JP2006058162A - 荷重センサ一体型ハブユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、車軸荷重に加え、車輪の速度が測定可能であり、且つコンパクトに配置可能な荷重センサ一体型ハブユニットを提供することを課題とする。
【解決手段】 車体に回転自在に車軸を取付けるために、車体と車軸との間に介在させるころがり軸受13と、ころがり軸受13に内蔵する転動体22からころがり軸受13の外輪23に伝わる荷重を電圧信号の形態で測定するために外輪23に内蔵する又は外輪23に付設する荷重センサ24と、荷重センサ24で出力する電圧信号を受け、この電圧信号から車速を導く車速変換部31と、回転方向検出部33とからなることを特徴とする荷重センサ一体型ハブユニット。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車輪に作用する荷重(以下、車軸荷重と記す。)を測定する荷重センサにより、車輪の速度(又は車速とも呼ぶ。)を測定する荷重センサ一体型ハブユニットに関する。
従来、ハブ軸を支える転動体の周囲に備え、これらの転動体を保持する外輪に付設して車軸荷重を測定する荷重センサが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−336653公報(図1)
特許文献1を図15に基づいて説明する。
図15は従来の荷重センサ付きハブユニットの断面図であり、荷重センサ付きハブユニット100は、内輪102と、外輪103と、二列の転動体104、104とからなるハブベアリング101を主要部品とするユニットであり、外輪103の外周に歪みセンサ105を付設したものである。
この歪みセンサ105で検出した歪みを荷重に換算することにより車軸荷重を測定することができる。
このように、近年、車両の走行状態等を制御するために、荷重センサにより車輪にかかる車軸荷重や前後荷重を測定するニーズがある。
しかし、ハブベアリング付近には既に車輪速センサが配置されており、荷重センサと、車輪速センサとの両方を同時に配置するには、スペースが狭く配置が困難である。
そこで、本発明は、車軸荷重に加え、車輪の速度が測定可能であり、且つコンパクトに配置可能な荷重センサ一体型ハブユニットを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、車体に回転自在に車軸を取付けるために、車体と車軸との間に介在したころがり軸受と、ころがり軸受に内蔵する転動体からころがり軸受の外輪もしくは内輪に伝わる荷重を測定するために外輪もしくは内輪に内蔵又は付設する荷重センサとを備えたハブユニットにおいて、荷重センサが出力する信号の脈動に基づき車速を導く車速変換部を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、車速変換部により、ころがり軸受に内蔵した転動体が荷重センサを通過する間隔を測定し、この間隔より車速を求めることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ころがり軸受の外輪もしくは内輪に伝わる荷重を測定するために備えた荷重センサと、この荷重センサが出力する信号の脈動に基づき車速を導く車速変換部を設けた。
荷重センサが出力する信号の脈動により、車速を導く車速変換部を設けたため、車軸荷重に加え、車速が測定可能な荷重センサ一体型ハブユニットをハブ軸の周りにコンパクトに配置することができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、車速変換部により、ころがり軸受に内蔵した転動体が荷重センサを通過する間隔を測定し、この間隔より車速を求めるようにした。
車速変換部で、荷重センサが出力する信号の時間的間隔を測定することにより、荷重センサによる車軸荷重の測定に加えて、車輪の速度を求めることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係る荷重センサ一体型ハブユニットの断面図であり、車体側に取付けたナックル11の一端にハブ軸12を嵌め、このハブ軸12に荷重センサ一体型のころがり軸受13を嵌め、ハブ軸12とホイールとを連結するホイール支持部材14を取付けてなる例を示す。
