JP5125064B2 - 用紙排出収容装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

用紙排出収容装置及びこれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、用紙排出収容装置及びこれを用いた画像形成装置に関するものである。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等に代表される画像形成装置においては、一般に、所定の用紙に文字、図柄等の画像を形成した後、その画像が形成された用紙を装置本体から送り出すように排出してその装置本体の一部として又は外部に形成される積載収容部に積み重ねた状態にして収容するようにしている。この場合、用紙が湾曲するようにカールした状態で排出されると、その積載収容部(の積載面)に対して整然とした状態で、時には正しい順番で積載収容されなくなる。
そこで、従来においても、以下に示すように、カールした状態の用紙であっても良好に積載収容するための対策を講じた装置が知られている。
例えば、シートが積載される排紙トレイと、そのトレイのシート積載面よりも上方であって排出されるシートに上面が接触し得る突出位置に移動できる補助部材とを備えたシート積載装置と、その積載装置を適用した画像形成装置が知られている(特許文献1)。
また、画像形成装置の筐体内の空間に設けたシート排出部に、そのシート積載面に略並行であり、排出されたシートの両端部を上面から規制する排紙ガイド部材を、装置筐体内の空間の左右両端に設け、その排紙ガイド部材のシート端部と接触する通紙面が上下方向に移動可能であるように構成した画像形成装置が知られている(特許文献2)。
さらに、用紙束を積載する排紙トレイに、排紙される用紙束の先端が最初に接触する位置の排紙方向近傍に、その用紙束先端部の当該排紙トレイの積載面に対する角度を補正する隆起部を設けた排紙トレイと、その排紙トレイを用いた用紙後処理装置が知られている(特許文献3)。
特開2001−72303号公報 特開2006−151667号公報 特開平11−165935号公報
この発明は、排出される用紙が上向きにカールした状態のものであっても、その用紙をカールによる嵩張りの少ない状態で積載収容することができる用紙排出収容装置及びそれを用いた画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)の用紙排出収容装置は、用紙排出口から送り出されて排出される用紙が積み重ねられる積載面を有する用紙積載収容部と、この用紙積載収容部の積載面内の一部に用紙の排出方向と交差する方向に存在する状態で設けられる隆起部と、前記用紙排出口の上方側の位置に配する支点を中心に揺動して前記積載面に対して接近する方向及び離れる方向に変位可能に支持されるとともに、当該用紙排出口から排出されているときの用紙の先端を当該積載面に近づける状態で進行させるように案内する案内部と、この案内部により案内された用紙の先端側の上面を、前記隆起部の上端よりも用紙の排出方向の下流側となる当該隆起部又は積載面の部位に向けて押える押え部が形成された用紙案内押え部材とを有することを特徴とするものである。
また、この発明(A2)の用紙排出収容装置は、上記発明A1の排出収容装置において、前記用紙案内押え部材の押え部が排出された用紙が存在しないときの前記隆起部又は積載面の部位に接触する位置を、当該隆起部の上端よりも低い高さ位置に設定したものである。
また、この発明(A3)の用紙排出収容装置は、上記発明A1の排出収容装置において、前記隆起部の上端を、前記用紙排出口における用紙の排出高さよりも20mm低い位置から10mm高い位置までの範囲内の高さに設定したものである。
また、この発明(A4)の用紙排出収容装置は、上記発明A2の排出収容装置において、前記用紙案内押え部材の押え部が接触する位置を、前記隆起部の上端よりも20mm低い位置又はそれよりも高い位置に設定したものである。
また、この発明(A5)の用紙排出収容装置は、上記発明A1の排出収容装置において、前記用紙案内押え部材の押え部を、前記積載面側にむけて突出する曲面としたものである。
また、この発明(A6)の用紙排出収容装置は、上記発明A1の排出収容装置において、前記隆起部を、用紙排出方向に対して連続した曲面としたものである。
また、この発明(A7)の用紙排出収容装置は、上記発明A1〜A6のいずれかの排出収容装置において、前記用紙排出口からの排出が完了した用紙の後端を前記積載面にむけて押し下げる用紙押下げ部材を有するものである。
また、この発明(A8)の用紙排出収容装置は、上記発明A7の排出収容装置において、前記用紙押下げ部材が、前記用紙排出口の上方側の位置に配する支点を中心に揺動して当該排出口に対して接近する方向及び離れる方向に変位可能に支持されるとともに、その揺動する先端に排出中の用紙の一部に接触してその一部を前記積載面のある側に変形させた状態で通過させる突出部を形成したものである。
