JP5303991B2 - 車輪入力測定装置および車輪入力測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車輪に入力される力を、6分力計を用いて正確に検出することができる車輪入力測定装置および車輪入力測定方法に関する。
従来、車両の走行試験を行なうに当たって、車輪が路面から受ける力を6分力計と称される計測器を用いて測定することが広く行なわれている。6分力計は、下記特許文献1に示されているように、車輪に固定される本体と、本体の中心に同心状にかつ回転自在に支持されるスリップリングとを有している。前記本体のケーシングの内部には、多数の歪ゲージが貼り付けられており、歪ゲージが出力する信号によって、直交座標系の3軸(X、Y、Z)方向とこれら3軸を中心とする回転方向のモーメント(Mx、My、Mz)との6分力(Fx、Fy、Fz、Mx、My、Mz)を測定する。
6分力計を用いてホイールの回転位置を検出する装置及びホイールに作用する力を検出する装置としては下記特許文献2に記載されているようなものがある。引用文献2に記載されている発明は、回転位置検出装置がホイール回転部と非回転部の両方に取り付けられ、ホイールの回転位置を検出できるようにしたものである。
また、6分力計の測定精度を向上させるスリップリングの支持構造としては、下記特許文献3に示されているようなものがある。特許文献3に記載されている発明は、6分力計のスリップリングを、サスペンションのばね下に設けられホイールハブの回転に対して固定側となる車軸部材に連結支持させたものである。この支持構造によって、スリップリングの初期水平設定を容易に行ない、測定精度を向上させることができるようにしたものである。
さらに、車輪の姿勢角計測装置としては、下記特許文献4に示されているようなものがある。特許文献4に示されている発明は、車輪の回転軸上に配設された被拘束部材の回転だけを完全に拘束し、その他の動きを許容して車輪の姿勢角を精度良く計測できるようにしたものである。
また、車両の車軸試験装置に使用される荷重付与組立体としては、下記特許文献5に示されているようなものがある。特許文献5に示されている発明は、6分力計を車輪アダプタハウジングおよび車輪に取り付けることができるようにしたものである。6分力計はサスペンションの各軸線に対する加重を測定することができる。
そして、車両スピンドルの変位を計測するためのトランスジューサーとしては、下記特許文献6に示されているようなものがある。特許文献6に示されている発明は、複数の加速度計で計測された加速度を特定の座標系での変位を示す変位信号に変換するものである。
特許第3365034号明細書 特許第3426569号明細書 特開平7−286919号公報 特開平5−126558号公報 特表2002−543417号公報 特表2004−523750号公報
6分力計を用いてホイールに作用する力を正確に検出するためには、6分力計の3軸方向の傾きおよびその3軸を中心とした回転方向のモーメントを高精度で検出する必要がある。
しかしながら、上述した従来の技術では、引用文献2に示したように、非回転部はブレーキブラケットまたはアクスルで支持させている。このため、非回転部の位置は、サスペンションのストロークの影響およびハンドルの転舵によるアクスルハウジングの傾きの影響により一定ではなくなる。したがって、6分力計の入力軸が変動し、ホイールに作用する力を正確に検出することができなくなる。
また、上述した従来の技術では、引用文献3に示されているように、初期の水平設定は容易に行なうことができる。しかし、複雑な構造の治具が必要になり取り付け工数が増大する。アクスルハウジングにスリップリング支持具を取り付けた場合、アクスルハウジングの傾きがサスペンションのストロークによって変化する。また、治具を取り付けることでばね下重量が増加する。このため、6分力計の入力軸が変動し、また、ばね下重量が増加することから、ホイールに作用する力を正確に検出することができなくなる。
さらに、上述した従来の技術では、引用文献4に示されているように、複雑な構造の治具が必要になることから支持部材の取り付けに工数が増大する。また、計測できる車輪の姿勢角は車体に対しての座標系に基づくものになるため、車体がピッチングなどの動きをすると、その車体の動きに合わせて計測の座標が動いてしまう。したがって、その座標の動きが計測誤差となってしまう。
