JP5138482B2 - ロジンエマルションサイズ剤用分散剤 - Google Patents

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本発明は優れたサイズ効果を有し、製紙工程における発泡、汚れなどの問題が発生し難く操業性に優れる新規なロジンエマルションサイズ剤及び当該サイズ剤を製造するのに使用するロジンエマルションサイズ剤用分散剤に関する。特に、サイズ剤用分散剤として、多価メルカプト化合物を構成成分の一種として使用して得られる共重合体を使用する、ロジンエマルションサイズ剤用分散剤及び/又は該分散剤を使用したサイズ剤に関する。
日本の製紙業界では、古くから紙のサイジングにロジンエマルションサイズ剤を使用しているが、1980年代に入ると、塗工紙や塗工板紙のコーティングカラーとして、安価な顔料である炭酸カルシウムの使用量が増加した。そして、炭酸カルシウムを多量に含有する塗工紙や塗工板紙がリサイクルされるようになり、損紙或いは古紙として使用され始めた。炭酸カルシウムは塩基性であることから抄紙系に混入すると抄紙系のpHを上昇させる作用がある。このため、従来の酸性抄紙系では炭酸カルシウムを含む損紙や古紙を使用すると、抄紙pHは上昇し酸性抄紙用サイズ剤のサイズ効果が充分に発現し難くなる。抄紙pHを低下させようとして硫酸バンドの添加量を多くすると、抄紙系工程内にスケール等の汚れの問題が発生するようになる。この問題を解決するために、1990年代に弱酸性ないし中性抄紙用のロジンエマルションサイズ剤が開発され、酸性〜中性抄紙用とそれぞれの抄紙条件に適合したロジンエマルションサイズ剤が使用されるようになり、今日に至っている。
ロジンエマルションサイズ剤は、酸性抄紙用としてはロジンとロジンにマレイン酸やフマル酸を付加した変性ロジンを被乳化体とし、スチレン及び/又は(メタ)アクリル系モノマーとアニオン性ビニル系モノマーの共重合物を分散剤としたロジンエマルションサイズ剤が使用されている(例えば、特許文献1、2等を参照)。さらに弱酸性、中性抄紙用としては、ロジンとロジンにマレイン酸やフマル酸を付加した変性ロジン及び多価アルコールロジンエステルの混合物を被乳化体としてスチレン及び/又は(メタ)アクリル系モノマーとアニオン性ビニル系モノマー及び/又は(メタ)アクリルアミドのようなノニオン性ビニル系モノマーの共重合物を分散剤としたロジンエマルションサイズ剤が主として使用されている。今日まで様々なタイプのロジンエマルションサイズ剤が提案されているが、製紙業界においては、更なるコストダウンを図るべく、より優れたサイズ効果を付与するロジンエマルションサイズ剤や、製紙工程における発泡、汚れなどの問題が発生し難く操業性に優れたものを使用し、消泡剤や添加薬剤の添加量を削減するなどの検討がなされており、よりサイズ効果が優れたロジンエマルションサイズ剤や、より発泡・汚れなどの問題がないロジンエマルションサイズ剤の開発が切望されている(例えば、特許文献3〜8を参照)。
ロジンエマルションサイズ剤のサイズ効果を高めるには、その分散剤の分子量を高めることが有効である。分散剤の分子量を高くすると被乳化物に対する被覆性や保護コロイド性が良好となり、乳化状態が安定になるためである。しかし、分散剤の分子量を高めすぎると、エマルションの発泡に対する泡切れ性が悪くなってしまうという問題が生じる。また、泡の表面は乾燥し易すいため、製品表面に膜を張る「皮張り現象」が発生し易くなり、その膜が抄紙系へ混入するとストレーナー詰まりや汚れとなり操業上の問題を発生させる原因となる。このようなことからサイズ効果を高めるために分散剤を高分子量化しようとすると、その分散剤を使用したロジンエマルションサイズ剤は泡切れが悪く発泡し易くなってしまい、その目的を達成することが困難となっていた。
特開昭56−169898号公報 特開平7−258994号公報 特開昭62−223393号公報 特開平1−203031号公報 特開平8−337997号公報 特開平10−245795号公報 特開2003−55891号公報 特開2007−56416号公報
