JP2021025956A - 計測装置 - Google Patents
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Abstract
Description
第1信号処理回路は、薄肉部に貼り付けられた歪みゲージにより形成された8個のブリッジ回路からの出力信号を、所定のタイミングでサンプリングする。また、第1信号処理回路には、ブリッジ回路からの出力信号をサンプリングしてAD変換するAD変換器が含まれている。また、第1信号処理回路は、第2信号処理回路に対して、AD変換器がAD変換した出力信号を送出する。
具体的には、上記のドライブプレートは、エンジンのクランク軸に近い部分(例えば、ドライブプレートの中心部に近い内側部分)の温度が、エンジンのクランク軸から離れている部分(例えば、ドライブプレートの中心部から離れた外周部分)の温度よりも高くなる。これにより、ドライブプレートは、温度が高い部分の材料の熱膨張が、温度が低い部分の材料の熱膨張よりも大きくなり、この影響を受けて、歪みゲージの検出値に誤差が生じ、歪みゲージから求めるトルクが高精度に算出できないことがある。例えば、特許文献1に記載されたトルク計測装置は、トルクがかかっていない状態でありながら、エンジンからの熱の影響を受けてトルクを誤計測することがある。
また、前記起歪体の第1領域は、前記起歪体の第2領域と比べて、高温になっていることが望ましい。
この構成によれば、エンジンからの熱の影響を受けても、高精度にトルクを計測することができる計測装置を提供することができる。
先ず、本発明の第1実施形態の計測装置について、図1〜3を参照しながら説明する。
第1実施形態の計測装置W1は、自動車に実装されて用いられるドライブプレートトルク計を構成している。
なお、ドライブプレート1は、平面視で略円形状に形成されている。また、歪みゲージ10は、ドライブプレート1に複数個貼り付けられている。また、第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bは、ドライブプレート1の径方向に沿って、歪みゲージ10を挟んだ両側の位置に取り付けられている。
以下、第1実施形態の計測装置W1の各構成について説明するが、エンジンのクランク軸50、トルクコンバータ60、及びドライブプレート1は、周知技術の構成であるため、説明を省略或いは簡略化する。
また、ドライブプレート1の一方面(表面)に貼り付けられた各歪みゲージ10の裏面側にも、それぞれ、表面の歪みゲージ10に対応する位置に歪みゲージ10が貼り付けられている。すなわち、ドライブプレート10の中間部1bの他方面(裏面)には、表面側と同様、6個の歪みゲージ10が等間隔で配置されて貼り付けられている。このように、第1実施形態では、ドライブプレート1には、全部で12個の歪みゲージ10が貼り付けられている。
そして、表裏面の1対の歪みゲージ10は、表面と裏面の同じ種類同士の抵抗素子(4個の抵抗素子)により2種類のブリッジ回路を形成している。すなわち、表裏面の1対の歪みゲージ10により、種類の異なる2つのブリッジ回路を形成している。
なお、第1実施形態では、一例として、ドライブプレート1の一方面に、一対の温度センサ(第1温度センサ20a及び第2温度センサ20b)を等間隔に3箇所の位置に取り付けている。
また、第2温度センサ20bは、ドライブプレート1の中間部1bに貼り付けられた歪みゲージ10を基準にしてドライブプレート1の他方側(ドライブプレート1の外側)にある外周部(第2領域)に取り付けられている。そして、第2温度センサ20bは、温度分布が大きいドライブプレート1のうち、エンジンのクランク軸50から離れている外周部1cの温度(第2温度)を算出するための検出値(第2温度センサ検出値)を検出する。
ドライブプレート1は、エンジンからの熱が、エンジンのクランク軸50に近い中心部から、クランク軸50から離れている外周部に向けて伝わる(ドライブプレート1では、図1に示す矢印の方向に伝熱される)。その結果、ドライブプレート1のエンジンのクランク軸50に近い部分(ドライブプレート1の中心部に近い内周側部分)の温度が、エンジンのクランク軸50から離れている部分(ドライブプレート1の中心部から離れた外周側部分)の温度と大きく異なることがある。例えば、ドライブプレート1は、その中心部に近い内周側部分の温度が高温になっていても、その外周側部分にエンジンからの熱が伝わらずに、外周側部分の温度が内周側部分の温度と比べて低い温度になっていることがある。
なお、ADコンバータ21aは、3つの第1温度センサ20aに対して1つ設けられ、ADコンバータ21bは、3つの第2温度センサ20bに対して1つ設けられている。
