JP2021025956A - 計測装置 - Google Patents

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洋一 三昌
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勇毅 櫻井
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Tomoyuki ISHIMORI
智之 石森
綾 新谷
Aya Shinya
綾 新谷
貴弘 二神
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貴弘 二神
健文 山本
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健文 山本
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正人 澤岡
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Abstract

【課題】熱の影響を受けても、高精度にトルク或いは荷重を計測することができる計測装置を提供する。【解決手段】起歪体1に貼り付けられた歪みゲージ10が検出した歪みゲージ検出値からトルクを算出する計測装置W1であって、歪みゲージ10を基準にして起歪体1の一方側の第1領域に取り付けられた第1温度センサ20aと、歪みゲージ10を基準にして起歪体1の他方側の第2領域に取り付けられた第2温度センサ20bと、歪みゲージ10が検出した歪みゲージ検出値と、第1温度センサ20aが検出した第1温度センサ検出値と、第2温度センサ20bが検出した第2温度センサ検出値とを取得し、取得した歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値及び第2温度センサ検出値を用いてトルク算出する演算装置100とを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、計測装置に関し、例えば、起歪体に貼り付けられた歪みゲージが検出した検出値を用いてトルク或いは荷重を算出する計測装置に関する。
特許文献1には、自動車のエンジンのクランク軸と、トルクコンバータとの間に介装されたドライブプレート(起歪体)に歪みゲージを貼り付け、歪みゲージが検出した検出値を用いてエンジンからトランスミッションに伝達されるトルクを計測するトルク計測装置が開示されている。このような、歪みゲージを用いたトルク計測においては、複数の歪みゲージを抵抗にしたブリッジ回路を形成し、入力電圧に対する出力電圧の差をトルクに換算している。
また、特許文献2には、エンジン試験装置に装着された回転型分力計測装置(以下、「分力計測装置」という)の構成が開示されている。この分力計測装置は、エンジンの第1トルク伝達軸と、ダイナモメータの回転軸に連結された第2トルク伝達軸との間に介装された分力検出器と、計測部とを備えている。
上記の分力検出器は、一対の円盤状取付フランジの間に、中空・円筒状の受感ビーム部が挟持された構成になっている。また、分力検出器は、受感ビーム部の外周面に、周方向に沿って、等間隔に、8個の凹部が設けられている。また、受感ビーム部は、凹部を形成することにより、その背面側が薄肉部となっており、各薄肉部の背面側に、直交せん断歪みゲージ(歪みゲージ)がそれぞれ貼り付けられている(8個の歪みゲージが貼り付けられている)。この分力検出器では、受感ビーム部が起歪体になっている。
また、上記の歪みゲージは、受感ビーム部に回転力が加えられた際に、薄肉部の歪みを検出するものであり、それぞれ、4個の抵抗素子を備えており、この4個の抵抗素子によりブリッジ回路が形成されている。この形成されたブリッジ回路により、分力検出器の軸を中心とする直交座標(x,y,z)系の軸方向に加わる力Fx、Fy、Fzと、軸周りに働くトルクMx、My、Mzとを検出する。
また、上記の計測部は、回転側である分力検出部側に搭載される第1信号処理回路と、分力検出部側から離間した位置である固定側(例えば、データ収集室等)に設けられる第2信号処理回路とを有している。
第1信号処理回路は、薄肉部に貼り付けられた歪みゲージにより形成された8個のブリッジ回路からの出力信号を、所定のタイミングでサンプリングする。また、第1信号処理回路には、ブリッジ回路からの出力信号をサンプリングしてAD変換するAD変換器が含まれている。また、第1信号処理回路は、第2信号処理回路に対して、AD変換器がAD変換した出力信号を送出する。
また、第2信号処理回路は、第1信号処理回路からの出力信号を受信し、薄肉部毎の歪みゲージの特性、異なる薄肉部間の歪みゲージの干渉特性に基づいて個々に補正し、回転角度毎に6分力を算出する。なお、第1信号処理回路31から第2信号処理回路33への出力信号の伝送は、非接触通信で行われるようになっている。
特開2005−84000号公報 特許第4837940号公報
ところで、特許文献1に記載されたトルク計測装置は、エンジンからの熱の影響により、歪みゲージが貼り付けられているドライブプレート(起歪体)の温度分布が大きくなるという特性を有している。その結果、特許文献1に記載のトルク計測装置は、上記の温度分布の影響により、正確なトルクを計測できない虞があるという課題を有している。
具体的には、上記のドライブプレートは、エンジンのクランク軸に近い部分(例えば、ドライブプレートの中心部に近い内側部分)の温度が、エンジンのクランク軸から離れている部分(例えば、ドライブプレートの中心部から離れた外周部分)の温度よりも高くなる。これにより、ドライブプレートは、温度が高い部分の材料の熱膨張が、温度が低い部分の材料の熱膨張よりも大きくなり、この影響を受けて、歪みゲージの検出値に誤差が生じ、歪みゲージから求めるトルクが高精度に算出できないことがある。例えば、特許文献1に記載されたトルク計測装置は、トルクがかかっていない状態でありながら、エンジンからの熱の影響を受けてトルクを誤計測することがある。
なお、特許文献2に記載の分力計測装置についても、エンジンからの熱の影響により、歪みゲージが貼り付けられている受感ビーム部の温度分布が大きくなるという特性を有している。そのため、特許文献2に記載の分力計測装置は、特許文献1に記載されたトルク計測装置と同様、温度分布の影響により、高精度に分力(Fx、Fy、Fz、Mx、My、Mz)を計測できない虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、熱の影響を受けても、高精度にトルク或いは荷重を計測することができる計測装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、起歪体に貼り付けられた歪みゲージが検出した歪みゲージ検出値を用いてトルク或いは荷重を算出する計測装置であって、前記歪みゲージを基準にして前記起歪体の一方側の第1領域に取り付けられた第1温度センサと、前記歪みゲージを基準にして前記起歪体の他方側の第2領域に取り付けられた第2温度センサと、前記歪みゲージが検出した歪みゲージ検出値と、前記第1温度センサが検出した第1温度センサ検出値と、前記第2温度センサが検出した第2温度センサ検出値とを取得し、該取得した歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値及び第2温度センサ検出値を用いてトルク或いは荷重を算出する演算処理部とを有していることを特徴とする。
