JP5135892B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置は、給紙装置から転写部に紙を転送し、転写部で紙に画像を転写する。給紙装置から転写部分に搬送される搬送精度は、画像形成装置や給紙装置や用紙サイズと種類や環境の温度と湿度や搬送経路上の部品の摩耗等により、バラツキが発生し、紙に転写される画像の位置ずれが発生する。一般に、この位置ずれを補正する技術として、調整チャートを出力し、調整チャートを測ってずれ量を算出して、画像形成装置に入力する方法がある。そして、これらの作業を簡単にするため、以下のように自動化する技術が提案されている。
特許文献1には、メモリに予め記憶されている基準画像データに基づいて、プリンタ部により出力画像を形成し、この出力画像をスキャナ部により読み取って画像データとしてメモリに記憶し、この画像データと基準画像データとを比較することにより、複写装置全体に含まれる種々のずれ量を算出する画像読取装置が開示されている。この画像読取装置は、さらに通信回線を経由して、リモート診断を行うことができる。
特許文献2には、記録紙表裏面の画像印字の状態を調整する表裏調整モードを具備する画像形成装置が開示されている。上記画像形成装置は、調整パターン出力手段から出力された調整パターンを記録紙表裏面に印字し、この記録紙表裏面の調整パターンを読み取り、そして、表面の画像印字位置に合わせて裏面の画像印字位置及び倍率を補正するように制御する。なお、調整パターンとしては、表/裏、給紙トレイ段、記録紙の先端/後端、作像線速、何枚目かの枚数、が用いられる。これらの情報は、画像読み取り時に識別可能なパターンとして画像印字手段により印字される。
特開2000−184115号公報 特開2003−280466号公報
しかし、特許文献1及び2の技術は、スキャナの読み取り誤差を考慮していないため、高精度に位置ずれを調整できない、という問題がある。さらに、スキャナ等の原稿読取装置が設けられていないプリンタは、位置ずれを調整できない、という問題もある。
また、特許文献1の技術は、給紙装置(給紙トレイ)、用紙種類、用紙サイズの差異を考慮するとこなく、スキャナ部に読み取られた画像と基準画像とを比較しているので、高い精度に位置ずれを補正できない。更に、特許文献2の技術は、給紙トレイと給紙速度を考慮しているが、表面を基準にして裏面を調整しているため、表面の画像がずれた場合、そのまま裏面に反映してしまう問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、用紙に形成される画像の位置ずれを高精度に補正することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、印刷対象の用紙サイズに対応した基準画像と、当該基準画像を用いて位置ずれ値の検出を行なう印刷対象の用紙の種類、印刷対象の用紙が収納されたトレイを特定する情報、及び、スキャナ原稿読み込みずれ補正を実行するか否かを指示する情報とを含む管理情報とが記載された画像位置調整チャートを読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた前記画像位置調整チャートの前記管理情報に前記スキャナ原稿読み込みずれ補正の実行を指示する情報が含まれている場合に前記スキャナ原稿読み込みずれ補正を実行するスキャナ原稿読み込みずれ補正手段と、前記スキャナ原稿読み込みずれ補正手段で前記スキャナ原稿読み込みずれ補正を実行しない場合、前記読取手段により読み取られた画像位置調整チャートの基準画像に基づいて、前記基準画像の位置ずれ値を検出し、前記スキャナ原稿読み込みずれ補正手段で前記スキャナ原稿読み込みずれ補正を実行した場合、前記スキャナ原稿読み込みずれ補正手段によるスキャナ調整チャートを用いて計算された前記スキャナ原稿読み込みずれ補正結果と、前記読取手段により読み取られた画像位置調整チャートの基準画像とに基づいて、前記スキャナ原稿読み込みずれ補正結果を前記画像位置調整チャートの基準画像に基づいて検出した前記基準画像の位置ずれ値に加算して前記基準画像の位置ずれ値を検出する位置ずれ値検出手段と、前記位置ずれ値検出手段により検出された位置ずれ値を、前記読取手段により読み取られた画像位置調整チャートの前記用紙サイズ毎に、当該画像位置調整チャートの管理情報で特定される前記用紙の種類、及び前記印刷対象の用紙が収納されたトレイに対応付けて、履歴情報として蓄積する履歴情報蓄積手段と、前記印刷対象の用紙サイズ、前記用紙の種類、及び前記印刷対象の用紙が収納されたトレイによって特定される補正値を記憶する補正値記憶手段と、位置ずれ値検出手段により検出された位置ずれ値と、前記履歴情報蓄積手段により蓄積された所定回数分の位置ずれ値と、に基づいて、前記印刷対象の用紙サイズ、前記用紙の種類、及び前記印刷対象の用紙が収納されたトレイによって特定される補正値を