JP5889071B2 - 6分力検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、それぞれ3軸方向に作用する力及びモーメントの測定が可能な6分力検出装置に関し、特に構造が簡素で製造が容易でありかつ出力処理のため複雑な演算処理を行なう必要がないものに関する。
例えば自動車のタイヤに作用する力の測定や車両制御、さらにロボット制御等を目的として、感受体に作用するそれぞれ3軸方向の力及びモーメントの測定が可能な6分力検出装置が用いられている。
従来、このような6分力検出装置として、十字型に形成されたビームの表面にひずみゲージを取り付けた構造のものが用いられている。
また、例えば特許文献1には、肉薄中空円筒体の周面における周方向に互いに独立な位置に、6つのひずみゲージを具備し、これらの各ひずみゲージで検出されるひずみ量から円筒体の両端間に加えられた力による各軸方向荷重と各軸曲げモーメントを演算して求める6分力検出装置が記載されている。
特開昭61− 79129号公報
しかし、十字型のビームを用いるタイプの6分力検出装置は、感受体の加工工数が多くかつひずみゲージの接着に技量を要するなど製造工程が煩雑であるために量産には不向きであり、コストが高価であった。
また、このような6分力検出装置でタイヤ作用力を測定する場合、タイヤを支持するハブユニットの内側に内装することは困難であり、タイヤ中心から離れた点での入力を計測することになるため、何らかの演算式とこれを実現するための信号処理装置が必要となり、装置全体の構成が複雑化し、コストもさらに高くなる。
一方、特許文献1に記載された6分力検出装置は、感受体の製作やひずみゲージの取付は容易となるが、6つのひずみセンサの出力から演算によって6分力を算出することから、やはり信号処理装置が必要となり、特にリアルタイムでの演算を行なうためには比較的高い演算負荷に対応したものが要求される。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、構造が簡素で製造が容易でありかつ出力処理のため複雑な演算処理を行なう必要がない6分力検出装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1に係る発明は、入力部及び支持部の一方、他方がそれぞれ固定される第1の端部と第2の端部との中間に実質的に円筒状に形成された円筒部が形成された感受体と、前記円筒部の径方向に作用する2分力をそれぞれ検出する第1の径方向分力検出手段及び第2の径方向分力検出手段と、前記円筒部の軸方向に作用する分力を検出する軸方向分力検出手段と、前記円筒部の径方向に沿った2軸回りに作用するモーメントをそれぞれ検出する第1の径方向モーメント検出手段及び第2の径方向モーメント検出手段と、前記円筒部の軸回りに作用するモーメントを検出する軸方向モーメント検出手段とを備える6分力検出装置であって、前記第1の径方向分力検出手段、前記第2の径方向分力検出手段、前記第1の径方向モーメント検出手段、前記第2の径方向モーメント検出手段は、それぞれ前記円筒部に設けられた第1乃至第4の単軸ひずみゲージを含むブリッジ回路を有し、第2の単軸ひずみゲージは、第1の単軸ひずみゲージに対して前記円筒部の中心軸方向に離間して配置され、第3の単軸ひずみゲージ及び第4の単軸ひずみゲージは、それぞれ第2の単軸ひずみゲージ及び第1の単軸ひずみゲージに対して前記円筒部の中心軸回りにほぼ180度ずらした位置に配置され、前記軸方向分力検出手段は、前記円筒部の周方向にほぼ等間隔に分散して設けられた第1乃至第4の単軸ひずみゲージを含むブリッジ回路を有し、前記軸方向モーメント検出手段は、前記円筒部の周方向にほぼ等間隔に分散して設けられた第1乃至第4のせん断形ひずみゲージを含むブリッジ回路を有し、前記第1の径方向分力検出手段、前記第2の径方向分力検出手段、前記軸方向分力検出手段がそれぞれ検出する分力の中心軸と、前記第1の径方向モーメント検出手段、前記第2の径方向モーメント検出手段、前記軸方向モーメント検出手段がそれぞれ検出するモーメントの中心軸とが1点に集中する単焦点型の構成であることを特徴とする6分力検出装置である。
これによれば、例えば十字状のビームを感受体とする既存の6分力検出装置に対して、感受体の製造及びひずみゲージの取付工程を簡素化することが可能となる。