このように、本発明の計測装置は、起歪体に貼り付けられた歪みゲージが検出した歪みゲージ検出値と、前記歪みゲージを基準にして起歪体の一方側の第1領域に設置された第1温度センサが検出した第1温度センサ検出値と、前記歪みゲージを基準にして起歪体の他方側の第2領域に設置された第2温度センサが検出した第2温度センサ検出値とを用いてトルク或いは荷重を算出するようになっている。この構成によれば、歪みゲージが貼り付けられている起歪体の温度分布が大きくなるような場合であっても(例えば、第1領域の温度と、第2領域の温度が大きく異なる場合であっても)、計測装置により算出されるトルク或いは荷重が、複数の領域(第1領域、第2領域)で計測した温度(第1領域の温度、第2領域の温度)が反映されたものとなり、従来技術のものと比べて、高精度な計測装置が提供される。
また、前記演算処理部は、前記歪みゲージ検出値から仮トルク或いは仮荷重を算出し、前記第1温度センサ検出値から第1温度を算出すると共に、前記第2温度センサ検出値から第2温度を算出し、該算出した第1温度及び第2温度の差分値を用いて、前記仮トルク或いは仮荷重を補正してトルク或いは荷重を算出することが望ましい。
また、前記起歪体の第1領域は、前記起歪体の第2領域と比べて、高温になっていることが望ましい。
このように、本発明の計測装置は、歪みゲージが検出した歪みゲージ検出値から仮トルク或いは仮荷重を算出し、第1温度センサ検出値から算出した第1温度と、前記第2温度センサ検出値から算出した第2温度との差分値を用いて、仮トルク或いは仮荷重を補正してトルク或いは荷重を算出する構成になっている。この構成によれば、熱の影響による計測誤差の発生を抑制することができる。
また、本発明は、ドライブプレートに貼り付けられた歪みゲージと、該歪みゲージの検出した歪みゲージ検出値を用いてトルクを算出する演算処理部とを有する計測装置であって、前記歪みゲージを基準にして前記ドライブプレートの一方側の第1領域に取り付けられた第1温度センサと、前記歪みゲージを基準にして前記ドライブプレートの他方側の第2領域に取り付けられた第2温度センサとを有し、前記演算処理部は、前記歪みゲージが検出した歪みゲージ検出値と、前記第1温度センサが検出した第1温度センサ検出値と、前記第2温度センサが検出した第2温度センサ検出値とを取得し、該取得した検出値から仮トルクを算出し、前記第1温度センサ検出値から第1温度を算出すると共に、前記第2温度センサ検出値から第2温度を算出し、該算出した第1温度及び第2温度の差分値に所定係数を乗算した補正量を用いて前記仮トルクを補正してトルクを算出することを特徴とする。
このように、本発明の計測装置は、ドライブプレートに貼り付けられた歪みゲージが検出した歪みゲージ検出値から仮トルクを算出し、ドライブプレートの第1領域に設置された第1温度センサが検出した第1温度センサ検出値から算出した第1温度と、ドライブプレートの第2領域に設置された第2温度センサが検出した第2温度センサ検出値から算出した第2温度との差分値に所定係数を乗算した補正量を用いて仮トルクを補正してトルクを算出している。
この構成によれば、エンジンからの熱の影響を受けても、高精度にトルクを計測することができる計測装置を提供することができる。
また、前記ドライブプレートの第1領域は、前記歪みゲージが貼り付けられた位置よりも前記ドライブプレートの内周側の領域であり、前記ドライブプレートの第2領域は、前記歪みゲージが貼り付けられた位置よりも前記ドライブプレートの外周側の領域であることが望ましい。
このように構成したのは、エンジンのクランク軸とトルクコンバータとの間に介装されたドライブプレートは、エンジンのクランク軸に近い部分(例えば、ドライブプレートの中心部に近い内周側)の温度が、エンジンのクランク軸から離れている部分(例えば、ドライブプレートの中心部から離れた外周側)の温度と大きく異なることがあるという事情による。そのため、本発明では、ドライブプレートの内周側の第1領域の第1温度と、ドライブプレートの外周側の第2領域の第2温度との差分値に所定係数を乗算した補正量を用いて仮トルクを補正してトルクを算出する構成を採用した。すなわち、本発明では、温度が大きく異なる場合がある2つの領域(第1領域、第2領域)の温度をそれぞれ計測して、計測した温度を利用して仮トルクを補正するようにしている。この構成によれば、例えば、トルクがかかっていない状態でありながら、エンジンからの熱の影響を受けてトルクを計測してしまうような誤計測の発生を防止することができる。
本発明によれば、熱の影響を受けても、高精度にトルク或いは荷重を計測することができる計測装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態の計測装置の構成を示した模式図である。 本発明の第1実施形態の計測装置を構成するドライブプレートを示した模式図である。 本発明の第1実施形態の計測装置の機能構成を説明するための模式図である。 本発明の第2実施形態の計測装置の構成を示した模式図である。 本発明の第3実施形態の計測装置の構成を示した模式図である。 本発明の第3実施形態の計測装置の第1変形例の構成を示した模式図である。 本発明の第3実施形態の計測装置の第2変形例の構成を示した模式図である。 本発明の第3実施形態の計測装置の第3変形例の構成を示した模式図である。
以下、本発明の実施形態(第1〜3実施形態)の計測装置について図面を用いて説明する。
<第1実施形態>
先ず、本発明の第1実施形態の計測装置について、図1〜3を参照しながら説明する。
第1実施形態の計測装置W1は、自動車に実装されて用いられるドライブプレートトルク計を構成している。
第1実施形態の計測装置W1は、図1に示すように、自動車のエンジンのクランク軸50とトルクコンバータ60との間に介装されたドライブプレート(起歪体)1と、ドライブプレート1に貼り付けられた歪みゲージ10と、ドライブプレート1に取り付けられた第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bと、エンジンのクランク軸50からトルクコンバータ60に伝達されるトルクを算出する演算装置100とを備えている。
なお、ドライブプレート1は、平面視で略円形状に形成されている。また、歪みゲージ10は、ドライブプレート1に複数個貼り付けられている。また、第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bは、ドライブプレート1の径方向に沿って、歪みゲージ10を挟んだ両側の位置に取り付けられている。
上記の第1温度センサ20aは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして、径方向に沿ってドライブプレート1の一方側の第1領域に設置されている。また、第2温度センサ20bは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして、径方向に沿ってドライブプレート1の他方側の第2領域に設置されている。
また、演算装置100は、歪みゲージ10が検出した検出値(歪みゲージ検出値)と、第1温度センサ20aが検出した第1領域の温度を示す検出値(第1温度センサ検出値)と、第2温度センサ20bが検出した第2領域の温度を示す検出値(第2温度センサ検出値)とを取得する。そして、演算装置100は、上記の取得した「歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値及び第2温度センサ検出値」を用いてトルクを算出するように構成されている。
以下、第1実施形態の計測装置W1の各構成について説明するが、エンジンのクランク軸50、トルクコンバータ60、及びドライブプレート1は、周知技術の構成であるため、説明を省略或いは簡略化する。