演算する補正値演算手段と、前記補正値記憶手段に記憶された補正値を、前記補正値演算手段により演算された補正値に更新する補正値更新手段と、前記補正値記憶手段に記憶された前記印刷対象の用紙サイズ、前記用紙の種類、前記印刷対象の用紙が収納されたトレイによって特定される補正値に基づいて、当該トレイから給紙された当該サイズの当該種類の用紙に形成する画像の位置を調整し、調整された画像を前記用紙に形成する画像形成手段と、を備えている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記画像位置調整チャートを記憶する画像位置調整チャート記憶手段を更に備え、前記画像形成手段は、画像を用紙に形成する回数が所定値を超えたときに、又は画像位置調整チャート形成指示があったときに、前記画像位置調整チャート記憶手段に記憶されている画像位置調整チャートを形成する。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置であって、前記読取手段と前記画像形成手段は、各々独立して構成され、通信回線を介して接続されている。
請求項4の発明は、請求項3に記載の画像形成装置であって、前記読取手段は、機種識別番号を含むチャート管理情報が記載された画像位置調整チャートを読み取り、前記補正値更新手段は、前記読取手段により読み取られたチャート管理情報の機種識別番号と前記画像形成手段の機種識別番号とが一致するときに、補正値の更新処理を行う。
請求項1の発明によれば、ユーザが複雑な処理を行うことなく高精度に画像の位置ずれを調整することができる。
請求項2の発明によれば、自動的に又は手動により画像位置調整チャートを形成して、画像ずれを調整することができる。
請求項3の発明によれば、遠隔操作により画像形成手段の画像位置ずれを調整することができる。
請求項4の発明によれば、複数の画像形成手段がある場合であっても、画像位置調整チャートによって特定される機種識別番号を有する画像形成手段に対して、画像の位置ずれを調整することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[画像形成装置の構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略的な構成を示す図である。
画像形成装置は、原稿を光学的に読み取る原稿読取部(スキャナ)10と、印刷を実行する印刷装置20と、いわゆるユーザ・インタフェース・パネル(UIパネル)30と、印刷装置20に用紙を供給する給紙装置40と、を備えている。UIパネル30は、画像形成装置の状態を表示すると共に、ユーザからの操作入力を受け付ける。
ここで、印刷装置20は、用紙に印刷をする印刷部21と、印刷装置20を制御するコントローラ22と、画像データ、画像位置調整チャート等の様々なデータを保存するハード・ディスク・ドライブ(HDD)23と、印刷部21に搬送する用紙を収納する複数のトレイ24、25、26、27と、を備えている。なお、コントローラ22は、制御部22aと、通信部22bと、を備えている。
図2は、画像形成装置の機能的な構成を示すブロック図である。画像形成装置は、互いにバスで接続された原稿読取装置10、印刷部21、制御部22a、通信部22b、HDD23、UIパネル30を備えている。
HDD23には、画像データ及び画像位置調整チャートの他に、今まで検出された画像ずれ値の履歴と、画像ずれの補正値を表す画像ずれ補正値管理テーブルと、各々の画像位置調整チャートを管理するための画像位置調整チャート管理テーブルと、が記憶されている。
図3は、画像ずれ補正値管理テーブルを示す図である。画像ずれ補正値管理テーブルは、印刷される用紙が収納されたトレイ、印刷される用紙の紙質、印刷される用紙の大きさである用紙サイズによって決定される画像ずれの補正値を表している。
画像ずれ補正値管理テーブルは、具体的には図3に示すように、「トレイと紙質」、「画像ずれ閾値」、「補正値」、「調整フラグ」、「調整後印刷枚数」の情報を有する。
「トレイと紙質」は、印刷される用紙が収納されたトレイと、その用紙の紙質と、を表す。図3によると、トレイ1、2、3、4には、それぞれ普通紙又は厚紙が収容される。また、大容量トレイ(図1の給紙装置40)には、薄紙、普通紙、厚紙、光沢紙のいずれかが収容される。「画像ずれ閾値」は、画像ずれが発生したか否かを判断するための閾値であり、最小値Minと最大値Maxの間で設定される。
「補正値」は、「サイズ1」、「サイズ2」、「サイズ3」の情報を有する。ここで、「サイズ1」、「サイズ2」、「サイズ3」は、それぞれ異なる用紙サイズを表し、例えばB5サイズ、A4サイズ、B4サイズであってもよい。また、「補正値」は、画像ずれと判断された画像ずれ値の直近30件の平均値である。なお、「30件」に限らず、20件でも10件でもよい。さらに、用紙のサイズについては、A5〜A3のサイズをいくつかのグループ(例えば、A5、A4、A3)に分けても良い。そして、すべての用紙サイズは、これらのサイズグループにマッピングしても良い。マッピングの設定は、予めシステムに登録され、ユーザによる変更も可能である。
