JP2016057266A - 荷重検出装置 - Google Patents

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JP2016057266A JP2014186384A JP2014186384A JP2016057266A JP 2016057266 A JP2016057266 A JP 2016057266A JP 2014186384 A JP2014186384 A JP 2014186384A JP 2014186384 A JP2014186384 A JP 2014186384A JP 2016057266 A JP2016057266 A JP 2016057266A
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浩 下山
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Abstract

【課題】製造が容易でありかつ測定精度を向上した荷重検出装置を提供する。【解決手段】第1の端部112と第2の端部113との中間に筒状に形成された筒体部111が形成された感受体110と、筒体部の中心軸方向における中央部の周壁に中心軸対象に取り付けられた第1のせん断ひずみゲージ221及び第2のせん断ひずみゲージ222とを有する荷重検出装置100を、第1のせん断ひずみゲージ及び第2のせん断ひずみゲージは、交差する2軸方向のひずみを検出可能な2軸ゲージであって、各軸の検出方向を中心軸方向に対してそれぞれ傾斜させた状態で筒体部に取り付けられ、第1のせん断ひずみゲージの各軸の検出部及び第2のせん断ひずみゲージの各軸の検出部を含むブリッジ回路の出力に基づいて、第1の端部に筒体部の径方向に作用する荷重を演算する荷重演算手段を有する構成とする。【選択図】図5

Description

本発明は、筒状の感受体の一方の端部に作用する径方向荷重(径方向力)を検出可能な荷重検出装置に関し、特に製造が容易でありかつ測定精度を向上したものに関する。
例えば自動車のタイヤに作用する力の測定や車両制御、さらにロボット制御等を目的として、感受体に作用するそれぞれ3軸方向の力及びモーメントの測定が可能な6分力検出装置等の荷重検出装置が用いられている。
従来、このような荷重検出装置として、十字型に形成されたビームの表面にひずみゲージを取り付けた構造の6分力検出装置が用いられている。
また、例えば特許文献1には、肉薄中空円筒体の周面における周方向に互いに独立な位置に、6つのひずみゲージを具備し、これらの各ひずみゲージで検出されるひずみ量から円筒体の両端間に加えられた力による各軸方向荷重と各軸曲げモーメントを演算して求める6分力検出装置が記載されている。
また、特許文献2には、円筒状の感受体に各径方向力あたり4つのひずみゲージを取付けてブリッジ回路を構成し、円筒部における応力班の対称性を利用して信号処理演算を不要とした6分力検出装置が記載されている。
特開昭61− 79129号公報 特開2013−200168号公報
特許文献2に記載された荷重検出装置においては、径方向力の測定を、円筒状の感受体の両端部近傍にそれぞれ軸対称に配置された一分力あたり4個のひずみゲージを用いて行っている。
しかし、このように一分力あたり4個のひずみゲージを感受体に取り付ける場合、位置決め、取付、配線などの工数が多く必要となり、製造工程が煩雑となる。
また、設置スペース等の関係で感受体の軸方向長さを十分に確保できない場合には、ひずみゲージの間隔を十分に確保することが難しく、測定精度の確保が困難であった。
本発明の課題は、製造が容易でありかつ測定精度を向上した荷重検出装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1に係る発明は、第1の端部と第2の端部との中間に筒状に形成された筒体部が形成された感受体と、前記筒体部の中心軸方向における中央部の周壁に中心軸対象に取り付けられた第1のせん断ひずみゲージ及び第2のせん断ひずみゲージとを有する荷重検出装置であって、前記第1のせん断ひずみゲージ及び前記第2のせん断ひずみゲージは、交差する2軸方向のひずみを検出可能な2軸ゲージであって、各軸の検出方向を前記中心軸方向に対してそれぞれ傾斜させた状態で前記筒体部に取り付けられ、前記第1のせん断ひずみゲージの各軸の検出部及び前記第2のせん断ひずみゲージの各軸の検出部を含むブリッジ回路を有し、前記筒体部の一方の端部に負荷される径方向荷重を検出する荷重検出手段を有することを特徴とする荷重検出装置である。
これによれば、一方向の径方向荷重を検出するために一対の2軸せん断ひずみゲージを取付ければよいため、例えば4か所の単軸ひずみゲージを用いる従来技術に対して、ゲージの取付工程を簡素化することができる。
また、感受体の軸方向長さを十分に確保できない場合であっても、径方向荷重を精度よく検出することができる。
請求項2に係る発明は、前記第1のせん断ひずみゲージ及び前記第2のせん断ひずみゲージを、前記筒体部の周壁における前記中心軸回りにおける角度をそれぞれ実質的に90°ずらして2組設けたことを特徴とする請求項1に記載の荷重検出装置である。