上記のドライブプレート1は、図2に示すように、その中心部に略円形状のクランク軸取付部(内周部)1aが形成され、クランク軸取付部1aの外側に略円環状の中間部1bが形成され、中間部1bの外側に略円環状の外周部1cが形成されている。なお、中間部1bは、クランク軸取付部1aの外側端部から径方向・外側に延設されている。また、外周部1cは、中間部1bの外側端部から径方向・外側に延設されている。
また、ドライブプレート1の中心部にあるクランク軸取付部1aには、エンジンのクランク軸50にボルトで締結するための複数(8個)のクランク軸取付穴1a1が等間隔で形成されている。また、ドライブプレート1の円環状の中間部1bには、長穴形状をなす複数(6個)の剛性調整穴1b1が等間隔で形成されている。また、ドライブプレート1の外周部1cには、トルクコンバータ60にボルトで締結するための複数(4個)のトルクコンバータ取付穴1c1が等間隔で形成されている。
上記の歪みゲージ10は、上述した特許文献2に記載のものと同様、4個の抵抗素子を備えている。具体的には、歪みゲージ10は、2種類の抵抗素子を2個ずつ備えた構成になっている。また、歪みゲージ10は、ドライブプレート1のなかの、クランク軸取付部1aと、トルクコンバータ60が固定されている外周部1cとの間に形成されている中間部1bに貼り付けられており、貼り付けられた部分の歪みを検出する。
具体的には、ドライブプレート1の一方面(表面)の中間部1bに、6個の歪みゲージ10が等間隔に配置され貼り付けられている(図2参照)。なお、各歪みゲージ10は、ドライブプレート1に形成されている、隣接する剛性調整穴1b1・1b1の間の部分に貼り付けられている。
また、ドライブプレート1の一方面(表面)に貼り付けられた各歪みゲージ10の裏面側にも、それぞれ、表面の歪みゲージ10に対応する位置に歪みゲージ10が貼り付けられている。すなわち、ドライブプレート10の中間部1bの他方面(裏面)には、表面側と同様、6個の歪みゲージ10が等間隔で配置されて貼り付けられている。このように、第1実施形態では、ドライブプレート1には、全部で12個の歪みゲージ10が貼り付けられている。
そして、表裏面の1対の歪みゲージ10は、表面と裏面の同じ種類同士の抵抗素子(4個の抵抗素子)により2種類のブリッジ回路を形成している。すなわち、表裏面の1対の歪みゲージ10により、種類の異なる2つのブリッジ回路を形成している。
また、第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bは、ドライブプレート1の一方面において、歪みゲージ10を挟むように配置されて取り付けられている。
なお、第1実施形態では、一例として、ドライブプレート1の一方面に、一対の温度センサ(第1温度センサ20a及び第2温度センサ20b)を等間隔に3箇所の位置に取り付けている。
具体的には、第1温度センサ20aは、ドライブプレート1の中間部1bに貼り付けられた歪みゲージ10を基準にしてドライブプレート1の一方側(ドライブプレート1の内側)にあるクランク軸取付部1a(第1領域)に取り付けられている。そして、第1温度センサ20aは、温度分布が大きいドライブプレート1のなかの、エンジンのクランク軸50に近いクランク軸取付部1aの温度(第1温度)を算出するための検出値(第1温度センサ検出値)を検出する。
また、第2温度センサ20bは、ドライブプレート1の中間部1bに貼り付けられた歪みゲージ10を基準にしてドライブプレート1の他方側(ドライブプレート1の外側)にある外周部(第2領域)に取り付けられている。そして、第2温度センサ20bは、温度分布が大きいドライブプレート1のうち、エンジンのクランク軸50から離れている外周部1cの温度(第2温度)を算出するための検出値(第2温度センサ検出値)を検出する。
このような位置に、複数の温度センサ(第1温度センサ20a及び第2温度センサ20b)を設置したのは、以下の理由による。
ドライブプレート1は、エンジンからの熱が、エンジンのクランク軸50に近い中心部から、クランク軸50から離れている外周部に向けて伝わる(ドライブプレート1では、図1に示す矢印の方向に伝熱される)。その結果、ドライブプレート1のエンジンのクランク軸50に近い部分(ドライブプレート1の中心部に近い内周側部分)の温度が、エンジンのクランク軸50から離れている部分(ドライブプレート1の中心部から離れた外周側部分)の温度と大きく異なることがある。例えば、ドライブプレート1は、その中心部に近い内周側部分の温度が高温になっていても、その外周側部分にエンジンからの熱が伝わらずに、外周側部分の温度が内周側部分の温度と比べて低い温度になっていることがある。
そのため、第1実施形態では、エンジンのクランク軸50に近くて高温になるドライブプレート1の内周側部分(第1領域)に第1温度センサ20aを取り付けている。また、第1実施形態では、エンジンのクランク軸50から離れており、且つ第1領域と温度が異なる場合があるドライブプレート1の外周側部分(第2領域)に第2温度センサ20bを取り付けている。そして、第1実施形態では、後述するように、温度が異なる場合がある2つの領域(第1領域、第2領域)の温度をそれぞれ計測し、その計測した温度を利用して、歪みゲージ10が検出した歪みゲージ検出値から得られたトルク(説明の便宜上、「仮トルク」という)を補正するようにしている。
また、ドライブプレート1には、演算装置100に対して、歪みゲージ10が検出した検出値(歪みゲージ検出値)と、温度センサ(第1温度センサ20a及び第2温度センサ20b)が検出した検出値(第1温度センサ検出値、第2温度センサ検出値)を通信するための構成とが設けられている。
具体的には、図3に示すように、ドライブプレート1には、歪みゲージ10毎に設けられ且つ歪みゲージ10の検出値(歪みゲージ検出値)を受信するADコンバータ11と、第1温度センサ20aから検出値(第1温度センサ検出値)を受信するADコンバータ21aと、第2温度センサ20bから検出値(第2温度センサ検出値)を受信するADコンバータ21bと、各ADコンバータ11、21a、21bからの信号を受け付けるデジタルロジック回路12と、デジタルロジック回路12からの信号を受信して、演算装置100の通信処理部110に、当該信号を送信する無線回路13とが取り付けられている。
なお、ADコンバータ21aは、3つの第1温度センサ20aに対して1つ設けられ、ADコンバータ21bは、3つの第2温度センサ20bに対して1つ設けられている。
ADコンバータ11は、歪みゲージ10が検出したアナログの検出値(歪みゲージ検出値)をデジタルデータ(デジタルの歪みゲージ検出値)に変換し、デジタルロジック回路12に出力する
また、ADコンバータ21aは、3つの第1温度センサ20aからの検出値(第1温度センサ検出値)が、1本の接続線に合流されて入力されるようになっている。この構成により、3つの第1温度センサ20aから出力される各検出値(第1温度センサ検出値)が、1本の接続線に合流されることで平均された平均値になり、ADコンバータ21aに平均値(アナログの第1温度センサ検出値(平均値))が入力されるようになる。
そして、ADコンバータ21aは、入力された「アナログの第1温度センサ検出値(平均値」をデジタルデータ(デジタルの第1温度センサ検出値(平均値))に変換し、デジタルロジック回路12に出力する。
また、ADコンバータ21bは、3つの第2温度センサ20bからの検出値(第2温度センサ検出値)が、1本の接続線に合流されて入力されるようになっている。この構成により、3つの第2温度センサ20bから出力される各検出値(第2温度センサ検出値)が、1本の接続線に合流されることで平均された平均値になり、ADコンバータ21bに平均値(アナログの第2温度センサ検出値(平均値))が入力されるようになる。
