JP5116824B2 - 履歴保護装置及び履歴保護方法 - Google Patents

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Description

本発明は、履歴保護装置及び履歴保護方法に関する。
携帯電話機等の通信装置の動作の履歴をサーバ装置が取得し、取得した履歴に応じたサービスを提供する技術が知られている。提供されるサービスとしては、例えば、通信装置で実行されたアプリケーションを履歴から特定し、使用者の嗜好に応じたアプリケーションやコンテンツを紹介する情報を当該通信装置に送信するサービスが考えられる。あるいは、通信装置の通信状態を履歴から特定し、当該通信装置が通信不能であることを他の使用者に通知するサービスが考えられる。
通信装置の履歴の利用に関して、特許文献1には、履歴を取得する条件の設定や、履歴の取得に関連する通信装置の動作の設定を通信装置の使用者が変更するための技術が記載されている。
特表2009−525703号公報
ところで、通信装置の動作の履歴は、使用者のプライバシーに関わる情報でもあるため、履歴が漏洩すると、使用者が不利益を被るおそれがある。
本発明は、通信装置の動作の履歴が使用者の意に反して記録又は出力されることを防ぐことを目的とする。
請求項1に係る履歴保護装置は、通信装置の動作の履歴と、当該通信装置の使用者を識別するための使用者識別子とを対応付けて記録する記録手段と、前記履歴の種別を特定するための種別特定情報を含む送信要求を受信する受信手段と、前記種別特定情報と前記通信装置に装着された記憶媒体から取得した使用者識別子とによって特定される履歴を前記記録手段が記録した履歴から抽出し、抽出した履歴を前記送信要求の送信元に送信する送信手段と、前記履歴の種別毎に、最後に前記送信要求を受信してから予め定められた期間が経過したか否かを判定し、当該期間が経過した種別の履歴の記録を停止するように前記記録手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
請求項2に係る履歴保護装置は、請求項1に記載の履歴保護装置において、前記制御手段は、前記受信手段が前記送信要求を受信不能な場合に、前記期間が経過した種別の履歴の記録を停止しないように前記記録手段を制御することを特徴とする。
請求項3に係る履歴保護装置は、請求項1に記載の履歴保護装置において、前記種別特定情報は、前記履歴を利用して提供されるサービスを識別するためのサービス識別子を含み、前記制御手段は、予め記憶した前記サービス識別子と前記種別との対応関係に基づいて前記種別特定情報に対応する履歴の種別を特定し、特定された種別の履歴が前記種別特定情報に含まれるサービス識別子以外のサービス識別子に対応付けられている場合には、当該種別の履歴の記録を停止しないように前記記録手段を制御することを特徴とする。
請求項4に係る履歴保護装置は、請求項1に記載の履歴保護装置において、前記種別特定情報は、前記履歴を利用して提供されるサービスを識別するためのサービス識別子と前記履歴の種別を表す情報とを含み、前記制御手段は、予め記憶した前記サービス識別子と前記種別との対応関係を参照し、前記種別特定情報で特定される種別の履歴が前記種別特定情報に含まれるサービス識別子以外のサービス識別子に対応付けられている場合には、当該種別の履歴の記録を停止しないように前記記録手段を制御することを特徴とする。
請求項5に係る履歴保護装置は、請求項1に記載の履歴保護装置において、前記通信装置に装着された記憶媒体から取得した使用者識別子を記憶する記憶手段を有し、前記制御手段は、前記通信装置に電源が投入された時点で前記記憶媒体から取得した使用者識別情報が前記記憶手段に記憶されている使用者識別情報と異なる場合に、履歴の記録を停止するように前記記録手段を制御することを特徴とする。
請求項6に係る履歴保護装置は、請求項1に記載の履歴保護装置において、前記制御手段は、前記記録手段による履歴の記録を停止させる場合に、停止させる履歴の種別に対応し、且つ、前記通信装置に装着された記憶媒体から取得した使用者識別子に対応する履歴を削除するように前記記録手段を制御することを特徴とする。
請求項7に係る履歴保護装置は、請求項1に記載の履歴保護装置において、前記制御手段は、前記端末装置に対して特定の操作が行われた場合に、履歴の記録を停止するように前記記録手段を制御することを特徴とする。
請求項8に係る履歴保護装置は、請求項7に記載の履歴保護装置において、前記制御手段は、前記特定の操作が行われた後、前記受信手段が開始要求を受信した場合に、履歴の記録を開始するように前記記録手段を制御することを特徴とする。
請求項9に係る履歴保護装置は、請求項1に記載の履歴保護装置において、前記送信要求は、履歴の期間を特定するための期間情報を含み、前記送信手段は、前記期間情報によって特定される期間に対応する履歴を送信することを特徴とする。
請求項10に係る履歴保護装置は、請求項1に記載の履歴保護装置において、前記制御手段は、前記受信手段が受信した送信要求で特定される種別の履歴の記録が開始されていない場合に、当該種別の履歴の記録を開始するように前記記録手段を制御することを特徴とする。
請求項11に係る履歴保護装置は、請求項1に記載の履歴保護装置において、前記制御手段は、前記通信装置に装着された記憶媒体から取得した使用者識別子に対応する履歴を出力することを特徴とする。
