JP2006105182A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定精度が極めて高く、直交する3軸方向の荷重の検知を行うことが可能となる軸受装置を提供することを目的とする。
【解決手段】固定側の外輪部材20にスリット孔5が形成され、圧電素子からなる荷重センサ6がスリット孔5内にスリット孔壁面5a,5b間に挟まれた状態にて配設されたものである。スリット孔5は、外輪部材20のフランジ部21に形成されている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、作用する荷重の測定を行うことのできる車輪用軸受装置(以下、単に軸受装置ともいう)に関する。
近年、自動車の走行や制動等の制御を行うために種々の情報が必要とされており、そのような情報を得るために、車輪用の軸受装置にセンサを設けることが提案されている。軸受装置は、車輪が取り付けられる車輪側軌道部材と、車体側に固定される車体側軌道部材と、これら両軌道部材の間に配設される転動体とを有しており、例えば、特許文献1に示すように、車輪側軌道部材のフランジ部に歪みゲージを貼り付けて軸受装置に作用する荷重の情報を取得するものがある。
特開2003−246201号公報(図1)
しかし、特許文献1に記載されている構成は、回転する車輪側軌道部材に歪みゲージが設けられているので、作用する荷重の方向を正確に検知することができないという問題点を有している。荷重によって車輪側軌道部材の外表面に現れる変化は微小であり、この変化を外表面に貼り付けた歪みゲージにより検出しようとしても精度の高い測定は困難である。また、歪みゲージが車輪側軌道部材に接着剤を介して貼り付けられているため、車輪側軌道部材における微小な歪みやその変化の感知が困難であり、さらに、歪みゲージは周囲に配置されているブレーキパッド等からの熱による温度変化(温度上昇)の影響を受けやすく、精度の高い測定ができないという問題点を有している。また、従来においては、車体側軌道部材(外輪)の軸心と車輪側軌道部材(内輪)の軸心とが傾く(ねじり)方向の荷重(Y軸方向の荷重:旋廻力)を検知できるものがなかった。また、歪みゲージを車輪側軌道部材に設けると歪みゲージからの信号を車体側へ無線等の手段にて送信しなければならず困難をともなうという問題点も有する。
この発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、小さな変化に対しても測定精度が極めて高く、直交する3軸方向の荷重の検知を行うことが可能となる車輪用軸受装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するためのこの発明の軸受装置は、固定側の外輪部材にスリット孔が形成され、圧電素子からなる荷重センサが当該スリット孔内にスリット孔壁面間に挟まれた状態にて配設されたことを特徴としている。このような構成の軸受装置によれば、圧電素子からなる荷重センサを用いているため、荷重の変化が精度よく検知でき、また、圧電素子は歪ゲージに比べて温度特性がよいため、測定精度を高めることができる。さらに、荷重センサは、変形が生じやすい外輪部材のスリット内に設けられるため、荷重センサによる出力が得られやすい。つまり、微小な荷重やその変化を精度良く検知することができる。
また、前記スリット孔は、軸受軸心となるY軸に平行に形成されてX軸方向の荷重を検知する第1センサが配設される第1スリット孔と、前記Y軸に平行でかつ前記第1スリット孔と90°の位相差をもって形成されてZ軸方向の荷重を検知する第2センサが配設される第2スリット孔と、前記Y軸の直交方向に形成されてY軸方向の荷重を検知する第3センサが配設される第3スリット孔とを有するのも好ましい。この構成によれば、直交する3軸方向(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向)の荷重(成分)を検知することができる。したがって、作用する荷重の正確な解析が行える。
または、前記スリット孔は、軸受軸心となるY軸に平行に形成されてX軸方向の荷重を検知する第1センサが配設される第1スリット孔と、前記Y軸に平行でかつ前記第1スリット孔と90°の位相差をもって形成されてZ軸方向の荷重を検知する第2センサが配設される第2スリット孔と、前記Y軸に対して傾斜方向に形成されて第3センサが配設される第3スリット孔とを有するのも好ましい。この構成によれば、直交する3軸方向(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向)の荷重(成分)を検知することができる。したがって、作用する荷重の正確な解析が行える。さらに、第1〜第3のスリット孔を、外輪部材の同じ方向を向く面側から孔開けして形成することができ、製作が容易となり、これらスリット孔に設けられるセンサの配線を同方向へ引き出すことができ、構造を簡素化することができる。