そして、ADコンバータ21aは、入力された「アナログの第1温度センサ検出値(平均値」をデジタルデータ(デジタルの第1温度センサ検出値(平均値))に変換し、デジタルロジック回路12に出力する。
そして、ADコンバータ21bは、入力された「アナログの第2温度センサ検出値(平均値」をデジタルデータ(デジタルの第1温度センサ検出値(平均値))に変換し、デジタルロジック回路12に出力する。
また、デジタルロジック回路12は、ADコンバータ21aを介して、所定のサンプリングタイミングで、第1温度センサ20aが検出した検出値(デジタルデータに変換された第1温度センサ検出値(平均値))を取得する。
また、デジタルロジック回路12は、ADコンバータ21bを介して、所定のサンプリングタイミングで、第2温度センサ20bが検出した検出値(デジタルデータに変換された第2温度センサ検出値(平均値))を取得する。
そして、デジタルロジック回路12は、無線回路13に対して、計測時間(取得時間)を対応付けた検出値(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値(平均値)、第2温度センサ検出値(平均値))を出力する。
演算装置100は、ドライブプレート1に設置された無線回路13から送信された信号(計測時間を対応付けた検出値(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値(平均値)、第2温度センサ検出値(平均値)))を受信する通信処理部110と、演算処理部120とを有している。
なお、第1実施形態では、上記の仮トルクの算出は、公知になっている、特許文献2に記載の分力計測装置と同じトルク算出方法を用いているため、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態において、特許文献2に記載のトルク算出方法以外の公知な方法で、トルクを算出するようにしても良い。
また、演算処理部120は、取得した「第2温度センサ検出値(平均値)」を用いてドライブプレート1の外周部側の第2領域の温度(第2温度(平均値))を算出する。
補正量(N・m)=補正係数(N・m/℃)×(第1温度(平均値)−第2温度(平均値))・・・(式1)
具体的には、演算処理部120は、下記の「式2」に示すように、歪みゲージ10の検出値(歪みゲージ検出値)から求めた仮トルクから、上記の補正量(第1温度及び第2温度の差分値)を減算したものをトルクとして算出する。
トルク(N・m)=仮トルク(N・m)―補正量(N・m)・・・(式2)
なお、演算処理部120は、同じサンプリングタイミングで計測されたデータ(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値(平均値)及び第2温度センサ検出値(平均値))を用いてトルクの算出処理を行う。
この構成を採用したのは、以下の理由による。具体的には、同じ起歪体内で温度分布が起きることで高温部分と低温部分で変形量が変わり、この変形量の違いによって歪が生じる。そこで、本願発明者は、起歪体において、上記の温度差と変形量との間に比例関係があることに着目し、温度が異なる2点の温度差を用いた補正量により、仮トルクを補正してトルクを求める構成を着想した。
また、一対の温度センサ(第1温度センサ20a、第2温度センサ20b)についても、例えば、1セットでも良い。また、ドライブプレート1に、一対の温度センサ(第1温度センサ20a、第2温度センサ20b)が、3セットより多く取り付けられていても良い。
また、上述した実施形態では、第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bは、ドライブプレート1の径方向に沿って、歪みゲージ10を挟んだ両側の位置に取り付けられているが、これは一例である。
次に、本発明の第2実施形態の計測装置について、図4を参照しながら説明する。
ここで、図4は、本発明の第2実施形態の計測装置の構成を示した模式図である。
なお、第2実施形態の説明では、上述した第1実施形態と同じ構成には同じ符号を付して説明を省略或いは簡略化する。
なお、エンジン試験装置は、周知技術の構成であり、ベンチ上に対向するように搭載されたエンジン及びダイナモメータと、エンジン及びダイナモメータを制御する制御部とを備えている。
なお、歪みゲージ10は、軸トルク計に複数個貼り付けられている。また、第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bは、エンジン試験装置の軸方向に沿って、歪みゲージ10を挟んだ両側に取り付けられている。
