されている。また,ハウジングに開口部が設けられ,現像ローラがその開口部を介して感光体に対向している。そこで,その開口部における現像ローラの周囲からのトナーの漏れを防止するために,現像ローラの周囲にはシール材等が設けられている。例えば,現像ローラの軸方向に沿って,現像ローラの回転の下流側には除電シート,上流側には規制ブレードが設けられ,それぞれがその箇所からのトナーの漏れを防止する役目をも担っている現像装置がある。
さらに,現像ローラの軸方向両端部からのトナーの漏れを防止するために,両端部近傍にシール材が設けられている現像装置もある。例えば,現像ローラの軸方向端部に対面するハウジングの部分に,端部シールが設けられているものがある。さらに,この端部シールと現像ローラとの圧接を確実にするために,端部シールの裏側に発泡ウレタン性のシールが圧縮して設けられているものもある。この端部シールの構成の例としては,PETフィルムの基材の一部にフッ素樹脂製のテープをローラの回転方向に対して角度をもって貼付したものがある。これにより,そのフッ素樹脂製のテープの端部が,現像ローラの表面からトナーを掻き取るようにされている。
また例えば,特許文献1には,現像ローラの端部に第1シール,第2シール,第3シール等を設けた現像装置が開示されている。本文献の装置では,第1シールと第3シールとによってトナーの漏れが防止されるとされている。また,第2シールを熱可塑性エラストマーとするとともに,斜めの襞を設けることによって,トナーを中央へ掃き寄せるとされている。
また例えば,特許文献2には,現像ローラの端部の外周面を覆うシート材に印刷によってシール部材が形成されているシール構造が開示されている。本文献のシール構造では,凸状パターンのシール部材が,ローラの軸線に対して斜め方向に形成されている。本文献の技術によれば,現像ローラの外周にシール部材が接触するので,外部へのトナーの漏れが防止できるとされている。
特開平7−134494号公報 特開2000−170919号公報
しかしながら,フッ素樹脂製のテープを使用したものでは,現像ローラとテープとの圧接力をあまり強くすることができない。そのため,一定量を超えた量のトナーがテープの箇所に到達すると,トナーの漏れを完全には防止できないという問題点があった。また,現像ローラの回転が高速のものでは,温度上昇によりテープが削れたり剥がれたりするおそれがあるという問題点があった。
また,前記した特許文献1の現像装置では,それぞれ素材の異なる複数枚のシールが互いに重ねられるなど,かなり複雑な構成となっている。そのため,各シールの形状や寸法,貼る位置等の管理が難しいという問題点があった。
また,画像形成装置における感光体との配置関係等の理由から,現像ローラの軸方向の端部に設けられるシール部材が,現像ローラのやや下側に配置される場合がある。このようなものでは,前記した特許文献2のように凸状パターンを形成したとしても,そのパターンで掻き取られたトナーが,シール部材の上に溜まるおそれがある。その場合には,シール部材に溜まったトナーの量が増えると,トナーが外部へ漏れるおそれがあるという問題点があった。
本発明は,前記した従来の現像装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,簡易な構成で,ハウジングの開口部のうち,現像ローラの軸方向端部の近傍からのトナーの漏れを確実に防止するとともに,トナーを軸方向中央部へと寄せることを可能とする現像装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の現像装置は,内部に現像剤を収容するハウジングと,ハウジングに回転可能に支持されるとともに,ハウジングから部分的に露出しておりその露出箇所で像担持体の潜像の現像を行う現像ローラとを有する現像装置であって,ハウジングには,現像ローラの円柱面の軸方向の端部に間隔をおいて対面する曲面部が形成されており,曲面部には,部分的に現像ローラの円柱面に接触する柔軟性のシール材が取り付けられており,シール材には,現像ローラの円柱面に円弧状に接触する壁部と,壁部に対し現像ローラの軸方向中央側に壁部から連続して設けられ,現像ローラの円柱面に螺旋状に接触する山部と,壁部より現像ローラの軸方向中央側であって山部以外の位置に配置され,現像ローラの円柱面に接触しない谷部とが形成されており,山部の螺旋状の傾斜の向きが,現像ローラの軸方向中央に近づくほど現像ローラの回転方向に下流側となる向きであり,谷部の現像ローラの円柱面に対面する面が,現像ローラの軸方向中央に近づくほど現像ローラの円柱面から離れているものである。