請求項12に係る履歴保護装置は、請求項1に記載の履歴保護装置において、前記通信装置は、当該通信装置の動作の履歴を利用するアプリケーションを備え、前記制御部は、前記アプリケーションが前記通信装置から削除された場合に、予め記憶した当該アプリケーションと履歴の種別との対応関係に基づいて当該アプリケーションに対応する履歴の種別を特定し、特定した種別の履歴を削除するように前記記録手段を制御することを特徴とする。
請求項13に係る履歴保護方法は、通信装置の動作の履歴と、当該通信装置の使用者を識別するための使用者識別子とを対応付けて記憶部に記録させる第1ステップと、前記履歴の種別を特定するための種別特定情報を含む送信要求を通信部が受信する第2ステップと、前記種別特定情報と前記通信装置に装着された記憶媒体から取得した使用者識別子とによって特定される履歴を前記記憶部から抽出し、抽出した履歴を前記通信部が前記送信要求の送信元に送信する第3ステップと、制御部が、前記履歴の種別毎に、最後に前記送信要求を受信してから予め定められた期間が経過したか否かを判定し、当該期間が経過した種別の履歴の前記記憶部への記録を停止させる第4ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、通信装置の動作の履歴が使用者の意に反して記録又は出力されることを防ぐことができる。
実施形態の構成の全体を示す図である。 通信装置100の構成を示す図である。 通信装置100の外観を示す図である。 履歴データベース130を示す図である。 記録状態テーブル131を示す図である。 履歴種別テーブル132を示す図である。 サーバ装置500のハードウェア構成を示す図である。 許諾内容テーブル510を示す図である。 実施形態の基本的な動作を示す図である。 ステップA03における動作を詳細に示す図である。 ステップA10における動作を詳細に示す図である。 タイムアウト処理を示す図である。
(1)実施形態
本発明の実施形態について説明する。
(1.1)構成
図1は、本実施形態の構成の全体を示す図である。本実施形態の主な構成要素は、通信装置100、移動通信網200、通信網400及びサーバ装置500である。
通信装置100は、例えばIMT-2000(International Mobile Telecommunication 2000)方式の通信規格に従って通信を行う携帯電話機である。実際には、図示した以外にも多数の通信装置が存在するが、図示は省略した。
移動通信網200は、基地局210及び交換機220を有し、通信装置100による通話及びパケット通信を実現する。実際には、図示した以外に多数の基地局210と交換機220が設けられているが、図示は省略した。
基地局210は、基地局210自身が属する位置登録エリアを一意に識別するためのエリア識別情報を常時発信している。通信装置100は、受信したエリア識別情報が以前に受信したエリア識別情報と異なる場合に、基地局210に対して位置登録を要求する。すると、当該位置登録エリアを表すエリア識別情報が、当該通信装置100の電話番号と対応付けられて交換機220に登録される。或る電話番号宛ての着信があった場合には、交換機220は、当該電話番号に対応する位置登録エリアに属するすべての基地局210に当該電話番号宛ての着信通知を送信し、これらの基地局210が一斉に当該電話番号宛ての着信通知を送信する。
通信網400は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)やHTTP(HyperText Transfer Protocol)等の通信プロトコルに従って通信を行うための通信網である。ゲートウェイサーバ300は、移動通信網200と通信網400との間の通信プロトコルの変換を行う。
図2(a)は、通信装置100のハードウェア構成を示す図である。通信装置100は、制御部101、記憶部102、パケット通信部103、通話部104、マイクロフォン105、スピーカ106、操作部107、表示部108、アンテナ109、IC(Integrated Circuit)カード端子110及び履歴保護装置120を備える。
図3は、通信装置100の外観を示す図である。通信装置100は、2つの筐体151、152をヒンジ153で連結した構造となっており、ヒンジ153を回転軸として筐体151を筐体152の方向に回転させると、通信装置100が二つ折りになる。筐体151には、スピーカ106及び表示部108が設けられており、筐体152には、制御部101、記憶部102、パケット通信部103、通話部104、マイクロフォン105、操作部107、アンテナ109、ICカード端子110及び履歴保護装置120が設けられている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備え、CPUがROMに記憶されているOS(Operating System)を実行することによって通信装置100の動作を制御する。
記憶部102は、例えば、電力の供給がなくても記憶を保持する半導体メモリであり、アプリケーションプログラムや、移動通信網200経由で受信したデータ等を記憶する。
