JPH10318151A - ダイヤフラム型ポンプの保護装置 - Google Patents

ダイヤフラム型ポンプの保護装置

Info

Publication number
JPH10318151A
JPH10318151A JP12765897A JP12765897A JPH10318151A JP H10318151 A JPH10318151 A JP H10318151A JP 12765897 A JP12765897 A JP 12765897A JP 12765897 A JP12765897 A JP 12765897A JP H10318151 A JPH10318151 A JP H10318151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
protection device
vibrator
fluid
operating member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12765897A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Oya
郁夫 大家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Techno Takatsuki Co Ltd
Original Assignee
Techno Takatsuki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Techno Takatsuki Co Ltd filed Critical Techno Takatsuki Co Ltd
Priority to JP12765897A priority Critical patent/JPH10318151A/ja
Publication of JPH10318151A publication Critical patent/JPH10318151A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動時の誤動作、ならびにダイヤフラムの破
損によるポンプ内部の電磁石および振動子の破損を防止
することができるダイヤフラム型ポンプの保護装置を提
供する。 【解決手段】 電磁石と永久磁石との磁気的相互作用に
基づく、前記永久磁石を備えた振動子の電磁振動によっ
て、前記振動子の両端に連結されたダイヤフラムを駆動
させるダイヤフラム型ポンプの保護装置であって、内部
に形成された分流室1に交互に流体を噴出する一対の噴
出口2および該分流室1から流体を吐出する吐出口3が
形成された取付本体4と、開口部5が形成され、前記取
付本体4に取り付けられる蓋体6と、該蓋体6の上部に
配置される検出器7と、前記分流室1および開口部5に
挿通され、分流室1への噴出流体の反力差により作動す
る作動片8および上部に前記検出器7の端子と係合する
接点部が形成された作動部材11と、該作動部材11を
揺動自在に支持する密封部材12を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイヤフラム型ポン
プの保護装置に関する。さらに詳しくは、起動時の誤動
作、ならびにダイヤフラムの破損によるポンプ内部の電
磁石および振動子の破損を防止することができる保護装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ダイヤフラム型ポンプは、主
として養魚用水槽や家庭浄化槽などにおける酸素補給、
または公害監視における検査ガスのサンプリングなどに
利用されている。
【0003】かかるポンプは、図8に示すように、ケー
シング50内に配置されている電磁石51、振動子5
2、該振動子52の両端に連結されたダイヤフラム53
および前記ケーシング50の両端に固定されたポンプケ
ーシング54から構成されている。そして、ダイヤフラ
ム53とポンプケーシング54とのあいだの凹部により
ポンプ圧縮室55が形成されている。該ポンプケーシン
グ54は、さらに吸引室56および吐出室57を有して
おり、吸引室56は吸込口58と吸入弁59を、吐出室
57は吐出口60と吐出弁61をそれぞれ備えている。
吐出口60側にはチューブ(図示せず)などが接続され
る。
【0004】かかるポンプでは、振動子52の振動によ
って圧縮室55の容積が左右背反的に増減変化し、これ
により左右交互にエアの吸入と排出が行なわれている。
また、前記ダイヤフラム53は、EPDM(エチレンプ
ロピレンゴム)またはエラストマーなどからなり、弾性
を有しているが、ポンプの実作動に伴う反復屈曲使用に
よって次第に弾性疲労して所期のポンプ作用が行なえな
くなるばかりか、ダイヤフラムに保持されている振動子
が該ダイヤフラムの破損によって所定位置に保持されな
くなり、外周の電磁石と接触しながらなおも振動を続
け、ついには相互に磨滅損傷してポンプ全体が使用に耐
えなくなるという事態が発生する。
【0005】このため、従来より、たとえば図9に示す
ような保護装置Aを電磁石51側に取り付け、振動子5
2の振動が大きくなったばあい、突起62がスイッチ6
3の接触を断ち、ポンプの電源を切るようにしている
(実開平2−132885号公報参照)。なお、64は
ストッパーである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記保
護装置Aは、起動時には過電流が流れるため、振動子が
定常動作の振幅よりも大きな振幅で振動して誤動作が発
生するばあいがあり、検出精度に問題がある。さらにポ
ンプの機種(型式)ごとに保護装置Aの寸法や取付位置
を変更する必要があるという問題がある。
【0007】本発明は、叙上の事情に鑑み、起動時の誤
動作、ならびにダイヤフラムの破損によるポンプ内部の
電磁石および振動子の破損を防止することができるダイ
ヤフラム型ポンプの保護装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のダイヤフラム型
ポンプの保護装置は、電磁石と永久磁石との磁気的相互
作用に基づく、前記永久磁石を備えた振動子の電磁振動
によって、前記振動子の両端に連結されたダイヤフラム
を駆動させるダイヤフラム型ポンプの保護装置であっ
て、内部に形成された分流室に交互に流体を噴出する一
対の噴出口および該分流室から流体を吐出する吐出口が
形成された取付本体と、開口部が形成され、前記取付本
体に取り付けられる蓋体と、該蓋体の上部に配置される
検出器と、前記分流室および開口部に挿通され、分流室
への噴出流体の反力差により作動する作動片および上部
に前記検出器の端子と係合する接点部が形成された作動
部材と、該作動部材を揺動自在に支持する密封部材を備
えてなることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
のダイヤフラム型ポンプの保護装置を説明する。
【0010】図1は本発明のダイヤフラム型ポンプの保
護装置の一実施の形態を示す正面図、図2は図1におけ
る保護装置の断面図、図3は図1における保護装置の平
面図、図4は図1における保護装置を接続したダイヤフ
ラム型ポンプの一例を示す側面図、図5は図1における
保護装置を接続したダイヤフラム型ポンプの他の例を示
す平面図、図6は図5におけるポンプの部分断面図、図
7は図5におけるサイレンサーの底面図である。
【0011】図1〜3に示すように、保護装置は、内部
に形成された分流室1に交互に流体を噴出する一対の噴
出口2および該分流室1から流体を吐出する吐出口3が
形成された取付本体4と、開口部5が形成され、前記取
付本体4に取り付けられる蓋体6と、該蓋体6の上部に
配置される検出器7と、前記分流室1および開口部5に