なお、15はタイヤのホイールを固定するボルトである。
荷重センサ一体型のころがり軸受13は複列型の軸受であり、径中心から径外方へ順に、内輪21と、転動体22L・・・、22R・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)と、外輪23と、転動体22L・・・、22R・・・から受ける荷重を検出する荷重センサ24と、外輪カバー25とからなる。
外輪23と荷重センサ24と外輪カバー25は別部品であるが、これらを相互に固着し、一体化することで、実質的に一個の構造物とした。
そして、ナックル11に対し外輪カバー25が相対回転運動しないように、外輪カバー25の外周面25aには、スプライン加工、キーみぞ、又はローレット加工などを行うことにより、ナックル11と外輪カバー25を一体化する。
同様に、内輪21の内周面21cにも、ハブ軸12に対し相対回転運動しないようにスプライン加工などにより、内周面21cとハブ軸12とを一体化する。
なお、本実施例は、複列のアンギュラ玉軸受としたが、この他のころがり軸受、例えば、深溝玉軸受、テーパころ軸受、円筒ころ軸受、複列円筒ころ軸受としても良い。
図2は図1の2−2線断面図であり、左転動体22L・・・は、図破線で示す右転動体22R・・・に対し1/4波長(1/4ピッチ)だけ位相差をもたせて配置すると共に、外輪23の外周面23aの上部頂点23cに荷重センサ24L、24Rを設けることを示す。
外輪23の外周面23aに取付けた荷重センサ24L、24Rは、伸縮性に富み、耐衝撃性が高い誘電エラストマー薄膜が好適である。この他、圧電セラミックスなどの圧電素子でも差し支えない。
荷重の検出は、次の手順で行う。
転動体22L・・・、22R・・・が荷重を受け、転動体22L・・・、22R・・・から外輪みぞ23b、23bに力が作用し、外輪23が歪む。そして、外輪23が歪むと外輪23の外周面23aに取付けた荷重センサ24L、24Rが歪んで、荷重に応じて電圧を発生する。
このようにして、ハブ軸12(図1参照)に作用する荷重を検出することができる。
なお、荷重センサ24は、図点線部P・・・に示すように、外輪23の外周面23a上の対向する位置に2つ、又は4つ設けてもよい。
このように複数個設けた場合、車体に対して上下、左右方向の車軸荷重を判別することが可能となる。また、仮に1つのセンサーが故障した場合、他のセンサにより対応することも可能である。
すなわち、複数個設けると、1個にダメージを受けたとき、残りのセンサから情報を得ることができる。あるいは、複数個のセンサから得た情報を平均値化して情報の信頼性を高めることができる。
図3は本発明に係る荷重・車速測定装置であり、車速測定装置30は、車体に回転自在に車軸としてのハブ軸12(図1参照)を取付けるために、車体と車軸との間に介在させるころがり軸受13と、ころがり軸受13に内蔵する転動体22L・・・、22R・・・からころがり軸受13の外輪23に伝わる荷重を測定するために外輪23に内蔵する又は外輪23に付設する荷重センサ24と、荷重センサ24に接続して車速を導く車速変換部31(詳細は後述)とからなることを特徴とする。
32は荷重変換部32であり、荷重センサ24からの電圧信号を荷重に変更する変換部である。
33は回転方向検出部であり、その詳細は後で詳しく説明する。
また、26は、左右の列に備えた転動体22L・・・、22R・・・が、常に1/4波長(1/4ピッチ)だけ位相差をもたせ配置すると共に、左右各列において、隣り合う転動体22L・・・同士又は22R・・・同士がぶつかり合うことのないように間隔を一定に保持するため、転動体の間に嵌めた保持器である。
本発明においては、保持器26と内輪21を一体構造(若しくは保持器26を内輪21に固定)とすることで、車輪と転動体が一体に回転し、車速が正確に測定できるという効果がある。
図4は本発明に係る車速変換部のブロック図であり、車速変換部31は、AD変換部35と、車速演算部36とからなり、荷重センサ24で出力する電圧信号を受け、この電圧信号から車速を導くという機能をもつ。
具体的には、荷重センサ24で検出したアナログ電圧信号を、AD変換部35でデジタル信号に変換し、このデジタル信号を車速演算部36で車速に変換する。
図5は荷重センサの出力特性及びそれを整形したときの特性を示す図である。
