JP5126995B2 - 複合シール材 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、超真空状態で使用される複合シール材に関し、特に、半導体製造装置や半導体製造装置に組み込まれるゲート弁などに使用されて好適な複合シール材に関する。
半導体製造装置の進歩により、半導体製造装置に使用される部材に対する要求が更に厳しくなってきており、その要求も様々なものになってきている。
例えば、ドライエッチング装置やプラズマCVD装置などの半導体製造装置に使用されるシール材は、基本的な性能として真空シール性能が必要である。そして、使用される装置やシール材の装着個所により、耐プラズマ性や耐腐食ガス性などの性能を併せ持つことが要求される。
このように真空シール性能に加えて、耐プラズマ性や耐腐食ガス性が求められるシール部では、これまで流体の影響を受けにくいフッ素ゴムが使用されてきた。
しかし、使用条件が厳しくなるにつれ、フッ素ゴムでは、耐プラズマ性や耐腐食ガス性などの性能が不十分となり新しい材料が求められるようになってきている。
このような要求に対して、真空シール性能、耐プラズマ性、耐腐食ガス性などの特性を併せ持ち、繰り返しの使用によっても真空シール性能が低下することがなく、使用時に金属パーティクルが発生することもなく、製造が容易で安価に製造でき、また半導体製造装置で一般的に用いられているいわゆる「あり溝」に適用可能であるシール材として、例えば、本出願人により特許文献1が提案されている。
特開2005−164027号公報
ところで、特許文献1に記載されている複合シール材においては、シールを担当する部分がゴム部材であるため繰り返し使用に対しても真空シール性能が低下することはないが、耐プラズマ性や耐腐食ガス性を担当する部分が合成樹脂製部材であるため、合成樹脂製部材はゴム部材のような弾性がなく繰り返し使用時においては緩和を生じてしまうために、相手部材との密着性が繰り返しとともに低減し、十分に性能を保持できないという問題がある。
本発明は、このような実状に鑑み、真空シール性能、耐プラズマ性、ならびに耐腐食ガス性などの性能を併せ持ち、また、繰り返しの使用によっても真空シール性能が低下することがなく、使用時に金属パーティクルが発生することもなく、また、半導体製造装置で一般的に用いられているいわゆるあり溝に適用可能で、さらにゲート弁開閉部などのように、繰り返し開閉が行なわれる場所に用いられても耐プラズマ性や耐腐食ガス性などの性能が低下することのない複合シール材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、
あり溝状のシール溝に装着される複合シール材であって、
前記シール溝における外周側に配置され、弾性部材からなる第1のシール部材と、
前記シール溝における内周側に配置され、前記第1のシール部材よりも硬質の材料からなる第2のシール部材とを備え、
前記第1のシール部材は、環状のシール本体と、前記シール本体の内周側から径方向内側に突設された環状凸部と、前記環状凸部の内周側の軸方向中間部から、さらに前記シール本体の径方向内側に向けて突設された環状の嵌合部とを有し、
前記第2のシール部材は、前記第1のシール部材の前記嵌合部と略相補的な形状の被嵌合凹部を軸方向中間部に有するとともに、軸方向両端部に屈曲部を有し、該屈曲部は、前記シール本体と前記環状凸部との間に形成される段差部に突き当てられ
前記屈曲部と前記シール本体との間には前記屈曲部と前記シール本体が弾性変形するのを許容する変形緩衝空間が画成されることを特徴とする。
このような構成であれば、内径側に耐腐食性や耐プラズマ性が要求されるシール環境に良好である。すなわち、複合シール材が圧接された際に、外径側の第1のシール部材のシール本体が弾性変形するのでシール性が付与される。また、内径側の第2のシール部材に、耐腐食性や耐プラズマ性の優れた材料を用いれば、内径側で腐食性や耐プラズマ性が付与される。しかも、第2のシール部材により第1のシール部材が保護されるので、シール材全体としてのシール性の低下もない。