また、上述した従来の技術では、引用文献5に示されているように、6分力計はサスペンションの各軸線に対する加重を測定することができる。しかし、制動時や駆動時の入力、その他走行時の入力が、6分力計の入力軸の傾きが発生するような状態で正確に測定できない。
そして、上述した従来の技術では、引用文献6に示されているように、車両スピンドルの変位を特定の座標系における変位信号に変換することができる。しかし、制動時や駆動時の入力、その他走行時の入力が、6分力計の入力軸の傾きが発生するような状態で正確に測定できない。
本発明は、このような従来の技術の問題点を解消するためになされたものであり、6分力計を用いてホイールに作用する力を正確に検出することができる車輪入力測定装置および車輪入力測定方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る車輪入力測定装置は、車輪に入力される直交座標系の3軸(X、Y、Z)方向と当該3軸を中心とする回転方向のモーメント(Mx、My、Mz)との6分力(Fx、Fy、Fz、Mx、My、Mz)を測定する6分力計を有している。前記6分力計には、6分力計の対地座標系に対する傾斜角を検出する傾斜角センサと、前記6分力計の対地座標系に対する角速度を検出するジャイロセンサとが取り付けられる。補正手段は、前記傾斜角センサによって検出された前記6分力計の対地座標系に対する傾斜角と前記ジャイロセンサによって検出された前記6分力計の対地座標系に対する角速度とに基づいて、前記6分力計によって検出された前記車輪に入力された前記直交座標系の6分力を対地座標系に対する6分力に補正する。
上記目的を達成するための本発明に係る車輪入力測定方法では、まず、車輪に入力される直交座標系の3軸(X、Y、Z)方向と当該3軸を中心とする回転方向のモーメント(Mx、My、Mz)との6分力(Fx、Fy、Fz、Mx、My、Mz)を測定する6分力計を用意する。次に、前記6分力計の対地座標系に対する傾斜角を検出する傾斜角センサと前記6分力計の対地座標系に対する角速度を検出するジャイロセンサとを前記6分力計のスリップリングに取り付けられる支持部材に固定する。そして、前記傾斜角センサによって検出された前記6分力計の対地座標系に対する傾斜角と前記ジャイロセンサによって検出された前記6分力計の対地座標系に対する角速度とに基づいて、前記6分力計によって検出された前記車輪に入力された前記直交座標系の6分力を対地座標系に対する6分力に補正する。
本発明の車輪入力測定装置および車輪入力測定方法によれば、傾斜角センサとジャイロセンサで6分力計によって検出された直交座標系の6分力を対地座標系の6分力に補正することができる。このため、サスペンションのストロークの影響やハンドルの転舵によるアクスルハウジングの傾きの影響を受けることなく、車輪に入力される6分力を正確に測定することができる。
以下に、本発明に係る車輪入力測定装置および車輪入力測定方法を実施形態1と実施形態2に分けて詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は車輪入力測定装置の概略構成図、図2はジャイロセンサの支持構造を示す図、図3は6分力計の取り付け構造を示す図、図4は6分力計の取り付け構造の分解斜視図である。
図1に示すように、6分力計は、車輪に固定される本体10と、本体10の中心に同心状にかつ回転自在に支持されるスリップリング20とを有している。6分力計は、車輪に入力される直交座標系の3軸(X、Y、Z)方向と当該3軸を中心とする回転方向のモーメント(Mx、My、Mz)との6分力(Fx、Fy、Fz、Mx、My、Mz)を測定できるものである。6分力計は現在では一般的に用いられているものであり、その構成や作用は公知であるので、6分力計のここでの説明は省略する。
6分力計のスリップリング20には6分力計アンプ30が接続されている。6分力計アンプ30は、6分力計の本体10から出力される信号に基づいて車輪に入力される6分力を計測するものである。
6分力計のスリップリング20の支持部材25には傾斜角センサ40とジャイロセンサ50とが取り付けられる。傾斜角センサ40は、6分力計の対地座標系に対する初めの傾斜角を検出する。つまり、6分力計の座標系が地面に対する座標系に対して初めにどの方向にどの程度傾いているのかをスリップリング20、支持部材25を介して検出する。また、ジャイロセンサ50は、6分力計の対地座標系に対する初めからの角速度を検出する。つまり、6分力計の座標系が地面に対する座標系に対して初めの位置からどの方向にどの程度の角度を移動したのかをスリップリング20、支持部材25を介して検出する。
