JP4714550B2 - 粉体収容容器 - Google Patents

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Description

本発明は、粉体収容容器、特に、粉体を搬送可能な粉体搬送部材が挿脱される粉体収容容器に関する。
粉体たとえばトナーを搬送可能なパイプ部材が挿脱されるトナー回収ボトルを有する従来の画像形成装置では、不要となった廃トナーがパイプ部材により搬送されトナー回収ボトルに回収される。トナー回収ボトルには不要となった廃トナーを取り込むための開口部が形成されおり、この開口部には廃トナーの外部漏れを防止するシャッター部材(シール部材)が装着されている。シャッター部材は、トナーの開口部からの飛散を抑制するためのものである。このシャッター部材は、弾性部材と弾性部材の片面に貼り付けられた両面粘着テープを備えている。この両面粘着テープは、トナー回収ボトルの開口寸法に合わせて円形形状に切り欠かれている。この切り欠かれた部分が開口部に重なるように、シャッター部材はトナー回収ボトルの開口部近傍に両面粘着テープによって接着される。シャッター部材は、パイプ部材(トナー搬送部材)の挿入時に屈曲しパイプ部材の取り出し時に復元する弾性部と、パイプ部材が挿入されるスリット部とを有している。このスリット部にパイプ部材が挿入されたときには、スリット部が開口して、廃トナーがパイプ部材からトナー回収ボトルに搬送されるようになっている。そして、スリット部にパイプ部材が挿入されていないときには、シャッター部材のスリット部のスリット面が互いに密着することによって廃トナーの開口部からの飛散が抑制されるようになっている。(特許文献1)
特開2004−198765
図8に示すように、従来のシール部材155は、トナー回収ボトルの開口部近傍に両面粘着テープ156によって接着されている。このようなシール部材では、スリット部155bにパイプ部材が挿入されると、スリット部155bが開口して弾性部155aが屈曲するようになっている。この場合、弾性部155aとスリット部155bとの厚みが同じ厚みになっているので、スリット部155bが開口して弾性部155aが屈曲すると、シール部材155の装着部分すなわち両面粘着テープ156の貼付部分には、弾性部の屈曲による反力がトナー回収ボトルから離反する方向(図8の矢印の方向)に発生する。このため、スリット部155bへのパイプ部材の挿入が繰り返し行われるにつれて、シール部材の装着部分の全体又は一部がトナー回収ボトルから剥離してしまうおそれがある。すると、シール部材の装着部分が剥離した部分からトナー漏れが生じてしまうおそれがある。
一方で、シール部材155のスリット部155bからのトナー漏れを確実に防止するためには、シール部材のスリット部の厚さは極力大きく設定されていることが望ましい。しかしながら、シール部材155の厚さが大きくなればなるほど、パイプ部材がシール部材のスリット部155に挿入されたときに弾性部155aの屈曲による反力が大きくなり、シール部材155の装着部分の全体又は一部がトナー回収ボトルからより剥離しやすくなってしまう。すると、シール部材155の装着部分が剥離した部分からトナー漏れが生じやすくなってしまうおそれがある。
本発明の課題は、シール部材が屈曲してもシール部材が装着側本体から剥離しないようにすることにある。
請求項1に係る粉体収容容器は、粉体を搬送可能な粉体搬送部材が挿脱される粉体収容容器であって、粉体を収容可能なハウジングと、シール部材とを備えている。ハウジングは、粉体補給口を有している。シール部材は、ハウジングの粉体補給口から外部への粉体の漏れを防止するためにハウジングの粉体補給口の近傍に装着されている。シール部材は、粉体搬送部材が挿脱される挿脱部と、挿脱部への粉体搬送部材の挿入によって屈曲し挿脱部からの粉体搬送部材の取り出しによって復元する屈曲部とを有している。このシール部材の屈曲部は、屈曲部における粉体搬送部材の挿入方向の厚みが挿脱部における粉体搬送部材の挿入方向の厚みより小さくなるように形成されている。
この粉体収容容器では、シール部材の屈曲部における粉体搬送部材の挿入方向の厚みがシール部材の挿脱部における粉体搬送部材の挿入方向の厚みより小さくなっているので、粉体搬送部材を挿脱部に挿入したときに屈曲部が屈曲しやすくなる。これにより、屈曲部が屈曲しても、屈曲による反力が小さくなり、シール部材がハウジングから剥離しにくくなる。
請求項2に係る粉体収容容器では、請求項1に記載の粉体収容容器において、シール部材が、シール部材をハウジングの粉体補給口の近傍に装着するための装着部を有している。このシール部材の装着部は、装着部における粉体搬送部材の挿入方向の厚みが挿脱部における粉体搬送部材の挿入方向の厚みより大きくなるように形成されている。この場合、装着部における粉体搬送部材の挿入方向の厚みが挿脱部における粉体搬送部材の挿入方向の厚みより大きくなっているので、粉体搬送部材を挿脱部に挿入しやすくなる。また、屈曲部が屈曲しても、屈曲による反力によって装着部がハウジングから離反する方向に反り返りにくくなり、シール部材がハウジングから剥離しにくくなる。
