JP5144253B2 - ポンプ密封装置 - Google Patents

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Description

本発明は一般的にポンプに関し、特にダイアフラムポンプに関する。
ダイアフラムポンプは接合部を形成する複数の構成要素を含んでいる。それら接合部は漏出防止のためにシール(封止)しなければならない。現在のダイアフラムポンプシール技術ではすべての条件で漏出防止のないダイアフラムポンプは提供してしない。
小型ダイアフラムポンプの漏出評価には考慮が必要な2つの主要接合部が存在する。その1つはダイアフラムが一般的には複数の構成要素で成るポンプヘッドとポンプ本体との間で狭持されるときに創出されるダイアフラム周縁のシール接合部である。このシール接合部はポンプ作動中にダイアフラムをその場にて安定固持するためのシール並びに締め付けの両方に関係する。従って良好なシールが提供されていてもダイアフラムが適正に締め付けされていなければ、ポンプの操作に伴うダイアフラムのずれによってシール状態が破壊される。
もう一方のシール領域はポンプバルブを収容する複数の構成要素間に存在する。通常は、この収容領域はポンプヘッド内の分離部分であり、典型的には“ヘッド”と呼称される上方要素と、典型的には“チャンバー”と呼称される下方要素とに分かれている。この接合部をシールするために現在使用されているシール方法はいくつか存在する。例えばバルブと一体的に提供されているガスケットや、接合部のバルブセクションを包囲する別々のガスケット等である。
これら接合部のために利用される現行のシール技術では、ポンプが使用されるあらゆる条件下でポンプの無漏出状態を維持できなかった。これら条件には高圧、超高粘性液、超低表面張力液及び超幅広温度変化が含まれる。従って頑強なシールを提供するダイアフラムポンプが望まれている。
本発明の1目的は頑強なシール特性を備えたダイアフラムポンプの提供である。本発明の別目的は複数のシール面を備えたダイアフラムの提供である。本発明の別目的は相当程度の圧縮性能を有するガスケットを備えたダイアフラムポンプの提供である。
これらの目的は本発明で達成される。本発明の1実施例ではポンプのシール機構が提供される。シール機構は、周縁に沿って形成された楔型ポケットを有する第1部材と、ポケットに対面するリムを備えた第2部材と、第1部材と第2部材との間に提供されたダイアフラムとを含んでいる。ダイアフラムは、縦軸を有した中央ステムと、ステムに取り付けられたディスク状ヘッド部と、ヘッド部の周辺に提供されている直立ビードとを有している。直立ビードは放射状外向きの第1傾斜面と放射状内向きの第2傾斜面とを含んでいる。ビードはダイアフラムと第1部材との間に別々に分離した二つのシール面を形成するようにポケット内に受領される。
本発明の別実施例によれば、それぞれの傾斜面は縦軸に対して約10°から約30°傾斜している。
本発明の別実施例によれば、それぞれの傾斜面は縦軸に対して約15°傾斜している。
本発明の別実施例によれば、ビードは二つの斜面間に実質的に平坦な平坦面を含んでいる。
本発明の別実施例によれば、ダイアフラムは第2傾斜面に隣接する略平行側面の第1平坦部分を有している。第1平坦部分は第1部材と第2部材との間で締め付けされている。
本発明の別実施例によれば、ダイアフラムは第1傾斜面に隣接する略平行側面の第2平坦部分を有している。第2平坦部分は第1部材と第2部材との間で締め付けされている。
本発明の別実施例によれば、V溝がリムに形成されている。
本発明の別実施例によれば、ダイアフラムは、フルオロエラストマー、エチレンプロピレンジエンターポリマー及びそれらの組み合わせとで成る群から選択される材料を含んでいる。
本発明の別実施例によれば、ポケットは略放射状外向きの第3傾斜面と、略放射状内向きの第4傾斜面とを含んでいる。
本発明の別実施例によれば、シール構造は、それぞれ平面を有し、ガスケットを受領するガスケット部を共同で提供する第1部材及び第2部材と、ガスケット部内に提供された弾性材料で製造されたガスケットと、第1ビードとを含んでいる。ガスケットは平坦ウェブを含んでおり、円形断面の第1ビードは第1閉通路内を延びている。第1ビード並びに第1部材と第2部材の寸法は、第1ビードが非圧縮状態から径方向に少なくとも約40%圧縮される寸法に選択される。
本発明の別実施例によれば、第1ビードは非圧縮状態から約50%から約60%圧縮される。
本発明の別実施例によれば、ガスケットは第1閉通路内の閉通路を延び、ガスケット部に受領される円形断面の第2ビードをさらに含んでいる。第2ビード並びに第1部材と第2部材の寸法は、第2ビードが非圧縮状態から径方向に少なくとも約40%圧縮される寸法に選択される。
