JP2002342290A - 通信端末、通信装置、通信制御方法、通信制御プログラムおよび通信制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

通信端末、通信装置、通信制御方法、通信制御プログラムおよび通信制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2002342290A
JP2002342290A JP2001142360A JP2001142360A JP2002342290A JP 2002342290 A JP2002342290 A JP 2002342290A JP 2001142360 A JP2001142360 A JP 2001142360A JP 2001142360 A JP2001142360 A JP 2001142360A JP 2002342290 A JP2002342290 A JP 2002342290A
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孝之 下居
Takashi Kondo
隆 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信端末に提供されたコンテンツの当該通信
端末からの出力を制限すること。 【解決手段】 コンテンツサーバ10は、携帯電話機4
0に対し、当該コンテンツサーバ10から提供されるコ
ンテンツの携帯電話機40からの出力の可否を判別する
JavaAPを送信する。このJavaAPは、携帯電話機40
においてコンテンツサーバ10からダウンロードしたコ
ンテンツを外部機器に出力する場合に起動される。携帯
電話機40は、起動したJavaAPに従って、コンテンツ
の出力先となる外部機器(例えば、ビデオゲーム機5
0)から機種識別情報を受信し、当該受信した機種識別
情報とJavaAP内に格納されているコンテンツの出力を
許可する機種識別情報と照合することにより、外部機器
に対するコンテンツの出力の可否を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データ通信に用
いて好適な通信端末、通信装置、通信制御方法、通信制
御プログラムおよび通信制御プログラムを記録した記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パケット通信機能を有する携帯
電話機は、移動パケット通信網およびインターネットを
介してコンテンツサーバなどの通信装置にアクセスし、
当該通信装置から所望のプログラムやデータ(コンテン
ツ)をダウンロードすることができる。
【0003】また、携帯電話機が近距離無線通信機能や
有線通信機能などのローカル通信機能を有している場
合、このローカル通信機能により当該携帯電話機と通信
可能なパーソナルコンピュータやPDA(Personal Dig
ital Assistant)などの電子機器に対して、携帯電話機
は、通信装置からダウンロードしたコンテンツを自由に
出力することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した通
信装置を用いて携帯電話機にコンテンツを提供するコン
テンツ提供者の中には、携帯電話機に提供したコンテン
ツについて、例えば、携帯電話機に対してのみコンテン
ツを提供したのであり、携帯電話機から他の電子機器へ
コンテンツを出力することは許可したくない、あるいは
携帯電話機から特定の電子機器に対してのみコンテンツ
の出力を許可してもよいなど、携帯電話機に提供したコ
ンテンツの出力を制限したいという要望があった。
【0005】本発明は、以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、通信端末に提供されたコンテンツの出
力を制限することのできる通信端末、通信装置、通信制
御方法、通信制御プログラムおよび通信制御プログラム
を記録した記録媒体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明の通信端末は、ネットワークを介して取得
したコンテンツの出力の可否を判別するプログラムと前
記コンテンツの出力が許可された電子機器を識別するた
めの識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、当該
通信端末と通信可能な電子機器から当該電子機器の識別
情報を受信する第1の受信手段と、前記プログラムに従
って、前記第1の受信手段により受信された前記識別情
報と当該プログラムに対応付けて前記記憶手段に記憶さ
れた前記識別情報とを照合する照合手段と、前記照合手
段による照合結果が一致した場合に、前記ネットワーク
を介して取得したコンテンツを前記電子機器へ出力する
出力手段とを有する。
【0007】したがって、この発明の通信端末は、ネッ
トワークを介して取得したコンテンツの出力を、出力先
となる電子機器から受信した当該電子機器の識別情報に
基づいて制限する。
【0008】また、この発明の通信装置は、ネットワー
クを介して通信端末にコンテンツを送信可能な通信装置
であって、通信端末において当該通信装置から送信され
たコンテンツの出力の可否を判別するプログラムと前記
コンテンツの出力が許可された電子機器を識別するため
の識別情報とを記憶する記憶手段と、コンテンツの送信
される通信端末が前記プログラムと前記識別情報とを有
しているか否かを判別する判別手段と、前記判別手段に
より前記通信端末が前記プログラムと前記識別情報とを
有していないと判別された場合に、前記プログラムと前
記識別情報とを前記記憶手段から読み出して前記通信端
末へ送信する送信手段とを有する。
【0009】したがって、この発明の通信装置は、コン
テンツの送信先となる通信端末が前記コンテンツの出力
の可否を判別するプログラムと前記コンテンツの出力が
許可された電子機器の識別情報とを有していない場合
に、前記プログラムと前記識別情報とを前記通信端末へ
送信する。
【0010】また、この発明の通信装置は、ネットワー
クを介して通信端末にコンテンツを送信可能な通信装置
であって、通信端末において当該通信装置から送信され
たコンテンツの出力の可否を判別するプログラムを記憶
する記憶手段と、通信端末から当該通信端末が前記コン
テンツを出力する電子機器の識別情報を受信して前記電
子機器の認証を行う認証手段と、前記認証手段により前
記電子機器が認証された場合に、前記電子機器の識別情
報を前記コンテンツの出力が許可された電子機器の識別
情報として前記プログラムとともに前記通信端末へ送信
する送信手段とを有する。
【0011】したがって、この発明の通信装置は、通信
端末から当該通信端末がコンテンツを出力する電子機器
の識別情報を受信して当該電子機器の認証を行い、認証
された前記電子機器の識別情報を前記コンテンツの出力
が許可された電子機器の識別情報として前記コンテンツ
の出力の可否を判別するプログラムとともに前記通信端
末へ送信する。
【0012】また、この発明の通信制御方法は、通信端
末が、ネットワークを介して取得したコンテンツを出力
する電子機器から当該電子機器を識別するための識別情
報を受信する受信過程と、前記通信端末が、前記コンテ
ンツの出力の可否を判別するプログラムに従って、前記
受信過程にて受信された識別情報と前記プログラムに対
応付けられた前記コンテンツの出力が許可された電子機
器の識別情報とを照合する照合過程と、前記通信端末
が、前記照合過程による照合結果が一致した場合に、前
記コンテンツを前記電子機器へ出力する出力過程とを有
する。
【0013】したがって、この発明の通信制御方法によ
れば、通信端末は、ネットワークを介して取得したコン
テンツの出力を、出力先となる電子機器から受信した当
該電子機器の識別情報に基づいて制限する。
【0014】また、この発明の通信制御プログラムは、
コンピュータに、ネットワークを介して取得したコンテ
ンツを当該コンピュータと通信可能な電子機器へ出力す
る旨が指示された場合に、前記電子機器から受信した当
該電子機器を識別するための識別情報と、当該通信制御
プログラムに対応付けられた前記コンテンツの出力が許
可された電子機器の識別情報とを照合する照合機能と、
前記照合機能による照合結果が一致した場合に、前記コ
ンテンツを前記電子機器へ出力する出力機能とを実現さ
せる。
【0015】したがって、この発明の通信制御プログラ
ムによれば、コンピュータは、ネットワークを介して取
得したコンテンツの出力を、出力先となる電子機器から
受信した識別情報に基づいて制限する。なお、上記通信
制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒
体に記録されて通信端末に提供される形態であってもよ
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。なお、各図において共通する
部分には、同一の符号が付されている。また、かかる実
施形態は本発明の一態様を示すものであり、この発明を
限定するものではなく、本発明の範囲で任意に変更可能
である。
【0017】[A−1.実施形態の構成] <1.通信システムの構成>図1は、この発明に係る携
帯電話機40およびコンテンツサーバ10を含む通信シ
ステム1の構成を例示するブロック図である。同図に示
されるように、通信システム1は、コンテンツサーバ1
0と、インターネット20と、移動パケット通信網30
と、携帯電話機40と、ビデオゲーム機50と、表示装
置60とを有する。
【0018】なお、図1においては、図面が煩雑になる
ことを防ぐために、通信システム1を構成する所定のコ
ンテンツサーバ10、移動パケット通信網30を構成す
る所定のゲートウェイサーバ31および所定の基地局3
2、移動パケット通信網30に収容される所定の携帯電
話機40、当該携帯電話機40に接続される所定のビデ
オゲーム機50および所定の表示装置60のみが示され
ている。
【0019】コンテンツサーバ10は、インターネット
20および移動パケット通信網30を介して携帯電話機
40とパケット通信を行う機能を有している。このコン
テンツサーバ10は、コンテンツ提供事業者により運営
されるサーバであって、携帯電話機40あるいは当該携
帯電話機40に接続されたビデオゲーム機50に提供可
能なプログラムや画像データ、音楽データなどの種々の
コンテンツを記憶している。
【0020】また、このコンテンツサーバ10は、当該
コンテンツサーバ10から携帯電話機40へダウンロー