請求項3に係る粉体収容容器では、請求項1又は2に記載の粉体収容容器において、挿脱部がスリット部を有している。このスリット部は、1つのスリット又は互いに交差する複数のスリットにより構成されている。この場合、スリット部が1つのスリット又は互いに交差する複数のスリットにより構成されているので、シール性能の高いシール部材を提供することができる。これにより、スリット部からのトナー漏れを確実に防止することができる。
請求項4に係る粉体収容容器では、請求項3に記載の粉体収容容器において、屈曲部が凹部を有している。この屈曲部の凹部は、凹部における粉体搬送部材の挿入方向の厚みがスリット部における粉体搬送部材の挿入方向の厚みより小さくなるように形成されている。この場合、屈曲部の凹部における粉体搬送部材の挿入方向の厚みがスリット部における粉体剤補給部材の挿入方向の厚みより小さくなっているので、粉体搬送部材を挿脱部に挿入したときに屈曲部が凹部において屈曲しやすくなる。これにより、屈曲部が屈曲しても、屈曲による反力が小さくなり、シール部材がハウジングから剥離しにくくなる。
請求項5に係る粉体収容容器では、請求項1から4のいずれかに記載の粉体収容容器において、粉体搬送部材が挿脱部に挿入されるときに粉体搬送部材がシール部材に当接する当接面と粉体搬送部材との摩擦抵抗を小さくするための処理が、当接面に施されている。この場合、シール部材の当接面と粉体搬送部材との摩擦抵抗を小さくするための処理が当接面に施されているので、粉体搬送部材を挿脱部にスムーズに挿入することができる。これにより、シール部材の当接面と粉体搬送部材との間の摩擦力に対する、反力すなわちシール部材をハウジングから離反させる方向に働く力を小さくすることができ、シール部材がハウジングから剥離しにくくなる。
本発明によれば、シール部材の屈曲部における粉体搬送部材の挿入方向の厚みがシール部材の挿脱部における粉体搬送部材の挿入方向の厚みより小さくなっているので、粉体搬送部材を挿脱部に挿入したときに屈曲部が屈曲しやすくなる。これにより、屈曲部が屈曲しても、屈曲による反力が小さくなり、シール部材がハウジングから剥離しにくくなる。
図1は本発明の一実施形態が採用されたカラープリンタの概略構成を示す図である。カラープリンタ100は、図1に示すように、主に、カラープリンタ本体11と、画像形成部10と、トナーコンテナ8と、トナー補給パイプ13とを備えている。画像形成部10は、カラープリンタ本体11のほぼ中央に設けられている。
画像形成部10は、感光体ドラム1、帯電装置2、ロータリ現像装置4、転写装置5、クリーニング装置6、およびレーザユニット12を備えている。帯電装置2、ロータリ現像装置4、転写装置5、クリーニング装置6、およびレーザユニット12は、感光体ドラム1の周囲に配設されている。なお、感光体ドラム1の用紙搬送方向下流側には、定着装置7が配設されている。定着装置7は、転写されたトナー像を転写材に定着させるための装置である。また、画像形成部10の下部には給紙部20が設けられており、給紙部からの給紙方向には給紙ローラ9が配設されている。
感光体ドラム1は、カラープリンタ本体11の内部に回転自在に装着されている。感光体ドラム1の表面には、レーザユニット12によって静電潜像が形成される。帯電装置2は、感光体ドラム1の上方に設置されており、感光体ドラム1を一様に帯電させるための装置である。
転写装置5は、感光体ドラム1のトナー像を用紙に転写するための装置であって、中間転写ベルト51、一次転写ローラ52,53、駆動ローラ55、二次転写対向ローラ54、二次転写ローラ56を備えている。中間転写ベルト51は、一次転写ローラ52,53、駆動ローラ55、および二次転写対向ローラ54のそれぞれに巻きかけられている。この中間転写ベルト51は、駆動ローラ55の駆動力により、一次転写ローラ52,53、駆動ローラ55、および二次転写対向ローラ54のまわりを回転させられる。このような中間転写ベルト51には、感光体ドラム1に形成されたトナー像が転写され、転写されたトナー像が一時的に保持される。二次転写ローラ56は、中間転写ベルト51の外周面において二次転写対向ローラ54に対向する位置に配置されている。この二次転写ローラ56では、トナー像が転写材に二次転写される。
クリーニング装置6は、感光体ドラム1に残留した残留現像剤などの付着物を除去するための装置であって、本カラープリンタ100ではクリーニングブレードが設けられている。
レーザユニット12は、カラープリンタ本体11の内部に装着されている。このレーザユニット12は、コントローラ(図示しない)で処理された画像情報に基づいて、感光ドラム1上を走査し感光体ドラム1上に静電潜像を形成する。レーザユニット12は、半導体レーザ、各種のレンズ、ポリゴンミラー、ミラー回転モータなどから構成されている。
