JP5114994B2 - 自動収集システム、通信端末、サーバー、自動収集方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
この従来技術では、返信メールに記載されているURLをクリックすると携帯電話機はアンケートサイトに接続され、携帯電話機によってアンケートの回答を入力すると、回答内容はアンケートサイトへ送信される。WWWサーバは、アンケート入力画面を携帯電話機へ供給するとともに、アンケート回答内容をアンケートデータベースに格納する。WWWサーバは、飲食代金無料や割引等の特典付与の抽選を行って抽選結果のメールを携帯電話機宛てに送信する。
この従来技術では、通信制御部を介してメールや通話の送信や受信等の通信が行われると、CPUは、その通信状況を確認して通信記録部に通信記録情報を記憶する。この通信記録情報は、通話記録と着信履歴、発信履歴、メール送信履歴、メール受信履歴及び相手先電話帳情報等である。
この従来技術では、受信機動作判断部は、現在時刻が視聴履歴取得対象期間内の時刻であると判別したときには、視聴履歴情報受け渡しメモリに記憶されている視聴履歴の情報を、視聴履歴情報送信部を通じて、視聴履歴収集用コンテンツのBML(Broadcast Markup Language)ページに記述されているURIにより指定される通信サーバに宛てて送出させるようにする
図1に示すように、本発明の自動収集システムは、携帯端末10と、サーバー20を備える。
(1)ステップS101
携帯端末10のユーザーは情報を提供しても良いという項目を事前に選択し、設定しておく。事前の設定で収集を許可した項目に対して自動的に情報が収集されるようになる。例えば、図3に示すように、携帯端末10の表示画面に、収集項目を選択可能に表示する。ここでは、ウェブ(Web)に関する「アクセス時間」と「アクセス先」が表示され、「アクセス時間」が選択されている。この場合、操作履歴情報のうち「アクセス時間」に関する情報を自動的に収集し、「アクセス先」に関する情報は収集しない。このように、ユーザーにより収集する項目を設定可とするのは、個人情報保護対策である。
(2)ステップS102
携帯端末10のユーザーは普通に携帯端末10を使用する。携帯端末10は、事前の設定で収集を許可された項目に対して自動的に情報を収集する。例えば、図4に示すように、8:00にメール利用した場合、収集データにメール利用に関するデータが追加される。ここでは、アクセス時間である「8:00」が記録される。12:30にWeb利用した場合、収集データにWeb利用に関するデータが追加される。ここでは、アクセス時間である「12:30」が記録される。19:00に地デジ(地上デジタル放送)利用した場合、収集データに地デジ利用に関するデータが追加される。ここでは、アクセス時間である「19:00」が記録される。
(3)ステップS103
携帯端末10は、収集情報を送信する時刻になったらアラームや画面表示などでユーザーに知らせる。例えば、図5に示すように、自動送信時刻になったらユーザーにアラームとうで知らせる。このとき、表示画面に送信予定の情報を表示し、送信情報を事前に確認できるようにする。送信予定の情報は、事前に設定され、自動的に収集された操作履歴情報である。ユーザーが送信予定の情報を確認し、送信を承諾した場合に、送信予定の情報は送信される。このように、サーバー側に送信する前にユーザー側で送信情報の内容を確認できるようにするのは、個人情報保護対策である。
(4)ステップS104
ユーザーは収集された情報を確認し、問題がなければ事業者のサーバー20に送信する。なお、操作履歴情報のみ送信する独自の動作を行うのはユーザーの負担になる場合があるため、他のデータを送信する際に、操作履歴情報を同時に送信するようにしても良い。例えば、Webサイトの閲覧や電子メールの送信、その他のネットワーク接続の際に、同時に、又は連続して、操作履歴情報をサーバー20に送信する。これにより、ユーザーが特に意識することなく、操作履歴情報を送信することが可能になる。
(5)ステップS105
データを収集した事業者はデータを加工し、データを必要とする他の事業者に提供する。すなわち、サーバー20に集められた操作履歴情報を加工、編集し、有用な情報を抽出する。例えば、図6に示すように、サーバー20に集められた操作履歴情報から、様々なデータを作成し、各々のデータを所望する顧客に提供する。このとき、顧客に合わせてデータを作成するようにしても良い。ここでは、データAをA社に提供し、データBをB社に提供し、データCをC社に提供している。
