JP5764608B2 - ブッシュ分力検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の構造部材の連結部に設けられたブッシュに作用する分力を検出するためのブッシュ分力検出装置に関するものである。
車両のサスペンションは、車両の乗り心地や操縦の安定性などに影響を与えるため、サスペンションの分力を測定して車両の乗り心地や操縦の安定性などを評価する。そして、車両の乗り心地や操縦の安定性などの評価に基づいて車両の設計などを行う。したがって、サスペンションの各部における動的な分力変化を正確に測定することにより、車両の乗り心地や操縦の安定性などを向上させることができる。
そこで、特にサスペンション機構の各部において作用するヨー、ピッチ、ロール等の分力の変化を検出するための様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1には、複数の歪みゲージを備え、車両のサスペンション機構におけるダンパなどの棒状体に密着固定させる荷重測定センサが開示されている。
特開2011−85514号公報
ここで、車両のフレームとアーム部材との連結部となる各軸は、アーム部材の可動の基点となるため、サスペンション機構の設計や調整には、フレームとアーム部材との連結部における分力の検出を高精度で行うことが必要となる。
しかしながら、サスペンションの各部の挙動を測定する際に、上記のように、ダンパやアーム部材等にセンサを取り付けたとしても、サスペンションの各軸(各部材の可動連結部分)の挙動を正確に測定することはできない。すなわち、サスペンションの各軸の挙動を測定するには、測定する軸に連結するアームやダンパなどに取り付けられたセンサによる測定結果を基に算出することになるので予測値にすぎない。特に、サスペンションの軸受けのゴムブッシュなどの弾性体を用いた場合、バネ特性やすぐりを考慮する必要があるため、このような予測値は、実際の分力と大きく異なってしまう虞がある。また、軸受け自体にセンサを取り付けることが考えられるが、その場合、軸受けを小型化してセンサの取付スペースを確保する必要があり、生産コストが増加するばかりでなく、軸受けのバネ特性などが変化してしまうことになり、設計上の弊害を生じさせる虞がある。
そこで、本願発明は、車両のサスペンション機構における各軸の分力変化の検出を高精度で行うことができるブッシュ分力検出装置を提供することを目的とする。
第1の発明に係るブッシュ分力検出装置は、車両のフレームに設けられた孔部に挿入されて内側に棒状部材を軸支する筒状のブッシュに作用する分力を検出するブッシュ分力検出装置であって、ブッシュと孔部との間にブッシュと所定の間隔を有するように設けられ、ブッシュの外周面を囲み孔部の内周面に装着される外輪と、ブッシュと外輪との間に配置されてブッシュを囲む円筒部材であって、一端部がブッシュの外側に接続され、他端部が外輪に接続され、外周面に複数の歪みゲージが配置された感受体と、を備えたことを特徴とする。
第2の発明に係るブッシュ分力検出装置は、第1の発明に係るブッシュ分力検出装置であって、感受体の外周面には、第1の径方向に作用する分力と、第1の径方向と直する第2の径方向に作用する分力と、軸方向に作用する分力と、第1の径方向に沿った軸回り方向に作用する分力と、第2の径方向に沿った軸回り方向に作用する分力と、軸回り方向に作用する分力と、をそれぞれ検出するための歪みゲージが配置されている、ことを特徴とする。
第3の発明に係るブッシュ分力検出装置は、第1の発明または第2の発明に係るブッシュ分力検出装置であって、外輪と感受体とは着脱可能に接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、車両のフレームと棒状部材とはフレームの孔部に挿入されたブッシュを介して連結され、孔部に設けられた外輪に接続された感受体が配置されているので、ブッシュに作用する分力を直接的に検出することが可能になる。そのため、車両のサスペンション機構における各軸の分力変化の検出を高精度で行うことができる。
本発明の車両のサスペンション装置を車両前方から見た模式的正面図である。 図1のサスペンション装置を上方から見た模式的平面図である。 本発明のフロントブッシュ取付部の斜視図とフロントブッシュの斜視図である。 図3(b)のA−A´断面図である。 図3(b)のB−B´断面図である。 図5の一部を拡大した模式的断面図である。 本発明の感受体の模式的斜視図である。 6分力検出装置における力検出系のブリッジ回路の構成を示す図である。 6分力検出装置におけるモーメント検出系のブリッジ回路の構成を示す図である。
図1乃至図9は、本発明の一実施形態を示すものである。
図1、図2に示すように、本発明のブッシュ分力検出装置を備えた車両の車体1は、サイドメンバ2と、アッパメンバ3と、ストラットタワー4と、クロスメンバ5と、サスペンション装置10とを備えている。