ドされたコンテンツについて、携帯電話機40からの出
力先を制限するためのJava(登録商標)プログラミング
言語で記述されたアプリケーションプログラム(以下、
JavaAPと略称する)を有している。このJavaAPは、
例えば、コンテンツサーバ10からコンテンツとともに
携帯電話機40にダウンロードされ、携帯電話機40に
おいて実行される。
【0021】移動パケット通信網30は、当該移動パケ
ット通信網30に収容される携帯電話機40に対してパ
ケット通信サービスを提供する網であり、ゲートウェイ
サーバ31と基地局32とを有している。なお、この通
信システム1は、移動パケット通信網30に加え、図示
を省略した移動電話網を有する。この移動電話網は、当
該移動電話網に収容される携帯電話機40に対して一般
的な移動電話の通話サービスを提供する網である。
【0022】ゲートウェイサーバ31は、移動パケット
通信網30とインターネット20とを相互接続する図示
を省略した移動パケット関門中継交換局に設けられてい
る。このゲートウェイサーバ31は、異なる通信プロト
コルを有するネットワーク間のデータの授受を中継する
機能を有する。より具体的に説明すると、ゲートウェイ
サーバ31は、移動パケット通信網30用の通信プロト
コルと、インターネット20の標準通信プロトコルであ
るTCP/IP(Transmission Control Protocol / In
ternet Protocol)との相互変換を行って、移動パケッ
ト通信網30とインターネット20間のデータの授受を
中継する。
【0023】基地局32は、移動パケット通信網30の
通信サービスエリア内に多数設置されており、自局32
のカバーする無線セルに在圏している携帯電話機40と
無線通信を行う。
【0024】携帯電話機40は、自機40が在圏する無
線セルをカバーする基地局32と無線通信を行い、パケ
ット通信サービスや通話サービスを受ける移動機であ
る。この携帯電話機40は、移動パケット通信網30お
よびインターネット20を介してコンテンツサーバ10
とパケット通信を行う機能を有している。また、携帯電
話機40はローカル通信機能を有し、パーソナルコンピ
ュータ、PDA、ビデオゲーム機50などの電子機器と
通信ケーブルを介してデータの送受信を行うことができ
る。本実施形態では、図1に示されるように、携帯電話
機40とローカル通信を行う電子機器の一例として、ビ
デオゲーム機50を例示している。
【0025】この携帯電話機40は、コンテンツサーバ
10からダウンロードしたコンテンツをビデオゲーム機
50などの電子機器へ出力する場合に、コンテンツサー
バから受信したJavaAPに従って、コンテンツの出力先
となる電子機器を制限する機能を有する。携帯電話機4
0は、このコンテンツの出力制限機能の下、コンテンツ
サーバ10からダウンロードしたコンテンツをビデオゲ
ーム機50へ出力することが可能である。
【0026】なお、以降、本明細書では、携帯電話機4
0が有するローカル通信機能により当該携帯電話機40
と通信可能なビデオゲーム機50やパーソナルコンピュ
ータなどの電子機器を外部機器と述べる。
【0027】ビデオゲーム機50は、DVD(Digital
Versatile Disc)やCD−ROM(Compact Disk Read
Only Memory)、ROMカセットなどの記録媒体に記録
されたゲームソフトウェアに従って、操作入力に応じた
画像データおよび音声データを生成し、これらの画像デ
ータおよび音声データを表示装置60に出力する。この
ビデオゲーム機50は、コンテンツサーバ10に格納さ
れているゲームキャラクタやゲームアイテムに関するデ
ータ、ゲーム内容の一部を変更するためのソフトウェ
ア、ゲームの攻略情報などの種々のコンテンツを携帯電
話機40を介して取得することができる。また、このビ
デオゲーム機50は、図示を省略したメモリを有し、こ
のメモリには、例えば、当該ビデオゲーム機50がプレ
イステーション(登録商標)であることなどを示す機種
識別情報が格納されている。
【0028】表示装置60は、例えばテレビジョン受像
機などの、音声出力機能を有するCRT(Cathode-Ray
Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などであ
る。この表示装置60は、ビデオゲーム機50から出力
された画像データおよび音声データに基づいてゲーム画
像の表示やゲーム音声の出力を行う。
【0029】<2.コンテンツサーバの構成>図2は、
図1に示されたコンテンツサーバ10のハードウェア構
成を例示するブロック図である。同図に示されるよう
に、コンテンツサーバ10は、ROM101と、RAM
(Random Access Memory)102と、HD(Hard Dis
c)103と、通信インタフェース104と、CPU(C
entral Processing Unit)105とを有し、これらの各
部はバス106により接続されている。
【0030】ROM101には、IPL(Initial Prog
ram Loader)などの装置各部の基本制御を司るプログラ
ムが格納されている。また、RAM102は、CPU1
05のワークエリアとして用いられ、CPU105によ
り実行されるプログラムや、各種のデータが一時的に格
納される。
【0031】HD103には、当該コンテンツサーバ1
0のオペレーティングシステムなどが格納されている。
また、このHD103は、コンテンツ格納領域103a
と、JavaAP格納領域103bとを有する。
【0032】コンテンツ格納領域103aには、携帯電
話機40あるいはビデオゲーム機50に提供可能な種々
のコンテンツが格納されている。このコンテンツ格納領
域103aには、例えば、ビデオゲーム機50において
ビデオゲームの実行時に使用可能なゲームキャラクタお
よびゲームアイテムに関するデータ、ゲーム内容の一部
を変更するためのソフトウェア、ゲームの攻略情報など
がコンテンツとして格納されている。
【0033】次に、JavaAP格納領域103bには、携
帯電話機40において実行される携帯電話機40用のJa
vaAPが格納されている。このJavaAPは、Javaアプレ
ットやJavaアプリケーションなどのJavaプログラミング
言語で記述されたアプリケーションプログラムであっ
て、コンテンツ提供事業者により作成される。このJava
APは、携帯電話機40において以下に説明する機能を
実現するためのプログラムである。
【0034】(コンテンツの出力制限機能)JavaAP
は、携帯電話機40において、コンテンツサーバ10か
らダウンロードされたコンテンツの出力先となる外部機
器を制限する機能を実現する。また、本実施形態におけ
るJavaAPは、当該JavaAPの送信元であるコンテンツ
サーバ10から携帯電話機40へダウンロードされたコ
ンテンツについてのみ、その出力先を制限する。すなわ
ち、コンテンツ提供事業者Aのコンテンツサーバ10か
ら送信されたJavaAPは、携帯電話機40においてコン
テンツ提供事業者Aのコンテンツサーバ10からダウン
ロードされたコンテンツについてのみ、その出力先の制
限を行い、コンテンツ提供事業者Bのコンテンツサーバ
10から送信されたJavaAPは、携帯電話機40におい
てコンテンツ提供事業者Bのコンテンツサーバ10から
ダウンロードされたコンテンツについてのみ、その出力
先の制限を行う。
【0035】このJavaAPは、図3(a)に示されるよ
うに、コンテンツの出力が許可された外部機器の種類を
示す機種識別情報を有している。この機種識別情報は、
例えば、S社製のビデオゲーム機であることを示す情報
や、T社製のモバイルコンピュータであることを示す情
報などの外部機器の種類を示す情報の他に、例えば、M
社製のOS(Operating System)を搭載しているコンピ
ュータであることなど、外部機器で実行されるソフトウ
ェアの種類を示す情報であってもよい。また、複数種類
の外部機器に対してコンテンツの出力を許可する場合、
JavaAPは、図3(b)に示されるように、複数の機種
識別情報を有することとなる。
【0036】JavaAPは、携帯電話機40においてコン
テンツの出力が指示されると起動され、コンテンツの出
力先となる外部機器から機種識別情報を受信し、受信し
た機種識別情報と当該JavaAP内に格納されている機種
識別情報とを比較して、外部機器に対するコンテンツの
出力の可否を判別する。そして、両方の機種識別情報が
一致した場合にのみコンテンツの出力を許可し、コンテ
ンツを外部機器へ出力させる。
【0037】例えば、JavaAPが、図1に示されたビデ
オゲーム機50の機種識別情報をコンテンツの出力が許
可された外部機器の機種識別情報として格納している場
合、このJavaAPが送信された携帯電話機40では、Ja
vaAPの送信元となるコンテンツサーバ10からダウン
ロードしたコンテンツをビデオゲーム機50へ出力する
ことができる。しかし、この携帯電話機40は、上記コ
ンテンツをビデオゲーム機50以外のその他の外部機
器、例えばパーソナルコンピュータやPDAなどに出力
することができない。また、携帯電話機40に送信され
たJavaAPがビデオゲーム機50の機種識別情報を有し
ていない場合、携帯電話機40では、このJavaAPの送
信元となるコンテンツサーバ10からダウンロードした
コンテンツをビデオゲーム機50に出力することができ
ない。
【0038】このコンテンツの出力制限機能により、コ
ンテンツサーバ10を運営しているコンテンツ提供事業
者は、自己が提供しているコンテンツについて、携帯電
話機40からの外部機器への出力を任意に制限すること
ができるようになる。特に、コンテンツ提供事業者は、
携帯電話機40からのコンテンツの出力先をJavaAP内
の機種識別情報により任意に指定することができる。
【0039】図2に戻り、通信インタフェース104
は、インターネット20を介して当該コンテンツサーバ
10と他の装置との間で行われるデータ通信を制御す
る。また、CPU105は、ROM101やRAM10
2、HD103に格納されている各種プログラムを実行
することにより、バス106を介して接続されている装
置各部を制御する。
【0040】このCPU105は、本実施形態に特有な
処理として、当該コンテンツサーバ10にコンテンツの
ダウンロード要求を送信してきた携帯電話機40に対
し、JavaAPの格納有無を問合わせ、携帯電話機40が
当該コンテンツサーバ10用のJavaAPを有しているか
否かを判別する。その結果、CPU105は、携帯電話