そして、ADコンバータ21bは、入力された「アナログの第2温度センサ検出値(平均値」をデジタルデータ(デジタルの第1温度センサ検出値(平均値))に変換し、デジタルロジック回路12に出力する。
デジタルロジック回路12は、ADコンバータ11を介して、所定のサンプリングタイミングで、歪みゲージ10が検出した検出値(デジタルデータに変換された歪みゲージ検出値)を取得する。
また、デジタルロジック回路12は、ADコンバータ21aを介して、所定のサンプリングタイミングで、第1温度センサ20aが検出した検出値(デジタルデータに変換された第1温度センサ検出値(平均値))を取得する。
また、デジタルロジック回路12は、ADコンバータ21bを介して、所定のサンプリングタイミングで、第2温度センサ20bが検出した検出値(デジタルデータに変換された第2温度センサ検出値(平均値))を取得する。
そして、デジタルロジック回路12は、無線回路13に対して、計測時間(取得時間)を対応付けた検出値(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値(平均値)、第2温度センサ検出値(平均値))を出力する。
無線回路13は、デジタルロジック回路12からの信号(計測時間を対応付けた検出値(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値(平均値)、第2温度センサ検出値(平均値)))を受信すると、無線通信により、演算装置100の通信処理部110に対して、受信した信号(計測時間を対応付けた検出値(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値(平均値)、第2温度センサ検出値(平均値)))を送信する。
次に、演算装置100の構成について説明する。
演算装置100は、ドライブプレート1に設置された無線回路13から送信された信号(計測時間を対応付けた検出値(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値(平均値)、第2温度センサ検出値(平均値)))を受信する通信処理部110と、演算処理部120とを有している。
また、演算処理部120は、通信処理部110から計測時間を対応付けた検出値(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値(平均値)、第2温度センサ検出値(平均値))を取得する。また、演算処理部120は、取得した歪みゲージ検出値からトルク(説明の便宜上、「仮トルク」という)を算出する。
なお、第1実施形態では、上記の仮トルクの算出は、公知になっている、特許文献2に記載の分力計測装置と同じトルク算出方法を用いているため、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態において、特許文献2に記載のトルク算出方法以外の公知な方法で、トルクを算出するようにしても良い。
また、演算処理部120は、取得した「第1温度センサ検出値(平均値)」を用いてドライブプレート1の内周部側の第1領域の温度(第1温度(平均値))を算出する。
また、演算処理部120は、取得した「第2温度センサ検出値(平均値)」を用いてドライブプレート1の外周部側の第2領域の温度(第2温度(平均値))を算出する。
また、演算処理部120は、下記の「式1」を用いて、上記の算出した第1温度(平均値)及び第2温度(平均値)の差分値に、所定の補正係数を乗算した補正量を算出する。

補正量(N・m)=補正係数(N・m/℃)×(第1温度(平均値)−第2温度(平均値))・・・(式1)
また、演算処理部120は、上記の算出した補正量を用いて、上記の算出した仮トルクを補正する。
具体的には、演算処理部120は、下記の「式2」に示すように、歪みゲージ10の検出値(歪みゲージ検出値)から求めた仮トルクから、上記の補正量(第1温度及び第2温度の差分値)を減算したものをトルクとして算出する。

トルク(N・m)=仮トルク(N・m)―補正量(N・m)・・・(式2)

なお、演算処理部120は、同じサンプリングタイミングで計測されたデータ(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値(平均値)及び第2温度センサ検出値(平均値))を用いてトルクの算出処理を行う。
また、第1実施形態の演算処理装置は、通信処理部110及び演算処理部120の機能を実現できるものであれば良く、ハードウェア構成について特に限定されるものではない。例えば、演算装置100は、CPU、補助記憶装置、主記憶装置、無線装置及び入出力インターフェースを備えるコンピュータ等の情報処理装置により構成することができる。この場合、補助記憶装置には、通信処理部110及び演算処理部120の機能を実現するためのプログラムが記憶されている。そして、通信処理部110及び演算処理部120の機能は、CPUが上記プログラムを主記憶装置にロードして実行することにより実現される。
このように、第1実施形態では、ドライブプレート1の内周側部分を計測した温度(第1温度)と、ドライブプレート1の外周側部分を計測した温度(第2温度)との差分値に補正係数を乗算して求めた補正量を用いて、歪みゲージ10の検出値から求めた仮トルクを補正したトルクを算出している。
この構成を採用したのは、以下の理由による。具体的には、同じ起歪体内で温度分布が起きることで高温部分と低温部分で変形量が変わり、この変形量の違いによって歪が生じる。そこで、本願発明者は、起歪体において、上記の温度差と変形量との間に比例関係があることに着目し、温度が異なる2点の温度差を用いた補正量により、仮トルクを補正してトルクを求める構成を着想した。
そして、第1実施形態の構成によれば、エンジン等の熱源の近傍に配置されるドライブプレート1のような、温度変化が大きく、且つ、その内側部分と外側部分とで温度が大きく相違するようなケースが生じる部品(大きな温度分布が生じる部品)を起歪体に用いてトルクを計測する計測装置であっても、異なる温度(第1温度、第2温度)を反映させたトルクが算出されるため、従来技術のものと比べて、高精度にトルクを算出することができる。
なお、第1実施形態では、ドライブプレート1に12個の歪みゲージ10を貼り付けていると共に、一対の温度センサ(第1温度センサ20a、第2温度センサ20b)を3セット取り付けているが、これは一例に過ぎない。ドライブプレート1に取り付けられる歪みゲージ10の数は適宜設計されるものである。
また、一対の温度センサ(第1温度センサ20a、第2温度センサ20b)についても、例えば、1セットでも良い。また、ドライブプレート1に、一対の温度センサ(第1温度センサ20a、第2温度センサ20b)が、3セットより多く取り付けられていても良い。
また、上述した実施形態では、第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bは、ドライブプレート1の径方向に沿って、歪みゲージ10を挟んだ両側の位置に取り付けられているが、これは一例である。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の計測装置について、図4を参照しながら説明する。
ここで、図4は、本発明の第2実施形態の計測装置の構成を示した模式図である。
なお、第2実施形態の説明では、上述した第1実施形態と同じ構成には同じ符号を付して説明を省略或いは簡略化する。