トナーコンテナ8は、ロータリ現像装置4にトナーを供給するための容器である。トナーコンテナ8は、図1に示すように、イエロー用コンテナ8Y、マゼンタ用コンテナ8M、シアン用コンテナ8C、およびブラック用コンテナ8Bのような複数のコンテナからなっている。これら複数のコンテナ8Y,8M,8C,8Bは、感光体ドラム1の上方(図1の上方)において、感光体ドラム1の回転軸方向すなわちロータリ現像装置4の回転軸41方向に並べて配置されており、カラープリンタ本体11の内部に装着されている。
複数のトナー補給パイプ13は、後述する現像器本体4aのトナー補給口40aから現像器本体4aの内部にトナーを搬送し補給するためのものである。トナー補給パイプ13は、トナー補給チューブ13aを有している。複数のトナー補給パイプ13は、トナー補給チューブ13aを介してトナーコンテナ8に装着されており、レーザユニット12と感光体ドラム1との間に配置されている。ここでは、4つのトナー補給パイプ13それぞれが、複数のトナー補給チューブ13aそれぞれを介して複数のコンテナ8Y,8M,8C,8Bそれぞれに装着されており、ロータリ現像装置4の回転軸41方向に並べて配置されている。
4つのトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bはそれぞれがロータリ現像装置4の所定の回転位置でロータリ現像装置4に挿入されることにより、ロータリ現像装置4に各色トナーが補給される。たとえば、コンテナ8Yに装着されたトナー補給パイプ13Yは、後述するロータリ現像装置4のイエロー現像器4Yにイエロー用トナーを補給する。コンテナ8Mに装着されたトナー補給パイプ13Mは、後述するロータリ現像装置4のマゼンタ現像器4Mにマゼンダ用トナーを補給する。コンテナ8Cに装着されたトナー補給パイプ13Cは、後述するロータリ現像装置4のシアン現像器4Cにシアン用トナーを補給する。コンテナ8Bに装着されたトナー補給パイプ13Bは、後述するロータリ現像装置4のブラック現像器4Bにブラック用トナーを補給する。
ロータリ現像装置4は、静電潜像が形成された感光体ドラム1表面にトナーを供給してトナー像を感光体ドラム1に形成する装置である。ロータリ現像装置4は、カラープリンタ本体11の内部に回転自在に装着されている。このロータリ現像装置4は、ロータリラック40と複数の現像器4Y,4M,4C,4Bとを有している。
ロータリラック40は、回転軸41を有しており、この回転軸41を介してカラープリンタ本体11に回転自在に装着される。このロータリラック40は、図示しない回転手段により回転軸41を中心に回転しながら、複数の現像器4Y,4M,4C,4Bそれぞれを感光体ドラム1に対向する現像位置に順次移動させる。
4つの現像器4Y,4M,4C,4Bは、回転軸41まわりに隣接して配置されており、ロータリラック40に保持されている。ここでは、イエロー現像器4Y、マゼンタ現像器4M、シアン現像器4C、およびブラック現像器4Bが、4Y,4M,4C,4Bの順にロータリラック40の円周方向すなわち回転軸41まわりの円周方向に並べて配置されており、ロータリラック40に保持されている。これら4つの現像器4Y,4M,4C,4Bは、円周方向に約90度の間隔で配置されている。
4つの現像器4Y,4M,4C,4Bそれぞれは、図2に示すように、現像器本体4aと、トナー攪拌部材4bと、トナー供給ローラ4cと、現像ローラ4dと、シール部材4eとを備えている。
現像器本体4aは、トナー補給口40aを有している。このトナー補給口40aは、4つのトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bそれぞれをロータリ現像装置4の所定の回転位置で各現像器本体aに挿入するための開口である。
トナー攪拌部材4bは、現像器本体4aの内部に収容されたトナーを攪拌するためものであり、現像器本体4aの内部に回転自在に装着されている。ここでは、トナー攪拌部材4bが、感光体ドラム1および現像ローラ4cから離反した側すなわちロータリラック40の回転軸41側において、現像器本体4aの内部に回転自在に装着されている。
トナー供給ローラ4cは、トナー攪拌部材4bによって攪拌されたトナーを現像ローラ4dに供給するためのものであり、現像器本体4aの内部に回転自在に装着されている。ここでは、トナー供給ローラ4cは、トナー攪拌部材4bと現像ローラ4dとの間で、現像器本体4aの内部に回転自在に装着されている。
現像ローラ4dは、現像器本体4aに収容されたトナーを感光体ドラム1表面の静電潜像に付着させるためのものである。現像ローラ4dは、現像器本体4aの内部に回転自在に装着されている。ここでは、現像ローラ4dが、ロータリラック40の外周面側において現像器本体4aの内部に回転自在に装着されている。
シール部材4eは、現像器本体4aの内部から外部への現像剤の漏れを防止するために現像器本体4aのトナー補給口40aの近傍に装着されている。ここでは、シール部材4eは、図2に示すように、トナー補給口40aを覆うように現像器本体4aの外周面に装着されている。