送信情報は、携帯端末10からサーバー20に送信される情報である。すなわち、送信履歴情報を示す。この送信情報は、送信前に、送信予定の情報として携帯端末10に表示されるようにしても良い。この場合、この送信情報のうちから、実際に送信する項目を選択する。
「アクセス先(URL)」は、インターネット接続の対象(相手)を示す情報である。
操作が行われた場合に限らず、操作に失敗した場合の履歴を収集することも有用である。本実施形態では、操作ミスの履歴情報を収集する。すなわち、取り消し操作の履歴情報を収集する。取り消し操作とは、その前に行った操作の取り消しや訂正を行うことである。例えば、どのアプリケーションにおいて取り消し操作が多発しているか、どの時間帯/場所/状況で多発しているか等の情報を収集し、その因果関係を分析する。ユーザーの年齢や性別、通信相手との因果関係を分析しても良い。また、この取り消し操作の履歴情報と、先に説明した環境に関する情報を組み合わせて、因果関係を分析することも考えられる。操作ミス発生要因の分析により、使いやすい装置やサービスの提供に繋げる。
本実施形態では、操作履歴情報に基づき、連続した操作における操作間隔や、操作に要する時間について注目する。また、どのようなアプリケーションが連続して操作されるかについても調べる。例えば、あるアプリケーションが操作された後、次にどのようなアプリケーションが最も良く操作されるのかを調査する。また、個々の操作にどれだけの時間を要しているか、前の操作終了から次の操作開始までどれだけの時間を要しているかについても調査する。これらの情報と他の情報を組み合わせて、短時間での操作を可能にする要因について調査する。
特定のアプリケーション中の操作に関する操作履歴に注目し、その操作履歴のみを収集することが考えられる。例えば、特定のWebサイトやゲーム等における操作のみ操作履歴を収集し、どのような操作が頻繁に行われているかを調べることで、Webデザインの改良、ユーザーが使いやすいインターフェース(interface)の開発、更なるサービスの提供等に役立てることができる。この場合、特定のアプリケーションの利用を開始した時点から操作履歴情報の収集を開始し、アプリケーション終了と同時に操作履歴情報の収集も終了する。すなわち、特定のWebサイトにアクセスしている間や、特定のゲームを起動している間のみ操作履歴情報を収集する。
本実施形態では、ユーザー同士の操作履歴を照合し、ユーザー同士の関係を判定する。例えば、通信の操作を行った際に互いに通信相手であったり、近隣で同一アプリケーションの操作を行っている場合は互いに関係のある者(友人同士等)であると推測できる。
本実施形態では、ユーザー同士の操作履歴情報を照合し、類似した操作履歴情報のユーザー達をグループ化し、集団としての操作履歴情報を分析する。類似した操作履歴情報を持つユーザー達の人数を把握したり、類似した操作を行った要因を分析したりすることが考えられる。また、ユーザー自身の操作履歴情報や、類似した操作履歴情報を持つユーザー達の操作履歴情報から、その集団に属するユーザーの次の操作の予測が容易になる。
操作履歴情報の提供を促進するため、見返りや対価としてサービスや商品を提供することが考えられる。例えば、操作履歴情報に基づいて行動分析や占いを行う。或いは、操作履歴情報を参照して特定の操作を行ったユーザーを対象にしたくじや抽選を行い、粗品、景品、記念品等を提供する。ここでは、連続して所定の操作を行ったユーザーや、所定の時間に所定の操作を行ったユーザーを当選とする。くじや抽選としたのは、全てのユーザーに商品を提供するのは費用的な負担が大きいと考えられるためであり、また、ユーザーに娯楽を提供するという目的もある。
本実施形態では、事業者又はサーバー20に対して操作履歴情報の加工データの需要者(顧客)から問い合わせがあったときに、必要な情報を抽出するようにする。すなわち、需要者が自分で所望する情報を操作履歴情報から抽出できるようにする。需要者の所望する操作履歴のみを収集し、不要な操作履歴は収集しない。例えば、サーバー20が、事前に需要者から収集を所望する操作履歴情報に関する要求情報を取得し、携帯端末10に、この要求情報に応じた操作履歴情報の提供を要求する。或いは、サーバー20が、無作為に収集された操作履歴情報の中から、この要求情報に応じた情報を抽出する。