また、第1温度センサ20aは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして、軸方向に沿って受感ビーム部3cの一方側(エンジン側)の第1領域に設置されており、第1領域の温度(第1温度)を算出するための検出値(第1温度センサ検出値)を検出するようになっている。また、第2温度センサ20bは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして、軸方向に沿って受感ビーム部3cの他方側(ダイナモメータ側)の第2領域に設置されており、第2領域の温度(第2温度)を算出するための検出値(第2温度センサ検出値)を検出するようになっている。すなわち、第1温度センサ20aは、軸トルク計3のなかのエンジンからの距離が近い部分に設置され、第2温度センサ20bは、軸トルク計のなかのエンジンからの距離が遠い部分に設置されている。
具体的には、軸トルク計3は、エンジンからの熱が、エンジンのクランク軸に近いエンジン側の領域から、クランク軸から離れているダイナモメータ側の領域に向けて伝わる(軸トルク計3では、図4に示す矢印の方向に伝熱される)。その結果、軸トルク計3では、エンジンのクランク軸に近い部分の温度が、エンジンのクランク軸から離れている部分の温度と大きく異なる場合がある。例えば、軸トルク計3は、エンジンのクランク軸(図示せず)に連結される第1トルク伝達軸51に近い部分の温度が高温になっていても、第1トルク伝達軸51から離れている部分(ダイナモメータに近い部分)の温度は第1トルク伝達軸51に近い部分の温度と比べて低い温度のままである場合がある。
また、演算装置100は、取得した「歪みゲージ検出値」から仮トルクを算出する。また、演算処理部100は、取得した「第1温度センサ検出値」から、受感ビーム部3cの一方側(エンジン側)の第1領域の温度(第1温度)を算出し、取得した「第2温度センサ検出値」から、受感ビーム部3cの他方側(ダイナモメータ側)の第2領域の温度(第2温度)を算出する。
また、演算装置100は、算出して得られた第1温度及び第2温度の差分値に補正係数を乗算した補正量を算出する。
そして、演算装置100は、歪みゲージ10の検出値から求めた仮トルクから、上記の補正量(第1温度及び第2温度の差分値)を減算してトルクを算出する。
次に、本発明の第3実施形態について、図5を参照しながら説明する。
ここで、図5は、本発明の第3実施形態の計測装置の構成を示した模式図である。
なお、第3実施形態の説明では、上述した第1実施形態と同じ構成及び相当する構成には同じ符号を付して説明を省略或いは簡略化する。
また、起歪体5には、第1温度センサ20aが検出した第1温度センサ検出値を受け付けてデジタルデータに変換するADコンバータ21a(図示せず)が設けられている。また、起歪体5には、第2温度センサ20bが検出した第2温度センサ検出値を受け付けてデジタルデータに変換するADコンバータ21b(図示せず)が設けられている。
また、デジタルロジック回路12は、ADコンバータ21aを介して、所定のサンプリングタイミングで、第1温度センサ20aが検出した検出値(デジタルデータに変換された第1温度センサ検出値)を取得する。また、デジタルロジック回路12は、ADコンバータ21bを介して、所定のサンプリングタイミングで、第2温度センサ20bが検出した検出値(デジタルデータに変換された第2温度センサ検出値)を取得する。
そして、演算処理部120は、取得した検出値から荷重(説明の便宜上、「仮荷重」という)を算出する。なお、上記の仮荷重(N)の算出は、従来技術のビーム型ロードセルを備えた計測装置と同じであるため、詳細な説明を省略する。
また、演算処理部120は、算出して得られた第1温度及び第2温度の差分値(第1温度−第2温度)を求め、当該差分値に、所定の補正係数(N/℃)を乗算した補正量(N)を算出する。
また、演算処理部120は、上記の算出した補正量を用いて、上記の算出した仮荷重を補正する。
具体的には、演算処理部120は、仮荷重から、上記の補正量(第1温度及び第2温度の差分値)を減算したものを荷重として算出する。
次に、本発明の第3実施形態の変形例(第1〜第3変形例)について、図6〜8を参照しながら説明する。
ここで、図6は、第3実施形態の計測装置の第1変形例の構成を示した模式図である。また、図7は、第3実施形態の計測装置の第2変形例の構成を示した模式図である。また、図8は、第3実施形態の計測装置の第3変形例の構成を示した模式図である。
そのため、第3実施形態の変形例(第1〜第3変形例)では、第3実施形態と異なる部分について説明し、第3実施形態と同じ構成及び相当する構成については説明を簡略化或いは省略する。
