JP5119779B2 - エレベータの制御装置その改修方法 - Google Patents

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Description

この発明は、携帯電話による緊急地震速報の一斉同報配信サースを活用して、従来よりも安価なエレベータの地震時管制運転を実現できるようにしたエレベータの制御装置及びその改修方法に関するものである。
従来技術として、十分早くに地震を感知すると共に、しかも確実に地震を感知でき、したがって安全確実なエレベータの管制運転を行うことが可能なエレベータ地震時管制運転システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来技術として、緊急地震速報の信頼性を向上させるとともに、信頼性の向上した緊急地震速報に基づいて、利用者にとって利便性の高い形態で地震情報や津波情報を伝達することができる緊急地震速報装置(例えば、特許文献2参照)や、利用者の生活に密着した形態で有用かつ高い利便性と信頼性を有するとともに、適切かつ簡便な課金システムに対応した緊急地震速報端末およびその使用方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−284758号公報 特開2006−112922号公報 特開2006−145234号公報
従来の特許文献1記載のものでは、ネットワークを介してリアルタイム地震情報送信装置に接続され、このリアルタイム地震情報送信装置から送信されるリアルタイム地震情報、即ちP波に関する情報を受信するリアルタイム地震情報受信装置の出力と、各エレベータに設置されている地震感知器の出力とにより、エレベータ地震時管制運転を行う方式であるが、リアルタイム地震情報送信装置はネットワークを介しているため、特に地震発生時等では途中で何らかの通信障害が発生する可能性があり、またその受信情報も通常のP波に関するものであるから、早期に地震を感知するといっても限度があり、未だ不十分であるという問題があった。
また、従来の特許文献2記載のものは、気象庁が主に管轄する多機能型地震計から形成される第1の地震観測網と、独立行政法人防災科学技術研究所が主に管轄する高感度地震計から形成される第2の地震観測網とを受信して、緊急地震速報の信頼性を向上させるものであり、一方、特許文献3記載のものは、緊急地震速報の配信に対する適切かつ簡便な課金システムの確立とその課金システムに対応した緊急地震速報端末およびその使用方法であり、いずれも携帯電話による緊急地震速報の一斉同報配信サースを活用して、安価なエレベータの地震管制運転を実現できるようにしたエレベータの制御装置までは考慮されていない。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、携帯電話による緊急地震速報の一斉同報配信サースを活用することにより、地震発生時にエレベータをより早く管制運転し、乗客の安全を確保または機器の物損を防止でき、より地震に強い地震時管制システムが安価に構築できるエレベータの制御装置及びその改修方法を提供するものである。
この発明に係るエレベータの制御装置においては、エレベータ設置現場のビルに設けられ、地震の大きな揺れが予想される地域の基地局から当該地域の携帯電話に対して配信される緊急地震速報を受信する携帯電話端末と、P波信号端子及び低感知地震計信号端子を有するエレベータ制御盤と、携帯電話端末が接続可能に構成された制御インターフェースを有する制御端末と、制御端末に設けられ、実際のビルの揺れを検出する加速度センサーと、制御端末に設けられ、携帯電話端末が受信した緊急地震速報の信号出力を当該地域の地震予想到達時刻+第1の所定時間の間、出力する速報信号出力接点及びその出力端子と、制御端末に設けられ、加速度センサーが実際の揺れを検出した時に出力する加速度センサー動作接点及びその出力端子とを備え、携帯電話端末が当該地域の前記緊急地震速報を受信したとき、携帯電話端末からの緊急地震速報信号出力をエレベータ制御盤のP波信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、当該地域の地震予想到達時刻より第1の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させ、また加速度センサーが実際のビルの揺れを検出してそれが設定値以上であった時、加速度センサーの出力をエレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、加速度センサーが検出した実際のビルの揺れが設定値未満であった時、当該地域の地震予想到達時刻より第2の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させるものである。