「調整フラグ」は、「調整」及び「調整日」の情報を有する。「調整」には、調整済みであることを示す「済み」、まだ調整されていないことを示す「未」のいずれかのフラグが設定される。「調整日」は、画像ずれが調整(補正)された日を示す。「調整後印刷枚数」は、画像ずれの調整後に印刷された枚数を示す。
このような画像ずれ補正値管理テーブルによると、例えば「トレイ1」の「普通紙」に対して、「画像ずれ閾値」、「サイズ1」〜「サイズ3」のそれぞれの「補正値」、「調整フラグ」、「調整後枚数」が設定されている。同様に、「トレイ1」の「厚紙」、「トレイ2」の「普通紙」、「トレイ2」の「厚紙」、・・・に対しても、「画像ずれ閾値」、「サイズ1」〜「サイズ3」のそれぞれの「補正値」、「調整フラグ」、「調整後枚数」が設定されている。
図4は、画像位置調整チャート管理テーブルを示す図である。
画像位置調整チャート管理テーブルは、既に登録されている各々の画像位置調整チャートを管理するためのテーブルであり、用紙サイズに応じて自動的に設定される「システム設定」と、ユーザによって設定可能な「ユーザ設定」と、の情報を有する。
「システム設定」は、長方形の枠状に形成された位置調整画像の大きさ等を表し、「開始位置」、「終了位置」、「管理情報位置」、「線巾」の情報を有する。「開始位置」及び「終了位置」は、長方形状の位置調整画像の向かい合う1組の角の座標位置を示す。本実施形態では、後述の図8に示すように、用紙の1つの隅に一番近い位置調整画像の角の座標(X1,Y1)と、その角に向かい合う角の座標(X2,Y2)を示す。
「管理情報位置」は、画像位置調整チャートにおいて位置調整画像と共に印刷されるチャート管理情報の座標位置(IX,IY)を示す。「線巾」は、位置調整画像の枠の線巾を示す。
また、「ユーザ設定」は、「同じ頁複数回」、「トレイ番号」、「用紙種類」、「同じ頁に印刷」、「両面印刷」、「ページ数」の情報を有する。
「同じ頁複数回」は、大きさの異なる位置調整画像を同じ用紙の同じ頁に印刷する回数(位置調整画像の数)を示す。「両面印刷」は、大きさの異なる位置調整画像を用紙の両面に印刷するか否かを示す。「ページ数」は、位置調整画像が印刷されるページ数を示す。
以上のように構成された画像形成装置は、画像位置調整チャートを登録し、画像位置調整チャートを出力し、出力された画像位置調整チャートを読み取り、読み取った情報に基づいて画像位置を調整する。
[画像位置調整チャートの登録]
図5は、画像位置調整チャート登録ルーチンを示すフローチャートである。
画像形成装置は、ユーザがUIパネル30を操作すると、画像位置調整モードになって、ステップS1以降の画像位置調整処理に移行する。
ステップS1では、コントローラ22は、ユーザの操作に応じて画像位置調整チャート番号を設定する。画像位置調整チャート番号は例えば5桁の“abcde”で構成されている。
a:トレイ番号(a=0〜5までの整数、a=0はすべてのトレイ)
b:用紙種類(b=0〜3までの整数)
(0:デフォルト設定、1:普通紙、b=2は厚紙、b=3は光沢紙)
c:位置調整画像を異なる頁又は1頁に印字するか
(c=0は異なる頁に印字、c=1は同じ1頁に印字)
d:位置調整画像を片面に印刷するか、両面に印刷するか
(d=0は片面印刷、d=1は両面印刷)
e:位置調整画像の印刷頁数(eは自然数)
ここでは、ユーザは、UIパネル30を操作して上述した画像位置調整チャート番号を入力することによって、画像位置調整チャートの仕様を画像形成装置に登録する。
ステップS2では、コントローラ22は、画像位置調整チャート番号に基づく画像位置調整チャートをHDD23に格納する。なお、この画像位置調整チャートの構成情報(開始位置、終了位置、線巾など)については、用紙サイズに応じて自動的に設定される。
ステップS3では、コントローラ22は、登録を終了するかを判定し、否定判定のときはステップS1に戻り、肯定判定のときは本ルーチンを終了する。なお、登録された画像位置調整チャートは、HDD23に格納され、編集・削除可能であり、また自動出力するか否かも指定可能である。
[画像位置調整チャート手動出力]
画像位置調整チャートは、ユーザの出力操作によって手動印刷され、又はプリント画像が所定枚数印刷された後に自動印刷される。
図6は、手動印刷時の画像位置調整チャート出力ルーチンを示すフローチャートである。
ステップS11では、コントローラ22は、UIパネル30から入力される画像位置調整チャート番号を選択して、ステップS12に進む。
ステップS12では、コントローラ22は、画像位置調整チャート番号の選択が終了したかを判定し、否定判定のときはステップS11に戻り、肯定判定のときはステップS13に進む。
