JP5127225B2 - 電気化学セル - Google Patents

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Description

本発明は、カソードとしてガス拡散電極を有する、特に塩化水素の水溶液の電解に適する電気化学セルを提供する。
塩化水素の水溶液の電解方法は、例えば、米国特許第5,770,035号に開示されている。ルテニウム、イリジウムおよびチタンの混合酸化物が塗布されているチタン/パラジウム合金の基質を例えば含む、適当なアノードを有するアノード室に、塩化水素の水溶液が、充填される。そのアノードで生成された塩素は、アノード室から抜け出し、適当な回収プロセスに供給される。このアノード室は、市販のカチオン交換膜によりカソード室と分けられている。カソード側には、そのカチオン交換膜にガス拡散電極が取り付けられている。そのガス拡散電極は、電流分配器にも取り付けられている。ガス拡散電極は、例えば、酸素枯渇カソード(oxygen depletion cathode:ODC)である。ガス拡散電極としてODCが、使用されるとき、空気、酸素富化空気または純粋な酸素が、通常、カソード室に導入され、これがODCで還元される。
市販のイオン交換膜は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)から製造された、織布、細目金網またはブレードなどの平坦な支持構造を有し、その一方の面には、例えば、DuPont製の市販品であるNafion(登録商標)などのパーフルオロスルホン酸ポリマーが塗布されている。このタイプのイオン交換膜が、塩化水素の水溶液の電解のための、酸素枯渇カソードとしてガス拡散電極を有する電解セルで使用される場合、5kA/mで1.25から1.3Vの範囲の比較的高い動作電圧を必要とする。
従って、本発明の目的は、動作電圧ができる限り低い、特に塩化水素の水溶液の電解のための、カソードとしてガス拡散電極を有する膜電解セルを提供することである。
本発明は、少なくともアノードを有するアノード半セルと、
カソードとしてのガス拡散電極を有するカソード半セルであって該ガス拡散電極は
(i)アセチレンブラック/ポリテトラフルオロエチレン混合物を含むガス拡散層を備える炭素繊維の導電性層と、硫化ロジウム触媒/ポリテトラフルオロエチレン混合物を含む触媒層と、イオン交換膜と結合するためのアイオノマーの層と、を備えるガス拡散電極、又は
(ii)開気孔型ガス拡散層と、硫化ロジウム触媒層と、アイオノマーと、を備える炭素不織布電極、である、
カソード半セルと、
前記アノード半セルと前記カソード半セルの間に配置され、少なくとものパーフルオロスルホン酸ポリマーから成るイオン交換膜であって、支持材が、該パーフルオロスルホン酸ポリマーの層に埋め込まれている、イオン交換膜を具備し、
前記ガス拡散電極および前記イオン交換膜が、互いに隣接している電気化学セルであって、
250g/cm の圧力下、60℃の温度で、前記ガス拡散電極と前記イオン交換膜が、その幾何学的面積に対して少なくとも50%の接触面積を有することを特徴とする、塩化水素の水溶液を電解するための電気化学セルを提供する。
本発明は好ましくは少なくとも70%の接触面積を有することを特徴とする、塩化水素の水溶液を電解するための電気化学セルも提供する。
250g/cmの圧力下、60℃の温度で、ガス拡散電極とイオン交換膜の間の本発明による接触面積は、例えば実施例5で説明するように決定することができる。実施例5の試験は、動作しているときの本発明の電気化学セルにおける圧力および温度条件をシミュレートするものである。
イオン交換膜は、例えばNafion(登録商標)などのパーフルオロスルホン酸ポリマーの少なくとも1つの層から成る。本発明の電解セルに使用することができる他のパーフルオロスルホン酸ポリマーは、例えば欧州特許出願公開第1,292,634号に記載されている。イオン交換膜は、支持材を有することもあり、または機械的補強のために含まれるマイクロファイバを含有することもある。
イオン交換膜用の支持材は、好ましくは、可塑的にまたは弾力的に変形しうる材料、特に好ましくは金属、プラスチック、炭素および/またはガラス繊維、の細目金網、織布、ブレード、編生地、不織布または発泡体である。PTFE、PVCまたはPVC−HTは、プラスチック材料として特に適する。