本発明の現像装置によれば,現像ローラの軸方向の端部には,曲面部に取り付けられたシール材が部分的に接触する。シール材の壁部によって,現像ローラの軸方向外側へのトナーの漏れは防止される。さらに,シール材には,山部と谷部とが形成されている。山部は,現像ローラの軸方向中央に近づくほど現像ローラの回転方向に下流側となる向きに傾斜しているので,山部と現像ローラとの接触箇所は,現像ローラの回転に伴って軸方向中央へ近づく。これにより,現像ローラに付着していたトナーが軸方向中央側へ送られる。さらに,谷部の底が,現像ローラの軸方向中央に近づくほど現像ローラの円柱面から離れているので,さらに効率よく,トナーが軸方向中央側へ送られる。従って,簡易な構成で,ハウジングの開口部のうち,現像ローラの軸方向端部の近傍からのトナーの漏れを確実に防止するとともに,トナーを軸方向中央部へと寄せることのできる現像装置となっている。
さらに本発明では,曲面部が,現像ローラの円柱面と同軸の円筒面であり,谷部におけるシール材の厚さが,現像ローラの軸方向中央に近づくほど薄くなっていることが望ましい。
このようになっていれば,簡易な構成で,シール材の谷部が,現像ローラの軸方向中央に近づくほど現像ローラの円柱面から離れているようにできる。
さらに本発明では,曲面部が,現像ローラの円柱面と同軸の円錘面であることが望ましい。
このようになっていても,簡易な構成で,シール材の谷部が,現像ローラの軸方向中央に近づくほど現像ローラの円柱面から離れているようにできる。
さらに本発明では,シール材は,ハウジングと現像ローラとの間で,厚さ方向に圧縮された状態で取り付けられていることが望ましい。
このようになっていれば,円錐面にシール部材を設けても,その山部は確実に現像ローラの円柱面に接触するようにできる。
本発明の現像装置によれば,簡易な構成で,ハウジングの開口部のうち,現像ローラの軸方向端部の近傍からのトナーの漏れを確実に防止するとともに,トナーを軸方向中央部へと寄せることができる。
「第1の形態」
以下,本発明を具体化した第1の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,電子写真方式の画像形成装置に用いられ,感光体の静電潜像を現像するための現像装置に本発明を適用したものである。
本形態の現像装置1は,図1に示すように,ハウジング11を有してユニット化されている。ハウジング11には,図中手前側に開口部11aが形成されており,そこから現像ローラ12の一部が露出している。現像装置1が画像形成装置に取付られた時には,この現像ローラ12の露出部分が感光体に対向して配置される。現像ローラ12のローラ軸部12aは,ハウジング11に対して回転可能に支持されている。現像ローラ12のローラ体部12bは,ローラ軸部12aに比較して,大径となっている。ローラ体部12bの外周面は円柱面となっている。また,ハウジング11の内部には,トナーが収容されている。なお,本形態では,非磁性一成分トナーを使用している。
現像ローラ12は,現像処理時には,図1中手前の面が下から上へ向かう向きに回転される。そして,現像ローラ12の図中下側には,規制ブレード13が接触している。また,この図1中では見えない位置であるが,現像ローラ12の図中上側には,除電シート14が設けられている(図3参照)。この規制ブレード13や除電シート14は,ハウジング11に取り付けられており,その一端が現像ローラ12に接触している。この規制ブレード13および除電シート14はいずれも,現像ローラ12に対して,図1中横方向に,少なくとも現像に供される領域以上の長さ範囲で接触している。そして,これらによって,現像ローラ12の図1中上下における,ハウジング11との間からのトナーの漏れは防止されている。
次に,現像ローラ12の取り付けられていない状態での,ハウジング11の軸方向端部を,図2に示す。図2に示しているのは,図1中右側の端部である。軸受け15は,現像ローラ12のローラ軸部12aを回転可能に支持する。軸受け15よりも図中左側には,軸受け15よりも大径の内径を有する曲面部16が形成されている。この曲面部16の内径は,このハウジング11に現像ローラ12が取り付けられた状態で,現像ローラ12のローラ体部12bに接触しない大きさとなっている。すなわち,曲面部16は,現像ローラ12の円柱面に間隔をもって対面する円筒面となっている。そして,曲面部16の図中左寄りには,サイドシール21が設けられている。