第2実施形態は、計測装置W2が、エンジン試験装置(図示せず)に取り付けられて、エンジンのクランク軸からダイナモメータに伝達されるトルクを計測する軸トルク計を構成している場合の例である。
なお、エンジン試験装置は、周知技術の構成であり、ベンチ上に対向するように搭載されたエンジン及びダイナモメータと、エンジン及びダイナモメータを制御する制御部とを備えている。
具体的には、図4に示すように、第2実施形態の計測装置W2は、エンジンのクランク軸(図示せず)に連結される第1トルク伝達軸51と、ダイナモメータの回転軸(図示せず)に連結された第2トルク伝達軸(図示せず)との間に介装された軸トルク計(軸トルク計・本体)3と、軸トルク計3に貼り付けられた歪みゲージ10と、軸トルク計3に取り付けられた第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bと、エンジンのクランク軸からダイナモメータに伝達されるトルクを算出するための演算装置100とを備えている。
なお、歪みゲージ10は、軸トルク計に複数個貼り付けられている。また、第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bは、エンジン試験装置の軸方向に沿って、歪みゲージ10を挟んだ両側に取り付けられている。
ここで、軸トルク計3は、相対向して配置された円盤状の取付フランジ部3a、3bと、取付フランジ部3a、3bの間に挟持された中空・円筒状の受感ビーム部3cとを有している。上記の取付フランジ部3aは、エンジンのクランク軸(図示せず)に連結される第1トルク伝達軸51に接続されている。また、取付フランジ部3bは、ダイナモメータに連結された第2トルク伝達軸にフランジ部61を介して接続されている。
また、複数の歪みゲージ10は、軸トルク計3の受感ビーム部3cに、周方向に沿って等間隔で貼り付けられている。
また、第1温度センサ20aは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして、軸方向に沿って受感ビーム部3cの一方側(エンジン側)の第1領域に設置されており、第1領域の温度(第1温度)を算出するための検出値(第1温度センサ検出値)を検出するようになっている。また、第2温度センサ20bは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして、軸方向に沿って受感ビーム部3cの他方側(ダイナモメータ側)の第2領域に設置されており、第2領域の温度(第2温度)を算出するための検出値(第2温度センサ検出値)を検出するようになっている。すなわち、第1温度センサ20aは、軸トルク計3のなかのエンジンからの距離が近い部分に設置され、第2温度センサ20bは、軸トルク計のなかのエンジンからの距離が遠い部分に設置されている。
第2実施形態において、上記のように、複数の温度センサ(第1温度センサ20a及び第2温度センサ20b)を設置したのは、上述した第1実施形態と同様の理由による。
具体的には、軸トルク計3は、エンジンからの熱が、エンジンのクランク軸に近いエンジン側の領域から、クランク軸から離れているダイナモメータ側の領域に向けて伝わる(軸トルク計3では、図4に示す矢印の方向に伝熱される)。その結果、軸トルク計3では、エンジンのクランク軸に近い部分の温度が、エンジンのクランク軸から離れている部分の温度と大きく異なる場合がある。例えば、軸トルク計3は、エンジンのクランク軸(図示せず)に連結される第1トルク伝達軸51に近い部分の温度が高温になっていても、第1トルク伝達軸51から離れている部分(ダイナモメータに近い部分)の温度は第1トルク伝達軸51に近い部分の温度と比べて低い温度のままである場合がある。
そのため、第2実施形態では、高温になる軸トルク計3のエンジンのクランク軸に近い部分(第1領域)に第1温度センサ20aを取り付けると共に、軸トルク計3のエンジンのクランク軸から離れた部分(第2領域)に第2温度センサ20bを取り付けている。そして、第2実施形態では、温度が大きく異なる場合がある2つの領域の温度をそれぞれ計測して、その計測した温度を利用して、歪みゲージ10の検出値(歪みゲージ検出値)から求めた仮トルクを補正するようにしている。
また、第2実施形態の軸トルク計3には、第1実施形態と同様、演算装置100に対して、歪みゲージ10が検出した検出値(歪みゲージ検出値)と、温度センサ(第1温度センサ20a及び第2温度センサ20b)が検出した検出値(第1温度センサ検出値、第2温度センサ検出値)を通信するための構成が設けられている。
具体的には、第1実施形態と同様、軸トルク計3には、歪みゲージ10毎にADコンバータ11が設けられている(図中では省略)。また、図中では省略するが、軸トルク計3には、第1温度センサ20aが検出した検出値(第1温度センサ検出値)をデジタルデータに変換するADコンバータ21aが設けられている。また、図中では省略するが、軸トルク計3には、第2温度センサ20b検出した検出値(第2温度センサ検出値)をデジタルデータに変換するADコンバータ21bが設けられている。
また、軸トルク計3には、各ADコンバータ11、21a、21bからの信号を受け付けるデジタルロジック回路12と、デジタルロジック回路12からの信号を受信して、演算装置100の通信処理部110に、当該信号を送信する無線回路13とが取り付けられている(図中では省略)。
また、第2実施形態の演算装置100は、第1実施形態と同様に構成されている。すなわち、演算装置100は、無線回路13から送信される検出値(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値、第2温度センサ検出値)を取得する。
また、演算装置100は、取得した「歪みゲージ検出値」から仮トルクを算出する。また、演算処理部100は、取得した「第1温度センサ検出値」から、受感ビーム部3cの一方側(エンジン側)の第1領域の温度(第1温度)を算出し、取得した「第2温度センサ検出値」から、受感ビーム部3cの他方側(ダイナモメータ側)の第2領域の温度(第2温度)を算出する。
また、演算装置100は、算出して得られた第1温度及び第2温度の差分値に補正係数を乗算した補正量を算出する。
そして、演算装置100は、歪みゲージ10の検出値から求めた仮トルクから、上記の補正量(第1温度及び第2温度の差分値)を減算してトルクを算出する。
このように、第2実施形態の構成によれば、エンジンの近傍に配置される軸トルク計3のような、温度変化が大きく、且つ、エンジンに近い部分とエンジンから離れた部分とで温度が大きく相違するようなケースが生じる部品(大きな温度分布が生じる部品)を起歪体に用いてトルクを計測する計測装置であっても、異なる温度(第1温度、第2温度)を反映させたトルクが算出されるため、従来技術のものと比べて、高精度にトルクを算出することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について、図5を参照しながら説明する。
ここで、図5は、本発明の第3実施形態の計測装置の構成を示した模式図である。
なお、第3実施形態の説明では、上述した第1実施形態と同じ構成及び相当する構成には同じ符号を付して説明を省略或いは簡略化する。
第3実施形態は、上述した実施形態(第1、第2実施形態)のようなトルク計を構成するのではなく、荷重検出に用いられるビーム型ロードセルを備えた計測装置(電子秤、台秤、体重計などの計測装置)として構成される場合の例になっている。