傾斜角センサ40は、サーボ傾斜角センサ、静電容量傾斜角センサなど、支持部材25に取り付けることができる程度の大きさの傾斜角センサであれば、どのようなタイプのものであっても使用可能である。また、ジャイロセンサ50は、ガス型ジャイロセンサ、光学式ジャイロセンサなど、傾斜角センサ40と同様に、支持部材25に取り付けることができる程度の大きさのジャイロセンサであれば、どのようなタイプのものであっても使用可能である。
傾斜角センサ40およびジャイロセンサ50は、6分力計アンプ30に接続されている。6分力計アンプ30は、傾斜角センサ40によって検出された6分力計の対地座標系に対する傾斜角とジャイロセンサ50によって検出された6分力計の対地座標系に対する角速度とに基づいて、6分力計によって検出された本体10に入力された直交座標系(6分力計の座標系)の6分力を対地座標系に対する6分力に補正する補正手段として機能する。つまり、補正手段は、6分力計から入力された6分力(Fx、Fy、Fz、Mx、My、Mz)を、傾斜角センサ40とジャイロセンサ50とから入力した現時点の6分力計の傾き具合で補正する。
このように、傾斜角センサ40とジャイロセンサ50で6分力計によって検出された直交座標系の6分力を対地座標系の6分力に補正するので、サスペンションのストロークやハンドルの転舵によるアクスルハウジングの傾きなどのバネ下の影響を受けることなく、車体の動きとは無関係に、車輪に入力される6分力を正確に測定することができる。また、スリップリングをアクスル軸に固定するなど物理的固定点を持たないため、スリップリング支持構造が極めて単純であり、さらに、
また、傾斜角センサ40とジャイロセンサ50とを6分力計のスリップリング20に取り付けられる支持部材25に固定することによって、ばね下の重量を増加させることなくセンサの装着が可能となり、車輪に入力される6分力を正確に測定することができると共に、センサの取り付けのための工数を低減することができる。
図2はジャイロセンサ50の支持構造を示す図である。ジャイロセンサ50は支持部材25に取り付けられ、計測が行なわれている期間中は常に振動にさらされることから、図2に示すような支持構造によって取り付けられる。すなわち、センサ取り付け治具52上に、緩衝材54、56でサンドイッチ状に挟みん込んだジャイロセンサ50を押さえ板58を介して取り付ける。取り付けは、緩衝材54、56、押さえ板58を貫通してセンサ取り付け治具52に螺合するビス60A、60Bを介して行なわれる。
緩衝材54、56を介してジャイロセンサ50を支持部材25に固定することによって、ジャイロセンサ50の測定誤差要因となる振動を低減することができる。また、悪路の耐久試験など高衝撃環境下でも6分力の計測を行なうことができる。さらに、耐衝撃性の低い低コストのジャイロセンサ50でも使用することができるようになる。
図3は6分力計の取り付け構造を示す図である。
6分力計の本体10にはリムアダプター70を介してタイヤ80が取り付けられる。本体10には支持部材25を介してスリップリング20が取り付けられる。支持部材25上には傾斜角センサ40とジャイロセンサ50が取り付けられる。傾斜角センサ40とジャイロセンサ50は図示されるようにセンサ取り付け52に取り付けられる。センサ取り付け治具52に取り付けられた傾斜角センサ40とジャイロセンサ50を、これらを覆うアダプターに内蔵させるようにしても良い。アダプターに内蔵すると耐環境性を高めることができる。
支持部材25は重力方向に対して伸縮自在な弾性体であるバネ100A、100Bを介して車体に取り付けられる。バネ100A、100Bは一方が支持部材25に取り付けられるスプリング支持板110に、他方が吸盤120A、120Bに支持されるスプリング支持板130にそれぞれ取り付けられる。
支持部材25が重力方向に対して伸縮自在なバネ100A、100Bを介して車体に取り付けられるようにすると、支持部材25の取り付けを容易に行なうことができるようになる。また、支持部材25が常に反重力方向に引き上げられているので、ジャイロセンサ50の検出レンジを低減することができるようになる。