図2の曲面部16に相当する部分の断面を図3に示す。図3に示すように,曲面部16に沿って,サイドシール21が取り付けられている。そして,サイドシール21の図中上面は,現像ローラ12の外周面に接触している。このサイドシール21は,柔軟性の素材である熱可塑性エラストマーで形成されている。そして,サイドシール21は,曲面部16に貼り付けられていない状態では,図4と図5に示す形状になっている。すなわち,全体としての外形は,ごく大ざっぱにいうと直方体である。ここで,図5は,図4のサイドシール21を図中右手前側から見た図である。この図5に現れている面が,図3中で上側に配置され,現像ローラ12の円柱面に接触する。
サイドシール21のうち,現像ローラ12に接触する側(図4中右手前側)には,複数の山部21aと谷部21bとが交互に形成されている。そして,サイドシール21のうち,曲面部16に接触する側の面(底面21c:図4中左奥面)は平面となっている。また,現像ローラ12の軸方向の端部側に配置される面(側面21d:図4中右奥面)も平面であり,側面21dに沿って,各山部21aと連続して設けられた壁部21eが形成されている。
本形態では,サイドシール21は,両面テープや接着剤によって,底面21cが曲面部16に貼り付けられる。これにより,図3に示すように,サイドシール21は,その全体が曲面部16に沿った形状に曲げて取り付けられる。あるいは,この配置となるように,サイドシール21が位置決め部材等で固定されていてもよい。これにより,底面21cが曲面部16に沿った円筒面となる。
サイドシール21の各山部21aおよび壁部21eはいずれも,図4に示すように,底面21cから共通の高さに形成されている。この底面21cからの山部21aの高さは,曲面部16とローラ体部12bとの間隔以上である。従って,底面21cを曲面部16に貼り付けることにより,各山部21aおよび壁部21eのすべてが現像ローラ12の円柱面に接触する。すなわち,壁部21eは円弧状となって,現像ローラ12の円柱面に接触する。
図3に見えているのは,サイドシール21の側面21dであり,壁部21eはこの側面21dに沿ってこの範囲を塞いでいる。従って,サイドシール21の箇所において,現像ローラ12の軸方向の端部側へのトナーの漏れが防止されている。なお,山部21aの高さのほうが曲面部16とローラ体部12bとの間隔より大きい場合には,それらの間でサイドシール21は圧縮されて取り付けられる。
一方,サイドシール21の各谷部21bの谷底面21fは,底面21cと平行ではない。谷底面21fは,図5中で,右から左へ行くほど,手前から奥へ行く斜面になっている。そのため,谷の深さは図5中右方の領域Aで浅く,左方の領域Bで深くなっている。このサイドシール21を曲面部16に取り付けると,各谷底面21fは,図6に軸方向の断面で示すように,現像ローラ12の軸方向の端部側から中央側に近づくほど,現像ローラ12の円柱面から離れている。こうなるように,サイドシール21の各谷部21bの厚さは,図6中で右側に配置された端部側厚さRが,左側に配置された中央側厚さLより,大きく形成されている。なお,図6中に小さい丸で示しているのは,トナーの粒子Tの例である。
次に,図5に戻って,サイドシール21を平面的に見ると,各山部21aは左下がりに傾斜して形成されている。これを曲面部16に取り付けると,各山部21aは短いながらも螺旋状となる。また,現像ローラ12は,図3に矢印で示すように,現像処理時には図中時計回りに回転される。すなわち,現像ローラ12は,サイドシール21の図5に示す面に,図中上から下へと順に接触する方向に回転されることになる。つまり,山部21aの螺旋状の傾斜の向きは,現像ローラ12の軸方向中央に近づくほど,現像ローラ12の回転方向に下流側となっている。
本形態の現像装置1では,現像処理時には,ハウジング11内で現像ローラ12のローラ体部12bの外面にトナーが担持される。そして,ハウジング11の開口部11aにおいて,トナーを担持した現像ローラ12が感光体の潜像の現像を行う。このとき,現像ローラ12の軸方向両端部にはサイドシール21が接触する。そして,壁部21eによって,軸方向の外側へのトナーの漏れが防止されている。
また,山部21aによって,ローラ体部12bの外面に付着しているトナーが掻き取られる。さらに,現像ローラ12の表面は,その軸方向について,端部側が先にサイドシール21の各山部21aに接触し,順に中央側が接触することになる。従って,掻き取られたトナーは順に中央側へ送られる。さらに,図6に示したように,谷部21bの深さが,中央側へ行くほど深く形成されている。従って,図中に矢印で示すように,トナーはさらに確実に中央側へ送られる。