また、複合シール材が圧接する際には、第1のシール部材のシール本体と第2のシール部材の屈曲部に形成される薄肉部が変形緩衝空間内に向けて弾性変形するのを許容するため、ゲート弁開閉部などのように、繰り返し開閉が行なわれる場所に複合シール材を適用した場合でも、第1のシール部材および第2のシール部材が破損、損傷するのを防止でき、シール性が低下するのを抑えることができる。
また、本発明は、
あり溝状のシール溝に装着される複合シール材であって、
前記シール溝における内周側に配置され、弾性部材からなる第1のシール部材と、
前記シール溝における外周側に配置され、前記第1のシール部材よりも硬質の材料からなる第2のシール部材とを備え、
前記第1のシール部材は、環状のシール本体と、前記シール本体の外周側から径方向外側に突設された環状凸部と、前記環状凸部の外周側の軸方向中間部から、さらに前記シール本体の径方向外側に向けて突設された環状の嵌合部とを有し、
前記第2のシール部材は、前記第1のシール部材の前記嵌合部と略相補的な形状の被嵌合凹部を軸方向中間部に有するとともに、軸方向両端部に屈曲部を有し、該屈曲部は、前記シール本体と前記環状凸部との間に形成される段差部に突き当てられ
前記屈曲部と前記シール本体との間には前記屈曲部と前記シール本体が弾性変形するのを許容する変形緩衝空間が画成されることを特徴とする。
このような構成の場合には、外径側に耐腐食性や耐プラズマ性が要求される場合に有効である。すなわち、第2のシール部材に耐腐食性や耐プラズマ性の優れた材料を用いれば、外径側で耐プラズマ性や耐腐食ガス性を発揮することができ、内径側の第1のシール部材でシール性を確保することができる。
このように、本発明によれば、シール性の他、耐プラズマ性や耐腐食ガス性を併せ持つことができる。
さらに、本発明の複合シール材は第1のシール部材の環状の嵌合部は相手方となる被嵌合凹部に嵌合したときに前記嵌合部が前記被嵌合凹部から抜けない形状に形成してもよい。
このように構成することにより、第1のシール部材と第2のシール部材が分離する虞れを確実に防止することができる。
本発明の複合シール材によれば、ゴム等の軟らかい部材およびRTFEなどの硬い合成樹脂部材を組み合せているので、真空シール性能、耐プラズマ性や、ならびに耐腐食ガス性などの性能を併せ持つことができる。また、第2のシール部材の屈曲部と、第1のシール部材のシール本体との間に変形緩衝空間が確保されている場合には、特に第2のシール部材の屈曲部に具備された薄肉部が変形緩衝空間内に向けて弾性変形するので、繰り返し開け閉めしたとしても、第2のシール部材並びに第1のシール部材が早期に劣化することを防止できる。また、真空シール性能および相手部材との密着性が低下することもない。また、第1のシール部材としてゴム、第2のシール部材としてPTFEなどの合成樹脂を用いることにより、使用時に金属パーティクルが発生することがない。しかも、製造が容易で比較的安価に製造できる。
図1は、本発明の複合シール材をシール溝であるいわゆる「あり溝」に装着した場合の断面図である。 図2は、図1中の第1のシール部材を単体で示す断面図である。 図3は、図1中の第2のシール部材を単体で示す断面図である。 図4は、第1の変形例による複合シール材を示す断面図である。 図5は、第2の変形例による複合シール材を示す断面図である。 図6は、第3の変形例による複合シール材を示す断面図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る複合シール材の平面図である。 図8は、第4の変形例による複合シール材を示す断面図である。
符号の説明
2 シール溝
6,71,81 第1のシール部材
6A シール本体
6B 環状凸部
6C,41,81A 嵌合部
8,42,51,61,72,82 第2のシール部材
8A,43,83 被嵌合凹部
8B 屈曲部
10,10´,40,50,60,70,80 複合シール材
S,S´ 変形緩衝空間
H 径方向矢印
h1 径方向内側
h2 径方向外側
V 軸方向矢印
以下、本発明に係る複合シール材について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る複合シール材を示したものである。図2は、図1中の第1のシール部材を単体で示す断面図である。図3は、図1中の第2のシール部材を単体で示す断面図である。
