JP2005165666A - 受信装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 受信装置において複数のユーザが同じプログラムを使用する場合の利便性を高めること。
【解決手段】 携帯電話機40は、ダウンロードしようとしているJARファイルが、コンテンツプロバイダによって共同使用の許可されたプログラムであり、かつ、既にJARストレージ410b内にインストールされていると判別した場合は、JARファイルのダウンロードを行わず、現時点において携帯電話機40を使用しているユーザを識別する。そして、携帯電話機40は、識別したユーザ用の、JARファイルを実行する場合に使用するデータを記憶するメモリ領域(ユーザ用メモリ領域)をスクラッチパッド410cに生成する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、複数のユーザによって共同使用される受信装置に用いて好適な技術に関する。
例えば、社内LANを構成する通信端末は、社員が自身に割り当てられたIDやパスワードを用いてログインすることにより、同一の通信端末を複数の社員が共同で使用することができる。
このように複数のユーザによって共同使用される通信端末の中には、各ユーザがともに使用するアプリケーションプログラムを通信端末のメモリに1つだけ記憶しておく一方、このアプリケーションプログラムのユーザプリファランスを各ユーザ毎に用意しておき、アプリケーションプログラムの起動時には、現時点において通信端末を使用しているユーザ用のユーザプリファランスを読み出し、このユーザプリファランスを用いてアプリケーションプログラムを実行するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−328071号公報
ところで、このように複数のユーザが共同使用するプログラムを通信端末に1つだけ記憶しておくようにしてメモリ容量の無駄を削減するためには、各ユーザは、自分の使用したいプログラムが既に通信端末にインストールされているか否かをインストール済みのプログラムを検索して確認したり、あるいは自分の使用したいプログラムが既にインストールされている場合には、このプログラムについて自分用のユーザプリファランスを作成しなければならない等、煩雑な操作が必要となり、使い勝手がよくない。
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、受信装置において複数のユーザが同じプログラムを使用する場合の利便性を高めることである。
上記課題を解決するために、本発明は、受信手段と、
記憶手段と、
当該受信装置を使用しているユーザを識別する識別手段と、
前記受信手段により受信されるプログラムが、同一の受信装置において複数のユーザによる使用が許可されたプログラムであるか否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段により複数のユーザによる使用が許可されたプログラムであると判別された場合に、前記受信手段により受信されるプログラムが前記記憶手段に記憶されているか否かを判別する第2の判別手段と、
前記第2の判別手段により前記記憶手段に記憶されていると判別された場合に、前記プログラムを前記記憶手段に記憶せず、当該受信装置を使用しているユーザを前記識別手段により識別させて、当該ユーザ用の、前記プログラムを実行する場合に使用されるデータを記憶する記憶領域を前記記憶手段に設定する設定手段と、
前記記憶手段に記憶されている、複数のユーザによる使用が許可されたプログラムを実行する場合に、当該受信装置を使用しているユーザを前記識別手段により識別させて、前記設定手段により各ユーザ毎に設定された記憶領域のうち前記識別手段により識別されたユーザ用の記憶領域に記憶されているデータを用いて前記プログラムを実行する実行手段と
を有する受信装置を提供する。
また、本発明は、コンピュータに、
当該コンピュータに備わる受信手段により受信されるプログラムが、同一の受信装置において複数のユーザによる使用が許可されたプログラムであるか否かを判別する第1のステップと、
前記第1のステップにて複数のユーザによる使用が許可されたプログラムであると判別された場合に、前記受信手段により受信されるプログラムが当該コンピュータに備わるメモリに記憶されているか否かを判別する第2のステップと、
前記第2のステップにて前記メモリに記憶されていると判別された場合に、前記プログラムを前記メモリに記憶せず、当該コンピュータを使用しているユーザを識別して、当該ユーザ用の、前記プログラムを実行する場合に使用されるデータを記憶する記憶領域を前記メモリに設定する第3のステップと、
前記メモリに記憶されている、複数のユーザによる使用が許可されたプログラムを実行する場合に、当該コンピュータを使用しているユーザを識別して、前記第3のステップにて各ユーザ毎に設定された記憶領域のうち前記識別されたユーザ用の記憶領域に記憶されているデータを用いて前記プログラムを実行する第4のステップと
を実行させるためのプログラムを提供する。
また、本発明は、記憶手段と、
プログラムの受信に先立って、該プログラムが同一の受信装置において複数のユーザによる使用が許可されたプログラムであるか否かを示す共同使用可否情報と、当該受信装置において該プログラムの使用を許可するユーザを示すユーザ情報とを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された共同使用可否情報が複数のユーザによる使用を許可している場合に、前記プログラムが前記記憶手段に記憶されているか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により前記記憶手段に記憶されていると判別された場合に、前記プログラムを前記記憶手段に記憶せず、前記受信手段により受信されたユーザ情報により示されるユーザ用の、前記プログラムを実行する場合に使用されるデータを記憶する記憶領域を前記記憶手段に設定する設定手段と、
前記記憶手段に記憶されている、複数のユーザによる使用が許可されたプログラムが実行される場合に、当該受信装置を使用しているユーザを識別する識別手段と、
前記設定手段により各ユーザ毎に設定された記憶領域のうち前記識別手段により識別されたユーザ用の記憶領域に記憶されているデータを用いて前記プログラムを実行する実行手段と