また、円筒部における応力斑の対称性を利用して、各分力の相互干渉を抑えるとともに、ドリフトをバランスさせ、ブリッジ回路の出力に対する信号処理演算を不要とすることが可能となり、信号処理系の構造を大幅に簡素化することができる。
さらに、全ての分力、モーメントの中心軸が1点に集中するいわゆる単焦点型の構成とすることが容易であり、分力相互間の干渉が低減されて補償換算が不要となる。
請求項2に係る発明は、前記第1の端部と前記円筒部との間、及び、前記第2の端部と前記円筒部との間に、前記感受体の外径または内径が段階的に変化する段部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の6分力検出装置である。
これによれば、第1の端部、第2の端部に支持部または入力部を固定する際の締結トルク等の影響が円筒部に及ぶことを防止し、より高精度な6分力の検出を行なうことができる。
請求項3に係る発明は、外径が変化する第1の段部及び内径が変化する第2の段部を含み、前記第1の段部と前記第2の段部とを前記円筒部の中心軸方向にずらして配置したことを特徴とする請求項2に記載の6分力検出装置である。
これによれば、上述した効果をよりいっそう高めることができる。
以上説明したように、本発明によれば、構造が簡素で製造が容易でありかつ出力処理のため複雑な演算処理を行なう必要がない6分力検出装置を提供することができる。
本発明を適用した6分力検出装置の実施例における感受体を中心軸を含む平面で切って見た断面図である。 実施例の6分力検出装置におけるひずみゲージの配置を示す模式的斜視図である。 実施例の6分力検出装置における力検出系のブリッジ回路の構成を示す図である。 実施例の6分力検出装置におけるモーメント検出系のブリッジ回路の構成を示す図である。
本発明は、構造が簡素で製造が容易でありかつ出力処理のため複雑な演算処理を行なう必要がない6分力検出装置を提供する課題を、感受体の円筒部の外周面に貼付された4つの歪みゲージを含むブリッジ回路をそれぞれ有するFx検出系、Fy検出系、Fz検出系、Mx検出系、My検出系、Mz検出系を設けたことによって解決した。
以下、本発明を適用した6分力検出装置の実施例について説明する。
なお、実施例の6分力検出装置は、例えば、自動車の車輪6分力の検出や、ロボット制御など、各種測定、解析等に利用することが可能であり、用途は特に限定されない。
6分力検出装置100は、実質的に円筒状に形成された感受体110及びこの感受体110に設けられた複数のひずみゲージ及びこのひずみゲージを含むブリッジ回路を有して構成されている。
図1は、実施例の6分力検出装置100における感受体110を中心軸を含む平面で切って見た断面図である。
図1に示すように、感受体110は、円筒部111、第1フランジ112、第2フランジ113等を有して形成されている。
円筒部111は、所定の軸方向長さにわたって内径及び外径が実質的に一定である円筒状に形成された部分であって、後述する複数のひずみゲージが貼付(接着)される部分である。
第1フランジ112は、円筒部111の一方の端部に設けられ、円筒部111に対して外径側及び内径側にそれぞれ張り出して形成された平板状の部分である。
第1フランジ112は、6分力検出装置100の支持部、入力部の一方を固定するものであって、図示しないボルトが締結されるネジ孔112aが形成されている。
また、円筒部111と第1フランジ112との間には、外径及び内径がこれらの中間となるように設定された中間部114が設けられている。中間部114の外周面は、円筒部111の外周面に対して段状に径を大きくして形成されている。また、中間部114の内周面は、円筒部111の内周面に対して段状に径を小さくして形成されている。
第1フランジ112の外径側における第2フランジ113側の端面と、中間部114の外周面との間には、R部(R1)が設けられている。
中間部114の外径側における第2フランジ113側の端面と、円筒部111の外周面との間には、R部(R2)が設けられている。
第1フランジ112の内径側における第2フランジ113側の端面と、中間部114の内周面との間には、R部(R3)が設けられている。
中間部114の内径側における第2フランジ113側の端面と、円筒部111の内周面との間には、R部(R4)が設けられている。
上述した各R部(R1〜R4)のうち、R1とR3とは、感受体110の軸方向における位置がほぼ一致して配置されている。
また、R2とR4とは、感受体110の軸方向における位置が、R2のほうが第2フランジ113側となるようにオフセットして配置されている。