本実施例による複合シール材10は、閉環状に形成され、例えば、略環状のシール溝2内に装着されるもので、図1では、水平状態に配置されたシール溝2の左側の断面を示したものである。なお、図1中の矢印Vは軸方向を、矢印Hは径方向を示しており、矢印H両端部のh1、h2は、それぞれ径方向内側および径方向外側を示している。以下、図4〜図8も同様である。
このシール溝2は、例えば、ドライエッチング装置やプラズマCVD装置などの半導体製造装置の継手部分に形成されたもので、シール溝2は、その底面26側の幅が、シール溝2の開口部22側の幅より広くなったいわゆる「あり溝」となっている。
そして、複合シール材10は、シール溝2の一方の側壁28側(外周側)に、第1のシール部材6が配置され、シール溝2の他方の側壁30側(内周側)に、第2のシール部材8が配置されている。すなわち、この複合シール材10は、半導体製造装置における腐食性ガス、プラズマなどの厳しい環境側に第2のシール部材8が配置され、厳しい環境側とは反対側(例えば、大気側)に、第1のシール部材6が配置される。
第1のシール部材6は、環状のシール本体6Aと、シール本体6Aの内周側から径方向内側に突設された環状凸部6Bと、環状凸部6Bの内周側の軸方向中間部から、さらにシール本体6Aの径方向内側に向けて突設された断面略台形状をなす嵌合部6Cとを有している。
上記第1のシール部材6は、弾性部材であるゴムから構成されているのが望ましい。ゴムとしては、天然ゴム、合成ゴムのいずれも使用可能である。
このように第1のシール部材6を、弾性部材であるゴムから構成することによって、このゴム部材の弾性力によって複合シール材10を相手部材36との間で圧接した際に、第1のシール部材6におけるシール本体6Aが相手部材36により圧接されて高いシール性を付与することができる。第1のシール部材6を構成するゴムは、フッ素ゴムから構成されているのがさらに望ましい。
このようなフッ素ゴムとしては、フッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロピレン系共重合体、フッ化ビニリデン/トリフルオロクロロエチレン系共重合体、フッ化ビニリデン/ペンタフルオロプロピレン系共重合体等の2元系のフッ化ビニリデン系ゴム、フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン系共重合体、フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル系共重合体、フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/プロピレン系共重合体等の3元系のフッ化ビニリデンゴムやテトラフルオロエチレン/プロピレン系共重合体、テトラフルオロエチレンlパーフルオロアルキルビニルエーテル系共重合体、熱可塑性フッ素ゴムなどが使用可能である。
このように第1のシール部材6を構成するゴムが、フッ素ゴムから構成されていれば、万一、第1のシール部材6が腐食性ガス、プラズマに接触したとしても、腐食性ガス、プラズマなどへの耐久性が良く、シール性が低下することがない。
第2のシール部材8は、第1のシール部材6の内周側に配置されるもので、第1のシール部材6とは別体で形成されている。この第2のシール部材8は、第1のシール部材6の嵌合部6Cと略相補的な形状を有する被嵌合凹部8Aと、被嵌合凹部8Aの長さ方向両側から屈曲して延び、かつ第1のシール部材6のシール本体6Aと環状凸部6Bとの間に形成される段差部6Dに突き当てられる屈曲部8Bとを有し、屈曲部8Bの長さ方向中間部には、薄肉部8Cが形成されている。
そして、第1のシール部材6の嵌合部6Cを第2のシール部材8の被嵌合凹部8Aに嵌合するとともに、屈曲部8Bを段差部6Dに突き当てることにより、第2のシール部材6には第2のシール部材8が強固に一体的に組み付けられる。