これによれば、製造工程を簡素化しつつ直交する2軸方向の荷重を精度よく検出することができる。
請求項3に係る発明は、前記筒体部の周壁における前記第1のせん断ひずみゲージ及び前記第2のせん断ひずみゲージに対して周方向に離間した箇所に、前記中心軸方向に作用する分力を検出する軸方向分力検出ひずみゲージと、前記中心軸回りに作用するモーメントを検出する軸方向モーメント検出ひずみゲージとの少なくとも一方を取付けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の荷重検出装置である。
請求項4に係る発明は、前記筒体部の前記第1の端部近傍及び前記第2の端部近傍における周壁に、前記筒体部の少なくとも一方向の径方向回りに作用するモーメントを検出する径方向モーメント検出ひずみゲージを取付けたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の荷重検出装置である。
これらの各発明によれば、筒体部の中心軸方向の分力、中心軸回りのモーメント、中心軸と直交する径方向の任意の軸回りのモーメント等をそれぞれ検出するゲージを、共通の筒体部に取り付けることによって、コンパクトな構成で複数の分力、モーメントを検出することができる。
以上説明したように、本発明によれば、製造が容易でありかつ測定精度を向上した荷重検出装置を提供することができる。
本発明の参考例の荷重検出装置である6分力検出装置の感受体を中心軸を含む平面で切って見た断面図である。 参考例の6分力検出装置におけるひずみゲージの配置を示す模式的斜視図である。 参考例の6分力検出装置における力検出系のブリッジ回路の構成を示す図である。 実施例の6分力検出装置におけるモーメント検出系のブリッジ回路の構成を示す図である。 本発明を適用した荷重検出装置の実施例である6分力検出装置におけるひずみゲージの配置を示す模式的斜視図である。 実施例の6分力検出装置における2軸せん断ひずみゲージのゲージパターンを模式的に示す図である。
本発明は、製造が容易でありかつ測定精度を向上した荷重検出装置を提供する課題を、筒状の感受体における軸方向中央部の周壁に一対の2軸せん断ひずみゲージを、各軸の検出方向が感受体の中心軸に対してそれぞれ45度傾斜するように取付け、各検出部を含むブリッジ回路を用いて感受体の一方の端部に負荷される径方向力を検出することによって解決した。
以下、本発明を適用した荷重検出装置の実施例である6分力検出装置について説明する。
実施例及び参考例の6分力検出装置は、例えば、自動車の車輪6分力の検出や、ロボット制御など、各種測定、解析等に利用することが可能であり、用途は特に限定されない。
先ず、実施例の説明に先立ち、従来技術に係る本発明の参考例の6分力検出装置について説明する。
6分力検出装置100は、実質的に円筒状に形成された感受体110及びこの感受体110に設けられた複数のひずみゲージ及びこのひずみゲージを含むブリッジ回路を有して構成されている。
図1は、実施例の6分力検出装置100における感受体110を中心軸を含む平面で切って見た断面図である。
図1に示すように、感受体110は、円筒部111、第1フランジ112、第2フランジ113等を有して形成されている。
円筒部111は、所定の軸方向長さにわたって内径及び外径が実質的に一定である円筒状に形成された部分であって、後述する複数のひずみゲージが貼付(接着)される部分である。
第1フランジ112は、円筒部111の一方の端部に設けられ、円筒部111に対して外径側及び内径側にそれぞれ張り出して形成された平板状の部分である。
第1フランジ112は、6分力検出装置100の支持部、入力部の一方を固定するものであって、図示しないボルトが締結されるネジ孔112aが形成されている。
また、円筒部111と第1フランジ112との間には、外径及び内径がこれらの中間となるように設定された中間部114が設けられている。中間部114の外周面は、円筒部111の外周面に対して段状に径を大きくして形成されている。また、中間部114の内周面は、円筒部111の内周面に対して段状に径を小さくして形成されている。
第1フランジ112の外径側における第2フランジ113側の端面と、中間部114の外周面との間には、R部(R1)が設けられている。
中間部114の外径側における第2フランジ113側の端面と、円筒部111の外周面との間には、R部(R2)が設けられている。
第1フランジ112の内径側における第2フランジ113側の端面と、中間部114の内周面との間には、R部(R3)が設けられている。
中間部114の内径側における第2フランジ113側の端面と、円筒部111の内周面との間には、R部(R4)が設けられている。
上述した各R部(R1〜R4)のうち、R1とR3とは、感受体110の軸方向における位置がほぼ一致して配置されている。
また、R2とR4とは、感受体110の軸方向における位置が、R2のほうが第2フランジ113側となるようにオフセットして配置されている。
第2フランジ113は、円筒部111の第1フランジ112とは反対側の端部に設けられ、円筒部111に対して外径側及び内径側にそれぞれ張り出して形成された平板状の部分である。
