JP5139218B2 - コンテンツ出力装置、コンテンツ出力プログラムおよびコンテンツ出力方法 - Google Patents

コンテンツ出力装置、コンテンツ出力プログラムおよびコンテンツ出力方法 Download PDF

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Description

本発明は、広告を含むコンテンツを配信するコンテンツ出力装置、コンテンツ出力プログラムおよびコンテンツ出力方法に関し、特に、所望の広告がクリックされる回数を向上させることができるコンテンツ出力装置、コンテンツ出力プログラムおよびコンテンツ出力方法に関する。
近年、インターネットの急速な発展に伴って、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。広告配信として、ウェブページの所定の位置に、企業や商品等を示すアイコンを表示し、かかるアイコンがクリックされた場合に広告主のウェブページへ遷移するものがある。この種の広告配信は、バナー広告や広告リンクと呼ばれているが、本明細書では単に「広告」と呼ぶこととする。
広告主にとっては、ウェブページに掲載した広告がより多くクリックされることが重要である。それと同様に、ウェブサービス提供者(ウェブページ製作者)にとっても、ウェブページに掲載した広告がより多くクリックされることが重要である。これは、広告がクリックされた回数に応じて、広告主から得られる対価が変動したり、広告が多くクリックされるウェブページを提供するほど、他の広告主から広告掲載の依頼を受けたりするからである。
また、広告ごとに、クリックされる目標の回数(以下、「目標クリック数」という)が定められていることが多いため、ウェブサービス提供者にとっては、極力多くの広告について、クリック数が目標クリック数に達するようにすることも重要である。
そこで、近年、広告をユーザに効果的に認知させるように工夫されている技術が提案されている。例えば、特許文献1には、バナー広告のクリック数に基づいて、バナー広告の優先値を算出して、算出した優先値によってバナー広告の表示サイズや表示時間を変化させる技術が開示されている。なお、特許文献1に開示されている技術では、クライアント端末がバナー広告のクリック数をカウントして、かかるクリック数を配信サーバへ送信する。そして、配信サーバが、受信したクリック数を用いて優先値を算出して、算出した優先値をクライアント端末へ送信する。
特開2002−333852号公報
しかしながら、上述した従来技術には、ウェブサービス提供者が所望する広告のクリック数を向上させることができるとは限らないという問題があった。具体的には、ウェブページ上において、広告の表示サイズを大きくしたり、広告の表示時間を長くしたりしても、かかる広告がユーザによってクリックされるとは限らなかった。これは、一般的に、同一の位置に表示されている広告であっても、クリックされやすいか否かはユーザによって異なるからである。
クリックされやすい広告がユーザによって異なる点について、一例を挙げて説明する。例えば、ウェブページのサイズがブラウザの表示サイズより大きい場合、かかるウェブページは一部分のみがブラウザに表示される。ブラウザに表示されていない部分に表示されるはずの広告は、ユーザがスクロール操作を行わない限り閲覧されることもクリックされることもない。上記従来技術を用いて、広告の表示サイズを大きくしたり、広告の表示時間を長くしたりしても、ブラウザに表示されていない広告がクリックされることはない。そして、ブラウザの表示サイズはユーザによって異なるため、クリックされやすい広告はユーザによって異なることになる。
このようなことから、クリックされやすい広告は、ユーザによって異なるため、例えば、ウェブサービス提供者が、目標クリック数に達していない広告のクリック数を向上させたい場合であっても、クリック数を向上させるための制御ができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、所望の広告のクリック数を向上させることができるコンテンツ出力装置、コンテンツ出力プログラムおよびコンテンツ出力方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、異なる表示位置に表示されている広告を含むコンテンツを閲覧するユーザよって該広告がクリックされた場合に、該ユーザによって利用される端末から、該ユーザを識別するためのユーザ識別子と、該ユーザによってクリックされた広告の表示位置とに関するクリック情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたクリック情報に基づいて、前記ユーザ識別子ごとに、前記表示位置に対応付けて該表示位置に配置された広告がクリックされた回数であるクリック数を集計するクリック位置集計手段と、前記クリック位置集計手段によって集計されたクリック数を、ユーザ識別子と表示位置とに対応付けて記憶するユーザクリック特性記憶手段と、広告別クリック数、及び、前記ユーザクリック特性記憶手段に記憶されている前記表示位置ごとのクリック数に基づいて、前記異なる表示位置に配置する広告を前記ユーザごとに調整する表示位置調整手段と、前記表示位置調整手段によって配置先の表示位置が調整された広告を含むコンテンツを出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
この発明の態様によれば、所望の広告のクリック数を向上させることができる。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記表示位置調整手段は、優先度が高い広告ほど、前記ユーザクリック特性記憶手段に記憶されているクリック数が多い表示位置に配置するように調整することを特徴とする。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記広告ごとに、該広告をクリックされた回数である広告クリック数を集計する広告別クリック数集計手段と、前記広告別クリック数集計手段によって集計された広告クリック数を、広告に対応付けて記憶する広告別クリック数記憶手段とをさらに備え、前記表示位置調整手段は、前記広告別クリック数記憶手段に記憶されている広告クリック数が少ない広告ほど、該広告の優先度を高く設定することを特徴とする。
