JP2015035726A - 複合装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スキャンする際の補正量をメディア毎に設定せずに、各メディアに印刷しようとする画像データにおける幾何的な長さ精度を向上させることができる複合装置を提供することを目的とする。【解決手段】所定のパターンを所定のメディア種のメディアにチャートを印刷する印刷手段と、印刷手段により印刷されたチャートを読み取る読取手段と、上記読取手段が上記チャートを読み取った画像データに基づいて、上記チャートの長さ情報を検出する検出手段と、上記所定のパターンについて予め準備された長さ情報と、上記検出手段が検出した上記チャートの長さ情報とを比較し、上記所定のメディア種のメディアに印刷しようとする画像データの長さを補正する補正量を算出する算出手段と、を有する。【選択図】図9

Description

本発明は、プリンタとスキャナとを備えた複合装置及びその制御方法に関し、特にスキャナで読み取った画像データに含まれる幾何的な長さの精度を向上させる複合装置及びその制御方法に関する。
プリンタとスキャナとを備える複合機としては、A4、A3サイズの単票紙を使用する複合機、B0サイズ程度の大判複合機が挙げられる。大判複合機では、大判の図面、地図、ポスターをコピーすることができる。
大判複合機のスキャナでは、大判サイズの原稿を扱うので、原稿を搬送しながら読み取るシートスルー方式が採用されている。また、大判複合機で、スキャナを補正するための補正チャートを同梱品として本体に付属し、補正チャート用のメディアの材質として、経年的な伸縮率の小さいフィルム材を使用することが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1では、このフィルム材に印刷されたチャートを読み取った結果に応じて、スキャンした画像データの幾何的な長さ精度を補正する。
ところで、大判複合機では、フィルム材以外にも様々なメディアへプリントする。製図用途では、普通紙、トレーシングペーパー、第二原紙と呼ばれる半透明紙などがあり、これらのメディアへプリントした場合にも、画像データの幾何的な長さ精度を補正する必要がある。ポスター用途ではコート紙、光沢紙などがあり、また、画材メディアのような厚紙があり、これらのメディアへプリントした場合にも、画像データの幾何的な長さ精度を補正する必要がある。
特開平3−104476号公報
シートスルー方式のスキャナでは、搬送ローラで原稿を搬送しながらスキャンする。搬送ローラの回転量に対するメディアの搬送量は、メディアの材質によって異なり、補正チャート用のフィルム材を使用して幾何的な長さ精度を保証できても、フィルム材以外の材質のメディアにプリントした画像の長さ精度を保証できるとは限らない。スキャンして生成した画像データの長さ精度が出ない場合、プリントする際の長さ補正量をユーザがその都度設定する必要があり、プリントする際の長さ補正量をユーザがメディア毎に設定する作業が煩雑であるという問題がある。
本発明は、スキャンする際の補正量をユーザがメディア毎に設定しなくても、各メディアに印刷しようとする画像データにおける幾何的な長さ精度を向上させることができる複合装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の複合装置は、所定のパターンを所定のメディア種のメディアにチャートを印刷する印刷手段と、上記印刷手段により印刷されたチャートを読み取る読取手段と、上記読取手段が上記チャートを読み取った画像データに基づいて、上記チャートの長さ情報を検出する検出手段と、上記所定のパターンについて予め準備された長さ情報と、上記検出手段が検出した上記チャートの長さ情報とを比較し、上記所定のメディア種のメディアに印刷しようとする画像データの長さを補正する補正量を算出する算出手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、スキャンする際の補正量をユーザがメディア毎に設定しなくても、各メディアに印刷しようとする画像データにおける幾何的な長さ精度を向上させることができるという効果を奏する。