機40が当該コンテンツサーバ10用のJavaAPを有し
ていないと判別した場合に、JavaAP格納領域103b
からJavaAPを読み出して、当該JavaAPを通信インタ
フェース104を介して携帯電話機40へ送信する。
【0041】<3.携帯電話機の構成>図4は、図1に
示された携帯電話機40のハードウェア構成を例示する
ブロック図である。同図に示されるように、携帯電話機
40は、無線通信部401と、操作入力部402と、通
話処理部403と、通信インタフェース404と、液晶
表示部405と、記憶部406と、CPU410とを有
し、これらの各部はバス411により接続されている。
【0042】無線通信部401は、アンテナ401aを
備え、基地局32との間で行われる無線通信を制御す
る。この無線通信部401は、CPU410の制御の
下、例えば送話音声に関するデータやパケット通信用の
データなどを搬送波に重畳して無線信号を生成し、この
無線信号をアンテナ401aを介して基地局32へ送信
する。また、無線通信部401は、基地局32から送ら
れてくる無線信号をアンテナ401aを介して受信し、
これを復調して自機40宛の受話音声に関するデータや
パケット通信用のデータなどを得る。
【0043】操作入力部402は、数字や文字、操作指
示などを入力するための複数のキーを備え、これらのキ
ーの操作に応じた操作信号をCPU410に出力する。
通話処理部403は、例えばマイクロフォンやスピー
カ、音声処理部などを有し、CPU410の制御の下、
呼接続/切断処理を含む通話処理を行う。通信インタフ
ェース404は、通信ケーブルにより接続されたビデオ
ゲーム機50とのデータ通信を制御する。液晶表示部4
05は、液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの表示
制御を行う駆動回路とを有する。
【0044】記憶部406は、ROM407と、RAM
408と、例えばSRAM(Static−RAM)やEEPR
OM(Electrically Erasable Programmable Read Only
Memory)などの不揮発性メモリ409とを有する。
【0045】ROM407には、CPU410によって
実行される各種プログラムなどが格納されている。この
ROM407には、例えば、携帯電話機40用のOSや
Web(World Wide Web)ブラウザのソフトウェア、コ
ンテンツサーバ10からダウンロードしたJavaAPを当
該携帯電話機40において実行するためのJava実行環境
(以下、JREと略称する)のソフトウェアなどが格納
されている。また、RAM408は、CPU410のワ
ークエリアとして用いられ、CPU410により実行さ
れるプログラムや、各種のデータが一時的に格納され
る。
【0046】不揮発性メモリ409には、携帯電話機4
0用のアプリケーションプログラムや各種データが格納
される。この不揮発性メモリ409は、コンテンツ格納
領域409aと、JavaAP格納領域409bと、JavaA
P登録テーブル409cとを有する。
【0047】コンテンツ格納領域409aには、コンテ
ンツサーバ10などから携帯電話機40にダウンロード
された各種のコンテンツが格納される。
【0048】JavaAP格納領域409bには、コンテン
ツサーバ10から携帯電話機40へ送信されたJavaAP
が格納される。ここで、前述したコンテンツサーバ10
がインターネット20に複数接続されており、各コンテ
ンツサーバ10から携帯電話機40へJavaAPが送信さ
れた場合、図5に示されるように、JavaAP格納領域4
09bには、各コンテンツサーバ10から送信されたJa
vaAP,,……がそれぞれ格納されることとな
る。
【0049】次に、JavaAP登録テーブル409cは、
コンテンツ格納領域409a内の各コンテンツと、Java
AP格納領域409b内の各JavaAP,,……と
の対応関係が登録されるデータテーブルである。このJa
vaAP登録テーブル409cは、図6に示されるよう
に、各コンテンツのファイル名毎に、当該コンテンツの
出力制限を担うJavaAPのプログラム名が格納されてい
る。
【0050】前述したように、JavaAPは、当該JavaA
Pの送信元であるコンテンツサーバ10から携帯電話機
40へダウンロードされたコンテンツについてのみ、そ
の出力先を制限する。したがって、図6に示されるJava
AP登録テーブル409cには、同一のコンテンツサー
バ10から携帯電話機40に取得されたコンテンツとJa
vaAPとが対応付けられて登録される。
【0051】なお、例えば、携帯電話機40において生
成されたコンテンツなど、JavaAPを用いたコンテンツ
の出力制限機能の制御対象外となるコンテンツについて
は、図6のJavaAP登録テーブル409cにおいて「コ
ンテンツD」として示されるように、対応するJavaAP
のプログラム名が「無し」として登録される。図4に戻
り、CPU410は、記憶部406に格納されている各
種プログラムを実行することにより、バス411を介し
て接続されている装置各部を制御する。このCPU41
0は、本実施形態に特有な処理として、コンテンツ格納
領域409aに格納されているコンテンツを外部機器へ
出力する旨が指示された場合に、まず、JavaAP登録テ
ーブル409cを参照して出力するコンテンツに対応す
るJavaAPを特定し、当該JavaAPを起動する。
【0052】次いで、CPU410は、起動させたJava
APに従って、コンテンツの出力先として指定された外
部機器(例えば、ビデオゲーム機50)から機種識別情
報を受信して、当該受信した機種識別情報とJavaAP内
に格納されている機種識別情報と照合し、外部機器に対
するコンテンツの出力の可否を判別する。その結果、両
方の機種識別情報が一致した場合にのみ、CPU410
は、外部機器に対するコンテンツの出力を許可し、コン
テンツ格納領域409aから該当するコンテンツを読み
出して通信インタフェース404を介して外部機器へ出
力する。
【0053】<4.JavaAPの実行環境>図7は、携帯
電話機40におけるJavaAPの実行環境を例示する模式
図である。同図に示されたJavaAPの実行環境を示す機
能階層モデルは、最下層から順に、携帯電話機40用の
OSと、Javaアプリケーションマネージャ(以下、JA
Mと略称する)と、Javaバーチャルマシン(以下、Java
VMと略称する)と、JavaAP,……とを有する。
【0054】ここで、JAMは、OSによる制御の下、
JavaAPの実行に関するセキュリティなどを管理する機
能を有している。また、JavaVMは、JAMの制御下に
おいて各JavaAP,……を実行するための機能を有
しており、Javaの実行ファイル形式であるバイトコード
を携帯電話機40のCPU410がOSを介して解釈可
能な命令コードに変換する。これらのJAMおよびJava
VMのソフトウェアは、上述したJREに組み込まれて
おり、携帯電話機40のROM407に格納されてい
る。
【0055】携帯電話機40のCPU410は、当該携
帯電話機40の主電源が投入されると初期処理を行った
後、ROM407からOSを読み出して実行する。ま
た、CPU410は、各JavaAP,……のうち、い
ずれかのJavaAPを起動する旨が指示されると、まず、
ROM407からJREに組み込まれているJAMおよ
びJavaVMのソフトウェアを読み出してOS上において
実行し、次いで、起動対象となるJavaAPをJavaVM上
において実行する。
【0056】なお、図7においてJavaVMは、KVM
(K Virtual Machine)であってもよいことは勿論であ
る。以上が本実施形態に係る通信システム1の構成であ
る。
【0057】[A−2.実施形態の動作]次に、本実施
形態の動作について説明する。まず、コンテンツ提供事
業者は、携帯電話機40あるいはビデオゲーム機50
(外部機器)に提供するコンテンツを製作し、当該コン
テンツをコンテンツサーバ10のコンテンツ格納領域1
03aに格納する。また、コンテンツ提供事業者は、コ
ンテンツ格納領域103aに格納したコンテンツについ
て、携帯電話機40からの出力先を制限するためのJava
APを作成し、当該JavaAPをコンテンツサーバ10の
JavaAP格納領域103bに格納する。
【0058】<1.コンテンツのダウンロード>図8
は、携帯電話機40がコンテンツサーバ10からコンテ
ンツをダウンロードするまでの通信システム1各部の動
作を例示するシーケンスチャートである。同図に示され
るように、まず、携帯電話機40のユーザは、操作入力
部402のキー操作によりWebブラウザの起動を指示
する。このキー操作に応じて携帯電話機40のCPU4
10は、ROM407に格納されているWebブラウザ
のソフトウェアをRAM408に読み出して起動する
(ステップS101)。
【0059】次いで、ユーザは、Webブラウザ上にお
いてコンテンツサーバ10の通信アドレス(ドメインア
ドレス)を操作入力部402のキー操作により入力する
とともに、このコンテンツサーバ10に対するアクセス
を指示する。この操作入力に応じて携帯電話機40のC
PU410は、入力された通信アドレスにより指定され
るコンテンツサーバ10へ無線通信部401を介してア
クセス要求を送信する(ステップS102)。このアク
セス要求は、携帯電話機40が在圏している無線エリア
をカバーする基地局32によって受信され、ゲートウェ
イサーバ31、インターネット20を介してコンテンツ
サーバ10へ送信される。
【0060】コンテンツサーバ10のCPU105は、
携帯電話機40からのアクセス要求を通信インタフェー
ス104を介して受信すると、HD103のコンテンツ
格納領域103aからホームページのトップ画面データ
を読み出して携帯電話機40へ返信する(ステップS1
03)。携帯電話機40のCPU410は、コンテンツ
サーバ10からのトップ画面データを無線通信部401
を介して受信すると、Webブラウザの機能によりトッ
プ画面データに基づく画像を生成して液晶表示部405
に表示する。
【0061】このトップ画面の表示に応じてユーザによ
りメニューの選択が行われ、ゲームデータのダウンロー
ドサービスを選択する旨のキー操作が行われると(ステ
ップS104)、携帯電話機40のCPU410は、ダ
ウンロードサービスを選択する旨のメニュー選択情報を
コンテンツサーバ10へ送信する(ステップS10
5)。
【0062】コンテンツサーバ10のCPU105は、
携帯電話機40からのメニュー選択情報を受信すると、