本発明の課題は、従来のロジンエマルションサイズ剤よりも、さらに優れたサイズ効果を有し、製紙工程における発泡、汚れなどの問題が発生し難く操業性に優れる新規なロジンエマルションサイズ剤を提供することであり、それを可能とする当該サイズ剤用分散剤を提供することである。
本発明者は上記課題を解決するため鋭意研究を行った結果、ロジン系エマルションサイズ剤用分散剤を、a)少なくとも1種の疎水性ビニル系モノマー類;b)少なくとも1種のアニオン性水溶性ビニル系モノマー類;及びc)少なくとも1種のノニオン性水溶性ビニル系モノマー類からなるビニル系モノマーと、d)多価メルカプト化合物とを必須成分として重合することにより得、当該分散剤を使用して得られた新規なロジンエマルションサイズ剤が、従来のロジンエマルションサイズ剤よりも、さらに優れたサイズ効果を有し、製紙工程における発泡や汚れなどの問題が発生し難く操業性に優れていることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、ロジン系エマルションサイズ剤用分散剤であって、a)少なくとも1種の疎水性ビニル系モノマー類;b)少なくとも1種のアニオン性水溶性ビニル系モノマー類;及びc)少なくとも1種のノニオン性水溶性ビニル系モノマー類からなるビニル系モノマーと、d)少なくとも1種の多価メルカプト化合物とを必須成分として重合させてなるロジン系エマルションサイズ剤用分散剤にある。
また本発明は上記ロジン系エマルションサイズ剤用分散剤において、a)成分6〜40重量部、b)成分6〜40重量部、及びc)成分6〜70重量部からなるモノマーの総計100重量部に対してd)成分を0.01〜3重量部の量で使用することを特徴とするロジン系エマルションサイズ剤用分散剤にある。
さらに、本発明は上記に記載のロジンエマルションサイズ剤用分散剤に、ロジン類及び強化ロジン類の少なくとも1種及び/又はロジンエステル類及び強化ロジンエステル類の少なくとも1種を含むロジン系物質を分散させたロジンエマルションサイズ剤にある。
本発明のロジン系エマルションサイズ剤用分散剤を使用して製造されるロジンエマルションサイズ剤は、従来のロジンエマルションサイズ剤よりも、さらに優れたサイズ効果を有し、製紙工程における発泡や汚れなどの問題が発生し難く操業性に優れている。
本発明で使用できるa)成分である疎水性ビニル系モノマー類には、炭素数1〜30のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル、炭素数5〜20の(メタ)アクリル酸シクロアルキルエステル、或いは芳香族オレフィン、脂肪族オレフィンから選ばれる少なくとも1種のモノマー等がある。具体的には、特に、ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート等、やスチレン類、スチレン系化合物のモノマー等がある。シクロヘキシルメタクリレートが好ましい。
a)成分はa)成分〜c)成分のモノマー類の合計、すなわち100重量部のうち6〜40重量部の量で使用できる。さらに好ましくは6〜30重量部である。6重量部未満の場合、ロジン系物質と分散剤との親和性が低下し、40重量部以上の場合はロジン系物質との親和性が良好になるものの水性分散媒への親和性が低下し、良好な乳化性の分散剤が得られなくなる。
本発明で使用できるb)成分であるアニオン性水溶性ビニル系モノマー類には、例えば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、ビニルスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、(メタ)アクリルアルキルスルホン酸およびそれらの塩から選ばれる少なくとも1種のモノマー等がある。これらの中で、メタクリル酸、イタコン酸が好ましい。b)成分は、a)成分〜c)成分のモノマー類の合計100重量部のうち6〜40重量部の量で使用できる。好ましくは7重量部〜30重量部である。6重量部未満の場合、分散剤の親水性が低下し良好な乳化性が得られない。40重量部を超えると、その分散剤により得られるエマルションを含有するロジンエマルションサイズ剤の機械的安定性が悪くなる傾向がある。
