JP5142145B2 - 半導体装置の製造方法、半導体ウェハ、およびテスト方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法、半導体ウェハ、およびテスト方法 Download PDF

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Description

この発明は、半導体ウェハレベルで半導体装置をテストするためのテスト用素子を効率的に配置するための構成およびこのテスト用素子を用いたテスト方法に関する。
集積回路等の半導体装置の信頼性を確保するために、TEG(テスト用素子群:Test Element Group)が用いられる。プロセス、回路特性および信頼性の評価が、このTEGを用いた特性評価(テスト)により行なわれる。製品開発段階では、TEGを用いた測定結果に基づいて、信頼性評価を行ない、その評価結果に基づいて、プロセスまたは回路設計の修正を行ない、また、実製品においては、各半導体装置の信頼性を評価して製品の良否を判定する。
通常、半導体ウェハ上のスクライブ領域に、電気特性管理用TEGが配置される。このスクライブ領域に、半導体チップを個々に分離するためのスクライブラインが配置される。以下の説明においては、特に断らない限り、スクライブ領域およびスクライブラインを同一の意味で用いる。更に特に断らない限りスライスラインおよびシャント領域も、スクライブ領域と同一の意味で用いる。スクライブ領域には、TEG以外に、製造プロセスにおけるマスク位置合わせのための重ね合わせ検出マーク、膜厚モニタマークなども多数配置される。
特に、近年の高集積化に伴って、利用されるトランジスタの種類および配線層の数も増加し、重ね合せ用マークおよび膜厚モニタ用のマークの数が増加する傾向にある。また、トランジスタは、配線およびビアなどが増大し、管理すべきデバイスの評価項目が増大し、応じてTEGのテスト用素子の数も増大する。従来、このようなTEGを効率的に配置するために種々の構成/配置が提案されている。
特許文献1(特開2002−313864号公報)は、スクライブ領域(スクライブライン)に、TEG素子用の電極パッドを配置する。TEGは、半導体チップ上の電極パッド下部に、電極パッドと整列して配置される。別の実施例として、このスクライブラインにおいて、テスト用電極パッドに対応してその下層に、TEG素子を配置する。TEG素子は、3端子素子であり、各TEG素子に対応して、3個のテスト用電極パッドが配置され、TEG素子は対応のテスト用電極パッドに電気的に接続される。電極パッドとTEG素子とを重ね合わせて配置することにより、TEGの配置面積の低減を図る。
特許文献2(特開平9−199565号公報)は、スクライブ領域に、ジグザグ状(千鳥状)にテスト用電極パッドを配置し、1つのテスト用電極パッド配置領域下部に、テスト用トランジスタを配置する。テスト用トランジスタは、4端子素子であり、1つのテスト用トランジスタに対応して4つのテスト用電極パッドが隣接して配置される。テスト用トランジスタのコントロールゲート、バックゲート、ソースおよびドレイン端子が、それぞれ対応して配置される4つのテスト用電極パッドに電気的に接続される。
この特許文献2は、スクライブ領域(スクライブライン)に千鳥状にテスト用電極パッドを配置することにより、テスト用電極パッドピッチを低減してテスト用電極パッド配置面積の増大を抑制する。また、テスト用素子とテスト用電極パッドを重ね合わせて配置することにより、数多くのTEG素子をスクライブライン上に配置することを図る。
特許文献3(特開2003−332397号公報)は、スクライブラインに、テスト用素子の接続用金属配線と重なるようにテスト用電極パッドを配置する。テスト用素子を構成するトランジスタの活性領域が、テスト用電極パッドと整列してかつ重なり合わない交互に配置される。テスト用素子の配線を、電極パッドと重ならないように配置することにより、スクライブラインの幅を狭くすることを図る。
また、このようなTEG素子を数多く配置する場合、TEG素子のピッチが小さくなり、テストプローブの間隔も狭くする必要がある。このようなTEG素子のピッチが小さくなる場合にも、テストプローブを確実にテスト用電極パッドに接触させることが、高信頼度で測定を行なうために要求される。
このようなテストプローブをテスト用電極パッドに確実に接触させることを図る構成が、特許文献4(特開平5−74882号公報)に示される。この特許文献4に示される構成においては、テスト電極パッドは、半導体チップ周辺に整列して配置される。テスト時には、チップ電極パッドのピッチの2倍のピッチを有するテストプローブピンを用いる。この場合、テストプローブピンは、1つのチップに対して偶数番号の電極パッドに配列されるプローブピンと、隣接するチップにおいて奇数番号の電極パッドに接続するプローブピンとに分離される。1つのテスト工程完了後、半導体ウェハ上の1チップ分プローブカードを移動させて、次のテストを実行する。従って、1つの半導体チップについて、偶数番号のテスト用電極パッドを用いたテストが実行され、次いで奇数番号のテスト用電極パッドを用いたテストが実行される。
この特許文献4は、テストプローブピンのピッチを電極パッドのピッチよりも広くすることにより、以下の効果を得ることを図る。剛性のある幅の広いプローブピンを利用してもプローブピン間の接触を回避することができる。また、剛性のプローブピンが利用可能なため、確実にテスト用電極パッドにプローブピン接触させて正確な測定を行なうことができる。
特許文献5(特開2004−146415号公報)は、テスト用電極パッドのピッチの2倍のピンピッチのテストプローブカードを用いる。プローブピンをテスト電極ピッチずつずらせてテストを行なう。テスト電極パッドは、半導体チップ上に、整列して配置される。特許文献5は、テスト電極パッドのピッチが狭くなる場合においても、テストプローブカードのピンのピッチが狭くなるのを回避することを図る。
特許文献6(実開平4−4754号公報)は、プローブカードのピンを半導体装置上の1つおきの電極パッドに接触させてテストを実行する。入力電極パッドは、出力電極パッドよりもそのレイアウト面積が大きくされる。プローブカードにおいては、出力電極パッドピッチの2倍のピッチでプローブピンが配置される。このプローブピンを隣接する出力電極パッドに移動させた場合においても、入力電極パッドに対し同じ電圧を印加する。この特許文献6は、電極パッド列のピッチが小さくなる場合においてもプローブピンのピッチ条件を緩和することを図る。
特開2002−313864号公報 特開平9−199565号公報 特開2003−332397号公報 特開平5−74882号公報 特開2004−146415号公報 実開平4−4754号公報
コストの観点から、チップサイズは、できるだけ小さくするのが望ましい。したがって、チップサイズが一定の場合、スクライブ領域の面積が増大することはない。しかしながら、たとえばシステム・オン・チップ(SoC)などの先端半導体装置においては、前述のように、テスト管理項目が多くなり、また、重ね合せ検出/検査用または膜厚モニタ用のマークの数が増大し、スクライブ領域に配置する素子/部材の数が増大する。したがって、必要とされる管理項目をすべてスクライブ領域に配置するためには、効率的にTEGを配置することが要求される。
前述の特許文献1においては、スクライブラインの領域に、TEG素子の電極パッドが配置される。この配置において、1つのTEG素子に対し、3個のテスト用電極パッドが配置される。これらの対応の3個のテスト電極パッド下層に、TEG素子が配置される。しかしながら、特許文献1においては、テスト用電極パッドが三角形の頂点位置に配置されている。結果的に、テスト用電極パッドがスクライブラインの延在方向に沿って2列に配置されることになり、スクライブラインの幅を狭くすることができなくなる。また、テスト用電極パッドのピッチが小さくされるものの、プローブピンのピッチとテスト用電極パッドのピッチの関係については考慮しておらず、また、テスト用電極パッドに対してどのようにプローブピンを接触させてテストするかについても考慮していない。
特許文献2に示される構成においては、スクライブ領域に、テスト用電極パッドが千鳥状に配置される。したがって、特許文献2に示される構成の場合、スクライブラインの延在方向に沿って高密度でテスト用電極パッドを配置することができるものの、スクライブラインの幅を狭くすることができない。また、4つの隣接して配置されるテスト電極パッドに対応して1つのテスト用トランジスタ素子を配置してテスト用トランジスタと電極パッドとを電気的に接続している。したがって、テスト用電極パッドが高密度でスクライブ領域に配置される場合、そのピッチ条件が厳しくなった場合、テストプローブピンをテスト用電極パッドに接触させるのが困難となる。特許文献2は、テスト電極パッドのピッチを低減することを図るだけであり、プローブピンのピッチとテスト電極パッドのピッチとの関係については考慮していない。
また、特許文献3に示される構成においては、スクライブ領域にテスト用電極パッドとテスト用トランジスタ素子を構成する活性領域が交互に配置される。したがって、テスト用電極パッドを高密度に配置することができず、管理項目の増大に対応することができなくなるという問題が生じる。また、この特許文献3においては、テスト用トランジスタ素子と対応のテスト用電極パッドをどのように接続するかについては示されていない。