これらの発明の態様によれば、クリック数が少ない広告のクリック数を向上させることができる。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記表示位置調整手段は、前記広告別クリック数記憶手段に記憶されている広告クリック数が、前記広告がクリックされる目標の回数である目標クリック数に達成している割合であるクリック数達成率を算出し、算出したクリック数達成率が低い広告ほど、該広告の優先度を高く設定することを特徴とする。
この発明の態様によれば、クリック数が目標クリック数に達していない広告のクリック数を向上させることができる。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記表示位置調整手段は、前記広告を表示する残りの日数が少ないほど、該広告の優先度を高く設定することを特徴とする。
この発明の態様によれば、表示期限までの日数が短い広告のクリック数を向上させることができる。
本発明の一つの態様によれば、所望の広告のクリック数を向上させることができるという効果を奏する。
以下に、本発明に係るコンテンツ出力装置、コンテンツ出力プログラムおよびコンテンツ出力方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。例えば、以下の実施例では、広告を含むコンテンツとして、ウェブページを例に挙げて説明するが、広告を含むコンテンツは、ウェブページに限られず、広告を含むインターネット放送における動画像や、広告を含むデジタル放送における動画像などであってもよい。
まず、本実施例に係るコンテンツ配信システムによって提供されるウェブページについて説明する。本実施例に係るコンテンツ配信システムは、優先度の高い広告ほど、クリックされやすい位置に広告が表示されるウェブページを配信する。特に、本実施例に係るコンテンツ配信システムは、ユーザごとに、クリックされやすい位置を集計して、広告を表示する位置をユーザごとに調整する。
図1は、ウェブページP10の一例を示す図である。ウェブページP10は、本実施例に係るコンテンツ配信システムにおいて、ユーザが操作する端末装置に表示される画面である。図1に示した例では、ウェブページP10には、広告AD11〜AD14と、本編C10とが表示されている。なお、それぞれの広告AD11〜AD14は、広告を表示するための領域である表示位置L11〜L14に表示されている。
広告AD11〜AD14は、広告主によって提供されるバナー広告(アフィリエイトを含む)などの広告である。一般に、このような広告AD11〜AD14は、表示される期間が定められている。また、一般に、広告AD11〜AD14は、目標クリック数が決められている。例えば、広告AD11は、目標クリック数が「3ヶ月に3000回」と決められていたり、広告AD12は、目標クリック数が「2ヶ月に2000回」と決められていたりする。
本編C10は、ユーザによって指定されたURL(Uniform Resource Locator)に対応するコンテンツである。このようなウェブページP10は、本編C10を閲覧することを要求した全ての端末装置に表示される。
ここで、本実施例に係るコンテンツ配信システムは、ウェブページP10を閲覧しているユーザごとに、表示位置L11〜L14に対応付けて、広告AD11〜AD14がクリックされた回数を集計する。これにより、コンテンツ配信システムは、ユーザによって、どの表示位置に配置された広告がクリックされやすいかといった「ユーザごとのクリック特性」を集計することができる。
そして、コンテンツ配信システムは、ユーザからウェブページの閲覧要求を受け付けた場合に、広告AD11〜AD14の表示期間が所定の日数以内に経過するか否かを判定する。所定の日数以内に表示期間が経過する広告が存在する場合、コンテンツ配信システムは、広告AD11〜AD14の優先度を設定し、優先度が高い広告ほど、ユーザにクリックされやすい表示位置に表示されるように、ウェブページを形成するためのデータを生成する。なお、ここで言う「優先度」とは、ユーザに多くクリックさせたい広告の優先順位を示す。また、「ウェブページを形成するためのデータ」とは、HTML(Hyper Text Markup Language)ドキュメントなどを示す。本明細書では、「ウェブページを形成するためのデータ」を、単に「ウェブデータ」と呼ぶこととする。
具体的には、コンテンツ配信システムは、広告AD11〜AD14について、既にクリックされた回数(以下、「現状クリック数」という)が、目標クリック数に達している割合(以下、「クリック数達成率」という)を算出する。そして、コンテンツ配信システムは、クリック数達成率が低い広告ほど、優先度を高く設定する。これは、クリック数達成率が低い広告ほど、ユーザに多くクリックさせたい広告であるからである。
続いて、コンテンツ配信システムは、優先度の高い広告ほど、クリック数が多い表示位置に表示されるように、ウェブデータを生成する。ここで、クリック数が多い表示位置は、ユーザによって異なる場合がある。かかる場合、コンテンツ配信システムは、ユーザごとに、かかるユーザにクリックされやすい表示位置に、優先度の高い広告を表示させるウェブデータを生成する。すなわち、クリック数が多い表示位置がユーザによって異なる場合、コンテンツ配信システムは、ユーザごとに、広告の表示位置が異なるウェブデータを生成する。これにより、コンテンツ配信システムは、各ユーザにクリックされやすい表示位置に優先度の高い広告が表示されたウェブデータを、各ユーザに配信することができるので、優先度の高い広告がより多くクリックされるようにすることができる。
図1に示した例を用いて説明する。例えば、図1に示した例において、所定のユーザAは、表示位置L11、L12、L13、L14の順にクリック数が多いものとする。また、所定のユーザBは、表示位置L12、L13、L11、L14の順にクリック数が多いものとする。また、それぞれの広告AD11〜AD14のクリック数達成率が、広告AD11、AD12、AD13、AD14の順に低かったものとする。
