JP5136749B2 - 黒色磁性酸化鉄粒子粉末 - Google Patents

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Description

本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末は、黒色であることから、塗料用、樹脂用、印刷インキ等の黒色着色顔料、バインダ型キャリアの磁性体等に使用することができる。殊に、磁性トナー用の黒色磁性粒子として用いた場合には、高温高湿環境下における画像濃度が高く、その画像濃度維持性が向上し、かつ低温低湿環境下においてもかぶりが抑えられているトナーを構成できる。
マグネタイト粒子粉末は、代表的な黒色顔料であり、塗料用、印刷インク用、化粧品用、ゴム・樹脂組成物等の着色剤として古くから汎用されている。
特に、マグネタイト粒子粉末は樹脂中にマグネタイト粒子粉末等の黒色磁性酸化鉄粒子粉末を混合分散させた複合体粒子を現像材として用いる一成分系磁性トナーに多用されている。
近時、レーザービームプリンターやデジタル複写機の高速化や高画質化に加えて、多彩な環境での使用を可能にした装置の開発に伴って、現像剤である磁性トナーの特性の向上、特に低温低湿や高温高湿環境下における画像濃度の維持性が良く、かぶりが抑制されるトナーが強く要求されている。
そこで、黒色磁性酸化鉄粒子粉末についても前記磁性トナーに対する要求を満足させるために、更に一層の特性改善が強く望まれている。
即ち、環境安定性特に高温高湿環境下における画像濃度の維持性に優れたトナーを得る為には、黒色磁性酸化鉄粒子粉末が十分な抵抗値を有し、また絶縁破壊電圧が高いなどの電気的特性がより優れており、しかもこれらの特性が環境安定性に優れていることが要求されている。
この理由は、トナー画像の形成過程において、トナー粒子が感光体上の潜像に飛ばされる際にはトナー粒子に静電引力と磁気拘束力の合力である鏡像力が働き、この強さを微妙に制御することによって画像濃度とかぶりのバランスを制御していることに起因する。
即ち、トナー粒子の抵抗値が高いと帯電性能が向上し、感光体上へ飛びやすく画像濃度が高くなるが、トナー粒子の帯電性能が高すぎるとかぶりの原因となる。一方でトナー粒子の帯電性能が低すぎるとかぶりは発生しにくいが、画像濃度が出ないという状況が生じる。
このトナー粒子の帯電性能を制御するためには、通常、帯電制御剤の使用が上げられるが、他の手段のひとつとして、トナー粒子表面に露出した顔料成分である磁性酸化鉄粒子の電気抵抗値を制御する方法がある。即ち、トナー粒子表面に露出した磁性酸化鉄粒子の電気抵抗値が高いと、トナー粒子として帯電しやすく、逆にその磁性酸化鉄粒子の電気抵抗値が低いと、トナーホッパー中での攪拌により帯電したトナー粒子表面の静電気がトナー粒子表面に露出した磁性酸化鉄粒子を通して逃げる挙動をすることで結果としてトナー粒子の帯電量は低くなる。
これらの現象は特に現像装置がさらされる環境雰囲気、特に高温高湿環境下や低温低湿環境下において著しくなる。即ち、一般的に高温高湿環境下においてはトナーの帯電性能は低くなりやすいために結果として画像濃度が低くなりやすく、また低温低湿環境下においては、トナー帯電性が過多となりかぶりを発生しやすい。
従って、黒色磁性酸化鉄粒子粉末の電気特性を制御することは、トナー粒子の顔料として黒色磁性酸化鉄粒子粉末を用いる場合、高画像濃度でかぶりが発生しない画像を得る為には非常に重要な意味をもつ。
黒色磁性酸化鉄粒子粉末の抵抗値は、マグネタイトが一般的には半導体の電気特性をもつことから黒色磁性酸化鉄粒子表面に湿式または乾式で高抵抗成分(高抵抗酸化物・水酸化物・誘電性有機物・疎水性有機物等)を被覆または付着させることで高い抵抗値を有する粉末が得られることが一般的に知られている。