このような第2のシール部材8は、前記第1のシール部材6より硬質の合成樹脂から構成されているのが望ましく、好ましくは、フッ素樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリベンゾイミダゾール樹脂、ポリエーテルケトン樹脂から選択した1種以上の合成樹脂から構成するのが望ましい。
第2のシール部材8が第1のシール部材6よりも硬質の合成樹脂から構成されているので、腐食性ガス、プラズマなどへの耐久性が良く、しかも、弾性部材から構成される第1のシール部材6の全体が、これらの腐食性ガス、プラズマなどから保護されることになり、シール性の低下が防止されている。
この場合、フッ素樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)樹脂、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)樹脂、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)樹脂、ポリビニリデンフルオライト(PVDF)樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)樹脂、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重合体(ECTFE)樹脂、ポリビニルフルオライド(PVF)樹脂などを挙げることができ、この中では、耐熱性、耐腐食性ガス、耐プラズマ性などを考慮すれば、PTFEが好ましい。
そして、第2のシール部材8を第1のシール部材6に一体に組み付けた際には、第1のシール部材6の環状凸部6Bと屈曲部8Bとの間には環状の変形緩衝空間Sが形成される。
このようにして構成される第1のシール部材6と第2のシール部材8からなる複合シール材10が圧接された際には、環状凸部6Bと屈曲部8Bが変形緩衝空間S内に向けて弾性変形するのを許容するようになっている。
なお、複合シール材10を、いわゆる「あり溝」であるシール溝2に装着する場合には、装着しやすく脱落し難くすること、及び、かみこみを防止する必要がある。このため、複合シール材10はシール圧縮時にシール溝2の開口端部のR部分に接触しないことが必要である。
このため、複合シール材10の幅は、L2×0.9<L1<L2×1.1(L1は断面形状における径方向の最大幅、L2はシール溝2の開口端部の幅)としている。
また、第1のシール部材6の外径側の形状はシール面から断面中央に凸形状となる。第2のシール部材8のシール面の形状(屈曲部8Bの外側面の形状A)は、シール面への密着性を向上させるため、直線(平面)であり、また、第2のシール部材8における、このシール面Aから軸方向中央部分へ連続する外側の部分は、直線または曲線からなる形状とする。
このように構成することによって、複合シール材10が圧接された際に、第1のシール部材6のシール本体6Aが弾性変形して外径側でシール性が付与される。しかも、内径側の第2のシール部材8が、第1のシール部材6よりも硬質の材料から構成されているので、第2のシール部材8側を、例えば、ドライエッチング装置やプラズマCVD装置などの半導体製造装置における腐食性ガス、プラズマなどの厳しい環境側であるチャンバー側に配置することによって、第1のシール部材6が、これらの腐食性ガス、プラズマなどから保護されることになり、シール性が低下することがない。
またさらに、内径側に、第1のシール部材6よりも硬質でかつ、耐腐食性や耐プラズマ性に優れた材料を用いた第2のシール部材8を配置したので、第2のシール部材8によって第1のシール部材6も保護され、複合シール材10全体としてのシール性の低下を防止することができる。
また、複合シール材10が圧接する際には、第1のシール部材6のシール本体6Aと第2のシール部材8の屈曲部8Bに形成される薄肉部が変形緩衝空間S内に向けて弾性変形するのを許容するため、ゲート弁開閉部などのように、繰り返し開閉が行なわれる場所に複合シール材10を適用した場合でも、第1のシール部材6および第2のシール部材8のシール性が劣化するのを抑えることができる。
さらに、複合シール材10は、図1中に示す中心線Lを基準として対称形状に形成されているので、複合シール材10の装着時に過って複合シール材を上下反対に誤組み付けするような事態を防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはない。