パケット通信部103は、通信装置100を移動通信網200に接続してパケット通信を行うための通信インターフェイスである。パケット通信部103は、CPU101から供給されたデータに基づいてパケットを生成し、このパケットをアンテナ109を介して基地局210に送信する。また、基地局から送信されたパケットがアンテナ109によって受信されると、パケット通信部103は、このパケットをつなぎ合わせてCPU101に供給する。
通話部104は、通信装置100を移動通信網200に接続して通話を行うための通信インターフェイスである。マイクロフォン105は、入力した音声を表す音声信号を通話部104に供給し、通話部104は、この音声信号を基地局210に送信する。また、通話部104は、基地局210から受信した音声信号をスピーカ106に供給し、スピーカ106は、この音声信号を音声に変換して出力する。
操作部107は、通信装置100を操作するための操作子群であり、電源の投入/切断、通話の開始/終了、番号/記号/文字の入力、表示部108に表示されたメニューの選択等のための操作子を有する。表示部108は、例えば液晶表示装置である。
ICカード111は、UIM(User Identity Module)やUSIM(Universal Subscriber Identity Module)等の呼称で呼ばれる、電力の供給がなくても記憶を保持するICチップを樹脂の板に埋め込んだ記憶媒体である。ICカード111は、通信事業者と携帯電話の使用に関する契約を交わした使用者に当該通信事業者から貸与される。ICカード111には、使用者を一意に識別するための使用者識別子、通信事業者の識別番号、電話番号等が記憶されている。使用者識別子は、例えば、ICカード111のシリアル番号でもよいし、シリアル番号のハッシュ値でもよい。筐体152の裏面の蓋(図示省略)を開けて電池(図示省略)を取り外すとICカード端子110が露出し、このICカード端子110にICカード111を装着して電源を投入すると、制御部101が通話やパケット通信を許可する。
図2(b)は、履歴保護装置120の機能ブロックを示す図である。履歴保護装置120は、制御部121、記録部122、受信部123及び送信部124を有する。履歴保護装置120は、CPUがプログラムを実行することによって以下に示す各部の機能を実現するように構成されていてもよいし、各部の機能がハードウェアで実装されていてもよい。
図4は、記録部122に格納される履歴データベース(履歴DB)130を示す図である。履歴DB130には、通信装置100の動作の履歴が記録される。
日時欄は、通信装置100が処理内容欄に示す処理を実行した日時、又は、通信装置100の状態が状態欄に示す状態に遷移した日時を表す。
記憶部102に記憶されているアプリケーションが起動された場合、記録部122は、処理内容を「アプリ起動」と記録する。アプリケーションの実行が終了された場合、記録部122は、処理内容を「アプリ終了」と記録する。処理内容がアプリ起動又はアプリ終了の場合、記録部122は、アプリケーションを識別するためのアプリケーション識別子を記録する。
パケット通信部103が電子メールを送信した場合、記録部122は、処理内容を「メール送信」と記録する。パケット通信部103が電子メールを受信した場合、記録部122は、処理内容を「メール受信」と記録する。処理内容がメール送信又はメール受信の場合、記録部122は、通信相手欄に通信相手の電子メールアドレスを記録する。
通話部104が呼の接続要求を送信した場合、記録部122は、処理内容を「発呼」と記録する。通話部104が呼の接続要求を受信した場合、記録部122は、処理内容を「着呼」と記録する。動作が発呼又は着呼の場合、記録部122は、通信相手欄に通信相手の電話番号を記録する。
状態欄は、通信装置100が或る状態から別の状態に遷移した場合の遷移後の状態を表す。
筐体152には、ヒンジ153を回転軸とした筐体151と筐体152との相対的な角度の変化を検知して信号を発するセンサ(図示省略)が設けられており、記録部121は、この信号に基づいて、通信装置100の開閉を認識する。二つ折りにされた通信装置100が図3のように開かれた場合、記録部122は、状態を「開」と記録する。図3のように開かれた通信装置100が二つ折りにされた場合、記録部122は、状態を「閉」と記録する。
通信装置100に電源が投入された場合、記録部122は、状態を「電源入」と記録する。通信装置100の電源が切断された場合、記録部122は、状態を「電源切」と記録する。
通信装置100が基地局210から受信するエリア識別情報の電波の強度が予め定められた閾値未満に低下した場合、記録部122は、通信装置100が圏内から圏外に遷移したと判断し、状態を「圏外」と記録する。エリア識別情報の電波の強度が予め定められた閾値以上に上昇した場合、記録部122は、通信装置100が圏外から圏内に遷移したと判断し、状態を「圏内」と記録する。
使用者識別子欄は、ICカード111から読み取られた使用者識別子を表す。具体的には、制御部121は、通信装置100に電源が投入されたならば、その時点でICカード端子110に装着されているICカード111から使用者識別子を読み取る。記録部122は、ICカード111から読み取った使用者識別子を記憶する。記録部122は、履歴DB130に履歴を追加する度に、記憶している使用者識別子を、追加した履歴と対応付けて履歴DB130に記録する。図4は、2010年9月1日に使用者識別子がU−1であるICカード111を装着して通信装置100が使用され、翌2日に使用者識別子がU−2であるICカード111を装着して通信装置100が使用された例を示す。