第2フランジ113は、6分力検出装置100の支持部、入力部の他方を固定するものであって、図示しないボルトが締結されるネジ孔113aが形成されている。
円筒部111と第2フランジ113との間には、外径及び内径がこれらの中間となるように設定された中間部115が設けられている。中間部115の外周面は、円筒部111の外周面に対して段状に径を大きくして形成されている。また、中間部115の内周面は、円筒部111の内周面に対して段状に径を小さくして形成されている。
第2フランジ113の外径側における第1フランジ112側の端面と、中間部115の外周面との間には、R部(R5)が設けられている。
中間部115の外径側における第1フランジ112側の端面と、円筒部111の外周面との間には、R部(R6)が設けられている。
第2フランジ113の内径側における第1フランジ112側の端面と、中間部115の内周面との間には、R部(R7)が設けられている。
中間部115の内径側における第1フランジ112側の端面と、円筒部111の内周面との間には、R部(R8)が設けられている。
上述した各R部(R5〜R8)のうち、R5とR7とは、感受体110の軸方向における位置がほぼ一致して配置されている。
また、R6とR8とは、感受体110の軸方向における位置が、R6のほうが第1フランジ112側となるようにオフセットして配置されている。
なお、第1フランジ112の厚さt1及び第2フランジ113の厚さt2は、円筒部111の肉厚t0に対して十分大きくなるように設定される。
6分力検出装置100は、上述した感受体110の円筒部111に設けられるひずみゲージを含むブリッジ回路をそれぞれ有するFx検出系、Fy検出系、Fz検出系、Mx検出系、My検出系、Mz検出系をそれぞれ有する。
Fx検出系は、感受体110の円筒部111に作用する径方向(以下、x軸方向と称する)の力Fxを検出するものである。
Fy検出系は、感受体110の円筒部111に作用するx軸方向と直交する方向の径方向(以下、y軸方向と称する)の力Fyを検出するものである。
Fz検出系は、感受体110の円筒部111に作用する軸方向(以下、z軸方向と称する)の力Fzを検出するものである。
Mx検出系は、感受体110の円筒部111に作用するx軸回りのモーメントMxを検出するものである。
My検出系は、感受体110の円筒部111に作用するy軸回りのモーメントMyを検出するものである。
Mz検出系は、感受体110の円筒部111に作用するz軸回りのモーメントMzを検出するものである。
上述したFx検出系、Fy検出系、Fz検出系、Mx検出系、My検出系、Mz検出系は、それぞれ4つのひずみゲージを含むブリッジ回路を有して構成されている。
図2は、実施例の6分力検出装置におけるひずみゲージの配置を示す模式的斜視図である。
図3は、実施例の6分力検出装置における力検出系のひずみゲージの配置及びブリッジ回路の構成を示す図である。図3(a)、図3(b)、図3(c)は、それぞれFx検出系、Fy検出系、Fz検出系を示している。
図4は、実施例の6分力検出装置におけるモーメント検出系のブリッジ回路の構成を示す図である。図4(a)、図4(b)、図4(c)は、それぞれMx検出系、My検出系、Mz検出系を示している。
なお、図3、図4においては、中間部114、115等は図示を省略している。
図2及び図3に示すように、Fx検出系は、ひずみゲージ121〜124を有して構成されている。ひずみゲージ121〜124は、単軸のひずみゲージであって、その検出方向が円筒部111の中心軸方向と平行となるように、円筒部111の外周面に貼付されている。
ひずみゲージ121は、円筒部111の外周面における第1フランジ112側の領域(中間部114に近接した領域)に配置されている。
ひずみゲージ122は、ひずみゲージ121を通りかつ円筒部111の軸方向と平行な直線上に配置され、円筒部111の外周面における第2フランジ113側の領域(中間部115に近接した領域)に配置されている。
ひずみゲージ123は、ひずみゲージ122からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ122に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
ひずみゲージ124は、ひずみゲージ121からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ121に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
また、図3(a)に示すように、Fx検出系のブリッジ回路は、ひずみゲージ121〜124をループ状に順次接続し、ひずみゲージ122とひずみゲージ123との間、及び、ひずみゲージ121とひずみゲージ124との間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、ひずみゲージ121とひずみゲージ122との間、及び、ひずみゲージ123とひずみゲージ124との間の電位差を出力として抽出するものである。
Fy検出系は、ひずみゲージ131〜134を有して構成されている。ひずみゲージ131〜134は、単軸のひずみゲージであって、その検出方向が円筒部111の中心軸方向と平行となるように、円筒部111の外周面に貼付されている。