当該メニュー選択情報に従ってコンテンツ格納領域10
3aからゲームデータのダウンロードサービスに関する
画面データを読み出して携帯電話機40へ返信する(ス
テップS106)。そして、携帯電話機40のCPU4
10は、コンテンツサーバ10から受信した画面データ
に基づいて、ダウンロードサービスに関する画面を液晶
表示部405に表示する。
【0063】図9(a)および図9(b)は、携帯電話
機40の液晶表示部405に表示されるゲームデータの
ダウンロードサービスに関する画面表示例を示す図であ
る。同図(a)および同図(b)は、一例としてゴルフ
ゲーム用のゲームキャラクタのダウンロードサービス画
面について示している。
【0064】携帯電話機40の液晶表示部405には、
ゲームキャラクタのダウンロードサービス画面として、
まず、同図(a)に示される画面が表示される。この画
面においてキー操作により「利用説明」が選択される
と、液晶表示部405には、当該サービスに関する利用
説明情報が表示される。ここで、利用説明情報として表
示される内容には、例えば、ゲームキャラクタのデータ
を携帯電話機40やビデオゲーム機50にダウンロード
するための手順や、ゲームキャラクタのダウンロードに
伴って携帯電話機40に情報提供料として課金される課
金金額に関する情報などがある。
【0065】また、同図(a)に示される画面において
キー操作により「ゲームキャラクタの概要」が選択され
ると、液晶表示部405には、ダウンロード可能な各ゲ
ームキャラクタに関する簡易画像や能力値情報などが表
示される。また、同図(a)に示される画面においてキ
ー操作により「キャラクタのダウンロード」が選択され
ると、液晶表示部405には、図9(b)に示される画
面が表示される。
【0066】この図9(b)に示される画面は、ビデオ
ゲーム機50においてゴルフゲームで使用可能な各ゲー
ムキャラクタを携帯電話機40へダウンロードする場合
に表示されるものである。同図(b)に示される画面に
は、〜の各項目毎に、1または2のゲームキャラク
タ名および当該ゲームキャラクタの能力値を示すレベル
情報と、このゲームキャラクタのダウンロードに応じて
携帯電話機40に情報提供料として課金される課金金額
とが表示されている。
【0067】ここで、ユーザがキー操作によりダウンロ
ードしたいゲームキャラクタ(コンテンツ)を選択する
と(ステップS107)、携帯電話機40のCPU41
0は、コンテンツの選択情報を含んだダウンロード要求
をコンテンツサーバ10へ送信する(ステップS10
8)。
【0068】コンテンツサーバ10のCPU105は、
携帯電話機40からのダウンロード要求を受信すると、
まず、当該コンテンツサーバ10用のJavaAP、すなわ
ち、当該コンテンツサーバ10のJavaAP格納領域10
3bに格納されているJavaAPを携帯電話機40が有し
ているか否かを確認するための問合わせ要求を携帯電話
機40へ送信する(ステップS109)。この問合わせ
要求には、上記JavaAPの識別情報(例えば、プログラ
ム名など)が含まれている。
【0069】携帯電話機40のCPU410は、コンテ
ンツサーバ10からの問合わせ要求を受信すると、当該
問合わせ要求に含まれているJavaAPの識別情報に従っ
て、不揮発性メモリ409内のJavaAP格納領域409
bを検索し、当該JavaAP格納領域409bに該当する
JavaAPが格納されているか否かをチェックする。この
後、携帯電話機40のCPU410は、問合わせのあっ
たJavaAPがJavaAP格納領域409bに格納されてい
たか否かを示すチェック結果情報を含んだ問合わせ応答
をコンテンツサーバ10へ送信する(ステップS11
0)。
【0070】コンテンツサーバ10のCPU105は、
携帯電話機40からの問合わせ応答を受信すると、当該
問合わせ応答に含まれているチェック結果情報に従っ
て、携帯電話機40が当該コンテンツサーバ10用のJa
vaAPを有しているか否かを判別する(ステップS11
1)。その結果、携帯電話機40が当該コンテンツサー
バ10用のJavaAPを有していると判別した場合、CP
U105は、ステップS115に移行する。
【0071】また、コンテンツサーバ10のCPU10
5は、携帯電話機40が当該コンテンツサーバ10用の
JavaAPを有していないと判別した場合は、HD103
のJavaAP格納領域103bからJavaAPを読み出し
て、当該JavaAPを携帯電話機40へ送信する(ステッ
プS112)。携帯電話機40のCPU410は、コン
テンツサーバ10からのJavaAPを受信すると、まず、
当該JavaAPをJavaAP格納領域409bに格納する
(ステップS113)。次いで、CPU105は、Java
APの格納が完了したことを示す格納完了通知をコンテ
ンツサーバ10に返信する(ステップS114)。
【0072】コンテンツサーバ10のCPU105は、
携帯電話機40からの格納完了通知を受信した場合、あ
るいは上記ステップS111において携帯電話機40が
当該コンテンツサーバ10用のJavaAPを有していると
判別した場合、次いで、上記ステップS108において
携帯電話機40から受信したダウンロード要求に含まれ
ているコンテンツの選択情報に従って、該当するコンテ
ンツをコンテンツ格納領域103aから読み出し、当該
コンテンツを携帯電話機40へ送信する(ステップS1
15)。
【0073】携帯電話機40のCPU410は、コンテ
ンツサーバ10からのコンテンツを受信すると、当該コ
ンテンツを不揮発性メモリ409内のコンテンツ格納領
域409aに格納するとともに(ステップS116)、
コンテンツのダウンロードが完了したことを示すダウン
ロード完了通知をコンテンツサーバ10へ返信する(ス
テップS117)。
【0074】さらに、携帯電話機40のCPU410
は、上記ステップS116においてコンテンツ格納領域
409aに格納したコンテンツのファイル名を取得す
る。また、CPU410は、上記ステップS113にお
いてJavaAP格納領域409bに格納したJavaAPのプ
ログラム名を取得する。そして、CPU410は、取得
したコンテンツのファイル名とJavaAPのプログラム名
とを対応付けてJavaAP登録テーブルに登録する(ステ
ップS118)。
【0075】一方、コンテンツサーバ10のCPU10
5は、携帯電話機40からのダウンロード完了通知を受
信すると、コンテンツのダウンロードに伴う課金料金
と、携帯電話機40から取得した当該携帯電話機40の
パケット通信サービス用の加入者IDなどを含んだ課金
情報をゲートウェイサーバ31へ送信する(ステップS
119)。ゲートウェイサーバ31は、コンテンツサー
バ10から受信した課金情報を蓄積し、予め定められた
日時になると移動パケット通信網30の通信サービス事
業者が管理している明細センタへ課金情報を送信する
(ステップS120)。
【0076】これにより明細センタにおいて、コンテン
ツのダウンロードに伴う課金料金が加算された携帯電話
機40のサービス利用明細が作成され、通信サービス事
業者は、当該利用明細を用いてコンテンツのダウンロー
ドに伴う課金料金をユーザから代行徴収する。そして、
通信サービス事業者は、代行徴収した課金料金から手数
料を差し引いた金額をコンテンツサーバ10のコンテン
ツ提供事業者に対して支払う。
【0077】以上説明したように、コンテンツサーバ1
0は、携帯電話機40に対するコンテンツのダウンロー
ドに際し、コンテンツの出力制限を担うJavaAPが携帯
電話機40に格納されているか否かを確認し、JavaAP
が携帯電話機40に格納されていない場合は、当該Java
APを携帯電話機40に格納させる。したがって、携帯
電話機40が既にこのコンテンツサーバ10用のJavaA
Pを有している場合は、コンテンツのみを携帯電話機4
0へ送信すればよい。
【0078】なお、JavaAPは、コンテンツとともに携
帯電話機40へダウンロードされる形態であってもよい
し、あるいは、コンテンツのダウンロードの後に携帯電
話機40に格納される形態であってもよい。
【0079】<2.コンテンツの出力制限>次に、図1
0は、携帯電話機40において、コンテンツサーバ10
からダウンロードされたコンテンツを外部機器であるビ
デオゲーム機50へ出力する場合の携帯電話機10とビ
デオゲーム機50の動作を例示するシーケンスチャート
である。ユーザは、図8に示された処理により所望のコ
ンテンツを携帯電話機40へダウンロードした後、ま
ず、ビデオゲーム機50を通信ケーブルにより携帯電話
機40に接続し、ビデオゲーム機50の主電源を投入す
る。
【0080】この後、ユーザは、携帯電話機40の操作
入力部402を操作して、コンテンツ格納領域409a
に格納されている各コンテンツのファイル名などを液晶
表示部405に一覧表示させる。これにより携帯電話機
40の液晶表示部405には、図11(a)に示される
コンテンツの一覧表示画面が表示される。
【0081】この一覧表示画面においていずれかのコン
テンツがユーザのキー操作により選択されると(ステッ
プS201)、携帯電話機40のCPU410は、不揮
発性メモリ409に格納されているJavaAP登録テーブ
ル409cを参照し、選択されたコンテンツに対応付け
られたJavaAPを特定する(ステップS202)。
【0082】なお、コンテンツ格納領域409aに格納
されている各コンテンツとJavaAP格納領域409bに
格納されている各JavaAPとの対応関係は、図6に示さ
れたようなデータテーブル(JavaAP登録テーブル40
9c)の形式で記憶されていなくともよい。例えば、図
11(a)に示されたコンテンツの一覧表示画面におい
てユーザの操作により選択されたコンテンツに対し、対
応するJavaAPが起動されるようにプログラムが構築さ
れている形態であってもよい。
【0083】次いで、携帯電話機40のCPU410
は、特定したJavaAPをJavaAP格納領域409bから
読み出して起動する(ステップS203)。ここで前述
したように、CPU410は、JavaAPの起動指令に応
じて、まず、ROM407からJREに組み込まれてい
るJAMおよびJavaVMのソフトウェアを読み出してO
S上において実行し、次いで、JavaVM上においてJava
APを起動する。また、CPU410は、起動させたJa
vaAPに従って、ビデオゲーム機50との間でデータ
通信を行うためのネゴシエーションを行う。
【0084】上記ステップS203においてJavaAPが
起動されると、携帯電話機40のCPU410は、この
JavaAPに従ってステップS204以降の処理を行う。