第2フランジ113は、円筒部111の第1フランジ112とは反対側の端部に設けられ、円筒部111に対して外径側及び内径側にそれぞれ張り出して形成された平板状の部分である。
第2フランジ113は、6分力検出装置100の支持部、入力部の他方を固定するものであって、図示しないボルトが締結されるネジ孔113aが形成されている。
円筒部111と第2フランジ113との間には、外径及び内径がこれらの中間となるように設定された中間部115が設けられている。中間部115の外周面は、円筒部111の外周面に対して段状に径を大きくして形成されている。また、中間部115の内周面は、円筒部111の内周面に対して段状に径を小さくして形成されている。
第2フランジ113の外径側における第1フランジ112側の端面と、中間部115の外周面との間には、R部(R5)が設けられている。
中間部115の外径側における第1フランジ112側の端面と、円筒部111の外周面との間には、R部(R6)が設けられている。
第2フランジ113の内径側における第1フランジ112側の端面と、中間部115の内周面との間には、R部(R7)が設けられている。
中間部115の内径側における第1フランジ112側の端面と、円筒部111の内周面との間には、R部(R8)が設けられている。
上述した各R部(R5〜R8)のうち、R5とR7とは、感受体110の軸方向における位置がほぼ一致して配置されている。
また、R6とR8とは、感受体110の軸方向における位置が、R6のほうが第1フランジ112側となるようにオフセットして配置されている。
なお、第1フランジ112の厚さt1及び第2フランジ113の厚さt2は、円筒部111の肉厚t0に対して十分大きくなるように設定される。
6分力検出装置100は、上述した感受体110の円筒部111に設けられるひずみゲージを含むブリッジ回路をそれぞれ有するFx検出系、Fy検出系、Fz検出系、Mx検出系、My検出系、Mz検出系をそれぞれ有する。
Fx検出系は、感受体110の円筒部111に作用する径方向(以下、x軸方向と称する)の力Fxを検出するものである。
Fy検出系は、感受体110の円筒部111に作用するx軸方向と直交する方向の径方向(以下、y軸方向と称する)の力Fyを検出するものである。
Fz検出系は、感受体110の円筒部111に作用する軸方向(以下、z軸方向と称する)の力Fzを検出するものである。
Mx検出系は、感受体110の円筒部111に作用するx軸回りのモーメントMxを検出するものである。
My検出系は、感受体110の円筒部111に作用するy軸回りのモーメントMyを検出するものである。
Mz検出系は、感受体110の円筒部111に作用するz軸回りのモーメントMzを検出するものである。
上述したFx検出系、Fy検出系、Fz検出系、Mx検出系、My検出系、Mz検出系は、それぞれ4つのひずみゲージを含むブリッジ回路を有して構成されている。
図2は、実施例の6分力検出装置におけるひずみゲージの配置を示す模式的斜視図である。
図3は、実施例の6分力検出装置における力検出系のひずみゲージの配置及びブリッジ回路の構成を示す図である。図3(a)、図3(b)、図3(c)は、それぞれFx検出系、Fy検出系、Fz検出系を示している。
図4は、実施例の6分力検出装置におけるモーメント検出系のブリッジ回路の構成を示す図である。図4(a)、図4(b)、図4(c)は、それぞれMx検出系、My検出系、Mz検出系を示している。
なお、図3、図4においては、中間部114、115等は図示を省略している。
図2及び図3に示すように、Fx検出系は、ひずみゲージ121〜124を有して構成されている。ひずみゲージ121〜124は、単軸のひずみゲージであって、その検出方向が円筒部111の中心軸方向と平行となるように、円筒部111の外周面に貼付されている。
ひずみゲージ121は、円筒部111の外周面における第1フランジ112側の領域(中間部114に近接した領域)に配置されている。
ひずみゲージ122は、ひずみゲージ121を通りかつ円筒部111の軸方向と平行な直線上に配置され、円筒部111の外周面における第2フランジ113側の領域(中間部115に近接した領域)に配置されている。
ひずみゲージ123は、ひずみゲージ122からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ122に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