挿通され、分流室1への噴出流体の反力差、すなわち流
量差により作動する作動片(フラッパー)8および上部
に前記検出器7の端子9と係合する接点部10が形成さ
れた作動部材11と、該作動部材11を揺動自在に支持
する密封部材12を備えている。
【0012】前記噴出口2の先端部13は、噴出流体を
圧力噴射させて効率よく作動片8にあてるためにノズル
形状にされている。また前記取付本体4の上面には、環
状突起14が形成され、前記取付本体4と蓋体6とのあ
いだで挟み付けられた密封部材12が抜け落ちないよう
にされている。
【0013】前記作動部材11は、密封部材12の中央
部に気密に連結され、支持されている。該密封部材12
としては、平板状または球面形状などのダイヤフラムを
用いることができるが、揺動時に該ダイヤフラムの屈曲
歪が小さくなるように、断面が波型になるようにコルゲ
ート加工されたダイヤフラムを用いるのが好ましい。か
かる密封部材12に作動部材11を支持することによ
り、作動部材11の揺動が容易になるとともに、分流室
1に噴射された噴出流体の漏れを防止することができ
る。また前記作動部材11は、蓋体6に設けられたピン
支持台15に挿入した支持軸16に軸支するのが好まし
い。かかる蓋体6の支持軸16により軸支することによ
り、作動部材11の揺動をさらに容易にすることができ
るとともに、噴出流体の圧力による大気(外部)側への
ふくらみ、すなわち作動部材11の外部浮き上がりを防
止することにより、分流室1における流体の反力差が起
こりやすくなるため、さらにダイヤフラムの破損の検出
精度を向上させることができる。本実施の形態では、前
記作動部材は蓋体に軸支するようにされているが、本発
明においては、とくにこれに限定されるものではなく取
付本体に軸支することもできる。
【0014】前記作動部材11の接点部10は、端子9
を常時プッシュしてポンプが作動できるON状態にさ
れ、作動部材11が噴出流体の反力差により揺動したと
きに、端子9との係合が解除できるようにされている。
接点部10は、検出器7の端子9の形状に応じて適宜係
合できる形状にすることができ、たとえば端子9の形状
がアール形状であるばあい、接点部10の形状は、凹形
状にすることができる。前記検出器7としては、マイク
ロスイッチまたはそれに類似するON−OFFスイッチ
を用いることができる。
【0015】なお、本実施の形態においては、前記作動
部材11の上端にカウンタウェイト17を装着すること
ができる。かかるカウンタウェイト17を装着すること
により、前記ポンプから左右の噴出口2に送られる流体
の流れが同相でないばあいに、作動部材11に発生する
振動を防止することができる。このため、前記振動によ
る誤動作を防止し、検出精度を向上させることができ
る。
【0016】本実施の形態の保護装置は、図4に示すよ
うに、電磁石と永久磁石との磁気的相互作用に基づく、
前記永久磁石を備えた振動子の電磁振動によって、前記
振動子の両端に連結されたダイヤフラムを駆動させるダ
イヤフラム型ポンプ20にホース21を噴出口2にそれ
ぞれ接続させ、ダイヤフラムの破損などの異常状態に前
記ポンプを自動的に停止させることができる。このばあ
いに、ポンプから吐出される流体の反力差を利用してい
るので、振動子のオーバースイングでは動作することは
ないのであり、従来のような起動時の誤動作を防ぐこと
ができる。または図5〜7に示すように、サイレンサー
22内に配置し、コンパクトにすることもできる。かか
るばあい、ポンプ23からサイレンサー22の受け口2
4に供給された流体は、障壁通路25を通過しながら噴
出口2にそれぞれ吸入されたのち、吐出口3から吐出さ
れた流体は、さらに障壁通路26を通過しながら排出さ
れるため、各障壁通路25、26がフィルタの役目をし
て流体の流れの騒音を低減させることができる。またポ
ンプ23から受け口24までをホースでつなぐだけなの
で、噴出口2に接続されるホースを省くことができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
流体の反力差、すなわち流量差により、ダイヤフラムの
破損を検出するため、検出精度を高めることができる。
またポンプの外部に取り付けられるため、作動部材をリ
セットすることにより、何度でも使用することができ
る。さらにどのような機種にも取り付けられるため、製
品コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイヤフラム型ポンプの保護装置の一
実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1における保護装置の断面図である。
【図3】図1における保護装置の平面図である。
【図4】図1における保護装置を接続したダイヤフラム
型ポンプの一例を示す側面図である。
【図5】図1における保護装置を接続したダイヤフラム
型ポンプの他の例を示す平面図である。
【図6】図5におけるポンプの部分断面図である。
【図7】図5におけるサイレンサーの底面図である。
【図8】従来のポンプの一例を示す断面図である。
【図9】従来の保護装置の一例を示す部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 分流室 2 噴出口 3 吐出口 4 取付本体 5 開口部 6 蓋体 7 検出器 8 作動片 9 端子 10 接点部 11 作動部材 12 密封部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石と永久磁石との磁気的相互作用に
    基づく、前記永久磁石を備えた振動子の電磁振動によっ
    て、前記振動子の両端に連結されたダイヤフラムを駆動
    させるダイヤフラム型ポンプの保護装置であって、内部
    に形成された分流室に交互に流体を噴出する一対の噴出
    口および該分流室から流体を吐出する吐出口が形成され
    た取付本体と、開口部が形成され、前記取付本体に取り
    付けられる蓋体と、該蓋体の上部に配置される検出器
    と、前記分流室および開口部に挿通され、分流室への噴
    出流体の反力差により作動する作動片および上部に前記
    検出器の端子と係合する接点部が形成された作動部材
    と、該作動部材を揺動自在に支持する密封部材を備えて
    なるダイヤフラム型ポンプの保護装置。
  2. 【請求項2】 前記密封部材が、前記取付本体と蓋体と
    のあいだに挟み付けられた断面波型のダイヤフラムであ
    る請求項1記載の保護装置。
  3. 【請求項3】 前記作動部材が前記取付本体または蓋体
    に軸支される請求項1または2記載の保護装置。
  4. 【請求項4】 前記作動部材の上端にカウンタウェイト
    が装着されてなる請求項1、2または3記載の保護装
    置。
JP12765897A 1997-05-16 1997-05-16 ダイヤフラム型ポンプの保護装置 Pending JPH10318151A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12765897A JPH10318151A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 ダイヤフラム型ポンプの保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12765897A JPH10318151A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 ダイヤフラム型ポンプの保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10318151A true JPH10318151A (ja) 1998-12-02