具体的には、図5に示すように、第3実施形態の計測装置W3は、細長の略直方体状の金属ブロックから製造された起歪体5と、起歪体5に形成された貫通孔5cの内周面に貼り付けられた歪みゲージ10と、貫通孔5cの内周面に取り付けられた第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bとを有するビーム型ロードセルを備えている。また、計測装置W3は、歪みゲージ10の検出値(歪みゲージ検出値)及び温度センサ(第1温度センサ20a、第2温度センサ20b)の検出値(第1温度センサ検出値、第2温度センサ検出値)から荷重を算出するための演算装置100´を備えている。
なお、上記の起歪体5は、計測装置W3の所定位置(図示せず)に固定される固定部5aと、計量皿等(図示せず)が取り付けられる可動部5bとを有している。また、起歪体5は、長手方向の1対の両側面を貫通する貫通孔5cが形成され、その貫通孔5cにより薄肉部が形成されている。また、図中では示していないが、歪みゲージ10は、貫通孔5cの内周面に、複数個貼り付けられている。また、歪みゲージ10は、4個の抵抗素子を備えており、4個の抵抗素子によりブリッジ回路を形成している。
また、第1温度センサ20aは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして起歪体5の一方側(可動部5bが形成されている一方側)の第1領域に取り付けられており、第1領域の温度(第1温度)を算出するための検出値(第1温度センサ検出値)を検出するようになっている。また、第2温度センサ20bは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして起歪体5の反対側(固定部5aが形成されている他方側)の第2領域に取り付けられており、第2領域の温度(第2温度)を算出するための検出値(第1温度センサ検出値)を検出するようになっている。
また、起歪体5には、歪みゲージ10毎に、歪みゲージ10の検出値をデジタルデータに変換するADコンバータ11(図示せず)が設けられている。
また、起歪体5には、第1温度センサ20aが検出した第1温度センサ検出値を受け付けてデジタルデータに変換するADコンバータ21a(図示せず)が設けられている。また、起歪体5には、第2温度センサ20bが検出した第2温度センサ検出値を受け付けてデジタルデータに変換するADコンバータ21b(図示せず)が設けられている。
また、起歪体5には、各ADコンバータ11、21a、21bからの信号を受け付けるデジタルロジック回路12(図示せず)が設けられている。なお、デジタルロジック回路12は、信号線Sを介して演算装置100´に接続されている。
上記のデジタルロジック回路12は、ADコンバータ11を介して、所定のサンプリングタイミングで、歪みゲージ10が検出した検出値(デジタルデータに変換された歪みゲージ検出値)を取得する。
また、デジタルロジック回路12は、ADコンバータ21aを介して、所定のサンプリングタイミングで、第1温度センサ20aが検出した検出値(デジタルデータに変換された第1温度センサ検出値)を取得する。また、デジタルロジック回路12は、ADコンバータ21bを介して、所定のサンプリングタイミングで、第2温度センサ20bが検出した検出値(デジタルデータに変換された第2温度センサ検出値)を取得する。
そして、デジタルロジック回路12は、信号線Sを介して、演算装置100´に対して、計測時間(取得時間)を対応付けた検出値(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値、第2温度センサ検出値)を出力する。
また、演算装置100´は、起歪体5に設けられたデジタルロジック回路12から送信された信号(計測時間を対応付けた検出値(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値、第2温度センサ検出値))を受信する通信処理部110(図5には示さず)と、演算処理部120(図5には示さず)とを有している。
また、演算処理部120は、通信処理部110から「計測時間を対応付けた検出値(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値、第2温度センサ検出値)」を取得する。
そして、演算処理部120は、取得した検出値から荷重(説明の便宜上、「仮荷重」という)を算出する。なお、上記の仮荷重(N)の算出は、従来技術のビーム型ロードセルを備えた計測装置と同じであるため、詳細な説明を省略する。
また、演算処理部120は、取得した「第1温度センサ検出値」を用いて起歪体5の第1領域の温度(第1温度)を算出する。また、演算処理部120は、取得した「第2温度センサ検出値」を用いて起歪体5の第2領域の温度(第2温度)を算出する。
また、演算処理部120は、算出して得られた第1温度及び第2温度の差分値(第1温度−第2温度)を求め、当該差分値に、所定の補正係数(N/℃)を乗算した補正量(N)を算出する。
また、演算処理部120は、上記の算出した補正量を用いて、上記の算出した仮荷重を補正する。
具体的には、演算処理部120は、仮荷重から、上記の補正量(第1温度及び第2温度の差分値)を減算したものを荷重として算出する。
このように、第3実施形態の構成によれば、計測装置W3が、起歪体5の温度分布が大きくなる環境下で用いられる場合においても、算出される荷重に、温度差が生じている複数部分の温度(第1温度、第2温度)を反映させることができ、従来技術のものと比べて、高精度に荷重を算出することができる。
<第3実施形態の変形例>
次に、本発明の第3実施形態の変形例(第1〜第3変形例)について、図6〜8を参照しながら説明する。
ここで、図6は、第3実施形態の計測装置の第1変形例の構成を示した模式図である。また、図7は、第3実施形態の計測装置の第2変形例の構成を示した模式図である。また、図8は、第3実施形態の計測装置の第3変形例の構成を示した模式図である。
第3実施形態の変形例(第1〜第3変形例)は、第3実施形態の計測装置W3の起歪体の形状を変更したものであり、発明の特徴となっている「荷重の算出処理」については、上述した第3実施形態と同じである。
そのため、第3実施形態の変形例(第1〜第3変形例)では、第3実施形態と異なる部分について説明し、第3実施形態と同じ構成及び相当する構成については説明を簡略化或いは省略する。
<第3実施形態の第1変形例>
先ず、第3実施形態の第1変形例を説明する。この第1変形例は、荷重検出に用いられるロードセルがダイヤフラム型ロードセルになっている場合の例である。
具体的には、図6に示すように、第3実施形態の第1変形例の計測装置W3aは、上面6a及び側面6bが形成され且つ下端が開口した中空・円筒状の起歪体6と、起歪体6の上面6a(筒内側の上面6a)に貼り付けられた歪みゲージ10と、起歪体6の上面6a(筒内側の上面6a)に取り付けられた第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bとを有するダイヤフラム型ロードセルを備えている。また、計測装置W3aは、歪みゲージ10の検出値(歪みゲージ検出値)と、温度センサ(第1温度センサ20a、第2温度センサ20b)の検出値(第1温度センサ検出値、第2温度センサ検出値)とから荷重を算出するための演算装置100´とを備えている。
なお、上記の起歪体6は、金属により形成されており、円形に形成された上面6aの中心部に円柱状の荷重受部6c設けられている。
また、第1変形例では、起歪体6に4個の歪みゲージ10が等間隔で貼り付けられている。また、上述した第3実施形態と同様、起歪体6には、歪みゲージ10毎に、ADコンバータ11(図示せず)が設けられている。