また、この発明に係るエレベータの制御装置においては、エレベータ設置現場のビルに設けられ、地震の大きな揺れが予想される地域の基地局から当該地域の携帯電話に対して配信される緊急地震速報を受信する携帯電話端末と、P波信号端子及び低感知地震計信号端子を有するエレベータ制御盤と、エレベータ制御盤のP波信号端子に接続されるP波センサーと、エレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に接続される低感知地震計と、携帯電話端末が接続可能に構成された制御インターフェースを有する制御端末と、制御端末に設けられ、実際のビルの揺れを検出すると動作し、地震時管制運転の運転休止状態を継続させる加速度センサーと、制御端末に設けられ、携帯電話端末が受信した緊急地震速報の信号出力を当該地域の地震予想到達時刻+第1の所定時間の間、出力する速報信号出力接点及びその出力端子と、制御端末に設けられ、加速度センサーが実際の揺れを検出した時に出力する加速度センサー動作接点及びその出力端子とを備え、携帯電話端末が当該地域の前記緊急地震速報を受信したとき、携帯電話端末からの緊急地震速報信号出力及びP波センサーの出力のどちらか早い信号出力をエレベータ制御盤のP波信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、当該地域の地震予想到達時刻より第1の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させ、また加速度センサーが実際のビルの揺れを検出してそれが設定値以上であった時、加速度センサーの出力をエレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に入力するか、低感知地震計が揺れを検出した時、エレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に入力してエレベータを最寄階停止後、運転休止し、加速度センサーが検出した実際のビルの揺れが設定値未満であった時、当該地域の地震予想到達時刻より第2の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させるものである。
また、低感知地震計信号端子及び地震時管制リセット端子を有するエレベータ制御盤と、携帯電話端末が接続可能に構成された制御インターフェースを有する制御端末と、制御端末に設けられ、実際のビルの揺れを感知しなければ地震時管制運転をリセットする加速度センサーと、制御端末に設けられ、携帯電話端末が受信した緊急地震速報の信号出力を当該地域の地震予想到達時刻+第1の所定時間の間、出力する速報信号出力接点及びその出力端子と、制御端末に設けられ、加速度センサーが実際の揺れを感知しなければ、地震時管制運転をリセットして通常運転に復帰させるためのリセット接点及びその出力端子とを備え、携帯電話端末が当該地域の緊急地震速報を受信したとき、携帯電話端末からの緊急地震速報信号出力をエレベータ制御盤の低感知信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、当該地域の地震予想到達時刻より第1の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させ、更に加速度センサーが実際のビルの揺れを感知しなければ、加速度センサーからのリセット信号をエレベータ制御盤の地震時管制リセット端子に出力し、エレベータを通常運転に復帰させるものである。
また、この発明に係るエレベータの制御装置の改修方法においては、P波信号端子及び低感知地震計信号端子を有するエレベータ制御盤を備えている既設エレベータの制御装置の改修方法であって、エレベータ設置現場のビルに設けられ、地震の大きな揺れが予想される地域の基地局から当該地域の携帯電話に対して配信される緊急地震速報を受信する携帯電話端末と、携帯電話端末が接続可能に構成された制御インターフェースを有する制御端末と、制御端末に設けられ、実際のビルの揺れを検出する加速度センサーと、制御端末に設けられ、携帯電話端末が受信した緊急地震速報の信号出力を当該地域の地震予想到達時刻+第1の所定時間の間、出力する速報信号出力接点及びその出力端子と、制御端末に設けられ、加速度センサーが実際の揺れを検出した時に出力する加速度センサー動作接点及びその出力端子とを付加することにより、携帯電話端末が当該地域の緊急地震速報を受信したとき、携帯電話端末からの緊急地震速報信号出力をエレベータ制御盤のP波信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、当該地域の地震予想到達時刻より第1の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させ、また加速度センサーが実際のビルの揺れを検出してそれが設定値以上であった時、加速度センサーの出力をエレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、加速度センサーが検出した実際のビルの揺れが設定値未満であった時、当該地域の地震予想到達時刻より第2の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させるようにしたものである。
また、この発明に係るエレベータの制御装置の改修方法においては、P波信号端子及び低感知地震計信号端子を有するエレベータ制御盤と、エレベータ制御盤のP波信号端子に接続されるP波センサーと、エレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に接続される低感知地震計とを備えている既設エレベータの制御装置の改修方法であって、エレベータ設置現場のビルに設けられ、地震の大きな揺れが予想される地域の基地局から当該地域の携帯電話に対して配信される緊急地震速報を受信する携帯電話端末と、携帯電話端末が接続可能に構成された制御インターフェースを有する制御端末と、制御端末に設けられ、実際のビルの揺れを検出すると動作し、地震時管制運転の運転休止状態を継続させる加速度センサーと、制御端末に設けられ、携帯電話端末が受信した緊急地震速報の信号出力を当該地域の地震予想到達時刻+第1の所定時間の間、出力する速報信号出力接点及びその出力端子と、制御端末に設けられ、加速度センサーが実際の揺れを検出した時に出力する加速度センサー動作接点及びその出力端子とを付加することにより、携帯電