を有する受信装置を提供する。
また、本発明は、コンピュータに、
当該コンピュータに備わる受信手段によるプログラムの受信に先立って、該プログラムが同一のコンピュータにおいて複数のユーザによる使用が許可されたプログラムであるか否かを示す共同使用可否情報と、当該コンピュータにおいて該プログラムの使用を許可するユーザを示すユーザ情報とを受信する第1のステップと、
前記第1のステップにて受信された共同使用可否情報が複数のユーザによる使用を許可している場合に、前記プログラムが当該コンピュータに備わるメモリに記憶されているか否かを判別する第2のステップと、
前記第2のステップにて前記メモリに記憶されていると判別された場合に、前記プログラムを前記メモリに記憶せず、前記受信手段により受信されたユーザ情報により示されるユーザ用の、前記プログラムを実行する場合に使用されるデータを記憶する記憶領域を前記メモリに設定する第3のステップと、
前記記憶手段に記憶されている、複数のユーザによる使用が許可されたプログラムが実行される場合に、当該コンピュータを使用しているユーザを識別する第4のステップと、
前記第3のステップにて各ユーザ毎に設定された記憶領域のうち前記第4のステップにて識別されたユーザ用の記憶領域に記憶されているデータを用いて前記プログラムを実行する第5のステップと
を実行させるためのプログラムを提供する。
この発明によれば、複数のユーザによる使用が許可されたプログラムは、受信装置において複数のユーザが使用することになっても記憶手段に1つしか記憶されることがない。
本発明によれば、受信装置において複数のユーザが同じプログラムを使用する場合の利便性を高めることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、各図において共通する部分には、同一の符号が付されている。
[A−1.実施形態の構成]
<1.通信システムの構成>
この発明の実施形態に係る通信システム1は、例えば、図1に示すように、コンテンツサーバ10と、インターネット20と、移動パケット通信網30と、携帯電話機40と、携帯電話機40に対して着脱自在なUIM(User Identity Module:ユーザ識別モジュール)50とを有している。なお、移動パケット通信網30には、本来多数の携帯電話機40が収容可能である。また、携帯電話機40に対しては、異なるUIM50を差し替えて装着することが可能である。しかしながら、図1においては図面が煩雑になることを防ぐため、それぞれ1つの携帯電話機40およびUIM50のみを図示している。また、同様の理由により、図1にはそれぞれ1つのコンテンツサーバ10、ゲートウェイサーバ31および基地局32のみを図示している。
コンテンツサーバ10は、インターネット20および移動パケット通信網30を介して携帯電話機40とパケット通信を行う機能を有している。このコンテンツサーバ10には、携帯電話機40において実行可能なJava(登録商標)アプリケーションソフトウェア(以下、「JavaAP」と記載する)が記憶されている。
移動パケット通信網30は、ゲートウェイサーバ31と基地局32を有している。ゲートウェイサーバ31は、移動パケット通信網30用の通信プロトコルとインターネット20用の通信プロトコル等、通信プロトコルの異なるデータを相互に変換し、移動パケット通信網30とインターネット20とのデータの授受を中継する。また、基地局32は、移動パケット通信網30の通信サービスエリア内に多数設置されており、自局32がカバーする無線セルに在圏している携帯電話機40と無線通信を行う。
携帯電話機40は、移動パケット通信網30に収容される移動機である。この携帯電話機40は、自機40が在圏している無線セルをカバーする基地局32を介してコンテンツサーバ10とパケット通信を行い、コンテンツサーバ10から任意のコンテンツをダウンロードすることができる。
UIM50は、携帯電話機40に対して着脱自在なデータ記憶モジュールである。このUIM50には、移動パケット通信網30および図示を省略した移動電話網を運営している通信事業者によって当該UIM50に割り当てられた電話番号が記憶されている。この電話番号は、移動パケット通信網30が提供するパケット通信サービスや移動電話網が提供する通話サービスの加入契約を識別するための加入契約識別情報である。また、UIM50には、UIM50毎に固有のシリアルナンバー(以下、「UIMID」と記載する)や、このUIM50の所有者のクレジットカード番号やメールアドレス、電話帳データ等が記憶されている。
<2.JavaAPの構成>
次に、コンテンツサーバ10に記憶されているJavaAPについて、図2を参照して説明する。同図に示すようにJavaAPは、JavaAPの本体プログラムおよびこの本体プログラムを実行する場合に使用される画像ファイルや音声ファイル等を1つにまとめたJAR(Java Archive)ファイルと、このJARファイルのインストールや起動、ネットワークアクセス等を制御するための各種制御情報が格納されたADF(Application Descriptor File)とを有している。
ADFには、このADFと対をなすJARファイルについて、同一の携帯電話機40において複数のユーザによる共同使用を許可するか否かを示す共同使用許可フラグが格納されている。コンテンツプロバイダは、ADF内の共同使用許可フラグの値を“0”または“1”にセットすることにより、自身が提供するJavaAP(JARファイル)について、携帯電話機40にダウンロードされた後、その共同使用を認めるか否かを設定することができる。
なお、本明細書において、共同使用許可フラグの値が“1”の場合は、コンテンツプロバイダがこのJavaAPの共同使用を許可していることを示し、共同使用許可フラグの値が“0”の場合は、コンテンツプロバイダがこのJavaAPの共同使用を許可していないことを示すものとする。また、共同使用許可フラグの値が“0”の場合、携帯電話機40においてこのJavaAPを使用することができるユーザは、このJavaAPをコンテンツサーバ10からダウンロードしたユーザのみに制限される。
また、本明細書では、JARファイルとADFを特に区別する必要がない限り、これらを合わせて「JavaAP」と記載する。また、本明細書において、1つのJavaAPを構成するJARファイルおよびADFは、同じコンテンツサーバ10に記憶されているものとする。但し、JARファイルとADFは、各々別のサーバに記憶されていてもよい。