例えば、図4に示す第1の変形例のように、複合シール材40の第1のシール部材6を構成する嵌合部41を断面略長方形に形成し、この嵌合部41を第2のシール部材42を構成する断面略長方形状に形成された被嵌合凹部43内に圧入する構成としてもよい。
また、図に示す第の変形例のように、複合シール材60の第2のシール部材61に前記実施の形態で述べた薄肉部8Cに替えて、厚肉部62を設けてもよい。
さらに、図に示す第の変形例のように、複合シール材70の第1のシール部材71と第2のシール部材72のうち第1のシール部材71の一部を凹ませてそこに変形緩衝空間S´を設ける構成としてもよい。
さらに、前記実施の形態では、図に示すように複合シール材10全体を円形リング状に形成したが、これに替えて、例えば図に示す第の変形例のように複合シール材10´全体を矩形状に形成してもよい。
また、例えば、上記実施例では、第1のシール部材をシール溝における外周側に配置し、第2のシール部材をシール溝における内周側に配置した場合について、説明したが、本発明の複合シール材は、シール溝の外径側が耐腐食性や耐プラズマ性が要求される環境となる場合は、第1のシール部材をシール溝における内周側に配置し、第2のシール部材をシール溝における外周側に配置してもよい。
また、例えば、上記実施例では、ドライエッチング装置やプラズマCVD装置などの半導体装置に適用した場合について説明したが、本願発明の複合シール材は、その他の環境の厳しい条件で使用するその他の装置のシール部分にも用いることも可能である。また、あり溝以外のシール溝にも適用可能である。

Claims (3)

  1. あり溝状のシール溝に装着される複合シール材であって、
    前記シール溝における外周側に配置され、弾性部材からなる第1のシール部材と、
    前記シール溝における内周側に配置され、前記第1のシール部材よりも硬質の材料からなる第2のシール部材とを備え、
    前記第1のシール部材は、環状のシール本体と、前記シール本体の内周側から径方向内側に突設された環状凸部と、前記環状凸部の内周側の軸方向中間部から、さらに前記シール本体の径方向内側に向けて突設された環状の嵌合部とを有し、
    前記第2のシール部材は、前記第1のシール部材の前記嵌合部と略相補的な形状の被嵌合凹部を軸方向中間部に有するとともに、軸方向両端部に屈曲部を有し、該屈曲部は、前記シール本体と前記環状凸部との間に形成される段差部に突き当てられ
    前記屈曲部と前記シール本体との間には前記屈曲部と前記シール本体が弾性変形するのを許容する変形緩衝空間が画成されることを特徴とする複合シール材。
  2. あり溝状のシール溝に装着される複合シール材であって、
    前記シール溝における内周側に配置され、弾性部材からなる第1のシール部材と、
    前記シール溝における外周側に配置され、前記第1のシール部材よりも硬質の材料からなる第2のシール部材とを備え、
    前記第1のシール部材は、環状のシール本体と、前記シール本体の外周側から径方向外側に突設された環状凸部と、前記環状凸部の外周側の軸方向中間部から、さらに前記シール本体の径方向外側に向けて突設された環状の嵌合部とを有し、
    前記第2のシール部材は、前記第1のシール部材の前記嵌合部と略相補的な形状の被嵌合凹部を軸方向中間部に有するとともに、軸方向両端部に屈曲部を有し、該屈曲部は、前記シール本体と前記環状凸部との間に形成される段差部に突き当てられ
    前記屈曲部と前記シール本体との間には前記屈曲部と前記シール本体が弾性変形するのを許容する変形緩衝空間が画成されることを特徴とする複合シール材。
  3. 前記第1のシール部材の前記環状の嵌合部は前記相手方となる被嵌合凹部に嵌合したときに前記嵌合部が前記被嵌合凹部から抜けない形状に形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の複合シール材。
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