ひずみゲージ124は、ひずみゲージ121からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ121に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
また、図3(a)に示すように、Fx検出系のブリッジ回路は、ひずみゲージ121〜124をループ状に順次接続し、ひずみゲージ122とひずみゲージ123との間、及び、ひずみゲージ121とひずみゲージ124との間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、ひずみゲージ121とひずみゲージ122との間、及び、ひずみゲージ123とひずみゲージ124との間の電位差を出力として抽出するものである。
Fy検出系は、ひずみゲージ131〜134を有して構成されている。ひずみゲージ131〜134は、単軸のひずみゲージであって、その検出方向が円筒部111の中心軸方向と平行となるように、円筒部111の外周面に貼付されている。
ひずみゲージ131は、Fx検出系のひずみゲージ121に対して、円筒部111の中心軸回りに90度ずらして配置されている。
ひずみゲージ132は、Fx検出系のひずみゲージ122に対して、円筒部111の中心軸回りに90度ずらして配置されている。
ひずみゲージ131とひずみゲージ132とは、円筒部111の軸方向と平行な同一直線上に配置されている。
ひずみゲージ133は、ひずみゲージ132からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ132に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
ひずみゲージ134は、ひずみゲージ131からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ131に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
また、図3(b)に示すように、Fy検出系のブリッジ回路は、ひずみゲージ131〜134をループ状に順次接続し、ひずみゲージ132とひずみゲージ133との間、及び、ひずみゲージ131とひずみゲージ134との間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、ひずみゲージ131とひずみゲージ132との間、及び、ひずみゲージ133とひずみゲージ134との間の電位差を出力として抽出するものである。
Fz検出系は、ひずみゲージ141〜144を有して構成されている。ひずみゲージ141〜144は、単軸のひずみゲージであって、その検出方向が円筒部111の中心軸方向と平行となるように、円筒部111の外周面に貼付されている。
ひずみゲージ141は、Fx検出系のひずみゲージ121、122の中間に配置されている。
ひずみゲージ142,143,144は、それぞれひずみゲージ141に対して、円筒部111の中心軸回りの位相が、90度、180度、270度ずれた位置に配置されている。
また、図3(c)に示すように、Fz検出系のブリッジ回路は、ひずみゲージ141,142,144,143をループ状に順次接続し、ひずみゲージ141とひずみゲージ143との間、及び、ひずみゲージ142とひずみゲージ144との間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、ひずみゲージ141とひずみゲージ142との間、及び、ひずみゲージ143とひずみゲージ144との間の電位差を出力として抽出するものである。
図2及び図4に示すように、Mx検出系は、ひずみゲージ151〜154を有して構成されている。ひずみゲージ151〜154は、単軸のひずみゲージであって、その検出方向が円筒部111の中心軸方向と平行となるように、円筒部111の外周面に貼付されている。
ひずみゲージ151は、Fy検出系のひずみゲージ131に対して、円筒部111の中心軸方向に隣接して配置されている。
ひずみゲージ152は、Fy検出系のひずみゲージ132に対して、円筒部111の中心軸方向に隣接して配置されている。
ひずみゲージ151とひずみゲージ152とは、円筒部111の軸方向と平行な同一直線上に配置されている。
ひずみゲージ153は、ひずみゲージ152からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ152に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