ステップS13では、コントローラ22は、選択された画像位置調整チャート番号に基づく画像位置調整チャートをHDD23から読み出し、この画像位置調整チャートを出力するように印刷部21を制御する。
ステップS14では、コントローラ22は、HDD23に記憶されている画像位置調整チャート管理テーブルの「同じ頁に印刷」を参照して、選択された画像位置調整チャートについて、同じ頁に繰り返して印刷するか否かを判定し、肯定判定のときはステップS15に進み、否定判定のときはステップS19に進む。
ステップS15では、コントローラ22は、1頁目を印刷するように印刷部21を制御して、ステップS16に進む。
ステップS16では、コントローラ22は、印刷した用紙をトレイnに再度設定するようなメッセージをUIパネル30に表示させて、ステップS17に進む。これにより、位置調整画像が印刷され外に排出された用紙を再びトレイに戻すように、ユーザに注意を促している。
ステップS17では、コントローラ22は、位置調整画像の印刷された用紙が再度トレイnに給紙されたことを検出した後、その用紙に位置調整画像が印刷されるように印刷部21を制御して、ステップS18に進む。
ステップS18では、コントローラ22は、画像位置調整チャートの「ページ数」を参照して、「ページ数」に記述されている所定回数に達するまで印刷したか否かを判定し、肯定判定のときはステップS20に進み、否定判定のときはステップS16に戻る。
一方、ステップS19では、コントローラ22は、画像位置調整チャート番号の定義に従って画像位置調整チャートを印刷するように印刷部21を制御して、ステップS20に進む。
ステップS20では、コントローラ22は、選択した画像位置調整チャートを出力したか否かを判定し、否定判定のときはステップS14に戻り、肯定判定のときは本ルーチンを終了する。
以上のように、画像形成装置は、ステップS1からステップS20までの処理を行うことによって、ユーザにより選択された画像位置調整チャート番号に基づく画像位置調整チャートを手動で印刷する。
[画像位置調整チャート自動出力]
図7は、自動印刷時の画像位置調整チャート出力ルーチンを示すフローチャートである。
コントローラ22は、終了した印刷ジョブがあったか否かを判定し(ステップS21)、否定判定のときは本ルーチンを終了し、肯定判定のときは前回のチャート出力カウント値(画像ずれ補正値管理テーブルの「調整後印刷頁数」)と現在のビーリングカウント値(累計カウント値)とを比較する(ステップS22)。
コントローラ22は、上記のカウント値の差が所定枚数を超えているかを判定し(ステップS23)、否定判定のときは本ルーチンを終了し、肯定判定のときは予め登録されている所定の画像位置調整チャートを自動的に出力するように印刷部21を制御する(ステップS24)。このとき、画像位置調整チャートには、当該画像位置調整チャートの取り扱い方を表すQRコード等も印刷される。
コントローラ22は、出力するカウンタ値を記憶し(ステップS25)、UIパネル30に、アノテーションメッセージとして出力のお知らせを表示させると共に、ユーザに画像位置調整チャートをスキャンするように促す表示をさせる(ステップS26)。そして、コントローラ22は、登録されている管理者メールアドレスに対してメールを送信して(ステップS27)、画像位置調整チャートが出力されたことを知らせて、本ルーチンを終了する。
なお、画像形成装置は、例えば所定の温度変化が起こったときに、予め登録されている画像位置調整チャートを自動的に出力してもよい。
[画像位置調整チャートの仕様]
以上のようにして出力された画像位置調整チャートの仕様は次のようになっている。
図8は、画像位置調整チャートを示す図である。画像位置調整チャートは、長方形の枠状に形成された位置調整画像と、QRコードで構成されたチャート管理情報と、ユーザ指示情報と、を有している。
位置調整画像は、用紙の左上から所定位置で長方形の枠として配置されている。枠線の太さは、原稿読取装置10が認識しやすい巾とする。長方形のサイズは、用紙サイズに応じて自動的に計算される。同じ用紙に位置調整画像が複数回印刷される場合、2回目以降の位置調整画像も長方形であり、適切なサイズに縮小されて、最初の長方形の内部に入るように配置される。
なお、後述する測定時では、位置調整画像の左上、右上、左下の各々のポイント(角)が測定される。具体的には、用紙上端から位置調整画像の左上角までの長さf1、用紙上端から位置調整画像の右上角までの長さf2、用紙左端から位置調整画像の左上角までの長さs1、用紙左端から位置調整画像の左下角までの長さs2がそれぞれ測定される。
チャート管理情報は、画像位置調整チャートを識別するための情報であり、画像形成装置の製造者を示す「メカ情報」、画像形成装置の「商品名」(例えば、DCC380)、例えば8桁のデバイスシリアル番号である「デバイスID」、画像形成装置を所定の動作モードに自動起動させるための「チャートモード」の情報を有している。「チャートモード」では、“1”は印刷装置アライメント調整モード、“2”は原稿読取装置アライメント調整モード、“3”は濃度画質調整モードを示す。本実施形態では、「チャートモード」は“1”に設定されている。
