JP5140853B2 - 軸荷重計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軸荷重計測装置に関し、特に、軸に対する作用力を計測するのに好適な軸荷重計測装置に関する。
従来から軸に対する回転体の作用力を計測する回転体作用力測定装置が知られている。車輪が回転体である場合、例えば、車体の荷重バランス等を検出するために車輪の作用力が計測される。特開平11−173929号公報には、車輪を回転自在に支承して懸架装置で固定的に支持される車軸を、多分力ロードセルとして構成した車輪作用力測定装置が提案されている。この装置はスリップリング等を用いずにロードセルを構成するストレインゲージから歪み検出値を取り出すようにしているので構造を簡素化することができるという利点を有する。
特開平11−173929号公報
特許文献1に開示された車輪作用力測定装置は、スリップリング等を必要としない点では有用である。しかし、ロードセルに力を伝達するための伝達部や伝達部を支持する枠部および基部の体積が大きいので全体的に大型となりやすく、装着スペースを確保するために既存部品の設計変更個所が多くなるおそれがある。また、装置重量が大きいために計測値自体に影響を及ぼすことも考えられる。
本発明の目的は、装置の装着スペースを最小限にし、かつ大幅な設計変更を伴わずに回転体の作用力を計測することができる軸荷重計測装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、固定的に支持される軸と、前記軸に設けられ、回転体を外輪で回転自在に支持する軸受と、前記軸の外周面と前記軸受の内輪との間に配置され、前記軸に対する前後および上下方向の荷重を検出する薄膜センサと、前記薄膜センサの外周に配置された保護リング(18)とを具備を、前記薄膜センサが、絶縁膜の上に歪みセンサ蒸着させて作成されるものであって、加熱した前記保護リング(18)を該薄膜センサ(17)の外周に被せ、その後冷却させることによって前記軸(5)に固定された点に第1の特徴がある。
また、本発明は、固定的に支持される軸と、前記軸の長手方向複数個所に設けられ、回転体を外輪で回転自在に支持する軸受と、前記軸の外周面と前記複数の軸受の内輪との間にそれぞれ配置され、前記軸に対する前後および上下方向の荷重を検出する薄膜センサと、前記薄膜センサの外周に配置された保護リングとを具備し、前記薄膜センサが、絶縁膜の上に歪みセンサ蒸着させて作成されるものであって、加熱した前記保護リングを該薄膜センサの外周に被せ、その後冷却させることによって前記軸に固定された点に第2の特徴がある。
また、本発明は、前記軸が筒状中空体であって、該軸の外周面から軸内周面に向けて貫通する孔が前記薄膜センサの近傍に設けられている点に第3の特徴がある。
また、本発明は、前記薄膜センサの外周に保護リングが配置され、前記軸受の内輪が該保護リングの外周に対向している点に第4の特徴があり、前記薄膜センサおよび前記保護リングが、前記前後および上下方向の荷重検出位置に対応する部分のみで互いに当接するように、該薄膜センサおよび保護リングのいずれか一方側に突部分が形成されている点に第5の特徴がある。
また、本発明は、左右一対の懸架装置に固定的に支持される車軸と、前記車軸の長手方向2個所に設けられ、車輪を外輪で回転自在に支持する軸受と、前記車軸の外周面と前記複数の軸受の内輪との間にそれぞれ配置され、前記車軸に対する前後および上下方向の荷重を検出する薄膜センサと、前記薄膜センサの外周に配置された保護リングとを具備し、前記軸受の内輪が該保護リングの外周に対向しているとともに、前記薄膜センサが、絶縁膜の上に歪みセンサ蒸着させて作成されるものであって、加熱した前記保護リングを該薄膜センサの外周に被せ、その後冷却させることによって前記軸に固定された点に第の特徴がある。
また、本発明は、前記車輪または回転体が自動二輪車の車輪であって、前記薄膜センサの検出出力が、軸の並進3成分力と該並進分力の軸に関するモーメントの演算に用いられる点に第の特徴がある。