<3.携帯電話機の構成>
次に、携帯電話機40は、例えば、図3に示すように、無線通信部401と、操作入力部402と、通話処理部403と、UIMインタフェース404と、CPU405と、液晶表示部406と、記憶部407とを有しており、これらの各部はバス411により接続されている。
無線通信部401は、アンテナ401aを備え、基地局32との無線通信を制御する。この無線通信部401は、CPU405の制御の下、例えば、パケット通信用のデータや送話音声に関するデータ等を搬送波に重畳して送信信号を生成し、この信号を基地局32へ送信する。また、無線通信部401は、基地局32から送られてくる無線信号をアンテナ401aを介して受信し、この信号を復調して自機40宛のパケット通信用のデータや受話音声に関するデータ等を得る。
操作入力部402は、数字や文字、操作指示等を入力するための複数のキーを有しており、これらのキーの操作に応じた操作信号をCPU405に出力する。また、通話処理部403は、例えば、マイクロフォンやスピーカ、音声処理部等を有しており、CPU405の制御の下、呼の接続や切断等を含む通話処理を行う。UIMインタフェース404は、CPU405の制御の下、携帯電話機40に装着されたUIM50との通信を制御する。
CPU405は、記憶部407に格納されている各種のプログラムを実行することにより、バス411を介して接続されている装置各部を制御する。また、液晶表示部406は、液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの表示制御を行う駆動回路とを有している。
記憶部407は、ROM408と、RAM409と、例えば、SRAM(Static−RAM)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable−ROM)等の不揮発性メモリ410とを有している。ROM408には、装置各部の基本制御を司るプログラム等が記憶されている。また、RAM409は、CPU405のワークエリアとして用いられる。
不揮発性メモリ410には、携帯電話機40用のオペレーティングシステム(以下、OSと記載する)やWWW(World Wide Web)ブラウザ、Java実行環境を構築するためのソフトウェア等が記憶されている。また、この不揮発性メモリ410には、例えば、コンテンツサーバ10からダウンロードしたJavaAP等、各種のプログラムやデータが記憶される。加えて、この不揮発性メモリ410は、UIMID格納領域410aと、JARストレージ410bと、スクラッチパッド410cと、メモリ領域特定テーブル410dとを有している。
UIMID格納領域410aには、現時点において携帯電話機40に装着されているUIM50のUIMIDが格納される。ここで、UIMIDは、UIM50が携帯電話機40へ装着された際に、UIM50からUIMインタフェース404を介して携帯電話機40へと送出され、CPU405によってUIMID格納領域410aに書き込まれる。また、UIM50が携帯電話機40から外されると、UIMID格納領域410aに格納されているUIMIDがCPU405によって消去される。
JARストレージ410bには、図4に示すように、携帯電話機40にダウンロードされた各JavaAP毎にそのJARファイルが記憶される。同図に示す例では、JARストレージ410b内に3つのJARファイル“JARファイルA”,“JARファイルB”,“JARファイルC”が記憶されている。
スクラッチパッド410cには、図5に示すように、JARストレージ410bに記憶された各JARファイル毎に、このJARファイルの本体プログラムを実行する場合に使用されるデータを永続的に記憶するためのJARファイル用メモリ領域が設けられる。また、コンテンツプロバイダによって共同使用が許可されたJARファイルについては、さらにJARファイル用メモリ領域内に、このJARファイルを共同使用する各ユーザ単位でユーザ用メモリ領域が設けられる。
例えば、同図において、“JARファイルA”および“JARファイルC”は、コンテンツプロバイダによって共同使用が許可されたプログラムであり、“JARファイルA”については、JARファイルA用メモリ領域内に、このプログラムを共同使用することとなった“ユーザA”、“ユーザB”および“ユーザC”毎に、各ユーザ用のメモリ領域(“ユーザA用メモリ領域”、“ユーザB用メモリ領域”および“ユーザC用メモリ領域”)が設けられる。
なお、このユーザ用メモリ領域(あるいは共同使用が許可されていないJARファイルの場合はJARファイル用メモリ領域)に記憶されるデータは、例えば、JARファイルがゲームプログラムであった場合、ユーザによって設定されたゲームの難易度や音量調整に関するデータ等の環境設定データ、ゲームを途中で終える際に保存しておくセーブデータ等である。
メモリ領域特定テーブル410dは、図6に示すように、携帯電話機40にダウンロードされた各JavaAP毎に、このJavaAPの識別情報と、このJavaAPを使用することのできるユーザを示すユーザ識別情報と、このユーザに対して割り当てられたスクラッチパッド410c内のユーザ用メモリ領域(あるいはJARファイル用メモリ領域)を示すメモリアドレス情報とが対応付けられて登録される。勿論、同図に示すように、共同使用されるJavaAPについては、ユーザ識別情報およびメモリアドレス情報が複数登録されることになる。なお、本実施形態では、ユーザ識別情報としてUIMIDを用いるとともに、JavaAP識別情報としてJARファイルのファイル名を用いている。
<4.携帯電話機におけるソフトウェアの実行環境>
図7は、携帯電話機40におけるソフトウェアの実行環境を説明するための図である。同図において、KVM(K Virtual Machine)は、小型電子機器用に設計変更されたJVM(J ava Virtual Machine)であって、JavaバイトコードをCPU405がOSを介して解釈/実行可能な命令コードに変換するためのソフトウェアである。また、API(Application Program Interface)は、例えば、CLDC(Connected Limited Device Configuration)によって規定されている機能や、携帯電話機40に特化した機能をJavaAPに対して提供するためのソフトウェアモジュールである。JAM(Java Application Manager)は、OSによる制御の下で、JavaAPのダウンロード/インストール/起動/終了/削除等を管理するためのソフトウェアである。