さらに、この発明(B1)の画像形成装置は、未定着画像を形成するとともにその画像を用紙に転写する作像部と、この作像部で転写された未定着画像を用紙に定着させる定着部と、この定着部で定着された画像を有する用紙を用紙排出口から送り出して排出する用紙排出部と、前記用紙排出口から送り出されて排出される用紙が積み重ねられる積載面を有する用紙積載収容部と、この用紙積載収容部の積載面内の一部に用紙の排出方向と交差する方向に存在する状態で設けられる隆起部と、前記用紙排出口の上方側の位置に配する支点を中心に揺動して前記積載面に対して接近する方向及び離れる方向に変位可能に支持されるとともに、当該用紙排出口から排出されているときの用紙の先端を当該積載面に近づける状態で進行させるように案内する案内部と、この案内部により案内された用紙の先端側の上面を、前記隆起部の上端よりも用紙の排出方向の下流側となる当該隆起部又は積載面の部位に向けて押える押え部が形成された用紙案内押え部材とを有する用紙排出収容装置とを備えていることを特徴とするものである。
また、この発明(B2)の画像形成装置は、上記発明B1の画像形成装置において、前記用紙排出収容装置が画像形成装置の本体に対して着脱自在に取り付けられるものである。
上記発明A1の用紙排出収容装置によれば、排出される用紙が上向きにカールした状態のものであっても、その用紙をカールによる嵩張りの少ない状態で積載収容することができる。
上記発明A2の排出収容装置では、本構成を有しない場合に比して、排出された用紙の先端を用紙案内押え部材の押え部と隆起部又は積載面との間にスムーズに進んで入り込ませることができる。
上記発明A3の排出収容装置では、本構成を有しない場合に比して、用紙の先端を用紙案内押え部材の押え部と隆起部又は積載面との間まで確実に進んでその間に入り込ませることができる。
上記発明A4の排出収容装置では、本構成を有しない場合に比して、排出された用紙の先端が用紙案内押え部材を持ち上げるための大きな力を必要としない。
上記発明A5の排出収容装置では、本構成を有しない場合に比して、排出された用紙の先端が当該押え部と隆起部又は積載面との間に進んで入り込む際の摩擦抵抗を小さくすることができる。
上記発明A6の排出収容装置では、本構成を有しない場合に比して、収容される用紙に不要なダメージを与えることがない。
上記発明A7の排出収容装置では、本構成を有しない場合に比して、用紙の後端が用紙排出口を塞ぐような状態に止まるおそれがなくなる。
上記発明A8の排出収容装置では、本構成を有しない場合に比して、排出中の用紙が腰の強さを増した状態でその用紙先端を用紙案内押え部材の押え部と隆起部又は積載面との間に安定して進ませて入り込ませることができる。
上記発明B1の画像形成装置によれば、排出される用紙が上向きにカールした状態のものであっても、その用紙をカールによる嵩張りの少ない状態で積載収容することができる。
上記発明B2の画像形成装置によれば、本構成を有しない場合に比して、排出用紙の寸法や種類に適応した用紙排出収容装置を容易に交換して使用することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を用いながら説明する。図1及び図2はその実施の形態を示すものであり、図1は用紙排出収容装置の斜視図、図2はその用紙排出収容装置が適用される画像形成装置の概略断面図である。
画像形成装置5は、装置本体50の内部空間に、作像装置6、給紙装置7、定着装置8等が配置されたものである。装置本体50は、支持枠体、外装カバー等の構成部品を用いて例えば全体が箱状の形態となるように組み立てられる立体構造物であるが、図1においては特に外装カバーの構成部品のみを図示しており、他の構成部品の図示を省略している。
作像装置6は、図示しない支持枠体に、周面に感光層が形成されて矢印方向に回転する感光体61と、感光体61(の感光層)を所定の帯電電圧を印加して背景部電位に帯電させるロール状の帯電部材を用いた帯電装置62と、帯電された感光体61に露光を行って所定の表面電位からなる静電潜像を書き込む露光装置63と、その静電潜像を現像剤により現像して未定着像(トナー像)として顕像化する現像装置64と、その未定着像を後述する用紙に、所定の転写電圧を印加して静電的に転写するロール状の転写部材を用いた転写装置65等が設置されている。露光装置63は、この画像形成装置5に入力される画像情報に基づいて図示しない画像処理部で生成される画像信号が送信され、その画像信号に基づいて露光が行われる。
給紙装置7は、装置本体50に対して引き出し可能に支持される、複数枚の記録用紙9を積み重ねて収容する用紙収容体71と、用紙収容体71から記録用紙9を1枚ずつ送り出す送出機構72等で構成されている。この給紙装置7から送り出された記録用紙9は、所定数の用紙搬送ロール対73、用紙先端位置合わせロール対74、用紙搬送ガイド等で構成される給紙路を通して、作像装置6の転写部(感光体61と転写装置65の対向位置)に所定のタイミングで搬送される。図2等における矢付き一点鎖線は、記録用紙9の主な搬送経路を示す。
定着装置8は、図2や図3に示すように、作像装置6の斜め上方の位置に配置される筐体81を備えており、この筐体81内に、所定の温度に加熱制御される加熱源83が内部空間に配置され、矢印方向に回転する加熱ロール82と、加熱ロール82の軸方向に所定の幅でかつ所定の圧力で接触するように配置され、加熱ロール82の回転に従動して回転するベルト式の加圧部材84と、定着後の記録用紙9を排出させる排出ロール対85等が主に配置されている。