上記第1〜の特徴を有する発明によれば、軸受と軸との間、または軸受と該軸受を支持する軸受支持部材との間にわずかな隙間を形成するだけで薄膜センサを介在させることができ、これにより、回転体、例えば車輪の軸受構造を大幅に設計変更することなく、軸、例えば車軸に対して前後および上下方向に作用する圧力を測定することができる。特に、薄膜センサ自体は軽量であり、薄膜センサの重量が軸に及ぼす影響を排除できる。また、保護リングで薄膜センサを保護することができる。
第2の特徴を有する本発明によれば、薄膜センサの出力を、軸の貫通孔を通すことができるリード線等によって、スリップリングなどの複雑な電気接続手段を用いることなく薄膜センサの出力を外部に引き出すことができる。
の特徴を有する本発明によれば、軸受と薄膜センサとの間に作用する力を所望の部分のみに集中させることにより、薄膜センサの感度を向上させ、より高い検出精度を得ることが可能である。
そして、第の特徴を有する本発明によれば、検出された圧力値が、自動二輪車の車軸に対する並進3成分力やモーメントの演算に供され、自動二輪車の走行中の挙動解析の分野に貢献することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図3は本発明の一実施形態に係る軸荷重計測装置を装着した自動二輪車の前車輪の分解斜視図である。図3において、回転体である前車輪1は、ホイール2と、ホイール2の外周面に取り付けられるタイヤ3と、ホイール2の両側面にそれぞれ取り付けられるブレーキディスク4L、4Rと、中空筒状の車軸5とを備える。さらに、前車輪1の構成要素には、車軸5を支持する軸受6L、6Rと、軸受6L、6R間の間隔や軸受6L、6Rと車軸5やフロントフォークとの位置関係を決定するディスタンスカラー8、ならびにダストシール9L、9R、ホイールカラー10L、10Rおよび車軸ボルト11等が含まれる。
図3には前車輪1を挟んで左右に一対設けられる前車輪1の懸架装置としてのフロントフォークの下部分であるフロントフォークケースが示されている。ここでは左側のフロントフォークケース12Lを示すが、右側も同様に形成される。フロントフォークケース12Lは上端が開放されている筒状体であり、図示しないフロントフォークパイプやダンパーを収容する。フロントフォークケース12Lの下端には、前記車軸5の先端を挿入させて支持する車軸孔13Lが設けられる。なお、車軸5の両端のうち前記突き出させた先端と反対側は大径に形成されているので、この大径部を支持する左側のフロントフォークケース12Lの車軸孔13L(いずれも図4を参照して後述する)は、右側のフロントフォークケース12Rより大径に設定される。
図4は、前車輪およびフロントフォークケースを組み立てた状態の要部断面図であり、車体の前部から見た図である。図4において、ホイール2のハブ14の一側部には軸受6Lが配置され、ハブ14の他側部には軸受6Rが配置される。軸受6Lおよび6Rの外側にはそれぞれダストシール9L、9Rが配置される。軸受6L、6Rの内輪間にはこれら軸受6L、6R間の距離を決定するディスタンスカラー8が配置される。また、軸受6Lの外側と軸受6Rの外側にはそれぞれホイールカラー10L、10Rが配置される。
車軸5は長い小径部と短い大径部とを有しており、小径部はホイールカラー10L、軸受6L、ディスタンスカラー8、軸受6R、およびホイールカラー10Rを貫通させており、先端をホイールカラー10Rから突出させている。ホイールカラー10Rから突出させている車軸5の先端はフロントフォークケース12Rの車軸孔13Rに挿通されている。車軸5の端部には雌ねじが形成され、この雌ねじには車軸ボルト11がねじ込まれている。車軸5の大径部と小径部との段差面はホイールカラー10Lの端部に当接しており、車軸ボルト11を車軸5先端の雌ねじにねじ込むことによってフロントフォークケース12Rの内側側面とホイールカラー10Rとの当接部、および車軸5の前記段差面とホイールカラー10Lの端面との当接部は緊密し、各部の位置関係が定まる。車軸5の大径部はフロントフォークケース12Lに形成されている車軸孔13Lに嵌挿されている。ブレーキディスク4L、4Rはハブ14の端面周囲にボルト15を使用して取り付けられる。軸受6L、6Rの内輪と車軸5との間に薄膜センサが設けられる。