特許文献4においては、プローブカードのプローブピンのピッチは、半導体チップ周辺に配置される出力パッドの2倍のピッチに設定される。隣接する半導体チップ間において、一方の半導体チップの1つおきの例えば偶数の出力パッドにプローブピンが接続され、他方の半導体チップにおいては、別の1つおきのたとえば奇数の出力パッドにプローブピンが接続される。テスト時においては、各パッドにおいて1つおきの出力パッドのテストを行ない、次いで1チップ分テストプローブを移動させて、半導体チップの未接触の出力パッドにテストプローブピンを接触させてテストを行なっている。
すなわち、特許文献4においては、半導体チップ周辺に配置される出力パッド、電源パッドおよび制御信号入力パッドに対するプローブピンの配置が示されている。半導体ウェハのスクライブ領域に出力電極パッドを配置する構成については示されていない。また、この特許文献4においては、出力パッドにシフトレジスタおよびラッチが配置され、これらの出力信号に従って出力パッドが配置される。したがって、この出力パッドに対応して配置されるドライバをTEG素子として見た場合、スクライブ領域にテスト用電極パッドを配置する場合、テスト用電極パッドとTEG素子を別々の領域に配置する必要がある。したがって、この特許文献4に示される構成を、そのまま、スクライブライン上に配置されるテスト用電極パッドの構成に適用することはできない。
特許文献5に示される構成においては、液晶ドライバ周辺に配置される入出力パッドのピッチも、1対2の関係に設定する。入力パッドの幅が、出力パッドの幅の2倍に設定される。プローブピンのピッチは、出力パッドに対しては4倍であり、入力パッドに対しては同じである。入力パッドは、出力パッドの2倍のピッチを有する。プローブピンを出力パッドのピッチずつずらせて、同一の入力パッドにプローブピンを接触させてテストを行なう。
この特許文献5は、出力パッドと入力パッドのピッチが異なることを利用して、プローブピンのピッチが小さくなるのを抑制する。しかしながら、出力パッドに対しては、4つのパッドごとにプローブピンが接触されているだけであり、出力パッドすべてをテストするためには、4回プローブピンを移動させる必要があり、テスト工程数が増大する。また、特許文献5においては、半導体チップ上の内部信号を出力する出力パッドの配置が示されているだけであり、テスト専用のTEG素子およびテスト用電極パッドの配置については何ら考慮されていない。
特許文献6においては、半導体チップ周辺に配置される入出力パッドにプローブピンを接触させてテストを行なっている。この特許文献6においても、特許文献5に示される構成と同様、入力パッドと出力パッドのピッチ条件を変更し、プローブピンを、出力パッドの2倍のピッチで配置する。テスト時、出力パッドのピッチずつずらせて、テストを行なっている。この特許文献6においても、半導体チップ周辺に配置される入力パッドおよび出力パッドのピッチ条件を互いに異ならせて、プローブピンのピッチが狭くなるのを抑制する。しかしながら、この特許文献6は、テスト専用のTEG素子およびテスト用電極パッドをスクライブ領域または半導体チップ上に、テスト専用のTEGが配置される場合のテスト電極用パッドの配置については何ら考察をしていない。また、すべてのテスト用電極パッドを同一ピッチで配置する場合のテストプローブとテスト用電極パッドの位置関係およびテスト用電極パッドとTEG素子の位置関係および配線については何ら考察していない。
それゆえ、この発明の目的は、従来の測定環境の変更を伴うことなく、TEGの配置効率を改善することのできる半導体装置の製造方法、この方法により生成される半導体ウェハ、およびこの半導体ウェハのテスト方法を提供することである。
この発明においては、所定の領域にテスト用電極パッドを1列に整列して配置する。テスト用電極パッドの直下の領域にテスト用素子を形成する。テスト用素子は、直上のテスト用電極パッドに隣接するテスト用電極パッドに電気的に接続される。
好ましくは、隣接するテスト用素子は、異なる配線層の配線によりそれぞれ隣接するテスト用電極パッドに電気的に接続される。
この発明にかかる半導体装置の製造方法は、一実施の形態においては、半導体ウェハ上の目標回路装置が形成される半導体チップと異なる領域に位置する所定の領域に複数のテスト用素子を1列に整列して形成するステップと、これらの複数のテスト用素子の上層にかつテスト用素子と重なり合うようにテスト用電極パッドを1列に整列して配置するステップと、各テスト用素子を、直上の対応して配置されるテスト用電極パッドの両側に隣接するテスト用電極パッドに電気的に接続するステップとを備える。
この発明に係る半導体ウェハは、一実施の形態においては、上述の製造方法により形成されたテスト用素子およびテスト用電極パッドを備える半導体ウェハである。
この発明に係るテスト方法は、一実施の形態においては、この発明に係る半導体装置の製造方法で形成された半導体ウェハ上でテストを行なう方法であり、複数のテスト用電極パッドの1つおきの電極パッドにテストプローブピンを接触させてテスタとこれらの1つおきの電極パッドとの間で電気信号を送受してテストを行なうステップと、このテストプローブピンをテスト用電極パッドの1ピッチずらせてテスト用電極パッドに接触させてテスタと接触された電極パッドとの間で電気信号を送受してテストを行なうステップとを備える。
この発明に係るテスト構造は、一実施の形態においては、1列に整列して配置される複数のテスト用電極パッドと、これらの複数テスト用電極パッドに整列してかつ対応して配置される複数のテスト用素子を備える。これらの複数のテスト用素子は、対応のテスト用電極パッドと重なり合うように対応の電極パッド重なりが形成される。複数のテスト用電極パッドの隣接する電極パッドには、互いに異なるテスト用素子が電気的に接続されるように、また、各テスト素子が対応のテスト用電極パッドと異なるテスト用電極パッドに接続されるように配置される。
この発明に係る別のテスト方法は、一実施の形態においては、この発明に従うテスト構造において隣接するテスト用電極パッドに対応して配置される隣接テスト用素子は、複数のテスト用電極パッドにおいて連続して配置されるテスト用電極パッドに交互に電気的に接続される構造において、この複数のテスト用電極パッドの1つおきに配置されるテスト用電気パッドにプローブピンを接触させてテストを行ない、次いで1つのテスト用電極パッドをずらせてプローブピンとテスト用電極パッドとを接触させてテストを行なう。
この発明に従えば、テスト用電極パッドとテスト用素子が重なり合うように配置される。したがって、これらのテスト用電極パッドおよびテスト用素子を高密度に配置することができ、テスト用素子配置面積の増大をもたらすことなく、数多くのテスト用素子を配置することができる。また、テスト用素子は直上のテスト用電極パッドに隣接するテスト用電極パッドに電気的に接続される。したがって、テスト時においては、プローブピンが接触するテスト用電極パッド下部にはテスト用素子は存在しないため、テスト用素子に対するストレスなどの影響を及ぼすことなく正確にテストを行なうことができる。
また、テスト時においては、1つおきのテスト用電極パッドにプローブピンを接触させてテストを行ない、次いで、1つのテスト用電極パッドピッチ分テスト用プローブピンをずらせてテストを行なっている。したがって、プローブピンのピッチは、テスト用電極パッドのピッチの2倍のピッチであり、プローブピンのピッチを十分に確保することができ、従来と同様のプローブピン配置を用いてテストを行なうことができる。
[実施形態1]
図1は、この発明の実施形態1に従う半導体ウェハWFのチップ配置を概略的に示す図である。図1においては、半導体ウェハWFに、複数の半導体チップCHが、アレイ状に配列される。これらの半導体チップCH上には、目標とする半導体回路装置が形成される。これらの半導体チップCHを個々に分離してパッケージに実装するために、スクライブラインSLが形成される。ウェハテスト工程完了後、スクライブラインSLに沿ってダイシングすることにより、半導体ウェハWF上に形成される半導体チップCHが個々に分離される。このスクライブラインSLが形成される領域に、後に詳細に説明するように、TEGを構成するテスト用素子およびテスト用電極パッドが整列して1列に配置される。
図2は、図1に示す半導体ウェハWF上の破線領域Iを拡大して示す図である。図2において、半導体チップCH1−CH4がスクライブラインSL1およびSL2を介して対向して配置される。スクライブラインSL1およびSL2は、半導体チップCH1−CH4を分離するように、互いに直交するように配置される。
スクライブラインSL1およびSL2には、TEGが配置されるが、図2においては、半導体チップCH1およびCH2の間のスクライブ領域のTEGの配置を代表的に示す。半導体チップCH1およびCH2の間のスクライブ領域において、テスト用電極パッドTPおよびテスト用素子TEが整列してかつ平面図的に見て重なり合うように配置される。テスト用電極パッドTPは、一定のピッチLで、スクライブラインSL2の延在方向に沿って1列に整列して配置される。図2においては、各テスト用電極パッドTPの下部にテスト用素子TEが配置されるように示す。しかしながら、テスト用素子TEは、所定数のテスト用電極パッドに対して1つ配置されても良い。
テスト用電極パッドTP下部にテスト用素子2を重なり合うように配置することにより、平面レイアウトにおいてテスト用素子とテスト用電極パッドを交互に配置する場合に比べて、面積増大を伴うことなく2倍のテスト用電極パッドおよびテスト用素子を配置することができ、同時にTEGのテストパターン数を増大させることができる(テスト用素子の数を増大させることができ、管理項目を増大させることができる)。