ベルト式の加圧部材84は、シート状の定着ベルト85と、この定着ベルト85の外周面をその内周面側から押し付けて加熱ロール82の表面に所定の荷重で接触させる接触部ヘッド86と、この接触部ヘッド86を支持する支持ホルダー87とで主に構成されている。接触部ヘッド86は、そのヘッドを支持するヘッド支持枠体86aの先端部に定着ベルト85の内周面と実際に接触するパット部材86bが取り付けられており、そのヘッド支持枠体全体が押し付け部材86cにより加熱ロール82側にむけて所定の圧力で弾性的に押し付けられている。また、定着ベルト85は、定着接触部の排出側において圧接パッド88により加熱ロール82の表面に対して強く押し付けられる。さらに、定着ベルト85は、その内周面にフェルト部材89により潤滑剤が塗布される。このように構成されるベルト式の加圧部材84は、定着ベルト85が加熱ロール82の表面に所定の幅(定着接触部の幅)で接触した状態で回転自在に保持されており、加熱ロール82の回転に従動して回転し得るようになっている。
また、この画像形成装置5では、装置本体50の上部に、定着装置8から排出される定着後の記録用紙9を装置本体50の外部に排出するための用紙排出口51を形成している。この用紙排出口51と定着装置8との間には、その定着後の記録用紙9を搬送排出するための排紙路が設けられている。排紙路は、用紙排出口51の近傍となる装置本体50の内部に設置する排紙ロール対52や、図示しない用紙搬送ガイドで構成されている。
この実施の形態における排紙ロール対52は、図4に示すように、記録用紙9の排出方向とほぼ直交する方向に対して間隔をあけて配置される複数(例えば4つ)のロール対で構成されており、その各ロール対は下側に配置される駆動ロール52aとその上側に配置される従動ロール53bとを組み合わせたものであり、特に従動ロール52bには駆動ロール52aの両端部から突出する両端部に駆動ロール52aとの接する部位の径よりも大きい大径部55を形成している。図4における符号54は、排紙ロール対52により用紙排出口51から排出される記録用紙9の表面に接触してその用紙に残留している不要な電荷を除去するための、のこぎり刃形状に形成された除電フィルム材を示している。
この大径部55が形成された排紙ロール対52に挟まれて搬送される記録用紙9は、図4中における点線の丸で囲んだ部位の拡大図で示すように、その大径部55に接して通過する部分が(その大径部55がない場合の用紙の状態(点線で示す状態)に対して)下方側に少し押し曲げられ、用紙全体が排出方向とほぼ直交する水平方向において波のように上下にうねるように変形させられた状態(所謂コルゲーション状態)となって送り出される。
さらに、この画像形成装置5では、その装置本体50の上面側に、用紙排出口51から排出される記録用紙9を積み重ねた状態で収容するための用紙積載収容部53が形成されている。この用紙積載収容部53は、用紙排出口51から所定の距離だけ下方の部位を起点として用紙9の排出方向下流側にむけて緩やかに上昇するように傾斜する傾斜面部54aとこれに続く水平面部54bとで主に構成される積載面54で構成されている。
この画像形成装置5による画像形成(プリント)は、次のように行われる。
プリントの開始指示を受けると、感光ドラム61が矢印方向に回転するとともにその感光層が帯電装置62により所定の表面電位に一様に帯電される。続いて、帯電された感光ドラム61に露光装置63から画像信号に応じた露光がなされて所定の電位の静電潜像が形成された後、その静電潜像が現像装置64から供給される現像剤によりトナー像として顕像化される。次いで、このトナー像が感光ドラム61の転写装置65と対向する転写位置において、このトナー像の形成動作に合わせて給紙装置7から給紙路を通して搬送供給される記録用紙9に対して静電的に転写される。
トナー像が転写された記録用紙9は、定着装置8に送られ、加熱ロール82とベルト式の加圧部材84の間の定着接触部を通過させられ、この際、定着接触部で加熱及び加圧されることによりそのトナー像が記録用紙9に定着される。特に、この定着装置8では、ベルト式加圧部材84の定着ベルト85が接触部ヘッド86により所定の加重で接触させられて加熱ロール82と比較的幅(回転方向に沿う長さ)の広い定着接触部を形成するため、トナー像を充分に加熱加圧して効率の良い定着が行われる。また、定着接触部を通過した記録用紙9は、押し付け部材88により加熱ロール82に強く押し付けられ、これにより加熱ロール82から離れる方向に反り返るような状態になって加熱ロール82から良好に剥離される。
定着された後の記録用紙9は、定着装置8の排出ロール対85により排紙路に送り出された後、排紙ロール対52によって用紙排出口51を通して装置本体50の外部に送り出されるように排出され、用紙積載収容部53の積載面54の上に落下するようにして収容される。なお、用紙排出口51から排出されるときの記録用紙9は、前述したように大径部53が形成された排紙ロール対52に挟まれて通過することによって波のように上下にうねったようなコルゲーション状態になって排出され、特に排出時の用紙9の先端が下方に大幅に垂れ下がって変形してしまうことがない。
そして、このような画像形成が連続して行われる場合には、定着後の記録用紙9が用紙排出口51から順次連続して排出され、その排出の順番に従って積載収容部53の積載面54の上に下から順次積み重ねられるようにして収容される。