ひずみゲージ154は、ひずみゲージ151からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ151に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
また、図4(a)に示すように、Mx検出系のブリッジ回路は、ひずみゲージ151,153,152,154をループ状に順次接続し、ひずみゲージ151とひずみゲージ153との間、及び、ひずみゲージ152とひずみゲージ154との間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、ひずみゲージ151とひずみゲージ154との間、及び、ひずみゲージ153とひずみゲージ152との間の電位差を出力として抽出するものである。
My検出系は、ひずみゲージ161〜164を有して構成されている。ひずみゲージ161〜164は、単軸のひずみゲージであって、その検出方向が円筒部111の中心軸方向と平行となるように、円筒部111の外周面に貼付されている。
ひずみゲージ161は、Fx検出系のひずみゲージ121に対して、円筒部111の中心軸方向に隣接して配置されている。
ひずみゲージ162は、Fx検出系のひずみゲージ122に対して、円筒部111の中心軸方向に隣接して配置されている。
ひずみゲージ161とひずみゲージ162とは、円筒部111の軸方向と平行な同一直線上に配置されている。
ひずみゲージ163は、ひずみゲージ162からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ162に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
ひずみゲージ164は、ひずみゲージ161からみて円筒部111の中心軸回りに180度ずらした位置(ひずみゲージ161に対して円筒部111の中心軸対称な位置)に配置されている。
また、図4(b)に示すように、My検出系のブリッジ回路は、ひずみゲージ161,163,162,164をループ状に順次接続し、ひずみゲージ161とひずみゲージ163との間、及び、ひずみゲージ162とひずみゲージ164との間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、ひずみゲージ161とひずみゲージ164との間、及び、ひずみゲージ163とひずみゲージ162との間の電位差を出力として抽出するものである。
Mz検出系は、ひずみゲージ171〜174を有して構成されている。ひずみゲージ171〜174は、せん断形のひずみゲージであって、その検出方向が円筒部111の周方向となるように、円筒部111の外周面に貼付されている。
ひずみゲージ171は、Fz検出系のひずみゲージ141、142の中間に配置されている。
ひずみゲージ172は、Fz検出系のひずみゲージ142,144の中間に配置されている。
ひずみゲージ173,174は、それぞれひずみゲージ172,171に対して、円筒部111の中心軸対称となる位置に配置されている。
また、図4(c)に示すように、Mz検出系のブリッジ回路は、ひずみゲージ171,173,174,172をループ状に順次接続し、ひずみゲージ171とひずみゲージ173との間、及び、ひずみゲージ172とひずみゲージ174との間に電源の正極、負極をそれぞれ接続するとともに、ひずみゲージ171とひずみゲージ172との間、及び、ひずみゲージ173とひずみゲージ174との間の電位差を出力として抽出するものである。
以上説明したように、本実施例によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)感受体110は、例えば旋盤による機械加工等によって比較的容易に形成することが可能であり、ひずみゲージは円筒部111の表面側のみに実装されることから、例えば十字状のビームを感受体とする既存の6分力検出装置に対して、感受体110の製造及びひずみゲージの取付を簡素化することが可能となる。
さらに、回路もプリントにより一体に形成することが可能である。
(2)円筒部111における応力斑の対称性を利用して、各分力の相互干渉を抑えるとともに、ドリフトをバランスさせ、ブリッジ回路の出力に対する信号処理演算を不要とすることが可能となり、信号処理系の構造を大幅に簡素化することができる。