本発明の別実施例によれば、第2ビードは非圧縮状態から約50%から約60%圧縮される。
本発明の別実施例によれば、ダイアフラムはフルオロエラストマー、エチレンプロピレンジエンターポリマー及びそれらの組み合わせで成る群から選択される材料を含んでいる。
本発明の別実施例によれば、ポンプは、内部で周縁部に形成された楔型ポケットを備えたポンプヘッドと、ポケットに対面するリムを備えた本体と、ポンプヘッドと本体との間に提供されたダイアフラムとを含んでいる。ダイアフラムは縦軸を有した中央ステムと、ステムに取り付けられたディスク状ヘッドと、ヘッドの周縁に提供された直立ビードとを含んでいる。該ビードは放射状外向きの第1傾斜面と、放射状内向きの第2傾斜面とを含んでいる。該直立ビードはポンプヘッドとダイアフラムとの間で別々の二つのシール面を形成するようポケット内に受領される。
本発明の別実施例によれば、ポンプヘッドは、チャンバーと、係合平坦面を有したヘッドとを含んでいる。チャンバーとヘッドは共同でガスケットを受領するガスケット部を提供する、ポンプはガスケット部内に提供される弾性材料で成るガスケットをさらに含んでいる。ガスケットは平坦ウェブと、第1閉通路内を延びる円形断面の第1ビードとを含んでいる。第1ビード並びに第1部材と第2部材の寸法は、第1ビードが非圧縮状態から径方向に少なくとも約40%圧縮されるように選択される。
これより図面において用いられる参照符号については、全ての図において、同じ要素には同じものが用いられている。
図1と図2は本発明の一実施例であるダイアフラムポンプ10を図示する。ヘッド12がチャンバー14に搭載されている。ヘッド12とチャンバー14は集合的にポンプヘッド16と呼称される。ヘッド12とチャンバー14の間の接合部はガスケット18によってシール(封止)されている。ポンプ本体20はポンプヘッド16の下端に搭載されている。フレキシブルなダイアフラム22がポンプヘッド16と本体20との間に提供されている。
ダイアフラム22はポンプ10の主要な作動要素であり、ポンプヘッド16とチャンバー14との間の接合部をシールし、作業空間24を形成する。ダイアフラム22は、例えば図示のクランクアーム及びカム構造体26を介して電気モーターのごとき駆動力源に接続されている。吸入口30から吸入バルブポケット32を通って作業空間24にまで延びる吸入通路28がポンプヘッド16内に形成されている。排出通路34はポンプヘッド内に形成され、作業空間24から排出バルブポケット36を通過して排出口38まで延びる。
図3、図4及び図5はダイアフラム22を詳細に図示する。ダイアフラム22はフレキシブルな漏出防止材料で提供されている。ポンプの対象液体に対して抵抗性があり、適した弾性を有したどのような材料でも使用できる。適した材料の例には、エチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)またはVITONフルオロエラストマー材料がある。ダイアフラム22は筒状で中央に位置するステム40とディスク状ヘッド42とを有しており、その上面はダイアフラム22の表面44を形成する。中央孔46がステム40に形成されている。
図5でさらに詳細に示されるが、直立ビート48はダイアフラム22の外縁部50に形成される。ビード48は放射状外向きの第1傾斜面54と、放射状内向きの第2傾斜面56との間に平坦面52を含んでいる。それぞれの傾斜面54と56はダイアフラム22の縦軸Lに平行な基準線から角度A傾斜して提供されている。
図10は、ダイアフラム22が本体20とポンプチャンバー14との間にどのように取り付けられているかを示す。チャンバー14はその周囲にダイアフラム22のビード48を受領する周縁部に形成された楔型ポケット58を含んでいる。ポケット58はビード48と一般的に同じ断面形状であり、第3及び第4傾斜面62と64で挟まれる平坦面60を含んでいる。ポケット58はダイアフラム22上のビード48の中心線“B”(図5参照)がポケット58の中心線“P”と一致するように提供されている。しかしながら、ダイアフラム22上のビード48とチャンバー14内のポケット58との寸法関係は、完全に組み立てられた時に、ポケット58とビード48との間に所定の干渉が存在し、ビード48を圧縮して主ジョイント66を形成するようになっている。