(a)は、左側又は右側の列に取付けた荷重センサ24の出力波形の一例を示す。
本実施例において、ハブ軸の回転に伴い、荷重センサの転動体は順に荷重を受ける。
転動体の数は12個であるため、波長はπ/6になる。また、電圧の振幅は、ハブ軸が受ける荷重の変化に伴い刻々変化する。例えば、図において、第1〜4波まで、振幅は順に、V11〜V14であり、大小関係は、V12<V14<V13<V11である。このように、電圧は、車軸荷重の変化を受け刻々変化する。
なお、本実施例において、転動体の数は、12個であるが、転動体の数は限定しない。
(b)は、(a)の出力波形をAD変換部35(図4参照)に入力し、AD変換部35でデジタル信号に変換した後の波形であり、このAD変換部35の出力波形である。
(b)の波形と(a)の波形とを比べると、波形の上端及び下端が整形され、全体として矩形波に整形されることがわかる。このような波形整形処理を行い、0又は1のデジタル信号に変換することにより、信号の演算処理速度を向上することが可能となる。
図6は本発明に係る車速変換部の制御フロー図であり、AD変換部の出力信号を車速演算部で演算して、車速を求めるステップを説明する。ST××はステップ番号を示す。
ST01:荷重センサが、転動体の荷重を受け、ハブ軸の回転に伴い、隣り合った次の転動体の荷重を受けるまでの時間、すなわち、パルスピッチ時間tを計測する。
なお、本実施例において、パルスピッチ時間tとは、ハブ軸が1波長、π/6回転するために要する時間でもある。
ST02:角度π/6を、ST01のパルスピッチ時間tで割って角速度を得る。
ST03:角速度を車速に換算する。
図3に戻って、ころがり軸受の外輪23に伝わる荷重を荷重センサ24で検出し電圧信号で出力する。この電圧信号は、車速変換部31によりデジタル信号に変換される。
このデジタル信号は、転動体22が荷重センサ24の上を通過する毎に発生するため、車速演算部36(図4参照)により、デジタル信号の時間的間隔を検出することにより、車輪の速度を求めることができる。
ころがり軸受の外輪23に1つの荷重センサ24Lを付設することにより、車軸荷重及び車輪の速度を求めることができる。
この結果、1つの荷重センサ24Lのみで、車軸荷重及び車輪の速度を求めることができるため、荷重センサの付加価値が高まる。そして、荷重センサと速度センサとを各々設ける場合に比較して、請求項1により速度センサを省くことができれば、部品点数を削減することができる。
次に、複列軸受と荷重センサを用いて回転方向を特定する技術を説明する。
図7は本発明に係る回転方向検出部のブロック図であり、左側荷重センサ24Lで左側転動体の荷重を検出し、検出した左側の荷重信号を左側AD変換部でデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号を回転方向演算部37で受ける。
右側についても、右側AD変換部35Rにより左側と同様な変換処理を行い、変換したデジタル信号を回転方向演算部37で受ける。
回転方向演算部37で受けた信号は、演算処理され、車輪の回転方向が正回転か逆回転かを出力する。次図以降で詳しく説明する。
図8は左側及び右側に備える荷重センサの作用を説明する図であり、22L・・・は左側転動体、22R・・・は右側転動体、24L、24Rは荷重センサである。左側転動体22L・・・と、右側転動体22R・・・との位置関係は、左側転動体22L・・・に対し右側転動体22R・・・を1/4波長だけ位相がずれるように、保持器26(図3参照)により保持したものである。
以下、(a)〜(c)の各々は、回転開始直前の左側転動体及び右側転動体と荷重センサとの位置関係を示す。
(a)は、荷重センサが左側に備える2つの転動体の中間点にある場合を示す。
(b)は、荷重センサが左側に備える転動体の頂点にある場合を示す。
(c)は、荷重センサが右側に備える転動体の頂点にある場合を示す。
(a)〜(c)は、位置関係の典型例であり、図11に示す演算処理により、これらの位置のうちどの位置での停止状態から回転をはじめても、回転方向の判別が可能である。
以下、(a)〜(c)を当てはめ、順に検討をすすめる。
図9は左側と右側の荷重センサの出力を整形したときの左側と右側との電圧特性を示す図である。