本発明で使用できるc)成分であるノニオン性水溶性ビニル系モノマー類には、例えば、(メタ)アクリルアミド、N,N−アルキル(C1〜2)(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニル、(メタ)アリルアルコール、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルエステル、ポリオキシエチレン(メタ)アクリルエステル、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリルエステルから選ばれる少なくとも1種類のモノマー等がある。これらの中でアクリルアミドが好ましい。c)成分は、a)成分〜c)成分のモノマー類の合計100重量部のうち6〜70重量部であり、好ましくは7重量部〜60重量部である。6重量部未満の場合、その分散剤により得られるエマルションを含有するロジンエマルションサイズ剤の炭酸カルシウムに対する安定性が良好でなく、70重量部を超えると、良好な乳化性が得られなくなる。
本発明で使用できる、d)成分である多価メルカプト化合物には、エチレングリコールビスチオグリコレート、ブタンジオールビスチオグリコレート、トリメチロールプロパントリスチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート等のチオグリコール酸誘導体やトリメチロールプロパントリスチオプロピオネート、ペンタエリスリトールテトラキスチオプロピオネート等のメルカプトプロピオン酸誘導体等から選ばれる少なくとも1種の化合物等がある。これらの中で、ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレートやペンタエリスリトールテトラキスチオプロピオネート等が好ましい。d)成分は、a)成分〜c)成分の総計100重量部に対して、0.01〜3重量部の量で使用でき、好ましくは0.1重量部〜2重量部である。0.01重量部未満の場合、当該多価メルカプト化合物を添加した効果は微少なものとなるため、その効果が期待できない。また、3重量部を超えると、連鎖移動効果が強くなり分散剤の分子量が低下しやすくなり、乳化性の低下や性能の低下を引き起こしやすくなるため好ましくない。
また、本願発明の分散剤には、a)成分〜d)成分以外にも、メルカプタン類としてn−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン、ステアリルメルカプタン、チオフェノール、チオ安息香酸、チオサリチル酸、ナフタレンチオール、トルエンチオール、メルカプトエタノール、メルカプトプロパノール、メルカプトブタノール、メルカプトグリコール、チオグリセリン、システアミン塩酸(塩)、メルカプトプロピオン酸(塩)、チオグリコール酸(塩)、チオ酢酸(塩)チオリンゴ酸(塩)、メチル、エチル、プロピル、ブチル、メトキシブチル、n−オクチル、2−エチルヘキシルなどのアルキル基を有するチオグリコール酸エステル及びメルカプトプロピオン酸エステル、テルピノレン、α−メチルスチレン、α−メチルスチレン2量体等を分散剤の性能を阻害しない範囲で使用できる。これらの添加剤は分散剤の分子量の調整がより容易となることがある。
本発明の分散剤の製造において、溶液重合、乳化重合、懸濁重合など従来公知の重合方法で行うことができる。溶液重合の場合は水、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ターシャルブチルアルコールなどの低級アルコール類やアセトン、メチルエチルケトン、ジオキサン等の溶剤を使用して重合する。これらの溶剤において2種以上併用して使用することも可能である。乳化重合や懸濁重合の場合は公知のアニオン性及び/又はノニオン性界面活性剤を使用し、前記溶剤下において重合をする。
重合開始剤には、公知のものが使用できる。例えば過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウムなどの過硫酸塩、これら過硫酸塩と還元剤との組み合わせによるレドックス系重合触媒、あるいは2’2−アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ系触媒、もしくは過酸化水素、t−ブチルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイドなどの有機過酸化物を挙げることができる。