本形態のサイドシール21は,熱可塑性エラストマーで形成されているので,このような複雑な形状でも型さえ作れば容易に製造できる。そして,曲面部16に沿って曲げることも容易である。なお,図4と図5に示すサイドシール21は,図1中右端側の曲面部16に貼り付けられるものである。そして,図5中右側(壁部21e側)が軸端側,左側(谷部21bの深い側)が中央側に配置される。そして,図1中左端側に貼り付けられるものは,このサイドシール21とは,図5のように見て,これと左右対称の形状となっている。
なお,本形態では,図7,図8,図9に示すように,サイドシールの谷底の形状のやや異なるものとしてもよい。例えば,図7に示すサイドシール23では,谷部23bが曲面状となっている。つまり,壁部に近い方で傾斜が急であり,中央寄りへいくほど傾斜が緩くなる曲面となっている。また,図8に示すサイドシール24では,谷部24bが斜面の途中に段差のある階段状となっている。また,図9に示すサイドシール25では,谷部25bが途中で傾きの変わる斜面となっている。つまり,壁部に近い方で傾斜が緩く,中央寄りでは傾斜が急な斜面となっている。
谷部の形状は,現像ローラ12の軸方向について,中央側ほど現像ローラ12の円柱面から離れているものであれば,どのような形状でもよい。なお,いずれの場合でも,山部23a,24a,25aは,サイドシール21の山部21aと同様に,共通の高さに形成され,現像ローラ12の表面に接触するように配置される。
以上詳細に説明したように本形態の現像装置1によれば,現像ローラ12の軸方向両端部に接触させてサイドシール21が設けられている。そして,サイドシール21には,山部21aと谷部21bと壁部21eが形成されている。各山部21aは,現像ローラ12のローラ体部12bの外面に螺旋状に接触する。また,谷部21bは,現像ローラ12の中央に向かって深くなっている。壁部21eは,現像ローラ12の端部に円弧状に接触する。
このことから,現像ローラ12の表面に付着したトナーは,壁部21eで外部への漏れが防止され,山部21aによって掻き取られる。さらに掻き取られたトナーは,谷部21bに沿って中央向きに運ばれる。従って,簡易な構成で,ハウジングの開口部のうち,現像ローラの軸方向端部の近傍からのトナーの漏れを確実に防止するとともに,トナーを軸方向中央部へと寄せることができる。
「第2の形態」
次に,本発明を具体化した第2の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,第1の形態と比較して,サイドシールとその取り付け部分の形状がやや異なるのみであり,共通の部分には共通の符号を付して説明を省略する。
本形態の現像装置では,第1の形態のハウジング11の曲面部16(図2)に代えて,図10に示すような曲面部17とする。すなわち,曲面部17は,図中右側が曲面部16より径が小さく絞られ,図中左側が曲面部16と同軸の円錐面をなす漏斗状部17aとなっている。図中に破線で示すのは,第1の形態における曲面部16の形状である。なお,曲面部17は,その最も絞られた箇所17bにおいても,現像ローラ12の表面とは接触しない。
本形態では,この曲面部17の漏斗状部17aに,図11に示すようなサイドシール31が貼り付けられている。このサイドシール31では,山部31aの配置は第1の形態のサイドシール21の山部21aと同様に,同じ高さに揃えられている。一方,谷部31bは,サイドシール21と異なり,斜面となっていない。すべて同じ深さである。すなわち,谷底面31fは,底面31cと平行である。なお,このサイドシール31を図中右から見た場合,その形状は,第1の形態のサイドシール21と同様に,図5に示すようになっている。
本形態では,曲面部17の漏斗状部17aにサイドシール31を貼り付ける。そのため,そのままではサイドシール31は,図12に破線で示すように,傾いた配置となる。そこで,この状態のサイドシール31を押しつぶすようにして,現像ローラ12を取り付ける。つまり,取り付け状態では,サイドシール31は,現像ローラ12と曲面部17との間で厚さ方向(図11中左右方向)に圧縮された状態となっている。これにより,図12に示すように,サイドシール31の山部31aと壁部31eとは,現像ローラ12の表面に接触する。また,現像ローラ12を取り付けた状態での谷部31bは,第1の形態の谷部21bと同様に傾斜して配置される。