電圧特性は、左側荷重センサ24Lの出力波形と、右側荷重センサ24Rの出力波形であり、AD変換部により矩形波に変換した波形である。左側転動体22Lと、右側転動体22Rとは、1/4波長だけ位相をずらして配置したので、出力された矩形波は、1/4波長だけ位相がずれる。
AD変換部により波形整形を行い、デジタル信号に変換したので、信号の演算処理速度を向上することができる。
図10は出力特性を変換して矩形波とした後、この矩形波をAD変換部でさらに加工した後の左側と右側の電圧特性を示す図であり、各矩形波の立上がり部のみを抽出したことを示す。AD変換部は、荷重センサのデータを矩形波に変換する機能と、変換した矩形波をさらに加工して、立上がり部のみを抽出するという2つの機能を有するものである。従って、図10に示す波形を、AD変換部から出力する。
図11は本発明に係る回転方向検出部の制御フロー図である。
ST11:AD変換部の出力信号として、左側センサの出力を読込む。図10の左側の波形である。
ST12:左側の出力が1であるかを判断する。左側の出力が1であれば、ST13に進む。0であれば、ST11に戻る。
ST13:計時を開始する。
ST14:AD変換部の出力信号として、右側センサの出力を読込む。図10の右側の波形である。
ST15:右側の出力が1であるかを判断する。右側の出力が1であれば、ST16に進む。0であれば、ST14に戻る。
ST16:時間Tを記録する。すなわち、ST12で左側の出力を受けた後、右側の出力を受けるまでの時間Tを記録する。
ST17:T>1/2ピッチ時間であるかを判断する。T>1/2であれば、ST18に進む。T≦1/2であれば、ST19に進む。
ST18:正回転方向と出力する。
ST19:逆回転方向と出力する。
以下、図8の(a)〜(c)の場合の各々を、図10の波形及び図11のフローにあてはめることにより、車輪が正回転方向か、逆回転方向かを正しく判別できるかどうかを説明する。
先ず、転動体が図の下向きに移動する場合を検討する。
図10に戻って、(a)の場合において、左側信号を検出した後、右側信号を検出するまでの所要時間はT1である。このT1は1/2ピッチ時間超であるので、正回転と判断する。
(b)及び(c)の場合において、所要時間は、(a)と同じT1であるので、正回転と判断することができる。
従って、(a)〜(c)のいずれの位置から回転をはじめても、演算の結果は同じT1となり、正回転と判断できることが証明された。
次に、図8において、転動体が図の上向きに移動する場合を検討する。
図10に戻って、(a)の場合において、左側信号を検出した後、右側信号を検出するまでの所要時間はT2である。このT2は1/2ピッチ時間以下であるので、逆回転と判断する。
(b)及び(c)の場合において、所要時間は、(a)と同じT2であるので、逆回転と判断することができる。
従って、転動体が図の下向きに移動する場合、(a)〜(c)のいずれの位置から回転をはじめても、演算の結果は同じT2となり、逆回転と判断できることが証明された。
すなわち、一方と他方の列とからなり、一方と他方の列との間に所定の位相差を有する複列のころがり軸受の外輪に荷重センサを設け、ころがり軸受の外輪に伝わる荷重を、荷重センサで検出し電圧信号で出力する。この電圧信号は、AD変換部によりデジタル信号に変換される。
このデジタル信号は、転動体が荷重センサの上を通過する毎に発生するため、軸受から出力される出力を検出することができ、一方又は他方のころがり軸受から出力される電圧信号を判断することにより、車輪の回転方向を検出することができる。
従って、1つの荷重センサのみで、車軸荷重及び車輪の速度を求めることができることに加えて、外輪の一方及び他方の列に備えた荷重センサから出力される電圧信号の先後を判断することにより、車輪の回転方向を検出することができる。
なお、左右両側のセンサ出力が0(オフ)の状態から左右どちらか一方のセンサが1(オン)を出力したとき、先に1(オン)を出力したのが左か右かを判別することによっても、回転方向の判別は可能である。次項により詳細に説明する。
図12は図9の左側と右側の波形を組合せた図である。
(a)、(b)、(c)、いずれにおいても、正回転ならば、両側の出力が0の状態から波形立上がるのは、必ず右側(点線で表した波形)となり、逆回転ならば、左側(実線で表した波形)となる。