イオン交換膜の好ましい実施形態において、支持材は、パーフルオロスルホン酸ポリマーの1つの層の中または少なくとも2つの層の間に埋め込まれる。このイオン交換膜は、特に好ましくは、少なくとも2つのパーフルオロスルホン酸層からできており、この場合、そのイオン交換膜のための支持材は、パーフルオロスルホン酸ポリマーの層間または2つの層のうちの一方に埋め込まれている。これは、例えば、支持材の2つの面の各々に少なくとも1つのパーフルオロスルホン酸ポリマー層を塗布することによって行うことができる。支持材が、パーフルオロスルホン酸ポリマーの1つの層の中または少なくとも2つの層の間に埋め込まれている場合、そのイオン交換膜は、支持材の一方の面しかパーフルオロスルホン酸の層を有さないイオン交換膜より平滑な表面を有する。イオン交換膜の表面は、平滑であるほど、良好にガス拡散電極と接触することができる。イオン交換膜の表面が平滑であるほど、そのイオン交換膜が隣接するガス拡散電極と接触する面積は、大きくなる。
前記ガス拡散電極は、炭素、金属または焼結金属で製造された織布、ブレード、細目金網または不織布で好ましくは製造された導電性支持材を含む。この金属または焼結金属は、塩酸に耐性でなければならない。これらには、例えば、チタン、ハフニウム、ジルコニウム、ニオブ、タンタルおよび一部のHastalloy合金が挙げられる。導電性支持材には、アセチレンブラック/ポリテトラフルオロエチレン混合物を含有する塗料材料が場合によっては施されている。この塗料材料は、ナイフで塗り広げることにより導電性支持材に塗布することができ、その後、約340℃の温度で焼結する。この塗料材料が、ガス拡散層として働く。このガス拡散層は、導電性支持材の全表面積に塗布することができる。それは、支持材、すなわち織布、ブレードまたは細目金網などの開気孔構造のすべてまたは一部にも埋め込んでもよい。アセチレンブラック/ポリテトラフルオロエチレン混合物のガス拡散層が設けられている炭素不織布製の電導性支持材は、例えばSGL Carbon Groupから市販されている。
ガス拡散電極は、触媒層とも呼ばれる触媒含有層も含有する。このガス拡散電極のための触媒として、次のものを使用することができる:貴金属、例えばPt、Rh、Ir、Re、Pd、貴金属合金、例えばPt−Ru、貴金属含有化合物、例えば貴金属含有硫化物および酸化物、ならびにシェブレル相、例えばMoRuSeまたはMoRu(これらは、Pt、Rh、Re、Pdなども含有しうる)。
本発明の電解セルでの使用に適するガス拡散電極およびその製造は、例えば、国際公開第04/032263号に開示されている。ガス拡散電極との電気的接触は、電流分配器によって達成され、ガス分散電極は、その電流分配器の上に位置する。
本発明の電気化学セルにおいて、イオン交換膜の全面積と、そのセルが動作しているときにカソードとしての機能を果たすガス拡散電極の全面積は、隣接しており、この場合、250g/cmの圧力下、60℃の温度で、イオン交換膜とガス拡散電極は、少なくとも50%の接触面積を有する。一般に、本発明のタイプの電気化学セルは、0.2から0.5kg/mの圧力下、40から65℃の温度で作動させる。ガス拡散電極のためにも、できる限り平滑な表面が望ましい。できる限り平滑な表面は、イオン交換膜との接触を向上させるためである。できる限り平滑な表面を作るために、ガス拡散層および/または触媒層は、例えば噴霧法によって塗布することができ、この場合、噴霧される分散液の液滴は、できる限り均等に流れなければならない。適する噴霧法は、国際公開第04/032263号に開示されている。開気孔型電導性支持材(この場合、気孔は、ガス拡散層によって塞がれる)を、好ましくは使用する。ガス拡散層および/または触媒層は、ローラーまたはブラシを使用する機械によって塗布することもできる。
できる限り大きな接触面積は、ガス拡散電極およびイオン交換膜の適切な選択によって作られる。これらの両方が、できる限り平滑な表面を有さなければならず、同時に、できる限り良好なミクロ変形性、すなわちマイクロメートル範囲での良好な変形性を有さなければならない。
本発明の電解セルの特別な実施形態において、ガス拡散電極のための触媒層は、イオン交換膜に塗布される。この触媒層は、例えば、噴霧により、または先行技術分野において開示されているフィルムキャスティング法により、イオン交換膜に塗布することができる。このようにして、イオン交換膜および触媒層が、膜電極ユニット(MEU)を形成する。この場合、ガス拡散層を有する電導性支持材が、その触媒層に隣接している。ここで、250g/cmの圧力下、60℃の温度で、その幾何学面積に関して少なくとも50%、好ましくは少なくとも70%の本発明による接触面積が、ガス拡散層とそのMEUの触媒層の間にある。