Family

ID=14965536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12765897A Pending JPH10318151A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 ダイヤフラム型ポンプの保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10318151A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007529689A (ja) * 2004-03-16 2007-10-25 ハーグレーブス テクノロジー コーポレーション ポンプ密封装置
WO2012141126A1 (ja) * 2011-04-15 2012-10-18 株式会社テクノ高槻 電磁振動型ダイヤフラムポンプ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007529689A (ja) * 2004-03-16 2007-10-25 ハーグレーブス テクノロジー コーポレーション ポンプ密封装置
WO2012141126A1 (ja) * 2011-04-15 2012-10-18 株式会社テクノ高槻 電磁振動型ダイヤフラムポンプ
US9976546B2 (en) 2011-04-15 2018-05-22 Techno Takatsuki Co., Ltd. Electromagnetic vibrating diaphragm pump

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2683203A1 (en) Disposable infusion cassette with low air bubble retention and improved valves
CN100400867C (zh) 线性压缩机
EP0693159B1 (en) Membrane type fluid pump
JPH11210633A (ja) 吸引装置
KR930007670Y1 (ko) 공기 압축기
US10711775B2 (en) Compact pump and diaphragm assembly used therein
KR100578540B1 (ko) 진공 이젝터 펌프
JPH10318151A (ja) ダイヤフラム型ポンプの保護装置
US20040265149A1 (en) Bellows pump with flexible partition membrane
US11434893B2 (en) Microblower
KR100764126B1 (ko) 진동 및 소음을 방지하기 위한 진공펌프 케이스
KR20070028168A (ko) 밀폐형 압축기의 작동유체 흡입구조
US4507063A (en) Gas-filled damping element for damping pressure pulsations
JP2001304057A (ja) 内燃機関の吸気装置
JP2002130137A (ja) 圧電ポンプ
JP2009219527A (ja) 電気掃除機
JP2019065708A (ja) ポンプ
KR100756195B1 (ko) 다이어프램 펌프
JP2020085195A (ja) ボール型逆止弁、バルブアセンブリ、および、往復動ポンプ
CN213016730U (zh)
JPH07189920A (ja) ダイヤフラム型ポンプの保護装置
CN220319771U (zh) 一种电磁隔膜泵进气组件及隔膜泵
CN110578683B (zh) 隔膜泵及其阀片
KR200373435Y1 (ko) 마스크에 장착되는 배기유닛
CN113012671A (zh) 消音器和制氧机