従来、黒色磁性酸化鉄粒子中に鉄以外の異種元素を含有させることおよび黒色磁性酸化鉄粒子表面を無機物または有機物で被覆することによって諸特性を向上させる試みがなされている。
例えば、特許文献1(特開平5−213620号公報)には、Si成分を粒子内部および表面に露出することで、電気抵抗値を高くした黒色磁性酸化鉄が開示されており、また、特許文献2(特開平8−208236号公報)には、FeとZnの酸化物層で被覆された黒色磁性酸化鉄が開示されている。
また、特許文献3(特開2000−272924号公報)には、疎水化処理剤で被覆された電気抵抗値が高い黒色磁性酸化鉄が開示されている。
また、特許文献4(特開2003−192350号公報)には、Al成分とMg成分を含有する複合酸化鉄層で被覆された黒色磁性酸化鉄が開示されている。
また、特許文献5(特開2004−161551号公報)には、TiとFeの複合酸化鉄層により被覆された黒色磁性酸化鉄が開示されている。
特開平5−213620号公報 特開平8−208236号公報 特開2000−272924号公報 特開2003−192350号公報 特開2004−161551号公報
高電圧領域で抵抗が高い黒色磁性酸化鉄粒子粉末は現在最も要求されているところであるが、未だ得られていない。
即ち、前出特許文献1乃至5記載の従来技術は、粉体の電気抵抗値に着目した技術であり、主として低電圧領域での電気抵抗値について検討されていた。しかしながら、実際にトナーが使用される印刷機内部でトナー粒子に印加される電場は、装置によっても異なるが、一般的に数百V領域の電場であることが多い。
画像濃度および画像濃度維持性は、単にトナーに使用される顔料の電気抵抗値が高いことだけでなく、高電圧での電気抵抗値が重要である。即ち、低電圧で抵抗値が高い顔料を得たとしても、実際に使用される電場において抵抗値が低いと、トナー表面の静電気がトナー表面に露出している顔料をリークサイトとして逃げることになりトナーの帯電量が低くなることから画像濃度の著しい低下を導く結果となる。
従って、前出特許文献1〜5に開示されている黒色磁性酸化鉄粒子粉末は、いずれも低電圧領域での電気抵抗値を高める技術であり、現在最も必要とされている高電圧領域での電気抵抗値を高くするという観点では、要求を満たすに至っていない。
そこで、本発明は、高温高湿環境下における画像濃度が高く、その画像濃度維持性が向上し、かつ低温低湿環境下においてもかぶりが抑えられているトナーを構成できる黒色磁性酸化鉄顔料を提供することを技術的課題とする。
本発明者らは、前記技術的課題を鑑み検討を行った結果、高電圧での電気抵抗値が高い黒色磁性酸化鉄粒子粉末を得ることができ、本発明に至った。
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって達成できる。
即ち、本発明は、核粒子の粒子表面が、アルカリ土類金属元素(Mg、Ca、Sr、Ba)のうち少なくとも1種類とAl元素との化合物からなる表面層によって被覆されている黒色磁性酸化鉄粒子であって、前記表面層に存在するアルカリ土類金属元素のうち少なくとも1種類の含有量が黒色磁性酸化鉄粒子全体に対して100ppm以上1000ppm以下であり、前記表面層に存在するAl元素の含有量が黒色磁性酸化鉄粒子全体に対して1000ppm以上20000ppm以下であり、且つ、前記表面層に存在するAl元素の含有量[A(ppm)]とアルカリ土類金属元素(Mg、Ca、Sr、Ba)の含有量[B(ppm)]との比[A/B]が1以上100以下であり、当該黒色磁性酸化鉄粒子粉末の絶縁破壊電圧が、400V/cm以上であることを特徴とする黒色磁性酸化鉄粒子粉末である(本発明1)。
また、本発明は、黒色磁性酸化鉄粒子粉末を40℃の0.002N−HCl水溶液に10min間攪拌混合したときの溶出Al量(弱酸溶解性Al量)が、粒子粉末の重量換算で500ppm以下であることを特徴とする本発明1の黒色磁性酸化鉄粒子粉末である(本発明2)。
