JP2015161853A - レンズ光学ユニット及びカメラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハウジング10、レンズ光学系20、窓部11の前方を開閉するべくハウジングの外側に配置されたバリア部材40、バリア部材を開閉駆動する駆動機構を備え、ハウジングは、貫通孔14、貫通孔に連続すると共に貫通孔よりも拡径して外側に開口する環状凹部15を含み、駆動機構は、貫通孔を通してハウジングの外側から内側まで伸長すると共にバリア部材に連結される回転軸60、ハウジングの環状凹部と回転軸の間に嵌め込まれた環状シール部材80を含み、環状シール部材の断面形状は、環状凹部の内周壁面と一箇所にて接触しかつ回転軸の外周面と複数個所にて接触するように形成されている。これによれば、環状シール部材のずれを防止して所望のシール性能を確保できる。
【選択図】図4
Description
このカメラにおいて、バリア部材は、ハウジングの外部ではなくハウジング内に設けられた軸により開放位置と閉鎖位置の間を揺動自在に支持されているため、ハウジングの開口部がガラス等の透明窓として形成されている場合は、ハウジングの外側から内側に貫通する貫通孔が無く、特に防水対策等を講じる必要はない。
しかしながら、ハウジング2を金属材料又は樹脂材料等を用いて型成形する場合、環状凹部2bの内周壁面2cは、型の抜け勾配のために外向きに広がる(断面にて角度αをなす)形状になり(すなわち、環状凹部2bが略円錐台に形成されることになり)、又、抜け勾配をもつ環状凹部2cに所定の圧縮代に圧縮してOリング4を嵌め込んだ状態で回転軸3が回動すると、回転軸3とOリング4の接触領域及び内周壁面2cとOリング4の接触領域等に生じる摩擦力や捩り力、Oリング4の圧縮力等の相互作用により、Oリング4が(図7中の矢印に示すように)外向きに移動して、所望の圧縮代を維持できなくなり、その結果、所望の防水作用が得られなくなる虞がある。
この構成によれば、ハウジングの外側に設けられたバリア部材は、ハウジングの貫通孔を挿通すると共に環状シール部材によりその外周がシールされた回転軸を含む駆動機構により駆動されて、レンズ光学系の前方に配置された光路用の窓部を開閉する。
ここで、ハウジングが金属材料又は樹脂材料を用いて型成形される場合には、環状凹部の内周壁面は、型の抜け勾配を設けるため外側に向けて拡開するような形状(略円錐台をなす環状凹部)になり、仮に環状シール部材として断面形状が円形をなす従来のOリングを使用すると、回転軸の回動に伴ってOリングが外側に移動して圧縮率が低下し、所望のシール性能が得られなくなる虞があるものの、この環状シール部材は、その断面形状が、環状凹部の内周壁面と一箇所にて接触しかつ回転軸の外周面と複数個所にて接触するように形成されている、すなわち、抜け勾配が付く内周壁面とは一箇所にて接触し、回転軸の外周面とは複数個所にて接触するため、内周壁面の抜け勾配の影響を抑えつつ回転軸側の複数個所の接触領域で環状シール部材の移動を抑制する作用を得ることができ、これにより、所期の圧縮代を維持して所望のシール性能(水滴等の侵入を防止する密封作用)を確保することができ、それ故に、バリア部材を確実に駆動することができ、又、レンズ光学系により所望の結像作用を得ることができる。
尚、ハウジングが金属材料等の加工品であって、環状凹部の内周壁面に抜け勾配が無いような場合であっても、上記環状シール部材を用いることにより、その抜け落ちを防止しつつ所期のシール性能を確保することができる。
この構成によれば、回転軸の外周面は、二股形状(すなわち、二つのシール部分と両者の間に挟まれる凹み部分(肉抜き部分)をなす形状)によりシールされるため、シール部分が圧縮されて弾性変形する際に、凹み部分への逃げ代が確保され、所期の圧縮量を維持しつつ弾性力の劣化を防止することができ、又、線対称に形成されているため、組込み時に向きを間違えることがなく、組付け作業性が向上する。
この構成によれば、回転軸は、縮径軸部がハウジングの貫通孔をラジアル軸受として支持され、拡径軸部の段差部がハウジングの環状凹部の底面をスラスト軸受として支持され、拡径軸部の外周面と環状凹部の内周壁面の間に嵌め込まれた環状シール部材によりシール(密封)される。