かかる場合に、コンテンツ配信システムは、まず、広告AD11、AD12、AD13、AD14の順に優先度を高く設定する。そして、コンテンツ配信システムは、ユーザAに対しては、図1に示したように、表示位置L11には広告AD11を表示し、表示位置L12には広告AD12を表示し、表示位置L13には広告AD13を表示し、表示位置L14には広告AD14を表示されるウェブデータを配信する。これは、ユーザAの場合、表示位置L11のクリック数が1番多いためである。すなわち、コンテンツ配信システムは、ユーザAによって1番目にクリックされやすいと考えられる表示位置L11に、優先度が1番目に高い広告AD11を表示させる。同様の理由により、コンテンツ配信システムは、優先度が高い広告ほど、クリック数が多い位置に表示させる。
一方、コンテンツ配信システムは、ユーザBに対しては、図1に示した例と異なる表示位置に広告AD11〜AD14が表示されるウェブデータを配信する。具体的には、コンテンツ配信システムは、優先度が1番目に高い広告AD11を、ユーザBによって1番目にクリックされやすいと考えられる表示位置L12に表示させる。また、コンテンツ配信システムは、優先度が2番目に高い広告AD12を、ユーザBによって2番目にクリックされやすいと考えられる表示位置L13に表示させる。また、コンテンツ配信システムは、優先度が3番目に高い広告AD13を、ユーザBによって3番目にクリックされやすいと考えられる表示位置L11に表示させる。そして、コンテンツ配信システムは、優先度が最も低い広告AD14を、ユーザBによって最もクリックされにくいと考えられる表示位置L14に表示させる。
このように、本実施例に係るコンテンツ配信システムは、ユーザのクリック特性に基づいて、広告の表示位置を調整する。これにより、コンテンツ配信システムは、所望の広告のクリック数を向上させることができる。
次に、本実施例に係るコンテンツ配信システムの構成について説明する。図2は、本実施例に係るコンテンツ配信システム1の構成を説明するための図である。図2に示すように、コンテンツ配信システム1は、データベース装置100と、データ配信装置200とを有し、インターネット等のネットワーク20を介して、端末装置10a〜10nと接続される。端末装置10a〜10nは、ユーザが操作する情報処理装置であり、例えば、パソコンや携帯電話端末に相当する。
データベース装置100は、データ配信装置200において用いられる各種情報を記憶する。データベース装置100の構成を図3に示す。図3に示すように、データベース装置100は、ユーザクリック特性データ110と、広告別クリック数データ120等を記憶する。なお、図3に示したデータベース装置100では、本実施例に係るコンテンツ配信システム1の特徴的処理を説明するために必要な構成のみを示す。
ユーザクリック特性データ110は、ユーザごとのクリック特性を示す情報である。ユーザクリック特性データ110の一例を図4に示す。図4に示すように、ユーザクリック特性データ110は、ユーザID、表示位置、クリック数、ランクといった項目を有する。
ユーザIDは、ユーザを識別するための識別番号である。表示位置は、ウェブページにおいて広告が表示される表示位置を示す。なお、図4に例示した表示位置には、図1に示した表示位置L11〜L14に付した参照符号「L11」〜「L14」が記憶されるものとする。
クリック数は、対応する表示位置に表示された広告がクリックされた回数を示す。ランクは、対応する表示位置に表示された広告がクリックされた回数のランキングを示す。図4に示した例では、ランクに記憶されている数値が小さいほど広告のクリック数が多いものとする。
すなわち、図4に示したユーザクリック特性データ110の1〜4行目は、ユーザIDが「XXX」であるユーザ(以下、「ユーザX」とする)のクリック特性を示している。より具体的に説明すると、図4における1〜4行目は、ユーザXによって、表示位置L11に表示された広告が200回クリックされ、表示位置L12に表示された広告が500回クリックされ、表示位置L13に表示された広告が550回クリックされ、表示位置L14に表示された広告が10回クリックされたことを示している。そして、図4における1〜4行目のランクは、ユーザXによってクリックされる回数が、表示位置L13、L12、L11、L14の順に多いことを示している。
同様に、図4に示したユーザクリック特性データ110の5〜8行目は、ユーザIDが「YYY」であるユーザ(以下、「ユーザY」とする)のクリック特性を示している。より具体的に説明すると、図4における5〜8行目は、ユーザYによって、表示位置L11に表示された広告が700回クリックされ、表示位置L12に表示された広告が100回クリックされ、表示位置L13に表示された広告が50回クリックされ、表示位置L14に表示された広告が350回クリックされたことを示している。そして、図4における5〜8行目のランクは、ユーザYによってクリックされる回数が、表示位置L11、L14、L12、L13の順に多いことを示している。
このように、ユーザクリック特性データ110は、ユーザIDごとに、表示位置に対応付けてクリック数を記憶する。したがって、ユーザクリック特性データ110は、表示位置L11〜L14に表示される広告が変わった場合であっても、表示位置L11〜L14に表示された広告がクリックされた回数を記憶する。これにより、ユーザクリック特性データ110に記憶されている各種情報は、ユーザによってクリックされやすい表示位置を示すことになる。
広告別クリック数データ120は、各広告を表示させる表示位置を示す情報である。広告別クリック数データ120の一例を図5に示す。図5に示すように、広告別クリック数データ120は、広告ID、表示位置、表示期間、現状クリック数、目標クリック数といった項目を有する。
広告IDは、広告を識別するための識別番号である。なお、図5に例示した広告IDには、図1に示した広告AD11〜AD14に付した参照符号「AD11」〜「AD14」が記憶されるものとする。