また、使用者がICカード111を別の通信装置100に装着した場合は、当該別の通信装置100の履歴DB130に、上記と同様にICカード111の使用者識別子と対応付けて履歴が記録される。
受信部123は、サーバ装置500から送信された開始要求、停止要求及び送信要求をパケット通信部103を介して受信する。開始要求は、通信装置100に履歴の記録を開始させる要求である。停止要求は、通信装置100に履歴の記録を停止させる要求である。送信要求は、通信装置100が記録した履歴をサーバ装置500へ送信させる要求である。
記録部122は、図5に示す記録状態テーブル131と、図6に示す履歴種別テーブル132とを記憶する。
記録状態テーブル131は、サービス識別子と記録状態と最後の送信要求日時とを対応付けて記憶する。サービス識別子は、通信装置100に提供されるサービスを一意に識別するための識別子である。記録状態は、当該サービス識別子に対応する履歴の記録の開始又は停止を指定する情報である。最後の送信要求日時は、当該サービス識別子に対応する履歴に対する送信要求を受信部123が最後に受信した日時である。
サービス識別子に対応する履歴の種別は、履歴種別テーブル132によって特定される。履歴種別テーブル132は、履歴種別とサービス識別子とを対応付けて記憶する。例えば、図4の処理内容欄の「アプリ起動」は、履歴種別の「アプリ起動」に対応し、図4の状態欄の「開」及び「閉」は、履歴種別の「開閉」に対応し、図4の状態欄の「圏外」及び「圏内」は、履歴種別の「通信状態」に対応する。1つの履歴種別に対して複数のサービス識別子を対応付けることが許容される。
送信部124は、受信部123が受信した送信要求に対応する履歴を履歴DB130から抽出し、抽出した履歴をパケット通信部103を介してサーバ装置500に送信する。
使用者が操作部107により履歴保護装置120に対してプライバシーモードを指定すると、記録部122は、それまでに開始されていた履歴の記録を停止する。制御部121は、図5(c)に示すように、記録状態テーブル131の記録状態を記録停止に書き換える。
使用者がプライバシーモードを解除すると、制御部121は、プライバシーモードによ(b)に示すように、記録状態テーブル131の記録状態を記録開始に書き換える。記録部122は、停止されていた履歴の記録を再開する。
初期状態では、履歴保護装置120は、プライバシーモードが解除されている。
図7は、サーバ装置500のハードウェア構成を示す図である。サーバ装置500は、制御部501、記憶部502、通信部503を有する。制御部501は、CPU、ROM、RAMを有し、制御部501が記憶部502に記憶されたOS及びアプリケーションプログラムを実行することによって、サーバ装置500の動作を制御する。通信部503は、サーバ装置500を通信網400に接続するための通信インターフェイスである。サーバ装置500は、通信網400及び移動通信網200経由で通信装置100との間で通信を行う。
サーバ装置500は、通信装置100の使用者が契約したサービスを通信装置100に提供する。このサービスは、通信装置100から取得した履歴を利用したサービスであり、例えば、通信装置100で実行されたアプリケーションを履歴から特定し、使用者の嗜好に応じたアプリケーションやコンテンツを紹介する情報を通信装置100に送信するサービスである。あるいは、通信装置100の通信状態(圏外)や電源の状態(電源切)を履歴から特定し、当該通信装置100が通信不能であることを他の使用者に通知するサービス等、通信装置100の動作の履歴を利用したサービスであれば、いかなるサービスでもよい。
なお、サーバ装置500が通信装置100から取得した履歴を別のサーバ装置に転送し、当該別のサーバ装置が通信装置100にサービスを提供するように構成されていてもよい。
図8は、記憶部502に記憶される許諾内容テーブル510を示す図である。許諾内容テーブル510には、使用者が契約したサービス毎に、使用者識別子、サービス識別子、履歴種別及び記録状態が対応付けて書き込まれる。期間情報は、通信装置100からサーバ装置500に送信する履歴の期間を表す情報であり、この例では、期間の始めの日時を表す。記録状態は、記録開始と記録停止のいずれかである。
(1.2)動作
図9は、本実施形態の基本的な動作を示す図である。使用者識別子U−1に対応するICカード111が通信装置100に装着されており、制御部121がICカード111から読み取った使用者識別子U−1を記録部122が記憶している。また、図5(a)、図6(a)、図8(a)に示すように、通信装置100は、使用者識別子U−1とサービス識別子S−Aの組み合わせに対応する履歴種別(アプリ起動、開閉)について、既に履歴の記録が開始されている。この例では、使用者が新たにサービス識別子S−Bに対応するサービスを契約する場合について説明する。
(1.2.1)記録開始
ステップA01からA03は、サービスを契約して履歴の記録を開始する場合の動作である。