サイドメンバ2は、車室前部隔壁である図示しないトーボードから、車両前方向に延びる構造部材であり、車両のエンジンルームを挟んで左右に一対に設けられている。左右のサイドメンバ2の後端部同士は、連結部材21によって連結されている。
アッパメンバ3は、左右のサイドメンバ2の上方の車外側方向にそれぞれ設けられ、車室前部隔壁から車両前方向に向かって、エンジンフードの左右両端部に沿うように延びる構造部材である。
ストラットタワー4は、サイドメンバ2の車幅方向外側の端部から、アッパメンバ3の車幅方向内側の端部にかけて設けられており、後述するショックアブソーバ41の上端部が固定されている。
クロスメンバ5は、車両幅方向に延びる構造部材であり、両端部がそれぞれ左右のサイドメンバ2の下面にボルト等によって締結されている。また、クロスメンバ5の下部には、後述するロワアーム6が接続されるブラケット51が、下方に向かって突出形成されている。
サスペンション装置10は、ショックアブソーバ41と、ロワアーム6と、サポートプレート7とを備えている。
ショックアブソーバ41は、外周面にコイルスプリング42を有する油圧式緩衝装置であり、上端部がストラットタワー4に回転可能に取り付けられ、下端部は前輪11を回転可能に軸支する図示しない前輪懸架部材の上端部に締結して固定されている。
ロワアーム6は、前輪懸架部材の下端部を支持するサスペンションアームであり、車幅方向に左右一対に設けられている。左右のロワアーム6の車体幅方向内側端部の車両前後方向前側にはフロントブッシュ取付部61が設けられ、車体幅方向内側端部の車両前後方向後側にはリアブッシュ取付部62が設けられ、車体幅方向外側端部にはボールジョイント63が設けられている。
図3(a)に示すように、フロントブッシュ取付部61は、中心軸がロワアーム6の揺動中心軸に沿って延びる円筒型に形成された孔部であり、フロントブッシュ100が圧入され固定される部分である。フロントブッシュ取付部61には、後述するフロントブッシュ分力検出装置140が設けられている。
図3(b)に示すように、フロントブッシュ100は、防振用のゴムブッシュであり、内筒110、ゴム部120、外筒130とから構成される。内筒110と外筒130とは略同心の円筒部材であり、内筒110が外筒130の内側に挿入され、ゴム部120が内筒110と外筒130との間に設けられる。ゴム部120には、内筒110の軸方向に貫通した開口部であるスグリ部121が左右一対に形成されている。スグリ部121は平面視において内筒110を中心とする円弧形状に形成され、ゴム部120の径方向(x軸方向)とx軸と直交する径方向(y軸方向)とで弾性能(バネ特性)を異ならせている。また、内筒110と外筒130の軸方向長さは、フロントブッシュ取付部61の内周面の軸方向長さと略同一に形成されている。
ロワアーム6は、フロントブッシュ取付部61に圧入されたフロントブッシュ100の内筒110に挿入された図示しないボルトを介して、クロスメンバ5のブラケット51に連結される。また、フロントブッシュ取付部61には、フロントブッシュ100に作用する分力を検出するためのフロントブッシュ分力検出装置140が設けられている。フロントブッシュ分力検出装置140の詳細については後述する。
リアブッシュ取付部62は、リアブッシュ200が圧入され固定される部分であり、中心軸がロワアーム6の車体前後方向の揺動中心軸に沿って延びる円筒型に形成された孔部である。リアブッシュ200は、フロントブッシュ100とほぼ同様に構成される防振用のゴムブッシュであり、内筒、ゴム部、および外筒から構成される。内筒と外筒とは略同心の円筒部材であり、内筒が外筒の内側に挿入され、ゴム部が内筒と外筒との間に設けられる。そして、ロワアーム6は、リアブッシュ取付部62に圧入されたリアブッシュ200の内筒に挿入されたボルトを介して、サポートプレート7に連結される。
サポートプレート7は、ロワアーム6の下部を支持する板状部材であり、左右のロワアーム6のリアブッシュ取付部62に圧入されたリアブッシュ200とボルトを介して連結されるとともに、サイドメンバ2の後端部付近にボルト等によって締結されている。
次に、サスペンション装置10に設けられたフロントブッシュ100に作用する分力を検出するためのフロントブッシュ分力検出装置140について、図3乃至図9を用いて説明する。
フロントブッシュ分力検出装置140は、ロワアーム6とクロスメンバ5とを連結するフロントブッシュ100に作用する6分力を検出するものである。フロントブッシュ分力検出装置140は、略同心であって径が互いに異なる円筒部材である感受体150、内輪160、および外輪170から構成され、感受体150に設けられた複数の歪みゲージおよびこのゲージを含むブリッジ回路を有する。なお、感受体150と内輪160と外輪170とは互いにほぼ同心であるが、厳密に同心でなくともよい。