表示位置は、図5に示すように、「通常」と「調整」といった項目を有する。以下では、表示位置が有する項目「通常」を「通常表示位置」と略記し、表示位置が有する項目「調整」を「調整表示位置」と略記する。
通常表示位置は、固定的に決められている広告の表示位置を示す。なお、図5に例示した通常表示位置には、図1に示した表示位置L11〜L14に付した参照符号「L11」〜「L14」が記憶されるものとする。調整表示位置は、後述するデータ配信装置200によって更新される項目であり、図4に示したユーザクリック特性データ110のランクに対応する。
表示期間は、対応する広告IDが示す広告がウェブページに表示される期間を示す。具体的には、表示期間は、広告がウェブページに表示される期間として、「4月1日〜6月30日」のような情報を記憶する。本明細書では、表示期間のうち、広告がウェブページに表示される最終の日付を「表示期限」と呼ぶこととする。また、図5では、説明を簡単にするために、表示期間に、年月日時分秒のうち「月」と「日」とを示す情報が記憶される例を示しているが、実際には、表示期間には、年月日時分秒が記憶されてもよい。
現状クリック数は、対応する広告IDが示す広告がクリックされた回数を示す。目標クリック数は、対応する広告IDが示す広告がクリックされる目標の回数を示す。
なお、後述するデータ配信装置200は、通常時は、通常表示位置に記憶されている情報に基づいて、広告をウェブページに表示させる。一方、データ配信装置200は、広告の表示期限が現在の日付から所定の日数後以内である場合、調整表示位置に記憶されている情報に基づいて、広告をウェブページに表示させる。なお、ここで言う「通常時」とは、表示期限が現在の日付から所定の日数後以内でない場合を示す。
すなわち、図5に示した広告別クリック数データ120の1行目は、広告AD11は、表示期間が「4月1日」〜「6月30日」であり、現時点で「1500回」クリックされており、目標クリック数が「3000回」であることを示している。さらに、図5に示した1行目は、広告AD11が、通常時においては、表示位置L11に表示されることを示している。また、図5に示した1行目は、表示期限が現在の日付から所定の日数後以内である場合、広告AD11が、各ユーザによってクリックされた回数が最も多い表示位置であるランク「1」に対応する表示位置に表示されることを示している。
同様に、図5に示した広告別クリック数データ120の2行目は、広告AD12は、表示期間が「4月1日」〜「7月31日」であり、現時点で「2400回」クリックされており、目標クリック数が「4000回」であることを示している。さらに、図5に示した2行目は、広告AD12が、通常時においては、表示位置L12に表示されることを示している。また、図5に示した2行目は、表示期限が現在の日付から所定の日数後以内である場合、広告AD12が、各ユーザによってクリックされた回数が2番目に多い表示位置であるランク「2」に対応する表示位置に表示されることを示している。
図2の説明に戻って、データ配信装置200は、データベース装置100に記憶されている各種情報に基づいて、端末装置10a〜10nへウェブデータを配信するサーバである。具体的には、データ配信装置200は、端末装置10a〜10nからウェブページの閲覧要求を受け付けた場合に、端末装置10a〜10nに対して、かかる閲覧要求に対応するウェブデータを配信する。このとき、データ配信装置200は、優先度の高い広告ほど、クリックされやすい表示位置に表示されるようにウェブデータを生成する。
データ配信装置200の構成を図6に示す。図6に示すように、データ配信装置200は、広告クリック受信部210と、クリック位置集計部220と、広告別クリック数集計部230と、表示位置調整部240と、出力部250とを有する。
広告クリック受信部210は、端末装置10a〜10nから、広告をクリックした旨のクリック情報を受信する。具体的には、広告クリック受信部210は、端末装置10a〜10nによってウェブページ上の所定の広告がクリックされた場合に、広告をクリックしたユーザのユーザIDと、クリックされた広告を示す広告IDと、かかる広告が表示されている表示位置とに関するクリック情報を受信する。
クリック位置集計部220は、広告クリック受信部210によって受信されたクリック情報に基づいて、データベース装置100が有するユーザクリック特性データ110を更新する。具体的には、クリック位置集計部220は、広告クリック受信部210によって受信されたクリック情報に含まれるユーザIDと表示位置との組合せに対応するユーザクリック特性データ110のクリック数に「1」を加算する。また、クリック位置集計部220は、ユーザクリック特性データ110のクリック数に「1」を加算するたびに、クリック数が多い順に、ランクの値が小さくなるように更新する。
上述したクリック位置集計部220によるクリック位置集計処理について例を挙げて説明する。例えば、広告クリック受信部210がユーザID「XXX」と、広告ID「AD11」と、表示位置「L11」とを含むクリック情報を受信したものとする。また、ユーザクリック特性データ110が、図4に示した状態であるものとする。かかる場合、クリック位置集計部220は、ユーザID「XXX」と表示位置「L11」に対応するユーザクリック特性データ110のクリック数「200」を「201」に更新する。
このようにして、広告クリック受信部210がユーザID「XXX」と、表示位置「L11」とを含むクリック情報を受信し続けて、クリック位置集計部220がユーザクリック特性データ110を更新した結果、ユーザID「XXX」と表示位置「L11」に対応するクリック数が「501」になったものとする。かかる場合、クリック位置集計部220は、ユーザID「XXX」と表示位置「L11」に対応するユーザクリック特性データ110のランク「3」を「2」へ更新するとともに、ユーザID「XXX」と表示位置「L12」に対応するランク「2」を「3」へ更新する。これにより、ユーザクリック特性データ110のランクは、クリック数が多い順番になる。