また、本発明は、黒色磁性酸化鉄粒子粉末の成型体密度が2.7g/cmである成型物の500V直流電圧印加時の電気抵抗値が1×10Ωcm以上であることを特徴とする本発明1又は2の黒色磁性酸化鉄粒子粉末である(本発明3)。
また、本発明は、黒色磁性酸化鉄粒子粉末の平均粒子径が0.10〜0.30μmであり、BET比表面積値が4〜20m/gであって、下記式で表される平均粒子径とBET比表面積値の積αが1.2≦α≦2.0であることを特徴とする本発明1乃至3のいずれかに記載の黒色磁性酸化鉄粒子粉末である(本発明4)。
α=BET比表面積(m/g)×平均粒子径(μm)
本発明の黒色磁性酸化鉄粒子粉末は、殊に、トナー用の顔料として用いた場合、高い画像濃度が得られ、高電圧での電気抵抗値が高く、特に高温高湿環境下で高い画像濃度を得る用途として好適である。
本発明の構成をより詳しく説明すれば次の通りである。
本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末の粒子形状は、特に限定されるものではなく、六面体、八面体、多面体状、粒状、球状などである。
本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末を構成する黒色磁性酸化鉄粒子は、核粒子と核粒子の粒子表面に存在する表面層とからなる。表面層とは、粒子の中心部分から表面へ向けて、Feを含有する部分を除く部分をさす。核粒子とは、この表面層部分を除いた粒子内部をさす。
本発明における黒色磁性酸化鉄粒子の表面層には、アルカリ土類金属元素(Mg,Ca,Sr,Ba)のうち少なくとも一種類とAl元素とからなる化合物が粒子表面に均一な層を形成している。
本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末において、黒色磁性酸化鉄粒子の表面層に存在するAl元素の含有量は黒色磁性酸化鉄粒子全体に対して1000ppm以上20000ppm以下である。Alの含有量が1000ppm未満の場合には、電気抵抗値が低く、絶縁破壊電圧も低いものとなる。20000ppmを超える場合には、吸湿性が高くなり、電気抵抗値・絶縁破壊電圧ともに低いものとなる。好ましくは1000〜18000ppm、より好ましくは1000〜15000ppmである。
本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末において、黒色磁性酸化鉄粒子の表面層に存在するアルカリ土類金属元素のうち少なくとも1種類の含有量は黒色磁性酸化鉄粒子全体に対して100ppm以上1000ppm以下である。アルカリ土類金属元素の含有量が100ppm未満の場合には、絶縁破壊電圧が400V/cm以上のものを得ることができない。また、アルカリ土類金属元素の含有量が1000ppmを超える場合には、表面が吸湿性となるために、電気抵抗値が低く、絶縁破壊電圧も低いものとなるばかりでなく、トナー組成である樹脂成分との相互作用が強くなり混合性および分散性の点で好ましくない。好ましくは120〜990ppm、より好ましくは130〜980ppmである。
本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末において、黒色磁性酸化鉄粒子の前記表面層に存在するAl元素の含有量[A(ppm)]とアルカリ土類金属元素(Mg、Ca、Sr、Ba)の含有量[B(ppm)]との比[A/B]は1.0以上100以下である。Al元素の含有量[A(ppm)]とアルカリ土類金属元素(Mg、Ca、Sr、Ba)の含有量[B(ppm)]との比[A/B]比が1.0未満の場合には、低電圧領域での電気抵抗値はある程度高いものが得られるが、高電圧領域において抵抗値が低くなる。前記A/B比が100を超える場合には、吸湿性が高くなる結果として高電圧領域において電気抵抗値が低くなる。好ましくは1.0〜90、より好ましくは1.0〜80である。