図4は6分力計の取り付け構造の分解斜視図である。6分力計の本体10は、タイヤ80が取り付けられたリムアダプター70の中空部分にはめ込まれる。本体10にはスリップリング20を支持する支持部材25が取り付けられる。本体10と支持部材25の取り付けは図示しないビスによって行なわれる。傾斜角センサ40とジャイロセンサ50はセンサ取り付け治具52に取り付けられる。センサ取り付け治具52は支持部材25上に取り付けられる。スリップリング支持板110の両端部にはバネ100A、100Bが取り付けられる。また、スプリング支持板130の両端には吸盤120Aおよび120Bが取り付けられる。バネ100A、100Bはスプリング支持板130に引っ掛けられ、バネ100A、100Bが支持部材25を反重力方向に引き上げるように作用する。吸盤120Aおよび120Bは車体に取り付けられる。
このように、支持部材25をバネ100A、100Bによって取り付けるようにし、また、バネ100A、100Bを吸盤によって車体のフェンダーに取り付けるようにすると、バネ100A、100Bで取り付けた支持部材25を、吸盤120A、120Bを介して車体のフェンダーに取り付けるだけで計測が可能となるので、取り付けの工数が低減される。したがって、従来のように、スリップリングを固定するためのリンクを用いた複雑な治具などは不要であり、実験準備工数の低減が図れる。さらに、6分力計の初期位置の測定用に、傾斜角センサ40を取り付けているので、計測開始時のスリップリング20の角度を測定することができ、初期水平設定を容易に行なうことができるようになる。そして、初期位置からのスリップリング20の角度の変化分をジャイロセンサ50によって検出することによって、車体、バネ下も動きから完全に独立してスリップリング20の動きを計測することができる。そして、ジャイロセンサ50からリアルタイムに計測を行なっているので、車輪の入力に対して6分力をリアルタイムに補正することができる。
本発明のような構成を採用することによって、サスペンションのストロークによってアクスルハウジングが傾いて、車輪の入力軸の角度が変化しても、実験値としては、車体入力測定精度が4〜7%向上する。もちろん、アクスルハウジングの傾きに対しても補正をすることができるようになる。したがって、車輪の対地入力軸が車体の動きに対してどのように変化したとしても、正確な車輪の6分力を測定することができるようになる。
[実施形態2]
図5は車輪入力測定装置の概略構成図である。本実施形態の車輪入力測定装置は、図1の支持部材25に代えてアダプター150と称されるリング状の部材を6分力計の本体10に取り付けたものである。アダプター150には傾斜角センサ40、ジャイロセンサ50が取り付けられる。その他の各部品の作用については、図1に説明したものと同一であるので、ここでの説明は省略する。
図6は第1実施形態および第2実施形態の変形例を示す図である。この実施形態ではエンコーダにスリップリング支持部材160を取り付ける。スリップリング支持部材160の一方にはスリップリング支持部材160を車体に取り付けるための吸盤120Cが取り付けられている。
スリップリング20にはエンコーダが内蔵されていて、このエンコーダによって6分力計の本体10の傾きを測定することができるようになっている。つまり、スリップリング20にエンコーダを取り付けてエンコーダの非回転部を車体にスリップリング支持部材160を介して固定することによって、車体に対する6分力計の本体10の傾きを測定することが可能となる。
図7は、本発明に係る車輪入力測定方法の手順を説明するためのフローチャートである。
本発明に係る車輪入力測定方法では、まず6分力計を用意する。6分力計は、車輪に入力される直交座標系の3軸(X、Y、Z)方向と当該3軸を中心とする回転方向のモーメント(Mx、My、Mz)との6分力(Fx、Fy、Fz、Mx、My、Mz)を測定するために用いられる(S1)。
次に、傾斜角センサとジャイロセンサとを支持部材に固定する。傾斜角センサは6分力計の対地座標系に対する傾斜角を検出する。ジャイロセンサは6分力計の対地座標系に対する角速度を検出する。傾斜角センサとジャイロセンサは6分力計のスリップリングに取り付けられる支持部材に固定される(S2)。
そして、検出された傾斜角と角速度に基づいて、検出された6分力の座標を補正する。具体的には、傾斜角センサによって検出された前記6分力計の対地座標系に対する傾斜角とジャイロセンサによって検出された6分力計の対地座標系に対する角速度とに基づいて、6分力計によって検出された車輪に入力された直交座標系の6分力を対地座標系に対する6分力に補正する(S3)。