本発明の電解セルは、塩化水素(塩酸)の水溶液の電解中、100から300mVのより低い動作電圧を有する。
好ましい実施形態において、イオン交換膜は、異なる当量を有する少なくとも2つの層からできている。本発明の文脈での当量は、1Nの苛性ソーダ溶液1リットルを中和するために必要なパーフルオロスルホン酸ポリマーの量であると考える。従って、当量は、イオン交換性スルホン酸基の濃度の尺度である。イオン交換膜の当量は、好ましくは600から2500、特に900から2000である。
イオン交換膜が、異なる当量を有する幾つかの層からできている場合には、原則として、それらの層は、互いに対して全く如何様に配列してもよい。しかし、ガス拡散電極に面している、すなわちガス拡散電極に隣接しているイオン交換膜の層が、他の層より高い当量を有するイオン交換膜が、好ましい。例えば、そのイオン交換膜が、2つの層からできている場合には、アノードに面している層の当量は、600から1100であり、ガス拡散電極に面している層の当量は、1400から2500である。2つまたはそれ以上の層が存在する場合には、当量は、アノードに面している層からガス拡散電極に面している層に向かって増大しうる。しかし、より高い当量の層とより低い当量の層を交互に配列することも可能であり、この場合、ガス拡散電極に隣接している層が、最も高い当量を有する。
イオン交換膜を通る塩素輸送は、当量を選択することおよび異なる当量を有する層を選択することによって減少させることができる。イオン交換膜を通る塩素の移動は、できる限り少ないことが望ましい。理想的なケースでは、塩素が、ガス拡散電極の触媒層において塩化物に還元され、カソード半セル内で生成された反応水とともに希塩酸を生成するため、塩素の移動は、完全に抑えられるべきであろう。一方で、これは、再び使用することができず、従って、処理しなければならない。他方で、希塩酸とガス拡散電極との接触は、過電圧を導き、ガス拡散電極内に存在する触媒に腐食性の損傷をもたらす可能性もある。
さらに、イオン交換膜を通るアノード半セルからカソード半セルへの水の輸送が、本発明の電気化学セルでは、約三分の一に低減されるべきであろう。これも、このようにしてカソード半セル内で生成される、処理しなければならない希塩酸が少なくなるため、有利である。水の輸送程度が低いことのもう1つの利点は、ガス拡散電極の表面に水の薄膜が形成される危険性が、少なくなることである。これは、結果として、ガス拡散電極を通る酸素輸送を向上させる。
本発明の電気化学セルにおけるアノードは、好ましくは、Ru−Ti混合酸化物の塗膜が例えば設けられている、例えばPd安定化チタンのエキスパンデットメタルの、細目金網、織布、編生地またはブレードなどから成る。適するアノードは、例えば国際公開第03/056065号に開示されている。
実施例
実施例1
米国特許第6,402,930号および米国特許第6,149,782号に開示されているようなガス拡散電極を、100cmの電気化学的作用面積を有する実験室用セルを使用する実験室試験において、950の当量を有する、Fumatechによって供給されたパーフルオロスルホン酸タイプのプロトン導電性イオン交換膜を用いて試験した。
このイオン交換膜は、支持材としてガラス繊維の内在支持布を有するものだった(すなわち、この支持材は、パーフルオロスルホン酸ポリマーに埋め込まれていた)。使用したイオン交換膜は、欧州特許出願公開第1292634号に記載されている。
このガス拡散電極は、次の構造を有するものだった:炭素繊維の導電性層に、アセチレンブラック/ポリテトラフルオロエチレン混合物を含むガス拡散層を設けた。ガス拡散層を設けたこの支持体に、触媒/ポリテトラフルオロエチレン混合物を含む触媒層を塗布した。その硫化ロジウム触媒は、カーボンブラック(Vulcan(登録商標)XC72)に吸着されているものだった。このガス拡散電極は、イオン交換膜と直接接触した状態で作動させるので、より良好にイオン交換膜に結合するようにNafion(登録商標)、プロトン導電性アイオノマーの層も設けた。酸素枯渇カソードの表面は、製造工程に起因する典型的な収縮亀裂を除けば、ほぼ平滑であった。使用した酸素枯渇カソードは、米国特許第6,149,782号に記載されている。この酸素枯渇カソード内の電流分配器は、Ti/Ru混合酸化物塗膜を有するエクスパンデットチタンメタルであった。