なお、同図に示すように、電話帳機能やブラウザ機能、ネットワーク通信機能を実現するためのソフトウェアは、OSによる制御の下で直接動作する。
[A−2.実施形態の動作]
<1.ダウンロード処理>
図8は、JavaAPをダウンロードする場合の、携帯電話機40およびコンテンツサーバ10の動作を例示するシーケンスチャートである。なお、このダウンロードに関する処理において、ステップS103以降の携帯電話機40で行われる各処理は、CPU405がJAMに従って実行する処理である。
まず、ユーザは、自己の所有するUIM50を携帯電話機40に装着するとともに、携帯電話機40の操作入力部402を操作してWWWブラウザを起動させる。次いで、ユーザは、操作入力部402を操作してコンテンツサーバ10への接続を指示する。これにより携帯電話機40からコンテンツサーバ10へ接続要求メッセージが送信される(ステップS101)。コンテンツサーバ10は、接続要求メッセージを受信すると、必要に応じて携帯電話機40の認証処理等を行なった後、サイトのメニュー情報を携帯電話機40へ送信する(ステップS102)。また、携帯電話機40は、メニュー情報を受信すると、このメニュー情報に基づく画像を液晶表示部407の液晶表示パネル(以下、「液晶画面」と記載する)に表示する。この後、携帯電話機40とコンテンツサーバ10の間では、メニューの選択等に関する情報が送受信される。
そして、携帯電話機40において、ダウンロードするJavaAPが操作入力により選択されると、CPU405は、選択されたJavaAPのADFを携帯電話機40に対して送信することを要求するADF取得要求メッセージをコンテンツサーバ10へ送信する(ステップS103)。コンテンツサーバ10は、ADF取得要求メッセージを受信すると、このADF取得要求メッセージによって指定されるADFをメモリから読み出して携帯電話機40へ送信する(ステップS104)。
携帯電話機40のCPU405は、ADFを受信すると、まず、ADFのファイル内容を確認し、このADFと対をなすJARファイルを携帯電話機40にダウンロードできるか否かを判別する(ステップS105)。具体的には、CPU405は、ADFから“AppSize”項目と“SPsize”項目のデータを読み出すとともに、JARストレージ410bおよびスクラッチパッド410cの空きメモリ容量を確認する。なお、“AppSize”項目には、ダウンロードを予定しているJARファイルのサイズ(JARファイルをJARストレージ410bに記憶するために必要となるメモリ容量)を示すサイズ情報が格納されている。また、“SPsize”項目には、ダウンロードを予定しているJARファイルに対してスクラッチパッド410c内に割り当てるJARファイル用メモリ領域(あるいは1ユーザ分のユーザ用メモリ領域)のサイズを示すサイズ情報が格納されている。CPU405は、JARストレージ410bまたはスクラッチパッド410cの空きメモリ容量が不足している場合に、JARファイルをダウンロードできないと判別し、その旨を示すメッセージを液晶画面に表示してJavaAPのダウンロードを中止する。
一方、CPU405は、JARファイルをダウンロードできると判別した場合は(ステップS105:Yes)、次いで、ADFに含まれている共同使用許可フラグの値が“1”であるか否かを判別する(ステップS106)。その結果、CPU405は、共同使用許可フラグの値が“1”でないと判別した場合、すなわち、このJavaAPの共同使用をコンテンツプロバイダが許可していない場合は、ステップS108に移行する。なお、JavaAPの共同使用を許可するか否かをコンテンツプロバイダが指定しておらず、ADF内に共同使用許可フラグ自体が含まれていない場合は、共同使用許可フラグの値が“1”ではないので、CPU405は共同使用許可フラグの値が“0”の場合と同様の処理を行う。
また、CPU405は、共同使用許可フラグの値が“1”であると判別した場合(ステップS106:Yes)、すなわち、このJavaAPの共同使用をコンテンツプロバイダが許可している場合は、次いで、上記ステップS104においてダウンロードしたADFによって指定されるJARファイルが、JARストレージ410b内にインストールされているか否かを判別する(ステップS107)。その結果、CPU405は、該当するJARファイルがJARストレージ410b内にインストールされていると判別した場合は、ステップS111に移行する。
さて、このようにステップS106およびS107においてともに判別結果がYesの場合、すなわち、ダウンロードしようとしているJARファイルが共同使用の許可されたプログラムであって、かつ、このJARファイルがJARストレージ410b内にインストールされている場合は、既にインストールされているJARファイルを共同使用すればよいので、JARファイル自体のダウンロードを行う必要はない。そこで、CPU405は、JARファイルのダウンロードを行わず、ステップS111に移行する。
そして、このように既にインストールされているJARファイルを共同使用する場合、まず、CPU405は、図5に示したスクラッチパッド410cにおいて、該当するJARファイル用メモリ領域内に、新たなユーザ用メモリ領域を生成する(ステップS111)。次いで、CPU405は、UIMID格納領域410aに格納されているUIMID、すなわち、現時点において携帯電話機40に装着されているUIM50のUIMIDを取得する(ステップS112)。なお、現時点において携帯電話機40に装着されているUIM50から直接、UIMIDを取得してもよい。このUIMIDは、現時点において携帯電話機40を使用しているユーザを識別するためのユーザ識別情報として利用される。
そして、CPU405は、図6に示したメモリ領域特定テーブル410dにおいて、共同使用することとなったJavaAPの識別情報に、上記ステップS111において生成したユーザ用メモリ領域を示すメモリアドレス情報と、上記ステップS112において取得したUIMIDとを対応付けて登録し、メモリ領域特定テーブル410dを更新する(ステップS113)。