また、第1変形例では、4個の歪みゲージ10のうち、一つの歪みゲージ10に対して、当該歪みゲージ10を挟むように、第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bが設けられている。
具体的には、第1温度センサ20aは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして起歪体6の一方側(内周側)の第1領域に設置されており、第1領域の温度(第1温度)を算出するための検出値(第1温度センサ検出値)を検出するようになっている。また、第2温度センサ20bは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして起歪体6の他方側(外周側)の第2領域に設置されており、第2領域の温度(第2温度)を算出するための検出値(第2温度センサ検出値)を検出するようになっている。
また、起歪体6には、第3実施形態と同様、第1温度センサ20aが検出した第1温度センサ検出値を受け付けてデジタルデータに変換するADコンバータ21a(図示せず)が設けられている。また、起歪体6には、第2温度センサ20bが検出した第2温度センサ検出値を受け付けてデジタルデータに変換するADコンバータ21b(図示せず)が設けられている。
また、起歪体6には、各ADコンバータ11、21a、21bからの信号を受け付けるデジタルロジック回路12(図示せず)が設けられている。なお、デジタルロジック回路12は、信号線Sを介して演算装置100´に接続されている。
なお、演算装置100´は、第3実施形態と同様に構成されている。すなわち、演算装置100´は、信号線Sを介して、デジタルロジック回路12(図示せず)から「計測時間を対応付けた検出値(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値、第2温度センサ検出値)」を取得する。
そして、演算装置100´は、取得した歪みゲージ検出値から仮荷重を算出する。
また、演算装置100´は、取得した「第1温度センサ検出値」を用いて起歪体6の第1領域の温度(第1温度)を算出する。また、演算処理部120は、取得した「第2温度センサ検出値」を用いて起歪体6の第2領域の温度(第2温度)を算出する。
また、演算装置100´は、算出して得られた第1温度及び第2温度の差分値(第1温度−第2温度)を求めて、当該差分値に、所定の補正係数(N/℃)を乗算した補正量(N)を算出する。
また、演算装置100´は、上記の算出した仮荷重から、上記の補正量(第1温度及び第2温度の差分値)を減算したものを荷重として算出する。
このように、第3実施形態の第1変形例の構成によれば、上述した第3実施形態と同様、計測装置W3aが、起歪体6の温度分布が大きくなる環境下で用いられる場合においても、算出される荷重に、温度差が生じている複数部分の温度(第1温度、第2温度)を反映させることができ、従来技術のものと比べて、高精度に荷重を算出することができる。
<第3実施形態の第2変形例>
次に、第3実施形態の第2変形例を説明する。この第2変形例は、荷重検出に用いられるロードセルがコラム型ロードセルになっている場合の例である。
具体的には、図7に示すように、第3実施形態の第2変形例の計測装置W3bは、略円筒状に形成された起歪体7と、起歪体7の側面(筒内側の側面)7aの中央部近傍(図中において上下方向の中央部近傍)に貼り付けられた歪みゲージ10と、起歪体7の側面(筒内側の側面)7aに取り付けられた第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bとを有するコラム型ロードセルを備えている。また、計測装置W3bは、歪みゲージ10の検出値(歪みゲージ検出値)と、温度センサ(第1温度センサ20a、第2温度センサ20b)の検出値(第1温度センサ検出値、第2温度センサ検出値)とから荷重を算出するための演算装置100´とを備えている。
なお、上記の起歪体7は、金属により形成されており、上方側及び下方側に、それぞれ、拡径部7b、7cが形成されている。
また、第2変形例では、起歪体7の側面7aの中央部近傍の位置に、軸方向に沿って、2個の歪みゲージ10が設けられている。また、上述した第3実施形態と同様、起歪体7には、歪みゲージ10毎に、ADコンバータ11(図示せず)が設けられている。
また、第2変形例では、起歪体7の側面7aに、2つの歪みゲージ10を挟むように、軸方向に沿って、第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bが設けられている。
具体的には、第1温度センサ20aは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして、軸方向に沿って、起歪体7の一方側(下方側)の第1領域に取り付けられており、第1領域の温度(第1温度)を算出するための検出値(第1温度センサ検出値)を検出するようになっている。また、第2温度センサ20bは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして起歪体5の内周側の第2領域に取り付けられており、第2領域の温度(第2温度)を算出するための検出値(第2温度センサ検出値)を検出するようになっている。
また、起歪体7には、第3実施形態と同様、第1温度センサ20aが検出した第1温度センサ検出値を受け付けてデジタルデータに変換するADコンバータ21a(図示せず)が設けられている。また、起歪体7には、第2温度センサ20bが検出した第2温度センサ検出値を受け付けてデジタルデータに変換するADコンバータ21b(図示せず)が設けられている。
また、起歪体7には、各ADコンバータ11、21a、21bからの信号を受け付けるデジタルロジック回路12(図示せず)が設けられている。なお、デジタルロジック回路12は、信号線Sを介して演算装置100´に接続されている。
なお、演算装置100´は、第3実施形態と同様に構成されている。すなわち、演算装置100´は、信号線Sを介して、デジタルロジック回路12(図示せず)から「計測時間を対応付けた検出値(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値、第2温度センサ検出値)」を取得する。
また、演算装置100´は、取得した歪みゲージ検出値から仮荷重を算出する。また、演算装置100´は、取得した「第1温度センサ検出値」を用いて起歪体7の第1領域の温度(第1温度)を算出する。また、演算処理部120は、取得した「第2温度センサ検出値」を用いて起歪体7の第2領域の温度(第2温度)を算出する。
また、演算装置100´は、算出して得られた第1温度及び第2温度の差分値(第1温度−第2温度)を求めて、当該差分値に、所定の補正係数(N/℃)を乗算した補正量(N)を算出する。
そして、演算装置100´は、歪みゲージ10の検出値から求めた仮荷重から、上記の補正量(第1温度及び第2温度の差分値)を減算して荷重を算出する。
このように、第3実施形態の第2変形例の構成によれば、上述した第3実施形態と同様の作用効果が得られる。
<第3実施形態の第3変形例>
次に、第3実施形態の第3変形例を説明する。この第3変形例は、荷重検出に用いられるロードセルがワッシャ型ロードセルになっている場合の例である。