ところで、このような画像形成装置5においては、図17に示すように、例えば、用紙排出口51から排出される記録用紙9の先端部9aやその後端部9bが上向きに湾曲したカールを有するものである場合、その用紙9が積載収容部53の積載面54に収容されると、その上向きのカールの影響が強く現れて用紙全体が丸まった状態で収容されることがある。最悪の場合には、その用紙の後端部9bが用紙排出口51を塞いだ状態で収容されることもある。さらに、このように丸まった状態で収容されている用紙9が存在する積載収容部53の積載面54に対して後続の用紙9が排出されて積載収容されるときには、例えば、その後続の用紙9が排出の際に先に収容されている用紙9のカールした部分に接触して後続の用紙の排出姿勢がずれたりあるいは先に収容されている用紙の収容姿勢がずらされることがあり、また、後続の用紙が先に収容されている用紙の下側に潜りこんでしまうことがある。この結果、用紙が積載面54上に整然と積み重ねられた状態で積載収容されず、あるいは正しい順番で積載されないことになる。
そこで、この画像形成装置5は、図1や図5に示すように、その用紙排出口51や用紙積載収容部53が形成された装置本体50の部位に、積載面20の一部に隆起部25が形成された用紙積載収容体2と、用紙案内押え部材3と、用紙押下げ部材4とで構成される用紙搬出収容装置1が装着されている。
用紙積載収容体2は、図1、図5、図6に示すように、筐体50に形成されている用紙積載収容部53の積載面54の一部に乗せて設置されるものであり、用紙排出口51から排出される記録用紙9が積み重ねられる積載面20と、この積載面20の一部に用紙9の排出方向Aと交差する方向に連続して存在するように形成される隆起部25とが形成された構造体である。図6における符号23は、用紙積載収容体2を積載面54の上に乗せるときに支持するために裏面側に間隔をあけて形成される複数の支持脚である。ここで、交差する方向とは、ほぼ直交する方向を意味するが、これに限定されず、用紙のカールを矯正できる程度に積載面20上に隆起部25が存在する形態を含む。また、図1における符号54cは、用紙積載収容部53の積載面54に用紙の排出方向Aにそった状態で形成されるリブ、符号54dは積載面54の一部に窪んだ状態で形成された積載用紙取り出し把持用の窪みを示す。
積載面20は、用紙積載収容部53における積載面54の傾斜面部54a及び水平面部54bの一部に跨る状態で存在し、その全体が用紙の排出方向A下流側にわずかに上昇する傾斜面として形成されている。また、この積載面20は、積載収容する対象となる用紙9の排出時の少なくとも先端部9a側を充分に収容できる程度の広さ(面積)を有するように形成されている。
隆起部25は、積載面20の用紙排出方向Aの上流側となる端部に、用紙積載収容部53における積載面54の傾斜面部54aと用紙積載収容体2の傾斜面20との双方から上方側に盛り上がるような形態(全体としては円筒周面のように連続した曲面状態)で形成されている。また、この隆起部25は、その上端(最高地点)25aから用紙の排出方向Aの下流側となる下流側傾斜部25bが緩やかな下り傾斜曲面として形成されているのに対し、その上端25aから用紙の排出方向Aの上流側となる上流側傾斜面25cが下流側傾斜部25bよりも急激な下り傾斜曲面(曲率半径が相対的に小さい円筒面)として形成されている。さらに、この隆起部25は、積載収容する対象となる用紙9が収容されたときに、その用紙9の排出方向Aにおけるほぼ中央部又はその前後部分の下側に存在するような位置に形成される。
この実施の形態における隆起部25は、図7に示すように、その上端25aが用紙排出口51の用紙排出高さ(排紙ロール対52の接触部52cの排出側の高さ)とほぼ同じ高さ(例えばその高さの差が−20mm〜+10mmの範囲内におさまる値)に設定されている。図7における二点鎖線Mは、その用紙排出高さ位置を通る水平な直線である。
用紙案内押え部材3は、用紙排出口51から用紙排出方向Aの下流側にむけて延びる細長い本体30と、この本体30を用紙排出口51側に配される支持軸30aを中心に揺動して用紙積載収容体2の積載面20に対して接近する方向B1と離れる方向B2に変位するように支持する支持体35とで構成されている。
本体30は、ほぼ直線状に延びる基端部31の先端が積載面20側に近づくように斜め下方に傾斜するように所定の長さ分だけ曲げられた後に、その末端が所定の長さ分だけ再び斜め上方に傾斜するように曲げられた形状をなすように形成されている。このうち、その下方側に傾斜するように曲げられた傾斜部32が、排出時の用紙9の先端を積載面20に近づける状態で進めるように案内するための「案内部」として使用される。また、その傾斜部からなる案内部32から再び上方に傾斜するように曲げられた最下面部33が、案内部32により案内された用紙の先端9a側の上面を押えるための「押え部」として使用される。
支持体35は、例えば底面板35aの両端部を上方に折り曲げて対向させた状態の側板35b,35cの上端部に、本体30の基端部31の端部に突出形成される支持軸30aを回動自在に保持するための軸受け溝36を形成したものである。また、支持体35は、例えば、その底面板35aに形成されるネジ孔37を通して図示しない固定用ネジで装置本体50の取り付け対象位置に取り付けて固定される。
この実施の形態では、図1等に示すように、2つの用紙案内押え部材3A,3Bを採用し、用紙9の排出方向Aにおける左右両端となる側端部を積載収容時にそれぞれ押えることができるように、用紙排出口51の両端部に近い位置にそれぞれ取り付けている。そして、この2つの用紙案内押え部材3A,3Bは、その各本体30が自重で積載面20に近づく方向B1にそれぞれ揺動し、また、用紙9が積載収容されていないときには、その各押え部33が積載面20にそれぞれ接触するようになっている。