得られた重合物は必要に応じて本発明分散剤の共重合体中のカルボン酸を無機及び/又は有機アルカリにより中和し使用することも可能である。中和に用いる無機アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられ、有機アルカリとしてはアンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機アミン類が挙げられる。当該アルカリによる共重合体の中和は、必要に応じて、完全中和又は部分中和のいずれでも良い。
得られる共重合体の重量平均分子量(Mw)は、Mw1000〜700000程度であり、好ましくは1000〜500000である。重量平均分子量が、1000未満の場合ロジン系物質に対する乳化力が劣り、700000を超える場合、当該分散剤により得られるサイズ剤の粘度が高くなる傾向があるため好ましくない。
本発明のロジン系エマルションサイズ剤用分散剤を使用して、ロジン系物質を乳化・分散させてロジンエマルションサイズ剤を製造することができる。
本発明で使用できるロジン系物質には、ロジン類、強化ロジン類、ロジンエステル類及び強化ロジンエステル類等があり、これらの1種又は2種以上併用できる。ロジン系物質の配合割合及び配合成分については、ロジンエマルションサイズ剤が使用される抄紙工程の条件により適宜変更することができる。例えば、抄紙工程のpHが4.5〜5.0程度である場合は、強化ロジン類の配合量を50重量%〜100重量%、ロジンエステル類及び/又は強化ロジンエステル類を0〜50重量%配合して使用することが好ましく、抄紙工程のpHが5.5〜7.0程度である場合は、強化ロジン類を10〜60重量%、ロジンエステル類及び/又は強化ロジンエステル類を10〜60重合%配合し使用することが好ましい。
本発明で使用できるロジン類には、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジン等が挙げられ、さらにはこれらの変成物である水素化ロジン、不均化ロジン、重合ロジン、アルデヒド変性ロジン等も使用できる。当該ロジン類の中から選ばれる1種又は2種類以上併用して使用することができる。
本発明で使用できる強化ロジン類は、前述のロジン類にα,β−不飽和カルボン酸及び/又はその無水物を1〜20重量%、好ましくは3〜18重量%付加反応させたものである。α,β−不飽和カルボン酸及び/又はその無水物として挙げられるものとしては、例えば、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸等のα,β−不飽和二塩基性カルボン酸及びその無水物、アクリル酸及びメタクリル酸等のα,β−不飽和一塩基性カルボン酸等が挙げられ、これらの中から選ばれる1種、又は2種類以上併用して使用できる。
本発明で使用できるロジンエステル類は、上記ロジン類とアルコール類、フェノール類、エポキシ化合物類等とのエステル化反応によって得られる。完全及び/又は部分エステル化物を含むとともに、未反応ロジン類を含んでも良い。アルコール類には、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ソルビトール等がある。フェノール類には、ヒドロキノン、ピロガロール、ビスフェノールA等がある。エポキシ化合物には、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂等がある。エステル化反応は、前記アルコール類、フェノール類、エポキシ化合物類の中から1種又は2種類以上併用して反応が行える。反応方法は公知の方法で行うことができる。
本発明で使用できる強化ロジンエステル類は、ロジンエステル類にα,β−不飽和カルボン酸及び/又はその無水物等を付加させたものである。付加反応はエステル化反応前、エステル化反応と同時、エステル化反応後のいずれの段階でもよい。