実際には、同一ユーザーが複数の端末を操作する場合が考えられる。本実施形態では、複数の端末における操作履歴情報を、同一ユーザーの操作履歴情報として統合する。例えば、個々のユーザーを識別するためのユーザーID(識別情報)を設定し、操作履歴情報にユーザーIDを追加し、ユーザーIDで同一ユーザーを識別する。また、端末を識別するために、電話番号、メールアドレス、携帯端末の識別情報等の個別IDを操作履歴情報に追加することも考えられる。
携帯端末10は、操作部11と、処理部12と、表示部13と、通信部14を備える。
サーバー20は、データ収集部21と、データ加工部22と、履歴情報照合部23と、データ選択設定部24と、ユーザー情報識別部25と、データ提供部26を備える。
11… 操作部
12… 処理部
121… 事前設定部
122… 操作履歴収集部
123… 操作ミス履歴収集部
124… 時間情報収集部
125… 位置情報収集部
126… 環境情報収集部
127… ユーザー識別情報管理部
13… 表示部
14… 通信部
20… サーバー
21… データ収集部
22… データ加工部
23… 履歴情報照合部
24… データ選択設定部
25… ユーザー情報識別部
26… データ提供部
Claims (18)
- アンケートで得られる情報に相当するユーザー情報を収集するための自動収集システムであって、
ユーザーにより情報の提供を許諾する旨の設定がされている場合、前記ユーザーの操作が行われる毎に操作履歴情報を含む情報を自動的に収集し、前記収集された情報を送信する時刻になった場合、前記ユーザーに対して前記収集された情報を通知し、前記ユーザーから送信許可を受けた場合、前記ユーザーに関するユーザー情報と前記収集された情報とを送出する通信端末と、
前記通信端末から前記ユーザー情報及び前記収集された情報を受信し、前記受信した情報を基に加工・編集し、有用な情報を抽出し、事業者毎の加工データを作成するデータ収集事業者サーバーと、
前記データ収集事業者サーバーから前記加工データを受信して格納するデータ利用事業者サーバーと
を含み
前記通信端末は、自身の操作が行われた際、観測/録音/撮影に関する機能を自動的に起動し、自身の周囲の状況に関する情報を自動的に収集し、当該操作又は前後の操作の内容を分析し、自身の周囲の状況に関する情報を事件/事故/イベントに分類し、分類内容を当該操作と関連付けて前記操作履歴情報に記録する
自動収集システム。 - 請求項1に記載の自動収集システムであって、
前記通信端末は、前記操作履歴情報に位置情報及び時間情報を組み合わせて前記データ収集事業者サーバーに送信する手段を含み、
前記データ収集事業者サーバーは、前記通信端末の位置情報及び時間情報を基に、移動速度及び地図上の路線情報を参照し、前記通信端末が移動体の中で操作されたことを把握する手段を含む
自動収集システム。 - 請求項2に記載の自動収集システムであって、
前記データ収集事業者サーバーは、前記通信端末の位置情報及び時間情報を基に、前記通信端末の操作が行われた場所及び時間帯の気象情報を参照して、前記通信端末の操作が行われた場所及び時間帯の天候/気温/季節と、前記通信端末の操作履歴との因果関係を分析する手段
を更に含む
自動収集システム。 - 請求項3に記載の自動収集システムであって、
前記データ収集事業者サーバーは、前記通信端末の位置情報及び時間情報を基に、前記通信端末の操作が行われた場所及び時間帯に関するニュース情報を参照して、前記通信端末の操作が行われた場所及び時間帯に前記通信端末の近くで発生した事件/事故/イベントと、前記通信端末の操作履歴との因果関係を分析する手段
を更に含む
自動収集システム。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の自動収集システムであって、
前記データ収集事業者サーバーは、前記操作履歴情報のうち、前記通信端末の取り消し操作の履歴情報を基に、アプリケーション/時間帯/場所/状況/年齢/性別/通信相手と、前記通信端末の取り消し操作の履歴との因果関係を分析する手段
を更に含む
自動収集システム。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の自動収集システムであって、
前記データ収集事業者サーバーは、前記通信端末から、前記操作履歴情報として、特定のWebサイトにアクセスしている間の操作履歴情報、及び特定のアプリケーションを起動している間の操作履歴情報を収集し、頻繁に行われている操作を調査する手段
を更に含む
自動収集システム。 - 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の自動収集システムであって、