また、図2においては、スクライブラインSL1においても、TEGが配置され、また半導体チップCH3およびCH4の間のスクライブラインSL2の領域においても、TEGが配置される。これらの領域においては、テスト用電極パッド1を代表的に示す。TEGは、各半導体チップCHに対応してスクライブラインSLの領域に配置される。
図3は、TEGの配置の一例を示す図である。図3において、テスト電極パッドTP0−TP7が整列して1列に配置される。これらのテスト電極パッドTP0−TP7の下部には、テスト素子TEが配置される。図3において、テスト電極パッドTP3およびTP4の直下の領域に形成されるテスト素子TE3およびTE4を代表的に示す。これらのテスト用素子TE3およびTE4としては、一例として、MOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)が用いられる。MOSトランジスタは4端子素子であり、ソース端子S、ドレイン端子D、コントロールゲート端子Gおよびバックゲート端子Bを有する。
テスト用素子TE3は、そのコントロールゲート端子Gが第1金属配線ML0およびビアV0を介してテスト用電極パッドTP0に電気的に接続され、そのソース端子Sが、第1金属配線ML0およびビアV2を介して隣接するテスト用電極パッドTP2に接続され、そのドレイン端子Dが、第1金属配線ML0およびビアV4を介して隣接するテスト用電極パッドTP4に電気的に接続され、そのバックゲート端子Bが、第1金属配線ML0およびビアV6を介してテスト電極パッドTP6に電気的に接続される。
テスト用素子TE4は、コントロールゲート端子Gが、第2金属配線ML1およびビアV1を介してテスト用電極パッドTP1に電気的に接続され、そのソース端子Sが、第2金属配線ML1およびビアV3を介して隣接するテスト用電極パッドTP3に電気的に接続され、そのドレイン端子Dが、第2金属配線ML1およびビアV5を介して隣接するテスト用電極パッドTP5に電気的に接続され、さらに、バックゲート端子Bが、第2金属配線ML1およびビアV7を介してテスト用電極パッドTP4に電気的に接続される。
金属配線ML0およびML1は、異なる配線層の配線であり、例えば、第1金属配線ML0は第1層金属配線層の配線であり、第2金属配線は、上層の第2層金属配線層の配線である。
図3に示すように、1つのテスト用素子TE(TE3またはTE4)は、隣接する電極パッドと、さらに、その両側に隣接する電極パッドにテスト用電極パッドを1つおいて隣接するテスト用電極パッドに接続される。したがって、テスト用素子TEは、テスト用電極パッド列において偶数番号のテスト用電極パッド群または奇数番号のテスト用電極パッド群に電気的に接続される。
また、第1金属配線ML0および第2金属配線ML1は、異なる配線層の配線である。異なる配線層の配線を用いて、隣接するテスト用電極パッドとテスト用素子TEとの電気的接続をとることにより、隣接テスト用電極パッドに対する電気的接続を、配線の衝突を回避して、形成することができる。
図4は、図3に示すTEGの概略的平面レイアウトを示す図である。図4において、テスト用電極パッドTP0−TP6が配置される。これらのテスト用電極パッドTP0−TP6各々に対応して、第1層島状金属部IM1−IM4が、コンタクト用の中間配線として配置される。これらの第1層島状金属部IM1−IM4は互いに分離されており、これらの間の通して配線を配設することができる。
第1層島状金属部IM1−IM4は、半導体チップ上に形成される半導体装置に用いられる第1層金属配線層の配線の製造工程と同一工程で形成される。また、各テスト用電極パッドにおいては、半導体チップ上の各配線層に対応して島状金属部が設けられるが、図4においては、第1層金属配線層に形成される島状金属部を代表的に示す。
島状金属部IM1−IM4各々に対応して、ビアVAが設けられる。ビアVAは、貫通孔およびその貫通孔を充填する導電性材料両者を含む。これにより、1つの配線層において配設された配線を島状金属部に接続して、さらに上層に配置される島状金属部を介して最上層のテスト用電極パッドに電気的に接続することができる。これらの第1層島状金属部は、テスト用電極パッドにおいて同一の配置で形成される。従って、各テスト用電極パッドにおいて対応する第1層島状金属部は、同一の参照符号で示す。
テスト用素子TE3およびTE4は、図3に示すように、4端子トランジスタ(MOSトランジスタ)である。この4端子トランジスタは、半導体基板領域上の活性領域に形成される。この活性領域は、ソース不純物領域SI、ドレイン不純物領域DIおよびバックゲート電極取り出し用の不純物領域(バックゲート不純物領域)BIを含む。これらの不純物領域SI、DIおよびBIは、低抵抗の領域である。バックゲート不純物領域BIを介して、トランジスタが形成される基板領域(バックゲート)にバイアス電圧が供給される。
ソース不純物領域SIおよびドレイン不純物領域DIの間にゲート電極GEが形成される。ソース端子S、ドレイン端子Dおよびバックゲート端子Bは、それぞれ不純物領域SI、DIおよびBIと対応のコンタクトCTとにより、それぞれ構成される。
ゲート電極GEは、金属配線よりも下層のポリシリコンで形成され、ゲート電極取出し領域に形成されるビアVAを介して対応のゲート電極配線(金属配線)に電気的に接続される。
テスト用素子TE3において、ゲート電極GEがビアVAを介して第1層金属配線M01に電気的に接続される。このゲート電極配線GEが接続する第1層金属配線M01は、テスト用電極パッドTP3に対して設けられる島状金属部IM1およびIM3の間の領域を通過して、かつテスト用電極パッドTP1およびTP2に沿って延在して、テスト用電極パッドTP0の島状金属部IM1に電気的に接続される。この島状金属部IM1および第1層金属配線M01は同一配線層に形成される。また、ソース不純物領域SIが、コンタクトCTを介して第1層金属配線M02に電気的に接続される。この第1層金属配線M02は、テスト用電極パッドTP3の島状金属部IM3およびIM4の間の領域を通過して、かつテスト用電極パッドTP2の島状金属部IM1およびIM2の間に延在し、テスト用電極パッドTP2の島状金属部IM1に電気的に接続される。ドレイン不純物領域DIは、ビアを介して第1層金属配線M03に電気的に接続される。この第1層金属配線M03は、テスト用電極パッドTP3に対して設けられる第1層島状金属部IM1およびIM2の間を通過し、隣接するテスト用電極パッドTP4に対して設けられる第1層島状金属部IM3に電気的に接続される。
テスト用素子TE3のバックゲート不純物領域BIは、コンタクトを介して第1層金属配線M04に電気的に接続される。この第1層金属配線M04は、テスト用電極パッドTP3に対して設けられる第1層島状金属部IM2およびIM4の間を通過して、テスト用電極パッドTP4およびTP5に沿って延在し、テスト用電極パッドTP6に設けられる第1層島状金属部IM4に電気的に接続される。
テスト用素子TE4については、ゲート電極GEが、ビア(タングステンプラグ)を介して第2層金属配線M11に電気的に接続される。この第2層金属配線M11は、テスト用電極パッドTP4に対して設けられる第1層島状金属部IM1およびIM3の間(すなわち、上層の第2層島状金属部)の領域を通過し、テスト用電極パッドTP3からPT2にわたって延在して、テスト用電極パッドTP1の第1層島状金属部IM1上層に設けられる第2層島状金属部に電気的に接続される。
ソース不純物領域SIは、ビア(タングステンプラグ)を介して第2層金属配線M12に電気的に接続される。この第2層金属配線M12は、テスト用電極パッドTP4に対して設けられる島状金属部IM3およびIM5の間(すなわち、第2層島状金属部の間)の領域を通過し、隣接するテスト用電極パッドTP3に対して設けられる島状金属部IM1の上層に設けられる島状金属部に電気的に接続される。この図4においても、第2層金属配線により形成される第2層島状金属部は示していない。
ドレイン不純物領域DIは、ビア(タングステンプラグ)を介して、第2層金属配線M13に電気的に接続される。この第2層金属配線M13は、テスト用電極パッドTP4に対して設けられる第1層島状金属部IM1およびIM2の間(すなわち、上層の第2層島状金属部の間)の領域を通過して、隣接するテスト用電極パッドTP5の島状金属部IM3上層に設けられる第2層島状金属部に電気的に接続される。
バックゲート不純物領域BIは、ビア(タングステンプラグ)を介して第2層金属配線M14に電気的に接続される。この第2層金属配線M14は、テスト用電極パッドTP4に対して設けられる島状金属部IM2およびIM4の領域の間(上層の第2層島状金属部の間)を通過し、テスト用電極パッドTP5およびTP6を介して図3に示すテスト用電極パッドTP7の第2層島状金属部(第1層島状金属部IM4に対応して配設される)に電気的に接続される。
図4に示すように、第1層金属配線M01−M04を、図3に示す第1金属配線ML1として利用し、第2層金属配線M11−M14を、第2金属配線ML1として利用する。これらの第1層金属配線および第2層金属配線は、異なる配線層の配線であり、各テスト用素子の端子を、直上の対応のテスト用電極パッドおよび1つ置いて隣接するテスト用電極パッドに、配線の衝突を伴うことなく電気的に接続することができる。
また、テスト用電極パッドに対して、中間配線層の金属部を島状に形成し、個々に分離して、配線通過領域を形成する。これにより、テスト用電極パッド直下の領域に近接されるテスト用素子を、対応の直上のテスト用電極パッドの金属部と衝突することなく、隣接するテスト用電極パッドに電気的に接続することができる。