大判複合機26の外観を示す図である。 プリンタ21の印刷エンジン部の機構を示す図である。 プリンタ21に搭載されるロール状のメディア3を示す図である。 光学センサ9の内部構造を示す図である。 スキャナ15の読み取りエンジン部の機構を示す図である。 メディア3に印刷されるチャートを示す図である。 チャート16がプリントされたメディアをスキャナに挿入する図である。 スキャナ15の長さ精度の補正に関するブロック線図である。 スキャナ15の長さ精度を補正する動作を示すフローチャートである。 ユーザ入力を受け付けるためのウィンドウを示す図である。
発明を実施するための形態は、以下の実施例である。
以下、本発明の一実施例の複合装置について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、複合装置の一実施例である大判複合機26の外観の概略を示す図である。
ここでいう大判は、概してA2以上のサイズのメディアである。大判複合機26は、プリンタ21と、スキャナ15と、タッチパネルモニタ24と、パーソナルコンピュータ25と、を備えており、それぞれがプリンタスタンドに設けられている。プリンタ21は、プリンタスタンド22に設置されており、スキャナ15は、スキャナスタンド23に設置される。タッチパネルモニタ24は、スキャナスタンド23の一方側に設けられており、ユーザは、タッチパネルモニタ24からプリンタ21とスキャナ15を動作させることができる。パーソナルコンピュータ25は、スキャナスタンド23の下方部に設置される。プリンタ21、スキャナ15、タッチパネルモニタ24は、パーソナルコンピュータ25に接続されている。プリンタ21とスキャナ15には、それぞれ図示しないコントローラが内蔵されており、タッチパネルモニタ24からユーザが入力する指示は、パーソナルコンピュータ25を介してプリンタ21、スキャナ15のそれぞれのコントローラに伝送される。
パーソナルコンピュータ25は、図示しないCPU、ROM、RAMを備える。CPUは、ROMに格納されている表示、記録などの制御プログラムなどに基づいて、RAMの一部をワークエリアとして利用し、大判複合機26全体を制御する。
図2は、プリンタ21の印刷エンジン部の機構を示す図である。
キャリッジ1は、その内部に印刷ヘッド2を搭載し、ガイドシャフト5に沿って矢印Bで示す走査方向に往復動作する。エンコーダ6は、リニアスケール61を有し、リニアスケール61と、キャリッジ1に取り付けられているセンサヘッド62によりキャリッジ1の走査方向における位置を検出する。リニアスケール61は、ガイドシャフト5と平行に配置されている。印刷ヘッド2がガイドシャフト5に沿って矢印Bで示す走査方向に往復動作しながら、メディア3に対してインクを吐出することによって、画像が印刷される。
プリンタ搬送ローラ7は、キャリッジ1の走査方向と平行に設けられる。また、プリンタピンチローラ8は、それぞれが走査方向と平行となるように、且つ、キャリッジ1の走査方向に沿うように複数設けられる。
メディア3は、プリンタ搬送ローラ7とプリンタピンチローラ8とに挟まれるように配置される。プリンタ搬送ローラ7を逐次駆動することによって、メディア3は、矢印Aの方向に逐次搬送される。プラテン4は、印刷の際に必要なメディア3を平面保持する。
印刷は、印刷ヘッド2の走査とメディア3の逐次搬送とを交互に繰り返しながら実行される。
図3は、実施例において、プリンタ21に搭載されるロール状のメディア3を示す図である。
メディア3は、ロール芯3cに巻かれている。ロール芯3cを回転させることでメディア3は繰り出される。繰り出される方向は、プリンタ21の搬送方向と一致する。
メディア3の搬送量は、矢印Aの搬送方向において、プリンタ搬送ローラ7の回転角を、不図示のセンサで読み取り、回転角を制御することによって制御する。プリンタ搬送ローラ7とメディア3との接触部には、微妙な滑りが存在し、メディア3の種類によって、滑り量も微妙に異なる。したがって、例えば、メディア3が普通紙か光沢紙かフィルム材かによって、滑り量は微妙に異なる。
図2において、キャリッジ1には、光学センサ9が搭載されている。印刷物の濃淡を光学センサ9が読み取り、メディア3の種類に応じて、プリンタ搬送ローラ7の回転角を微妙に操作することによって、メディア3の搬送方向について、所望の長さ精度を実現することができる。ここで、「長さ精度」とは、画像データに基づいたプリントされた画像の長さ精度であり、印刷物は2次元平面であるので、本実施例では、矢印Aの方向の長さ精度と、矢印Bの方向の長さ精度を例に挙げて説明する。「プリンタ21の長さ精度」は、プリントする画像データに含まれている幾何的な情報に基づいて、プリントされた画像の長さの精度である。