また、本体30における案内部32については、図7に示すように、排紙ロール対52の接触部52cの接線方向(点線J)と交差する位置をほぼ基準にして用紙搬送方向Aの下流側に向けて斜め下方に傾斜するように折り曲げて形成されている。さらに、本体30における押え部33については、隆起部25よりも用紙搬送方向Aの下流側に位置する積載面20の部分で接触するように形成されている。用紙案内押え部材3A,3Bの本体30の押え部33が収容用紙のない積載面20に接触しているときには、その本体30(特に案内部32)と隆起部25及び積載面20の一部との間に排出された用紙9の先端9aが進入することができる隙間空間S1(図9)が形成される。また、この押え部33については、最終的に積載面20や隆起部25等の上に収容されたときの用紙の先端9aから少し内側(例えば先端からの距離Lが10mmとなる位置:図15参照)となる上面部分を押えるように設定される。
さらに、本体30は、例えば、細長い薄い板材を使用し、主に本体全体の軽量化の観点から、その基端部31の一部と先端部(押え部33)を除く他の部位を除去して開口させた形態にしている。その開口された本体30の部位は、用紙の排出方向Aにそって平行した状態で延びる3本の棒材30bと、その3本の棒材30bを横切って互いを結合させるように存在する複数の結合材30cとで構成された骨組み状の形態になっている(図6)。ちなみに、本体30は、その押え部33と積載面20の間を排出用紙の先端9aが通過する際に、その通過する用紙先端9aによって積載面20から離れる方向B2に揺動して持ち上げられるような重量に設定されている。また、上記3本の棒材のうち排出用紙9が接触する下面部は、その用紙9との接触面積を少なくして摩擦抵抗を低減させる観点から、その断面が先細り形状となるように形成されている。
用紙押下げ部材4は、用紙排出口51から排出される記録用紙9に接触する形状からなる本体40と、この本体40を用紙排出口51側に配される支持軸40aを中心に揺動して用紙排出口51に対して接近する方向C1と離れる方向C2に変位自在に支持する支持体45とで構成されている。
本体40は、図1や図8に示すように、支持軸40aが形成される基端部41と、この基端部41の支持軸40aが形成された端部と反対側の端部において、用紙排出口51に接近して垂下した状態にあるときに、その排出口51の一部を塞ぐようにその排出口51の長手方向(用紙排出方向Aとほぼ直交する方向)にそって存在するような形状からなる押下げ部42とを有する形態に形成されたものである。また、この本体40の下端部となる押下げ部42の先端は、用紙排出口51から排出されるときの記録用紙9の一部に接触してその一部を積載面20のある側に変形させた状態で通過させる複数の突出部43を有する形状にしている。
支持体45は、例えば、前記支持体35の場合と同様に、底面板45aの両端部を上方に折り曲げて対向させた状態の側板45b,45cの上端部に、本体40の基端部41の端部に突出形成される支持軸40aを回動自在に保持するための軸受け溝46を形成したものである。また、支持体45は、例えば、その底面板45aに形成されるネジ孔47を通して図示しない固定用ネジで装置本体50の取り付け対象位置に取り付け固定される。
この実施の形態では、用紙押下げ部材4を、前記2つの用紙案内押え部材3A,3Bの間となる位置に介在させるような状態で取り付けている。そして、この用紙押下げ部材4は、その本体40が自重で用紙排出口51に近づく方向C1に揺動し、特に用紙9が排出口51から排出されていないときには、その本体40が垂下されて用紙排出口51を塞ぐ状態におかれるようになっている。
また、本体40は、例えば、細長い薄い板材を使用し、主に本体全体の軽量化の観点から、その一部を除去して開口させた形態にしている。この本体40の重量は、用紙排出口51から排出される用紙9によって本体40がその排出口51から離れる方向C2に揺動する条件と、その排出口51から完全に排出された用紙の後端部9bを積載面20(54a)の側に押し下げるように排出口51に近づく方向C1に自重で揺動する条件の双方を満足する範囲の値に設定される。
さらに、その本体40の突出部43としては、前述した排紙ロール対52の大径部53による排出用紙9を波打ち状態に変形させる機能を強化させる観点から、4つの排紙ロール対52のうち中央側に配置される2つのロール対52どうしの間に介在するように下方側に突出する中央突出部43Aと、その両端側に配置される2つのロール対52の外側にむけて斜め下方側に傾斜して突出する端部突出部43B,43Cとを形成している。
そして、この用紙排出収容装置1においては、図7や図9に示すように、用紙案内押え部材3の押え部33が排出された記録用紙9の存在しないときの積載面20に接触する位置20aが、当該隆起部25の上端25aよりも低い高さ位置であって、しかも、その上端25aとの高低差Hが20mm以内となるように設定されている。
また、用紙案内押え部材3の押え部33は、積載面20と接触する領域をできる限り少なくする観点から、その積載面20側にむけて突出する湾曲面で形成されている。さらに、この押え部33は、積載面20と接触した後の先端部34を有する形状のものであるが、その先端部34は、押え部33と積載面20との間を通り抜けた用紙9の先端に余分な負荷がかからないようにする観点から、積載面20から次第に離れて積載面20との間に隙間空間S2が用紙排出方向Aに移動するにつれて増大するように斜め上方に傾斜した形状になっている。この先端部34の傾斜角(積載面との接触位置20aをほぼ基点として先端部34の下面が積載面20となす角度)θは、例えば、10〜30°程度に設定される。