この干渉は、ビード48の傾斜面54と56それぞれに対して相当なる圧縮力を生じさせる。この圧縮力はダイアフラム22の傾斜面54及び56と、チャンバー14の接触面62及び64の間にシール状態を形成する。ダイアフラム22に使用される材料は本質的には非圧縮性であるため、チャンバー14内のポケット58はビード48の高さよりさらに深くなっており、主ジョイント66内で圧縮されているビード材料を変形することができる。図10では、圧縮形状のダイアラム22を実線で示し、非圧縮形状のダイアフラム22を“FD”で示す破線で示す。
左右対称のテーパー形状の主ジョイント66は、両面に同等の力が提供される2つのシール面を創出する。提供される力は水平ベクトル(すなわちポンプ中心線Lに対して放射方向)と垂直ベクトル(すなわちポンプ中心線Lに対して平行)の両方を有するため、主ジョイント66はシールとしてチャンバー14と本体20の間の漏出を防止し、締め付け機構としてダイアフラム22を所定位置に保持する。角度“A”は約10°から約30°の間で変化する。約10°より遥かに小さい角度では効果的な締め付け作用に必要な垂直ベクトルを失い始める。約30°よりも遥かに大きな角度では頑強なシール作用を創出する水平ベクトルを失い始める。図示の例では、角度“A”は約15°である。
干渉の量は、部分的にはビード48の角度、ダイアフラム22に使用される材料、及び厚み並びに全体の径を含むがこれらに限定されないダイアフラムのデザインによって決定される。図示のデザインでは全体の圧縮率を約22%の干渉の量としているが、約16%から約40%の圧縮率でもよい。この範囲の上限は、Oリングによる面シール状態でのいわゆる産業標準であり、ビード48のテーパー形状では圧縮率の下限をさらに低いレベルに下げても優れたシール特性並びに締め付け特性を維持することができる。
ポケット58とビード48のジョイントによって提供される締め付け作用に加えて、ビード48の内側傾斜面56に隣接するように提供されたダイアフラム22の小さな第1平坦部分68に圧縮力が提供される。平坦部分68の幅“W” (図4)は実行可能な大きさであればよいが、0.38mm(0.015インチ)以上であるべきである。例として、幅(W)は約0.38mm(0.015インチ)から約0.51mm(0.020インチ)である。この幅は直径約2.54cm(1インチ)のダイアフラムでの使用に充分である。より大きなダイアフラムでは平坦部分68の幅をいくらか大きくする必要があるだろう。
平坦部分68は、チャンバー14内に形成された周縁上方リム70と、V溝74が提供された本体20内に形成された周縁下方リム72との間で締め付けされる。平坦部分68上の圧縮力は、ポンプ10のデザインがこの領域でのダイアフラム22の変形に意図的にほとんどゆとりを提供しないため、従来技術の“面シール”デザインの場合よりも小さいであろう。図示の例では圧縮率は約13.5%である。しかしながら全体的デザインによっては、約10%から約25%の圧縮力が締め付け特性には適しているであろう。
あるいは図11で示すように、ビード148の放射状外向きに提供された第2平坦部分168を有するダイアフラム122をチャンバー114と本体120との間に使用してもよい。この実施例では、領域76にさらに弾性的変形を吸収させることができる。この変形に対処することで例えば30%あるいは40%向上した高い圧縮率を容易に提供することができる。
第1平坦部分68は主シール特性または締め付け特性を意図するものではなく、ダイアフラム22の変形を主ジョイント66から独立させる第2(副次的な)の締め付け特性として利用される。これで、ダイアフラム22の傾斜面54及び56と、テーパー形状の主ジョイント66を創出するチャンバー14の係合面62及び64との間の動き(変形)の可能性が排除される。こうしてダイアフラム22とチャンバー14との間に永久且つ確実な接合が提供される。このデザインは組み立て過程においても利点を提供する。ビード48とポケット58のテーパー形状がダイアフラム22をチャンバー14内で正確な同心位置へ動かすことで、組み立て中にダイアフラム22の不整合を防止する。従来の平坦ダイアフラムあるいは直線側面ビードを有するダイアフラムでは、この利点を提供することはできない。
ビード48の中心線径とポケット58のとの間に誤差があっても、テーパー形状の接合デザインはこれら2つの部材間に予想される変形に充分対応することができる。例えば、ビード48の中心線径(線“B”で測定)が0.254mm(0.010インチ)でポケット58の中心線径(線“P”で測定)よりも大きくても小さくても、組み立て中にビード48はポケット58へ整合し始めるであろうし、放射状外向きに引っぱるか、放射状内向きに押して、意図する通りにこれらの部材を接合させるであろう。