この構成によれば、バリア部材は、第1アーム部が回転軸により回動自在に支持され、第2アーム部がハウジングの外側に(ハウジング内に貫通しないように)設けられた軸部材により回動自在に支持され、回転軸を介して開閉の駆動力が伝達され、バリア部がハウジングの窓部を開閉する。
ここで、バリア部材の第2アーム部を回動自在に支持する軸部材は、ハウジング内に貫通しないように外部に設けられた軸部材(例えば、ハウジングの外側に設けられたネジ穴に螺合あるいは嵌合穴に圧入された金属材料等からなる軸部材、又は、ハウジングから外向きに突出するように一体成形された金属製又は樹脂製の軸部材等)であるため、その部分にシール部材を設ける必要がなく密封性を高めることができる。
この構成によれば、例えば環状シール部材が拡径軸部に装着された状態で、回転軸がハウジングの貫通孔に挿入され(その後、適宜内部の駆動機構を構成する例えば歯車等の部品と連結され)て、鍔部の外側から規制板が(その円孔に連結軸部を通すように)嵌め込まれ、その外側からバリア部材の第1アーム部が連結されることで、規制板により回転軸を所定位置に回動自在に保持することができ、第1アーム部を介して回転軸によりバリア部材を開閉駆動することができる。
この構成によれば、駆動モータの回転力が、例えば減速用の歯車を介して、回転軸に伝達され、回転軸を介してバリア部材に伝達される。
このように、駆動機構に駆動モータが含まれる場合でも、環状シール部材により確実にシールされるため、水滴等の侵入を防止して、駆動モータの所期の機能を維持しつつ、かつ、簡単な構造により、バリア部材を開閉駆動することができるため、車載カメラや監視カメラ等の小型のカメラとして適用するのに好ましいレンズ光学ユニットを得ることができる。
この構成によれば、上記構成をなすレンズ光学ユニット及び撮像素子を備えたカメラとすることで、部品の増加を招くことなく、構造の簡素化、低コスト化、小型化等を達成しつつ、環状シール部材が所定の嵌合位置からずれないようにして所望の防水作用を確保でき(ハウジングの内部に水滴等が侵入するのを防止でき)、窓部の前方を開閉するバリア部材を確実に駆動でき、所望の被写体像を結像(撮像)でき、又、耐久性等に優れた車載カメラや監視カメラ等として使用することができる。
このカメラは、車体の外部に設けられる車載カメラとして適用されるものであり、図1ないし図4に示すように、ハウジング10、ハウジング10の内側に配置されると共に内側から窓部11を密封するように嵌め込まれるレンズ光学系としての光軸Lを有するレンズ鏡筒20、ハウジング10内においてレンズ鏡筒20の背後に配置される撮像ユニット30、ハウジング10の外側に配置されるバリア部材40、バリア部材40を駆動する駆動機構(駆動モータ51、歯車52等を含む駆動ユニット50、回転軸60、軸部材70、環状シール部材80)、規制板90、抜け止め部材100等を備えている。
凹部12は、図2に示すように、一方の側壁において、略矩形をなす凹状に形成され、略矩形で平板状をなす規制板90が嵌め込まれるように形成されている。
ネジ穴13は、図2に示すように、凹部12の底面において、貫通しないように形成されて規制板90の円孔92を通したネジBが捩じ込まれるように形成されている。
貫通孔14は、図4に示すように、ハウジング10の内側から外側に貫通する円形孔として形成され、回転軸60の縮径軸部61を回動自在に支持するラジアル軸受として機能するように形成されている。
環状凹部15は、図4に示すように、軸線S上において貫通孔14に連続すると共に貫通孔14よりも拡径して外側に開口するように形成され、軸線S方向において回転軸60の段差部63が当接する(スラスト軸受として機能する)円環状の底面15a、型の抜け勾配により外側に向けて拡開する内周壁面15bをもつ略円錐台の環状凹部として形成されている。
ネジ穴16は、図5に示すように、軸線S上において、他方の側壁の外側に(内側まで貫通しないように)形成され、バリア部材40の第2アーム部43を嵌め込んだ軸部材70のネジ部71を捩じ込んで固定するように形成されている。