本発明によるロジンエマルションサイズ剤は、前記本願発明の分散剤を使用してロジン系物質を乳化・分散させて得られるが、分散剤の使用量は全固形分に対して1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。1重量%未満では分散能力が充分ではなくロジン系物質を乳化することは困難であり、また15重量%を超える場合、抄紙系での発泡が多くなり、コスト的に高くなり好ましくない。
本発明の分散剤を用いてロジン類を乳化する方法は、特に限定されず公知の方法(例えば、米国特許第2393179号、米国特許第3565755号、及び米国特許4157982号各明細書に記載の方法)で製造できる。
例えば、転相乳化法、溶剤乳化法、機械乳化法などいずれの方法でも乳化することができる。剪断力、圧力などの乳化条件を最適化させることにより、望まれる粒子径および粒度分布のロジンエマルションを得ることができる。
また、乳化の際には公知の界面活性剤または高分子系共重合体を本発明の分散剤の効果を害しない範囲で併用することも可能である。併用可能な界面活性剤には、カチオン性界面活性剤として、アルキルアミン塩およびその4級化物、アルキルアミドアミン等があり、ノニオン性界面活性剤には、ポリオキシアルキレンフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ソルビタンアルキルエステル、ポリオキシアルキレンソルビタンアルキルエステル、ポリオキシアルキレンロジンエステル等があり、アニオン性界面活性剤には、ロジン類及び強化ロジン類のアルカリ中和塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ナフタレン系スルホン酸塩、ASAのアルカリ塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩等がある。高分子系共重合体には、スチレン−メタクリル酸系共重合体や(メタ)アクリルアミド系共重合体等がある。
ロジンエマルションは粒子径が小さいとウェットエンドで紙匹に均一に定着し、均一に分布しやすいことから、酸性抄紙では優れたサイズ効果を発現するが、中性抄紙では粒径が小さいと比表面積が大きいため化学変成を受けやすくなり、付与するサイズ性の低下を招き好ましくない。逆にロジンエマルションの粒子径が大きいと、ウェットエンドでの定着が不均一になるとともに、物理的な安定性も悪化し、貯蔵安定性や抄造工程内の汚れといった問題を起こすという欠点があるが、中性抄紙では比表面積が小さくなるため化学変成を受け難くなり、サイズ性の低下が起こり難くなるため好ましいことがある。本発明の製造方法により得られるロジンエマルションはロジン系エマルションサイズ剤用分散剤の構造あるいは配合量、ロジン系物質の配合率、乳化条件などを調節することにより、適宜希望する粒子径とすることで抄紙pHの要求に適合したロジンエマルションを製造することができるため好ましい。
以下、本発明を実施例および比較例を挙げて具体的に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。また以下において重量平均分子量の測定は下記条件により測定を行った。
測定器:東ソー(株)製 GPC−8020 mode III
カラム:(株)東ソーGPWXL
測定温度:40℃
検出器:示差屈折計
また、粘度の測定にはB型粘度計(株式会社東京計器製 形式:BM)を使用した。
<分散剤の製造>
(製造例1)
温度計、冷却器、攪拌機、窒素導入管を備えた五つ口フラスコに、疎水性ビニル系モノマーとしてスチレンを120部、n−ブチルメタアクリレートを28.6部、アニオン性水溶性ビニル系モノマーとしてメタアクリル酸を114.3部、非イオン性水溶性ビニル系モノマーとして40%アクリルアミド水溶液を50部、テルピノレンを5.7部、ノルマルドデシルメルカプタンを2.9部、多価メルカプト化合物としてペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレートを2.9部仕込んだ。その後、水を390.0部、イソプロピルアルコールを280.0部加え80℃まで加熱を行った。重合開始剤として過硫酸アンモニウムを5.7部添加し、4時間重合を行った。その後、イソプロピルアルコールの留去を行い、水を添加し、濃度30%、重量平均分子量(Mw)87000、粘度800mPa・sの分散剤1を得た。