なお、光学センサ9を用いたプリンタの搬送の補正方法は、公知の方法を用いることができ、例えば、特開平3−104476号公報に記載の方法を用いることができる。
図4は、光学センサ9の内部構造を示すイメージ図である。光学センサ9は、発光素子91と受光素子92とを有し、発光素子91から発光してメディア3からの反射光を受光素子92が検知する。
図2に戻り、矢印Bは、印刷ヘッド2の走査方向であり、この方向において、メディア3に対する印刷ヘッド2の位置をエンコーダ6で検知し、インクの吐出タイミングを制御することによって、印刷ヘッド2の走査方向における長さ精度を実現する。
図5は、スキャナ15の読み取りエンジン部の機構を示す図である。
読み取り器10は、メディア3にプリントされた原稿14を光学的に読み取る。読み取り器10の読み取り方式として、Charge Coupled Device(CCD)方式、Contact Image Sensor(CIS)方式が考えられる。
原稿14は、スキャナ搬送ローラ12とスキャナピンチローラ13とに狭持される。スキャナ搬送ローラ12の回転に伴い、原稿14が、矢印Cの方向に連続的に繰り出され、読み取り器10の位置で原稿14が読み取られる。矢印Dは、矢印Cと直交する方向であり、読み取り器10の長手方向である。大判サイズの原稿14を読み取るために、矢印Cの方向に原稿14を連続的に搬送することによって、読み取り器10の位置に原稿14を送り、読み取り器10によって、矢印Dの方向の位置を読み取り可能である。原稿14は、原稿ガイド11に支持され、読み取り器10に対する平面性が保持される。
「スキャナ15の長さ精度」は、読み取る原稿に含まれている幾何的な情報に基づいて、スキャナが読み取った画像の長さの精度である。ここで、「長さ精度」とは、スキャナが読み取った画像は2次元平面であるので、本実施例では、矢印Cの方向の長さ精度と、矢印Dの方向の長さ精度を例に挙げて説明する。矢印Cの搬送方向については、プリンタ21と同様に、原稿14の種類に応じて搬送量に微量な差異が発生する場合がある。スキャナ搬送ローラ12の回転中に、スキャナ搬送ローラ12と原稿14との接触部に微妙な滑りが発生し、滑り量は、原稿14の種類に応じて異なる。原稿14が普通紙か光沢紙かフィルム材かによって、滑り量が微妙に異なる。そこで、原稿14を読み取り、画像データを生成する際に、原稿14の種類に応じた補正が必要になる。矢印Dの方向については、読み取り器10のそれ自体の長さ精度が、画像データにおける幾何的な長さ精度に影響を与える。
使用する原稿14の種類に応じて、スキャナ15の長さ精度を補正するために、本実施例では、予め用意されたパターンを、補正用のチャートとしてプリンタ21で印刷し、このチャートを、スキャナ15に読み込ませることによって、スキャナ15を補正する。
図6(a)及び図6(b)は、メディア3に印刷されるチャートを示す図である。
図6(a)は、矢印Bで示すプリンタ21におけるメディア3の搬送方向と、矢印Cで示すスキャナ15における原稿の搬送方向とが、互いに一致する場合を示す図である。
先ず、プリンタ21によるメディア3の搬送を補正するために、プリンタ搬送チャート20をプリントする。プリンタ搬送チャート20は、プリンタの搬送量を補正するためのチャートであり、公知のものを用いることができる。例えば、特開平3−104476号公報が挙げられる。
プリンタ21におけるメディア3の搬送が補正された以降の印刷では、メディア3への印刷内容に対して、矢印Aで示すプリンタ21におけるメディア3の搬送方向で、プリンタの搬送が補正されているので所望の長さ精度が確保される。矢印Bで示す印刷ヘッド2の走査方向では、印刷ヘッド2の位置を検知しながらプリントすることによって、所望の長さ精度が確保される。したがって、プリンタ搬送チャート20をスキャナ15に読み込ませる必要がないので、カット線19でメディアをカットしてもよい。これによって、大判サイズの印刷物の取り扱いが容易になる。