感受体150は、内輪160よりも径が大きく、外輪170よりも径が小さく形成された円筒部材であり、円筒状に開口したフロントブッシュ取付部61と略同心に配置されている。感受体150の後述する内輪フランジ161に接続する上端部と、後述する外輪フランジ171に接続する下端部とは、中間部分よりもやや肉厚に形成されている。中間部分は一定の肉厚に形成され、外側面に後述する複数の歪みゲージが貼付されている。
内輪160は、感受体160よりも径が小さく形成された円筒部材である。内輪160の下端部は、フロントブッシュ100の外筒130の下端部から径方向外側に突出形された外筒フランジ131に取付ボルト132によって連結されている。すなわち、フロントブッシュ取付部61に圧入されたフロントブッシュ100は、外筒フランジ131に挿入した取付ボルト132によって内輪160にボルト締めされている。
したがって、フロントブッシュ100を交換する場合は、取付ボルト132を取り外してからフロントブッシュ100をフロントブッシュ取付部61から離脱させ、新しいフロントブッシュ100を内輪160の内周面に圧入させてから、取付ボルト132を締める作業を行う。
外輪170は、フロントブッシュ取付部61の内周面に設けられ、感受体150よりも径が大きく形成された円筒部材である。外輪170は、フロントブッシュ取付部61の内周面にネジ止めされているが、これに限らず、外輪170がフロントブッシュ取付部61の内周面を形成するように、外輪170とフロントブッシュ取付部61の内周面とを一体としてもよい。
内輪160の上端部には、外周面から径方向外側に向かって突出した内輪フランジ161が形成されており、外輪170の下端部には、内周面から径方向内側に向かって突出した外輪フランジ171が形成されている。そして、感受体150は、上端部が内輪フランジ161に接続し、下端部が外輪フランジ171に接続している。すなわち、感受体150は内輪160と外輪170との間に配置され、感受体150の上端部と下端部がそれぞれ内輪160と外輪170とに支持されている。また、感受体150の内周面と内輪160の外周面との間は、内輪フランジ161によって一定の間隔が保たれ、感受体150の外周面と外輪170内周面との間は、外輪フランジ171によって一定の間隔が保たれている。当該形成された間隔によって、感受体150は、径方向内側および外側に向かって変形可能となっている。
フロントブッシュ分力検出装置140は、感受体150に設けられる歪みゲージを含むブリッジ回路をそれぞれ有するFx検出系、Fy検出系、Fz検出系、Mx検出系、My検出系、Mz検出系を備えている。
Fx検出系は、感受体150に作用する径方向(以下、x軸方向)の力Fxを検出するものである。
Fy検出系は、感受体150に作用するx軸方向と直交する方向の径方向(以下、y軸方向)の力Fyを検出するものである。
Fz検出系は、感受体150に作用する軸方向(以下、z軸方向)の力Fzを検出するものである。
Mx検出系は、感受体150に作用するx軸回りのモーメントMxを検出するものである。
My検出系は、感受体150に作用するy軸回りのモーメントMyを検出するものである。
Mz検出系は、感受体150に作用するz軸回りのモーメントMzを検出するものである。
Fx検出系、Fy検出系、Fz検出系、Mx検出系、My検出系、およびMz検出系は、それぞれ4つの歪みゲージを含むブリッジ回路を有している。
図7に示すように、Fx検出系は、歪みゲージ151a、151b、151c、151dを有している。歪みゲージ151a〜151dは、単軸の歪みゲージであって、その検出方向が感受体150の中心軸方向と平行となるように、感受体150の外周面に貼付されている。
また、図8(a)に示すように、Fx検出系のブリッジ回路は、歪みゲージ151a〜151dをループ状に順次接続し、歪みゲージ151bと151cとの間、および歪みゲージ151aと151dとの間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、歪みゲージ151aと151bとの間、および歪みゲージ151cと151dとの間の電位差を生じさせるものである。
図7に示すように、Fy検出系は、歪みゲージ152a、152b、152c、152dを有している。歪みゲージ152a〜152dは、単軸の歪みゲージであって、その検出方向が感受体150の中心軸方向と平行となり、かつ、それぞれ歪みゲージ151a〜151dの添付位置に対して感受体150の中心軸回りの位相が90度ずれた位置となるように、感受体150の外周面に貼付されている。
また、図8(b)に示すように、Fy検出系のブリッジ回路は、歪みゲージ152a〜152dをループ状に順次接続し、歪みゲージ152bと152cとの間、および歪みゲージ152aと152dとの間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、歪みゲージ152aと152bとの間、および歪みゲージ152cと152dとの間の電位差を生じさせるものである。