本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末の絶縁破壊電圧は400V/cm以上である。絶縁破壊電圧が400V/cm未満の場合には、高電圧領域で電気抵抗が高いとはいえない。絶縁破壊電圧は好ましくは500V/cm以上、より好ましくは600V/cm以上である。その上限値は、今回用いた測定装置においては1000Vの印加電圧時の測定が限界であるため、実質約1.8kV/cmが測定の限界であった。
本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末を40℃の0.002N−HCl水溶液に10分間、攪拌混合したときの溶出Al量(弱酸溶解性Al量)は、粒子粉末の重量換算で500ppm以下であることが好ましい。弱酸溶解性Al量が500ppmを超える場合には、電気抵抗値・絶縁破壊電圧が低いものとなる。このことは、粒子表面に形成されたアルカリ土類金属元素とAl元素からなる化合物の層が不均一であるために粉体が弱い酸水溶液にさらされた場合に溶出しやすく、また不均一な表面処理であるがゆえに表面処理層が薄い部分かまたは表面処理されていない部分が存在し、その部分で電気が流れやすく、電気抵抗値が低くまた絶縁破壊電圧も低いものとなる。溶出Al量はより好ましくは450ppm以下であり、更により好ましくは400ppm以下である。
本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末の成型体密度が2.7g/cmである成型物の500V直流電圧印加時の電気抵抗値は1×10Ωcm以上が好ましく、より好ましくは1×10Ωcm以上であることが好ましい。
本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末の平均粒子径は0.10〜0.30μmが好ましい。0.10μmより小さい粒子である場合には、トナー粒子に用いる場合にトナー粒子中に顔料を分散することが困難であり好ましくない。0.30μmより大きい粒子の場合、トナー粒子中の磁性体粒子の個数が少なくなることから、着色力が低く好ましくない。
本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末のBET比表面積値は4〜20m/gであることが好ましい。BET比表面積値が4m/g未満の場合は、BET比表面積値が理論計算値よりも小さく、粒子同士が強く凝集し粒子径よりも大きな粗大粒子として存在する可能性があり、分散性の観点から好ましくない。BET比表面積値が20m/gを超える場合は、吸湿性が高くなり、高温高湿環境下において画像濃度の低下を引き起こしやすく好ましくない。
本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末において、下記数式で表される平均粒子径とBET比表面積値の積αが1.2〜2.0が好ましく、より好ましくは1.3〜1.9である。
<数1>
α=BET比表面積(m/g)×平均粒子径(μm)
αが2.0を超える場合には、同一粒子径におけるBET比表面積値が高く、吸湿性が高くなるため電気抵抗値が低く絶縁破壊電圧が低くなる傾向にある。BET比表面積値が高くなる要因は、表面に存在するアルカリ土類金属元素とAl元素の化合物が均一に表面処理されていないか、または、核粒子表面以外の部分で磁性体粒子とは別に化合物として析出することによって起こりうる。αが1.2の場合は、粒子が真球状であると仮定した場合にとりうる最も小さなBET比表面積値となる場合であり、最も均一にかつ平滑な表面層が形成されていることを意味しており、前出の粒子径範囲でこの値よりBET比表面積値が低い粒子が得られることは理論上ありえない。