次に、スキャナ15でスキャンする際の補正量を求めるためのチャート16を、メディア3にプリントする。チャート16は長方形である。長方形の各辺の長さから、矢印Cで示すスキャナ15の搬送方向、矢印Dで示す読み取り器10の長手方向のそれぞれで、スキャナ15の長さ精度を補正する。メディア3にプリントされた記号17は、チャート16を印刷したメディア3をスキャナ15に読み込ませる際に、スキャナ15に対してメディア3を挿入する方向を示す。なお、スキャナ15は、シートスルー方式であり、ここでいうスキャナ15における原稿の搬送方向とメディア3の挿入方向とは一致する。
スキャナの搬送精度が画像データの幾何的な長さ精度に影響を与える要因として、先に述べた紙種(メディアの種類、メディア種)の他に、原稿14の抄紙方向がある。なお、抄紙方向は、紙を漉く方向である。スキャナ15における原稿14の搬送を、どちらの抄紙方向で実行するかによって、搬送量の微量な差異が発生する場合があり、長さ精度の補正を微妙に変える必要がある場合もある。一般に、抄紙方向には、縦目の方向と横目の方向がある。大判複合機26で使用されるロール状のメディア3では、縦目の方向が、ロールからメディア3が繰り出される方向であり、プリンタ21の搬送方向であり、縦目に直交する方向が横目の方向である。
そこで、スキャナ15に挿入する原稿14が縦目であると判別した場合、スキャナ15における原稿14の搬送方向と同じ方向に、記号17を印字する。同時に、縦目であることを示すために、識別記号18として、「MD」をプリントする。MDは、Machine Directionの略であり、スキャナ15への原稿の挿入方向が縦目であることを示す。図6(b)は、スキャナ15に挿入する原稿14が横目であると判別した場合を示す図である。スキャナ15における原稿14の搬送方向と直交する方向(メディアの搬送方向と交差する方向)に、記号17を印字する。識別記号18として、「CD」をプリントする。CDは、Cross Directionであり、記号17がメディア3の横目の方向であり、スキャナ15における原稿の挿入方向が横目であることを示す。
図7は、チャート16がプリントされたメディア3をスキャナ15に挿入する様子を示す図である。
メディア3を記号17の示す方向に、スキャナ15に挿入する。スキャナ15は、挿入されたメディア3の長方形のチャート16を読み込む。
チャート16を読み込んで得られた画像データに基づいて、矢印Cで示すスキャナ15における原稿の搬送方向の長さ情報である画素数C’を検出し、矢印Dで示す方向の長さ情報である画素数D’を検出する。
図8は、スキャナ15の長さ精度の補正に関するブロック線図である。
スキャナ15は、検出部29と、算出部30と、名称入力部31と、記憶部32とを備えている。
検出部29は、読み取り器10がチャート16を読み取ることにより生成した画像データから、チャート16の各方向の長さ情報である画素数を検出する。なお、長さ情報は、これまで説明したように二方向のデータ情報が存在するが、補正方法については、これら2つの長さ情報のいずれの場合も同様であるので、二方向の区別を省略して説明する。長方形であるチャート16の各辺の理想的長さは予め定められており、チャート16の各辺の理想的長さが、検出された画像データの画素数に対する基準量である。
算出部30は、検出された各方向の画素数を、チャート16の基準量に一致させるように、スキャナ15の動作に関する補正量を算出する。上記「スキャナ15の動作」は、例えば、読み取り器10から生成される画像データを補正する動作である。算出された補正量に基づくスキャナ15における原稿の搬送方向の補正については、画像データを伸縮するようにしてもよく、または、メディア3の搬送に対して読み取り器10の読み取りタイミングを制御するようにしてもよい。
名称入力部31は、使用する原稿14の紙種を特定する紙種名称を入力する。記憶部32は、名称入力部31で入力された紙種名称と補正量とを関連づけて記憶する。なお、記憶部32には、紙種名称と補正量とを関連づけて記憶する代わりに、原稿の抄紙方向を含む印刷条件と補正量とを対応して記憶するようにしてもよい。
図9は、スキャナ15の長さ精度を補正する動作を示すフローチャートである。この動作は、図示しないCPUにより実行される。
S101で、使用する原稿14の紙種と同一の紙種に対して、プリンタ21が、プリンタの搬送量を補正するためのプリンタ搬送チャートをプリントする。本実施例では、図6に示すようなプリンタ搬送チャート20をプリントする。
S102で、プリンタ搬送チャート20の印刷結果に基づいて、プリンタ21の搬送量を補正する。