さらに、前記第3スリット孔に配設される第3センサは、前記Y軸方向から見て前記第1センサおよび第2センサと同一の放射線上に夫々配設され、前記軸受装置は、さらに、当該第3センサの測定値と当該第1センサおよび第2センサの測定値との差に基づいてY軸方向の荷重を検知する演算器を備えているのも好ましく、この構成によれば、直交する3軸方向の荷重を精度よく検知することができる。
本発明の車輪用軸受装置によれば、微小な荷重およびその変化が検知しやすくなり、高温環境下においても歪みゲージに比べ測定精度を高めることができ、また、センサが外輪部材内部に配置されているので、ブレーキパッド等の熱影響を受けにくくすることができるため、自動車の走行や制動等の制御を行うのに十分な情報を得ることができる。さらに、直交する3軸方向の荷重の検知を行うことが可能となる。
以下、この発明の実施の形態について添付図面を参照しながら詳述する。
図1はこの発明の一実施の形態に係る軸受装置を示す縦断面図である。この軸受装置は、車体(図示せず)側と固定される車体側軌道部材1と、車輪(図示せず)が取り付けられる車輪側軌道部材2と、これら軌道部材1,2の間に配設される2列の転動体3とを備えている。
車輪側軌道部材2は、図示しない車輪(ホイール)が取り付けられる軸状のハブ4と、ハブ4の一端部側外周面に嵌合させた内輪部材16とを有している。ハブ4は、他端部側に径方向外方のフランジ部11が形成されており、このフランジ部11には車輪を取り付けるためのボルト7が取り付けられている。ハブ4の外周面には第1の内輪軌道24aが形成され、また、ハブ4に嵌合させた前記内輪部材16に第2の内輪軌道24bが形成され、これらをもって2列の内輪軌道24が構成されている。
車体側軌道部材1は、軸受の外輪を構成する外輪部材20を有し、この外輪部材20は、内周面に外輪軌道23が形成される筒部22と、この筒部22の外周面に形成され固定側部材(図示せず)と固定される径方向外向きのフランジ部21とを有している。筒部22の内周面には、第1の内輪軌道24aおよび第2の内輪軌道24bの夫々に対応するよう第1の外輪軌道23aと第2の外輪軌道23bが2列で形成されている。前記フランジ部21は、第1の外輪軌道23aと第2の外輪軌道23bとの間の軸方向中間位置に対応する筒部22の外周面側に設けられているため、後述する荷重センサ6により、ねじり方向(Y軸方向)において正負どちら向きの荷重が作用しても、同程度の精度で検出することができ、検出精度を高めることができる。
図2は図1に示される軸受装置の要部縦断面図であり、図3はその正面図である。図2〜3に示されるように、外輪部材20に複数のスリット孔5が形成され、圧電素子(ピエゾ抵抗素子)からなる荷重センサ6が各スリット孔5内に、スリット孔壁面5a,5b間に挟まれた状態にて配設されている。
さらに、外輪部材20において、スリット孔5はフランジ部21に形成されるのが好ましく、この構成により、車体と車輪との間に作用する荷重を直接的にしかも正確に検知することができる。なお、この「フランジ部21に形成されている」とは、スリット孔5の開口部がフランジ部21に形成されることを言い、スリット孔奥部が筒部22にまで達するものも含む。さらに、スリット孔5は図に示されるような非貫通孔および図示しない貫通孔のどちらでもよい。
スリット孔5は、外輪部材20に直線的に孔開き加工されたものであり、孔の断面形状は細長一文字形状(略細長矩形状)とされ、間隔の狭い(小さい)側の対向するスリット孔壁面5aと壁面5b(以下、対向壁面という)の間において、荷重センサ6を挟んだ状態で保持している。つまり、荷重センサ6は、スリット孔5内に圧入されてスリット孔壁面5a,5b間に配設され(初期圧が付与され)、スリット孔壁面5a,5bを介して外輪部材20に作用する(正負両方向の)荷重を検知することができる。
さらに説明すると、外輪部材20に複数設けられるスリット孔5は、軸受軸心となるY軸に平行に形成される第1スリット孔41と、Y軸に平行でかつ第1スリット孔41とY軸を中心として90°の位相差をもって形成される第2スリット孔42と、Y軸の直交方向に形成される第3スリット孔43とを有している。さらに第1スリット孔41は、X軸に直角な方向に形成され、第1スリット孔41の対向壁面間に、受圧面がX軸方向を向くように第1センサ31が配設される。これにより、第1センサ31の荷重検知方向はX軸方向となる。
そして、第2スリット孔42は、Z軸に直角な方向に形成され、第2スリット孔42の対向壁面間に、受圧面がZ軸方向を向くように第2センサ32が配設される。これにより、第2センサ32の荷重検知方向はZ軸方向となる。さらに、第3スリット孔43は、Y軸に直角な方向に形成され、第3スリット孔43の対向壁面間に、受圧面がY軸方向を向くように第3センサ33が配設されている。これにより、第3センサ33の荷重検知方向はY軸方向となる。