さらに、チャート管理情報は、チャート印刷情報を表す「チャート番号」、画像位置調整チャート出力時のビーリングカウンタ値である「カウント情報」、「デバイスIPアドレス」(例えば、168.192.1.1)、「ユーザメールアドレス」(例えば、User-mail@aaa.bbb.co.jp)、「サービス担当連絡先」(例えば、Service-mail@ddd.eee.co.jp)、「画像位置調整チャート定義」、「印刷開始閾値」の情報を有している。
「画像位置調整チャート定義」は、開始座標(X1,Y1)、終了座標(X2,Y2)、線巾、線間距離(1頁に複数回印刷する時に使用、2回目以降の座標は前回座標と線間距離で計算)を有している。「画像位置閾値」は、先端:nn±α、後短:mm±βを有している。これらは、画像形成装置に登録されているスペック値である。
なお、チャート管理情報は、例えば図9(A)に示すようにQRコードで構成され、その内容は例えば図9(B)に示すように構成されている。但し、チャート管理情報は、このような構成に限定されるものではない。
ユーザ指示情報は、図8に示すように、位置調整画像の枠の内側にあり、原稿の設定方法、ユーザへの指示メッセージ、チャートの取り扱い方法、レジ値を設定する方法等を表す。なお、ユーザ指示情報は、例えば図10(A)に示すようにQRコードで構成され、図10(B)に示すように設定の方法を表してもよい。
[画像位置調整チャートの読み込み]
画像形成装置は、画像位置調整チャートを読み込むことによって画像ずれを検出して、画像位置を調整する画像位置調整ルーチンを実行する。
図11は、画像位置調整ルーチンを示す図である。
ステップS31では、コントローラ22は、画像位置調整チャートが両面原稿であるか否かを判定し、肯定判定のときはステップS32に進み、否定判定のときはステップS33に進む。
ステップS32では、コントローラ22は、最大サイズで画像位置調整チャートが印刷された原稿の表面と裏面を読み込むように原稿読取装置10を制御して、ステップS34に進む。
ステップS33では、コントローラ22は、最大サイズで画像位置調整チャートが印刷された原稿の表面を読み込むように原稿読取装置10を制御して、ステップS34に進む。
ステップS34では、コントローラ22は、原稿読取装置10で読み取られた画像に基づいて、用紙の縁を検出し、位置調整画像を切り出し、切り出した位置調整画像の傾きを補正して、ステップS35に進む。この結果、用紙の縁以外の画像が切り捨てられ、用紙の縁内部の画像のみが残される。
ステップS35では、コントローラ22は、原稿読取装置10で読み取られた画像に基づいて、原稿の左上所定位置(±αmm範囲)からチャート管理情報を認識して、ステップS36に進む。なお、コントローラ22は、チャート管理情報が見つからない場合、用紙の右上、右下、左下も探し、それでも見つからない場合はエラーと判定する。
ステップS36では、コントローラ22は、チャート管理情報の「チャートモード」に基づいて印刷位置調整チャート(「チャートモード」=“1”)であるか否かを判定し、肯定判定のときはステップS39に進み、否定判定のときはステップS37に進む。
ステップS37では、コントローラ22は、チャート管理情報の「チャートモード」に基づいて原稿読み込みチャート(「チャートモード」=“2”)であるか否かを判定し、肯定判定のときはスキャナ原稿読み込みずれ補正モードへ進み、否定判定のときはステップS38に進む。
なお、スキャナ原稿読み込みずれ補正モードでは、工場集荷時に調整した自動原稿送り装置またはブラテンの原稿読み込みずれ補正値(スキャナ先端読み込み時のずれ値、及びサイドのずれ値)がHDD23に蓄積される。その手法としては、原稿読取装置10の基準チャートに画像管理情報をQRコードで埋め込み、画像位置調整チャートと同時に読み込ませることもできる。さらに、スキャナ調整チャートとして識別し、原稿読取装置10の画像ずれを計算し、補正することも可能である。
ステップS38では、コントローラ22は、UIパネル30にエラーメッセージを表示させて、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS39では、コントローラ22は、画像ずれ補正調整モードへ移行して、ステップS40に進む。
ステップS40では、コントローラ22は、位置調整画像の先端及びサイドのずれを計算する。具体的には、コントローラ22は、画像の左上から、(X1,Y1)〜(X2,Y2)±βmmの範囲内において、位置調整画像の長方形を認識し、先端位置f1,f2を計算する。さらに、コントローラ22は、サイド位置s1,s2を認識し、位置調整画像の長方形の長さL1及び巾W1を認識する。そして、コントローラ22は、次の式(1)に従って画像先端ずれを計算し、次の式(2)に従ってサイドずれを計算して、ステップS41に進む。