なお、本実施例では、説明のため左右の波形を組合せているが、左右の波形を組合せなくても実施可能である。
このように、左右両側のセンサ出力が0(オフ)の状態から1(オン)を出力したのが左か右かを判別することにより、回転方向の判別が可能となる。
従って、図10のように各矩形波の立ち上がりのみを抽出する必要がなく、左側の出力を受けた後、右側の出力を受けるまでの時間Tを記録することもなく、容易に回転方向の判別をすることができるという利点がある。
図13は図3の別実施例図であり、ハブ軸方向の力を受けるスラスト玉軸受51のスラスト荷重を測定する荷重センサ52H、52Lをスラストころ軸受51に一体化したことを示す。
このスラスト玉軸受51は、ハウジング軌道盤53の上に載せた下部転動輪54・・・と、これらの転動輪54・・・の上に載せた内輪55と、この内輪55の上に載せた上部転動輪56・・・と、これらの転動輪56・・・の上に載せた軸軌道盤57と、この軸軌道盤57の上に配置した荷重センサ52と、荷重センサ52の上に載せたカバー部材58とを備える。
そして、下部転動輪54・・・同士がぶつからないで等間隔に保持するための保持器59を設ける。上部転動輪56・・・にも下部転動輪54・・・同様に保持器59を設け、上下転動輪の間には位相差を設ける。加えて、荷重センサ52H、52Lの出力は、車速変換部31Bと、荷重変換部32Bと、回転方向検出部33Bとにつなげたことを示す。なお、カバー部材58と荷重センサ52H、52Lと軸軌道盤57との間は固着し一体化させた構造とする。
車速変換部31Bは、転動体56・・・が荷重センサ52Hに荷重をかける時間的間隔を検出するようにしたので、車輪の速度を測定することができる。
荷重センサ52H、52Lからの信号を受け回転方向検出部33Bで回転方向を検出すると共に、荷重変換部32Bでスラスト方向にかかる荷重を検出することができる。
図14は図2の別実施例図であり、上面からみて、荷重センサ52を転動体56・・・と重なる位置に配置したことを示す。
尚、本発明の荷重センサ一体型ころがり軸受は、実施の形態では四輪車に適用したが、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明の荷重センサ一体型ハブユニットは、四輪車に好適である。
本発明に係る荷重センサ一体型ハブユニットの断面図である。 図1の2−2線断面図である。 本発明に係る荷重・車速測定装置である。 本発明に係る車速変換部のブロック図である。 荷重センサの出力特性及びそれを整形したときの特性を示す図である。 本発明に係る車速変換部の制御フロー図である。 本発明に係る回転方向検出部のブロック図である。 左側及び右側に備える荷重センサの作用を説明する図である。 左側と右側の荷重センサの出力を整形したときの左側と右側との電圧特性を示す図である。 出力特性を変換して矩形波とした後、この矩形波をAD変換部でさらに加工した後の左側と右側の特性を示す図である。 本発明に係る回転方向検出部の制御フロー図である。 図9の左側と右側の波形を組合せた図である。 図3の別実施例図である。 図2の別実施例図である。 従来の荷重センサ付きハブユニットの断面図である。
符号の説明
13…荷重センサ一体型のころがり軸受、22…転動体、22L…左側転動体、22R…右側転動体、23…外輪、24…荷重センサ、24L…左側荷重センサ、24R…右側荷重センサ、31、31B…車速変換部、33、33B…回転方向検出部、52…荷重センサ。

Claims (2)

  1. 車体に回転自在に車軸を取付けるために、車体と車軸との間に介在したころがり軸受と、前記ころがり軸受に内蔵する転動体から前記ころがり軸受の外輪もしくは内輪に伝わる荷重を測定するために前記外輪もしくは内輪に内蔵又は付設する荷重センサとを備えた荷重センサ一体型ハブユニットにおいて、
    前記荷重センサが出力する信号の脈動に基づき車速を導く車速変換部を設けたことを特徴とする荷重センサ一体型ハブユニット。
  2. 前記車速変換部により、前記ころがり軸受に内蔵した転動体が前記荷重センサを通過する間隔を測定し、この間隔より車速を求めることを特徴とする請求項1記載の荷重センサ一体型ハブユニット。
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