話端末が当該地域の緊急地震速報を受信したとき、携帯電話端末からの緊急地震速報信号出力及びP波センサーの出力のどちらか早い信号出力を前記エレベータ制御盤のP波信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、当該地域の地震予想到達時刻より第1の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させ、また加速度センサーが実際のビルの揺れを検出してそれが設定値以上であった時、加速度センサーの出力をエレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に入力するか、低感知地震計が揺れを検出した時、エレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に入力してエレベータを最寄階停止後、運転休止し、加速度センサーが検出した実際のビルの揺れが設定値未満であった時、当該地域の地震予想到達時刻より第2の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させるものである。
また、この発明に係るエレベータの制御装置の改修方法においては、低感知地震計信号端子を有するエレベータ制御盤を備えている既設エレベータの制御装置の改修方法であって、エレベータ設置現場のビルに設けられ、地震の大きな揺れが予想される地域の基地局から当該地域の携帯電話に対して配信される緊急地震速報を受信する携帯電話端末と携帯電話端末が接続可能に構成された制御インターフェースを有する制御端末と、制御端末に設けられ、実際のビルの揺れを感知しなければ地震時管制運転をリセットする加速度センサーと、制御端末に設けられ、携帯電話端末が受信した緊急地震速報の信号出力を当該地域の地震予想到達時刻+第1の所定時間の間、出力する速報信号出力接点及びその出力端子と、制御端末に設けられ、加速度センサーが実際の揺れを感知しなければ、地震時管制運転をリセットして通常運転に復帰させるためのリセット接点及びその出力端子とを付加することにより、携帯電話端末が当該地域の緊急地震速報を受信したとき、携帯電話端末からの緊急地震速報信号出力をエレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、当該地域の地震予想到達時刻より第1の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させ、更に加速度センサーが実際のビルの揺れを感知しなければ、加速度センサーからのリセット信号をエレベータ制御盤の地震時管制リセット端子に出力し、エレベータを通常運転に復帰させるようにしたものである。





この発明によれば、地震の大きな揺れが予想される地域の基地局から当該地域の携帯電話に対して配信される緊急地震速報を受信する携帯電話端末と、P波信号端子及び低感知地震計信号端子を有するエレベータ制御盤と、携帯電話端末が接続可能に構成された制御インターフェースを有する制御端末と、制御端末に設けられ、実際のビルの揺れを検出する加速度センサーとを備え、携帯電話端末が当該地域の緊急地震速報を受信したとき、携帯電話端末からの緊急地震速報信号出力及び加速度センサーの出力を、エレベータ制御盤のP波信号端子及び低感知地震計信号端子の少なくとも一つに出力し、エレベータを最寄階に停止させる地震時管制運転を行うので、携帯電話による緊急地震速報の一斉同報配信サースを活用して、地震発生時にエレベータをより早く管制運転し、乗客の安全を確保または機器の物損を防止でき、より地震に強い地震時管制システムが安価に構築することができる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置の全体構成を示すシステム構成図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置の要部構成をフルスペック装備で示す接続回路図、図3は緊急地震速報の時間的効果を説明するための説明図、図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置の地震時管制運転動作を説明するためのフローチャートである。
新規の緊急地震速報サービスとして、携帯電話による緊急地震速報の一斉同報配信が実現されようとしている。この緊急地震速報の一斉同報配信サービスは、震度4以上の大きな揺れが予想される地域の携帯電話に配信されるもので、2007年10月1日から一般向けへのサービス提供開始が計画されている。現状のエレベータでは、気象庁からの緊急地震速報をインターネット回線経由にて配信業者が受信し、配信業者が配信するビル毎の予想震度と到達予想時刻を、例えばVPN(Virtual Private Network)回線経由で受信することにより、エレベータの地震時管制運転を実施するようにしている。しかし、この方法では、専用の受信装置や回線費用等の初期設置費用が嵩むという大きな問題がある。したがって、携帯電話による緊急地震速報の一斉同報配信サービスを利用すれば、携帯電話網のサービスを活用してエレベータを制御することにより、安価な地震時管制運転を実現することができるので、より一層の安心、安全なサービスを利用者に提供することが可能となると考えられる。また、現在、約35%のエレベータには、地震時管制運転装置が未整備であると言われており、また、P波感知器の設置が新設エレベータには義務付けられるという状況にある。