一方、CPU405は、上記ステップS107において、ダウンロードしようとしているJARファイルがJARストレージ410b内にインストールされていないと判別した場合、あるいは上記ステップS106において共同使用許可フラグの値が“1”でないと判別した場合は、次いで、ADFに含まれているJARファイルのダウンロード要求先を示すURL(Uniform Resource Locator)を用いてJARファイル取得要求メッセージを生成し、当該JARファイル取得要求メッセージをコンテンツサーバ10へ送信する(ステップS108)。コンテンツサーバ10は、JARファイル取得要求メッセージを受信すると、このJARファイル取得要求メッセージによって指定されるJARファイルをメモリから読み出して携帯電話機40に送信する(ステップS109)。
携帯電話機40のCPU405は、JARファイルを受信すると、まず、上記ステップS104において受信したADFから“AppSize”項目のサイズ情報を読み出す。そして、CPU405は、読み出したサイズ情報によって指定される容量のメモリ領域をJARストレージ410bに確保した後、このメモリ領域内に、受信したJARファイルをインストールする(ステップS110)。また、CPU405は、上記ステップS104において受信したADFから“SPsize”項目のサイズ情報を読み出し、当該サイズ情報に従って、インストールされたJARファイル用のメモリ領域をスクラッチパッド410c内に確保する(ステップS111)。さらに、CPU405は、上記ステップS104において受信したADFを、インストールされたJARファイルと対応付けて不揮発性メモリ410に記憶する。
この後、CPU405は、UIMID格納領域410aに格納されているUIMIDを取得する(ステップS112)。そして、CPU405は、メモリ領域特定テーブル410dに、今回インストールしたJavaAPの識別情報と、上記ステップS111において生成したJARファイル用メモリ領域を示すメモリアドレス情報と、上記ステップS112において取得したUIMIDとを対応付けて登録し、メモリ領域特定テーブル410dを更新する(ステップS113)。
<2.JavaAP起動処理>
次に、図9は、携帯電話機40においてCPU405により実行されるJavaAP起動処理の動作を例示するフローチャートである。このJavaAP起動処理は、JAMの機能としてCPU405により実行されるものであり、例えば、操作入力によってJavaAPの起動が指示された場合に実行される。
なお、JavaAPの起動を指示する形態は、操作入力に限定されず、例えば、予め設定された時刻になるとJavaAPの起動が指示される場合や、他のプログラムに従って行われている処理からJavaAPの起動が指示される場合、電子メール等を用いて携帯電話機40の外部からJavaAPの起動が指示される場合等もある。また、ユーザは、自己の所有するUIM50を携帯電話機40に装着した状態で携帯電話機40を使用しているものとする。
まず、CPU405は、現時点において携帯電話機40を使用しているユーザを判別するため、UIMID格納領域410aに格納されているUIMIDを取得する(ステップS201)。勿論、現時点において携帯電話機40に装着されているUIM50から直接、UIMIDを取得してもよい。
次いで、CPU405は、起動させるプログラムとして指定されたJavaAPが、コンテンツプロバイダによって共同使用の許可されたプログラムであるか否かを判別する(ステップS202)。すなわち、CPU405は、起動させるプログラムとして指定されたJavaAPのADFを不揮発性メモリ410から読み出して、このADFに含まれている共同使用許可フラグの値が“1”であるか否かを判別する。
その結果、CPU405は、起動させるプログラムとして指定されたJavaAPが共同使用の許可されたプログラムであると判別した場合は(ステップS202:Yes)、まず、図6に示したメモリ領域特定テーブル410dを参照して、起動させるプログラムとして指定されたJavaAPの識別情報と、上記ステップS201において取得したUIMIDとの組み合わせに対応付けられているメモリアドレス情報を取得する(ステップS203)。次いで、CPU405は、取得したメモリアドレス情報により示されるユーザ用メモリ領域を、このJavaAPの実行時に使用するメモリ領域として指定する(ステップS204)。
この後、CPU405は、起動させるプログラムとして指定されたJavaAPについて、JARファイル内の本体プログラムをJARストレージ410bから読み出して起動し(ステップS207)、当該起動させた本体プログラムに基づく処理を、上記ステップS204において指定されたユーザ用メモリ領域に記憶されているデータを用いて開始する。
例えば、起動させるプログラムとして指定されたJavaAPがゲームプログラムであって、スクラッチパッド410c内のユーザ用メモリ領域に、ユーザが指定したゲームの難易度等を設定するための環境設定データとセーブデータが記憶されている場合、CPU405は、ゲームプログラムを起動させた後、まず、ユーザ用メモリ領域から環境設定データおよびセーブデータを読み出す。そして、CPU405は、環境設定データに基づいてゲームの難易度等を設定するともに、セーブデータに従ってゲームの再開シーンやゲームキャラクタの能力値等を設定した後、ゲームを再開させる。また、このゲームプログラムの実行中や終了時には、該当するユーザ用メモリ領域に記憶されているデータの使用や更新がCPU405により適宜行われる。
なお、CPU405は、上記ステップS203において、メモリ領域特定テーブル410dに、上記ステップS201において取得したUIMIDと、起動させるプログラムとして指示されたJavaAPの識別情報との組み合わせに対応するメモリアドレス情報が存在しないと判別した場合、例えば、共同使用が許可されていないユーザがJavaAPの起動を指示した場合等は、不正使用に該当するためJavaAPを起動することができない旨のメッセージを液晶画面に表示し、このJavaAPの起動を中止する。