(製造例2)
製造例1と同様の装置に、スチレンを76.0部、ノルマルブチルメタクリルアクリレートを76.0部、2−エチルヘキシルアクリレートを23.4部、アクリル酸を87.8部、40%アクリルアミド水溶液を58.5部、α−メチルスチレンダイマーを5.8部、多価メルカプト化合物としてエチレングリコールビスチオグリコレートを1.5部仕込んだ。その後水を385部、イソプロピルアルコールを280部、重合開始剤としてアゾイソブチロニトリルを5.8部加え溶解し、80℃まで加熱し、同温度で4時間保持した。その後、実施例1と同様にイソプロピルアルコールの留去を行い、水を添加し、濃度30%、Mw85000、粘度920mPa・sの分散剤2を得た。
(製造例3)
製造例1と同様の反応装置に、スチレンを58.3部、シクロヘキシルメタクリレートを58.3部、ノルマルブチルメタクリレートを58.3部、メタクリル酸を99.1部、40%アクリルアミド水溶液を15部、テルピノレンを5.8部、α−メチルスチレンダイマーを5.8部、多価メルカプト化合物としてペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレートを2.9部仕込んだ。水を411部、イソプロピルアルコールを280部仕込み80℃で溶解を行った。重合開始剤として過硫酸アンモニウムを5.8部添加し、4時間重合を行った。その後、イソプロピルアルコールの留去を行い、水を添加し、濃度30%、Mw96000、粘度750mPa・sの分散剤3を得た。
(製造例4)
製造例1と同様の反応装置に、スチレンを41.3部、シクロヘキシルメタクリレートを41.3部、n−ブチルアクリレートを41.3部、メタクリル酸を82.6部、40%アクリルアミド水溶液を172.3部、テルピノレンを13.8部、n−ドデシルメルカプタンを2.7部、多価メルカプト化合物としてブタンジオールビスチオグリコレートを2.5部仕込んだ。その後、水を316.7部、イソプロピルアルコールを280部、アゾビスイソブチロニトリルを5.8部加え40℃で溶解を行った。溶解確認後、80℃まで加熱し4時間温度を維持した後、イソプロピルアルコールを留去し、水を加え濃度30%、Mw88000、粘度1050mPa・sの分散剤4を得た。
(製造例5)
製造例1と同様の反応装置に、シクロヘキシルメタクリレートを100.5部、2−エチルヘキシルアクリレートを28.7部、メタクリル酸を71.7部、40%アクリルアミド水溶液を215.3部、テルピノレンを1部、メルカプトプロピオン酸−2−エチルヘキシルを0.5部、多価メルカプト化合物としてペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレートを1.5部仕込んだ。さらに、水を290.9部、イソプロピルアルコールを280部仕込み、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを5.8部加え、実施例4と同様の操作で濃度30%、Mw101000、粘度960mPa・sの分散剤5を得た。
(製造例6)
製造例1と同様の反応装置に、シクロヘキシルメタクリレートを57.2部、n−ブチルアクリレートを57.2部、メタクリル酸を85.8部、40%アクリルアミド水溶液を214.5部、ターピノーレンを2.9部、α−メチルスチレンダイマーを2.9部、多価メルカプト化合物としてトリメチロールプロパントリスチオグリコレートを2.6部仕込んだ。さらに、水を291.3部、イソプロパノールを280部仕込み、80℃まで加熱を行った。その後、重合開始剤として過硫酸アンモニウムを5.7部添加し4時間反応を行った。その後イソプロパノールを留去し、さらに水で濃度調製することで濃度30%、Mw89000、粘度860mPa・sの分散剤6を得た。
(製造例7)