なお、本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末の核粒子は、使用の際に要求される様々な特性をより向上させるために種々の元素成分を粒子内部全体または粒子内部の特定部位に含有してもよいが、核粒子中にAlが含有される場合は、前出の理由から少なくとも表面処理後に最終的に得られる黒色磁性酸化鉄粒子粉末の弱酸溶解性Al溶出量が、黒色磁性酸化鉄粒子粉末の重量換算で500ppm以下でなければならない。
次に、本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末の製造法について述べる。
本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末は、常法に従って、マグネタイトの核粒子を製造し、次いで、前記核粒子を含有するスラリーに、アルミニウム塩及びアルカリ土類金属塩を添加し、加熱下、pH調整することによって、得ることができる。
前述のように、本発明の黒色磁性酸化鉄粒子粉末を得るための核粒子には黒色磁性顔料として要求される磁気特性・分散性などの観点から様々な形状・粒子径のものが選択可能でありその生成方法も多様に存在するが、本発明の目的をより効果的に達成するためには、後述する表面処理をより均一に行う観点から、核粒子スラリー中には、表面処理の阻害因子となりやすい例えば未反応の水酸化鉄微粒子等の混入がないことが好ましい。また同様の観点から核粒子の表面がより平滑であることはいっそう好ましい。
上記のごとく核粒子を含むスラリーを得るための手段には様々な方法が挙げられるが、例えばFe2+水溶液の酸化反応中のpHを所定の値に制御することで八面体・多面体・六面体・球状・凹凸形状のものを得ることができる。また酸化反応中の粒子の成長条件を制御することで所望の粒子径の核粒子を得ることができる。また核粒子の表面平滑性は、酸化反応終盤での成長条件を制御したり、一般に知られているようにシリカ成分やアルミ成分などの成分や亜鉛・マンガン・カルシウムなどのスピネルフェライト結晶構造を形成しやすい成分を添加することでも制御できる。
Fe2+水溶液としては、例えば硫酸第一鉄や塩化第一鉄などの一般的な鉄化合物を用いることができる。また水酸化鉄を得るためもしくはpH調整剤としてのアルカリ溶液には、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムなどの水溶液を用いることができる。各々の原料は、経済性や反応効率などを考慮して選択すればよい。
例えば、球状の核粒子を例に挙げれば次のような方法で得ることができる。
硫酸第一鉄水溶液と該硫酸第一鉄水溶液中のFe2+に対し0.95当量の水酸化ナトリウム水溶液とを反応させて得られた水酸化第一鉄コロイドを含む第一鉄塩反応水溶液に、酸素ガスを通気し、90℃で酸化反応を行い、マグネタイト粒子を生成させ、次いで残存するFe2+に対し1当量以上の水酸化ナトリウム水溶液を添加して、引き続き酸化反応して得られる。
後述する表面処理において、アルカリ土類金属元素としてCa、Sr、Baを使用する場合には、核粒子を含むスラリー中には硫酸根(SO 2−)など、水に難溶性の塩を生成する成分が少ないことがより好ましい。
核粒子を含有するスラリーのpHは10以上、好ましくはpH11以上が好ましい。pHが10未満の場合には、核粒子を含むスラリーにAl成分を添加するときに、添加と同時に水酸化アルミニウムが生成し、核粒子表面に均一な層を形成することが困難である。
核粒子を含有するスラリーの温度範囲は60〜95℃が好ましい。スラリーの温度が60℃未満の場合には、Al成分とアルカリ土類金属元素成分からなる均一な層を核粒子表面に形成することが困難である。温度の上限値は特に限定はないが、水系のスラリーであるため、生産性やコストを考慮すると95℃程度が上限となる。