S103で、スキャナ15の長さ精度を補正するためのチャートを、原稿14の紙種と同一の紙種にプリンタ21がプリントする。本実施例では、図6に示すようなチャート16を、原稿14の紙種と同一の紙種にプリントする。
S104で、スキャナ15で、プリントされたチャートを読み込む。本実施例では、チャート16が読み込まれて画像データが生成される。
生成された画像データに基づいて、S105で、スキャナ15における原稿の搬送方向における画素数C’を検出し、S106で、この方向における補正量を算出する。つまり、チャート16について予め準備された長さ情報と、上記検出した画素数C’(長さ情報)とを比較し、上記所定の紙種にプリントしようとする画像データの長さを補正する補正量を算出する。
チャート16を読み取り生成された画像データに基づいて、S107で、読み取り器10の長手方向における画素数D’を検出し、S108で、この方向における補正量を算出する。つまり、上記所定のパターンについて予め準備された長さ情報と、上記検出した読み取り器10の長手方向における画素数D’とを比較し、搬送方向と直交する方向の補正値を算出する。
S109で、使用する原稿14の紙種を特定する紙種名称をユーザが入力することによって、紙種名称が受け付けられる。入力された紙種名称と補正量とを関連づけて、S110で、記憶部32に記憶する。なお、本実施例では、紙種名称と補正量を関連付けて記憶部32に記憶させたが、これに限定されず、例えば、紙種の名称の代わりに、メディアの抄紙方向を記憶するようにしてもよい。
図10は、ユーザ入力を受け付けるためのウィンドウを示す図である。
図10(a)は、名称入力部31に設けられているタッチパネルモニタ24に表示される入力ウィンドウ27の一例を示す図である。
入力ウィンドウ27は、使用する原稿14の紙種を特定する紙種名称の入力を受け付けるウィンドウである。使用する原稿14が普通紙であり、スキャナ15に対する原稿14の挿入方向が、メディア3の横目である場合、ユーザは「plain_paper_cd」と入力する。
図10(b)は、名称入力部31に設けられているタッチパネルモニタ24に表示される選択ウィンドウ28の一例を示す図である。
メディア3に対する補正量が記憶された以降は、同じ種類のメディア3をスキャナ15で使用する場合、タッチパネルモニタ24に表示される選択ウィンドウ28の対応する紙種名称を選択する。このようにすれば、紙種名称に対応して記憶されている補正量に応じて、スキャナ15が動作する。メディア3の種類を特定しない場合は、「default」が自動的に選択される。「default」が選択されると、大判複合機26に同梱される補正チャートのフィルム材がメディアとしてセットされていると認識する。
なお、本実施例において、スキャナの長さ精度を補正するためのチャートが長方形であるとしたが、長方形の代わりに、線形状であるとしてもよい。また、本実施例において、大判複合機の主要な構成物は、プリンタ、スキャナ、コントローラPCの3つであるが、プリンタかスキャナに、コントローラPCの機能を内蔵させるようにしてもよい。本実施例は、使用するメディアのそれぞれにチャートを印刷し、スキャナの長さ精度を補正する実施例であり、これに則って、本発明は様々な形態で実施することができる。
通常、長さ精度を補正するためのチャートは、直線状や四角形状である。プリンタからの出力物であるメディアも長方形であるので、シートスルー方式のスキャナにチャートを挿入する際に、メディアの縦横を間違える場合がある。上記実施例では、チャートをプリントする際に、スキャナへの挿入方向を示す記号をチャートとともにプリントするので、チャートを正しい方向でスキャナに挿入することができる。
メディアを構成する繊維の方向に応じて、特性が異なることが多い。上記実施例によれば、矢印の表示をユーザが見ることによって、メディアの抄紙方向をユーザが判断でき、これを判断した上で、スキャナの長さ精度を補正するので、使用メディアの状態に、より即して、スキャナの長さ精度を補正することができる。なお、本実施例では、矢印を表示するものとしたが、これに限定されず、ユーザがメディアの抄紙方向を判断できるものであればよい。
上記実施例によれば、複合機の本体に同梱される補正チャートに対応するメディア以外のメディア等、様々な原稿の紙種に対して、スキャンして得る画像データの長さ精度を向上させることができる。