シール部材4eは、図3から図5に示すように、トナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bが挿脱される挿脱部41aと、挿脱部41aへのトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bの挿入によって屈曲し挿脱部41aからのトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bの取り出しによって復元する屈曲部41bと、シール部材4eが現像器本体4aのトナー補給口40aの近傍に装着される部分である装着部41cとを有している。
なお、シール部材4eの材質としては、たとえば、ウレタンフォーム、ゴム、および熱可塑性エラストマー等が用いられる。たとえば、ウレタンフォームを用いる場合には、高密度ウレタンフォームが用いられることが望ましい。また、ゴムおよび熱可塑性エラストマーが用いられる場合には、JIS−A硬度(Hs)が20度から80度の範囲にあるものが用いられることが望ましい。
挿脱部41aはスリット部141aを有している。スリット部141aは、シール部材4eの中央部に設けられている。このスリット部141aは互いに交差する複数のスリットにより構成されている。ここでは、スリット部141aは、十字状に形成されている。
屈曲部41bは、挿脱部41aすなわちスリット部141aの近傍に形成されている。ここでは、屈曲部41bは、挿脱部41aと後述する装着部41cとの間に形成されている。屈曲部41bは、屈曲部41bにおけるトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bの挿入方向の厚みt2が挿脱部41aにおけるトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bの挿入方向の厚みt1より小さくなるように形成されている。ここでは、屈曲部41bは凹部141bを有しており、この凹部141bは、凹部141bにおけるトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bの挿入方向の厚みt2がスリット部141aにおけるトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bの挿入方向の厚みt1より小さくなるように形成されている。
たとえば、挿脱部41aすなわちスリット部141aの厚みt1は、2mmから4mmまでの範囲内に設定される。また、屈曲部41bすなわち凹部141bの厚みt2は0.05mmから1.0mmまでの範囲内に設定される。ここでは、スリット部141aの厚みt1は3mmに設定されており、凹部141bの厚みt2は0.3mmに設定されている。
装着部41cは、シール部材4eの外周部に設けられている。この装着部41cには、シール部材4eを現像器本体4aの外周面に装着するための接着部材たとえば両面粘着テープが貼付されている。
現像器本体4aに装着されたシール部材4eの外面、すなわちトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bが挿脱部41aに挿入されるときにトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bがシール部材4eに当接する当接面41dには、当接面41dとトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bとの摩擦抵抗を小さくするための処理が施されている。たとえば、当接面41dには、フッ素樹脂コーティング処理、シリコンコーティング処理、ウレタンコーティング処理、フッ素樹脂テープ処理、グリス処理、および速乾性グリス処理等が施されている。
上記のようなシール部材4eが装着される現像器4Y,4M,4C,4Bでは、屈曲部41bの凹部141bにおけるトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bの挿入方向の厚みt2がスリット部141aにおけるトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bの挿入方向の厚みt1より小さくなっているので、トナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bを挿脱部41aに挿入したときに屈曲部41bが凹部141bにおいて屈曲しやすくなる。これにより、屈曲部41bが屈曲しても、屈曲による反力が小さくなり、シール部材4eが現像器本体4aから剥離しにくくなる。
また、スリット部141aが互いに交差する十字状のスリットにより構成されているので、シール性能の高いシール部材4eを提供することができる。これにより、スリット部141aからのトナー漏れを確実に防止することができる。