図7に示すように、Fz検出系は、歪みゲージ153a、153b、153c、153dを有している。歪みゲージ153a〜153dは、単軸の歪みゲージであって、その検出方向が感受体150の中心軸方向と平行となるように、感受体150の外周面に貼付されている。歪みゲージ153aは、歪みゲージ151aと151bとの中間に配置され、歪みゲージ153b〜153dは、それぞれ歪みゲージ153aに対して、感受体150の中心軸回りの位相が90度、180度、270度ずれた位置に配置されている。
また、図8(c)に示すように、Fz検出系のブリッジ回路は、歪みゲージ153a〜153dをループ状に順次接続し、歪みゲージ153aと153cとの間、および歪みゲージ153bと153dとの間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、歪みゲージ153aと153bとの間、および歪みゲージ153cと153dとの間の電位差を生じさせるものである。
図7に示すように、Mx検出系は、歪みゲージ154a、154b、154c、154dを有している。歪みゲージ154a〜154dは、単軸の歪みゲージであって、その検出方向が感受体150の中心軸方向と平行となるように、感受体150の外周面に貼付されている。歪みゲージ154a〜154dは、それぞれ歪みゲージ152a〜152dに対して、感受体150の中心軸方向に隣接して配置されている。
また、図9(a)に示すように、Mx検出系のブリッジ回路は、歪みゲージ154a〜154dをループ状に順次接続し、歪みゲージ154aと154cとの間、および歪みゲージ154bと154dとの間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、歪みゲージ154aと154bとの間、および歪みゲージ154cと154dとの間の電位差を生じさせるものである。
図7に示すように、My検出系は、歪みゲージ155a、155b、155c、155dを有している。歪みゲージ155a〜155dは、単軸の歪みゲージであって、その検出方向が感受体150の中心軸方向と平行となるように、感受体150の外周面に貼付されている。歪みゲージ155a〜155dは、それぞれ歪みゲージ151a〜151dに対して、感受体150の中心軸方向に隣接して配置されている。
また、図9(b)に示すように、My検出系のブリッジ回路は、歪みゲージ155a〜155dをループ状に順次接続し、歪みゲージ155aと155cとの間、および歪みゲージ155bと155dとの間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、歪みゲージ155aと155bとの間、および歪みゲージ155cと155dとの間の電位差を生じさせるものである。
図7に示すように、Mz検出系は、歪みゲージ156a、156b、156c、156dを有している。歪みゲージ156a〜156dは、せん断形の歪みゲージであって、その検出方向が感受体150の周方向と平行となるように、感受体150の外周面に貼付されている。歪みゲージ156aと156bは、それぞれ歪みゲージ153aと153bとの間、歪みゲージ153bと153dとの間に配置され。歪みゲージ156cと156dとは、それぞれ歪みゲージ156aと156bに対して、感受体150の中心軸対称となるように配置されている。
また、図9(c)に示すように、Mz検出系のブリッジ回路は、歪みゲージ156a〜156dをループ状に順次接続し、歪みゲージ156aと156cとの間、および歪みゲージ156bと156dとの間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、歪みゲージ156aと156bとの間、および歪みゲージ156cと156dとの間の電位差を生じさせるものである。
なお、リアブッシュ取付部62にも、リアブッシュ200に作用する分力を検出するためのリアブッシュ検出装置が設けられており、リアブッシュ検出装置は、フロントブッシュ分力検出装置140と同様に、略同心の円筒部材である内輪、外輪、および感受体から構成され、感受体に設けられた複数の歪みゲージおよびこのゲージを含むブリッジ回路を有する。そして、リアブッシュ検出装置により、リアブッシュ200に作用する径方向(x軸方向およびy軸方向)に作用する分力、軸方向(z軸方向)に作用する分力、x軸回り方向に作用する分力、y軸回り方向に作用する分力、z軸回り方向に作用する分力をそれぞれ検出可能となっている。
以上のように、フロントブッシュ分力検出装置140の感受体150は、フロントブッシュ取付部61の内周面に設けられている。そのため、フロントブッシュ取付部61に圧入されたフロントブッシュ100に作用する分力を直接的に検出することができるため、ロワアーム6とクロスメンバ5との連結部において作用する6分力を正確に検出することができる。すなわち、フロントブッシュ100と離間した位置で検出された分力を基に算出するのではなく、フロントブッシュ100自体にフロントブッシュ分力検出装置140を設けてフロントブッシュ100に作用する分力を直接検出するので、算出方法の煩雑さを解消するとともに、正確な分力の検出が可能となる。