前記データ収集事業者サーバーは、複数の通信端末の操作履歴情報を照合し、アプリケーション/時間帯/場所/通信相手に関する情報を基に、前記複数の通信端末の各々のユーザー同士の関係を判定する手段
を更に含む
自動収集システム。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の自動収集システムで使用される通信端末。
- 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の自動収集システムで、データ収集事業者サーバーとして使用されるサーバー。
- アンケートで得られる情報に相当するユーザー情報を収集するための自動収集方法であって、
通信端末が、ユーザーにより情報の提供を許諾する旨の設定がされている場合、前記ユーザーの操作が行われる毎に操作履歴情報を含む情報を自動的に収集するステップと、
前記通信端末が、自身の操作が行われた際、観測/録音/撮影に関する機能を自動的に起動し、自身の周囲の状況に関する情報を自動的に収集し、当該操作又は前後の操作の内容を分析し、自身の周囲の状況に関する情報を事件/事故/イベントに分類し、分類内容を当該操作と関連付けて前記操作履歴情報に記録するステップと、
前記通信端末が、前記収集された情報を送信する時刻になった場合、前記ユーザーに対して前記収集された情報を通知し、前記ユーザーから送信許可を受けた場合、前記ユーザーに関するユーザー情報と前記収集された情報とを送出するステップと、
データ収集事業者サーバーが、前記通信端末から前記ユーザー情報及び前記収集された情報を受信し、前記受信した情報を基に加工・編集し、有用な情報を抽出し、事業者毎の加工データを作成するステップと、
データ利用事業者サーバーが、前記データ収集事業者サーバーから前記加工データを受信して格納するステップと
を含む
自動収集方法。 - 請求項10に記載の自動収集方法であって、
前記通信端末が、前記操作履歴情報に位置情報及び時間情報を組み合わせて前記データ収集事業者サーバーに送信するステップと、
前記データ収集事業者サーバーが、前記通信端末の位置情報及び時間情報を基に、移動速度及び地図上の路線情報を参照し、前記通信端末が移動体の中で操作されたことを把握するステップと
を更に含む
自動収集方法。 - 請求項11に記載の自動収集方法であって、
前記データ収集事業者サーバーが、前記通信端末の位置情報及び時間情報を基に、前記通信端末の操作が行われた場所及び時間帯の気象情報を参照して、前記通信端末の操作が行われた場所及び時間帯の天候/気温/季節と、前記通信端末の操作履歴との因果関係を分析するステップ
を更に含む
自動収集方法。 - 請求項12に記載の自動収集方法であって、
前記データ収集事業者サーバーが、前記通信端末の位置情報及び時間情報を基に、前記通信端末の操作が行われた場所及び時間帯に関するニュース情報を参照して、前記通信端末の操作が行われた場所及び時間帯に前記通信端末の近くで発生した事件/事故/イベントと、前記通信端末の操作履歴との因果関係を分析するステップ
を更に含む
自動収集方法。 - 請求項10乃至15のいずれか一項に記載の自動収集方法であって、
前記データ収集事業者サーバーが、前記操作履歴情報のうち、前記通信端末の取り消し操作の履歴情報を基に、アプリケーション/時間帯/場所/状況/年齢/性別/通信相手と、前記通信端末の取り消し操作の履歴との因果関係を分析するステップ
を更に含む
自動収集方法。 - 請求項10乃至14のいずれか一項に記載の自動収集方法であって、
前記データ収集事業者サーバーが、前記通信端末から、前記操作履歴情報として、特定のWebサイトにアクセスしている間の操作履歴情報、及び特定のアプリケーションを起動している間の操作履歴情報を収集し、頻繁に行われている操作を調査するステップ
を更に含む
自動収集方法。 - 請求項10乃至15のいずれか一項に記載の自動収集方法であって、
前記データ収集事業者サーバーが、複数の通信端末の操作履歴情報を照合し、アプリケーション/時間帯/場所/通信相手に関する情報を基に、前記複数の通信端末の各々のユーザー同士の関係を判定するステップ
を更に含む
自動収集方法。 - 請求項10乃至16のいずれか一項に記載の自動収集方法における処理を、通信端末に実行させるためのプログラム。
- 請求項10乃至17のいずれか一項に記載の自動収集方法における処理を、データ収集事業者サーバーとして使用されるサーバーに実行させるためのプログラム。
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