ステップA01では、使用者がサービスを契約する。具体的には、使用者が通信装置100に備えられたブラウザを起動し、サーバ装置500上の特定のURL(Uniform Resource Locator)にアクセスし、表示部108に表示された対話型の画面上で、サービスの内容や使用者の個人情報等を入力する。この際、通信装置100に記録された履歴をサーバ装置500が利用することを許諾するか否かを使用者に問う画面が表示され、使用者が許諾した場合に契約が成立する。制御部501は、契約が成立した時刻を期間情報として保持する。
契約が成立すると、制御部501は、使用者識別子、サービス識別子、履歴種別及び期間情報を対応付けて許諾内容テーブル510に書き込む。この例では、図8(b)に示すように、使用者識別子としてU−1、サービス識別子としてS−B、履歴種別としてアプリ起動と通信状態、期間情報として2010/09/01 00:00が書き込まれる。
ステップA02では、制御部501は、通信装置100に開始要求を送信する。開始要求には、ステップA01で許諾内容テーブル510に書き込んだ使用者識別子、サービス識別子及び履歴種別が含まれる。また、制御部501は、許諾内容テーブル510の記録状態欄を記録開始に書き換える(図8(b)参照)。
ステップA03では、記録部122、開始要求に従って履歴の記録を開始する。図10は、ステップA03における動作を詳細に示す図である。
ステップB01では、受信部123が、開始要求を受信する。
ステップB02では、履歴保護装置120に対してプライバシーモードが指定されている場合に、制御部121が、プライバシーモードを解除する。
ステップB03では、制御部121が、記録状態テーブル131に、開始要求に含まれるサーヒス識別子を書き込み、当該サービス識別子に対応する記録状態として記録開始を書き込む。この例では、S−Bと記録開始とを対応付けて書き込む(図5(b)参照)。また、制御部121は、履歴種別テーブル132に、開始要求に含まれるサービス識別子と履歴種別とを対応付けて書き込む。この例では、アプリ起動及び通信状態とS−Bとを対応付けて書き込む。制御部121は、開始要求に含まれる履歴種別のうち、既に記録が開始されている履歴種別の記録を継続し、記録が開始されていない履歴種別の記録を開始することを記録部122に命じる。この例では、アプリ起動の履歴はS−Aに対応して既に記録が開始されているので、記録部122は、アプリ起動の履歴の記録を継続し、通信状態の履歴の記録を新たに開始する。
以上が、ステップA03における動作である。
(1.2.2)履歴送信
次に、サーバ装置500から通信装置100に対して履歴の送信要求がなされた場合について説明する。
制御部501は、或るタイミングで通信装置100に送信要求を送信する(図9、ステップA04)。送信要求を送信するタイミングは、サービスを提供するためのアプリケーションが定めるようにしてもよいし、使用者が契約時に指定するようにしてもよい。送信要求には、サービス識別子及び期間情報が含まれる。
ステップA05では、受信部123が送信要求を受信し、制御部121が、送信要求に含まれるサービス識別子に対応する履歴種別を履歴種別テーブル132によって特定する。サービス識別子S−Bに対応する履歴種別は、アプリ起動及び通信状態である。制御部121は、使用者識別子U−1に対応する2010年9月1日0時0分以降の履歴のうち、アプリ起動及び通信状態に対応する履歴を履歴DB130から抽出する。
ステップA06では、送信部124が、抽出された履歴と使用者識別子とサービス識別子とをサーバ装置500に送信する。
ステップA07では、サーバ装置500が、当該サービス識別子に対応するサービスを通信装置100に対して提供する。
(1.2.3)記録停止
次に、サービスを解約して履歴の記録を停止する場合について説明する。
ステップA08では、使用者が通信装置100からサーバ装置500にアクセスし、サービスを解約する。解約が成立すると、制御部501は、通信装置100に停止要求を送信する(ステップA09)。停止要求には、使用者識別子とサービス識別子が含まれる。ここでは、使用者識別子がU−1、サービス識別子がS−Bである例について説明する。停止要求を送信したならば、制御部501は、許諾内容テーブル510から、U−1とS−Bとの組み合わせに対応付けられたデータを削除する。
ステップA10では、記録部122が、停止要求に従って履歴の記録を停止する。図11は、ステップA10における動作を詳細に示す図である。
ステップC01では、受信部123が停止要求を受信する。
ステップC02では、制御部121が、停止要求に含まれるサービス識別子に対応する履歴種別を履歴種別テーブル132によって特定する。
ステップC03では、制御部121が、特定した履歴種別のいずれかが他のサービス識別子に対応付けられているか否かを判定する。特定した履歴種別のいずれかが他のサービス識別子にも対応付けられている場合には(ステップC03:YES)、制御部121は、他のサービス識別子に対応付けられている履歴種別の記録を停止せず、他のサービス識別子に対応付けられていない履歴種別の記録を停止することを記録部122に命じる(ステップC04)。特定した履歴種別が他のサービス識別子に対応付けられていない場合には(ステップC03:NO)、制御部121は、特定したすべての履歴種別の記録を停止することを記録部122に命じる(ステップC05)。この例では、サービス識別子S−Bにはアプリ起動と通信状態が対応付けられているが、アプリ起動はサービス識別子S−Aにも対応付けられている(図6(b)参照)。従って、記録部122は、サービス識別子S−Aに対応するアプリ起動については、履歴の記録を停止せず、サービス識別子S−Bだけに対応する通信状態の履歴の記録を停止する。そして、制御部121は、履歴種別テーブル132からサービス識別子S−Bを削除し(図6(a)参照)、記録状態テーブル131からサービス識別子S−Bとこれに対応付けられた記録状態である記録開始を削除する(図5(a)参照)。