図5は、図4に示す線L5−L5に沿った断面構造を示す図である。図5においては、第1層金属配線および第2層金属配線で構成される島状金属部を示す。これらの島状金属部は、線L5−L5に沿った断面構造には現れないため、図5においては、破線でこれらの島状金属部を示す。
テスト用素子TE3において、ソース不純物領域SIおよびドレイン不純物領域DIがそれぞれ、コンタクトCTを介して第1層金属配線M02およびM03に電気的に接続される。第1層金属配線M02は、テスト用電極パッドTP2に対して設けられる第1層島状金属部IM1に電気的に接続される。
第1層島状金属部IM1は、第2層金属配線で形成される第2層島状金属部IM21に電気的に接続される。この第2層金属部IM21に隣接して、テスト用電極パッドTP3に対して、第2層島状金属部IM23が設けられる。第1層金属配線M03は、テスト用電極パッドTP4に対して設けられる第1層島状金属部IM3を介して第2層島状金属部IM23に電気的に接続される。
テスト用素子TE4において、ソース不純物領域SIおよびドレイン不純物領域DIは、それぞれ、コンタクトCTを介して第1層中間配線に電気的に接続される。これらの中間配線は、それぞれ、第2層金属配線M12およびM13にビア(プラグ)を介して電気的に接続される。第2層金属配線M12は、テスト用電極パッドTP3に対して設けられる第2層島状金属部IM21に電気的に接続され、第2層金属配線M13は、テスト用電極パッドTP5に対して設けられる第2層島状金属部IM23に電気的に接続される。これらの第2層島状金属部IM21およびIM23は、それぞれ、第1層島状金属部IM1およびIM3に電気的に接続される。
金属配線としては、銅配線が用いられており、ダマシン法により配線およびプラグ(ビア充填)が形成される。コンタクトCTは、通常、タングステンプラグで形成される。最上層のテスト用電極パッドは、アルミニウム配線で形成される。このテスト用電極パッドTPより下層でかつゲート電極よりも上層の金属配線は、すべて銅配線を用いて形成される。
図6は、図4に示す線L6−L6に沿った断面構造を概略的に示す図である。図6において、テスト用電極パッドTP0に対して設けられる島状金属部IM1が、第1層金属配線M01に電気的に接続される。テスト用電極パッドTP1に対して設けられる第2層島状金属部IM21が、第2層金属配線M11に電気的に接続される。このように、異なる配線層の配線を用いて、テスト用素子TE3およびTE4のゲート電極の電気的接続がなされる。
テスト用電極パッドTP3に対して設けられる島状金属部IM3、IM23、IM1およびIM21に対しては、この図4に示す配置において、配線は接続されない。
各テスト用電極パッドに対して設けられる島状金属部がビア(プラグ)を介して対応のテスト用電極パッドに電気的に接続される。これにより、テスト用素子TE3おびTE4を、隣接するテスト用電極パッドおよび隣接パッドに対してさらに1つおいて隣接するテスト用電極パッドに電気的に接続することができる。
なお、第2層以上の金属配線(銅配線)とその下部のビアとは、ダマシン法を用いて形成され、配線形成とビアの充填が同時に行われる。
図7は、図4に示すTEGの3次元配置を示す斜視図である。図7においては、テスト用電極パッドTP0−TP3の構造を示す。また、図7において、図4に示す構成要素と対応する部分には同一の参照番号を付す。
テスト用電極パッドTP0−TP3は、最上層のアルミニウム配線で形成される。これらのテスト用電極パッドTP0−TP3に対し、各半導体チップ上に形成される金属配線層の配線に応じて、島状金属部が設けられる。図7においては、4層の銅配線と最上層のアルミ配線との5層金属配線構造が用いられる場合を一例として示す。この構成において、テスト用電極パッドの島状金属部の配置は同じである。あるテスト用電極パッドTP(TP0−TP3)において、高さ方向に整列する第1層、第2層、第3層、および第4層島状金属部IM1、IM21、IM31およびIM41が、ビアVAを介して互いに電気的に接続され、さらに対応のテスト用電極パッドTPに電気的に接続される。同様、高さ方向に整列する第1層、第2層、第3層および第4層島状金属部IM2、IM22、IM32、IM42が、ビアVAを介して互いに電気的に接続されかつさらに対応のテスト用電極パッドTPに電気的に接続される。高さ方向に整列する島状金属部IM3、IM23、IM33およびIM43は、ビアVAを介して相互に接続され、かつさらに、対応のテスト用電極パッドTPに電気的に接続される。また、同様、高さ方向に整列する島状金属部IM4、IM24、IM34およびIM44がビアVAを介して電気的に相互的に接続され、かつさらに、対応のテスト用電極パッドTPに電気的に接続される。
テスト用素子TE3およびTE4に対しては、ソース不純物領域SIおよびゲート電極GEに対するコンタクトCTの電気的接続を代表的に示す。このテスト用素子TE3のソース不純物領域SIはコンタクトCTを介して第1層金属配線M02に電気的に接続される。第1層金属配線M02は、対応のテスト用電極パッドTP3の第1層島状金属部IM3およびIM4の間の領域を通過し、隣接するテスト用電極パッドTP2の第1層島状金属部IM1に電気的に接続される。テスト用素子TEのゲート電極GEは、コンタクトCTを介して、第1層金属配線M01に電気的に接続される。この第1層金属配線M01は、対応のテスト用電極パッドTP3の第1層島状金属部IM3およびIM1の間の領域を通過し、かつテスト用電極パッドTP2およびTP1の外部を通過して、テスト用電極パッドTP3の第1層島状金属部IM1に電気的に接続される。
テスト用素子TE4について、そのソース不純物領域SIは、コンタクトCTおよび中間配線およびビア(プラグ)を介して第2層金属配線M12に電気的に接続される。この第2層金属配線M12は、テスト用電極パッドTP3の第2層島状金属部IM21に電気的に接続される。ゲート電極GEが、コンタクトCT、中間配線およびビアを介して第2層金属配線M11に電気的に接続される。この第2層金属配線M11が、テスト用電極パッドTP3およびTP2を超えて外部に延在して配置され、テスト用電極パッドTP1の第2層島状金属部IM21に電気的に接続される。
この図7に示すように、テスト用素子TE3およびTE4は、対応のテスト用電極パッドの島状金属部の間のギャップ領域を通過するように金属配線が配設され、隣接するテスト用電極パッドまたはその1つおいて隣接するテスト用電極パッドの同層の島状金属部に電気的に接続され、応じて隣接するテスト用電極パッドに電気的に接続される。
最上層のテスト用電極パッドに対し、金属部を島状(L字型形状)に配置することにより、各テスト用電極パッドに整列してテスト用素子を配置しても、配線の衝突を回避しつつ隣接するテスト用電極パッドに、各テスト用素子の端子を電気的に接続することができる。また、隣接するテスト用素子に対して異なる配線層の配線を用いて、配線の衝突を防止して電極/端子に対する配線を配置することができる。
なお、図7において、4層の金属配線がテスト用素子とテスト用電極パッドとの間の配線のために用いられて、各配線が同一層の島状金属部に電気的に接続される。しかしながら、テスト用電極パッドに対して配置される島状金属部は、半導体チップ上に近接される半導体装置において利用される配線層の数に応じてその層数が決定される。
図8から図11は、この発明の実施形態1に従うTEGの製造工程を示す図である。以下、図8から図11を参照して、この発明の実施形態1に従うTEGの製造方法について説明する。
まず、図8に示すように、シャントライン(スクライブライン)が形成されるシャント領域(スクライブ領域)の半導体基板SUB上に、各テスト用電極パッド配置領域に対応して素子形成領域EFRが形成される。この素子形成領域EFRは、テスト用素子TE3およびTE4が、前述のようにMOSトランジスタの場合、バックゲート領域として利用される。この素子形成領域EFR4表面に、活性領域として、ソース不純物領域SI、ドレイン不純物領域DIおよびバックゲート不純物領域BIが形成される。バックゲート不純物領域BIと素子形成領域EFRは同一導電型であり、バックゲート不純物領域BIを介して素子形成領域EFRにバックゲートバイアスが印加される。ソース不純物領域SIおよびドレイン不純物領域DIは、素子形成領域EFRとは異なる導電型である。
次いで、ソース不純物領域SIおよびドレイン不純物領域DIの間に、図示しないゲート絶縁膜を介して、ゲート電極GEが形成される。
次いで、図9に示すように、各テスト用素子TE3およびTE4に対し電極配線が形成される。ドレイン不純物領域DI、ソース不純物領域SIおよびバックゲート不純物領域BIに対しそれぞれタングステンプラグでたとえば構成されるコンタクトCTが形成され、またゲート電極GEに対しても、コンタクトCTが形成される。この後、第1層金属配線を所定のパターンに形成する。テスト用素子TE3においては、ソース不純物領域SIに接続されるコンタクトCTは、第1層金属配線M0を介して隣接するテスト用電極パッドに形成される第1層島状金属部IM1に電気的に接続される。同様、ドレイン不純物領域DIに対して設けられるコンタクトCTも、第1層金属配線M03を介して、隣接するテスト用電極パッドに対して設けられる第1層島状金属部IM3に電気的に接続される。さらに、ゲート電極GEおよびバックゲート不純物領域BIに対しても、それぞれ、コンタクトCTが、第1層金属配線M01およびM04に電気的に接続される。
テスト用素子TE4については、コンタクトCTに対して第1層金属配線で形成される中間配線ILが形成される。テスト用素子TE4に対しては、第1層金属配線の形成時において、他のテスト用電極パッドに設けられる島状金属部に対する接続は行なわれない。