そして、レンズ鏡筒20は、レンズ保持筒21の前方側がハウジング10の窓部11にシール部材を介して嵌め込まれ、ハウジング10の内側に固定されるようになっている。
第1アーム部42及び第2アーム部43は、軸線S方向におけるハウジング10の両側壁を挟み込むように左右対称的に形成されている。
嵌合孔44は、図2に示すように、平行な二面をもつ長孔に形成されており、ハウジング10の貫通孔14に回動自在に支持される回転軸60(の連結軸部65)の二面幅部65aを嵌め込むことにより、バリア部材40が回転軸60と一体的に回転するように形成されている。
嵌合孔45は、図2に示すように、円形の孔に形成されており、ハウジング10のネジ穴16に捩じ込まれる軸部材70の軸部72を嵌め込むことにより、バリア部材40が軸部材70に対して相対的に回動自在に支持されるように形成されている。
歯車52は、ケース53に回動自在に支持されると共に、回転軸60の縮径軸部61(の連結部61a)に着脱自在に連結されるU字状の連結部52aを備えている。
そして、駆動モータ51が起動して、駆動歯車が一方向に回転すると、歯車列(歯車52)→回転軸60→第1アーム部42を介して、バリア部材40を、図1(a)に示す閉鎖位置(窓部11を覆う位置)から図1(b)に示す上方の開放位置(窓部11を外部に露出させるように開放する位置)まで移動させ、一方、駆動歯車が他方向に回転すると、歯車列(歯車52)→回転軸60→第1アーム部42を介して、バリア部材40を、図1(b)に示す開放位置から図1(a)に示す閉鎖位置まで移動させるようになっている。
拡径軸部62は、図4に示すように、縮径軸部61よりも大きい外径をなす円柱状に形成されて、ハウジング10の環状凹部15の内周壁面15bと対向するように形成されている。そして、拡径軸部62の外周面と内周壁面15bの間において環状シール部材80が所定の圧縮代に圧縮された状態で嵌め込まれるようになっている。
段差部63は、図4に示すように、軸線S方向において、環状凹部15の底面15aに当接する環状の平坦面として形成されており、軸線S方向において位置決めされるようになっている。
鍔部64は、図4に示すように、拡径軸部62よりも軸線S方向の外側でかつハウジング10の側壁から外側に突出しない位置において、拡径軸部62の外径よりも大きくかつ内周壁面15bの内径よりも小さい外径をなす円環状に形成され、又、環状凹部15の底面15aと協働して環状シール部材80を軸線S方向において所定の隙間をおいて嵌め込む空間(すなわち、環状シール部材80が圧縮状態で嵌め込まれた際に、弾性変形を許容する逃げ領域を確保するための空間)を画定するように形成されている。
連結軸部65は、図4に示すように、鍔部64よりも軸線S方向の外側において拡径軸部62よりも小さい外径に形成され、規制板90の円孔91に非接触にて通されると共に、バリア部材40の第1アーム部42の嵌合孔44を嵌め込む平行な二面を有する二面幅部65a、抜け止め部材100を取り付けるべく縮径して形成された取付け部65b等を備えるように形成されている。
そして、軸部材70は、ハウジング10の外側から近づけられて、その軸部72にバリア部材40の第2アーム部43(の嵌合孔45)が嵌め込まれ、ネジ部71がハウジング10のネジ穴16に捩じ込まれて締結されることにより、バリア部材40(の第2アーム部43)を軸線S回りに回動自在に支持するようになっている。
このように、軸部材70は、ハウジング10内に貫通しないように外部に設けられているため、その部分にシール部材を設ける必要がなく密封性(防水性)を高めることができる。
また、環状シール部材80は、図6に示すように、その断面形状は、回転軸60の軸線Sに垂直な直線Xに対して線対称に形成されている、すなわち、軸線S方向(幅方向)の中心を通る直線X上に一つの凸状接触部81が位置付けられると共に直線Xに対して線対称の形状に形成され、二股凸状接触部82,83が直線Xから軸線S方向に等距離の位置に形成されると共に直線Xに対して線対称の形状に形成されている。