以上のような用紙排出収容装置1は、その使用に際しては、用紙積載収容体2を画像形成装置5の用紙積載収容部53の積載面54に設置する一方で、用紙案内押え部材3A,3Bと用紙押下げ部材4を装置本体50の用紙排出口51の上方側の位置となる上端角部の所定部位にその各支持体35,45をネジ止めすること等により固定することで取り付ける。反対に、その使用が不要なときには、その用紙積載収容体2、用紙案内押え部材3A,3B及び用紙押下げ部材4を取り外せばよい。ちなみに、この実施の形態における用紙排出収容装置1は、例えば、日本工業規格(JIS)のA4判に準拠したサイズの記録用紙9を横送り状態(その長辺端部が搬送方向の先端になる状態)で搬送してプリントした場合、その用紙9を積載収容することを想定して構成されている。
次に、この用紙排出収容装置1の動作について図10〜図16を参照しつつ説明する。
前述したように定着後の記録用紙9が排紙ロール対52によって用紙排出口51から装置本体50の外部に送り出されるように排出されると、まず、図10に示すように、その用紙9の先端9aが用紙排出口51を塞ぐように垂下した状態にある用紙押下げ部材4に接触し、その用紙9が有する排出時の送り出し力によって押下げ部材4を用紙排出口51から離れる方向C2に揺動させながら排出方向Aにそって排出され始める。
この際、排出される用紙9は、排出ロール対52の大径部55による波状変形付与作用により波状にうねるように変形されることに加え、用紙押下げ部材4の突出部43A〜43Cに接触した部分が更に下方側にむけて変形されることで、排出ロール対52により変形させられた部分がさらに強く波状にうねった状態に変形させられて排出される。これにより、その排出される用紙9が腰の強い状態になって排出される。
この用紙押下げ部材4との接触を通り越した用紙9の先端9aは、排紙ロール対52による送り出し力により排出方向Aにさらに進んだ後、その用紙9の排出方向Aの両端部付近に対応して存在する用紙案内押え部材3A,3Bの本体30における各案内部32(の下部)に接触する。
続いて、この案内部32に接触した用紙の先端9aは、その案内部32の下部にそって滑るように進んで用紙積載収容体2における積載面20に近づくように案内される。
この際、用紙9は、図11に示すように、一時的に、排紙ロール対52のロールどうしの接触部と用紙積載収容体2における隆起部25の上端25a又はその前後近傍との双方によりほぼ同じ高さで(水平状態に)支持される。そして、この用紙9は、このような支持状態が保たれたまま排紙ロール対52によって送り出されるため、その先端9aがさらに案内部32に案内されつつ良好に進行する。これにより、その用紙の先端9aは、図12に示すように、その隆起部の上端25aの高さ位置よりも低い高さ位置にある、用紙案内押え部材3A,3Bの各押え部33とこれが接触する積載面20の部位(20a)との間に誘導されるようにして到達する。
ここで、隆起部20の上端25aについて、その高さ位置を用紙排出高さに対して10mmを超えるような比較的高い高さに設定したり、反対に用紙排出高さに対して20mmを超えるような比較的低い高さに設定した場合は、そのいずれの場合も用紙9の先端9aが用紙案内押え部材3A,3Bの各押え部33とこれが接触する積載面20の部位(20a)との間までに到達せずに紙詰まり状態になったり、その間を通過しないで詰まった状態になることが確認されている。このことから、隆起部の上端25aは、用紙排出口51における用紙排出高さに対して−20mmから+10mmまでの範囲内の値となる高さに設定することが望ましい。また、用紙案内押え部材3の押え部33が排出された記録用紙9の存在しないときの積載面20に接触する位置20aについて、隆起部25の上端25aよりも20mmを超えるような低い高さ位置に設定した場合には、用紙9の先端9aが用紙案内押え部材3A,3Bの各押え部33とこれが接触する積載面20の部位(20a)に入りこまず紙詰まり状態になることが確認されている。
続いて、この用紙9は、図13に示すように、その後端9bが排紙ロール対52から脱出させられる一方で、その先端9aが排紙ロール対52による送り出し時に得た慣性力により進み、用紙案内押え部材3A,3Bの各押え部33と積載面20との間に入り込んですり抜けた状態になる。
この際、その用紙先端9aは用紙案内押え部材3A,3Bの各押え部33を積載面20から離れる方向B2に揺動させて僅かに持ち上げて、その間に入り込むことになる。これにより、用紙の先端9aの上面が、用紙案内押え部材3A,3Bの各押え部33によって積載面20に押えられた状態になる。
続いて、その先端9aが用紙案内押え部材3A,3Bの各押え部33で押えられた用紙9は、図14に示すように、その後端9aが排紙ロール対52から離脱して用紙排出口51から抜け出ると、自然に落下し始めるが、この実施の形態では用紙押下げ部材4が自重で下降することで用紙排出口51に近づく方向C1に揺動し始める。これにより、用紙の後端9b側は、その用紙押下げ部材4の揺動により積載面20(この例では積載面54の傾斜面部54a)に向けて押し下げられ、例えば、その用紙後端9bが用紙排出口51を塞ぐ状態に置かれるおそれがない。