また、フロントブッシュ分力検出装置140は、ロワアーム6のフロントブッシュ取付部61に設けられ、フロントブッシュ取付部61に圧入されたフロントブッシュ100をフロントブッシュ分力検出装置140に固定することで、フロントブッシュ100に作用する分力を検出している。すなわち、フロントブッシュ100に形成された外筒フランジ131とフロントブッシュ分力検出装置140に設けられた内輪160とをボルト締めすることで、フロントブッシュ100はフロントブッシュ分力検出装置140に取り付けられる。したがって、外筒フランジ131と内輪160とを接続する取付ボルト132を取り外すのみで、簡易にフロントブッシュ100を交換する作業を行うことができる。そのため、新しいフロントブッシュ100に交換する場合や、異なるバネ特性のフロントブッシュ100に交換する場合も、フロントブッシュ分力検出装置140をフロントブッシュ取付部61に取り付けたまま簡易に行うことができ、また、交換した新規のフロントブッシュ100に作用する分力の検出を即座に行うことができる。
なお、本実施形態では、車両のサスペンション装置10において、ロワアーム6とクロスメンバ5とがフロントブッシュ100を介して連結し、ロワアーム6とサポートプレート7とがリアブッシュ200を介して連結し、フロントブッシュ100とリアブッシュ200とにそれぞれブッシュに作用する分力を検出するための分力検出装置を設けている。しかし、これに限らず、その他の構造部材の連結部分の軸受け部材にブッシュを用いてもよいし、当該ブッシュに、フロントブッシュ100におけるフロントブッシュ分力検出装置140と同様の分力検出装置を設けてもよい。
また、本実施形態では、フロントブッシュ100やリアブッシュ200はゴムブッシュを用いているが、これに限らず、例えばウレタン等を用いたブッシュとしてもよい。
また、本実施形態では、複数の歪みゲージが感受体150の外周面に貼付されているが、これに限らず、感受体150の内周面に貼付するようにしてもよい。
1 車体
2 サイドメンバ
3 アッパメンバ
4 ストラットタワー
5 クロスメンバ
6 ロワアーム
7 サポートプレート
10 サスペンション装置
11 前輪
21 連結部材
41 ショックアブソーバ
42 コイルスプリング
51 ブラケット
61 フロントブッシュ取付部
62 リアブッシュ取付部
63 ボールジョイント
100 フロントブッシュ
110 内筒
120 ゴム部
121 スグリ部
130 外筒
131 外筒フランジ
132 取付ボルト
140 フロントブッシュ分力検出装置
150 感受体
151a〜151d Fx検出系の単軸歪みゲージ
152a〜152d Fy検出系の単軸歪みゲージ
153a〜153d Fz検出系の単軸歪みゲージ
154a〜154d Mx検出系の単軸歪みゲージ
155a〜155d My検出系の単軸歪みゲージ
156a〜156d Mz検出系のせん断形歪みゲージ
160 内輪
161 内輪フランジ
170 外輪
171 外輪フランジ
200 リアブッシュ

Claims (3)

  1. 車両のフレームに設けられた孔部に挿入されて内側に棒状部材を軸支する筒状のブッシュに作用する分力を検出するブッシュ分力検出装置であって、
    ブッシュと孔部との間にブッシュと所定の間隔を有するように設けられ、ブッシュの外周面を囲み孔部の内周面に装着される外輪と、
    ブッシュと外輪との間に配置されてブッシュを囲む円筒部材であって、一端部がブッシュの外側に接続され、他端部が外輪に接続され、外周面に複数の歪みゲージが配置された感受体と、
    を備えたことを特徴とするブッシュ分力検出装置。
  2. 感受体の外周面には、
    第1の径方向に作用する分力と、第1の径方向と直する第2の径方向に作用する分力と、軸方向に作用する分力と、第1の径方向に沿った軸回り方向に作用する分力と、第2の径方向に沿った軸回り方向に作用する分力と、軸回り方向に作用する分力と、をそれぞれ検出するための歪みゲージが配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のブッシュ分力検出装置。
  3. 外輪と感受体とは着脱可能に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のブッシュ分力検出装置。
JP2013098595A 2013-05-08 2013-05-08 ブッシュ分力検出装置 Active JP5764608B2 (ja)

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