広告別クリック数集計部230は、広告クリック受信部210によって受信されたクリック情報に基づいて、データベース装置100が有する広告別クリック数データ120を更新する。具体的には、広告別クリック数集計部230は、広告クリック受信部210によって受信されたクリック情報に含まれる広告IDに対応する広告別クリック数データ120の現状クリック数に「1」を加算する。
上述した広告別クリック数集計部230による広告別クリック数集計処理について例を挙げて説明する。例えば、上記例と同様に、広告クリック受信部210がユーザID「XXX」と、広告ID「AD11」と、表示位置「L11」とを含むクリック情報を受信したものとする。また、広告別クリック数データ120が、図5に示した状態であるものとする。かかる場合、広告別クリック数集計部230は、広告ID「AD11」に対応する広告別クリック数データ120の現状クリック数「1500」を「1501」に更新する。
表示位置調整部240は、所定の条件になった場合に、広告別クリック数データ120の調整表示位置を更新する。具体的には、表示位置調整部240は、広告別クリック数データ120に記憶されている表示期限のうち、1つでも現在の日付から所定の日数後以内である表示期限が存在する場合に、表示期限が現在の日付から所定の日数後以内である広告のクリック数達成率を算出する。そして、表示位置調整部240は、算出したクリック数達成率の低い順番に、広告の優先度が高くなるように、広告別クリック数データ120の調整表示位置を更新する。
なお、表示位置調整部240は、広告別クリック数集計部230によって広告別クリック数データ120が更新されるたびに、上述した調整表示位置更新処理を行ってもよいし、所定の時間が経過するたびに(例えば、10分毎)、上述した調整表示位置更新処理を行ってもよい。
上述した表示位置調整部240による調整表示位置更新処理について例を挙げて説明する。例えば、現在の日時が「6月25日」であり、表示期限が現在の日付から2週間以内になった場合に、表示位置調整部240が調整表示位置更新処理を行うものとする。また、広告別クリック数データ120が、図5に示した状態であるものとする。かかる場合、表示位置調整部240は、まず、広告別クリック数データ120のレコードのうち、「6月25日」から2週間以内に表示期限が経過するレコードを抽出する。ここでは、表示位置調整部240は、図5に示した広告別クリック数データ120の1、3、4行目のレコードを抽出する。
続いて、表示位置調整部240は、抽出したそれぞれのレコードに対応する広告のクリック数達成率を算出する。具体的には、表示位置調整部240は、広告ID「AD11」が示す広告のクリック数達成率を算出する場合、現状クリック数「1500」を目標クリック数「3000」で除算して「0.5」を算出し、算出した「0.5」に100を乗算した値である「50%」を求める。同様にして、表示位置調整部240は、広告ID「AD13」が示す広告のクリック数達成率として「60%」を算出し、広告ID「AD14」が示す広告のクリック数達成率として「96%」を算出する。
すなわち、クリック数達成率は、広告ID「AD11」、「AD13」、「AD14」の順に低い。よって、表示位置調整部240は、各広告の優先度を、広告ID「AD11」、「AD13」、「AD14」の順に高く設定する。また、広告ID「AD12」は、表示期間を過ぎるまでに余裕があるため、表示位置調整部240は、広告ID「AD12」の優先度を一番低く設定する。そして、表示位置調整部240は、図7に示した広告別クリック数データ120のように、優先度の高い広告IDほどランクが高くなるように、広告別クリック数データ120の調整表示位置を更新する。
具体的には、表示位置調整部240は、図7において斜線を付して示したように、広告ID「AD12」に対応する調整表示位置「2」を「4」に更新し、広告ID「AD13」に対応する調整表示位置「3」を「2」に更新し、広告ID「AD14」に対応する調整表示位置「4」を「3」に更新する。これにより、広告別クリック数データ120に記憶されている調整表示位置は、優先度の高い広告IDほど、ランクが高くなる。
なお、上記例では、表示期限が所定の日数後以内である広告を抽出して、抽出した広告のクリック数達成率に基づいて、優先度を設定する例を示したが、表示位置調整部240は、表示期限が経過するまでの日数が少ないほど、優先度を高く設定してもよい。言い換えれば、表示位置調整部240は、広告を表示する残りの日数が少ないほど、かかる広告の優先度を高く設定してもよい。すなわち、表示位置調整部240は、クリック数達成率が低く、かつ、表示期間が経過するまでの日数が少ないほど、優先度を高く設定してもよい。かかる場合、表示位置調整部240は、例えば、「クリック数達成率」に「表示期限が経過するまでの日数」を乗算して、乗算結果の値が小さいほど優先度を高く設定する。
出力部250は、端末装置10a〜10nからウェブページの閲覧要求を受け付けた場合に、かかる閲覧要求に対応するウェブデータを出力する。具体的には、出力部250は、ウェブページに含まれる広告の表示期限が、現在の日付から所定の日数後以内である場合に、広告別クリック数データ120に記憶されている調整表示位置に基づいて、広告の表示位置を決定する。一方、かかる広告の表示期限が所定の日数後以内でない場合、出力部250は、広告別クリック数データ120に記憶されている通常表示位置に基づいて、広告の表示位置を決定する。
上述した出力部250によるコンテンツ配信処理について例を挙げて説明する。例えば、現在の日時が「4月10日」であり、表示期限が現在の日付から2週間以内になった場合に、出力部250が広告別クリック数データ120の調整表示位置に基づいて、広告の表示位置を決定するものとする。また、広告別クリック数データ120が、図7に示した状態であるものとする。
かかる場合、現在の日時「4月10日」から2週間経過しても、図7に示した広告別クリック数データ120に記憶されている全ての表示期限が過ぎない。よって、出力部250は、広告別クリック数データ120の通常表示位置に基づいて広告の表示位置を決定する。ここでは、出力部250は、広告ID「AD11」の広告が表示位置L11に表示され、広告ID「AD12」の広告が表示位置L12に表示され、広告ID「AD13」の広告が表示位置L13に表示され、広告ID「AD14」の広告が表示位置L14に表示されるようにウェブデータを生成する。