チタン/ルテニウム混合酸化物塗膜を有するエクスパンデットチタン/パラジウムメタルの市販アノードを、アノードとして使用した。
5kA/m、60℃、14%工業用塩酸、およびアノードと200mbarの静水圧力下でカソードにプレスされたイオン交換膜との間の距離3mmという動作条件下で、16日間、連続的に作動させたとき、この試験セルは、1.16Vの動作電圧を示した。
実施例2(比較例)
実施例1で説明した酸素枯渇カソードを、幾つかの比較試験において、実施例1で説明した条件下、DuPont製のNafion(登録商標)324タイプのプロトン導電性イオン交換膜を用いて試験した。
この酸素枯渇カソードは、実施例1で使用した酸素枯渇カソードと同じ製造バッチからのものであった。
そのイオン交換膜の両面ではなく一方の面のみに、パーフルオロスルホン酸ポリマーを塗布し、この場合、支持材は、支持布の形態で酸素枯渇カソードに取り付けた。これは、その酸素枯渇カソードとそのイオン交換膜上のパーフルオロスルホン酸ポリマーの間の適切な面接触が可能でなかったことを意味する。この支持布の構造によって表面の粗さが増した。
これらの比較試験中、1.31から1.33の動作電圧が認められた。
実施例3
異なる表面粗さを有する酸素枯渇カソードを用いる試験を、実施例1で説明した装置で、実施例1で定義した動作条件下で行った。
第一試験では、ガス拡散層(実施例1で説明したとおり)を充填し、Vulcan(登録商標)XC72タイプのカーボンブラックに担持された30%硫化ロジウムおよびNafion(登録商標)アイオノマー溶液を含む触媒層を噴霧した、炭素不織布から成る酸素枯渇カソードを用いて、Fumatech製のイオン交換膜を試験した。この酸素枯渇カソードは、約140μmの表面粗さを有した;実施例5参照。この電極は、1.28Vの安定な動作電圧を示した。
第二試験では、DuPont製のNafion(登録商標)324タイプのイオン交換膜を用いて、この酸素枯渇カソードを試験した。1.32Vの電圧が認められた。従って、これにより、イオン交換膜とガス拡散電極の間の大きな接触面積には、その膜の平滑さも、酸素枯渇カソードの平滑さも、重要であることが明らかになった。
実施例4
異なるイオン交換膜を通る塩素拡散を試験した。これは、動作条件下での水輸送指数との組み合わせで、カソード液中の異なる塩酸濃度として表す。電流ゼロの状態での開回路条件下で以下の膜を試験した:
−Nafion(登録商標)117:1100の当量を有する単層のもの;支持布なし
−Nafion(登録商標)324:1100および1500の当量をそれぞれ有する二層;酸素枯渇カソードに面している外付けの支持布を有するもの、すなわち、支持材がパーフルオロスルホン酸ポリマーに埋め込まれていないもの
−Fumatech製のイオン交換膜:950の当量および内在支持布を有する単層のもの、すなわち、支持材がパーフルオロスルホン酸ポリマーに埋め込まれたもの(以後、Fumatech膜950と呼ぶ)
7時間試験において、塩素拡散に関して以下の挙動が観察された:
Nafion(登録商標)117:3511mgの塩素
Nafion(登録商標)324:503mgの塩素
Fumatech膜950:1144mgの塩素
加えて、これら3タイプの膜を同等に作動させたところ、Nafion(登録商標)膜は、実施例1で述べた条件下、約1の水輸送指数(すなわち、膜を通過するプロトン1molあたり1molのHO)を有し、これに対してFumatech膜は、0.37、すなわち約三分の一、の水輸送指数しか有していないことが判明した。
単層型Nafion(登録商標)117膜およびFumatech膜950は、3倍より大きく異なる塩素拡散を有する(この場合、低い当量にもかかわらず、Fumatech膜が有利である)ことが明らかになった。
他方、Nafion(登録商標)324は、カソード表面上の層のほうが高い当量を有する組み合わせで2つの層を有することにより、結果的に、塩素輸送をNafion(登録商標)117と比較して約1/7、Fumatech膜950と比較して約半分に低減させた。