そこで、先ず、携帯電話による緊急地震速報の一斉同報配信サービスを利用したエレベータの制御装置の全体構成を図1により説明する。図1おいて、1は全国各地に設けられている多数の地震計2から気象庁3が緊急地震速報を発信する気象庁緊急地震通報網である。4は携帯電話会社である。携帯電話会社4は、気象庁緊急地震通報網1から緊急地震速報を受信し、震度4以上の大きな揺れが予想される地域の携帯電話に緊急地震速報を一斉同時配信するために、震度4以上に該当する地域の基地局5より、当該地域の携帯電話に対して緊急地震速報サービス6を配信するものである。一方、各ビル等からなるエレベータ設置現場7には、エレベータ制御盤8、S波地震計9を設置するが、その他に携帯電話会社4の震度4以上に該当する地域の基地局5より緊急地震速報サービス6を受信する携帯電話端末10が設置できかつ接続可能に構成された制御インターフェース11を有する制御端末12を設置する。そして、制御端末12の制御インターフェース11は、例えば、図2に示すように、フルスペック装備の構成としている。図2は低感知地震計、P波センサーが共に設置されている現場に、携帯電話端末10による緊急地震速報の制御端末12を設置した例である。制御インターフェース11は、実際のビルの揺れを安価に検出できるように構成された加速度センサー13と、携帯電話端末10が受信した緊急地震速報サービス情報を出力する速報信号出力接点14と、加速度センサー13が実際のビルの揺れを検出した時にONする加速度センサー動作接点15と、加速度センサー13が実際のビルの揺れを感知しなければ、地震時管制運転をリセットして通常運転へ復帰させるためのリセット接点16とを備えている。このリセット接点16の回路は、エレベータ制御盤8にP波信号の入力回路が無い場合にのみ使用されるものである。17は制御端末12に設けられた速報信号出力接点14の出力端子、18は制御端末12に設けられた加速度センサー動作接点15の出力端子、19は制御端末12に設けられたリセット接点16の出力端子である。このリセット接点16の出力端子19もエレベータ制御盤8にP波信号の入力回路が無い場合にのみ使用されるものである。なお、携帯電話端末10からの速報信号出力は、到達予想時刻+60秒の間、速報信号出力接点14を閉じるようにしている。したがって、到達予想時刻より1分経過すると、エレベータは復旧する。なお、P波センサー20がある場合は、早い方の信号で最寄階に停止する。また、上記加速度センサー13は誤報防止機能として活用される。すなわち、携帯電話端末10からの速報信号出力があっても、その後加速度センサー13が実際のビルの揺れを検出しなければ、誤報として地震時管制運転をリセットする信号を出力する。20はP波センサー、21はP波センサー20の動作接点、22はS波地震計9のうちの低感知地震計、23は低感知地震計22の動作接点である。24はエレベータ制御盤8に設けられたP波信号端子である。このP波信号端子24は、P波センサー20の動作接点21に接続されるとともに、上記速報信号出力接点14の出力端子17にも信号線25を介して接続されている。26はエレベータ制御盤8に設けられた低感知地震計信号端子である。この低感知地震計信号端子26は、低感知地震計22の動作接点23に接続されるとともに、上記加速度センサー動作接点15の出力端子18にも信号線27を介して接続されている。28はエレベータ制御盤8に設けられた地震時管制リセット端子である。この地震時管制リセット端子28は、エレベータ制御盤8にP波信号端子24が装備されていない場合にのみ、上記リセット接点16の出力端子19に信号線29を介して接続されるので、図2では、信号線29を便宜上、仮想線である点線で表わしている。
緊急地震速報は、図3に示すように、震源から約80km離れた場合は、従来のP波センサーが動作するよりも早く受信できることが判る。また、P波センサーの設置が無く、震源から約40km離れた場合は、S波地震感知器が動作するよりも早く受信できることが判る。なお、図3において、P波の伝播速度は7km/秒、S波(本震)の伝播速度は3.5km/秒である。
したがって、緊急地震速報を活用すれば、より安全に、早いタイミングでエレベータを停止させることが可能になり、高層エレベータには極めて有効なものとなる。このため、図2に示すように、P波センサー20又は携帯電話端末10が受信した緊急地震速報サービス情報のどちらか早い信号をエレベータ制御盤8のP波信号端子24に受信可能な構成とすることにより、エレベータを早い時点で最寄階に停止できるようにすることは有効である。
次に、図4によりエレベータの制御装置の地震時管制運転動作について説明する。
携帯電話会社4は気象庁緊急地震通報網1から緊急地震速報を受信し、震度4以上の大きな揺れが予想される地域の携帯電話に緊急地震速報を一斉同時配信するために、震度4以上に該当する地域の基地局5より、当該地域の携帯電話に対して緊急地震速報サービス6を配信しているものとする。先ず、ステップS1で、エレベータ設置現場7の制御端末12に設けられた携帯電話端末10が基地局5から当該地域の緊急地震速報6を受信すると、エレベータの地震管制制御信号が出力され、速報信号出力接点14の出力端子17から信号線25を介してエレベータの制御盤8のP波信号端子24に入力され、P波センサー入力をONにする(ステップS2)。また、P波センサー20が動作すると、エレベータの地震管制制御信号が出力され、エレベータの制御盤8のP波信号端子24に入力され、P波センサー入力をONにする(ステップS3)。P波センサー20又は携帯電話端末10による緊急地震速報のどちらか早い信号を受信すると、エレベータは最寄階停止後、運転休止する(ステップS4)。次に、ステップS5に進み、当該地域の地震予想到達時刻より1分経過したか否かを判断する。そして、ステップS5で1分経過していれば、エレベータの地震管制制御信号の出力を停止して、エレベータの制御盤8のP波信号端子24へのP波センサー入力をOFFにして(ステップS6)、エレベータを通常運転に復帰させる(ステップS7)。