具体的には、図8に示すように、第3実施形態の第3変形例の計測装置W3cは、中心部に円形孔8dが形成された平面視円環状(ワッシャ形)の起歪体8と、起歪体8に貼り付けられた歪みゲージ10と、起歪体8に取り付けられた第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bとを有するワッシャ型ロードセルを備えている。また、計測装置W3cは、歪みゲージ10の検出値(歪みゲージ検出値)と、温度センサ(第1温度センサ20a、第2温度センサ20b)の検出値(第1温度センサ検出値、第2温度センサ検出値)とから荷重を算出するための演算装置100´とを備えている。
上記の起歪体8は、円環状の本体部8aと、本体部8aの内側・端部側に形成された円環状の内側支持部8bと、本体部8aの外側の端部側に形成された円環状の外側支持部8cとを備えて、全体として、平面視円環状(ワッシャ形)に形成されている。
また、第3変形例では、起歪体8の本体部8aに、4個の歪みゲージ10が等間隔で貼り付けられている。また、上述した第3実施形態と同様、起歪体8には、歪みゲージ10毎に、ADコンバータ11(図示せず)が設けられている。
また、第3変形例では、4個の歪みゲージ10のうち、一つの歪みゲージ10に対して、当該歪みゲージ10を挟むように、第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bが設けられている。
具体的には、第1温度センサ20aは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして、起歪体8の径方向に沿って、本体部8aの一方側(内側)の第1領域に取り付けられており、第1領域の温度(第1温度)を算出するための検出値(第1温度センサ検出値)を検出するようになっている。また、第2温度センサ20bは、歪みゲージ10の設置位置を基準にして、起歪体8の径方向に沿って、本体部8aの一方側(外側)の第2領域に取り付けられており、第2領域の温度(第2温度)を算出するための検出値(第1温度センサ検出値)を検出するようになっている。
また、起歪体8には、第3実施形態と同様、第1温度センサ20aが検出した第1温度センサ検出値を受け付けてデジタルデータに変換するADコンバータ21a(図示せず)が設けられている。また、起歪体8には、第2温度センサ20bが検出した第2温度センサ検出値を受け付けてデジタルデータに変換するADコンバータ21b(図示せず)が設けられている。
また、起歪体7には、各ADコンバータ11、21a、21bからの信号を受け付けるデジタルロジック回路12(図示せず)が設けられている。なお、デジタルロジック回路12は、信号線Sを介して演算装置100´に接続されている。
なお、第3変形例の演算装置100´は、第3実施形態と同様に構成されている。すなわち、演算装置100´は、信号線Sを介して、デジタルロジック回路12(図示せず)から「計測時間を対応付けた検出値(歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値、第2温度センサ検出値)」を取得する。
また、演算装置100´は、取得した歪みゲージ検出値から仮荷重を算出する。また、演算装置100´は、取得した「第1温度センサ検出値」を用いて起歪体8の第1領域の温度(第1温度)を算出する。また、演算処理部120は、取得した「第2温度センサ検出値」を用いて起歪体8の第2領域の温度(第2温度)を算出する。
また、演算装置100´は、算出して得られた第1温度及び第2温度の差分値(第1温度−第2温度)を求めて、当該差分値に、所定の補正係数(N/℃)を乗算した補正量(N)を算出する。
そして、演算装置100´は、歪みゲージ10の検出値から求めた仮荷重から、上記の補正量(第1温度及び第2温度の差分値)を減算して荷重を算出する。
このように、第3実施形態の第3変形例の構成によれば、上述した第3実施形態と同様の作用効果が得られる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、熱の影響を受けても、高精度にトルク或いは荷重を計測することができる計測装置を提供することができる。
W1、W2、W3、W3a、W3b、W3c…計測装置
1…ドライブプレート(起歪体)
1a…クランク軸取付部
1a1…クランク軸取付穴
1b1…剛性調整穴
1c1…トルクコンバータ取付穴
1b…中間部
1c…外周部
10…歪みゲージ
11…ADコンバータ
12…デジタルロジック回路
13…無線回路
20a…第1温度センサ
20b…第2温度センサ
21a、21b…ADコンバータ
50…エンジンのクランク軸
51…第1トルク伝達軸
60…トルクコンバータ
61…フランジ部
100、100´…演算装置
110…通信処理部
120…演算処理部

3…軸トルク計
3a、3b…取付フランジ部
3c…受感ビーム部
5…起歪体
5a…固定部
5b…可動部
5c…貫通孔
6…起歪体
6a…上面
6b…側面
7…起歪体
7a…側面
7b、7c…拡径部
8…起歪体
8a…本体部
8b…内側支持部
8c…外側支持部
8d…円形孔

Claims (5)

  1. 起歪体に貼り付けられた歪みゲージが検出した歪みゲージ検出値を用いてトルク或いは荷重を算出する計測装置であって、
    前記歪みゲージを基準にして前記起歪体の一方側の第1領域に取り付けられた第1温度センサと、
    前記歪みゲージを基準にして前記起歪体の他方側の第2領域に取り付けられた第2温度センサと、
    前記歪みゲージが検出した歪みゲージ検出値と、前記第1温度センサが検出した第1温度センサ検出値と、前記第2温度センサが検出した第2温度センサ検出値とを取得し、該取得した歪みゲージ検出値、第1温度センサ検出値及び第2温度センサ検出値を用いてトルク或いは荷重を算出する演算処理部とを有していることを特徴とする計測装置。
  2. 前記演算処理部は、前記歪みゲージ検出値から仮トルク或いは仮荷重を算出し、前記第1温度センサ検出値から第1温度を算出すると共に、前記第2温度センサ検出値から第2温度を算出し、該算出した第1温度及び第2温度の差分値を用いて、前記仮トルク或いは仮荷重を補正してトルク或いは荷重を算出することを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記起歪体の第1領域は、前記起歪体の第2領域と比べて、高温になっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の計測装置。
  4. ドライブプレートに貼り付けられた歪みゲージと、該歪みゲージの検出した歪みゲージ検出値を用いてトルクを算出する演算処理部とを有する計測装置であって、
    前記歪みゲージを基準にして前記ドライブプレートの一方側の第1領域に取り付けられた第1温度センサと、
    前記歪みゲージを基準にして前記ドライブプレートの他方側の第2領域に取り付けられた第2温度センサとを有し、
    前記演算処理部は、
    前記歪みゲージが検出した歪みゲージ検出値と、前記第1温度センサが検出した第1温度センサ検出値と、前記第2温度センサが検出した第2温度センサ検出値とを取得し、該取得した検出値から仮トルクを算出し、前記第1温度センサ検出値から第1温度を算出すると共に、前記第2温度センサ検出値から第2温度を算出し、該算出した第1温度及び第2温度の差分値に所定係数を乗算した補正量を用いて前記仮トルクを補正してトルクを算出することを特徴とする計測装置。
  5. 前記ドライブプレートの第1領域は、前記歪みゲージが貼り付けられた位置よりも前記ドライブプレートの内側の領域であり、
    前記ドライブプレートの第2領域は、前記歪みゲージが貼り付けられた位置よりも前記ドライブプレートの外側の領域であることを特徴とする請求項4に記載の計測装置。
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