図9に示すテスト用素子TE3の第1層金属配線の配線は以下のようにして行われる。すなわち、図10に示すように、対応のテスト用電極パッドに設けられる第1層島状金属部IM3およびIM4の間を通過して、第1層金属配線M01が配設され、隣接するテスト用電極パッドの第1層島状金属部IM1に電気的に接続される。これにより、テスト用電極パッドに対応して、テスト用素子の配設しても、テスト用素子の電極配線を、対応のテスト用電極パッドの島状金属部と衝突することなく隣接するテスト用電極パッドの島状金属部に電気的に接続することができる。他のドレイン電極配線、バックゲート電極取り出し配線、およびゲート電極配線についても、隣接する対応の島状金属部の間の領域を通過するように配線が配置される。
次いで、図11に示すように、第2層金属配線が所定のパターンに形成される。この工程において、テスト用素子TE4については、下部のコンタクトCTに対して設けられる中間配線ILに対し、第2層金属配線が電気的に接続される。すなわち、ソース不純物領域SIが、コンタクトCT、中間配線ILおよび第2層金属配線M12を介して隣接するテスト用電極パッドに対して設けられた島状金属部IM1およびIM21に電気的に接続される。ドレイン不純物領域DIは、また第2層金属配線M13により、隣接するテスト用電極パッドに設けられた第2層島状金属部IM23に電気的に接続され、かつさらに、下層の第1層島状金属部IM3に電気的に接続される。ゲート電極GEおよびバックゲート不純物領域BIに対しても、それぞれ第2層金属配線M11およびM14が形成されて、対応のテスト用電極パッドに設けられる第2層島状金属部に電気的に接続される。
この第2層金属配線を用いた電気的接続の形成時においても、図10に示すように、対応のテスト電極パッドに対して設けられる第2層島状金属部の間を通過して第2層金属配線が配設され、配線の衝突を回避して隣接テスト用電極パッドに対してテスト用素子を電気的に接続することができる。
この後、半導体チップ上の半導体装置の素子の配線と同一工程で、各上層の金属配線(銅配線)により島状金属部が形成される。金属配線の最終工程において、最上層金属配線としてアルミニウム配線を用いてテスト用電極パッド(TP)が形成され、図4から図7に示すTEGが形成される。
これらの図8から図11に示すテスト用素子、島状金属部およびテスト用電極パッドの製造は、半導体チップに形成される半導体装置の素子の形成および配線と同一工程で行なわれる。
図12は、この発明の実施形態1に従う半導体装置の製造工程を示す図である。以下、図12を参照して、この発明の実施形態1に従う半導体装置の製造工程について簡単に説明する。
まず、ウェハプロセスが実行され(ステップSS1)、半導体ウェハ上の各チップ領域に所望の目標とする半導体装置が形成される。この半導体装置の素子および配線の形成と並行して、スライスラインの領域において、TEGが形成される。
ウェハプロセスが完了すると、ウェハレベルでのテストが実行される(ステップSS2)。このテスト工程においては、素子および半導体チップの評価が実行される。また、TEGを用いてMOSトランジスタのしきい値電圧およびトランスコンダクタンスなどの各種の管理項目に対応する信頼性評価が実行される。このTEGを利用するテスト工程において、図13に示すように、1つのテスト項目を2段階で実行する。このTEGを用いたテスト工程を、図13を参照して説明する。
図13(a)に示すように、TEGとしてテスト用電極パッドTP0−TP(2n+1)が配列される状態を考える。このテスト工程時において、プローブピンPP0−PPnを偶数テスト用電極パッドTP0、TP2、…TP(2n)に接触させる。このテスト用プローブピンPP0−PPnのピッチが2・LTであり、一方、テスト用電極パッドTP0−TP(2n+1)のピッチは、LTである。一例として、パッドのピッチが、60μmであり、プローブピンのピッチは、120μmである。TEG1として、偶数テスト用電極パッドTP0−TP(2n)にプローブピンPP0−PPnを接触させてテストを実行する。この場合、テストは、奇数テスト用電極パッドTP3、…TP(2n−1)下部に配置されるテスト用素子TEoに対して実行される。したがって、テスト対象の素子に対するプローブピン接触の影響を及ぼすことなく、各テスト用素子に対する測定を行うことができる。テスト用素子がMOSトランジスタの場合、テスト項目としては、例えば、しきい値電圧Vthまたはトランスコンダクタンスgmなどである。
次いで、偶数テスト用電極パッドTP0−TP(2n)に対するプローブピンPP0−PPnの接触によるテストが完了すると、プローブピンを1・LTだけ移動させる。これにより、図13(b)に示すように、プローブピンPP0−PPnが1電極パッドピッチ分ずれ、すなわちプローブピンピッチの1/2だけずれるため、プローブピンPP0−PPnが、奇数テスト電極パッドTP1−TP(2n+1)に接触する。この状態で、TEGの測定を実行する。この場合、テスト用素子TEは、偶数テスト用電極パッドTP4、…TP(2n−2)下部に配置されるテスト用素子TEeに対するテストが実行される。
したがって、この半導体チップにおけるテスト管理項目について、テスト用素子群TEG1およびTEG2を順次テストすることにより、この半導体チップに対応して設けられるTEG全体のテストが完了する。TEG素子の数が多く設けられるため、数多くの管理項目についての評価を行うことができ、正確に半導体装置の良/不良を判定することができ、信頼性の高い半導体装置を得ることができる。
このウェハレベルでのテストにおいては、半導体チップに形成される半導体装置の回路特性、回路動作不良なども半導体チップ上のパッドを用いて評価される。
再び、図12に戻って、ステップSS2のウェハレベルでのテスト工程が完了すると、半導体ウェハ上のスライスラインに従ってダイシングを行ない、個々の半導体チップ(チップダイ)に分離する(ステップSS3)。
次いで、個々の半導体チップのうちウェハレベルでのテスト工程により識別された良品半導体チップを、パッケージに実装する(ステップSS4)。このパッケージ実装後、最終の出荷前テスト(たとえばバーンイン等)が実行され(ステップSS5)、最終の良品が製品として出荷される。
以上のように、この発明の実施形態1に従えば、テスト用電極パッド直下の領域にテスト用素子を配置し、これらのテスト用素子を、対応の直上のテスト用電極パッドに隣接するテスト用電極パッドおよびさらに1つの電極パッドをおいて隣接するテスト用電極パッドに電気的に接続している。したがって、プローブピンのピッチは、テスト用電極パッドの2倍であり、従来のプローブカードを利用して、数多くのテストパターンについての測定を行なうことができる。
また、各テスト用電極パッド下部にテスト用素子が配置されている。従って、テスト用電極パッドの間の領域にテスト用素子を配置する構成に比べて、面積増大を伴うことなくテスト用素子の数を増加させることができ、数多くのテスト管理項目に対応するテスト素子を配置してテストを行なうことができる。さらに、テスト時においては、測定対象のテスト用素子直上部のテスト用電極パッドにはプローブピンは接触されないため、ストレスなどの悪影響をテスト対象のテスト用素子に印加することがなく、正確に測定を行なうことができる。
[実施形態2]
図14は、この発明の実施形態2に従うTEGの平面レイアウトを概略的に示す図である。図14において、テスト用電極パッドTPa−TPdが一列に整列して配置される。テスト用電極パッドTPbおよびTPcの直下の領域に、テスト用素子TEとして、抵抗素子R1およびR2が形成される。抵抗素子R1は、第1層金属配線で構成され、抵抗素子R2は、第2層金属配線で構成される。抵抗素子R1は、隣接するテスト用電極パッドTPaおよびTPcに電気的に接続され、抵抗素子R2は、隣接するテスト用電極パッドTPbおよびTPdに電気的に接続される。この図14に示すTEGの構成においても、実施の形態1と同様、各テスト用電極パッドに対応して、島状金属部がテスト用電極パッドとテスト用素子との間の電気的接続のために設けられる。図14においては、第1層島状金属部IM1−IM4を代表的に示す。
図15は、図14に示す線L15−L15に沿った断面構造を概略的に示す図である。図15において、テスト用電極パッドTPb直下の領域に第1層金属配線で形成される抵抗素子R1が配置される。この抵抗素子R1は、テスト用電極パッドTPaおよびTPcの下部にまで延在し、破線矢印で示すように、これらのテスト用電極パッドTPaおよびTPcと電気的に接続される。
抵抗素子R2は、抵抗素子R1よりも上層の第2層金属配線で構成され、テスト用電極パッドTPc直下の領域に形成される。この抵抗素子R2は、隣接するテスト用電極パッドTPbおよびTPdに電気的に接続される(電気的接続を矢印で示す)。
図16は、図14に示す線L16−L16に沿った断面構造を概略的に示す図である。テスト用電極パッドTPa下部においては、抵抗素子R1が第1層島状金属部IM1に電気的に接続される。第1層島状金属部IM1は、ビアVA1および第2層島状金属部IM21およびビアVA2等の上層配線およびビアを介してテスト用電極パッドTPaに電気的に接続される。第1層島状金属部IM2に対しては、抵抗素子R1は接続されない。第1層島状金属部IM2に対しても、第1層島状金属部IM1と同様、ビアVA1、第2層島状金属部IM22およびビアVA2が形成され、テスト用電極パッドTPaに電気的に接続される。