この低い塩素拡散を考慮して、異なる当量を有し、その当量が酸素枯渇カソードに向かって増加する、2つまたはそれ以上の層の組み合わせを有するイオン交換膜が、好ましい。塩素拡散の少なからぬ低減、場合によっては約ゼロまでの低下を、このようにして生じることができる。Fumatech膜の非常に低いこの水輸送指数、Nafion(登録商標)膜と比較して約1/3、が、湿性(moist)状態(すなわち湿潤(wet)状態ではない)での酸素枯渇カソードの作動を可能にする。湿潤状態での作動は、Nafion(登録商標)膜について知られている。
実施例5
電解セルにおいて広く行われている条件をシミュレートしながら、ガス拡散電極(GDE)とイオン交換膜の間の接触面積を、以下の実験室試験を利用して測定した。
約3×7cmのイオン交換膜の細片の一方の面を30μlの蛍光溶液に浸漬した。この蛍光溶液は、グリセリン/水混合物中で製造した。このために、フルオレセイン粉末を水に溶解し、そこにグリセリンを添加した。水:グリセリン比は、1:1であった(80mgのフルオレセイン、4.7gの水、4.7gのグリセリン)。
その一方の面を浸漬したイオン交換膜を、浸漬面がネオプレン微細発泡クッションと隣接するようにネオプレン微細発泡クッション上で伸長した。その微細発泡クッションの方に向いたこの面を、以後、下面とも呼ぶ。このネオプレン発泡クッション基質は、2.2×2.2cmのサイズを有した。
そのイオン交換膜の上面も、30μlの蛍光溶液で湿潤させた。その後、その表面にガラス板をかぶせ、そこに約200gの重量を掛けた。これによって、そのイオン交換膜の上面および下面上の蛍光溶液をそれら2つの面、全面に、均一に分散させた。
このようにして浸漬し、微細発泡クッションにあてがったイオン交換膜を、デシケータ内で、3時間、湿度100%、室温で保管した。この時、その膜は、端から端まで完全に濡れていた。デシケータ内で保管した後、一切の残留液体薄膜を、そのイオン交換膜の2つの面から除去した。
2.2×2.2cmの面積を有するガス拡散電極をそのイオン交換膜の上に置いた(イオン交換膜の方に向いた面を、以後、上面とも呼ぶ)。電流分配器をそのガス拡散電極の裏面、すなわちイオン交換膜とは反対向きの面、に取り付けた。250g/cmの加圧力を生じる適切な重量を、そこに掛けた。この構造体全体を、湿度100%、60℃の乾燥保管庫内のデシケータの中で19時間保管した。
保管後、そのガス拡散電極を取り出し、微視的評価のために、顕微鏡用スライドガラス上に固定した。
共焦点レーザー走査顕微鏡Leica TCS NTを使用する評価:
GDE表面の総合的な画像を、後方散乱および蛍光対比で得た。画像領域は、6.250×6.250mmであった。後方散乱チャネルの光電子倍増管のゲインは、フルのレーザーパワー(レーザー出力、約22mW)のために322ボルトに設定した。蛍光チャネルについての光電子倍増管電圧は、1000Vであった。画像は、モード488/>590nmで撮った。この設定を使用して、前記スライドガラスをArレーザーからの波長488nmで照射した。同波長で後方散乱画像を記録した。蛍光チャネルでの画像は、590nmより長い波長であるサンプル表面からの蛍光から作成した。
評価するための画像は、対物レンズx10/0.3空気で撮った。この時、画像領域は、1.0×1.0mmであった。統計学上の理由で、8つの画像領域を撮った。表面が、明らかなトポグラフ的構造を有したので、一連の断面図を撮った。実施例1のガス拡散電極(カーボンティッシュ電極)での、克服すべき高さの差は、70μmであり、炭素不織布電極では、それは約140μmであった。モード488/>590nmでの画像も記録した。カーボンティッシュ電極の場合、63の個別の切片で、72.9μmの一連の断面図を、各回、撮った。後方散乱チャネルでのゲインは、231ボルトであり、蛍光チャネルでのゲインは、672ボルトであった。
炭素不織布電極の場合、127の個別の切片で、143μmの一連の断面図を、各回、撮った。後方散乱チャネルでのゲインは、266ボルトであり、蛍光チャネルでのゲインは、672ボルトであった。
トポグラフィー画像は、後方散乱チャネルからの画像データのセットから作成した。投影画像は、蛍光チャネルからの画像データのセットから生じさせた。この投影画像では、z方向に連続している一連の断面図から最も色の薄いポイントのみが、各xy座標に示された。この画像を表面塗膜のさらなる画像分析評価に使用した。
261632ピクセルの包囲領域を有する固定画像フレームで、ヒストグラムをプロットした。各強度(0〜255)発生頻度は、このヒストグラムから判定した(表1参照)。