核粒子を含有するスラリーへのAl化合物の添加量は、スラリー中に含まれる核粒子の量に応じて、最終的に得られる表面処理粒子として、1000ppm以上20000ppm以下となる量添加すればよい。1000ppm未満である場合には、目的の電気特性の粉体が得られない。20000ppm以上の場合には、吸湿性が高くなるために電気抵抗値が低いものとなる。
核粒子を含有するスラリーへのアルカリ土類金属元素化合物の添加量は、スラリー中に含まれる核粒子の量に応じて、最終的に得られる表面処理粒子として、100ppm以上2000ppm以下となる量添加すればよい。100ppm未満である場合には、目的の電気特性の粉体が得られない。2000ppm以上の場合には、吸湿性が高くなるために電気抵抗値が低いものとなる。
核粒子を含有するスラリーへのAl元素成分を含む水溶液およびアルカリ土類金属元素成分を含む水溶液の添加順序には特定すべきところはなく、別々に添加しても、あらかじめ両成分を含む水溶液を混合した混合水溶液を作成して添加しても良い。
Al化合物及びアルカリ土類金属塩の添加後は、スラリーのpHを4〜10、好ましくはpH5〜8の範囲に制御することが好ましい。制御に際しては、スラリーとの混合溶液はよく攪拌されていることが好ましい。またpH制御は、Al化合物及びアルカリ土類金属塩水溶液を含むpH10以上の核粒子スラリーのpHをなるべく徐々に低下させることが好ましいが、具体的な操作としては、酸性水溶液を添加して、一旦、pHを8〜10に調整して5分以上均一混合し、再度酸性水溶液を添加してpHを徐々に低下させて最終的にpH6.5〜7.5に調整する方法があげられる。スラリーの最終的なpHが4未満の場合にはAl化合物層を核粒子表面に均一に形成することが困難である。pHが10を超える場合にはAl化合物を生成することが困難である。
Al化合物及びアルカリ土類金属塩の添加後は、スラリーの温度範囲を60〜95℃に制御することが好ましい。スラリーの温度が60℃未満の場合には、Al成分とアルカリ土類金属元素成分からなる均一な層を核粒子表面に形成することが困難である。温度の上限値は特に限定はないが、水系のスラリーであるため、生産性やコストを考慮すると95℃程度が上限である。
反応後は、常法に従って、水洗、乾燥を行えばよい。
<作用>
本発明に係る黒色磁性酸化鉄粒子粉末の核粒子の外側(表面層)に存在するAl化合物は、アルカリ土類金属元素成分と共に核粒子の表面に存在することが重要である。また、このAl成分は黒色磁性酸化鉄粒子の合成の為の酸化反応中に一括で投入され、かつこのAl成分が核粒子内部に取り込まれた後に系内に残っているAl成分であっても良いが、この場合にも核粒子表面に存在するAl成分はアルカリ土類金属元素成分と共に存在することが必須である。事実、本発明者らが過去に報告したマグネタイト粒子合成後にAl成分を添加して表面処理して得られる粒子粉末(特許第3259744号)や、後述の比較例にあげるようなAlドープマグネタイト粒子合成後の粒子表面にAl成分のみを表面処理したものでは、電気的性質の向上はみられなかった。この理由は定かではないが、本発明者らは核粒子表面に存在するAl成分とアルカリ土類金属元素成分と化合物を形成することで核粒子表面に隙間無く均一に膜状の水酸化物相もしくは酸化水酸化物相としての絶縁層を形成するためであろうと推察している。
本発明の代表的な実施例は次の通りである。
<測定方法>
黒色磁性酸化鉄粒子粉末の平均粒子径は、「透過型電子顕微鏡JEM−1200EX」(日本電子(株)製)により撮影した粒子個数800個以上の視野についてのTEM画像を画像処理システムによって測定したマーチン径により求めた値である。
黒色磁性酸化鉄粒子粉末の粒子形状は、透過型電子顕微鏡と「走査型電子顕微鏡S−4800 」((株)日立ハイテクノロジーズ製)により観察した写真から判断した。
BET比表面積値は、「Mono Sorb MS−II」(湯浅アイオニックス株式会社製)を用いてBET法により求めた。