ここでは、特に、二股形状(すなわち、二股凸状接触部82,83(二つのシール部分)と両者の間に挟まれる凹部84(肉抜き部分)をなす形状)によりシールされるため、シール部分が圧縮されて弾性変形する際に、凹部84への逃げ代が確保され、所期の圧縮量を維持することができ、それ故に、過圧縮による弾性力の劣化(へたり)等を防止することができる。
また、環状シール部材80の断面形状が回転軸60の軸線Sに垂直な直線Xに対して線対称に形成されているため、いずれの側面85,85からも組み付けることができ、組付け時に向きを間違えることがなく、組付け作業性を向上させることができる。
そして、規制板90は、環状シール部材80が環状凹部15内に嵌め込まれると共に回転軸60が貫通孔14に嵌合された後に、円孔91に回転軸60の連結軸部65が通されて、ハウジング10の凹部12に嵌め込まれ、円孔92を通してネジBをネジ孔13に捩じ込むことにより、ハウジング10に対して締結固定されるようになっている。
この規制板90によれば、軸線S方向において、回転軸60の鍔部64の外側から規制板90が嵌め込まれるため、回転軸60を抜け落ちないように所定位置に回動自在に保持することができる。
そして、抜け止め部材100は、ハウジング10に対して、環状シール部材80及び回転軸60並びに規制板90が組み付けられ、回転軸60の連結軸部65にバリア部材40の第1アーム部42(の嵌合孔44)が嵌め込まれた後に、その外側から回転軸60の取り付け部65bに取り付けられることにより、第1アーム部42が抜け落ちるのを規制するようになっている。
先ず、ハウジング10、レンズ光学系20及び撮像ユニット30、バリア部材40、駆動ユニット50、回転軸60、軸部材70、環状シール部材80、規制板90、抜け止め部材100等が準備される。
そして、ハウジング10を二つのハウジング半体に分割して、レンズ光学系20及び撮像ユニット30、駆動ユニット50を収容すると共に所定位置に固定した後、二分割したハウジング半体同士を結合して全体を囲繞する。
ここで、回転軸60の組み付けの際に、環状シール部材80は、ハウジング10の環状凹部15の内周壁面15bと拡径軸部62の外周面との間で所定の圧縮代に圧縮され、その断面状態では、凸状接触部81が内周壁面15bと圧縮されつつ一箇所にて接触し、二股凸状接触部82,83が拡径軸部62の外周面と圧縮されつつ二箇所にて接触した状態となる。
尚、環状シール部材80は、予め回転軸60の拡径軸部62に嵌め込まれた状態で、回転軸60と一緒にハウジング10に嵌め込まれてもよい。
続いて、第1アーム部42の外側において、抜け止め部材100が連結軸部65の取付け部65bに取り付けられる。
これにより、バリア部材40は、第1アーム部42が回転軸60により回動自在に支持され、第2アーム部43がハウジング10の外側に(ハウジング10内に貫通しないように)設けられた軸部材70により回動自在に支持され、回転軸60を介して開閉の駆動力が伝達され、バリア部41がハウジング10の窓部11を開閉するように組み付けられた状態となる。
先ず、カメラを使用しない状態では、図1(a)に示すように、バリア部材40は下側に回転して略水平方向に向かう閉鎖位置に位置して、ハウジング10の窓部11を覆った状態にある。
続いて、カメラを使用する場合は、操作者の使用開始のスイッチ信号等に基づいて、駆動ユニット50が起動して(駆動モータ51が一方向に回転して)、バリア部材40が図1(a)に示す閉鎖位置から上方に回転して図1(b)に示す開放位置まで移動し、ハウジング10の窓部11を外部に露出させる。
一方、カメラの使用を止める場合は、操作者の使用停止のスイッチ信号に基づいて、駆動ユニット50が起動して(駆動モータ51が他方向に回転して)、バリア部材40が図1(b)に示す開放位置から下方に回転して図1(a)に示す閉鎖位置まで移動し、ハウジング10の窓部11を覆って閉鎖した状態となる。
これにより、環状シール部材80の所期の圧縮代を維持して所望のシール性能(水滴等の侵入を防止する密封作用)を確保することができ、それ故に、バリア部材40を確実に駆動することができ、又、レンズ光学系20により所望の結像作用を得ることができる。