ひずみゲージ131は、Fx検出系のひずみゲージ121に対して、円筒部111の中心軸回りに90度ずらして配置されている。
ひずみゲージ132は、Fx検出系のひずみゲージ122に対して、円筒部111の中心軸回りに90度ずらして配置されている。
ひずみゲージ131とひずみゲージ132とは、円筒部111の軸方向と平行な同一直線上に配置されている。
ひずみゲージ133は、ひずみゲージ132からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ132に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
ひずみゲージ134は、ひずみゲージ131からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ131に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
また、図3(b)に示すように、Fy検出系のブリッジ回路は、ひずみゲージ131〜134をループ状に順次接続し、ひずみゲージ132とひずみゲージ133との間、及び、ひずみゲージ131とひずみゲージ134との間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、ひずみゲージ131とひずみゲージ132との間、及び、ひずみゲージ133とひずみゲージ134との間の電位差を出力として抽出するものである。
Fz検出系は、ひずみゲージ141〜144を有して構成されている。ひずみゲージ141〜144は、単軸のひずみゲージであって、その検出方向が円筒部111の中心軸方向と平行となるように、円筒部111の外周面に貼付されている。
ひずみゲージ141は、Fx検出系のひずみゲージ121、122の中間に配置されている。
ひずみゲージ142,143,144は、それぞれひずみゲージ141に対して、円筒部111の中心軸回りの位相が、90度、180度、270度ずれた位置に配置されている。
また、図3(c)に示すように、Fz検出系のブリッジ回路は、ひずみゲージ141,142,144,143をループ状に順次接続し、ひずみゲージ141とひずみゲージ143との間、及び、ひずみゲージ142とひずみゲージ144との間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、ひずみゲージ141とひずみゲージ142との間、及び、ひずみゲージ143とひずみゲージ144との間の電位差を出力として抽出するものである。
図2及び図4に示すように、Mx検出系は、ひずみゲージ151〜154を有して構成されている。ひずみゲージ151〜154は、単軸のひずみゲージであって、その検出方向が円筒部111の中心軸方向と平行となるように、円筒部111の外周面に貼付されている。
ひずみゲージ151は、Fy検出系のひずみゲージ131に対して、円筒部111の中心軸方向に隣接して配置されている。
ひずみゲージ152は、Fy検出系のひずみゲージ132に対して、円筒部111の中心軸方向に隣接して配置されている。
ひずみゲージ151とひずみゲージ152とは、円筒部111の軸方向と平行な同一直線上に配置されている。
ひずみゲージ153は、ひずみゲージ152からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ152に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
ひずみゲージ154は、ひずみゲージ151からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ151に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
また、図4(a)に示すように、Mx検出系のブリッジ回路は、ひずみゲージ151,153,152,154をループ状に順次接続し、ひずみゲージ151とひずみゲージ153との間、及び、ひずみゲージ152とひずみゲージ154との間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、ひずみゲージ151とひずみゲージ154との間、及び、ひずみゲージ153とひずみゲージ152との間の電位差を出力として抽出するものである。
My検出系は、ひずみゲージ161〜164を有して構成されている。ひずみゲージ161〜164は、単軸のひずみゲージであって、その検出方向が円筒部111の中心軸方向と平行となるように、円筒部111の外周面に貼付されている。
ひずみゲージ161は、Fx検出系のひずみゲージ121に対して、円筒部111の中心軸方向に隣接して配置されている。
ひずみゲージ162は、Fx検出系のひずみゲージ122に対して、円筒部111の中心軸方向に隣接して配置されている。
ひずみゲージ161とひずみゲージ162とは、円筒部111の軸方向と平行な同一直線上に配置されている。