さらに、シール部材4eの当接面41dとトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bとの摩擦抵抗を小さくするための処理が当接面41dに施されているので、トナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bを挿脱部41aにスムーズに挿入することができる。これにより、シール部材4eの当接面41dとトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bとの間の摩擦力に対する、反力すなわちシール部材4eをトナー回収ボトルから離反させる方向に働く力を小さくすることができ、シール部材4eが現像器本体4aから剥離しにくくなる。
〔他の実施形態〕
(a)本発明は、カラー印刷機能を有する、複写機やプリンタやファクシミリ等の画像形成装置に対しても適用することができる。
(b)前記実施形態では、図5に示すように、シール部材4eの装着部41cにおけるトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bの挿入方向の厚みt3が挿脱部41aすなわちスリット部141aにおけるトナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bの挿入方向の厚みt1と同じ場合の例を示したが、装着部41cの厚みt3がスリット部141aの厚みt1より大きくなるようにシート部材4eを形成しても良い。たとえば、図6および図7に示すように、シート部材4eの当接面41dの中央部に円形状の凹部141dを形成することによって装着部41cの厚みt3がスリット部141aの厚みt1より大きくなるようにシート部材4eが形成されると、トナー補給パイプ13Y,13M,13C,13Bをスリット部141aに挿入しやすくなる。また、屈曲部41bが屈曲しても、屈曲による反力によって装着部41cが現像器本体4aから離反する方向に反り返りにくくなり、シール部材4eが現像器本体4aから剥離しにくくなる。
本発明の一実施形態によるカラープリンタの概略断面図。 前記カラープリンタのロータリ現像装置の断面図。 前記ロータリ現像装置の現像器に装着されるシート部材の上面図。 前記現像器に装着されるシート部材の下面図。 前記現像器に装着されるシート部材のA−A断面図。 他の一実施形態による現像器に装着されるシート部材の上面図。 他の一実施形態による前記現像器に装着されるシート部材のB−B断面図。 従来のシール部材の断面図。
符号の説明
100 カラープリンタ
13Y,13M,13C,13B トナー補給パイプ
4 ロータリ現像装置
4Y,4M,4C,4B 現像器
40 ロータリラック
41 ロータリラックの回転軸
4a 現像器本体
40a トナー補給口
4e シール部材
41a挿脱部
141a スリット部
41b 屈曲部
141d 凹部
41c 装着部
41d 当接面
t1 挿脱部の厚み
t2 屈曲部の厚み
t3 装着部の厚み

Claims (5)

  1. 粉体を搬送可能な粉体搬送部材が挿脱される粉体収容容器であって、
    粉体補給口を有し粉体を収容可能なハウジングと、
    前記粉体搬送部材が挿脱される挿脱部と前記挿脱部への前記粉体搬送部材の挿入によって屈曲し前記挿脱部からの前記粉体搬送部材の取り出しによって復元する屈曲部とを有し、前記ハウジングの前記粉体補給口から外部への粉体の漏れを防止するために前記ハウジングの前記粉体補給口の近傍に装着されるシール部材と、
    を備え、
    前記屈曲部における前記粉体搬送部材の挿入方向の厚みが前記挿脱部における前記粉体搬送部材の挿入方向の厚みより小さくなるように、前記屈曲部は形成される、
    粉体収容容器。
  2. 前記シール部材は、前記シール部材を前記ハウジングの前記粉体補給口の近傍に装着するための装着部を有しており、
    前記装着部における前記粉体搬送部材の挿入方向の厚みが前記挿脱部における前記粉体搬送部材の挿入方向の厚みより大きくなるように、前記装着部は形成されている、
    請求項1に記載の粉体収容容器。
  3. 前記挿脱部はスリット部を有しており、前記スリット部は1つのスリット又は互いに交差する複数のスリットにより構成されている、
    請求項1又は2に記載の粉体収容容器。
  4. 前記屈曲部は凹部を有しており、前記凹部における前記粉体搬送部材の挿入方向の厚みが前記スリット部における前記粉体搬送部材の挿入方向の厚みより小さくなるように前記凹部は形成されている、
    請求項3に記載の粉体収容容器。
  5. 前記粉体搬送部材が前記挿脱部に挿入されるときに前記粉体搬送部材が前記シール部材に当接する当接面と前記粉体搬送部材との摩擦抵抗を小さくするための処理が前記当接面に施されている、
    請求項1から4のいずれかに記載の粉体収容容器。
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