このような手順で補正を行なうと、傾斜角センサとジャイロセンサで6分力計によって検出された直交座標系の6分力を対地座標系の6分力に補正することができる。このため、サスペンションのストロークの影響やハンドルの転舵によるアクスルハウジングの傾きの影響を受けることなく、車輪に入力される6分力を正確に測定することができる。車輪が地面から受ける衝撃を正確に測定することが可能になる。
本発明に係る車輪入力測定装置および車輪入力測定方法を利用して、本発明に係る補正を行なった場合と補正を行なわなかった場合とを比較してみると、補正をしたデータの方が、より正確な値が得られることがわかった。
本発明は、車輪に入力される力を検出する装置に適用することができる。
車輪入力測定装置の実施形態1に係る概略構成図である。 ジャイロセンサの支持構造を示す図である。 6分力計の取り付け構造を示す図である。 6分力計の取り付け構造の分解斜視図である。 車輪入力測定装置の実施形態2に係る概略構成図である。 第1実施形態および第2実施形態の変形例を示す図である。 車輪入力測定方法の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 6分力計の本体
20 スリップリング
25 支持部材
30 6分力計アンプ
40 傾斜角センサ
50 ジャイロセンサ
52 センサ取り付け治具
54 緩衝材
58 押さえ板
60A、60B ビス
70 リムアダプター
80 タイヤ
100A、100B バネ
110、130 スプリング支持板
120A、120B、120C 吸盤
130 スプリング支持板
150 アダプター
160 スリップリング支持部材

Claims (6)

  1. 車輪に入力される直交座標系の3軸(X、Y、Z)方向と当該3軸を中心とする回転方向のモーメント(Mx、My、Mz)との6分力(Fx、Fy、Fz、Mx、My、Mz)を測定する6分力計と、
    前記6分力計の対地座標系に対する傾斜角を検出する傾斜角センサと、
    前記6分力計の対地座標系に対する角速度を検出するジャイロセンサと、
    前記傾斜角センサによって検出された前記6分力計の対地座標系に対する傾斜角と前記ジャイロセンサによって検出された前記6分力計の対地座標系に対する角速度とに基づいて、前記6分力計によって検出された前記車輪に入力された前記直交座標系の6分力を対地座標系に対する6分力に補正する補正手段と、
    を有することを特徴とする車輪入力測定装置。
  2. 前記傾斜角センサと前記ジャイロセンサとは前記6分力計のスリップリングに取り付けられる支持部材に固定することを特徴とする請求項1に記載の車輪入力測定装置。
  3. 前記ジャイロセンサは、前記支持部材からの振動を低減する緩衝材を介して前記支持部材に固定することを特徴とする請求項2に記載の車輪入力測定装置。
  4. 前記傾斜角センサおよび前記ジャイロセンサは、タイヤが取り付けられたリムアダプターまたは前記6分力計の本体に取り付けたリング状の部材に内蔵することを特徴とする請求項2に記載の車輪入力測定装置。
  5. 前記支持部材は、重力方向に対して伸縮自在な弾性体を介して車体に取り付けられることを特徴とする請求項2または3に記載の車輪入力測定装置。
  6. 車輪に入力される直交座標系の3軸(X、Y、Z)方向と当該3軸を中心とする回転方向のモーメント(Mx、My、Mz)との6分力(Fx、Fy、Fz、Mx、My、Mz)を測定する6分力計を用意する段階と、
    前記6分力計の対地座標系に対する傾斜角を検出する傾斜角センサと前記6分力計の対地座標系に対する角速度を検出するジャイロセンサとを前記6分力計のスリップリングに取り付けられる支持部材に固定する段階と、
    前記傾斜角センサによって検出された前記6分力計の対地座標系に対する傾斜角と前記ジャイロセンサによって検出された前記6分力計の対地座標系に対する角速度とに基づいて、前記6分力計によって検出された前記車輪に入力された前記直交座標系の6分力を対地座標系に対する6分力に補正する段階と、
    を含むことを特徴とする車輪入力測定方法。
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