一方、ステップS1で、エレベータ設置現場7の制御端末12に設けられた携帯電話端末10が基地局5から当該地域の緊急地震速報6を受信すると、同時に制御端末12は、加速度センサー13を起動させる(ステップS8)。そして、ステップS9で実際のビルの揺れを加速度センサー13が検出し、実際のビル揺れが設定値以上であることを検出した時、加速度センサー13の動作接点15がONしてエレベータの地震時管制制御信号が出力され、加速度センサー13の動作接点15の出力端子18から信号線27を介してエレベータの制御盤8の低感知地震計信号端子26に入力され、低感知をONにして(ステップS10)、エレベータを最寄階停止後、運転休止させる(ステップS11)。
また、ステップS9で実際のビルの揺れが設定値未満であることを検出した時、ステップS12に進み、当該地域の地震予想到達時刻より3分経過したか否かを判断する。なお、低感知地震計22が動作しその動作接点23がONした場合は、ステップS11と同様に、エレベータを最寄階停止後、運転休止させることは勿論である。そして、エレベータ制御盤8にP波信号端子24の入力回路が無い場合には、ステップS12で3分経過していれば、加速度センサー13の地震時管制運転をリセットして通常運転へ復帰させるリセット接点16をONにして(ステップS13)、エレベータを通常運転に復帰させる(ステップS7)。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの制御装置の要部構成を示す接続回路図であり、地震感知器は設置されているが、P波センサーは設置されていない場合の例である。なお、図中、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付してある。
図5において、制御端末12の制御インターフェース11は、実際のビルの揺れを安価に検出できる加速度センサー13と、携帯電話端末10からの緊急地震速報サービス情報を出力する速報信号出力接点14と、加速度センサー13が実際のビルの揺れを検出した時にONする加速度センサー動作接点15とを備えている。ここでは、エレベータ制御盤8にP波信号端子24の入力回路が有るので、リセット接点回路は不要である。17は制御端末12に設けられた速報信号出力接点14の出力端子、18は制御端末12に設けられた加速度センサー動作接点15の出力端子である。携帯電話端末10からの速報信号出力は、到達予想時刻+60秒の間、速報信号出力接点14を閉じるようにしている。したがって、到達予想時刻より1分経過すると、エレベータは復旧する。22はS波地震計9のうちの低感知地震計、23は低感知地震計22の動作接点である。24はエレベータ制御盤8に設けられたP波信号端子である。このP波信号端子24は、速報信号出力接点14の出力端子17に信号線25を介して接続されている。26はエレベータ制御盤8に設けられた低感知地震計信号端子である。この低感知地震計信号端子26は、低感知地震計22の動作接点23に接続されている。なお、エレベータ制御盤8には、使用するしないにかかわらず、P波信号端子24が通常設けられているものである。
この実施の形態2では、携帯電話端末10からの緊急地震速報サービス情報を出力する速報信号出力接点14の出力端子17と、エレベータ制御盤8に通常設けられているP波信号端子24を信号線25を介して接続しているので、P波センサーが設置されていなくても、携帯電話端末10が受信した緊急地震速報サービス情報の信号をエレベータ制御盤8のP波信号端子24に入力することにより、エレベータを早い時点で最寄階に停止できるようにすることが可能となる。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3におけるエレベータの制御装置の要部構成を示す接続回路図であり、地震感知器、P波センサーが共に設置されていない場合の例である。なお、図中、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付してある。
図6において、制御端末12の制御インターフェース11は、実際のビルの揺れを安価に検出できる加速度センサー13と、携帯電話端末10からの緊急地震速報サービス情報を出力する速報信号出力接点14と、加速度センサー13が実際のビルの揺れを検出した時にONする加速度センサー動作接点15とを備えている。ここでは、実施の形態2と同様に、エレベータ制御盤8にP波信号端子24の入力回路が有るので、リセット接点回路は不要である。17は制御端末12に設けられた速報信号出力接点14の出力端子、18は制御端末12に設けられた加速度センサー動作接点15の出力端子である。携帯電話端末10からの速報信号出力は、到達予想時刻+60秒の間、速報信号出力接点14を閉じるようにしている。したがって、到達予想時刻より1分経過すると、エレベータは復旧する。24はエレベータ制御盤8に設けられたP波信号端子である。このP波信号端子24は、速報信号出力接点14の出力端子17に信号線25を介して接続されている。26はエレベータ制御盤8に設けられた低感知地震計信号端子である。この低感知地震計信号端子26は、加速度センサー動作接点15の出力端子18に信号線27を介して接続されている。なお、エレベータ制御盤8には、使用するしないにかかわらず、P波信号端子24、低感知地震計信号端子26が通常設けられているものである。