そして、用紙9は、図15に示すように、最終的に、その排出時の先端9aが用紙案内押え部材3A,3Bの各押え部33で押えられて保持される一方で、その後端9bが積載面54の傾斜面部54aの上に落下して着地するように動くことにより、その押えられている先端9a側の部分を除く用紙部分が隆起部25及び積載面20,54aで形成される表面形状(隆起部52のある部分が盛り上がった形状)にほぼ追従するように変形させられた状態で保持されて収容される。
従って、この用紙排出収容装置1が装着された画像形成装置5の用紙積載収容部53に積載収容される用紙9は、図15に例示するように、その排出時の先端9a及び後端9bに対してその排出時の中央となる用紙部分9cが隆起部25の存在により上方に盛り上がった状態で収容される。
この結果、排出される用紙9がその先端9a及び後端9bの少なくとも一方に上向きのカールが存在しているものであっても、そのような用紙9が、図17に例示したように積載面の上で全体的に丸まった状態で収容されてしまうことがなく、一定の形態(中央となる用紙部分が相対的に盛り上がった状態)に保持された状態で収容されることなる。
これにより、そのような上向きカールが存在する用紙9を複数枚積載収容した場合には、図16に示すように、その各用紙9はいずれも一定の形態に保持された状態で積み重ねられるようにして収容される。このような複数枚の用紙の積載収容が行われた場合、用紙案内押え部材3は、その押え部33が積載面20上に積載収容された状態にある用紙(束)9の厚さだけ上方に持ち上がった状態になる。また、隆起部25の上端25aには、その厚さにほぼ同じ厚さで用紙(束)9が積載収容されて存在することになる。さらに、用紙案内押え部材3の押え部33の先端部34と積載面20の間には、各用紙の先端9aが折れ曲がることなく整然とした状態で積載される。この他、図16における符号90は、複数枚の用紙9がすでに積載収容されているところにさらに積載収容されるときの後続の用紙であり、その後続の用紙先端90aが用紙案内押え部材3の案内部32に案内されている途上の状態を示している。
[他の実施の形態]
なお、用紙排出収容装置1については、用紙排出口51から排出される用紙後端部分を積載面に向けて押し下げる必要がない場合は、用紙押下げ部材4を除いて、用紙積載収容体2と用紙案内押え部材3とで構成してもよい。また、排紙ロール対52による波状変形付与機能を増強させる必要がない場合には、用紙押下げ部材4を除いた構成にしたり、あるいは、用紙押下げ部材4における突出部43を設けない構成にしてもよい。
用紙排出収容装置1を構成する用紙積載収容体2、用紙案内押え部材3及び用紙押下げ部材4については、積載収容する対象となる用紙9の排出時の寸法や種類に応じて必要な変更をしても構わない。
用紙積載収容体2については、突出部25のみで構成し、その積載面(20)は画像形成装置5にある既存の積載面54を使用する構成にしてもよい。また、上記の実施形態では、支持体35、45と装置本体50との取り付け方法として固定用ネジを用いた取り付け方法を示したが、特にそれに限定されるものでなく、例えば、両面テープを用いた固定方法などを適用してもよい。
用紙案内押え部材3は、その設置数について特に限定されるものではなく、例えば1つであっても構わない。用紙案内押え部材3の押え部33については、その隆起部25の上端25aよりも用紙搬送方向Aの下流側となる下流側傾斜部25bの部位で接触するように形成しても構わない。また、押え部33の用紙搬出方向A下流側となる先端部34は、設けなくてもよい。
用紙排出収容装置1を適用する画像形成装置の画像形成方式などについては特に限定されない。作像装置6は、単色の未定着画像を形成するものに限らず、複数の色の未定着画像を形成する多色画像形成可能なものであってもよい。また、作像装置6は、中間転写方式を採用するものであってもよい。
実施の形態に係る用紙排出収容装置を主に示す斜視図である。 実施の形態に係る用紙排出収容装置を適用する画像形成装置の概要を示す概略断面図である。 図2の画像形成装置における定着装置の要部を拡大して示す概略説明図である。 図2の画像形成装置における用紙排出部における排紙ロール対などを主に示す説明図である。 図1の用紙排出収容装置の側面方向から見たときの状態を示す図である。 図1の用紙排出収容装置の構成部品を取り外したときの状態を示す斜視図である。 用紙排出収容装置の構成部品(主に用紙積載収容体と用紙案内押え部材)の構成を示す要部説明図である。 用紙排出収容装置の構成部品(主に用紙押下げ部材)の構成を拡大して示す図である。 用紙排出収容装置の構成部品(主に用紙案内押え部材)の構成を拡大して示す要部説明図である。 用紙排出収容装置の動作の一部(用紙排出の初期段階における動作)を示す要部説明図である。 用紙排出収容装置の動作の一部(用紙排出の中間段階その1における動作)を示す要部説明図である。 用紙排出収容装置の動作の一部(用紙排出の中間段階その2における動作)を示す要部説明図である。 用紙排出収容装置の動作の一部(用紙排出の中間段階その3における動作)を示す要部説明図である。 用紙排出収容装置の動作の一部(用紙排出の終了段階における動作)を示す要部説明図である。 用紙排出収容装置の動作の一部(用紙収容の完了段階における動作)を示す要部説明図である。 用紙排出収容装置の動作の一部(用紙の積載収容の完了段階における動作)を示す要部説明図である。 図2の画像形成装置において上向きのカールが存在する用紙が積載収容面に収容されたときの状態を示す説明図である。
符号の説明