ひずみゲージ163は、ひずみゲージ162からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ162に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
ひずみゲージ164は、ひずみゲージ161からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ161に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
また、図4(b)に示すように、My検出系のブリッジ回路は、ひずみゲージ161,163,162,164をループ状に順次接続し、ひずみゲージ161とひずみゲージ163との間、及び、ひずみゲージ162とひずみゲージ164との間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、ひずみゲージ161とひずみゲージ164との間、及び、ひずみゲージ163とひずみゲージ162との間の電位差を出力として抽出するものである。
Mz検出系は、ひずみゲージ171〜174を有して構成されている。ひずみゲージ171〜174は、せん断形のひずみゲージであって、その検出方向が円筒部111の周方向となるように、円筒部111の外周面に貼付されている。
ひずみゲージ171は、Fz検出系のひずみゲージ141、142の中間に配置されている。
ひずみゲージ172は、Fz検出系のひずみゲージ142,144の中間に配置されている。
ひずみゲージ173,174は、それぞれひずみゲージ172,171に対して、円筒部111の中心軸対称となる位置に配置されている。
また、図4(c)に示すように、Mz検出系のブリッジ回路は、ひずみゲージ171,173,174,172をループ状に順次接続し、ひずみゲージ171とひずみゲージ173との間、及び、ひずみゲージ172とひずみゲージ174との間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、ひずみゲージ171とひずみゲージ172との間、及び、ひずみゲージ173とひずみゲージ174との間の電位差を出力として抽出するものである。
以上説明した参考例においては、Fx検出系、Fy検出系としてそれぞれ4か所にひずみゲージ121〜124、131〜134を取付ける必要があり、6分力検出装置100の製造工程が煩雑となる。
また、設置スペースの関係で円筒部111の長さが十分に確保できず、中心軸方向に離間して配置されるセンサの間隔が狭い場合には、測定精度が低下するという問題があった。
次に、実施例の6分力検出装置について説明する。
上述した参考例と実質的に共通する箇所については同一の符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図5は、実施例の6分力検出装置におけるひずみゲージの配置を示す模式的斜視図である。
実施例の6分力検出装置は、参考例におけるFx検出系のひずみゲージ121〜124、Fy検出系のひずみゲージ131〜134に代えて、以下説明するFx検出系のせん断ひずみゲージ221,222、Fy検出系のせん断ひずみゲージ231,232を設けたものである。
図6は、実施例の6分力検出装置における2軸せん断ひずみゲージのゲージパターンを模式的に示す図である。
図6においては、一例としてせん断ひずみゲージ221を示すが、せん断ひずみゲージ222,231,232も実質的に同様のゲージパターンを有する。
せん断ひずみゲージ221は、いわゆる矢型2軸(2極)のものである。
せん断ひずみゲージ221は、金属箔からなる第1検出部221a、第2検出部221bを、絶縁体の薄膜である共通の基材221c状に形成したものである。
第1検出部221a、第2検出部221bは、それぞれ検出方向に沿って平行に配置された複数の直線部を順次直列に接続して構成されている。
第1検出部221a、第2検出部221bは、直線部が伸縮する方向(検出方向)のひずみに応じて電気抵抗が変化しやすいように設定されている。
第1検出部221a、第2検出部221bの検出方向は、実質的に直交するように配置されている。
せん断ひずみゲージ221は、第1検出部221a、第2検出部221bの検出方向が、円筒部111の中心軸方向に対してそれぞれ45°反対方向に傾斜するように円筒部111の外周面に取り付けられる。(せん断ひずみゲージ222,231,232も同様)
図5に示すように、せん断ひずみゲージ221,222,231,232は、円筒部111の中心軸方向における中央部の外周面に貼付されている。
Fx検出系のせん断ひずみゲージ221は、Mx検出系のひずみゲージ151,152の中間に配置されている。
Fx検出系のせん断ひずみゲージ222は、Mx検出系のひずみゲージ153,154の中間(せん断ひずみゲージ221と中心軸対象となる位置)に配置されている。
Fy検出系のせん断ひずみゲージ231は、My検出系のひずみゲージ161,162の中間に配置されている。
Fy検出系のせん断ひずみゲージ232は、My検出系のひずみゲージ163,164の中間(せん断ひずみゲージ231と中心軸対象となる位置)に配置されている。