図1は、軸荷重計測装置を示す要部拡大断面図であり、図2は図1のA−A矢視図である。いずれの図においても、図3、図4と同符号は同一部分を示す。なお、図2において、自動二輪車の前後方向および上下方向に対応する方向を、前、後、上、下の各符号を付した矢印で示している。軸荷重計測装置16は、車軸5上の2個所、つまりハブ14の両端に設けられるが、両方ともに同じ構造を有するのでハブ14の左側に設けられるもので代表して説明する。軸荷重計測装置16は軸受6Lを介してタイヤ3およびタイヤ3の接地面との間に作用する荷重を計測する。
軸荷重計測装置16は、車軸5の外周面と軸受6Lの内輪との間に薄膜センサ17と保護リング18を嵌めこんだ構造を有する。薄膜センサ17は印加された圧力に対応した検知信号を出力する周知のものを使用できる。例えば、薄い金属(ステンレス鋼など)の板の表面上にAlまたはSiO等の絶縁膜をPVD蒸着させ、その上にCrN、CuNiまたはNiCrからなる歪みセンサをPVD蒸着させて作成したものが好ましい。しかし、本発明の機能つまり軸荷重を検知できる薄膜状のものであれば、周知のものから種々選択して使用することができる。
保護リング18は金属製であり、薄膜センサ17を車軸5と軸受6Lとの間に嵌めこむ際に薄膜センサ17を保護する役目を果たす。車軸5は、薄膜センサ17が格納されるスペースを確保するため、外周を削り込んで部分的に細径に形成している。なお、この車軸5の削り込み部分は形状の理解のため誇張して深く描いている。
薄膜センサ17は図2から理解できるように、車軸5の外周に沿った環状の内周部分171とその外周に配置された上下および左右(車体の前後)4個所の突部分172、173、174、および175とからなる。このように上下左右に突部分172〜175を設けることにより上下左右方向からの荷重を確実に検出できる。
薄膜センサ17を車軸5と軸受6Lとの間に固定する方法として、例えば、焼き嵌め処理を使用することができる。まず、薄膜センサ17を車軸5の細径部に嵌め、続いて、加熱した保護リング18を薄膜センサ17の外周に被せ、その後、冷却させる。この操作により、一旦加熱された保護リング17は冷却されることによって収縮して薄膜センサ17の外周に密着し、薄膜センサ17を車軸5の外周に密着させる。
こうして、車軸5と軸受6L間に設けられた薄膜センサ17の各突部分172〜175は図示しないリード線を介して外部の信号処理装置に電気的に接続される。例えば、車軸5の壁部を貫通する孔20を穿ち、この孔20を経由してリード線を車軸5内に通して外部に引き出してもよいし、ホイールカラー10Lを貫通させてリード線を外部に引き出してもよい。
なお、薄膜センサ17は、4つの突部分172〜175と基部となる環状部分171とで構成した例を示したが、分離独立した4つの薄膜センサを上下左右に配置するようにしてもよい。つまり基部となる環状部分171は省略することができる。
このように車軸5と軸受6L間に設けられた薄膜センサ17によって、タイヤ3の、接地部への作用力を測定することができる。作用力は6つの分力として検出される。つまり、3つの並進成分力とこの3つの並進成分力の各軸周りの3つのモーメントである。
図5は、車軸に作用する成分力およびモーメントを示す図である。図5において、自動二輪車の前後方向をx軸、車軸5の延伸方向をy軸、自動二輪車の上下方向をz軸とする。この場合、各軸に沿って並進成分力Fx、Fy、Fzが作用し、各軸の周りにモーメントMx、My、Mzがそれぞれ作用する。車軸5に設けられた左右の薄膜センサ17の突部分172および174の出力によって並進成分力Fxを検出し、上下の薄膜センサ17の突部分173および175の出力によって並進成分力Fzを検出する。そして、並進成分力Fx、Fzに基づいてモーメントMx、Mzとを演算により求める。なお、車軸5は軸受6Lによって回転自在に支持されているので、車軸5に沿ったy軸方向の並進成分力Fyとy軸周りのモーメントMyは演算できない。