下に与える表1は、このようにして判定した接触面積を百分率として、ならびにイオン交換膜とガス拡散電極の異なる組み合わせについての8つの測定値に対する平均二乗偏差を与えるものである。ガス拡散電極として以下のものを使用した:実施例1のカーボンティッシュ電極(以後、Aタイプとも呼ぶ);炭素不織布にガス拡散層を充填し、硫化ロジウム触媒層およびNafion(登録商標)アイオノマー溶液を噴霧した、実施例3の炭素不織布電極(以後、Bタイプとも呼ぶ);ならびに開気孔型ガス拡散層を塗布し、硫化ロジウム触媒層およびNafion(登録商標)アイオノマー溶液を噴霧した、炭素不織布電極(以後、Cタイプとも呼ぶ)。開気孔型塗膜は、炭素不織布などの中の気孔を塞がない塗膜であると、ここでは考える。開気孔型塗膜は、例えば、支持材、例えば炭素不織布を浸漬することにより製造することができ、これに対して閉気孔(すなわち充填)型塗膜の場合、例えば支持材に、その支持材の気孔に充填するガス拡散層を塗布する。
以下の市販の膜をイオン交換膜として使用した:実施例1の内在的(すなわち埋め込まれた)支持材を有するFumatech製のパーフルオロスルホン酸タイプのイオン交換膜(Fumatech 950と呼ぶ)、実施例2の外部(すなわち埋め込まれていない)支持材を有するDuPont製のパーフルオロスルホン酸タイプのイオン交換膜(Nafion(登録商標)324と呼ぶ)、ならびに支持材を有さないDuPont製のパーフルオロスルホン酸タイプのイオン交換膜(Nafion(登録商標)105と呼ぶ)。
電圧は、5kA/m、60℃で測定した。
表1の結果は、イオン交換膜とガス拡散電極の間の大きな接触面積が、小さな接触面積のものより低いセル電圧を伴うことを示している。
Figure 0005127225

Claims (7)

  1. 少なくともアノードを有するアノード半セルと、
    カソードとしてのガス拡散電極を有するカソード半セルであって該ガス拡散電極は
    (i)アセチレンブラック/ポリテトラフルオロエチレン混合物を含むガス拡散層を備える炭素繊維の導電性層と、硫化ロジウム触媒/ポリテトラフルオロエチレン混合物を含む触媒層と、イオン交換膜と結合するためのアイオノマーの層と、を備えるガス拡散電極、又は
    (ii)開気孔型ガス拡散層と、硫化ロジウム触媒層と、アイオノマーと、を備える炭素不織布電極、である、
    カソード半セルと、
    前記アノード半セルと前記カソード半セルの間に配置され、少なくとものパーフルオロスルホン酸ポリマーから成るイオン交換膜であって、支持材が、該パーフルオロスルホン酸ポリマーの層に埋め込まれている、イオン交換膜を具備し、
    前記ガス拡散電極および前記イオン交換膜が、互いに隣接している電気化学セルであって、
    250g/cmの圧力下、60℃の温度で、前記ガス拡散電極と前記イオン交換膜が、その幾何学的面積に対して少なくとも50%の接触面積を有することを特徴とする、塩化水素の水溶液を電解するための電気化学セル。
  2. 前記接触面積が、少なくとも70%であることを特徴とする、請求項1に記載の電気化学セル。
  3. 前記イオン交換膜が、パーフルオロスルホン酸ポリマーの層を少なくとも2つ有し、支持構造が、2つの層のうちの一方に埋め込まれていることを特徴とする、請求項1または2に記載の電気化学セル。
  4. 前記イオン交換膜が、異なる当量(g/eq)を有する層を少なくとも2つ有することを特徴とする、請求項に記載の電気化学セル。
  5. 前記パーフルオロスルホン酸ポリマーの層が、600から2500の当量(g/eq)を有することを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の電気化学セル。
  6. 前記ガス拡散電極に面している層が、他の層より高い当量(g/eq)を有することを特徴とする、請求項3から5のいずれか一項に記載の電気化学セル。
  7. 前記イオン交換膜が、金属、プラスチック、炭素および/またはガラス繊維、の細目金網、織布、ブレード、編生地、不織布または発泡体の支持を有することを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の電気化学セル。
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