製造例1と同様の反応装置に、シクロヘキシルメタクリレートを56.7部、n−ブチルメタクリレートを28.4部、2−エチルヘキシルアクリレートを28.4部、40%アクリルアミド水溶液を248部、イタコン酸を56.7部、p−スチレンスルホン酸ナトリウムを8.5部、ビニルスルホン酸ナトリウムを5.7部、ターピノーレンを2.8部、α−メチルスチレンダイマーを2.8部、2−メルカプトエタノールを2.8部、多価メルカプト化合物としてペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレートを1.2部、水を271.2部、イソプロピルアルコールを280部加えた。80℃まで加熱を行い重合開始剤として過硫酸アンモニウムを5.7部添加し、同温度で4時間反応を行った。その後、イソプロピルアルコールを留去し、水で濃度調整を行うことで、固形分30%、Mw120000、粘度800mPa・Sの分散剤7を得た。
(製造例8)
製造例1と同様の反応装置に、シクロヘキシルメタクリレートを34.2部、2−エチルヘキシルアクリレートを22.8部、40%アクリルアミド水溶液を320.3部、イタコン酸を71.2部、メタアリルスルホン酸ナトリウムを14.2部、ビニルスルホン酸ナトリウムを14.2部、テルピノレンを0.6部、2−メルカプトエタノールを5.7部、多価メルカプト化合物としてペンタエリスリトールテトラキスチオプロピオネートを1.0部、水を227.9部、イソプロピルアルコールを280部加え、重合開始剤としてアゾイソブチロニトリルを5.7部添加し40℃で溶解した。その後80℃に加熱し重合を4時間行った後、イソプロピルアルコールを留去し、水で濃度調整を行うことで、固形分30%、Mw140000、粘度700mPa・sの分散剤8を得た。
(製造例9〜15)
多価メルカプト化合物を使用しない以外は製造例1〜7と同様の操作でそれぞれ比較分散剤1〜7を得た。
(製造例16)
ペンタエリスリトールテトラキスチオプロピオネートを使用せず、テルピノレンを1.6部とした以外は製造例8と同様の操作で比較分散剤8を得た。
分散剤1〜8および比較分散剤1〜8についての重量平均分子量(Mw)を表1に示す。
Figure 0005138482
<強化ロジン等の製造>
(製造例17:ロジンフマル酸強化物)
ガムロジン920部を1L四つ口フラスコに仕込み、200℃で加熱溶融させ、その後フマル酸を80部添加し、同温度で3時間保持し、SV(ケン化価)233の反応生成物R1を得た。
(製造例18:ロジンの無水マレイン酸強化物)
ガムロジン920部を1L四つ口フラスコに仕込み200℃で加熱溶融させる。その後無水マレイン酸を80部添加し、同温度で3時間保持し、SV246の反応生成物R2を得た。
(製造例19:ロジンのグリセリンエステル)
ガムロジン600部とグリセリン55部とを1L四つ口フラスコに仕込み、窒素気流下で200℃まで加熱し脱水反応を行った。その後さらに270℃で14時間脱水反応を行いAV30の反応生成物R3を得た。
(製造例20:ロジンエステルの無水マレイン酸化物)
実施例19で得た反応生成物950部を1L四つ口フラスコに仕込み200℃で加熱溶融させる。その後無水マレイン酸50部を添加し、同温度で3時間保持し、SV85の反応生成物R4を得た。
(実施例1:ロジンエマルションサイズ剤の製造)
1Lオートクレーブに製造例17で得たフマル化ロジン100部を仕込み、150℃に加熱溶融し、これに製造例1で得た分散剤30部に48%苛性ソーダを3.3部加えたものを添加混合し、さらに熱水を85部加えながら転相させ、固形分50%のロジンエマルションサイズ剤を得た。
(実施例2〜8、比較例1〜8)
実施例1と同様にして上記分散剤2〜8、比較分散剤1〜8の分散剤を用い、製造例17〜20で得たロジン系物質をそれぞれ表2に示した組成比で用いて、それぞれ固形分50%のロジンエマルションサイズ剤を得た。
Figure 0005138482
<粒子径の測定>
島津製作所製レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置SALD−2100で測定した。測定した粒子径はメディアン径である。
<機械的安定性試験>