但し、タイヤの接地面では、車軸5および接地面の距離と薄膜センサ17の検知信号とに基づいて並進成分力Fx、Fy、Fzとこれらに基づいたモーメントMx、My、Mzを演算することができる。
薄膜センサによって直接または間接的に演算された車軸に対する成分力により自動二輪車の接地面に対する作用力を解析することができる。例えば、自動二輪車が右旋回しているとき、車体は右に傾斜させられる。このとき、重力と旋回部分の外側に向けて発生している遠心力との合力は車体の真下方向に生じている。したがって、この状態ではz軸方向の成分力Fzが大きくなり、車重が増大したような検出結果が得られる。但し、旋回中の操舵によってタイヤ3はステアリング軸周り(つまりz軸周り)にモーメントMzを発生させる。また、これと同時に遠心力によってy軸方向の成分力Fyが生じ、車軸5にはモーメントが作用して左右の薄膜センサ17のそれぞれにおいて成分力FzおよびFxに差が発生する。したがって、この成分力の差に基づいて生じたモーメントTx、Tzを演算することができる。
また、自動二輪車が道路の段差を乗り上げるとき、最初に前方からの力を受けるので、成分力Fxが立ち上がり、その後、タイヤ3の変形やサスペンションの動きによって成分力Fzに変化が生じる。
このような挙動を詳細にかつ精密に解析するための装置として本実施形態の車軸荷重計測装置は有用である。特に、本実施形態によれば、軸受6L、6Rのうち、固定側である内輪と車軸5との間に薄膜センサ17を設けているので、車輪の回転にかかわらず薄膜センサ17は固定しており、薄膜センサ17の出力をスリップリング等を用いずに外部に引き出すことができる。
なお、本発明はこの実施形態に限定されない。例えば、軸受6L、6Rの外輪を固定して内輪を回転させる構造にも適用できる。図6は、第2実施形態に係る軸荷重計測装置の要部断面図である。同図において、軸受箱(軸受支持部材)21に軸受22が支持されており、この軸受22によって、軸23が回転自在に支持されている。軸受22は外輪221と内輪221とからなり、外輪221の外周には薄膜センサ24が配置され、薄膜センサ24の外周には保護リング25が配置されている。つまり、軸受の外輪の外周面に沿って保護リング25を嵌めこみ、その外周に薄膜センサを嵌め込み、かつ、それら保護リング25および薄膜センサ24を介して軸受22を軸受箱21に収容する。自動二輪車の場合、軸受箱21は図3に示したフロントフォークケース13に設けることができる。この場合も、薄膜センサ24には、図2に示したのと同様に保護リング側に向けた突部分が形成される。
また、薄膜センサ17には車体の上下および前後方向で確実に圧力または荷重を検出できるように突部分172〜175を設けたが、これに代えて保護リング18側に4方向の突部分を形成し、薄膜センサ17側は均一な厚みのものとしてもよい。さらに、保護リング17を省略して、車軸5と軸受6L、6Rとの間には薄膜センサ17のみを配置する構造にしてもよい。
また、本発明は、前車輪の軸に作用する力に限らず、後輪に対する作用力も、同様に薄膜センサを使った軸荷重計測装置によって計測することができる。また、上記実施形態では、軸が自動二輪車の車軸である場合を説明したが、本発明はこれに限らず、軸は、エンジンのクランク軸や減速軸のカウンタ軸等であってもよい。
さらに、上述の実施形態では、2個の軸受で車軸を支持させる構造を例に挙げたが、これに限らず、さらに多くの軸受で単一の軸を支持する構造に適用することができるし、1個の軸受で軸を支持する構造にも適用できる。
本発明の一実施形態に係る車軸荷重計測装置の要部を示す拡大断面図である。 図1のA−A位置での断面図である。 車軸荷重計測装置を搭載した自動二輪車の前車輪の斜視図である。 車軸荷重計測装置を搭載した自動二輪車の前車輪の要部を示す断面図である。 前車輪の車軸に対する成分力およびモーメントを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る軸荷重計測装置の要部断面図である。
符号の説明
1…自動二輪車、 2…ホイール(回転体、車輪)、 3…タイヤ、 5、23…車軸(軸)、 6L、6R…軸受、 8…ディスタンスカラー、 12L、12R…フロントフォーク、 14…ハブ、 17…薄膜センサ、 18、25…保護リング