一方、CPU405は、上記ステップS202において、起動させるプログラムとして指定されたJavaAPが共同使用の許可されたプログラムでないと判別した場合は、ステップS205に進む。そして、CPU405は、メモリ領域特定テーブル410dから、起動させるプログラムとして指定されたJavaAPの識別情報と、上記ステップS201において取得したUIMIDとの組み合わせに対応付けられているメモリアドレス情報を取得する(ステップS205)。次いで、CPU405は、取得したメモリアドレス情報により指定されるJARファイル用メモリ領域を、このJavaAPの実行時に使用するメモリ領域として指定する(ステップS206)。
この後、CPU405は、起動させるプログラムとして指定されたJavaAPについて、JARファイル内の本体プログラムをJARストレージ410bから読み出して起動し(ステップS207)、当該起動させた本体プログラムに基づく処理を、上記ステップS206において指定されたJARファイル用メモリ領域に記憶されているデータを用いて開始する。
以上説明したように本実施形態によれば、コンテンツプロバイダによって共同使用が許可されたJavaAPについては、携帯電話機40内にJARファイルが1つしかインストールされないので、携帯電話機40におけるメモリの無駄な使用を削減することができる。勿論、ユーザ自身が、自分の使用したいJavaAPが携帯電話機40にインストールされているか否かを不揮発性メモリ410内を検索して確認したり、あるいは自分の使用したいJavaAPが既にインストールされている場合に、このJavaAPについてスクラッチパッド410c内に自分用のユーザ用メモリ領域の生成を指示する等といった煩雑な操作を行う必要もなくなる。また、コンテンツプロバイダは、自身が提供するJavaAPについて共同使用を許可するか否かを設定することができる。
なお、携帯電話機40(コンピュータ)は、ROM408または不揮発性メモリ410に記憶されているプログラムに従って、図8に示したダウンロードに関する処理や、図9に示したJavaAP起動処理を行うが、このような本発明に係る処理を実行するためのプログラムを通信によって携帯電話機40に提供するようにしてもよい。あるいは、このようなプログラムを記録媒体に記録して提供するようにしてもよい。
[B.変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はその主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形態で実施することが可能である。上述した実施形態は、本発明の一態様を例示したものに過ぎず、例えば、以下に示すような変形例が考えられる。
<変形例1>
図8に示したダウンロード処理を、図10に示すシーケンスチャートのように変形してもよい。なお、図10に示すシーケンスチャートにおいては、図8に示したシーケンスチャートと異なる部分についてのみ300番台のステップ番号を付している。また、図8に示したシーケンスチャートと同じ処理を行なうステップについては動作説明を省略する。
携帯電話機40において、ダウンロードするJavaAPが操作入力により選択されると、まず、CPU405は、UIMID格納領域410aに記憶されているUIMIDを取得する(ステップS301)。次いで、CPU405は、ダウンロードするJavaAPのADFを携帯電話機40に対して送信することを要求するADF取得要求メッセージと、上記ステップS301において取得したUIMIDとをコンテンツサーバ10へ送信する(ステップS302)。
コンテンツサーバ10は、ADF取得要求メッセージおよびUIMIDを受信すると、まず、このADF取得要求メッセージによって指定されるADFをメモリから読み出す。次いで、コンテンツサーバ10は、読み出したADF内に、このADFと対をなすJARファイルの使用を携帯電話機40において許可するユーザを示すユーザ情報として、携帯電話機40から受信したUIMIDを格納し(ステップS303)、このADFを携帯電話機40へ送信する(ステップS304)。すなわち、このステップS304においてコンテンツサーバ10から携帯電話機40へ送信されるADFには、このADFと対をなすJARファイルが携帯電話機40において複数のユーザによる共同使用が許可されたプログラムであるか否かを示す共同使用許可フラグと、携帯電話機40においてこのJARファイルの使用を許可するユーザを示すユーザ情報(UIMID)とが格納されている。
この後、ステップS105〜S110までの各処理は、図8に示したシーケンスチャートの各処理と同じである。そして、携帯電話機40のCPU405は、上記ステップ304において受信したADFの指定するJARファイルが、共同使用の許可されたプログラムであって、かつ、このJARファイルがJARストレージ410b内にインストールされている場合は、ステップS305において、受信したADF内に含まれているUIMIDにより示されるユーザ用のメモリ領域(ユーザ用メモリ領域)をスクラッチパッド410c内に生成する。
そして、CPU405は、メモリ領域特定テーブル410dにおいて、共同使用することとなったJavaAPの識別情報に、上記ステップS305において生成したユーザ用メモリ領域を示すメモリアドレス情報と、上記ステップS304において受信したADF内に含まれているUIMIDとを対応付けて登録し、メモリ領域特定テーブル410dを更新する(ステップS306)。
一方、CPU405は、ADFの指定するJARファイルが共同使用の許可されていないプログラムである場合、あるいは、このJARファイルが、共同使用の許可されたプログラムであるものの、JARストレージ410b内にインストールされていない場合は、ステップS305においてスクラッチパッド410c内にJARファイル用メモリ領域を生成する。そして、CPU405は、メモリ領域特定テーブル410dに、今回インストールしたJavaAPの識別情報と、上記ステップS305において生成したJARファイル用メモリ領域を示すメモリアドレス情報と、上記ステップS304において受信したADF内に含まれているUIMIDとを対応付けて登録し、メモリ領域特定テーブル410dを更新する(ステップS306)。
このように、コンテンツサーバ10は、共同使用許可フラグに加え、JARファイルの使用を許可するユーザを示すユーザ情報を含んだADFを携帯電話機40に送信するようにしてもよい。なお、このユーザ情報は、UIMIDに限定されるものではない。例えば、後述する変形例2および変形例3に記載するように、電話番号やバイオメトリクス情報等を用いることもできる。