また、上記実施例によれば、使用する原稿の紙種に、プリンタで所定のチャートを印刷し、上記所定のチャートを1種類にすることができるので、幾つもの紙種の補正チャートを本体に同梱するという無駄を省くことができる。したがって、幾つもの補正チャートをユーザが保管する手間を省くことができる。
上記実施例によれば、スキャナの長さ精度を補正する場合、スキャナのメディアの搬送方向に対して補正すれば、メディアごとの搬送誤差に起因した長さ精度の劣化を低減することができる。また、上記実施例によれば、スキャナの長さ精度を補正する場合、搬送方向と直交する方向に対して補正すれば、この方向の長さ精度をも向上することができる。さらに、上記実施例では、スキャナの長さ精度を補正する場合、両方向に対して補正すれば、画像データの縦横比を向上することができる。
また、本実施例では、複合装置として大判複合機を例に挙げたが、これに限定されず、スキャナとプリンタを備える複合装置であればよい。
上述した実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウエア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウエアで実現する必要はなく、処理の一部または全部をASIC等のハードウェアで実現するようにしてもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。
16…チャート
20…プリンタ搬送チャート
30…算出部
31…名称入力部
32…記憶部

Claims (7)

  1. 所定のパターンを所定のメディア種のメディアにチャートを印刷する印刷手段と;
    上記印刷手段により印刷されたチャートを読み取る読取手段と;
    上記読取手段が上記チャートを読み取った画像データに基づいて、上記チャートの長さ情報を検出する検出手段と;
    上記所定のパターンについて予め準備された長さ情報と、上記検出手段が検出した上記チャートの長さ情報とを比較し、上記所定のメディア種のメディアに印刷しようとする画像データの長さを補正する補正量を算出する算出手段と;
    を有することを特徴とする複合装置。
  2. 上記算出された補正量と上記メディア種を含む印刷条件とを対応して記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の複合装置。
  3. 上記記憶手段に記憶されている上記印刷条件を選択する選択手段と;
    上記選択された印刷条件に対応する補正量に応じて、上記所定のメディア種のメディアに印刷しようとする画像データの長さを補正する補正手段と;
    を有することを特徴とする請求項2に記載の複合装置。
  4. 上記検出手段が検出した長さ情報は、画素数の情報であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の複合装置。
  5. 上記算出手段は、メディアの搬送方向の補正量及びメディアの搬送方向と交差する方向の補正量のうち少なくとも一方を算出することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の複合装置。
  6. 上記算出手段は、メディアの抄紙方向を判別した上で、上記補正量を算出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の複合装置。
  7. 印刷手段が所定のパターンを所定のメディア種のメディアに印刷したチャートを読取手段が読み取った画像データに基づいて、上記チャートの長さ情報を検出する検出工程と;
    上記所定のパターンについて予め準備された長さ情報と、上記検出工程で検出された上記チャートの長さ情報とを比較し、上記所定のメディア種のメディアに印刷しようとする画像データの長さを補正する補正量を算出する算出工程と;
    を有することを特徴とする複合装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110091604A (zh) * 2018-04-13 2019-08-06 广东聚华印刷显示技术有限公司 喷墨打印控制方法、喷墨打印控制装置及喷墨打印系统

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