また、上述した出力部250によるコンテンツ配信処理について、他の例を挙げて説明する。例えば、現在の日時が「6月20日」であり、表示期限が現在の日付から2週間以内になった場合に、出力部250が広告別クリック数データ120の調整表示位置に基づいて、広告の表示位置を決定するものとする。また、ユーザクリック特性データ110が図4に示した状態であるものとし、広告別クリック数データ120が図7に示した状態であるものとする。
かかる場合、図7に示した広告別クリック数データ120に記憶されている表示期限のうち、現在の日時「6月20日」から2週間以内に経過する表示期限が存在する。よって、出力部250は、広告別クリック数データ120の調整表示位置に基づいて広告の表示位置を決定する。ここでは、出力部250は、広告ID「AD11」の広告が各ユーザのランク「1」に対応する表示位置に表示されるようにウェブデータを生成する。
すなわち、図4に示すように、ユーザID「XXX]とランク「1」との組合せに対応する表示位置は、表示位置L13であるため、出力部250は、ユーザXにウェブデータを配信する場合、広告ID「AD11」の広告が表示位置L13に表示されるようにウェブデータを生成する。また、図4に示すように、ユーザID「YYY」とランク「1」との組合せに対応する表示位置は、表示位置L11であるため、出力部250は、ユーザYにウェブデータを配信する場合、広告ID「AD11」の広告が表示位置L11に表示されるようにウェブデータを生成する。
同様にして、出力部250は、広告ID「AD12」の広告が各ユーザのランク「4」に対応する表示位置に表示され、広告ID「AD13」の広告が各ユーザのランク「2」に対応する表示位置に表示され、広告ID「AD14」の広告が各ユーザのランク「3」に対応する表示位置に表示されるようにウェブデータを生成する。そして、出力部250は、このようにして生成したウェブデータを配信する。
次に、図6に示したクリック位置集計部220によるクリック位置集計処理の手順について説明する。図8は、図6に示したクリック位置集計部220によるクリック位置集計処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、広告クリック受信部210によってクリック情報が受信された場合に(ステップS101肯定)、クリック位置集計部220は、ユーザクリック特性データ110のレコードのうち、クリック情報に含まれるユーザIDと表示位置との組合せに対応するレコードを特定する(ステップS102)。続いて、クリック位置集計部220は、前述において特定したレコードのクリック数に「1」を加算する(ステップS103)。
続いて、クリック位置集計部220は、ユーザクリック特性データ110のランクの値を、クリック数が多い順番になるように更新する(ステップS104)。このようにして、クリック位置集計部220は、広告クリック受信部210によってクリック情報が受信されるたびに、ユーザクリック特性データ110のクリック数およびランクを更新する。
次に、図6に示した広告別クリック数集計部230による広告別クリック数集計処理の手順について説明する。図9は、図6に示した広告別クリック数集計部230による広告別クリック数集計処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、広告クリック受信部210によってクリック情報が受信された場合に(ステップS201肯定)、広告別クリック数集計部230は、広告別クリック数データ120のレコードのうち、クリック情報に含まれる広告IDに対応するレコードを特定する(ステップS202)。続いて、広告別クリック数集計部230は、前述において特定したレコードの現状クリック数に「1」を加算する(ステップS203)。
このようにして、広告別クリック数集計部230は、広告クリック受信部210によってクリック情報が受信されるたびに、広告別クリック数データ120の現状クリック数を更新する。
次に、図6に示した表示位置調整部240による調整表示位置更新処理の手順について説明する。図10は、図6に示した表示位置調整部240による調整表示位置更新処理手順を示すフローチャートである。
図10に示すように、広告別クリック数データ120に記憶されている表示期限が所定の日数以内に経過する場合に(ステップS301肯定)、表示位置調整部240は、広告別クリック数データ120から、表示期限が所定の日数以内に経過するレコードを抽出する(ステップS302)。
続いて、表示位置調整部240は、前述において抽出したレコードに対応する現状クリック数を目標クリック数で除算した値に100を乗算することにより、クリック数達成率を算出する(ステップS303)。そして、表示位置調整部240は、各広告の優先度を、クリック数達成率が低い順番に設定する(ステップS304)。続いて、表示位置調整部240は、ステップS302において抽出しなかった広告の優先度を最も低く設定する(ステップS305)。
そして、表示位置調整部240は、優先度の高い広告ほど、ランクが高くなるように、広告別クリック数データ120の調整表示位置を更新する(ステップS306)。なお、ここでは、表示期限が現在日付から所定の日数後以内になった場合に、調整表示位置更新処理を行う例を示したが、上述したように、表示位置調整部240は、広告別クリック数集計部230によって広告別クリック数データ120が更新された場合や、所定の時間が経過した場合に、調整表示位置更新処理を行ってもよい。
次に、図6に示した出力部250によるコンテンツ出力処理の手順について説明する。図11は、図6に示した出力部250によるコンテンツ出力処理手順を示すフローチャートである。
図11に示すように、出力部250は、端末装置10a〜10nからウェブページの閲覧要求を受け付けた場合に(ステップS401肯定)、かかる閲覧要求に対応するコンテンツに含める広告の表示期間が所定の日数以内に経過するか否かを判定する(ステップS402)。