この実施の形態3では、携帯電話端末10からの緊急地震速報サービス情報を出力する速報信号出力接点14の出力端子17と、エレベータ制御盤8に通常設けられているP波信号端子24を信号線25を介して接続するとともに、加速度センサー動作接点15の出力端子18と、エレベータ制御盤8に通常設けられている低感知地震計信号端子26を信号線27を介して接続しているので、地震感知器、P波センサーが共に設置されていなくても、携帯電話端末10が受信した緊急地震速報サービス情報の信号をエレベータ制御盤8のP波信号端子24に入力し、かつ加速度センサー13が実際のビルの揺れを検出した時にその信号をエレベータ制御盤8の低感知地震計信号端子26に入力するので、エレベータを早い時点で最寄階に停止できるようにすることが可能となる。
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4におけるエレベータの制御装置の要部構成を示す接続回路図であり、地震感知器、P波センサーを共に設置しなくても良い例を示しており、エレベータ制御盤にP波信号の入力回路が無い場合である。なお、図中、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付してある。
図7において、制御端末12の制御インターフェース11は、実際のビルの揺れを安価に検出できる加速度センサー13と、携帯電話端末10からの緊急地震速報サービス情報を出力する速報信号出力接点14と、加速度センサー13が実際のビルの揺れを感知しなければ、地震時管制運転をリセットして通常運転へ復帰させるためのリセット接点16とを備えている。17は制御端末12に設けられた速報信号出力接点14の出力端子、19は制御端末12に設けられたリセット接点16の出力端子である。携帯電話端末10からの速報信号出力は、到達予想時刻+60秒の間、速報信号出力接点14を閉じるようにしている。したがって、到達予想時刻より1分経過すると、エレベータは復旧する。26はエレベータ制御盤8に設けられた低感知地震計信号端子である。この低感知地震計信号端子26は、速報信号出力接点14の出力端子17に信号線25を介して接続されている。28はエレベータ制御盤8に設けられた地震時管制リセット端子である。この地震時管制リセット端子28は、上記リセット接点16の出力端子19に信号線29を介して接続されている。なお、エレベータ制御盤8には、使用するしないにかかわらず、低感知地震計信号端子26が通常設けられているが、地震時管制リセット端子28は、通常設けられていないので、別途に設置する必要がある。
この実施の形態4では、携帯電話端末10からの緊急地震速報サービス情報を出力する速報信号出力接点14の出力端子17と、エレベータ制御盤8に通常設けられている低感知地震計信号端子26を信号線25を介して接続するとともに、加速度センサー13のリセット接点16の出力端子19と、エレベータ制御盤8に設けられた地震時管制リセット端子28を信号線29を介して接続しているので、地震感知器、P波センサーが共に設置されていなくても、携帯電話端末10が受信した緊急地震速報サービス情報の信号をエレベータ制御盤8の低感知地震計信号端子26に入力し、かつ加速度センサー13が実際のビルの揺れを感知しなければ、地震時管制運転をリセットして通常運転へ復帰させるためのリセット接点16の信号をエレベータ制御盤8の地震時管制リセット端子28に入力するので、エレベータを早い時点で最寄階に停止させ、その後実際のビルの揺れを感知しなければ、エレベータ制御盤に送信して運転休止したエレベータをリセットして復旧することが可能となる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置の全体構成を示すシステム構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置の要部構成を示す接続回路図である。 緊急地震速報の時間的効果を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置の地震時管制運転動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態2におけるエレベータの制御装置の要部構成を示す接続回路図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータの制御装置の要部構成を示す接続回路図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータの制御装置の要部構成を示す接続回路図である。
符号の説明
1 気象庁緊急地震通報網
2 地震計
3 気象庁
4 携帯電話会社
5 基地局
6 携帯電話会社による緊急地震速報
7 エレベータ設置現場
8 エレベータ制御盤
9 地震計
10 携帯電話端末
11 制御インターフェース
12 制御端末
13 加速度センサー
14 速報信号出力接点
15 加速度センサー動作接点
16 リセット接点
17〜19 出力端子
20 P波センサー
21 動作接点
22 低感知地震計
23 動作接点
24 P波信号端子
25、27、29 信号線
26 低感知地震計信号端子
28 地震時管制リセット端子

Claims (6)

  1. エレベータ設置現場のビルに設けられ、地震の大きな揺れが予想される地域の基地局から当該地域の携帯電話に対して配信される緊急地震速報を受信する携帯電話端末と、
    P波信号端子及び低感知地震計信号端子を有するエレベータ制御盤と、
    前記携帯電話端末が接続可能に構成された制御インターフェースを有する制御端末と、
    前記制御端末に設けられ、実際のビルの揺れを検出する加速度センサーと