また、上記ステップS202において、選択したコンテ
ンツに対応付けられているJavaAPが存在しなかった場
合、すなわち、選択されたコンテンツが、例えば、携帯
電話機40において生成されたコンテンツなどであり、
JavaAP登録テーブル409c内に当該コンテンツに対
応するJavaAPが「無し」と登録されている場合には、
当該コンテンツをビデオゲーム機50などの外部機器に
対して自由に出力することが可能である。
【0085】上記ステップS203の後、まず、携帯電
話機40のCPU410は、当該携帯電話機40と通信
ケーブルにより接続された外部機器(ビデオゲーム機5
0)から機種識別情報を取得するために、機種識別情報
の問合わせ要求を通信インタフェース404を介してビ
デオゲーム機50へ送信する(ステップS204)。こ
の際、携帯電話機40の液晶表示部405には、図11
(b)に示されるように、当該携帯電話機40とビデオ
ゲーム機50とがローカル通信中であることを示すメッ
セージが表示される。
【0086】ビデオゲーム機50は、携帯電話機40か
らの問合わせ情報を受信すると、メモリから自機50の
機種識別情報を読み出して、当該機種識別情報を含んだ
問合わせ応答を携帯電話機40へ返信する(ステップS
205)。
【0087】携帯電話機40のCPU410は、ビデオ
ゲーム機50からの問い合せ応答を受信すると、当該問
い合わせ応答に含まれている機種識別情報と、実行中の
JavaAP内に格納されている機種識別情報とを照合し
(ステップS206)、両方の機種識別情報が一致する
か否かを判別する(ステップS207)。この際、携帯
電話機40の液晶表示部405には、図11(c)に示
されるように、指定されたコンテンツの出力先となる外
部機器を認証中であることを示すメッセージが表示され
る。
【0088】例えば、携帯電話機40に接続されたビデ
オゲーム機50がプレイステーション(登録商標)であ
って、上記ステップS203において実行されたJavaA
P内に格納されている機種識別情報がプレイステーショ
ンを示すものであった場合、上記ステップS207にお
いて携帯電話機40のCPU410は、両方の機種識別
情報が一致していると判別する。また、上記ステップS
203において実行されたJavaAP内に格納されている
機種識別情報がプレイステーションを示すものであるも
のの、携帯電話機40に接続されたビデオゲーム機50
がプレイステーション以外のビデオゲーム機である場
合、上記ステップS207においてCPU410は、両
方の機種識別情報が不一致であると判別する。
【0089】さらには、上記ステップS203において
実行されたJavaAP内に格納されている機種識別情報が
プレイステーションを示すものであるものの、携帯電話
機40に接続された外部機器がビデオゲーム機以外のパ
ーソナルコンピュータやPDAなどである場合、当然、
上記ステップS207においてCPU410は、両方の
機種識別情報が不一致であると判別する。
【0090】このようにして上記ステップS207にお
ける照合の結果、両方の機種識別情報が一致していない
と判別された場合、携帯電話機40のCPU410は、
図12(a)に示されるように、この外部機器に対し、
指定されたコンテンツを出力することができない旨のメ
ッセージを液晶表示部405に表示した後(ステップS
208)、コンテンツの出力制限に関する処理を終了す
る。
【0091】一方、上記ステップS207において両方
の機種識別情報が一致したと判別された場合、携帯電話
機40のCPU410は、ビデオゲーム機50(外部機
器)に対するコンテンツの出力を許可した後(ステップ
S209)、図12(b)に示されるように、外部機器
の認証が成立したこと、並びにコンテンツの出力を行う
旨のメッセージを液晶表示部405に表示する(ステッ
プS210)。
【0092】この後、CPU410は、ユーザからの操
作入力に応じて、上記ステップS201においてユーザ
により選択されたコンテンツをコンテンツ格納領域40
9aから読み出して、当該コンテンツをビデオゲーム機
50へ送信する(ステップS211)。この際、携帯電
話機40の液晶表示部405には、図12(c)に示さ
れるように、コンテンツを携帯電話機40からビデオゲ
ーム機50へ出力中であることを示すメッセージが表示
される。
【0093】ビデオゲーム機50は、携帯電話機40か
らコンテンツを受信すると、このコンテンツをメモリあ
るいは当該ビデオゲーム機50に対して着脱自在なメモ
リカードに格納した後(ステップS212)、コンテン
ツの格納を完了したことを示す格納完了通知を携帯電話
機40へ返信する(ステップS213)。
【0094】この後、ユーザは、ゲームソフトウェアが
記録された記録媒体をビデオゲーム機50にセットし、
ビデオゲーム機50のコントローラを操作してビデオゲ
ームの実行を指示する。これにより、ビデオゲーム機5
0にセットされた記録媒体からゲームソフトウェアが読
み出されて実行され、ビデオゲーム機50に接続された
表示装置60には、図13(a)に示されるメニュー画
面が表示される。
【0095】このメニュー画面において「ダウンロード
データの使用」項目がコントローラの操作により選択さ
れると、ビデオゲーム機50は、メモリあるいはメモリ
カードに格納されているデータをチェックし、当該ビデ
オゲーム機50にダウンロードされた各コンテンツ(ゲ
ームデータ)のうち、実行中のビデオゲームにおいて使
用可能なゲームデータを特定する。次いで、ビデオゲー
ム機50は、図13(b)に示されるように、特定した
1ないし複数のゲームデータの一覧を表示装置60に表
示させる。
【0096】そして、この画面においてコントローラの
操作により使用するゲームデータが選択されると、ビデ
オゲーム機50は、図13(c)に示されるように、選
択されたゲームデータに関するより詳細な情報を表示装
置60に表示させる。この後、コントローラの操作に応
じて当該ゲームデータを使用してビデオゲームを行う旨
が指示されると、ビデオゲーム機50は、このゲームデ
ータを用いたビデオゲームの処理を開始する(ステップ
S214)。なお、図13(c)に示される画面表示例
は、使用するゲームデータとしてゲームキャラクタが選
択された場合を示すものであり、選択されたゲームキャ
ラクタに関する簡易画像および能力値情報が画面に表示
されている。
【0097】以上説明したように本実施形態によれば、
携帯電話機40は、コンテンツサーバ10からダウンロ
ードしたコンテンツの外部機器への出力を外部機器の種
類に応じて制限することができる。また、このようなコ
ンテンツの出力制限機能をJavaAPにより実現すること
ができる。また、コンテンツサーバ10を用いて携帯電
話機40あるいは外部機器にコンテンツを提供するコン
テンツ提供事業者は、自身がコンテンツの使用を許可し
た外部機器に対してのみ、携帯電話機40を介してコン
テンツを提供することができる。
【0098】また、コンテンツの出力を許可する外部機
器の機種識別情報をJavaAP内に格納する構成としてい
るので、JavaAPと機種識別情報との対応付けを、例え
ばテーブルデータなどとして保持しておく必要がない。
【0099】[B.変形例]以上、本発明の実施形態に
ついて説明したが、この実施形態はあくまでも例示であ
り、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形が可
能である。変形例としては、例えば以下のようなものが
考えられる。
【0100】<変形例1>上記実施形態では、図10の
ステップS201に示されるように、ビデオゲーム機5
0(外部機器)に出力するコンテンツを携帯電話機40
においてユーザがキー操作により選択する構成について
説明した。しかしながら、ビデオゲーム機50に出力す
るコンテンツをビデオゲーム機50においてユーザが選
択可能な構成であってもよい。
【0101】図14は、本変形例に係る携帯電話機40
およびビデオゲーム機50の動作を例示するシーケンス
チャートである。なお、本変形例における通信システム
各部の構成は、基本的に上記実施形態における通信シス
テム1と同じである。
【0102】まず、ユーザは、ビデオゲーム機50を通
信ケーブルにより携帯電話機40に接続し、ビデオゲー
ム機50の主電源を投入する。これによりビデオゲーム
機50は、メモリに格納されている当該ビデオゲーム機
50用のOSを起動する。
【0103】この後、ユーザは、ビデオゲーム機50の
コントローラを操作して、図15(a)に示されるメイ
ンメニュー画面を表示装置60に表示させる。このメイ
ンメニュー画面において「外部機器との通信」項目がコ
ントローラの操作により選択されると、ビデオゲーム機
50は、携帯電話機40との間でデータ通信を行うため
のネゴシエーションを行う。次いで、ビデオゲーム機5
0は、コンテンツ問合わせ要求を携帯電話機40へ出力
する(ステップS301)。
【0104】携帯電話機40のCPU410は、ビデオ
ゲーム機50からコンテンツ問合わせ要求を受信する
と、まず、コンテンツ格納領域409aに格納されてい
る各コンテンツのファイル名を取得する(ステップS3
02)。
【0105】なお、本変形例におけるビデオゲーム機5
0と携帯電話機40とのデータ通信は、基本的にビデオ
ゲーム機50側のみをユーザが操作することにより実行
される。したがって、携帯電話機40のCPU410
は、ビデオゲーム機50とのローカル通信に際し、図1
6(a)に示されるように、このローカル通信に関する
操作入力などが外部機器側に有ることをユーザに報知す
るためのマーク(ピクトグラム)“EX”を液晶表示部
405に表示する(ステップS303)。
【0106】この後、携帯電話機40のCPU410
は、上記ステップS302において取得した各コンテン
ツのファイル名を含んだコンテンツ問合わせ応答をビデ
オゲーム機50へ返信する(ステップS304)。ビデ
オゲーム機50は、携帯電話機40からコンテンツ問合
わせ応答を受信すると、当該コンテンツ問合わせ応答に
含まれている各コンテンツのファイル名に従って、図1
5(b)に示されるように、表示装置60に各コンテン
ツの一覧を表示させる(ステップS305)。
【0107】この一覧表示画面においていずれかのコン
テンツがコントローラの操作によって選択されると(ス
テップS306)、次いで、ビデオゲーム機50は、メ
モリから自機50の機種識別情報を読み出して、当該機
種識別情報とコンテンツの選択情報を含んだ出力要求を
携帯電話機40へ送信する(ステップS307)。