画像の先端ずれ=(f1+f2−Y1×2)/2 ・・・(1)
サイドずれ =(s1+s2−1×2)/2 ・・・(2)
ここで、図8に示すように、式(1)は、位置調整画像の上側の画像端が用紙縁(x軸)に対してどの程度ずれているかを示している。また、式(2)は、位置調整画像の横側の画像端が他の用紙縁(y軸)に対してどの程度ずれているかを示している。
また、コントローラ22は、原稿読取装置10の先端読込時のずれ値及びサイドのずれ値があるときは、次の式(3)及び(4)に従って画像の先端ずれ及びサイドずれを計算して、ステップS41に進む。
画像の先端ずれ=(f1+f2−Y1×2)/2+スキャナ読込時の先端のずれ値
・・・(3)
サイドずれ=(s1+s2−1×2)/2+スキャナ読込時のサイドのずれ値
・・・(4)
ステップS41では、コントローラ22は、画像ずれ値(画像の先端ずれ及びサイドずれの各値)の正当性をチェックする。具体的には、コントローラ22は、画像ずれ補正値管理テーブルを参照して、トレイと紙質によって特定される「画像ずれ閾値」を読み出す。そして、コントローラ22は、画像の先端ずれ及びサイドずれが画像ずれ閾値以内であるときは、画像ずれ値は正当であると判定してステップS44に進み、それらのいずれかが画像ずれ値を超えているときは画像ずれ値は正当でないと判定してステップS42に進む。
ステップS42では、コントローラ22は、UIパネル30にウォーニングメッセージを表示させて、ステップS43に進む。
ステップS43では、コントローラ22は、処理を継続するか否かを判定し、肯定判定のときはステップS44に進み、否定判定のときは本ルーチンを終了する。
ステップS44では、コントローラ22は、ステップS35で認識されたチャート管理情報に含まれるデバイスIDが本機(当該画像形成装置)のデバイスIDと一致するか否かを判定し、一致するときはステップS45に進み、一致しないときは「他のデバイス調整モード」へ移行する。なお、「他のデバイス調整モード」については後述する。
ステップS45では、コントローラ22は、トレイと紙質、及び用紙サイズ(サイズ1〜3のいずれか)についての今までHDD23に蓄積された画像ずれ値(直近29件の画像ずれ値)とステップS40で計算された画像ずれ値と用いて、直近30件の画像ずれ値の平均値を計算して、ステップS44に進む。なお、HDD23には、履歴情報として直近30件の画像ずれ値が蓄積されているが、新たな画像ずれ値が蓄積されると、FIFO(ファースト・イン・ファースト・アウト)のルールにより、最も古い画像ずれ値が消去される。
ステップS46では、コントローラ22は、画像ずれ補正値管理テーブルを参照して、「トレイと紙質」及び「用紙サイズ(サイズ1〜3のいずれか)」によって特定される「補正値」をステップS45で計算された平均値に更新して、本ルーチンを終了する。
これにより、通常のプリントモードに移行した後、コントローラ22は、プリントジョブを受け取ると、画像ずれ補正値管理テーブルを参照して「トレイと紙質」及び「用紙サイズ(サイズ1〜3のいずれか)」によって特定される「補正値」を読み出し、この「補正値」用いて画像ずれ値を補正するように印刷部21を制御する。この結果、画像ずれのない画像がプリントされる。
[他のデバイス調整モード1]
他のデバイス調整モードとは、原稿読取装置10を有する画像形成装置の画像ずれを調整するのではなく、その画像形成装置から離れた場所にネットワークを介して接続された他の画像形成装置の画像ずれを調整するモードをいう。
図12は、他のデバイス調整モードを適用できるシステム構成を示す図である。図13は、本画像形成装置による他のデバイス調整モードルーチンを示す図である。本ルーチンは、図11のステップS44の否定判定後の処理を示す。すなわち、図11及び図13のルーチンは、図12に示す画像形成装置Aにより実行される。
ステップS51では、コントローラ22は、ダイレクト調整を行うか否かを判定し、肯定判定のときはステップS56に進み、否定判定のときはステップS52に進む。ステップS52では、コントローラ22はオフライン調整モードへ移行して、ステップS53に進む。
ステップS53では、画像位置調整チャートのユーザ指示情報から取得した画像位置調整方法をUIパネル30に表示させて、ステップS54に進む。
ステップS54では、コントローラ22は、UIパネル30に表示された情報を表示するかを判定し、肯定判定のときはステップS55に進み、否定判定のときは本ルーチンを終了する。
ステップS55では、コントローラ22は、ユーザ指示情報から取得した画像位置調整方法を示す画像位置調整指示レポートを印刷出力するように印刷部21を制御して、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS56では、コントローラ22は、オンライン調整モードへ移行して、ステップS57に進む。