広告別クリック数データ120に記憶されている表示期限が所定の日数以内に経過しない場合(ステップS402否定)、出力部250は、広告別クリック数データ120に記憶されている通常表示位置に基づいて、広告の表示位置を決定する(ステップS403)。
一方、広告別クリック数データ120に記憶されている表示期限が所定の日数以内に経過する場合(ステップS402肯定)、出力部250は、広告別クリック数データ120に記憶されている調整表示位置に基づいて、広告の表示位置を決定する(ステップS404)。
そして、出力部250は、前述において決定した表示位置に広告が表示されるようにウェブデータを形成し(ステップS405)、形成したウェブデータを、閲覧要求を送信した端末装置10a〜10nへ配信する(ステップS406)。
上述してきたように、本実施例に係るコンテンツ配信システム1は、ユーザのクリック特性に基づいて、広告の表示位置を調整する。このため、コンテンツ配信システム1は、クリックされやすいウェブページ上における位置がユーザによって異なる場合であっても、所望の広告のクリック数を向上させることができる。
また、本実施例に係るコンテンツ配信システム1は、クリック数が少ない広告ほど優先度を高く設定する。そして、コンテンツ配信システム1は、優先度を高い広告ほど、配信先のユーザにクリックされやすい表示位置に表示させる。これにより、コンテンツ配信システム1は、クリック数が少ない広告のクリック数を向上させることができる。
また、本実施例に係るコンテンツ配信システム1は、広告ごとにクリック数達成率を算出し、算出したクリック数達成率が低い広告ほど、配信先のユーザにクリックされやすい表示位置に表示させる。これにより、コンテンツ配信システム1は、クリック数が目標クリック数に達していない広告のクリック数を向上させることができる。
また、本実施例に係るコンテンツ配信システム1は、広告の表示期限が所定の日数後以内である場合、かかる広告の優先度を高く設定する。そして、コンテンツ配信システム1は、優先度が高い広告ほど、配信先のユーザにクリックされやすい表示位置に表示させる。これにより、コンテンツ配信システム1は、表示される残りの期間が短い広告のクリック数を向上させることができる。
また、本実施例に係るコンテンツ配信システム1は、ユーザに広告がクリックされるたびに、ユーザクリック特性データ110および広告別クリック数データ120を更新するので、ユーザのクリック特性についてほぼ最新の情報を保持しておくことができる。これにより、コンテンツ配信システム1は、精度の高いユーザクリック特性に関する情報(ユーザクリック特性データ110)を用いて、広告の表示位置を調整することができる。
なお、上記実施例では、広告の表示期限が現在日付から所定の日数後以内である場合に、出力部250が、広告別クリック数データ120に記憶されている調整表示位置に基づいて、広告の表示位置を決定する例を示した。しかし、出力部250は、広告の表示期限が現在日付から所定の日数後以内である場合であっても、クリック数達成率が所定の値以上である場合には、広告別クリック数データ120の通常表示位置に基づいて、広告の表示位置を決定してもよい。例えば、広告の表示期限が現在日付から1週間後である場合であっても、クリック数達成率が90%以上であれば、出力部250は、広告別クリック数データ120の通常表示位置に基づいて、広告の表示位置を決定してもよい。また、例えば、広告の表示期限が現在日付から3日後である場合であっても、クリック数達成率が96%以上であれば、出力部250は、広告別クリック数データ120の通常表示位置に基づいて、広告の表示位置を決定してもよい。このように、出力部250は、表示期限の残りの日数と、クリック数達成率とに基づいて、広告別クリック数データ120の通常表示位置または調整表示位置のいずれを用いるかを決めてよい。すなわち、表示期限までの日数が少ない場合であっても、残りの日数で目標クリック数を達成できそうであれば、出力部250は、広告別クリック数データ120の通常表示位置に基づいて、広告の表示位置を決定してもよい。
また、上記実施例では、広告別クリック数データ120に記憶される全ての広告がウェブページに表示される例を示したが、広告別クリック数データ120は、ウェブページに表示されるとは限らない広告を記憶してもよい。例えば、図1に示したウェブページP10ように、広告を表示するための領域が4個(表示位置L11〜L14)しかない場合であっても、広告別クリック数データ120は、5個以上の広告を記憶してもよい。かかる場合、出力部250は、優先度の高い上位4個の広告をウェブページP10に表示するようにウェブデータを生成する。
また、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されてもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係るコンテンツ出力装置、コンテンツ出力プログラムおよびコンテンツ出力方法は、広告を含むコンテンツを配信するなどに有用であり、特に、所望の広告のクリック数を向上させる必要がある場合に適している。
ウェブページの一例を示す図である。 本実施例に係るコンテンツ配信システムの構成を説明するための図である。 データベース装置の構成を示す図である。 ユーザクリック特性データの一例を示す図である。 広告別クリック数データの一例を示す図である。 データ配信装置の構成を示す図である。 広告別クリック数データの一例を示す図である。 図6に示したクリック位置集計部によるクリック位置集計処理手順を示すフローチャートである。 図6に示した広告別クリック数集計部による広告別クリック数集計処理手順を示すフローチャートである。 図6に示した表示位置調整部による調整表示位置更新処理手順を示すフローチャートである。 図6に示した出力部によるコンテンツ出力処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 コンテンツ配信システム
10a〜10n 端末装置
20 ネットワーク
100 データベース装置
110 ユーザクリック特性データ
120 広告別クリック数データ