本形態においても,サイドシール31は熱可塑性エラストマーで形成されているので,このように変形させることは容易である。このようにすれば,現像ローラ12の軸方向端部側において,サイドシール31と現像ローラ12とがより強く接触されるので,トナーの漏れを確実に防止することができる。
さらに,図13に示すように,本形態の曲面部17に,第1の形態のサイドシール21を貼り付けるようにしてもよい。このようにしても,確実にトナーの漏れを防止できる。さらに,このようにすると,第1の形態の場合や第2の形態でサイドシール31を使用した場合に比較して,谷部21bの角度が急なものとなるので,より確実に掻き取ったトナーを中央に寄せることができる。
以上詳細に説明したように本形態の現像装置によっても,第1の形態と同様に,簡易な構成で,ハウジングの開口部のうち,現像ローラの軸方向端部の近傍からのトナーの漏れを確実に防止するとともに,トナーを軸方向中央部へと寄せることができる。
なお,本形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,現像ローラ12端部の曲面部16,17近傍以外のハウジングの形状は一例であり,これに限らない。また,サイドシールの材料を熱可塑性エラストマーとしたが,十分な弾力性と成形性が得られれば,これに限らない。また,サイドシールの山部の個数やその傾き等は,変更可能である。
本形態の現像装置を示す斜視図である。 現像ローラを取り外した状態のハウジング端部を示す斜視図である。 現像装置の断面図である。 第1の形態のサイドシールを示す斜視図である。 第1の形態のサイドシールを示す平面図である。 第1の形態の現像装置を示す断面図である。 第1の形態の他の例の現像装置を示す断面図である。 第1の形態の他の例の現像装置を示す断面図である。 第1の形態の他の例の現像装置を示す断面図である。 第2の形態のハウジングの一部を示す斜視図である。 第2の形態のサイドシールを示す斜視図である。 第2の形態の現像装置を示す断面図である。 第2の形態の他の例の現像装置を示す断面図である。
符号の説明
1 現像装置
11 ハウジング
12 現像ローラ
12b ローラ体部
16,17 曲面部
21,23,24,25,31 サイドシール
21a,23a,24a,25a,31a 山部
21b,23b,24b,25b,31b 谷部
21e 壁部

Claims (4)

  1. 内部に現像剤を収容するハウジングと,前記ハウジングに回転可能に支持されるとともに,前記ハウジングから部分的に露出しておりその露出箇所で像担持体の潜像の現像を行う現像ローラとを有する現像装置において,
    前記ハウジングには,前記現像ローラの円柱面の軸方向の端部に間隔をおいて対面する曲面部が形成されており,
    前記曲面部には,部分的に前記現像ローラの円柱面に接触する柔軟性のシール材が取り付けられており,
    前記シール材には,
    前記現像ローラの円柱面に円弧状に接触する壁部と,
    前記壁部に対し前記現像ローラの軸方向中央側に前記壁部から連続して設けられ,前記現像ローラの円柱面に螺旋状に接触する山部と,
    前記壁部より前記現像ローラの軸方向中央側であって前記山部以外の位置に配置され,前記現像ローラの円柱面に接触しない谷部とが形成されており,
    前記山部の螺旋状の傾斜の向きが,前記現像ローラの軸方向中央に近づくほど前記現像ローラの回転方向に下流側となる向きであり,
    前記谷部の前記現像ローラの円柱面に対面する面が,前記現像ローラの軸方向中央に近づくほど前記現像ローラの円柱面から離れていることを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において,
    前記曲面部が,前記現像ローラの円柱面と同軸の円筒面であり,
    前記谷部における前記シール材の厚さが,前記現像ローラの軸方向中央に近づくほど薄くなっていることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1に記載の現像装置において,
    前記曲面部が,前記現像ローラの円柱面と同軸の円錘面であることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項3に記載の現像装置において,
    前記シール材は,前記ハウジングと前記現像ローラとの間で,厚さ方向に圧縮された状態で取り付けられていることを特徴とする現像装置。
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