図6から図9ではガスケット18をさらに詳細に図示している。ガスケット18は柔軟性のある漏止材料で作られている。使用される流動体に対して抵抗性があり、適した弾性を有するあらゆる材料が使用可能である。適した材料にはエチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)、フルオロエラストマー及びパーフルオロエラストマー並びにVITONフルオロエラストマー材料が含まれる。
ガスケット18は、平坦ウェブ78、離れて提供される一対の環状部外部(第1)ビード80及び80´、並びに離れて提供される一対の環状部内部(第2)ビード82及び82´を含む連続部材であり、それぞれのビードは径“O”を有している。望むなら、ビードを1つだけでも、あるいは複数のビードを使用してもよい。平面図ではガスケット18は、ビード80と82がシールされる領域の周縁を囲むように設計されている。この特定実施例ではガスケット18は2つの略長方形領域84及び86を含んでいる。
図9はガスケット18がヘッド12とチャンバー14との間にどのように取り付けられているかを図示している。ガスケット18はヘッド12の平坦下面88とチャンバー14の上面92に形成された溝90との間に受領され、そこでガスケット部94を提供する。ガスケット部94の寸法は、完全に組み立てられた時にガスケット部94とガスケットビード80及び82との間に所定の干渉が存在してシール状態を形成するように選択される。
図9では圧縮形状のガスケット18を実線で表わし、非圧縮形状を“FD”で示す破線で表わす。このシール状態は永久静的シール状態であるため、ガスケットビード80及び82の高圧縮を不都合な結果を招かずに適用できることが確認されている。ガスケット部94のおかげで、高圧縮状態下のガスケット18の変形に対応する空間が提供される。
静的Oリングの面シールの従来技術が推奨する圧縮範囲は約20%から約40%である。この典型的な静的圧縮範囲は良好に作用するが、必要があれば約50%または約60%までの圧縮をガスケットビード80及び82に適用することができる。これは、高性能樹脂で成形されたプラスチック部分を使用した場合に可能である。種類によってはこれらプラスチック材料は、ガスケット部94の深さを変化させる縮みまたは捻れ等の歪みを成形後に生じることがある。ガスケット部94の深度が小さくなるほど、歪みにより多くの影響が発生する。これらプラスチックの歪みは望ましくないが、プラスチック射出成形部材を使用する場合には回避できない。特に共存特性あるいは他の物理的特性が必要とされる材料の場合にはつきものである。
例えば、ガスケット部94の深度Dは0.89mm(0.035インチ)である。35%の圧縮率を提供する典型的なOリングデザインでは径が1.37mm(0.054インチ)である。ヘッド12とチャンバー14の両方が合わせて0.20mm(0.008インチ)の縮み及び/または捻れをガスケット部94の部分に加えるなら、35%の圧縮率を最も深い1.09mm(0.043インチ)のところに提供するのが望ましいであろう。よって、1.68mm(0.066インチ)のOリング径“O”をガスケットビード80及び82に使用できる。これはガスケット部の深度Dがほんの0.89mm(0.035インチ)の場合に47%の圧縮率を提供するであろう。これは産業的に許容範囲であると考えられるものより高い圧縮率であるが、本デザインはこの高い圧縮率で効果的な接合部シール状態を提供する。
新規なシール構造を有するダイアフラムポンプについて説明した。本発明の特定実施例について説明したが、当業者であれば本発明の範囲を逸脱することなく様々な変形を加えることは可能である。よって、前述の本発明の好適実施例は本発明の説明のためにのみ提供されたものであり、本発明を限定するものではない。
本発明に従って構成されたダイアフラムポンプの平面図である。 図1の2−2線に沿った縦断面図である。 本発明に従って構成されたポンプダイアフラムの平面図である。 図3の4−4線に沿った縦断面図である。 図4のダイアフラムの一部拡大図である。 本発明に従って構成されたガスケットの平面図である。 図6の7−7線に沿った縦断面図である。 図7のガスケットの一部拡大図である。 図1のポンプの一部拡大断面図であり、搭載されたガスケットを示している。 図1のポンプの一部拡大断面図であり、搭載されたダイアフラムを示している。 ポンプチャンバーと本体の一部拡大断面図であり、搭載されたダイアフラムの別実施例を示している。

Claims (14)

  1. ポンプのシール機構であって、周縁に沿って形成された楔型ポケットを有する第1部材と、前記ポケットに対面するリムを備えた第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間に提供されたダイアフラムと、を含んでおり、