また上記ステップS303においてコンテンツサーバ10がADFにUIMIDを格納する際には、UIMIDにより示されるユーザ用にカスタマイズされた、このADFと対をなすJARファイルを実行する場合に使用されるパラメータ等の制御情報をさらにADF内に格納するようにしてもよい。
この場合、上記ステップS306においてCPU405は、共同使用することとなったJavaAPの識別情報に、上記ステップS305において生成したユーザ用メモリ領域を示すメモリアドレス情報と、上記ステップS304において受信され不揮発性メモリ410に記憶されたADFを特定する情報(例えば、ADFの格納場所を示すメモリアドレス情報やADF毎に固有に割り当てられたID情報等)と、受信したADF内に含まれているUIMIDとを対応付けてメモリ領域特定テーブル410dに登録する。
そして、CPU405は、このようなJavaAPを起動する場合、メモリ領域特定テーブル410dを参照して特定したユーザ用メモリ領域に記憶されているデータに加え、メモリ領域特定テーブル410dを参照して特定したADF内に含まれている上記制御情報を用いてJavaAPを実行する。
<変形例2>
上述した実施形態において携帯電話機40は、携帯電話機40を使用しているユーザを、携帯電話機40に装着されているUIM50から取得したUIMIDにより識別するようにした。しかしながら、UIMIDの代わりに、UIM50に記憶されている電話番号や電子メールアドレス等を用いてもよい。
また、UIM50(データ記憶モジュール)は、携帯電話機40と無線通信によってデータの送受信を行う非接触型のICカードであってもよい。また、データ記憶モジュールは、携帯電話機40に対して着脱自在なメモリカード、光ディスク、磁気ディスク等の記録媒体であってもよい。勿論、このような記録媒体を用いる場合は、この記録媒体内に、記録媒体毎または記録媒体の所有者毎に固有の識別情報が記録され、携帯電話機40は、当該携帯電話機40に装着されている記録媒体から取得した識別情報により、この携帯電話機40を使用しているユーザを識別する。
<変形例3>
UIM50や記録媒体を装着して使用する携帯電話機40以外であっても本発明を適用することができる。図11は、本変形例に係る携帯電話機41のハードウェア構成を例示するブロック図である。同図に示す携帯電話機41が上述した実施形態における携帯電話機40と異なるのは、UIMインタフェース404の代わりに指紋解析部421が設けられている点である。この指紋解析部421は、携帯電話機41を使用しているユーザの指紋を光学的に読み取る指紋読取ユニットと、当該指紋読取ユニットにより読み取られた指紋の画像を解析して当該指紋の特徴を抽出し、このユーザを一意に識別するための指紋情報を生成する指紋解析ユニットとを有している。この指紋解析部421によって生成された指紋情報をUIMIDの代わりに用いて、携帯電話機41を使用しているユーザを識別するようにしてもよい。また、指紋の代わりに、声紋、網膜パターン、掌紋等のバイオメトリクス情報を用いてもよい。
<変形例4>
上記実施形態では、ADF内に含まれている共同使用可否フラグの値に従って、ダウンロードしようとしているJARファイルが、共同使用の許可されたプログラムであり、かつ、既にJARストレージ410b内にインストールされている場合は、このJARファイルのダウンロードを行わないようにしたが、JARファイルを40にダウンロードした後に、当該JARファイルが、共同使用の許可されたプログラムであり、かつ、既にJARストレージ410b内にインストールされている場合は、このJARファイルをJARストレージ410bにインストールしないようにしてもよい。
<変形例5>
上述した実施形態において携帯電話機40は、ADFに記述されている共同使用許可フラグの値に従って、このADFの指定するJARファイルが共同使用の許可されたプログラムであるか否かを判別するようにした。しかしながら、例えば、共同使用が許可された各JARファイルを特定のサーバから携帯電話機40に提供するようにして、携帯電話機40は、ADFに記述されているJARファイルのダウンロード要求先を示すURL(通信アドレス)に基づいて、このJARファイルが共同使用の許可されたプログラムであるか否かを判別するようにしてもよい。
<変形例6>
上述した実施形態では、携帯電話機40にJavaAPをダウンロードする場合について説明したが、勿論、ダウンロードではなく、JavaAPが携帯電話機40に配信される場合についても本発明を適用することができる。また、本発明が適用可能な受信装置は、携帯電話機に限定されるものではない。例えば、PHS(Personal Handyphone System:登録商標)端末やパーソナルコンピュータ等の各種通信機器に本発明を適用することができる。また、プログラミング言語は、Javaに限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る通信システムの構成を例示するブロック図である。 同実施形態に係るJavaAPの構成について例示する図である。 同実施形態に係る携帯電話機のハードウェア構成を例示するブロック図である。 同実施形態に係るJARストレージの構成を例示する図である。 同実施形態に係るスクラッチパッドの構成を例示する図である。 同実施形態に係るメモリ領域特定テーブルの構成を例示する図である。 同実施形態に係り、携帯電話機におけるソフトウェアの実行環境を説明するための図である。 同実施形態に係り、JavaAPをダウンロードする場合の、携帯電話機およびコンテンツサーバの動作を例示するシーケンスチャートである。 同実施形態に係る携帯電話機において、CPUにより実行されるJavaAP起動処理の動作を例示するフローチャートである。 本発明の変形例1に係り、図8に示したダウンロードに関する処理の変形例について示すシーケンスチャートである。 本発明の変形例3に係る携帯電話機のハードウェア構成を例示するブロック図である。
符号の説明
1…通信システム、10…コンテンツサーバ、20…インターネット、30…移動パケット通信網、40,41…携帯電話機、50…UIM、401…無線通信部、402…操作入力部、404…UIMインタフェース、405…CPU、406…液晶表示部、407…記憶部、410…不揮発性メモリ、410a…UIMID格納領域、410b…JARストレージ、410c…スクラッチパッド、410d…メモリ領域特定テーブル、421…指紋解析部。