【0108】携帯電話機40のCPU410は、ビデオ
ゲーム機50から出力要求を受信すると、当該出力要求
に含まれているコンテンツの選択情報に従って不揮発性
メモリ409内のJavaAP登録テーブル409cを参照
し、選択されたコンテンツに対応付けられたJavaAPを
特定する(ステップS308)。
【0109】次いで、携帯電話機40のCPU410
は、特定したJavaAPをJavaAP格納領域409bから
読み出して起動する(ステップS309)。なお、Java
APが起動されると、携帯電話機40のCPU410
は、このJavaAPに従ってステップS310以降の処理
を行う。そして、携帯電話機40のCPU410は、上
記ステップS307においてビデオゲーム機50から受
信した出力要求に含まれている機種識別情報と、実行中
のJavaAP内に格納されている機種識別情報とを照合し
(ステップS310)、両方の機種識別情報が一致する
か否かを判別する(ステップS311)。
【0110】このステップS311以降の処理は、上記
実施形態において図10に示したステップS207以降
の処理と基本的に同じであるので説明を省略することと
するが、異なるのは以下の2点である。
【0111】すなわち、まず、1点目として携帯電話機
40のCPU410は、上記ステップS311において
両方の機種識別情報が一致していないと判別された場
合、図16(b)に示されるように、上記ステップS3
02において液晶表示部405に表示を開始したピクト
グラムの表示を消去するとともに(ステップS31
2)、この外部機器に対してコンテンツを出力すること
ができない旨のメッセージを液晶表示部405に表示す
る。また、携帯電話機40のCPU410は、同様のメ
ッセージを表示装置60に表示させるため、このメッセ
ージをビデオゲーム機50へ送信した後(ステップS3
13)、コンテンツの出力制限に関する処理を終了す
る。
【0112】また、2点目として携帯電話機40のCP
U410は、ステップS317においてビデオゲーム機
50から格納完了通知を受信すると、図16(c)に示
されるように、上記ステップS302において液晶表示
部405に表示を開始したピクトグラムの表示を消去す
る(ステップS318)。以上説明したように、ビデオ
ゲーム機50(外部機器)に出力するコンテンツをビデ
オゲーム機50側でユーザが選択可能な構成としてもよ
い。
【0113】<変形例2>上記実施形態において、携帯
電話機40がコンテンツサーバ10からコンテンツをダ
ウンロードするまでの通信システム1各部の動作は、以
下に説明する制御手順に順じて行われるものであっても
よい。
【0114】図17は、本変形例に係るビデオゲーム機
50、携帯電話機40およびコンテンツサーバ10の動
作を例示するシーケンスチャートである。なお、本変形
例における通信システム1各部の構成は、コンテンツサ
ーバ10のJavaAP格納領域103bに格納されている
JavaAPに、コンテンツの出力を許可する外部機器の機
種識別情報が予め格納されていない点を除き、上記実施
形態における通信システム1と同じである。
【0115】まず、ユーザは、ビデオゲーム機50を通
信ケーブルにより携帯電話機40に接続する。次いで、
ユーザは、ビデオゲーム機50の主電源を投入するとと
もに、ゲームソフトウェアが記録された記録媒体をビデ
オゲーム機50にセットする。この後、ユーザは、ビデ
オゲーム機50のコントローラを操作してビデオゲーム
の実行を指示する。これにより、ビデオゲーム機50に
セットされた記録媒体からゲームソフトウェアが読み出
されて実行され、ビデオゲーム機50に接続された表示
装置60には、図19(a)に示されるメニュー画面が
表示される。
【0116】このメニュー画面において「ゲームデータ
のダウンロード」がコントローラの操作により選択され
ると、ビデオゲーム機50は、図19(b)に示される
ように、携帯電話機40に対してダウンロード用のプロ
グラムを書き込む旨のメッセージを表示装置60に表示
させるとともに、当該ビデオゲーム機50にセットされ
た記録媒体から、携帯電話機40用のダウンロードプロ
グラムを読み出す(ステップS401)。
【0117】このダウンロードプログラムは、携帯電話
機40において実行されるものであり、ビデオゲーム用
の各種コンテンツをコンテンツサーバ10から携帯電話
機40にダウンロードするための制御を担うものであ
る。また、このダウンロードプログラムには、コンテン
ツサーバ10との間で、ビデオゲーム機50あるいはビ
デオゲーム機50で実行されているゲームソフトウェア
の正当性を認証するための認証用モジュールが含まれて
いる。なお、このダウンロードプログラムは、ビデオゲ
ーム機50に対して着脱自在なメモリカードなどから読
み出される形態であってもよい。
【0118】次いで、ビデオゲーム機50は、当該ビデ
オゲーム機50あるいは当該ビデオゲーム機50で実行
されているゲームソフトウェアの正当性をコンテンツサ
ーバ10が認証するために必要となる認証用データを取
得する(ステップS302)。この認証用データとして
は、例えば、ビデオゲーム機50のメモリに格納されて
いる当該ビデオゲーム機50のシリアルナンバーや、実
行中のゲームソフトウェアに含まれている当該ゲームソ
フトウェアのシリアルナンバーなどがある。
【0119】なお、ビデオゲーム機50のシリアルナン
バーからは、当該ビデオゲーム機50を1台単位で特定
することができるとともに、当該ビデオゲーム機50の
機種や製造年月、製造メーカを識別することも可能であ
る。また、ゲームソフトウェアのシリアルナンバーから
は、当該ゲームソフトウェアを1ソフトウェア単位で特
定することができるとともに、当該ゲームソフトウェア
の種類やバージョン情報、製作メーカなどを識別するこ
とも可能である。
【0120】また、これらのビデオゲーム機50のシリ
アルナンバーやゲームソフトウェアのシリアルナンバー
は、ユーザがコントローラを操作してビデオゲーム機5
0に入力する形態であってもよい。
【0121】そして、ビデオゲーム機50は、ダウンロ
ードプログラムおよび認証用データを携帯電話機40へ
送信する(ステップS403)。携帯電話機40のCP
U410は、ビデオゲーム機50からダウンロードプロ
グラムおよび認証用データを受信している期間におい
て、図20(a)に示されるように、ダウンロードプロ
グラムの取り込み中である旨のメッセージを液晶表示部
405に表示する。
【0122】また、携帯電話機40のCPU410は、
ダウンロードプログラムおよび認証用データの受信を終
了すると、受信したダウンロードプログラムを不揮発性
メモリ409にインストールした後、図20(b)に示
されるように、ダウンロードプログラムの保存が完了し
たこと、並びにコンテンツサーバ10との認証に進む旨
のメッセージを液晶表示部405に表示する。
【0123】この後、携帯電話機40のCPU410
は、ユーザからの操作入力に応じて不揮発性メモリ40
9に格納されたダウンロードプログラムを実行し(ステ
ップS404)、当該プログラム内に格納されている通
信アドレスにより指定されるコンテンツサーバ10との
間で認証処理を行う(ステップS405)。
【0124】この認証処理において携帯電話機40のC
PU410は、実行中のダウンロードプログラムに含ま
れている認証モジュールに従って、ビデオゲーム機50
から受信した認証用データにディジタル署名を付加して
コンテンツサーバ10へ送信する。そして、コンテンツ
サーバ10のCPU105は、携帯電話機40から受信
したディジタル署名の付加された認証用データに基づい
てビデオゲーム機50あるいはビデオゲーム機50で実
行されているゲームソフトウェアの正当性を認証する
(ステップS406)。
【0125】この認証処理の結果、コンテンツサーバ1
0のCPU105は、ビデオゲーム機50あるいはビデ
オゲーム機50で実行されているゲームソフトウェアの
正当性が否認された場合は、認証結果が不成立であった
ことを示すメッセージデータを含んだ認証応答を携帯電
話機40へ送信した後(ステップS407)、コンテン
ツのダウンロードに関する処理を終了させる。
【0126】一方、コンテンツサーバ10のCPU10
5は、上記ステップS406において、ビデオゲーム機
50あるいはビデオゲーム機50で実行されているゲー
ムソフトウェアの正当性が認証されると、認証が成立し
たことを示す認証応答を携帯電話機40へ送信する(ス
テップS408)。携帯電話機40は、コンテンツサー
バ10からの認証応答を受信すると、この認証応答をビ
デオゲーム機50へ送信する(ステップS409)。
【0127】ビデオゲーム機50は、携帯電話機40か
ら受信した認証応答に応じて、認証が成立した旨のメッ
セージを表示装置60に表示させるとともに、図19
(c)に示されるように、この後、コンテンツが携帯電
話機40にダウンロードされるまでの期間、携帯電話機
40によってデータを取得中である旨のメッセージを表
示装置60に表示させる。
【0128】また、コンテンツサーバ10のCPU10
5は、上記ステップS408において認証応答を携帯電
話機40へ送信した後、まず、JavaAP格納領域103
bからJavaAPを読み出す(ステップS410)。
【0129】次いで、コンテンツサーバ10のCPU1
05は、認証処理によりビデオゲーム機50から取得し
たビデオゲーム機50のシリアルナンバーやビデオゲー
ム機50において実行されているゲームソフトウェアの
シリアルナンバーなどの認証用データを、上記読み出し
たJavaAP内にコンテンツの出力を許可する外部機器の
識別情報として格納する(ステップS411)。このJa
vaAP内に格納される認証用データは、上述した実施形
態においてJa vaAP内に格納されている機種識別情報
の代りとなるものである。
【0130】この後、コンテンツサーバ10のCPU1
05は、認証用データを格納したJavaAPを携帯電話機
40へ送信する(ステップS412)。携帯電話機40
は、コンテンツサーバ10からのJavaAPを受信する
と、当該JavaAPをJavaAP格納領域409bに格納し
(ステップS413)、格納完了通知をコンテンツサー
バ10へ返信する(ステップS414)。
【0131】コンテンツサーバ10のCPU105は、
携帯電話機40からの格納完了通知を受信すると、以
降、ステップS415〜S424において、上記実施形
態において図8に示されたステップS103〜S108
およびS115〜S118と同様の処理を行って、コン
テンツサーバ10から所望のコンテンツを携帯電話機4