黒色磁性酸化鉄粒子粉末中に含まれるアルカリ土類金属元素(Mg、Ca、Sr、Ba)およびAl量は「蛍光X線分析装置RIX−2100」(理学電気工業株式会社製)にて測定し、黒色磁性酸化鉄粒子粉末に対してMg、Ca、Sr、Ba、Al換算で求めた値である。
黒色磁性酸化鉄粒子の弱酸溶解性Al量は、測定対象の粒子粉末を40℃の0.002N−HCl水溶液に10min間攪拌混合した後に濾液分離して濾液中に含まれるAl元素量をICP分光分析「誘導結合高周波プラズマ分光分析装置 SPS−4000型」(セイコー電子工業株式会社製)により定量を行った。
即ち、黒色磁性酸化鉄粒子粉末8gを水に添加しよく攪拌したスラリーを40℃に保ち、
これに塩酸溶液を添加しHCl濃度0.002N、総量800mlとした後10min間攪拌したスラリーを採取し0.1μmメンブランフィルターを用いて分離した濾液をICP分光分析によりAl定量した。10min攪拌の開始時点はHCl溶液を添加したときを0minとした。またHCl溶液添加前の水スラリーを、ホモジナイザー等を用いてよく解膠することによってAlの定量値は再現性良く安定した
黒色磁性酸化鉄粒子粉末の電気抵抗値は、下記測定方法により測定した値で示した。
即ち、黒色磁性酸化鉄粒子粉末の印加電圧15Vでの電気抵抗値は、測定対象の粒子粉末0.5gを秤量し、KBr錠剤成形器(島津製作所製)を用い、ハンドプレス(島津製作所製 SSP−10型)のゲージの読み値で14MPaの圧力で10秒間、加圧成形する(この条件で、密度が2.7g/cm程度の成型体が得られるが、他の成形器を使用する場合は、適宜、密度が2.7g/cm程度となる条件を設定すればよい。なお、密度が2.5〜2.8g/cmを大幅に超える場合には、電気抵抗値が変化し、測定値の比較が困難となる。)。次に、加圧成形した試料をステンレス電極間にセットする。その際、電極間をフッ素樹脂性ホルダーで外部と完全に隔離する。セットした試料にホイーストンブリッジ(横河電機社製 TYPE 2768型)で15Vの電圧を印加して抵抗値Rを測定する。また、抵抗値が高く、ホイーストンブリッジでの測定が不可能な試料に対しては、同じ圧密成型体に「High Resistance Meter4339B」(Hewlett Packard社製)で直流15Vまたは500Vの定電圧を印加してそのときの抵抗値R(Ω)と試料の電極面積A(cm)および厚みt(cm)を測定し下記式により体積固有抵抗値X(Ωcm)を計算する。
<式2>
X=R/(A/t)
黒色磁性酸化鉄粒子粉末の絶縁破壊電圧は次のようにして求めた。
まず、前記電気抵抗測定装置と同じ装置で測定対象の粒子粉末2.0gの成形体に対して10Vでの電気抵抗値測定後、印加電圧を10Vずつ上昇させた各電圧で試料に流れる電流値を測定する。電圧の印加時間は、20sec以内とした。印加電圧が高くなると、ある印加電圧で、絶縁破壊がおこり、試料を流れる電流値が著しく高くなり電流値が測定不能となる。この電流値が計測不能となる電圧E(V)を求め、試料厚みで除した値を絶縁破壊電圧(V/cm)とした。
実施例1
<核粒子スラリーの生成方法>
Fe2+を1.6mol/l含む硫酸第一鉄水溶液23.75lをあらかじめ反応器中に準備された2.75mol/lの水酸化ナトリウム水溶液26.25l(Fe2+に対して0.95当量に該当する量)に加え、pH6.5〜7.5、温度90℃において毎分80lの空気を通気して酸化反応(第一段反応)を行い、酸化還元電位が上昇する時点(Fe2+が0.05当量残っている)でFe2+1.6mol/lを含む硫酸第一鉄水溶液1.25lを添加し、この時点で反応器内に残っているFe2+(3.9mol)を酸化するために水酸化ナトリウム水溶液を加えて反応器内のスラリーのpHを10〜12に調整して引き続き酸化反応(第二段反応)を行い、酸化反応を完結して核粒子を含むスラリーを得た。
得られた核粒子を採取し、常法によってろ過、水洗、乾燥した核粒子の電子顕微鏡写真観察の結果、この核粒子の形状は球状であった。