1…用紙排出収容装置、2…用紙積載収容体(用紙積載収容部)、3…用紙案内押え部材、4…用紙押下げ部材、5…画像形成装置、6…作像装置(作像部)、8…定着装置(定着部)、9…記録用紙(用紙)、9a…用紙の先端、20,53…積載面、25…隆起部、25a…上端、30a…支持軸(支点)、32…案内部、33…押え部、40a…支持軸(支点)、43…突出部、50…装置本体、51…用紙排出口、52…排紙ロール対(用紙排出部の一部)、54a…傾斜面部(積載面の一部)、A…用紙の排出方向。

Claims (9)

  1. 用紙排出口から送り出されて排出されるとともに上向きにカールした用紙を含む用紙が積み重ねられる積載面を有する画像形成装置の用紙積載収容部における当該積載面内の一部に用紙の排出方向と交差する方向に存在する状態で設置する隆起部と、
    前記用紙排出口の上方側の位置に配する支点を中心に揺動して前記積載面に対して接近する方向及び離れる方向に変位可能に支持されるとともに、当該用紙排出口から排出されているときの用紙の先端を当該積載面に近づける状態で進行させるように案内する案内部と、この案内部により案内された用紙の先端側の上面を、前記隆起部の上端よりも用紙の排出方向の下流側となる当該隆起部又は積載面の部位に向けて押える押え部が形成された用紙案内押え部材と、
    前記用紙排出口からの排出が完了した用紙の後端を前記積載面にむけて押し下げる用紙押下げ部材と
    備え、
    前記用紙排出口には、排紙ロール対として上側に配置の排出ロールが下側に配置の排紙ロールの両端部から突出する両端部に大径部を形成してなる複数の排紙ロール対が間隔をあけて配置されており、
    前記用紙押下げ部材には、前記用紙排出口における間隔をあけて隣り合う2つの排紙ロール対どうしの間において下方側に突出して介在することで前記用紙の後端を押し下げる中央突出部と、前記2つの排紙ロール対の外側の端部よりも外側の位置においてそれぞれ下方側に突出して存在することで前記用紙の後端を押し下げる一対の端部突出部とが形成されている
    ことを特徴とする用紙排出収容装置。
  2. 前記用紙案内押え部材の押え部が排出された用紙が存在しないときの前記隆起部又は積載面の部位に接触する位置は、当該隆起部の上端よりも低い高さ位置に設定されている請求項1に記載の用紙排出収容装置。
  3. 前記隆起部の上端は、前記用紙排出口における用紙の排出高さよりも20mm低い位置から10mm高い位置までの範囲内の高さに設定されている請求項1に記載の用紙排出収容装置。
  4. 前記用紙案内押え部材の押え部が接触する位置は、前記隆起部の上端よりも20mm低い位置又はそれよりも高い位置に設定されている請求項2に記載の用紙排出収容装置。
  5. 前記用紙案内押え部材の押え部が、前記積載面側にむけて突出する曲面である請求項1に記載の用紙排出収容装置。
  6. 前記隆起部が、用紙排出方向に対して連続した曲面である請求項1に記載の用紙排出収容装置。
  7. 前記用紙押下げ部材は、前記用紙排出口の上方側の位置に配する支点を中心に揺動して当該排出口に対して接近する方向及び離れる方向に変位可能に支持されるとともに、その揺動する先端に排出中の用紙の一部に接触してその一部を前記積載面のある側に変形させた状態で通過させる突出部が形成されている請求項1に記載の用紙排出収容装置。
  8. 未定着画像を形成するとともにその画像を用紙に転写する作像部と、
    この作像部で転写された未定着画像を用紙に定着させる定着部と、
    この定着部で定着された画像を有する用紙を用紙排出口から送り出して排出する用紙排出部と、
    前記用紙排出口から送り出されて排出されるとともに上向きにカールした用紙を含む用紙が積み重ねられる積載面を有する用紙積載収容部と、この用紙積載収容部の積載面内の一部に用紙の排出方向と交差する方向に存在する状態で設置する隆起部と、前記用紙排出口の上方側の位置に配する支点を中心に揺動して前記積載面に対して接近する方向及び離れる方向に変位可能に支持されるとともに、当該用紙排出口から排出されているときの用紙の先端を当該積載面に近づける状態で進行させるように案内する案内部と、この案内部により案内された用紙の先端側の上面を、前記隆起部の上端よりも用紙の排出方向の下流側となる当該隆起部又は積載面の部位に向けて押える押え部が形成された用紙案内押え部材と、前記用紙排出口からの排出が完了した用紙の後端を前記積載面にむけて押し下げる用紙押下げ部材とを有する用紙排出収容装置と
    を備え、
    前記用紙排出部の用紙排出口には、排紙ロール対として上側に配置の排出ロールが下側に配置の排紙ロールの両端部から突出する両端部に大径部を形成してなる複数の排紙ロール対が間隔をあけて配置されており、
    前記用紙排出収容装置における用紙押下げ部材には、前記用紙排出口における間隔をあけて隣り合う2つの排紙ロール対どうしの間において下方側に突出して介在することで前記用紙の後端を押し下げる中央突出部と、前記2つの排紙ロール対の外側の端部よりも外側の位置においてそれぞれ下方側に突出して存在することで前記用紙の後端を押し下げる一対の端部突出部とが形成されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記用紙排出収容装置が画像形成装置の本体に対して着脱自在に取り付けられる請求項8に記載の画像形成装置。
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