    前記制御端末に設けられ、前記携帯電話端末が受信した緊急地震速報の信号出力を当該地域の地震予想到達時刻+第1の所定時間の間、出力する速報信号出力接点及びその出力端子と、
    前記制御端末に設けられ、前記加速度センサーが実際の揺れを検出した時に出力する加速度センサー動作接点及びその出力端子とを備え、
    前記携帯電話端末が当該地域の前記緊急地震速報を受信したとき、前記携帯電話端末からの緊急地震速報信号出力を前記エレベータ制御盤のP波信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、当該地域の地震予想到達時刻より第1の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させ、また前記加速度センサーが実際のビルの揺れを検出してそれが設定値以上であった時、前記加速度センサーの出力を前記エレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、前記加速度センサーが検出した実際のビルの揺れが設定値未満であった時、当該地域の地震予想到達時刻より第2の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させることを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. エレベータ設置現場のビルに設けられ、地震の大きな揺れが予想される地域の基地局から当該地域の携帯電話に対して配信される緊急地震速報を受信する携帯電話端末と、
    P波信号端子及び低感知地震計信号端子を有するエレベータ制御盤と、
    前記エレベータ制御盤のP波信号端子に接続されるP波センサーと、
    前記エレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に接続される低感知地震計と、
    前記携帯電話端末が接続可能に構成された制御インターフェースを有する制御端末と、
    前記制御端末に設けられ、実際のビルの揺れを検出すると動作し、地震時管制運転の運転休止状態を継続させる加速度センサーと
    前記制御端末に設けられ、前記携帯電話端末が受信した緊急地震速報の信号出力を当該地域の地震予想到達時刻+第1の所定時間の間、出力する速報信号出力接点及びその出力端子と、
    前記制御端末に設けられ、前記加速度センサーが実際の揺れを検出した時に出力する加速度センサー動作接点及びその出力端子とを備え、
    前記携帯電話端末が当該地域の前記緊急地震速報を受信したとき、前記携帯電話端末からの緊急地震速報信号出力及び前記P波センサーの出力のどちらか早い信号出力を前記エレベータ制御盤のP波信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、当該地域の地震予想到達時刻より第1の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させ、また前記加速度センサーが実際のビルの揺れを検出してそれが設定値以上であった時、前記加速度センサーの出力を前記エレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に入力するか、前記低感知地震計が揺れを検出した時、前記エレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に入力してエレベータを最寄階停止後、運転休止し、前記加速度センサーが検出した実際のビルの揺れが設定値未満であった時、当該地域の地震予想到達時刻より第2の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させることを特徴とするエレベータの制御装置。
  3. エレベータ設置現場のビルに設けられ、地震の大きな揺れが予想される地域の基地局から当該地域の携帯電話に対して配信される緊急地震速報を受信する携帯電話端末と、
    低感知地震計信号端子及び地震時管制リセット端子を有するエレベータ制御盤と、
    前記携帯電話端末が接続可能に構成された制御インターフェースを有する制御端末と、
    前記制御端末に設けられ、実際のビルの揺れを感知しなければ地震時管制運転をリセットする加速度センサーと
    前記制御端末に設けられ、前記携帯電話端末が受信した緊急地震速報の信号出力を当該地域の地震予想到達時刻+第1の所定時間の間、出力する速報信号出力接点及びその出力端子と、
    前記制御端末に設けられ、前記加速度センサーが実際の揺れを感知しなければ、地震時管制運転をリセットして通常運転に復帰させるためのリセット接点及びその出力端子とを備え、
    前記携帯電話端末が当該地域の前記緊急地震速報を受信したとき、前記携帯電話端末からの緊急地震速報信号出力を前記エレベータ制御盤の低感知信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、当該地域の地震予想到達時刻より第1の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させ、更に前記加速度センサーが実際のビルの揺れを感知しなければ、前記加速度センサーからのリセット信号を前記エレベータ制御盤の地震時管制リセット端子に出力し、エレベータを通常運転に復帰させることを特徴とするエレベータの制御装置。
  4. P波信号端子及び低感知地震計信号端子を有するエレベータ制御盤を備えている既設エレベータの制御装置の改修方法であって、