そして、図3に示されるように、外輪部材20において、第1センサ31(第1スリット孔41)はY軸を中心として互いに180°離れて2ヵ所、水平方向に設けられ、第2センサ32(第2スリット孔42)はY軸を中心として互いに180°離れて2ヵ所、鉛直方向に設けられ、しかも、第1スリット孔41と第2スリット孔42とは、同心円上でかつ、フランジ部21の同一の一面側から同じ方向へ向かって(Y軸に平行に)形成されている。そして、第3センサ33(第3スリット孔43)は互いに90°ずつ離れて4ヶ所に、同心円上に設けられ、しかも、Y軸方向から見て(図3の正面視において)第1センサ31および第2センサ32と同一の放射線上(同一の放射線の方向)に配置されている。つまり、前後方向(図3において左右方向)に2つの第3センサ33,33が、2つの第1センサ31,31と同じX軸方向の線上に配置され、さらに、上下方向(図3において上下方向)に2つの第3センサ33,33が、2つの第2センサ32,32と同じZ軸方向の線上に配置されている。
また、第3スリット孔43は、フランジ部21の外周面において開口部を有するよう形成されている。以上のようにスリット孔を形成し、このスリット孔内にセンサを配設することにより、直交する3軸方向の荷重(絶対値)を夫々検知することができる。
ここでXYZ軸について述べると、自動車用の軸受装置の場合、軸受装置の軸心方向であるY軸方向が左右方向となり、さらに、X軸方向が前後方向となり、Z軸方向が高さ方向となる。
図4と図5は、本発明の軸受装置の他の実施の形態を示す縦断面図であり、外輪部材20に複数設けられるスリット孔5は、軸受軸心となるY軸に平行に形成される第1スリット孔41と、Y軸に平行でかつ第1スリット孔41とY軸を中心として90°の位相差をもって形成される第2スリット孔42と、Y軸に対して所定の傾斜角度Θでもって傾斜するよう形成される第3スリット孔43とを有している。さらに、第1スリット孔41は、X軸に直角な方向に形成され、第1スリット孔41の対向壁面間に、受圧面がX軸方向を向くように第1センサ31が配設されている。これにより、第1センサ31の荷重検知方向はX軸方向となる。
そして、第2スリット孔42は、Z軸に直角な方向に形成され、第2スリット孔42の対向壁面間に、受圧面がZ軸方向を向くように第2センサ32が配設されている。これにより、第2センサ32の荷重検知方向はZ軸方向となる。また、第3スリット孔43は、Y軸に対して傾斜角度Θで傾斜して複数形成され、夫々の第3スリット孔43の対向壁面間に第3センサ33が配設され、第3センサ33はY軸及びZ軸の2軸方向の荷重(合成荷重)、及び、X軸及びY軸の2軸方向の荷重(合成荷重)を検知する。つまり、図5の上下(Z軸方向)2つの第3センサ33がY軸及びZ軸の2軸方向の荷重を検知し、同じく前後(X軸方向)2つの第3センサ33がX軸及びY軸の2軸方向の荷重を検知する。なお、傾斜角度Θは、任意の角度とすることができるが、2軸方向の荷重を同程度の精度で検出することができるので、45°とするのが好ましい。
そして、図5に示されるように、外輪部材20において、第1センサ31(第1スリット孔41)はY軸を中心として互いに180°離れて2ヵ所、水平方向に設けられ、第2センサ32(第2スリット孔42)はY軸を中心として互いに180°離れて2ヵ所、鉛直方向に設けられ、しかも、第1スリット孔41と第2スリット孔42とは、Y軸を中心とする同心円上で、フランジ部21の同一の一面側から同じ方向へ向かって(Y軸に平行に)形成されている。そして、第3センサ33(第3スリット孔43)は互いに90°ずつ離れて4ヶ所に、同心円上に設けられ、しかも、Y軸方向から見て(図5の正面視において)第1センサ31および第2センサ32と同一の放射線上(同一の放射線方向)に夫々配設されている。つまり、Y軸方向から見て、前後方向に2つの第3センサ33,33が、2つの第1センサ31,31と同じX軸方向の線上に配置され、さらに、上下方向に2つの第3センサ33,33が、2つの第2センサ32,32と同じZ軸方向の線上に配置されている。
さらに、第3スリット孔43は、フランジ部21の径方向中間位置に開口部が形成されるが、この第3スリット孔43においても、前記第1と第2のスリット孔41,42と同じフランジ部21の一面側から形成することができるので、孔開け作業が容易となる。
以上の構成により、第3センサ33を用いてY軸方向の荷重を検知することができる。第1センサ31、第2センサ32及び第3センサ33は、図示しない演算器に接続され、この演算器において各センサからの電圧変換された信号を処理して各軸方向の荷重を検出する。すなわち、第3センサ33の測定値と、第1センサ31および第2センサ32の測定値との差に基づいてY軸方向の荷重を検知する。