<核粒子の表面処理方法>
上で得た核粒子を含むpH10以上のスラリーに、2.30mol/lの硫酸アルミニウム水溶液を0.5l(粉体全体に対して10340ppm相当)添加し、75〜85℃で攪拌した後に、1.23mol/lの硫酸マグネシウム水溶液0.05l(粉体全体に対して498ppm相当)を添加し、少なくとも10分以上均一混合した後に酸性水溶液を添加して、一旦、pHを8〜10に調整して5分以上均一混合し、再度酸性水溶液を添加してpHを徐々に低下させて最終的にpH6.5〜7.5に調整し、このスラリーを水洗・濾別・乾燥してマグネタイトからなる黒色磁性酸化鉄粒子粉末を得た。
実施例2〜11、比較例1〜10
黒色磁性粒子粉末の製造条件を種々変化させた以外は、前記実施例1と同様にして黒色磁性酸化鉄粒子粉末を得た。
核粒子の製造条件を表1に、得られた核粒子の諸特性を表2に示す。また、黒色磁性酸化鉄粒子粉末の製造条件を表3に、得られた黒色磁性酸化鉄粒子粉末の諸特性を表4に示す。
なお、表2に示すとおり、核粒子1〜6はいずれも、印加電圧500Vにおいて既に電流値が計測範囲を超えており測定不能であった。
また、表4の実施例8、9及び比較例2の表面Al量は、最終的に得られた表面処理品のAl量から核粒子中のAl量を差し引いて求めたものである。
Figure 0005136749
Figure 0005136749
Figure 0005136749
Figure 0005136749
表4に示すとおり、比較例1〜10の黒色磁性酸化鉄粒子粉末は、印加電圧500Vでの電気抵抗値は測定できなかった。
本発明によって得られる高電圧領域で高い抵抗値をもつ黒色磁性酸化鉄粒子粉末は、種々の分野において使用される顔料として好適であり、この材料をトナーに使用する場合には、高温高湿環境下で高い画像濃度が得られるため特に好適である。

Claims (4)

  1. 核粒子の粒子表面が、アルカリ土類金属元素(Mg、Ca、Sr、Ba)のうち少なくとも1種類とAl元素との化合物からなる表面層によって被覆されている黒色磁性酸化鉄粒子であって、前記表面層に存在するアルカリ土類金属元素のうち少なくとも1種類の含有量が黒色磁性酸化鉄粒子全体に対して100ppm以上1000ppm以下であり、前記表面層に存在するAl元素の含有量が黒色磁性酸化鉄粒子全体に対して1000ppm以上20000ppm以下であり、且つ、前記表面層に存在するAl元素の含有量[A(ppm)]とアルカリ土類金属元素(Mg、Ca、Sr、Ba)の含有量[B(ppm)]との比[A/B]が1以上100以下であり、当該黒色磁性酸化鉄粒子粉末の絶縁破壊電圧が、400V/cm以上であることを特徴とする黒色磁性酸化鉄粒子粉末。
  2. 黒色磁性酸化鉄粒子粉末を40℃の0.002N−HCl水溶液に10min間攪拌混合したときの溶出Al量(弱酸溶解性Al量)が、粒子粉末の重量換算で500ppm以下であることを特徴とする請求項1記載の黒色磁性酸化鉄粒子粉末。
  3. 黒色磁性酸化鉄粒子粉末の成型体密度が2.7g/cmである成型物の500V直流電圧印加時の電気抵抗値が1×10Ωcm以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の黒色磁性酸化鉄粒子粉末。
  4. 黒色磁性酸化鉄粒子粉末の平均粒子径が0.10〜0.30μmであり、BET比表面積値が4〜20m/gであって、下記式で表される平均粒子径とBET比表面積値の積αが1.2≦α≦2.0であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の黒色磁性酸化鉄粒子粉末。
    α=BET比表面積(m/g)×平均粒子径(μm)

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