(1.2.4)タイムアウト処理
履歴保護装置120は、上記の動作と並行して、以下に示すタイムアウト処理を実行する。図12は、タイムアウト処理を示す図である。
制御部121は、記録状態テーブル131により、サービス識別子毎に、最後の送信要求日時から現在までに経過した期間が予め定められた閾値に達したか否かを定期的に判定する(ステップD01)。例えば、経過した期間が28日に達したか否かを、毎日午前0時0分に判定する。経過した期間が予め定められた閾値に達したサービス識別子が存在する場合(ステップD01:YES)には、ステップD02に進み、閾値に達したサービス識別子が存在しない場合(ステップD01:NO)には、処理を終了する。
ステップD02では、制御部121が、閾値に達したサービス識別子に対応する履歴種別を履歴種別テーブル132によって特定する。
ステップD03では、制御部121が、通信装置100の状態が特定の条件にあてはまるか否かを判定する。特定の条件とは、次の3つのいずれかである。
(ア)圏外であること。制御部121は、履歴DB130の状態欄を参照し、圏外か否かを判定する。
(イ)海外ローミング状態であること。制御部121は、基地局210から受信したエリア識別情報により、通信装置100が存在する位置登録エリアが日本国内に属するか否かを判定する。日本国内でない場合は、海外ローミング状態である。
(ウ)電源を切断されてから、予め定められた期間が経過していること。制御部121は、履歴DB130の状態欄を参照し、最後に電源が切断されてから現在までに経過した期間が、例えば7日に達したか否かを判定する。
通信装置100の状態が(ア)、(イ)、(ウ)のいずれにもあてはまらない場合、図11のステップC03に進む。すなわち、特定した履歴種別のいずれかが他のサービス識別子にも対応付けられている場合には(ステップC03:YES)、制御部121は、他のサービス識別子に対応付けられている履歴種別の記録を停止せず、他のサービス識別子に対応付けられていない履歴種別の記録を停止することを記録部122に命じる(ステップC04)。特定した履歴種別が他のサービス識別子に対応付けられていない場合には(ステップC03:NO)、制御部121は、特定したすべての履歴種別の記録を停止することを記録部122に命じる(ステップC05)。
一方、ステップD03の判定で、通信装置100の状態が(ア)、(イ)、(ウ)のいずれかにあてはまる場合、制御部121は、履歴の記録を停止させずに、処理を終了する。
タイムアウト処理を行う理由は次のとおりである。
使用者が或るサービスを解約したにも関わらず、当該サービスが利用する履歴の記録や送信が続けられてしまう場合がある。例えば、停止要求が送信された時点で移動通信網200に何らかの通信障害が発生したために通信装置100が停止要求を受信できない場合である。この場合、無駄に履歴を記録することになるばかりでなく、当該履歴が漏洩した場合にプライバシーを侵害することになってしまう。このような事態を回避するために、本実施形態では、長期にわたって利用されない履歴、すなわち、最後の送信要求からの経過期間が閾値に達した履歴の記録を停止するように構成されている。
また、プル型のサービス、すなわち、使用者がサービスの提供を要求する度にサーバ装置500が通信装置100から履歴を取得する構成を想定すると、当該サービスを使用者が利用しなくなってしまったにも関わらず、当該サービスを解約し忘れている場合、やはり、無駄に履歴を記録することになるばかりでなく、当該履歴が漏洩した場合にプライバシーを侵害することになってしまう。本実施形態によれば、このような事態も回避される。
しかしながら、使用者がサービスの提供を望んでいるにも関わらず、長期にわたって送信要求が受信されない場合もあり得る。例えば、移動通信網200の通信圏外に出張した場合であるとか((ア)に相当)、海外出張であるとか((イ)に相当)、入院したために長期にわたって通信装置100の電源を切断した場合((ウ)に相当)等である。このような場合には、送信要求を受信できる状況になり次第、サービスを提供することが望ましいから、本実施形態では、このような特定の条件にあてはまる場合には履歴の記録を停止しないように構成されている。
(2)変形例
以下に示す変形例は、互いに組み合わせてもよい。
(2.1)変形例1
ICカード111が他のICカード111に差し替えられた場合に、履歴の記録を停止するようにしてもよい。具体的には、制御部121は、通信装置100に電源が投入されたならば、その時点でICカード端子110に装着されているICカード111から使用者識別子を読み取り、この使用者識別子を、既に記憶していた使用者識別子と比較する。比較の結果、使用者識別子が異なるならば、記録状態テーブル131で記録開始が指定されているサービス識別子を特定し、このサービス識別子に対応する履歴種別を履歴種別テーブル132により特定し、特定された履歴種別の記録を停止する。これによって、他の使用者が利用しているサービスに対応する履歴の記録が停止されることになる。