Claims (6)

  1. 受信手段と、
    記憶手段と、
    当該受信装置を使用しているユーザを識別する識別手段と、
    前記受信手段により受信されるプログラムが、同一の受信装置において複数のユーザによる使用が許可されたプログラムであるか否かを判別する第1の判別手段と、
    前記第1の判別手段により複数のユーザによる使用が許可されたプログラムであると判別された場合に、前記受信手段により受信されるプログラムが前記記憶手段に記憶されているか否かを判別する第2の判別手段と、
    前記第2の判別手段により前記記憶手段に記憶されていると判別された場合に、前記プログラムを前記記憶手段に記憶せず、当該受信装置を使用しているユーザを前記識別手段により識別させて、当該ユーザ用の、前記プログラムを実行する場合に使用されるデータを記憶する記憶領域を前記記憶手段に設定する設定手段と、
    前記記憶手段に記憶されている、複数のユーザによる使用が許可されたプログラムを実行する場合に、当該受信装置を使用しているユーザを前記識別手段により識別させて、前記設定手段により各ユーザ毎に設定された記憶領域のうち前記識別手段により識別されたユーザ用の記憶領域に記憶されているデータを用いて前記プログラムを実行する実行手段と
    を有することを特徴とする受信装置。
  2. 前記受信手段は、プログラムの受信に先立って、該プログラムが同一の受信装置において複数のユーザによる使用が許可されたプログラムであるか否かを示す共同使用可否情報を受信し、
    前記第1の判別手段は、前記受信手段により受信された共同使用可否情報に従って、前記受信手段により受信されるプログラムが同一の受信装置において複数のユーザによる使用が許可されたプログラムであるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 当該受信装置にはデータ記憶モジュールが装着可能であり、
    前記識別手段は、当該受信装置に装着されたデータ記憶モジュールに記憶されている、データ記憶モジュール毎に固有の識別情報を取得して、この識別情報により当該受信装置を使用しているユーザを識別する
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  4. 記憶手段と、
    プログラムの受信に先立って、該プログラムが同一の受信装置において複数のユーザによる使用が許可されたプログラムであるか否かを示す共同使用可否情報と、当該受信装置において該プログラムの使用を許可するユーザを示すユーザ情報とを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された共同使用可否情報が複数のユーザによる使用を許可している場合に、前記プログラムが前記記憶手段に記憶されているか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により前記記憶手段に記憶されていると判別された場合に、前記プログラムを前記記憶手段に記憶せず、前記受信手段により受信されたユーザ情報により示されるユーザ用の、前記プログラムを実行する場合に使用されるデータを記憶する記憶領域を前記記憶手段に設定する設定手段と、
    前記記憶手段に記憶されている、複数のユーザによる使用が許可されたプログラムが実行される場合に、当該受信装置を使用しているユーザを識別する識別手段と、
    前記設定手段により各ユーザ毎に設定された記憶領域のうち前記識別手段により識別されたユーザ用の記憶領域に記憶されているデータを用いて前記プログラムを実行する実行手段と
    を有することを特徴とする受信装置。
  5. コンピュータに、
    当該コンピュータに備わる受信手段により受信されるプログラムが、同一の受信装置において複数のユーザによる使用が許可されたプログラムであるか否かを判別する第1のステップと、
    前記第1のステップにて複数のユーザによる使用が許可されたプログラムであると判別された場合に、前記受信手段により受信されるプログラムが当該コンピュータに備わるメモリに記憶されているか否かを判別する第2のステップと、
    前記第2のステップにて前記メモリに記憶されていると判別された場合に、前記プログラムを前記メモリに記憶せず、当該コンピュータを使用しているユーザを識別して、当該ユーザ用の、前記プログラムを実行する場合に使用されるデータを記憶する記憶領域を前記メモリに設定する第3のステップと、
    前記メモリに記憶されている、複数のユーザによる使用が許可されたプログラムを実行する場合に、当該コンピュータを使用しているユーザを識別して、前記第3のステップにて各ユーザ毎に設定された記憶領域のうち前記識別されたユーザ用の記憶領域に記憶されているデータを用いて前記プログラムを実行する第4のステップと
    を実行させるためのプログラム。
  6. コンピュータに、
    当該コンピュータに備わる受信手段によるプログラムの受信に先立って、該プログラムが同一のコンピュータにおいて複数のユーザによる使用が許可されたプログラムであるか否かを示す共同使用可否情報と、当該コンピュータにおいて該プログラムの使用を許可するユーザを示すユーザ情報とを受信する第1のステップと、
    前記第1のステップにて受信された共同使用可否情報が複数のユーザによる使用を許可している場合に、前記プログラムが当該コンピュータに備わるメモリに記憶されているか否かを判別する第2のステップと、
    前記第2のステップにて前記メモリに記憶されていると判別された場合に、前記プログラムを前記メモリに記憶せず、前記受信手段により受信されたユーザ情報により示されるユーザ用の、前記プログラムを実行する場合に使用されるデータを記憶する記憶領域を前記メモリに設定する第3のステップと、
    前記記憶手段に記憶されている、複数のユーザによる使用が許可されたプログラムが実行される場合に、当該コンピュータを使用しているユーザを識別する第4のステップと、
    前記第3のステップにて各ユーザ毎に設定された記憶領域のうち前記第4のステップにて識別されたユーザ用の記憶領域に記憶されているデータを用いて前記プログラムを実行する第5のステップと
    を実行させるためのプログラム。
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