ステップS57では、コントローラ22は、既に読み取られた画像位置調整チャートのチャート管理情報を参照して、調整先機種名(商品名)、デバイスID、IPアドレスを表示するように、UIパネル30を表示して、ステップS58に進む。
ステップS58では、コントローラ22は、IPアドレスを変更するか否かを判定し、肯定判定のときはステップS59に進み、否定判定のときはステップS60に進む。
ステップS59では、コントローラ22は、チャート管理情報に含まれるIPアドレスに代えて、UIパネル30から入力されるIPアドレスに変更して、ステップS60に進む。
ステップS60では、コントローラ22は、調整先デバイス(図12に示す他の画像形成装置B)を呼び出して、ステップS61に進む。
ステップS61では、コントローラ22は、所定時間内に調整先デバイスから応答があったかを判定し、肯定判定のときはステップS63に進み、否定判定のときはステップS62に進む。
ステップS62では、コントローラ22は、調整先デバイスとの通信が失敗したので、再度調整先デバイスの呼出を実施するかを判定し、肯定判定のときはステップS56に戻り、否定判定のときは本ルーチンを終了する。
ステップS63では、コントローラ22は、調整先デバイスより応答があったことを確認して、ステップS64に進む。
ステップS64では、コントローラ22は、調整先デバイスの画像位置調整の結果をUIパネル30に表示させて、本ルーチンを終了する。
[他のデバイス調整モード2]
図14は、他の画像形成装置による他のデバイス調整モードルーチンを示す図である。すなわち、本ルーチンは、図12に示す画像形成装置Bにより実行される。なお、画像形成装置Bは、原稿読取装置10がないのを除き、図1及び2に示すように構成されているものとする。
ステップS71では、コントローラ22は、図12に示す画像形成装置Aからの画像位置調整依頼要求を検出して、ステップS72に進む。
ステップS72では、コントローラ22は、画像位置調整モードへ移行可能か否かを判定し、肯定判定のときはステップS73に進み、否定判定のときはステップS78に進む。
ステップS73では、コントローラ22は、画像形成装置Aに対して画像位置補正情報を要求して、ステップS74に進む。
ステップS74では、コントローラ22は、画像形成装置Aが要求するデバイスIDと本画像形成装置BのデバイスIDとが一致しているかを判定し、肯定判定のときはステップS76に進み、否定判定のときはステップS75に進む。
ステップS75では、コントローラ22は、デバイスIDが不一致であるため、失敗したと判定して、ステップS78に進む。
一方、ステップS76では、コントローラ22は、トレイと紙質、及び用紙サイズ(サイズ1〜3のいずれか)についての今まで蓄積された画像ずれ値(直近29件の画像ずれ値)と図11のステップS40で計算された画像ずれ値と用いて、直近30件の画像ずれ値の平均値を計算して、ステップS77に進む。
ステップS77では、コントローラ22は、画像ずれ補正値管理テーブルを参照して、「トレイと紙質」及び「用紙サイズ(サイズ1〜3のいずれか)」によって特定される「補正値」をステップS76で計算された平均値に更新して、ステップS78に進む。
これにより、通常のプリントモードに移行した後、コントローラ22は、プリントジョブを受け取ると、画像ずれ補正値管理テーブルを参照して「トレイと紙質」及び「用紙サイズ(サイズ1〜3のいずれか)」によって特定される「補正値」を読み出し、この「補正値」用いて画像ずれ値を補正するように印刷部を制御する。この結果、画像ずれのない画像がプリントされる。
ステップS78では、コントローラ22は、画像位置調整実施結果を通知して、本ルーチンを終了する。
以上のように、原稿読取装置10を有していない画像形成装置は、原稿読取装置10を有する画像形成装置において読み取られた画像位置調整チャートの情報を用いて、画像ずれを調整することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で設計上の変更をされたものにも適用可能であるのは勿論である。例えば、他のデバイス調整モードを実施する場合、図3に示す画像ずれ補正値管理テーブル、図4に示す画像位置調整チャート管理テーブルは、図12に示す画像形成装置Aにあってもよいし、画像形成装置Bにあってもよい。すなわち、原稿読取装置と印刷部とが異なる画像形成装置にあれば、テーブル等のデータはいずれの画像形成装置にあってもよい。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略的な構成を示す図である。 画像形成装置の機能的な構成を示すブロック図である。 画像ずれ補正値管理テーブルを示す図である。 