0にダウンロードするとともに、ダウンロードしたコン
テンツと上記ステップS413において格納したJavaA
Pとの対応関係をJavaAP登録テーブル409cに格納
する。
【0132】この後、携帯電話機40とビデオゲーム機
50は、上記実施形態において図10に示された処理を
行う。ここで、携帯電話機40のCPU410は、コン
テンツの出力先となるビデオゲーム機50から当該ビデ
オゲーム機50のシリアルナンバーあるいは当該ビデオ
ゲーム機50において実行されているゲームソフトウェ
アのシリアルナンバーなどの認証用データを受信し、当
該受信した認証用データと実行中のJavaAP内に格納さ
れている認証用データとを照合してビデオゲーム機50
へのコンテンツの出力の可否を判別する。
【0133】そして、携帯電話機40のCPU410
は、コンテンツの出力が許可された場合に、コンテンツ
サーバ10からダウンロードされたコンテンツをビデオ
ゲーム機50へ出力する。また、ビデオゲーム機50
は、新たなコンテンツを携帯電話機40から受信する
と、図19(d)に示されるように、新たなコンテンツ
が追加された旨のメッセージを表示装置60に表示させ
る。
【0134】以上説明したように本変形例によれば、携
帯電話機40は、コンテンツサーバ10からダウンロー
ドしたコンテンツの外部機器への出力を、外部機器のシ
リアルナンバーや外部機器で実行されているソフトウェ
アのシリアルナンバーにより制限することができる。
【0135】例えば、携帯電話機40からのコンテンツ
の出力を外部機器のシリアルナンバーにより制限した場
合、有料のコンテンツを取得した携帯電話機40のユー
ザが、自己の所有する外部機器のみならず、同一機種で
ある他人の外部機器へコンテンツを送信することを防ぐ
ことができる。また、携帯電話機40からのコンテンツ
の出力を外部機器で実行されているソフトウェアのシリ
アルナンバーにより制限した場合も同様であって、他人
の外部機器へコンテンツを送信することを防ぐことがで
きる。
【0136】また、外部機器で実行されているソフトウ
ェアのシリアルナンバーと外部機器のシリアルナンバー
との組み合わせをコンテンツサーバ10に格納する構成
として、認証処理を行う際に上記格納した情報を確認す
る構成とすれば、ソフトウェアの不正使用者などをチェ
ックすることができる。
【0137】<変形例3>上記実施形態においてJavaA
Pは、図21に示されるように、コンテンツサーバ10
のコンテンツ格納領域103aに格納されている各コン
テンツ単位で出力を許可する外部機器の機種識別情報を
格納する形態であってもよい。特に、図21において、
「コンテンツd〜g」は、携帯電話機40からの出力制
限が無い、すなわち、コンテンツをどのような外部機器
に対しても出力可能であることを示し、また、「コンテ
ンツh」は、携帯電話機40に対してのみ、すなわち、
コンテンツを携帯電話機40から出力できないことを示
している。また、JavaAPは、各コンテンツ毎に設けら
れる構成であってもよいことは勿論である。
【0138】さらに、コンテンツサーバ10において、
コンテンツ格納領域103aに格納されているコンテン
ツの更新に応じてJavaAP内に格納される機種識別情報
を更新した場合は、携帯電話機40に格納されているJa
vaAPを新しいJavaAPに書き替える構成とすることが
望ましい。
【0139】この場合、コンテンツサーバ10は、Java
APの更新日時情報あるいはバージョン情報を管理し、
当該コンテンツサーバ10に対してコンテンツのダウン
ロード要求を送信してきた携帯電話機40へJavaAPの
問合わせ要求を送信する。そして、コンテンツサーバ1
0は、携帯電話機40から返信された問合わせ応答に含
まれているJavaAPの更新日時情報あるいはバージョン
情報を確認し、必要に応じて最新のJavaAPを携帯電話
機40へ送信する。このようにして携帯電話機40の有
するJavaAPを最新のJavaAPに更新する構成としても
よい。
【0140】<変形例4>上記実施形態では、携帯電話
機40がコンテンツサーバ10からコンテンツをダウン
ロードする場合について説明したが、コンテンツサーバ
10が携帯電話機40に対してコンテンツを配信する場
合についても本発明を適用することが可能である。
【0141】<変形例5>上記実施形態では、携帯電話
機40に接続される外部機器としてビデオゲーム機50
を用いた場合について説明した。しかしながら、携帯電
話機40に接続される外部機器としては、パーソナルコ
ンピュータ、PDA、カーナビゲーション装置、電子手
帳などを用いてもよいことは勿論である。また、上記実
施形態では、携帯電話機40と外部機器とを通信ケーブ
ルで接続し、有線通信によりデータの送受信を行う場合
について説明した。しかしながら、赤外線通信や、Ho
meRF(Home Radio Frequency)、Bluetooth(登録
商標)などの近距離無線通信を用いて携帯電話機40と
外部機器とのローカル通信が行われる構成であってもよ
い。
【0142】<変形例6>上記実施形態では、携帯電話
機40がローカル通信機能を利用してコンテンツを外部
機器へ出力する場合について説明した。しかしながら、
携帯電話機40が、パケット通信機能を有する他の携帯
電話機やパーソナルコンピュータなどに移動パケット通
信網20を介してコンテンツを出力する場合にも、本発
明を適用することが可能である。
【0143】<変形例7>上記実施形態においてコンテ
ンツサーバ10は、インターネット20に接続されてい
る構成とした。しかしながら、コンテンツサーバ10
は、専用線を介して移動パケット通信網30のゲートウ
ェイサーバ31に直接接続されている構成であってもよ
い。また、ゲートウェイサーバ31がコンテンツサーバ
10の機能を有する構成であってもよい。さらには、コ
ンテンツサーバ10が移動パケット通信網30内に設置
されている構成であってもよい。
【0144】<変形例8>上記実施形態では、通信端末
としてパケット通信機能を有する携帯電話機40を用い
た場合について説明した。しかしながら、通信端末とし
てPHS(Personal Handyphone System:登録商標)端
末や、移動パケット通信網30を介してデータ通信を行
うことが可能なモバイルコンピュータやPDAなどを用
いてもよいことは勿論である。
【0145】また、図22に示されるように、本発明
は、移動パケット通信網30を介さない通信システム2
に対しても適用することが可能である。この場合、同図
に示される通信端末45としてパーソナルコンピュータ
やPDA、サーバなどを用いてよいことは勿論である。
また、インターネット20は、イントラネットやLAN
(Local Area Network)などであってもよい。
【0146】<変形例9>上記実施形態において、Java
APは、ゲームソフトウェアが記録されているビデオゲ
ーム機50用の記録媒体や、ビデオゲーム機50用のメ
モリカードに格納されてユーザに提供され、ビデオゲー
ム機50から携帯電話機40に送信される形態であって
もよい。この場合、例えば、上記変形例2において説明
した携帯電話機40用のダウンロードプログラムととも
にJavaAPがビデオゲーム機50から携帯電話機40へ
送信される形態などが考えられる。
【0147】<変形例10>上記実施形態では、JavaA
Pを通信により携帯電話機40に送信する場合について
説明した。しかしながら、このJavaAPは、通信に限ら
ず、例えば、光記録媒体や磁気記録媒体、半導体メモリ
などの任意の記録媒体を用いて携帯電話機40に提供さ
れる形態であってもよい。言うまでもないが、この場
合、携帯電話機40には、記録媒体からJavaAPを読み
出すための手段が必要となる。また、JavaAPは、携帯
電話機40の不揮発性メモリ409やROM407に予
め格納されている形態であってもよい。
【0148】<変形例11>上記実施形態では、JavaA
P内に、コンテンツの出力を許可した外部機器の機種識
別情報が含まれている場合について説明したが、この機
種識別情報は、JavaAPとの対応付けがなされていれば
JavaAPの外部に存在する形態であってもよいことは勿
論である。
【0149】また、上記実施形態では、機種識別情報を
有するプログラムがJavaプログラミング言語で記述され
たJavaAPである場合について説明した。しかしなが
ら、Java以外のプログラミング言語で記述されたプログ
ラムを用いてもよいことは勿論である。例えば、図23
において、アプリケーションプログラムαは、上記実施
形態において説明したJavaAPと同様の機能を有するプ
ログラムであるが、携帯電話機40のOS上で実行され
るアプリケーションプログラムである。このアプリケー
ションプログラムαは、JAMおよびJavaVMを介さず
に、OSのみ介してCPU410により実行される。こ
のように、OS上で実行されるプログラムを用いて本発
明を実施することも可能である。
【0150】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
信端末は、ネットワークを介して取得したコンテンツの
電子機器への出力を制限することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る携帯電話機およびコンテンツ
サーバを含む通信システムの構成を例示するブロック図
である。
【図2】 同実施形態に係るコンテンツサーバのハード
ウェア構成を例示するブロック図である。
【図3】 同実施形態に係るコンテンツサーバのJavaA
P格納領域に格納されるJavaAPについて例示する図で
ある。
【図4】 同実施形態に係る携帯電話機のハードウェア
構成を例示するブロック図である。
【図5】 同実施形態に係る携帯電話機において、不揮
発性メモリのJavaAP格納領域を例示する図である。
【図6】 同実施形態に係る携帯電話機において、不揮
発性メモリに格納されるJavaAP登録テーブルのデータ
構成を例示する図である。
【図7】 同実施形態に係る携帯電話機において、Java
APの実行環境を例示する模式図である。
【図8】 同実施形態に係る携帯電話機がコンテンツサ
ーバからコンテンツをダウンロードするまでの通信シス
テム各部の動作を例示するシーケンスチャートである。
【図9】 同実施形態に係る携帯電話機の液晶表示部に
表示されるゲームデータのダウンロードサービスに関す
る画面表示例を示す図である。
【図10】 同実施形態に係るビデオゲーム機が携帯電
話機からコンテンツを取得するまでの動作を例示するシ
ーケンスチャートである。