実施例あるいは比較例のサイズ剤50gをカップに入れ、25℃、荷重20kg、回転数1000rpmにて10分間マーロン式安定性試験を行った。生成した凝集物を200メッシュでろ過し全固形分に対する凝集量を百分率で示した。
<水への再分散性>
サイズ剤の風乾物1gと水道水50gを試験管に取り、軽く攪拌してその分乾物の再分散性を観察した。容易に分散するものを3、十回前後攪拌することにより分散するものを2、そして全く分散しないものを1とし3段階評価で行った。
<静置安定性試験>
長さ100cm、内径3cmの試験管に実施例あるいは比較例のサイズ剤を500cc入れ、冷暗所に室温で2ヶ月静置した。底部に沈降した沈殿物の高さ(mm)を測定した。
<泡立ち性試験>
カナディアン・スタンダード・フリーネス400ccに叩解したパルプ(LBKP/NBKP=8/2)を2.0%のパルプスラリーとし、これに対パルプ固形分15%の炭酸カルシウム(奥多摩工業社製TP−121)、1%の硫酸バンド、0.5%のカチオン化澱粉(日本NSC社Cato3210)及び2%の実施例および比較例で得たそれぞれのサイズ剤を添加し、100ドイツ硬度に調整した塩化カルシウム水溶液でパルプ濃度0.2%まで希釈し、箱型容器に入れた。パルプスラリーをポンプで循環してこれを30cmの高さから容器中に落下させ、10分後の液面に蓄積する泡の面積を液面全体面積に対する百分率で示した。
<手抄き試験によるサイズ効果の評価>
灰分を15%含有した炭酸カルシウムを10%含有するカナディアン・スタンダード・フリーネス400ccまで叩解したダンボール古紙パルプを絶乾固形分2%のパルプスラリーとし、全紙用薬品添加後のパルプスラリーがpH6.5となるような量の水酸化ナトリウムを添加した。このパルプスラリーに絶乾パルプに対して1.5%の硫酸バンド、0.5%の日本NSC社製カチオン化澱粉Cato3210、0.4%または0.5%の上記実施例および比較例で得たそれぞれのサイズ剤を添加し、パルプ濃度0.2%まで希釈するとともに、パルプスラリーの水硬度を塩化カルシウムで100ドイツ硬度に調製した。JIS丸型抄紙機でJIS P8222に準拠して坪量80g/mとなるように抄紙した。湿紙の乾燥はドラムドライヤーを用いて90℃で2分間乾燥させた。得られたサイジング紙をJIS P8111に準拠して調湿し、JIS P8122に準拠して試験紙のステキヒトサイズ度を測定した。
上記の試験の評価結果を表3および表4に示す。
Figure 0005138482
Figure 0005138482
表3および表4から分かるように、本発明のロジンエマルションサイズ剤は、比較例で得られたサイズ剤に比べ、優れたサイズ効果を有し、さらに発泡性も低いことが確認できる。
本発明のロジンエマルションサイズ剤は従来のロジンエマルションサイズ剤に比べ、優れたサイズ効果を有し発泡性も少ないことより、製紙用ロジンエマルションサイズ剤として利用できる。

Claims (4)

  1. a)少なくとも1種の疎水性ビニル系モノマー類;
    b)少なくとも1種のアニオン性水溶性ビニル系モノマー類;及び
    c)少なくとも1種のノニオン性水溶性ビニル系モノマー類
    からなるビニル系モノマーと、
    d)少なくとも1種の多価メルカプト化合物と
    を必須成分として重合させてなるロジン系エマルションサイズ剤用分散剤。
  2. a)成分6〜40重量部、b)成分6〜40重量部、及びc)成分6〜70重量部からなるモノマーの総計100重量部に対してd)成分を0.01〜3重量部の量で使用することを特徴とする、請求項1に記載のロジン系エマルションサイズ剤用分散剤。
  3. 請求項1の重合物をさらに無機及び/又は有機アルカリにより完全及び/又は部分中和させてなることを特徴とする、請求項1又は2に記載のロジン系エマルションサイズ剤用分散剤。
  4. ロジン類及び強化ロジン類の少なくとも1種及び/又はロジンエステル類及び強化ロジンエステル類の少なくとも1種を含むロジン系物質を、請求項1〜3のいずれか記載の分散剤で分散させてなるロジンエマルションサイズ剤。
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