先ず、第3実施形態の第1変形例を説明する。この第1変形例は、荷重検出に用いられるロードセルがダイヤフラム型ロードセルになっている場合の例である。
なお、上記の起歪体6は、金属により形成されており、円形に形成された上面6aの中心部に円柱状の荷重受部6c設けられている。
具体的には、第1温度センサ20aは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして起歪体6の一方側(内周側)の第1領域に設置されており、第1領域の温度(第1温度)を算出するための検出値(第1温度センサ検出値)を検出するようになっている。また、第2温度センサ20bは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして起歪体6の他方側(外周側)の第2領域に設置されており、第2領域の温度(第2温度)を算出するための検出値(第2温度センサ検出値)を検出するようになっている。
また、起歪体6には、各ADコンバータ11、21a、21bからの信号を受け付けるデジタルロジック回路12(図示せず)が設けられている。なお、デジタルロジック回路12は、信号線Sを介して演算装置100´に接続されている。
また、演算装置100´は、取得した「第1温度センサ検出値」を用いて起歪体6の第1領域の温度(第1温度)を算出する。また、演算処理部120は、取得した「第2温度センサ検出値」を用いて起歪体6の第2領域の温度(第2温度)を算出する。
また、演算装置100´は、算出して得られた第1温度及び第2温度の差分値(第1温度−第2温度)を求めて、当該差分値に、所定の補正係数(N/℃)を乗算した補正量(N)を算出する。
また、演算装置100´は、上記の算出した仮荷重から、上記の補正量(第1温度及び第2温度の差分値)を減算したものを荷重として算出する。
次に、第3実施形態の第2変形例を説明する。この第2変形例は、荷重検出に用いられるロードセルがコラム型ロードセルになっている場合の例である。
なお、上記の起歪体7は、金属により形成されており、上方側及び下方側に、それぞれ、拡径部7b、7cが形成されている。
具体的には、第1温度センサ20aは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして、軸方向に沿って、起歪体7の一方側(下方側)の第1領域に取り付けられており、第1領域の温度(第1温度)を算出するための検出値(第1温度センサ検出値)を検出するようになっている。また、第2温度センサ20bは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして起歪体5の内周側の第2領域に取り付けられており、第2領域の温度(第2温度)を算出するための検出値(第2温度センサ検出値)を検出するようになっている。
また、起歪体7には、各ADコンバータ11、21a、21bからの信号を受け付けるデジタルロジック回路12(図示せず)が設けられている。なお、デジタルロジック回路12は、信号線Sを介して演算装置100´に接続されている。
また、演算装置100´は、取得した歪みゲージ検出値から仮荷重を算出する。また、演算装置100´は、取得した「第1温度センサ検出値」を用いて起歪体7の第1領域の温度(第1温度)を算出する。また、演算処理部120は、取得した「第2温度センサ検出値」を用いて起歪体7の第2領域の温度(第2温度)を算出する。
また、演算装置100´は、算出して得られた第1温度及び第2温度の差分値(第1温度−第2温度)を求めて、当該差分値に、所定の補正係数(N/℃)を乗算した補正量(N)を算出する。
そして、演算装置100´は、歪みゲージ10の検出値から求めた仮荷重から、上記の補正量(第1温度及び第2温度の差分値)を減算して荷重を算出する。
次に、第3実施形態の第3変形例を説明する。この第3変形例は、荷重検出に用いられるロードセルがワッシャ型ロードセルになっている場合の例である。
具体的には、第1温度センサ20aは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして、起歪体8の径方向に沿って、本体部8aの一方側(内側)の第1領域に取り付けられており、第1領域の温度(第1温度)を算出するための検出値(第1温度センサ検出値)を検出するようになっている。また、第2温度センサ20bは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして、起歪体8の径方向に沿って、本体部8aの一方側(外側)の第2領域に取り付けられており、第2領域の温度(第2温度)を算出するための検出値(第1温度センサ検出値)を検出するようになっている。