例えば、Z軸方向の荷重のみが外輪部材20に作用した場合、Z軸方向の荷重を検知する第2センサ32の出力を1とすると、X軸方向の荷重を検知する第1センサ31の出力は0となり、第3センサ33の出力は1/√2となる。しかし、これにY軸方向の荷重が作用すると、第3センサ33の出力は1/√2と異なる(例えば1/√2よりも大きい)出力が得られる。従って、この第3センサ33の出力から、Z軸方向の荷重による出力、つまり第2センサ32により得られるZ軸方向の荷重の成分を除く(除算する)ことにより、Y軸方向の荷重を検知することができる。
また、第3センサ33はある値を出力するものの、第1センサ31と第2センサ32の出力が共に0である場合は、Y軸方向の荷重のみが作用したことがわかる。つまり、第1センサ31および第2センサ32の出力を元にして第3センサ33の出力により、Y軸方向の荷重を検知することができる。以上より、図4〜5に示される軸受装置においても、直交する3軸方向の荷重(絶対値)を夫々検知することができる。
なお、図4において、2点鎖線で示すように、荷重センサ6の組み付け性を考慮して第3スリット孔43をその開口部がフランジ部21の基端部に位置するよう設けてもよい。さらに、軸受装置は、図示した形態に限らずこの発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。
この発明の一実施形態に係る軸受装置を示す縦断面図である。 図1に示される軸受装置の要部縦断面図である。 図1に示される軸受装置の正面図である。 本発明の他の実施の形態に係る軸受装置の縦断面図である。 図4に示される軸受装置の正面図である。
符号の説明
1 車体側軌道部材
2 車輪側軌道部材
3 転動体
5 スリット孔
5a スリット孔壁面
5b スリット孔壁面
6 荷重センサ
20 外輪部材
21 フランジ部
22 筒部
23 外輪軌道
31 第1センサ
32 第2センサ
33 第3センサ
41 第1スリット孔
42 第2スリット孔
43 第3スリット孔

Claims (4)

  1. 固定側の外輪部材にスリット孔が形成され、圧電素子からなる荷重センサが当該スリット孔内にスリット孔壁面間に挟まれた状態にて配設されたことを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 前記スリット孔は、軸受軸心となるY軸に平行に形成されてX軸方向の荷重を検知する第1センサが配設される第1スリット孔と、前記Y軸に平行でかつ前記第1スリット孔と90°の位相差をもって形成されてZ軸方向の荷重を検知する第2センサが配設される第2スリット孔と、前記Y軸の直交方向に形成されてY軸方向の荷重を検知する第3センサが配設される第3スリット孔と、を有する請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  3. 前記スリット孔は、軸受軸心となるY軸に平行に形成されてX軸方向の荷重を検知する第1センサが配設される第1スリット孔と、前記Y軸に平行でかつ前記第1スリット孔と90°の位相差をもって形成されてZ軸方向の荷重を検知する第2センサが配設される第2スリット孔と、前記Y軸に対して傾斜方向に形成されて第3センサが配設される第3スリット孔と、を有する請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  4. 前記第3スリット孔に配設される第3センサは、前記Y軸方向から見て前記第1センサおよび第2センサと同一の放射線上に夫々配設され、前記軸受装置は、さらに、当該第3センサの測定値と当該第1センサおよび第2センサの測定値との差に基づいてY軸方向の荷重を検知する演算器を備えている請求項3に記載の車輪用軸受装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008051740A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Jtekt Corp 車輪用転がり軸受装置
JP2009192083A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Snr Roulements 変形計測機器が備えられた領域に剛性の差を有するローラーベアリング
FR2929674A1 (fr) * 2008-04-03 2009-10-09 Snr Roulements Soc Par Actions Palier a roulememnt comprenant au moins une zone instrumentee en deformation qui est orientee.

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