図17は、図14に示す線L17−L17に沿った断面構造を概略的に示す図である。図17において、テスト用電極パッドTPb下部には、抵抗素子R1およびR2が、それぞれ第1層金属配線および第2層金属配線で形成される。抵抗素子R1は、この第1層島状金属部IM1およびIM2の間の領域を通過する。一方、第2層金属配線で構成される抵抗素子R2は、第2層島状金属部IM22に電気的に接続される。この第2層島状金属部IM22およびIM21は、それぞれ上層に形成されるビアおよび島状金属部を介して、テスト用電極パッドTPbに電気的に接続される。
図18は、図14に示すL18−L18に沿った断面構造を概略的に示す図である。図18において、テスト用電極パッドTPc下部には、抵抗素子R1およびR2が配設される。第2層金属配線で構成される抵抗素子R2は、第2層島状金属部IM23およびIM24の間の領域を通過する。一方、抵抗素子R1は、この第1層島状金属部IM3に電気的に接続される。第1層島状金属部IM4には、ビアを介して、第2層島状金属部IM24が電気的に接続される。これらの第2層島状金属部IM23およびIM24も、同様、上層のビアおよび島状金属部を介して、対応のテスト用電極パッドTPcに電気的に接続される。
したがって、単に金属配線を用いて抵抗素子を構成する場合においても、各テスト用電極パッドの配線接続用の中間層を島状に形成することにより、その間の領域を通過させて、抵抗素子を形成する配線を配置することができる。
また、隣接電極パッドにおいて設けられる抵抗素子を互いに異なる配線層の配線で形成することにより、配線の衝突を伴うことなく、各テスト用電極パッド直下部に形成された抵抗素子を、隣接テスト用電極パッドに電気的に接続することができる。
なお、抵抗素子R3等がさらに接続される場合には、抵抗素子は、3つのテスト用電極パッドに延在するだけであり、第1層金属配線および第2層金属配線を交互に配置することにより、配線の衝突を伴うことなく、抵抗素子を連続的に各テスト用電極パッドに対応して配置することができる。
また、図16から図18に示す構造においては、抵抗素子R1およびR2は、隣接するテスト用電極パッドの一方に電気的に接続されている。しかしながら、図16において抵抗素子R1が、第1層島状金属部IM1およびIM2を短絡するように端部が幅広に(T字形状に)形成制されてもよく、また、図17において、抵抗素子R2が第2層島状金属部IM21およびIM22を短絡するように形成されても良い。図18において、抵抗素子R1が第1層島状金属部IM3およびIM4を短絡するように形成されてもよい。
なお、テスト用電極パッドに対して設けられる抵抗素子は、シード抵抗などの特性値が測定され、プロセス評価(膜厚/線幅および単体の素子の電気的特性の評価)が行なわれる。金属配線としては、実施の形態1と同様、銅配線が用いられ、テスト用電極パッドに対しては最上層のアルミニュウム配線が用いられる。従って、この実施の形態2においても第2層島状金属部より上層の金属部はダマシン法により形成される。
以上のように、この発明の実施形態2に従えば、テスト用素子として、抵抗素子を配置し、これらをテスト用電極パッド直下部に配置し、それぞれ隣接するテスト用電極パッドに異なる配線層の配線で接続している。したがって、TEGにおいて抵抗素子を、各テスト用電極パッドに対応して高密度に配置することができ、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、この抵抗素子R1およびR2の製造工程は、先の実施形態1と同様であり、半導体チップ上に形成される半導体装置の製造工程と並行して第1層金属配線および第2層金属配線形成時にそれぞれ形成される。
また、テスト方法としては、実施形態1と同様であり、偶数番号のテスト用電極パッドによるTEGと、奇数番号のテスト用電極パッドで構成されるTEGを、それぞれ、プローブピンを電極パッドのピッチ分、すなわち、プローブピンのピッチの1/2倍ずらせて実行する。
[変更例]
図19は、この発明の実施形態2に従うTEGの変更例の平面レイアウトを概略的に示す図である。この図19に示す平面レイアウトは、以下の点で、図14に示す平面レイアウトとその配置が異なる。すなわち、テスト用電極パッドTPbおよびTPcの直下の領域に、テスト用素子TEとして、抵抗素子R3およびR4が形成される。抵抗素子R3は、ポリシリコン配線で構成され、抵抗素子R4は、第一層金属配線で構成される。抵抗素子R3は、隣接するテスト用電極パッドTPaおよびTPcに電気的に接続され、抵抗素子R4は、隣接するテスト用電極パッドTPbおよびTPdに電気的に接続される。この図19に示すTEGの構成において、他の構成は、図14に示す平面レイアウトの構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付して、その詳細説明は省略する。なお、この図19に示す平面レイアウトにおいても、図14に示す平面レイアウトと同様、各テスト用電極パッドに対応して、島状金属部がテスト用電極パッドとテスト用素子との間の電気的接続のために設けられる。図19においても、図14と同様、第1層島状金属部IM1−IM4を代表的に示す。
図20は、図19に示す線L20−L20に沿った断面構造を概略的に示す図である。図20に示す断面構造は、抵抗素子R3およびR4が、それぞれポリシリコン配線および第一層金属配線で構成されることを除いて、図15に示す断面構造と同じであり、図15に示す構造と対応する部分には、同一参照符号を付して、その詳細説明は省略する。
この図20に示す配置においても、抵抗素子R3は、テスト用電極パッドTPaおよびTPcの下部にまで延在し、破線矢印で示すように、これらのテスト用電極パッドTPaおよびTPcと電気的に接続される。
抵抗素子R4は、抵抗素子R3よりも上層の第1層金属配線で構成され、テスト用電極パッドTPc直下の領域に形成される。この抵抗素子R4は、隣接するテスト用電極パッドTPbおよびTPdに電気的に接続される(電気的接続を矢印で示す)。従って、異なる配線層の配線を利用して抵抗素子をTEGとして形成する場合においても、テスト電極下部に配置される島状の金属部を設けることにより、テスト電極の配置を変更することなく、抵抗素子を配置することができる。
図21は、図19に示す線L21−L21に沿った断面構造を概略的に示す図である。この図21に示す断面構造は、以下の点で、図15に示す断面構造と異なる。すなわち、テスト用電極パッドTPa下部において、抵抗素子R3は、第1層島状金属部IM1下部にまで延在し、ビア(タングステンプラグ)V0を介して第1層島状金属部IM1に電気的に接続される。この図21に示す断面構造の他の配置は、図16に示す配置と同じであり、対応する部分には同一参照符号を付してその詳細説明は省略する。
図22は、図19に示す線L22−L22に沿った断面構造を概略的に示す図である。この図22に示す断面構造は、以下の点で図17に示す断面構造とその配置が異なる。すなわち、テスト用電極パッドTPb下部において、ポリシリコン配線で構成される抵抗素子R3は、テスト電極パッドTPbに対して設けられた第1層島状金属部IM1およびIM2の間の領域下部を通過する。一方、第1層金属配線で構成される抵抗素子R4は、第1層島状金属部IM2に電気的に接続される。この第一層島状金属部IM2は、第2層島状金属部にビア(プラグ)VA1を介して電気的に接続される。第1層島状金属部IM22およびIM21は、それぞれ上層に形成されるビアおよび島状金属部を介して、テスト用電極パッドTPbに電気的に接続される。この図22に示す断面構造の他の配置は、図17に示す配置と同じであり、対応する部分には同一参照符号を付して、その詳細説明は省略する。
図23は、図19に示すL23−L23に沿った断面構造を概略的に示す図である。この図23に示す断面構造は、以下の点で図18に示す断面構造と異なる。図23においても、テスト用電極パッドTPc下部には、抵抗素子R3およびR4が配設される。第1層金属配線で構成される抵抗素子R4は、第1層島状金属部IM3およびIM4の間の領域を通過する。一方、ポリシリコン配線で構成される抵抗素子R3は、第1層島状金属部IM3にビア(タングステンプラグ)VA0を介して電気的に接続される。
図18に示す構造と同様、第1層島状金属部IM4は、ビアを介して、第2層島状金属部IM24に電気的に接続される。これらの第2層島状金属部IM23およびIM24も、同様、上層のビアおよび島状金属部を介して、対応のテスト用電極パッドTPcに電気的に接続される。
したがって、ポリシリコン配線および第1層金属配線を用いて抵抗素子を構成する場合においても、各テスト用電極パッドの配線接続用の中間層を島状に形成することにより、その間の領域を通過させて、抵抗素子を形成する配線を配置することができる。この変更例の構成においても、従って、図14から図18に示す構成と同様の効果を得ることができる。また、テスト方法も、実施の形態1と同様にして行なうことができる。
以上のように、この発明の実施形態2に従えば、テスト用素子として、抵抗素子を配置し、これらをテスト用電極パッド直下部に配置し、それぞれ隣接するテスト用電極パッドに異なる配線層の配線で接続している。したがって、TEGにおいて抵抗素子を、各テスト用電極パッドに対応して高密度に配置することができ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態1および2が組み合わせて用いられ、TEGにおいてトランジスタ素子と抵抗素子とが、異なるテスト電極パッドの下部にそれぞれ配置されても良い。すなわち、図13に示すテスト用素子TEoおよびTEeが、それぞれトランジスタ素子および抵抗素子であっても良い。また、ポリシリコン配線は、MOSトランジスタのゲート電極形性時と同一工程で形成されれば良い。