画像位置調整チャート管理テーブルを示す図である。 画像位置調整チャート登録ルーチンを示すフローチャートである。 手動印刷時の画像位置調整チャート出力ルーチンを示すフローチャートである。 自動印刷時の画像位置調整チャート出力ルーチンを示すフローチャートである。 画像位置調整チャートを示す図である。 チャート管理情報の(A)QRコード及び(B)その内容を示す図である。 ユーザ指示情報の(A)QRコード及び(B)その内容を示す図である。 画像位置調整ルーチンを示す図である。 他のデバイス調整モードを適用できるシステム構成を示す図である。 本画像形成装置による他のデバイス調整モードルーチンを示す図である。 他の画像形成装置による他のデバイス調整モードルーチンを示す図である。
符号の説明
10 原稿読取装置
20 印刷装置
21 印刷部
22 コントローラ
22a 制御部
22b 通信部
23 HDD
30 UIパネル
40 給紙装置

Claims (4)

  1. 印刷対象の用紙サイズに対応した基準画像と、当該基準画像を用いて位置ずれ値の検出を行なう印刷対象の用紙の種類、印刷対象の用紙が収納されたトレイを特定する情報、及び、スキャナ原稿読み込みずれ補正を実行するか否かを指示する情報とを含む管理情報とが記載された画像位置調整チャートを読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた前記画像位置調整チャートの前記管理情報に前記スキャナ原稿読み込みずれ補正の実行を指示する情報が含まれている場合に前記スキャナ原稿読み込みずれ補正を実行するスキャナ原稿読み込みずれ補正手段と、
    前記スキャナ原稿読み込みずれ補正手段で前記スキャナ原稿読み込みずれ補正を実行しない場合、前記読取手段により読み取られた画像位置調整チャートの基準画像に基づいて、前記基準画像の位置ずれ値を検出し、前記スキャナ原稿読み込みずれ補正手段で前記スキャナ原稿読み込みずれ補正を実行した場合、前記スキャナ原稿読み込みずれ補正手段によるスキャナ調整チャートを用いて計算された前記スキャナ原稿読み込みずれ補正結果と、前記読取手段により読み取られた画像位置調整チャートの基準画像とに基づいて、前記スキャナ原稿読み込みずれ補正結果を前記画像位置調整チャートの基準画像に基づいて検出した前記基準画像の位置ずれ値に加算して前記基準画像の位置ずれ値を検出する位置ずれ値検出手段と、
    前記位置ずれ値検出手段により検出された位置ずれ値を、前記読取手段により読み取られた画像位置調整チャートの前記用紙サイズ毎に、当該画像位置調整チャートの管理情報で特定される前記用紙の種類、及び前記印刷対象の用紙が収納されたトレイに対応付けて、履歴情報として蓄積する履歴情報蓄積手段と、
    前記印刷対象の用紙サイズ、前記用紙の種類、及び前記印刷対象の用紙が収納されたトレイによって特定される補正値を記憶する補正値記憶手段と、
    位置ずれ値検出手段により検出された位置ずれ値と、前記履歴情報蓄積手段により蓄積された所定回数分の位置ずれ値と、に基づいて、前記印刷対象の用紙サイズ、前記用紙の種類、及び前記印刷対象の用紙が収納されたトレイによって特定される補正値を演算する補正値演算手段と、
    前記補正値記憶手段に記憶された補正値を、前記補正値演算手段により演算された補正値に更新する補正値更新手段と、
    前記補正値記憶手段に記憶された前記印刷対象の用紙サイズ、前記用紙の種類、前記印刷対象の用紙が収納されたトレイによって特定される補正値に基づいて、当該トレイから給紙された当該サイズの当該種類の用紙に形成する画像の位置を調整し、調整された画像を前記用紙に形成する画像形成手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記画像位置調整チャートを記憶する画像位置調整チャート記憶手段を更に備え、
    前記画像形成手段は、画像を用紙に形成する回数が所定値を超えたときに、又は画像位置調整チャート形成指示があったときに、前記画像位置調整チャート記憶手段に記憶されている画像位置調整チャートを形成する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記読取手段と前記画像形成手段は、各々独立して構成され、通信回線を介して接続されている
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記読取手段は、機種識別番号を含むチャート管理情報が記載された画像位置調整チャートを読み取り、
    前記補正値更新手段は、前記読取手段により読み取られたチャート管理情報の機種識別番号と前記画像形成手段の機種識別番号とが一致するときに、補正値の更新処理を行う
    請求項3に記載の画像形成装置。
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