    エレベータ設置現場のビルに設けられ、地震の大きな揺れが予想される地域の基地局から当該地域の携帯電話に対して配信される緊急地震速報を受信する携帯電話端末と、前記携帯電話端末が接続可能に構成された制御インターフェースを有する制御端末と、前記制御端末に設けられ、実際のビルの揺れを検出する加速度センサーと、前記制御端末に設けられ、前記携帯電話端末が受信した緊急地震速報の信号出力を当該地域の地震予想到達時刻+第1の所定時間の間、出力する速報信号出力接点及びその出力端子と、前記制御端末に設けられ、前記加速度センサーが実際の揺れを検出した時に出力する加速度センサー動作接点及びその出力端子とを付加することにより、前記携帯電話端末が当該地域の前記緊急地震速報を受信したとき、前記携帯電話端末からの緊急地震速報信号出力を前記エレベータ制御盤のP波信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、当該地域の地震予想到達時刻より第1の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させ、また前記加速度センサーが実際のビルの揺れを検出してそれが設定値以上であった時、前記加速度センサーの出力を前記エレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、前記加速度センサーが検出した実際のビルの揺れが設定値未満であった時、当該地域の地震予想到達時刻より第2の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させるようにしたことを特徴とするエレベータの制御装置の改修方法。
  5. P波信号端子及び低感知地震計信号端子を有するエレベータ制御盤と、前記エレベータ制御盤のP波信号端子に接続されるP波センサーと、前記エレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に接続される低感知地震計とを備えている既設エレベータの制御装置の改修方法であって、
    エレベータ設置現場のビルに設けられ、地震の大きな揺れが予想される地域の基地局から当該地域の携帯電話に対して配信される緊急地震速報を受信する携帯電話端末と、前記携帯電話端末が接続可能に構成された制御インターフェースを有する制御端末と、前記制御端末に設けられ、実際のビルの揺れを検出すると動作し、地震時管制運転の運転休止状態を継続させる加速度センサーと、前記制御端末に設けられ、前記携帯電話端末が受信した緊急地震速報の信号出力を当該地域の地震予想到達時刻+第1の所定時間の間、出力する速報信号出力接点及びその出力端子と、前記制御端末に設けられ、前記加速度センサーが実際の揺れを検出した時に出力する加速度センサー動作接点及びその出力端子とを付加することにより、前記携帯電話端末が当該地域の前記緊急地震速報を受信したとき、前記携帯電話端末からの緊急地震速報信号出力及び前記P波センサーの出力のどちらか早い信号出力を前記エレベータ制御盤のP波信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、当該地域の地震予想到達時刻より第1の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させ、また前記加速度センサーが実際のビルの揺れを検出してそれが設定値以上であった時、前記加速度センサーの出力を前記エレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に入力するか、前記低感知地震計が揺れを検出した時、前記エレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に入力してエレベータを最寄階停止後、運転休止し、前記加速度センサーが検出した実際のビルの揺れが設定値未満であった時、当該地域の地震予想到達時刻より第2の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させるようにしたことを特徴とするエレベータの制御装置の改修方法。
  6. 低感知地震計信号端子を有するエレベータ制御盤を備えている既設エレベータの制御装置の改修方法であって、
    エレベータ設置現場のビルに設けられ、地震の大きな揺れが予想される地域の基地局から当該地域の携帯電話に対して配信される緊急地震速報を受信する携帯電話端末と、前記携帯電話端末が接続可能に構成された制御インターフェースを有する制御端末と、前記制御端末に設けられ、実際のビルの揺れを感知しなければ地震時管制運転をリセットする加速度センサーと、前記制御端末に設けられ、前記携帯電話端末が受信した緊急地震速報の信号出力を当該地域の地震予想到達時刻+第1の所定時間の間、出力する速報信号出力接点及びその出力端子と、前記制御端末に設けられ、前記加速度センサーが実際の揺れを感知しなければ、地震時管制運転をリセットして通常運転に復帰させるためのリセット接点及びその出力端子とを付加することにより、前記携帯電話端末が当該地域の前記緊急地震速報を受信したとき、前記携帯電話端末からの緊急地震速報信号出力を前記エレベータ制御盤の低感知地震計信号端子に入力し、エレベータを最寄階停止後、運転休止し、当該地域の地震予想到達時刻より第1の所定時間が経過していれば、エレベータを通常運転に復帰させ、更に前記加速度センサーが実際のビルの揺れを感知しなければ、前記加速度センサーからのリセット信号を前記エレベータ制御盤の地震時管制リセット端子に出力し、エレベータを通常運転に復帰させるようにしたことを特徴とするエレベータの制御装置の改修方法。
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