さらに、テスト用素子としては、MOSトランジスタおよび抵抗素子が使用されている。しかしながら、このテスト用素子としては、バイポーラトランジスタ、および/または容量素子が、それぞれプロセスまたは回路特性または信頼性の評価のために用いられてもよい。
[実施形態3]
図24は、この発明の実施の形態3に従うTEGの平面レイアウトを概略的に示す図である。図24において、実施の形態2と同様、テスト電極パッドTPa−TPdが一列に整列して配置される。TEGとして容量素子CP1およびCP2が、それぞれ、テスト電極パッドTPbおよびTPcの直下の領域に配置される。容量素子CP1は、櫛の歯部分を有する電極配線PL1およびPL2とを有し、これらの櫛の歯部分が噛合うように配置される。電極配線PL1およびPL2は、それぞれ第1層金属配線で構成され、テスト電極パッドTPaおよびTPcに電気的に接続される。
容量素子CP2は、第2層配線で構成される電極配線CP3およびCP4を有し、容量素子と同様、互いに対向して配置される櫛の歯部分を有する。
これらの容量素子CP1およびCP2は、各々、対向して配置される同一配線層の櫛の歯部分において容量を形成する。櫛の歯形状に電極配線PL1、PL2、PL3、およびPL4を形成することにより、容量素子電極の対向面積を大きくすることができ、必要とされる容量値を実現する。
なお、これらの容量素子の電極配線PL1−PL4は、櫛の歯部分が、連続的に形成される矩形領域に連結され、この矩形領域において対応のテスト電極パッドの島状金属部に電気的に接続される。したがって、これらの電極配線PL1−PL4の断面構造は、図15から図18に示す断面構造と同じとなる。
これらの電極配線PL1、PL2、PL3、およびPL4は、実施の形態1の場合と同様、半導体チップ上に半導体装置を製造する工程と同一の工程を利用して、これらの電極配線PL1−PL4が形成される。
容量素子CP1およびCP2の電極は、容量素子CP1およびCP2がそれぞれ配置されるテスト電極パッドに隣接するテスト電極パッドに電気的に接続されるため、実施の形態1と同様にして、容量素子CP1およびCP2の電気的特性等を測定することができる。
[変更例]
図25は、この発明の実施の形態3の変更例の変面レイアウトを概略的に示す図である。この図25に示す変更例においても、TEGとして、容量素子CP3およびCP4が配置される。この図25に示す容量素子CP3およびCP4の平面レイアウトは、以下の点で図24に示すTEGの平面レイアウト異なる。すなわち、容量素子CP3は、電極が、平板状のポリシリコン配線で構成される電極配線GPLと、半導体チップ表面に形成される後の図26に示す活性領域ARで構成される電極配線とを有する。これらの電極配線GPLおよび活性領域ARは、図示しないゲート絶縁膜を介して互いに対向して配置される。このゲート絶縁膜が容量絶縁膜として利用される。
容量素子CP4は、電極配線PL5およびPL6が、第1層金属配線で構成され、実施の形態3と同様、互いに噛み合うように配置される櫛の歯部分を有する。対向して配置される櫛の歯部分において、容量が形成される。
図25に示す変面レイアウトの他の配置は、図24に示す平面レイアウトの配置と同じであり、対応する部分には同一参照符号を付して、その詳細説明は省略する。
図26は、図25に示す線L26−L26に沿った断面構造を概略的に示す図である。図26において、半導体ウェハWFのスクライブ領域の表面に活性領域(不純物領域)ARが形成される。この活性領域AR表面上に図示しないゲート絶縁膜を介してポリシリコン電極配線GPLが配置される。ポリシリコン電極配線GPLは、半導体チップCH上に形成される半導体装置のMOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)のゲート電極形成工程と同一製造工程で形成され、活性領域は、このMOSトランジスタのソース/ドレイン形成工程と同一の製造工程で形成される。
ポリシリコン電極配線GPLは、破線で示すようにテスト電極パッドTPaの島状金属部を介してテスト電極パッドTPaに電気的に接続される。活性領域ARは、テスト電極パッドTPcに、破線で示す対応の島状金属部を介して電気的に接続される。
容量素子CP4の電極配線PL5およびPL6は、同一層の第一金属配線で構成され、破線で示す島状金属部を介してテスト電極パッドTPbおよびTPdに電気的に接続される。
図27は、図25に示す線L27−l27に沿った断面構造を概略的に示す図である。図27において、ウェハWF表面に形成される活性領域ARは、ビア(タングステンプラグ)VA0を介して第1層島状金属部IM4に電気的に接続され、この第1層島状金属部IM4は、ビア、第2層島状金属部IM24、および上層の島状金属部およびビアを介してテスト電極パッドTPcに電気的に接続される。第1層島状金属部IM3およびIM4の間に、第1層金属配線で構成される容量素子CP2の電極配線PL5およびPL6が配置される。電極配線PL5およびPL6と活性領域ARの間に、ポリシリコン電極配線GPLが配設される。
容量素子CP3は、ポリシリコン電極配線GPLと活性領域ARとが平面図的に見て重なり合う部分において形成される。従って、活性領域ARは、このテスト電極パッドTPc下部において幅が広く形成されても、容量素子CP3の容量値に対して特に影響は生じない。
なお、容量素子CP4の電極配線PL5およびPL6に対するテスト電極パッドTPbおよびTPdとの間の電気的接続部分の断面構造は示していないが、図22に示す断面構造と同様の配置により対応のテスト電極パッドに電気的に接続される。
なお、この図27に示す断面構造において活性領域ARは、第1層島状金属部IM4に電気的に接続されているように示しているが、活性領域ARは、第1層島状金属部IM3およびIM4両者に電気的に接続されるように配置されても良い。
以上のように、この発明の実施形態3に従えば、テスト用素子として、容量素子を配置し、これらをテスト用電極パッド直下部に配置し、それぞれ隣接するテスト用電極パッドに異なる配線層の配線で接続している。したがって、TEGにおいて容量素子を、各テスト用電極パッドに対応して高密度に配置することができ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態1、2および3が適宜組み合わせて用いられ、TEGにおいてトランジスタ素子、容量素子、および抵抗素子が、異なるテスト電極パッドの下部にそれぞれ配置されても良い。例えば、図13に示すテスト用素子TEoおよびTEeが、それぞれトランジスタ素子および容量素子であっても良い。また、一例として、上層の金属配線により抵抗素子を構成し、下層の金属配線またはポリシリコン配線を容量素子電極として配置しても良い。
[実施形態4]
図28は、この発明の実施形態4に従う半導体ウェハ上のダイ領域の配置を概略的に示す図である。図28において、半導体メモリチップ10がアレイ状に配列され、これらの半導体メモリチップ10にそれぞれ対応して、TEG回路12が設けられる。半導体メモリチップ10の間、TEG回路12の間、およびTEG回路12と半導体メモリチップ10の間には、スクライブライン14が設けられる。このスクライブライン14に沿ったダイシングにより、この半導体メモリチップ10とTEG回路12がテスト工程完了後に分離される。半導体メモリチップ10のみが、チップダイとしてパッケージに実装される。TEG回路12は、このダイシング後においては、利用されない。ウェハレベルのテスト工程時、TEG回路12に含まれるTEGを用いて半導体メモリチップ10の信頼性を評価する。
このTEG回路12は、たとえば、回路特性評価における機能ブロック評価TEG(DRAM、SRAM等)より、信頼性評価TEGとして回路TEG(DRAM回路またはSRAM回路などの回路TEG)であり、また他のトランジスタ/抵抗が含まれてもよい。
この半導体メモリチップ10の評価管理項目の数が増大した場合、半導体メモリチップ10の外部に、スクライブラインと異なる領域に専用のTEG回路12を配置する領域を設ける。このTEG回路12内におけるテスト素子およびテスト用電極パッドの配置は、先の実施形態1および2と同様である。したがって、このような半導体メモリチップ10が配置される領域と異なる位置に専用のTEG回路12を配置する領域を設けることにより、数多くのテストパターンを生成して、半導体メモリチップ10の評価を行なうことができる。
なお、図28においては、半導体メモリチップ10に対するTEG回路12が一例として示される。この半導体チップとしては、たとえばシステム・オン・チップ(SOC)などのように、ロジックとメモリとが混載される半導体チップであってもよく、また、他のプロセッサなどのロジックが形成されるチップであっても良い。半導体チップ10としては、管理項目が多く、TEG回路のTEGを利用して測定が行われて信頼性等の評価が行われる半導体チップであればよい。
この発明の実施形態4による、TEG回路12におけるTEGの配置およびテスト工程および製造工程は、先の実施形態1において説明したものと同じである。
以上のように、この発明の実施の形態4に従えば、半導体チップが配置される領域と異なる領域に専用のTEG回路領域を設けており、テストパターンを数多く形成することができ、半導体チップに形成される半導体装置の評価の信頼性を高くすることができる。また、テストパターンの数が多くても、テスト用電極パッドに対応してテスト用素子を配置し、実施形態1と同様にテストを行なっているため、そのテストパターン増大時におけるTEG回路の占有面積を低減することができる。応じて、半導体ウェハ上の実使用に供される目標とする半導体装置が形成される半導体チップを、高い面積利用効率で配置することができ、チップコストの増大を抑制することができる。