また、実施例においては、Fz検出系のひずみゲージ141〜144、Mz検出系のひずみゲージ171〜174は、Fx検出系、Fy検出系のひずみゲージ221,222,231,232との干渉を避けるため、中心軸回りにおける位置をずらして配置されている。
例えば、図5に示すように、せん断ひずみゲージ221、ひずみゲージ142、ひずみゲージ172、せん断ひずみゲージ232、ひずみゲージ144、ひずみゲージ174、せん断ひずみゲージ222、ひずみゲージ143、ひずみゲージ173、せん断ひずみゲージ231、ひずみゲージ141、ひずみゲージ171を、円筒部111の周方向に沿って、中心軸回りの角度を30°間隔でずらした位置に順次配置する構成とすることができる。
実施例において、Fx検出系のせん断ひずみゲージ221,222がそれぞれ有する第1検出部、第2検出部は、図3(a)に示すものと同様のブリッジ回路を構成する。
このブリッジ回路は、感受体110へ入力されるFx方向分力に応じた出力を発生する。
同様に、Fy検出系のせん断ひずみゲージ231,232がそれぞれ有する第1検出部、第2検出部は、図3(b)に示すものと同様のブリッジ回路を構成する。
このブリッジ回路は、感受体110へ入力されるFy方向分力に応じた出力を発生する。
以上説明したように、本実施例によれば、参考例に対してFx、Fy検出系のゲージの取付箇所を低減して製造工程を簡素化することができる。
また、感受体110の軸方向長さを十分に確保できない場合であっても、Fx及びFyを精度よく検出することができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)各ひずみゲージは、単一のひずみゲージからなる構成に限らず、複数のひずみゲージを接続して一つのひずみゲージとして用いるようにしてもよい。このような構成とすることによって、感度の向上等を図ることができる。
(2)円筒部の両端に設けられる段部の有無、寸法、形状や、境界部におけるRの設定などは、上述した実施例の構成に限らず、適宜変更することが可能である。
(3)実施例では各ひずみゲージは円筒部の外周面に貼付されているが、内周面に貼付する構成としてもよい。
(4)実施例では感受体は例えば円筒部を有する構成としているが、これに限らず、例えば多角形など円筒以外の断面形状を有する筒状体を用いてもよい。
100 6分力検出装置 110 感受体
111 円筒部 112 第1フランジ
112a ネジ孔 113 第2フランジ
113a ネジ孔 114 中間部
115 中間部 R1〜R8 R部
121〜124 Fx検出系の単軸ひずみゲージ(参考例)
131〜134 Fy検出系の単軸ひずみゲージ(参考例)
141〜144 Fz検出系の単軸ひずみゲージ
151〜154 Mx検出系の単軸ひずみゲージ
161〜164 My検出系の単軸ひずみゲージ
171〜174 Mz検出系のせん断形ひずみゲージ
221,222 Fx検出系のせん断ひずみゲージ(実施例)
231,232 Fy検出系のせん断ひずみゲージ(実施例)
221a 第1検出部 221b 第2検出部
221c 基材

Claims (4)

  1. 第1の端部と第2の端部との中間に筒状に形成された筒体部が形成された感受体と、
    前記筒体部の中心軸方向における中央部の周壁に中心軸対象に取り付けられた第1のせん断ひずみゲージ及び第2のせん断ひずみゲージと
    を有する荷重検出装置であって、
    前記第1のせん断ひずみゲージ及び前記第2のせん断ひずみゲージは、交差する2軸方向のひずみを検出可能な2軸ゲージであって、各軸の検出方向を前記中心軸方向に対してそれぞれ傾斜させた状態で前記筒体部に取り付けられ、
    前記第1のせん断ひずみゲージの各軸の検出部及び前記第2のせん断ひずみゲージの各軸の検出部を含むブリッジ回路を有し、前記筒体部の一方の端部に負荷される径方向荷重を検出する荷重検出手段を有すること
    を特徴とする荷重検出装置。
  2. 前記第1のせん断ひずみゲージ及び前記第2のせん断ひずみゲージを、前記筒体部の周壁における前記中心軸回りにおける角度をそれぞれ実質的に90°ずらして2組設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の荷重検出装置。
  3. 前記筒体部の周壁における前記第1のせん断ひずみゲージ及び前記第2のせん断ひずみゲージに対して周方向に離間した箇所に、前記中心軸方向に作用する分力を検出する軸方向分力検出ひずみゲージと、前記中心軸回りに作用するモーメントを検出する軸方向モーメント検出ひずみゲージとの少なくとも一方を取付けたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の荷重検出装置。
  4. 前記筒体部の前記第1の端部近傍及び前記第2の端部近傍における周壁に、前記筒体部の少なくとも一方向の径方向回りに作用するモーメントを検出する径方向モーメント検出ひずみゲージを取付けたこと
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の荷重検出装置。
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