(2.2)変形例2
或るサービスに対応する履歴の記録を停止する場合に、当該サービスに対応する履歴のうち、通信装置100に装着されているICカード111の使用者識別子に対応する履歴を履歴DB130から削除するようにしてもよい。
(2.3)変形例3
通信装置100に装着されているICカード111の使用者識別子に対応する履歴を履歴DB130から抽出し、抽出された履歴だけをまとめて新規に履歴DBを作成するようにしてもよい。
(2.4)変形例4
実施形態では、制御部121が送信要求に含まれるサービス識別子に対応する履歴種別を履歴種別テーブル132に基づいて特定する例を示したが、サーバ装置500が送信要求に履歴種別を含ませて通信装置100に送信し、送信部124がこの履歴種別の履歴をサーバ装置500に送信するようにしてもよい。
実施形態では、制御部121が停止要求に含まれるサービス識別子に対応する履歴種別を履歴種別テーブル132に基づいて特定する例を示したが、サーバ装置500が停止要求に履歴種別を含ませて通信装置100に送信し、記録部122がこの履歴種別の履歴の記録を停止するようにしてもよい。
要するに、送信要求及び停止要求には、履歴の種別を特定するための種別特定情報が含まれていればよい。
(2.5)変形例5
実施形態では、送信要求に含まれる期間情報が期間の始めの日時を表す例を示したが、期間情報は、期間の始めと終わりの日時でもよいし、期間の初めの日時と期間の長さでもよい。また、サーバ装置500が受信した最新の履歴の日時でもよい。また、期間情報を含まない送信要求を送信してもよい。
実施形態では、サービスの契約が成立した時刻を期間情報として許諾内容テーブル510に書き込む例を示したが、期間情報を入力するための画面を表示部108に表示し、使用者が所望の日時を期間情報として入力するようにしてもよい。あるいは、履歴をサーバ装置500が利用することを許諾するか否かを使用者に問う画面に期間情報を一緒に表示し、使用者に期間情報を確認させるようにしてもよい。
(2.6)変形例6
履歴保護装置120が記録を開始していない履歴種別の送信要求を受信した場合に、当該履歴種別の記録を開始するようにしてもよい。具体的には、サーバ装置500が送信要求に履歴種別を含ませて通信装置100に送信し、当該履歴種別の履歴の記録が開始されていないならば、記録部122が当該履歴種別の履歴の記録を開始するようにすればよい。
(2.7)変形例7
実施形態では、サーバ装置500が通信装置100から履歴を取得して当該履歴を利用したサービスを提供する例を示したが、制御部101が実行するアプリケーションが履歴保護装置120から履歴を取得して当該履歴を利用したサービスを提供するようにしてもよい。具体的には、記憶部102に許諾内容テーブル510を記憶させ、アプリケーションを実行する制御部101が、サーバ装置500の制御部501と同様に、履歴保護装置120に対して開始要求、送信要求及び停止要求を送信し、送信要求に応じて履歴保護装置120から送信された履歴を利用して、例えば、当該通信装置100が通信不能であることを他の使用者に通知するといった処理を制御部101が実行する。履歴保護装置120は、実施形態で示したのと同様の処理を実行する。
この場合、履歴を利用するアプリケーションがアンインストールされた場合に、当該アプリケーションが利用する履歴の記録を停止するようにしてもよい。具体的には、アプリケーションがアンインストールされた場合に、履歴保護装置120が、当該アプリケーションに対応するサービス識別子を制御部101から受信し、記録部122が、当該サービス識別子に対応する履歴種別の記録を停止する。
(2.8)変形例8
実施形態では、通信装置100が携帯電話機である例を示したが、通信装置100は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置でもよい。また、通信装置100は、有線接続によってサーバ装置500と通信する装置でもよい。
100…通信装置、101…制御部、102…記憶部、103…パケット通信部、104…通話部、105…マイクロフォン、106…スピーカ、107…操作部、108…表示部、109…アンテナ、110…ICカード端子、151、152…筐体、153…ヒンジ、111…ICカード、120…履歴保護装置、121…制御部、122…記録部、123…受信部、124…送信部、130…履歴データベース、131…記録状態テーブル、132…履歴種別テーブル、200…移動通信網、210…基地局、220…交換機、300…ゲートウェイサーバ、400…通信網、500…サーバ装置、501…制御部、502…記憶部、503…通信部、510…許諾内容テーブル

Claims (13)

  1. 通信装置の動作の履歴と、当該通信装置の使用者を識別するための使用者識別子とを対応付けて記録する記録手段と、
    前記履歴の種別を特定するための種別特定情報を含む送信要求を受信する受信手段と、
    前記種別特定情報と前記通信装置に装着された記憶媒体から取得した使用者識別子とによって特定される履歴を前記記録手段が記録した履歴から抽出し、抽出した履歴を前記送信要求の送信元に送信する送信手段と、