上記実施形態においては、バリア部材40を駆動する駆動機構として、駆動モータ51、歯車52を含む駆動ユニット50等を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、回転軸に回転駆動力を伝達できる機構であれば、その他の駆動機構を採用してもよい。
11 窓部
14 貫通孔
15 環状凹部
15a 底面
15b 内周壁面
16 ネジ穴
20 レンズ鏡筒(レンズ光学系)
30 撮像ユニット
32 撮像素子
40 バリア部材
41 バリア部
42 第1アーム部
43 第2アーム部
44,45 嵌合孔
50 駆動ユニット(駆動機構)
51 駆動モータ
52 歯車
52a 連結部
60 回転軸(駆動機構)
S 軸線
61 縮径軸部
61a 連結部
62 拡径軸部
63 段差部
64 鍔部
65 連結軸部
70 軸部材
80 環状シール部材
X 直線
81 凸状接触部
82,83 二股凸状接触部
84 凹部
85 側面
90 規制板
91,92 円孔
100 抜け止め部材
Claims (7)
- 光路用の窓部を有するハウジングと、前記ハウジング内において前記窓部の背後に配置されたレンズ光学系と、前記窓部の前方を開閉するべく前記ハウジングの外側において移動自在に配置されたバリア部材と、前記バリア部材を開閉駆動する駆動機構と、を備えたレンズ光学ユニットであって、
前記ハウジングは、その内側から外側に貫通する貫通孔と、前記貫通孔に連続すると共に前記貫通孔よりも拡径して外側に開口する環状凹部を含み、
前記駆動機構は、前記貫通孔を通して前記ハウジングの外側から内側まで伸長すると共に前記バリア部材に連結される回転軸と、前記ハウジングの環状凹部と前記回転軸の間に嵌め込まれた環状シール部材を含み、
前記環状シール部材の断面形状は、前記環状凹部の内周壁面と一箇所にて接触しかつ前記回転軸の外周面と複数個所にて接触するように形成されている、
ことを特徴とするレンズ光学ユニット。 - 前記環状シール部材の断面形状は、前記回転軸の外周面と二箇所にて接触する二股形状でかつ前記回転軸に垂直な直線に対して線対称に形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ光学ユニット。 - 前記回転軸は、その径方向において前記貫通孔に密接嵌合されて回動自在に支持される縮径軸部と、その軸線方向において前記環状凹部の底面に当接する段差部を画定する拡径軸部を含み、
前記環状シール部材は、前記環状凹部の内周壁面と前記拡径軸部の外周面の間に嵌め込まれている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ光学ユニット。 - 前記バリア部材は、前記窓部の前方において対向し得るバリア部と、前記バリア部から伸長して一体的に形成されると共に前記ハウジングに対して回動自在に支持される第1アーム部及び第2アーム部を含み、
前記第1アーム部は、前記回転軸に一体的に回動するように連結され、
前記第2アーム部は、前記回転軸と同軸上に配置されると共に前記ハウジングの外側に設けられた軸部材により回動自在に支持されている、
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つに記載のレンズ光学ユニット。 - 前記回転軸は、その軸線方向において、前記拡径軸部の外側に形成された鍔部と、前記鍔部の外側に形成された連結軸部を有し、
前記連結軸部には、前記ハウジングに着脱自在に固定されて前記回転軸の抜け落ちを規制する規制板が嵌め込まれ、前記規制板の外側において前記第1アーム部が連結されている、
ことを特徴とする請求項4に記載のレンズ光学ユニット。 - 前記駆動機構は、前記ハウジングの内側において、前記回転軸が着脱自在に連結される歯車及び前記歯車に回転駆動力を及ぼす駆動モータを含む、
ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか一つに記載のレンズ光学ユニット。 - 請求項1ないし6いずれか一つに記載のレンズ光学ユニットと、前記レンズ光学系の背後に配置された撮像素子とを備えた、
ことを特徴とするカメラ。
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