【図11】 同実施形態に係る携帯電話機の液晶表示部
に表示されるコンテンツの出力制御に関する画面表示例
(その1)を示す図である。
【図12】 同実施形態に係る携帯電話機の液晶表示部
に表示されるコンテンツの出力制御に関する画面表示例
(その2)を示す図である。
【図13】 同実施形態に係る表示装置に表示される画
面表示例を示す図である。
【図14】 本発明の変形例1に係るビデオゲーム機お
よび携帯電話機の動作を例示するシーケンスチャートで
ある。
【図15】 変形例1に係る表示装置に表示される画面
表示例を示す図である。
【図16】 変形例1に係る携帯電話機の液晶表示部に
表示される画面表示例を示す図である。
【図17】 本発明の変形例2に係るビデオゲーム機、
携帯電話機およびコンテンツサーバの動作を例示するシ
ーケンスチャート(その1)である。
【図18】 変形例2に係るビデオゲーム機、携帯電話
機およびコンテンツサーバの動作を例示するシーケンス
チャート(その2)である。
【図19】 変形例2に係る表示装置に表示される画面
表示例を示す図である。
【図20】 変形例2に係る携帯電話機の液晶表示部に
表示される画面表示例を示す図である。
【図21】 本発明の変形例3に係るJavaAPについて
例示する図である。
【図22】 本発明の変形例8に係る通信システムの構
成を例示するブロック図である。
【図23】 本発明の変形例11に係る携帯電話機にお
いて、アプリケーションプログラムの実行環境を例示す
る模式図である。
【符号の説明】
1,2……通信システム、10……コンテンツサーバ、
20……インターネット、30……移動パケット通信
網、31……ゲートウェイサーバ、32……基地局、4
0……携帯電話機、45……通信端末、50……ビデオ
ゲーム機、60……表示装置、101……ROM、10
2……RAM、103……HD、103a……コンテン
ツ格納領域、103b……JavaAP格納領域、104…
…通信インターフェース、105……CPU、106…
…バス、401……無線通信部、401a……アンテ
ナ、402……操作入力部、403……通話処理部、4
04……通信インターフェース、405……液晶表示
部、406……記憶部、407……ROM、408……
RAM、409……不揮発性メモリ、409a……コン
テンツ格納領域、409b……JavaAP格納領域、40
9c……JavaAP登録テーブル、410……CPU、4
11……バス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/00 G06F 9/06 660F Fターム(参考) 2C001 AA03 AA04 AA05 CB08 CC01 5B076 BB06 FB06 5B085 AA08 BE01

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して取得したコンテン
    ツの出力の可否を判別するプログラムと前記コンテンツ
    の出力が許可された電子機器を識別するための識別情報
    とを対応付けて記憶する記憶手段と、 当該通信端末と通信可能な電子機器から当該電子機器の
    識別情報を受信する第1の受信手段と、 前記プログラムに従って、前記第1の受信手段により受
    信された前記識別情報と当該プログラムに対応付けて前
    記記憶手段に記憶された前記識別情報とを照合する照合
    手段と、 前記照合手段による照合結果が一致した場合に、前記ネ
    ットワークを介して取得したコンテンツを前記電子機器
    へ出力する出力手段とを有することを特徴とする通信端
    末。
  2. 【請求項2】 前記コンテンツの送信元となる通信装置
    から前記プログラムと前記識別情報とをネットワークを
    介して受信して前記記憶手段に記憶させる第2の受信手
    段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の通信
    端末。
  3. 【請求項3】 前記電子機器から前記プログラムと前記
    識別情報とを受信して前記記憶手段に記憶させる第2の
    受信手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載
    の通信端末。
  4. 【請求項4】 前記プログラムと前記識別情報は、1つ
    のプログラムを構成していることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかの請求項に記載の通信端末。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段には、前記プログラムおよ
    び当該プログラムに対応付けられた前記識別情報が複数
    記憶されており、 前記コンテンツと前記プログラムとの対応関係を登録す
    る登録手段をさらに有し、 前記照合手段は、出力する前記コンテンツに対応する前
    記プログラムを前記登録手段を参照して特定し、当該プ
    ログラムに従って前記第1の受信手段により受信された
    識別情報と当該プログラムに対応付けられた前記識別情
    報とを照合することを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかの請求項に記載の通信端末。
  6. 【請求項6】 前記識別情報は、前記電子機器のシリア
    ルナンバーであることを特徴とする請求項1ないし5の
    いずれかの請求項に記載の通信端末。
  7. 【請求項7】 前記識別情報は、前記電子機器において
    実行されるソフトウェアの種類を示す情報であることを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかの請求項に記載
    の通信端末。
  8. 【請求項8】 前記識別情報は、前記電子機器において
    実行されるソフトウェアのシリアルナンバーであること
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれかの請求項に記
    載の通信端末。
  9. 【請求項9】 前記通信端末は、パケット通信機能を有
    する携帯電話機であることを特徴とする請求項1ないし
    8のいずれかの請求項に記載の通信端末。
  10. 【請求項10】 前記プログラムは、Java(登録商標)
    プログラミング言語で記述されたプログラムであること
    を特徴とする請求項1ないし9のいずれかの請求項に記
    載の通信端末。
  11. 【請求項11】 ネットワークを介して通信端末にコン
    テンツを送信可能な通信装置であって、 通信端末において当該通信装置から送信されたコンテン
    ツの出力の可否を判別するプログラムと前記コンテンツ
    の出力が許可された電子機器を識別するための識別情報
    とを記憶する記憶手段と、 コンテンツの送信される通信端末が前記プログラムと前
    記識別情報とを有しているか否かを判別する判別手段
    と、 前記判別手段により前記通信端末が前記プログラムと前
    記識別情報とを有していないと判別された場合に、前記
    プログラムと前記識別情報とを前記記憶手段から読み出
    して前記通信端末へ送信する送信手段とを有することを
    特徴とする通信装置。
  12. 【請求項12】 ネットワークを介して通信端末にコン
    テンツを送信可能な通信装置であって、 通信端末において当該通信装置から送信されたコンテン
    ツの出力の可否を判別するプログラムを記憶する記憶手
    段と、 通信端末から当該通信端末が前記コンテンツを出力する
    電子機器の識別情報を受信して前記電子機器の認証を行
    う認証手段と、 前記認証手段により前記電子機器が認証された場合に、
    前記電子機器の識別情報を前記コンテンツの出力が許可
    された電子機器の識別情報として前記プログラムととも
    に前記通信端末へ送信する送信手段とを有することを特
    徴とする通信装置。
  13. 【請求項13】 前記プログラムと前記識別情報は、1
    つのプログラムを構成していることを特徴とする請求項
    11または12に記載の通信装置。
  14. 【請求項14】 前記プログラムは、Javaプログラミン
    グ言語で記述されたプログラムであることを特徴とする
    請求項11ないし13のいずれかの請求項に記載の通信
    装置。
  15. 【請求項15】 通信端末が、ネットワークを介して取
    得したコンテンツを出力する電子機器から当該電子機器
    を識別するための識別情報を受信する受信過程と、 前記通信端末が、前記コンテンツの出力の可否を判別す
    るプログラムに従って、前記受信過程にて受信された識
    別情報と前記プログラムに対応付けられた前記コンテン
    ツの出力が許可された電子機器の識別情報とを照合する
    照合過程と、 前記通信端末が、前記照合過程による照合結果が一致し
    た場合に、前記コンテンツを前記電子機器へ出力する出
    力過程とを有することを特徴とする通信制御方法。
  16. 【請求項16】 前記受信過程に先立って行われる過程
    であって、 前記コンテンツの送信元となる通信装置が、前記プログ
    ラムおよび当該プログラムに対応付けられた前記識別情
    報をネットワークを介して前記通信端末へ送信する送信
    過程をさらに有することを特徴とする請求項15記載の
    通信制御方法。
  17. 【請求項17】 コンピュータに、ネットワークを介し
    て取得したコンテンツを当該コンピュータと通信可能な
    電子機器へ出力する旨が指示された場合に、前記電子機
    器から受信した当該電子機器を識別するための識別情報
    と、当該通信制御プログラムに対応付けられた前記コン
    テンツの出力が許可された電子機器の識別情報とを照合
    する照合機能と、 前記照合機能による照合結果が一致した場合に、前記コ
    ンテンツを前記電子機器へ出力する出力機能とを実現さ
    せるための通信制御プログラム。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の通信制御プログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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