200 データ配信装置
210 広告クリック受信部
220 クリック位置集計部
230 広告別クリック数集計部
240 表示位置調整部
250 出力部

Claims (9)

  1. 異なる表示位置に表示されている広告を含むコンテンツを閲覧するユーザよって該広告がクリックされた場合に、該ユーザによって利用される端末から、該ユーザを識別するためのユーザ識別子と、該ユーザによってクリックされた広告の表示位置とに関するクリック情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信されたクリック情報に基づいて、前記ユーザ識別子ごとに、前記表示位置に対応付けて該表示位置に配置された広告がクリックされた回数であるクリック数を集計するクリック位置集計手段と、
    前記クリック位置集計手段によって集計されたクリック数を、ユーザ識別子と表示位置とに対応付けて記憶するユーザクリック特性記憶手段と、
    広告別クリック数、及び、前記ユーザクリック特性記憶手段に記憶されている前記表示位置ごとのクリック数に基づいて、前記異なる表示位置に配置する広告を前記ユーザごとに調整する表示位置調整手段と、
    前記表示位置調整手段によって配置先の表示位置が調整された広告を含むコンテンツを出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とするコンテンツ出力装置。
  2. 前記表示位置調整手段は、優先度が高い広告ほど、前記ユーザクリック特性記憶手段に記憶されているクリック数が多い表示位置に配置するように調整することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ出力装置。
  3. 前記広告ごとに、該広告をクリックされた回数である広告クリック数を集計する広告別クリック数集計手段と、
    前記広告別クリック数集計手段によって集計された広告クリック数を、広告に対応付けて記憶する広告別クリック数記憶手段とをさらに備え、
    前記表示位置調整手段は、前記広告別クリック数記憶手段に記憶されている広告クリック数が少ない広告ほど、該広告の優先度を高く設定することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ出力装置。
  4. 前記表示位置調整手段は、前記広告別クリック数記憶手段に記憶されている広告クリック数が、前記広告がクリックされる目標の回数である目標クリック数に達成している割合であるクリック数達成率を算出し、算出したクリック数達成率が低い広告ほど、該広告の優先度を高く設定することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ出力装置。
  5. 前記表示位置調整手段は、前記広告を表示する残りの日数が少ないほど、該広告の優先度を高く設定することを特徴とする請求項3または4に記載のコンテンツ出力装置。
  6. 異なる表示位置に表示されている広告を含むコンテンツを閲覧するユーザよって該広告がクリックされた場合に、該ユーザによって利用される端末から、該ユーザを識別するためのユーザ識別子と、該ユーザによってクリックされた広告の表示位置とに関するクリック情報を受信する受信手順と、
    前記受信手順によって受信されたクリック情報に基づいて、前記ユーザ識別子ごとに、前記表示位置に対応付けて該表示位置に配置された広告がクリックされた回数であるクリック数を集計して、集計したクリック数を、ユーザ識別子と表示位置とに対応付けてユーザクリック特性記憶部に記憶させるクリック位置集計手順と、
    広告別クリック数、及び、前記クリック位置集計手順によって前記ユーザクリック特性記憶部に記憶された前記表示位置ごとのクリック数に基づいて、前記異なる表示位置に配置する広告を前記ユーザごとに調整する表示位置調整手順と、
    前記表示位置調整手順によって配置先の表示位置が調整された広告を含むコンテンツを出力する出力手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンテンツ出力プログラム。
  7. 前記表示位置調整手順は、優先度が高い広告ほど、前記ユーザクリック特性記憶部に記憶されているクリック数が多い表示位置に配置するように調整することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ出力プログラム。
  8. 広告を含むコンテンツを出力するコンテンツ出力装置におけるコンテンツ出力方法であって、
    前記コンテンツ出力装置が、
    異なる表示位置に表示されている広告を含むコンテンツを閲覧するユーザよって該広告がクリックされた場合に、該ユーザによって利用される端末から、該ユーザを識別するためのユーザ識別子と、該ユーザによってクリックされた広告の表示位置とに関するクリック情報を受信する受信工程と、
    前記受信工程によって受信されたクリック情報に基づいて、前記ユーザ識別子ごとに、前記表示位置に対応付けて該表示位置に配置された広告がクリックされた回数であるクリック数を集計して、集計したクリック数を、ユーザ識別子と表示位置とに対応付けてユーザクリック特性記憶部に記憶させるクリック位置集計工程と、
    広告別クリック数、及び、前記クリック位置集計工程によって前記ユーザクリック特性記憶部に記憶された前記表示位置ごとのクリック数に基づいて、前記異なる表示位置に配置する広告を前記ユーザごとに調整する表示位置調整工程と、
    前記表示位置調整工程によって配置先の表示位置が調整された広告を含むコンテンツを出力する出力工程と
    を含んだことを特徴とするコンテンツ出力方法。
  9. 前記表示位置調整工程は、優先度が高い広告ほど、前記ユーザクリック特性記憶部に記憶されているクリック数が多い表示位置に配置するように調整することを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ出力方法。
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