また、起歪体7には、各ADコンバータ11、21a、21bからの信号を受け付けるデジタルロジック回路12(図示せず)が設けられている。なお、デジタルロジック回路12は、信号線Sを介して演算装置100´に接続されている。
また、演算装置100´は、取得した歪みゲージ検出値から仮荷重を算出する。また、演算装置100´は、取得した「第1温度センサ検出値」を用いて起歪体8の第1領域の温度(第1温度)を算出する。また、演算処理部120は、取得した「第2温度センサ検出値」を用いて起歪体8の第2領域の温度(第2温度)を算出する。
また、演算装置100´は、算出して得られた第1温度及び第2温度の差分値(第1温度−第2温度)を求めて、当該差分値に、所定の補正係数(N/℃)を乗算した補正量(N)を算出する。
そして、演算装置100´は、歪みゲージ10の検出値から求めた仮荷重から、上記の補正量(第1温度及び第2温度の差分値)を減算して荷重を算出する。
1…ドライブプレート(起歪体)
1a…クランク軸取付部
1a1…クランク軸取付穴
1b1…剛性調整穴
1c1…トルクコンバータ取付穴
1b…中間部
1c…外周部
10…歪みゲージ
11…ADコンバータ
12…デジタルロジック回路
13…無線回路
20a…第1温度センサ
20b…第2温度センサ
21a、21b…ADコンバータ
50…エンジンのクランク軸
51…第1トルク伝達軸
60…トルクコンバータ
61…フランジ部
100、100´…演算装置
110…通信処理部
120…演算処理部
3…軸トルク計
3a、3b…取付フランジ部
3c…受感ビーム部
5…起歪体
5a…固定部
5b…可動部
5c…貫通孔
6…起歪体
6a…上面
6b…側面
7…起歪体
7a…側面
7b、7c…拡径部
8…起歪体
8a…本体部
8b…内側支持部
8c…外側支持部
8d…円形孔
Claims (5)
- 起歪体に貼り付けられた歪みゲージが検出した歪みゲージ検出値を用いてトルク或いは荷重を算出する計測装置であって、
前記歪みゲージを基準にして前記起歪体の一方側の第1領域に取り付けられた第1温度センサと、
前記歪みゲージを基準にして前記起歪体の他方側の第2領域に取り付けられた第2温度センサと、
前記歪みゲージが検出した歪みゲージ検出値と、前記第1温度センサが検出した第1温度センサ検出値と、前記第2温度センサが検出した第2温度センサ検出値とを取得し、該取得した歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値及び第2温度センサ検出値を用いてトルク或いは荷重を算出する演算処理部とを有していることを特徴とする計測装置。 - 前記演算処理部は、前記歪みゲージ検出値から仮トルク或いは仮荷重を算出し、前記第1温度センサ検出値から第1温度を算出すると共に、前記第2温度センサ検出値から第2温度を算出し、該算出した第1温度及び第2温度の差分値を用いて、前記仮トルク或いは仮荷重を補正してトルク或いは荷重を算出することを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
- 前記起歪体の第1領域は、前記起歪体の第2領域と比べて、高温になっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の計測装置。
- ドライブプレートに貼り付けられた歪みゲージと、該歪みゲージの検出した歪みゲージ検出値を用いてトルクを算出する演算処理部とを有する計測装置であって、
前記歪みゲージを基準にして前記ドライブプレートの一方側の第1領域に取り付けられた第1温度センサと、
前記歪みゲージを基準にして前記ドライブプレートの他方側の第2領域に取り付けられた第2温度センサとを有し、
前記演算処理部は、
前記歪みゲージが検出した歪みゲージ検出値と、前記第1温度センサが検出した第1温度センサ検出値と、前記第2温度センサが検出した第2温度センサ検出値とを取得し、該取得した検出値から仮トルクを算出し、前記第1温度センサ検出値から第1温度を算出すると共に、前記第2温度センサ検出値から第2温度を算出し、該算出した第1温度及び第2温度の差分値に所定係数を乗算した補正量を用いて前記仮トルクを補正してトルクを算出することを特徴とする計測装置。 - 前記ドライブプレートの第1領域は、前記歪みゲージが貼り付けられた位置よりも前記ドライブプレートの内側の領域であり、
前記ドライブプレートの第2領域は、前記歪みゲージが貼り付けられた位置よりも前記ドライブプレートの外側の領域であることを特徴とする請求項4に記載の計測装置。
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