この発明は、一般に半導体ウェハにおいてTEGを用いて評価を行なう半導体装置およびテスト方法に適用することができる。
この発明の実施形態1に従う半導体ウェハ上のチップ配置を概略的に示す図である。 図1に示す半導体ウェハの一部を拡大して示す図である。 この発明の実施形態1に従うTEGの配置を概略的に示す図である。 この発明の実施形態1に従うTEGの平面レイアウトを概略的に示す図である。 図4に示すL5−L5に沿った断面構造を概略的に示す図である。 図4に示すL6−L6に沿った断面構造を概略的に示す図である。 図4に示すTEGの斜視図である。 この発明の実施形態1に従うTEGの製造工程を示す図である。 この発明の実施形態1に従うTEGの製造工程を示す図である。 この発明の実施形態1における従うTEGの製造工程における配線の配置の一例を示す図である。 この発明の実施形態1に従うTEGの製造工程を示す図である。 この発明の実施形態1に従うカウンタ装置の半導体チップの製造工程を示すフロー図である。 図12に示すテスト工程時におけるプローブピンとテスト用電極パッドの配置を概略的に示す図である。 この発明の実施形態2に従うTEGの平面レイアウトを概略的に示す図である。 図14に示す線L15−L15に沿った断面構造を概略的に示す図である。 図14に示す線L16−L16に沿った断面構造を概略的に示す図である。 図14に示す線L17−L17に沿った断面構造を概略的に示す図である。 図14に示す線L18−L18に沿った断面構造を概略的に示す図である。 この発明の実施形態2の変更例に従うTEGの平面レイアウトを概略的に示す図である。 図19に示す線L20−L20に沿った断面構造を概略的に示す図である。 図19に示す線L21−L21に沿った断面構造を概略的に示す図である。 図19に示す線L22−L22に沿った断面構造を概略的に示す図である。 図19に示す線L23−L23に沿った断面構造を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態3に従うTEGの平面レイアウトを概略的に示す図である。 この発明の実施の形態3の変更例に従うTEGの平面レイアウトを概略的に示す図である。 図25に示す線L26−L26に沿った断面構造を概略的に示す図である。 図25に示す線L27−L27に沿った断面構造を概略的に示す図である。 この発明の実施形態4に従う半導体ウェハ上のチップ配置を概略的に示す図である。
符号の説明
TE,TE0−TE4,TEe,TEo テスト用素子、TP,TP0−TP(2n+1) テスト用電極パッド、PPO−PPn プローブピン、TPa−TPe テスト用電極パッド、CH,CH1−CH4 半導体チップ、ML0 第1金属配線、ML1 第2金属配線、IM1−IM4 第1層島状金属部、M01−M04 第1層金属配線、M11−M14 第2層金属配線、IM21−IM24 第2層島状金属部、IM31−IM34 第3層島状金属部、IM41−IM44 第4層島状金属部、CT コンタクト、VA ビア(プラグ)、R1,R2,R3,R4 抵抗素子、CP1−CP4 容量素子、PL1−PL4 電極配線、10 半導体メモリチップ、12 TEG回路、14 スクライブライン。

Claims (11)

  1. 半導体ウェハ上の目標回路装置が形成される半導体チップと異なる領域に位置する所定の領域に複数のテスト用素子を一列に整列して形成する第一ステップと、
    前記複数のテスト用素子に対応してかつ前記テスト用素子と平面図的に見て重なり合うように前記テスト用素子の上層に複数のテスト用電極パッドを一列に整列して形成する第二ステップと、
    各前記テスト用素子の直上に配置されるテスト用電極パッドの両側に隣接するテスト用電極パッドに電気的に接続する第三ステップとを備え、
    前記テスト用素子は、第1から第4端子を有する4端子素子を備え、
    前記第三ステップは、
    各4端子素子について、対応のテスト用電極パッドの両側の隣接テスト用電極パッドに第1および第2の端子をそれぞれ接続し、前記両側の隣接するテスト用電極パッドのさらに1つおいて隣接するテスト用電極パッドそれぞれに第3および第4の端子を接続するステップを備える、半導体装置の製造方法。
  2. 前記所定の領域は、前記半導体チップ切り出し用のスクライブラインを介して隣接して配置されるテスト領域である、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記所定の領域は、前記半導体チップを分離するためのスクライブラインが形成される領域である、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第二ステップは、前記テスト用電極パッドを、金属配線層の最上層のアルミニウム配線で形成するステップを備え、
    前記半導体装置の製造方法は、さらに、
    前記第二ステップと前記第三ステップとの間に、各テスト用電極パッドの下層にかつテスト素子上層に、銅配線を用いて島状形状に互いに分離される複数の金属部を形成する第四ステップを備え、
    前記第三ステップは、複数の金属部をビアを介して対応のテスト用電極パッドに電気的に接続するステップである、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第三ステップは、
    対応のテスト用電極パッドに対応して配置される複数の金属部の間を通る配線を形成して隣接するテスト用電極パッドに前記テスト用素子を電気的に接続するステップを備える、請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記最上層は、第K配線層であり、
    前記4端子素子は、第(K−3)層以下の下層に形成される4端子トランジスタであり、
    前記テスト用素子を前記テスト用電極パッドに電気的に接続するステップは、
    各トランジスタを対応のテスト用電極パッドの両側に隣接して配置されるテスト用電極パッドに対応の前記金属部の間を通過するように配線を形成して電気的に接続するステップを備える、請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記テスト用素子としては、さらに配線抵抗が配置され
    前記第二ステップは、最上層と異なる配線層の配線を隣接するテスト用電極パッドに対して設けられる金属部を短絡するように形成して前記配線抵抗を形成するステップを備え、互いに隣接して配置されるテスト用電極パッドに対応して配置される配線抵抗は、互いに異なる配線層の配線を用いて形成される、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記テスト用素子として、容量素子がさらに配置され
    前記第二ステップは、最上層と異なる配線層の第1および第2配線を隣接するテスト用電極パッドに対して設けられる金属部にそれぞれ電気的に接続するように形成して前記配線抵抗を形成するステップを備え、前記第1および第2配線は、互いに分離してかつ対向して配置される部分を有し、互いに隣接して配置されるテスト用電極パッドに対応して配置される容量素子は、互いに異なる配線層の配線を用いて形成される、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記テスト用素子として、容量素子がさらに配置され
    前記第二ステップは、最上層と異なる配線層の配線を隣接するテスト用電極パッドに対して設けられる金属部を短絡するように形成して前記容量素子の第1の電極を形成するステップを備え、
    前記第一ステップは、前記所定の領域に前記第1の電極下層にかつ前記第1の電極と対向して活性領域を形成するステップを備え、互いに隣接して配置されるテスト用電極パッドに対応して配置される容量素子は、互いに異なる配線層の配線を用いて形成される、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第三ステップは、
    隣接するテスト用電極パッド下部に配置されるテスト用素子を、互いに異なる配線層の配線を用いて直上の電極パッドに隣接するテスト用電極パッドに電気的に接続するステップである、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  11. 半導体ウェハ上の目標回路装置が形成される半導体チップと異なる領域に位置する所定の領域に一列に整列して形成される複数のテスト用素子と、前記複数のテスト用素子に対応してかつ前記テスト用素子と平面図的に見て重なり合うように前記テスト用素子の上層に一列に整列して配置される複数のテスト用電極パッドと、各前記テスト用素子の直上に配置されるテスト用電極パッドの両側に隣接するテスト用電極パッドにテスト用素子を電気的に接続する配線とを備える半導体ウェハ上でテストを行なう方法であって、
    前記複数のテスト用電極パッドの1つおきの電極パッドにテストプローブピンを接触させてテスタと前記1つのおきの電極パッドとの間で電気信号を送受してテストを行なうステップと、
    前記テストプローブピンをテスト用電極パッド1つ分ずらせてテスト用電極パッドに接触させて前記テスタと接触された電極パッドとの間で電気信号を送受してテストを行なうステップとを備える、テスト方法。
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