    前記履歴の種別毎に、最後に前記送信要求を受信してから予め定められた期間が経過したか否かを判定し、当該期間が経過した種別の履歴の記録を停止するように前記記録手段を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする履歴保護装置。
  2. 前記制御手段は、前記受信手段が前記送信要求を受信不能な場合に、前記期間が経過した種別の履歴の記録を停止しないように前記記録手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の履歴保護装置。
  3. 前記種別特定情報は、前記履歴を利用して提供されるサービスを識別するためのサービス識別子を含み、
    前記制御手段は、予め記憶した前記サービス識別子と前記種別との対応関係に基づいて前記種別特定情報に対応する履歴の種別を特定し、特定された種別の履歴が前記種別特定情報に含まれるサービス識別子以外のサービス識別子に対応付けられている場合には、当該種別の履歴の記録を停止しないように前記記録手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の履歴保護装置。
  4. 前記種別特定情報は、前記履歴を利用して提供されるサービスを識別するためのサービス識別子と前記履歴の種別を表す情報とを含み、
    前記制御手段は、予め記憶した前記サービス識別子と前記種別との対応関係を参照し、前記種別特定情報で特定される種別の履歴が前記種別特定情報に含まれるサービス識別子以外のサービス識別子に対応付けられている場合には、当該種別の履歴の記録を停止しないように前記記録手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の履歴保護装置。
  5. 前記通信装置に装着された記憶媒体から取得した使用者識別子を記憶する記憶手段を有し、
    前記制御手段は、前記通信装置に電源が投入された時点で前記記憶媒体から取得した使用者識別情報が前記記憶手段に記憶されている使用者識別情報と異なる場合に、履歴の記録を停止するように前記記録手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の履歴保護装置。
  6. 前記制御手段は、前記記録手段による履歴の記録を停止させる場合に、停止させる履歴の種別に対応し、且つ、前記通信装置に装着された記憶媒体から取得した使用者識別子に対応する履歴を削除するように前記記録手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の履歴保護装置。
  7. 前記制御手段は、前記端末装置に対して特定の操作が行われた場合に、履歴の記録を停止するように前記記録手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の履歴保護装置。
  8. 前記制御手段は、前記特定の操作が行われた後、前記受信手段が開始要求を受信した場合に、履歴の記録を開始するように前記記録手段を制御することを特徴とする請求項7に記載の履歴保護装置。
  9. 前記送信要求は、履歴の期間を特定するための期間情報を含み、
    前記送信手段は、前記期間情報によって特定される期間に対応する履歴を送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の履歴保護装置。
  10. 前記制御手段は、前記受信手段が受信した送信要求で特定される種別の履歴の記録が開始されていない場合に、当該種別の履歴の記録を開始するように前記記録手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の履歴保護装置。
  11. 前記制御手段は、前記通信装置に装着された記憶媒体から取得した使用者識別子に対応する履歴を出力することを特徴とする請求項1に記載の履歴保護装置。
  12. 前記通信装置は、当該通信装置の動作の履歴を利用するアプリケーションを備え、
    前記制御部は、前記アプリケーションが前記通信装置から削除された場合に、予め記憶した当該アプリケーションと履歴の種別との対応関係に基づいて当該アプリケーションに対応する履歴の種別を特定し、特定した種別の履歴を削除するように前記記録手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の履歴保護装置。
  13. 通信装置の動作の履歴と、当該通信装置の使用者を識別するための使用者識別子とを対応付けて記憶部に記録させる第1ステップと、
    前記履歴の種別を特定するための種別特定情報を含む送信要求を通信部が受信する第2ステップと、
    前記種別特定情報と前記通信装置に装着された記憶媒体から取得した使用者識別子とによって特定される履歴を前記記憶部から抽出し、抽出した履歴を前記通信部が前記送信要求の送信元に送信する第3ステップと、
    制御部が、前記履歴の種別毎に、最後に前記送信要求を受信してから予め定められた期間が経過したか否かを判定し、当該期間が経過した種別の履歴の前記記憶部への記録を停止させる第4ステップと
    を有することを特徴とする履歴保護方法。
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