    該ダイアフラムは、縦軸を有した中央ステムと、前記ステムに取り付けられたディスク状ヘッド部と、前記ヘッド部の周辺に提供されている直立ビードと、を含んでおり、
    該ビードは略放射状外向きの第1傾斜面と、略放射状内向きの第2傾斜面と、を含んでおり、
    前記ビードは前記ダイアフラムと前記第1部材との間に分離した第1傾斜面と第2傾斜面とによる二つのシール面を形成するように前記ポケット内に受領され、前記リムにV溝が形成され、
    前記楔型ポケットの深さは、前記直立ビードの高さより深く、
    完全に組み立てられた時に、前記ビードの第1傾斜面と第2傾斜面とは前記ポケット内に受領されて前記ビードと前記ポケットとは相互に干渉し、前記ビードは圧縮されることを特徴とするシール機構。
  2. それぞれの傾斜面は縦軸に対して略10°から略30°傾斜していることを特徴とする請求項1記載のシール機構。
  3. それぞれの傾斜面は縦軸に対して略15°傾斜していることを特徴とする請求項2記載のシール機構。
  4. ビードは二つの傾斜面間に実質的に平坦な平坦面を含んでいることを特徴とする請求項1記載のシール機構。
  5. ダイアフラムは第2傾斜面に隣接する略平行側面の第1平坦部分を有しており、該第1平坦部分は第1部材と第2部材との間で締め付けされていることを特徴とする請求項1記載のシール機構。
  6. ダイアフラムは第1傾斜面に隣接する略平行側面の第2平坦部分を有しており、該第2平坦部分は第1部材と第2部材との間で締め付けされていることを特徴とする請求項1記載のシール機構。
  7. ダイアフラムはフルオロエラストマー、エチレンプロピレンジエンターポリマー及びそれらの組み合わせとで成る群から選択される材料を含んでいることを特徴とする請求項1記載のシール機構。
  8. ポケットは略放射状外向きの第3傾斜面と、略放射状内向きの第4傾斜面とを含んでいることを特徴とする請求項1記載のシール機構。
  9. シール機構であって、それぞれ平面を有し、ガスケットを受領するガスケット部を共同で提供するヘッド及びチャンバーと、平坦ウェブと前記ガスケット部内に延びる円形断面の第1ビードとを含み、弾性材料で形成され、前記ガスケット部内に提供された前記ガスケットと、を含んでおり、
    前記第1ビード並びに前記ヘッド及びチャンバーの寸法は、前記第1ビードが非圧縮状態から径方向に少なくとも略40%圧縮される寸法に選択されることを特徴とする請求項1〜8記載のシール機構。
  10. 第1ビードは非圧縮状態から略50%から略60%圧縮されることを特徴とする請求項9記載のシール機構。
  11. ガスケットは前記ガスケット部内に延び、前記ガスケット部に受領される円形断面の第2ビードをさらに含んでおり、該第2ビード並びにヘッド及びチャンバーの寸法は、前記第2ビードが非圧縮状態から径方向に少なくとも略40%圧縮される寸法に選択されることを特徴とする請求項9記載のシール機構。
  12. 第2ビードは非圧縮状態から略50%から略60%圧縮されることを特徴とする請求項11記載のシール機構。
  13. ガスケットはフルオロエラストマー、パーフルオロエラストマー、エチレンプロピレンジエンターポリマー及びそれらの組み合わせで成る群から選択される材料を含んでいることを特徴とする請求項9記載のシール機構。
  14. ポンプであって、本ポンプは、内部で周縁部に形成された楔型ポケットを備えたポンプヘッドと、前記ポケットに対面するリムを備えた本体と、前記ポンプヘッドと前記本体との間に提供されたダイアフラムと、を含んでおり、
    該ダイアフラムは、縦軸を有した中央ステムと、前記ステムに取り付けられたディスク状ヘッドと、前記ヘッドの周縁に提供された直立ビードと、を含んでおり、該ビードは、略放射状外向きの第1傾斜面と、略放射状内向きの第2傾斜面と、を含んでおり、
    前記ビードは前記ポンプヘッドと前記ダイアフラムとの間で別々の第1傾斜面と第2傾斜面とによるの二つのシール面を形成するように前記ポケット内に受領され、前記リムにV溝が形成され、
    前記楔型ポケットの深さは、前記直立ビードの高さより深く、
    完全に組み立てられた時に、前記ビ−ドの第1傾斜面と第2傾斜面とは前記ポケット内に受領されて前記ビードと前記ポケットとは相互に干渉し、前記ビードは圧縮されることを特徴とするポンプ。
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