(3)全ての分力、モーメントの中心軸が1点に集中するいわゆる単焦点型の構成とすることが容易であり、分力相互間の干渉が低減されて補償換算が不要となる。
(4)円筒部111と中間部114との間のR部R2,R4をオフセットして配置するとともに、円筒部111と中間部115との間のR部R6、R8をオフセットして配置することによって、第1フランジ112、第2フランジ113に支持部または入力部を固定する際の締結トルク等の影響が円筒部111に及ぶことを防止し、より高精度な6分力の検出を行なうことができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)各ひずみゲージは、単一のひずみゲージからなる構成に限らず、複数のひずみゲージを接続して一つのひずみゲージとして用いるようにしてもよい。このような構成とすることによって、感度の向上等を図ることができる。
(2)円筒部の両端に設けられる段部の有無、寸法、形状や、境界部におけるRの設定などは、上述した実施例の構成に限らず、適宜変更することが可能である。
(3)実施例では各ひずみゲージは円筒部の外周面に貼付されているが、内周面に貼付する構成としてもよい。
100 6分力検出装置 110 感受体
111 円筒部 112 第1フランジ
112a ネジ孔 113 第2フランジ
113a ネジ孔 114 中間部
115 中間部 R1〜R8 R部
121〜124 Fx検出系の単軸ひずみゲージ
131〜134 Fy検出系の単軸ひずみゲージ
141〜144 Fz検出系の単軸ひずみゲージ
151〜154 Mx検出系の単軸ひずみゲージ
161〜164 My検出系の単軸ひずみゲージ
171〜174 Mz検出系のせん断形ひずみゲージ

Claims (3)

  1. 入力部及び支持部の一方、他方がそれぞれ固定される第1の端部と第2の端部との中間に実質的に円筒状に形成された円筒部が形成された感受体と、
    前記円筒部の径方向に作用する2分力をそれぞれ検出する第1の径方向分力検出手段及び第2の径方向分力検出手段と、
    前記円筒部の軸方向に作用する分力を検出する軸方向分力検出手段と、
    前記円筒部の径方向に沿った2軸回りに作用するモーメントをそれぞれ検出する第1の径方向モーメント検出手段及び第2の径方向モーメント検出手段と、
    前記円筒部の軸回りに作用するモーメントを検出する軸方向モーメント検出手段と
    を備える6分力検出装置であって、
    前記第1の径方向分力検出手段、前記第2の径方向分力検出手段、前記第1の径方向モーメント検出手段、前記第2の径方向モーメント検出手段は、それぞれ前記円筒部に設けられた第1乃至第4の単軸ひずみゲージを含むブリッジ回路を有し、第2の単軸ひずみゲージは、第1の単軸ひずみゲージに対して前記円筒部の中心軸方向に離間して配置され、第3の単軸ひずみゲージ及び第4の単軸ひずみゲージは、それぞれ第2の単軸ひずみゲージ及び第1の単軸ひずみゲージに対して前記円筒部の中心軸回りにほぼ180度ずらした位置に配置され、
    前記軸方向分力検出手段は、前記円筒部の周方向にほぼ等間隔に分散して設けられた第1乃至第4の単軸ひずみゲージを含むブリッジ回路を有し、
    前記軸方向モーメント検出手段は、前記円筒部の周方向にほぼ等間隔に分散して設けられた第1乃至第4のせん断形ひずみゲージを含むブリッジ回路を有し、
    前記第1の径方向分力検出手段、前記第2の径方向分力検出手段、前記軸方向分力検出手段がそれぞれ検出する分力の中心軸と、前記第1の径方向モーメント検出手段、前記第2の径方向モーメント検出手段、前記軸方向モーメント検出手段がそれぞれ検出するモーメントの中心軸とが1点に集中する単焦点型の構成であること
    を特徴とする6分力検出装置。
  2. 前記第1の端部と前記円筒部との間、及び、前記第2の端部と前記円筒部との間に、前記感受体の外径または内径が段階的に変化する段部を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の6分力検出装置。
  3. 前記段部は、外径が変化する第1の段部及び内径が変化する第2の段部を含み、前記第1の段部と前記第2の段部とを前記円筒部の中心軸方向にずらして配置したこと
    を特徴とする請求項2に記載の6分力検出装置。
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