Claims (8)

  1. 固定的に支持される軸(5)と、
    前記軸(5)に設けられ、回転体(2)を外輪で回転自在に支持する軸受(6L)と、
    前記軸(5)の外周面と前記軸受(6L)の内輪との間に配置され、前記軸(5)に対する前後および上下方向の荷重を検出する円筒形の薄膜センサ(17)と、
    前記薄膜センサ(17)の外周に配置された保護リング(18)とを具備し
    前記薄膜センサ(17)が、
    絶縁膜の上に歪みセンサ蒸着させて作成されるものであって、加熱した前記保護リング(18)を該薄膜センサ(17)の外周に被せ、その後冷却させることによって前記軸(5)に固定されたことを特徴とする軸荷重計測装置。
  2. 固定的に支持される軸(5)と、
    前記軸(5)の長手方向複数個所に設けられ、回転体(2)を外輪で回転自在に支持する軸受(6L、6R)と、
    前記軸(5)の外周面と前記複数の軸受(6L、6R)の内輪との間にそれぞれ配置され、前記軸(5)に対する前後および上下方向の荷重を検出する円筒形の薄膜センサ(17)
    前記薄膜センサ(17)の外周に配置された保護リング(18)とを具備し
    前記薄膜センサ(17)が、
    絶縁膜の上に歪みセンサ蒸着させて作成されるものであって、加熱した前記保護リング(18)を該薄膜センサ(17)の外周に被せ、その後冷却させることによって前記軸(5)に固定されたことを特徴とする軸荷重計測装置。
  3. 前記軸(5)が筒状中空体であって、該軸(5)の外周面から軸内周面に向けて貫通する孔(20)が前記薄膜センサ(17)の近傍に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の軸荷重計測装置。
  4. 前記軸受(6L、6R)の内輪が該保護リング(18)の外周に対向していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の軸荷重計測装置。
  5. 前記薄膜センサ(17)および前記保護リング(18)が、前記前後および上下方向の荷重検出位置に対応する部分のみで互いに当接するように、該薄膜センサ(17)および保護リング(18)のいずれか一方側に突部分(172〜174)が形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の軸荷重計測装置。
  6. 左右一対の懸架装置(12L、12R)に固定的に支持される車軸(5)と、
    前記車軸(5)の長手方向2個所に設けられ、車輪(2)を外輪で回転自在に支持する軸受(6L、6R)と、
    前記車軸(5)の外周面と前記2個所に設けられた軸受(6L、6R)の内輪との間にそれぞれ配置され、前記車軸に対する前後および上下方向の荷重を検出する円筒形の薄膜センサ(17)と、
    前記薄膜センサ(17)の外周に配置された保護リング(18)とを具備し、
    前記軸受(6L、6R)の内輪が該保護リング(18)の外周に対向しているとともに、
    前記薄膜センサ(17)が、
    絶縁膜の上に歪みセンサ蒸着させて作成されるものであって、加熱した前記保護リング(18)を該薄膜センサ(17)の外周に被せ、その後冷却させることによって前記軸(5)に固定されたことを特徴とする軸荷重計測装置。
  7. 前記回転体(2)が自動二輪車の車輪であって、前記薄膜センサ(17)の検出出力が、軸の並進3成分力と該並進分力の軸に関するモーメントの演算に用いられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の軸荷重計測装置。
  8. 前記車輪(2)が自動二輪車の車輪であって、前記薄膜センサ(17)の検出出力が、軸の並進3成分力と該並進分力の軸に関するモーメントの演算に用いられることを特徴とする請求項7記載の軸荷重計測装置。
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